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JP5354703B2 - 中継装置、通信システム、通信方法、通信プログラム、およびデータフレームの構造 - Google Patents

中継装置、通信システム、通信方法、通信プログラム、およびデータフレームの構造 Download PDF

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Description

本発明は、データフレームを中継する中継装置、通信システム、通信方法、通信プログラム、およびデータフレームの構造に関する。
近年、携帯電話キャリアのバックボーンネットワークにおいては、非特許文献1により規定されている、ビットレートが2.048Mbps(bit per second)の信号であるE12信号が主に使用されている。このE12信号が使用される携帯電話キャリアのバックボーンネットワークにおいては、携帯電話の普及や、携帯電話を利用した通信量の増加により、回線需要が急増している。
しかし、携帯電話キャリアのバックボーン回線の帯域を増強するためにはコストが必要であるため、携帯電話キャリアにおいては、バックボーン回線の帯域を増やすことなく、収容回線容量だけを増やすことが望まれていた。収容回線容量を増加させるためには、例えば、収容回線内の通信を多重化することが考えられる。
光伝送における多重化技術の代表的なものに、特許文献1、特許文献2、非特許文献2に開示されている、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)という技術がある。SDHは、複数の信号を多重化して送信する技術である。
SDHは、図9に示されるような通信システム内でのデータフレームの伝送を目的としている。図9の通信システムは、回線終端装置300、回線終端装置303、中継伝送装置301、中継伝送装置302から構成される。回線終端装置をLTE(Line−Terminating Equipment)あるいは端局、中継伝送装置をREG(Regenerator)と呼称する場合もある。
また、回線終端装置と回線終端装置との区間を多重化セクションと呼ぶ。また、回線終端装置と中継伝送装置との区間、もしくは中継伝送装置と中継伝送装置との区間を中継セクションと呼ぶ。
図10は、SDHで扱われる基本的なデータフレームであるSTM−1(Synchronous Transport Module)フレームフォーマットを示している。STM−1は、SDHの基本多重単位であり、その速度は155.52Mbpsである。以下、STM−1フレームのフォーマットについて説明する。
図10に示す通り、STM−1フレーム310は、9×3バイトのRSOH(Regenerator Section Overhead)311、9×1バイトのAU(Administrative Unit)ポインタ312、9×5バイトのMSOH(Multiple Section Overhead)313、261×9バイトのペイロード314から構成される。
ペイロード314には、複数の信号(チャンネル)を多重化して格納する。上述のE12信号の多重化を行う場合には、このペイロード314に複数のE12信号を多重化する。AUポインタ312は、多重化した信号が格納されている位置を示すフィールドである。RSOH311は、中継セクション間での通信の際に、回線終端装置もしくは中継伝送装置において終端され、付け替えが行われるフィールドである。MSOH313は、多重化セクション間での通信の際に、回線終端装置において終端され、付け替えが行われるフィールドである。
特開平11−215085号公報 特開平11−234345号公報
ITU−T G.703 Physical/electrical characteristics of hierarchical digital interfaces. ITU−T G.707/Y.1322 Network node interface for the synchronous digital hierarchy (SDH).
しかしながら、上述の特許文献1、特許文献2、非特許文献2に開示のSTM−1フレームを用いて非特許文献1に記載のE12信号を多重化する場合には、通信効率が低いという課題があった。
上述の通り、STM−1フレームでは、RSOH311、AUポインタ312、MSOH313というように、オーバーヘッド用にデータ領域を使用する必要があった。よって、E12信号の多重化のためには、ペイロード314を利用していた。このため、ペイロード314にE12信号を多重化する場合、E12信号を多重化できる個数は、最大でも63個(チャンネル)となっており、その通信効率は約83%であった。STM−1フレームの通信帯域は、上述の通り155.52Mbpsであるので、約26Mbpsもの帯域を無駄にしてしまっているといえる。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な、中継装置、通信システム、通信方法、通信プログラム、およびデータフレームの構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、中継装置であって、複数の信号を受信する受信部と、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成部と、生成したデータフレームを送信する送信部とを備える。
本発明の第2の形態による通信システムであって、データフレームを送信する送信側中継装置と、データフレームを受信する受信側中継装置とを備え、送信側中継装置は、複数の信号を受信する第1の受信部と、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成部と、生成したデータフレームを送信する送信部とを有する。
本発明の第3の形態によると、通信方法であって、複数の信号を受信する受信段階と、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成段階と、生成したデータフレームを送信する送信段階とを備える
本発明の第4の形態によると、通信プログラムであってコンピュータを、複数の信号を受信する受信、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成、生成したデータフレームを送信する送信部として機能させる。
本発明の第5の形態によると、データフレームの構造であって、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域と、を含み、第1のデータ領域と、第2のデータ領域との双方に、中継装置が受信した複数の信号を格納する。
本発明によれば、信号をデータフレームに格納して送信する場合の通信効率を向上させることが可能となる。
第1の実施形態による中継装置100の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による中継装置100の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による中継装置200の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による中継装置200の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるSTM−1フレーム240を示す図である。 第2の実施形態による中継装置210の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による中継装置210の動作を示すフローチャートである。 背景技術のシステム構成を示す図である。 背景技術のSTM−1フレーム310を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
(構成・動作)
図1は、第1の実施形態による中継装置の構成を示したブロック図である。図1によれば、中継装置100は、受信部101、生成部102、送信部103を含む。また、図2は、中継装置100の動作を示したフローチャートである。以下、図1および図2を用いて、中継装置100の構成および動作について説明する。
受信部101は、複数の信号を受信する(図2:ステップS01)。
生成部102は、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域との双方に、受信部101で受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する(図2:ステップS02)。
送信部103は、生成部102が生成したデータフレームを送信する(図2:ステップS03)。
(効果)
以上の構成によれば、生成部102が、データを格納する第1のデータ領域と、第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域に、受信部101で受信した信号を複数格納したデータフレームを生成する。以上の動作により、信号をデータフレームに格納して送信する場合の通信効率を向上させることが可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
(システムの構成)
図3は、第2の実施形態によるシステムの構成例を示したブロック図である。図3によれば、第2の実施形態によるシステムは、中継装置200、中継装置210、交換機220、基地局231、基地局232および基地局233を含む。
ここで、図3のシステム構成を、図9に示したシステムに当てはめると、各基地局および交換機220が、回線終端装置(端局)に相当する。同様に、中継装置200と中継装置210は、中継伝送装置に相当する。
以降、基地局231、基地局232、基地局233から中継装置200、中継装置210を介して、交換機220に対して、E12信号をSTM−1フレームに多重化して通信を行う場合の構成および動作について説明する。
なお、逆方向の通信が行われる場合であっても、本実施形態の構成および動作に大きな変更はない。その場合には、以下で説明する中継装置200の機能を中継装置210が、中継装置210の機能を中継装置200が、それぞれ備えていれば良い。さらに、双方向の通信を行う場合には、以下で説明する中継装置200および中継装置210の双方の機能を、中継装置200と中継装置210の双方が備えていれば良い。
また、第1の実施形態ではE12信号をSTM−1フレームに多重化して通信を行う場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。ある信号を、何らかのフレームに多重化して送信するような通信方式であれば、どのようなものでも適用することが可能である。例えば、SDH方式およびSDHに類似のSONET(Synchronous Optical Network)方式で採用されている、STM−4フレームやSTM−16フレームのSTM−Nフレームでも、STM−1フレームと同様に本実施形態を適用することができる。
基地局231、基地局232、基地局233は、通信キャリア等のバックボーンネットワーク(図では非表示)に接続されている。各基地局は、バックボーンネットワークからE12信号による通信を受信すると、中継装置200に向けてE12信号を送信する。これらの基地局は、一般的に良く知られている基地局等を想定しているため、詳細な説明は省略する。
中継装置200は、基地局231、基地局232、基地局233に接続されている。また、中継装置200は、光ファイバ回線を介して中継装置210に接続されている。
中継装置200は、各基地局からの信号を受信し、各信号を格納したフレームを生成し、中継装置210に向けて送信する。この中継装置200の構成および動作については、後に詳しく説明する。
なお、図3の例では、中継装置200と中継装置210を接続する回線を光ファイバとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、マイクロ波無線機やメディアコンバータ等を介在させることも可能である。
中継装置210は、中継装置200と、交換機220に接続されている。中継装置210は、中継装置200からフレームを受信し、信号を再生し、交換機220に向けて送信する。この中継装置210の構成および動作については、後に詳しく説明する。
交換機220は、中継装置210から信号を受信する。交換機220は、受信した信号の送信元や宛先等から、通信経路間の接続を切り替え、通信回線を構成する。この交換機220は、一般的に良く知られている交換機等を想定しているため、詳細な説明は省略する。
(中継装置200の構成および動作)
次に、中継装置200の構成および動作について説明する。
図4は、中継装置200の構成を示したブロック図である。図4によれば、中継装置200は、E12信号受信部201と、STM−1フレーム生成部202と、STM−1フレーム送信部203とを含む。また、図5は、中継装置200の動作を示したフローチャートである。以下、図4および図5を用いて、中継装置200の構成および動作について説明する。
E12信号受信部201は、各基地局が送信したE12信号を受信する(図5:ステップS11)。その後、E12信号受信部201は、受信したE12信号を、中継装置200内で扱うためのビット列に変換する。図4の例では、第1−E12信号受信部201−1〜第N−E12信号受信部201−Nが、N個の信号をそれぞれ受信している。図3のシステムに中継装置200を適用する場合には、例えば、第1−E12信号受信部201−1が、基地局231が送信したE12信号を受信する構成となる。
STM−1フレーム生成部202は、E12信号受信部201が受信したE12信号に対応するビット列を多重化したSTM−1フレームを生成する(図5:ステップS12)。その後、STM−1フレーム生成部202は、生成したフレームをSTM−1フレーム送信部203に転送する。STM−1フレーム生成部202が生成するSTM−1フレームについては、後に説明する。
STM−1フレーム送信部203は、STM−1フレーム生成部202が生成したSTM−1フレームを受信する。その後、STM−1フレーム送信部203は、中継装置210に向けてSTM−1フレームを送信する(図5:ステップS13)。
(フレームの説明)
ここで、STM−1フレーム生成部202が生成するSTM−1フレームについて、詳細に説明する。
図6は、STM−1フレーム生成部202が生成するSTM−1フレーム240のフレームフォーマットを示している。図6によれば、STM−1フレーム240は、RSOH241、フレーム順序制御バイト242、ペイロード243を含む。
図10のSTM−1フレーム310と比較すると、STM−1フレーム240は、RSOH311と同等のRSOH241を有するが、AUポインタ312およびMSOH313は有していない。図10のSTM−1フレーム310において、AUポインタ312およびMSOH313の情報を用いて行っていた制御を、STM−1フレーム240では、フレーム順序制御バイト242等を用いて実現する。このような構成にすることで、オーバーヘッド領域を削減し、ペイロードにより多くのデータ領域を割くことができる。
RSOH241は、上述の通り、図10のRSOH311と同様のものである。第2の実施形態において、RSOH241は、本実施形態で中継セクションとして扱われる、各基地局、各中継装置、および交換機220のそれぞれの区間における通信の制御用に使われる。
フレーム順序制御バイト242は、STM−1フレーム生成部202が多重化したE12信号に対応するビット列の順序を制御するための情報である。STM−1フレーム240に、このフレーム順序制御バイト242を格納することにより、中継装置201においてE12信号に対応するビット列の再生が可能となる。
フレーム順序制御バイト242には、図10のSTM−1フレーム310において、AUポインタ312およびMSOH313に格納された情報の一部を格納する。中継装置201において、E12信号に対応するビット列の再生が可能になる構成であれば、どのような情報を格納しても構わない。つまり、フレーム順序制御バイト242のサイズは、一意に定められるものではない。そのため、図6には、フレーム順序制御用バイト242のフィールドの大きさについては記載していない。以下では、フレーム順序制御バイト242に含める情報の例について説明する。
フレーム順序制御バイト242に含める情報の例としては、まず、図10のAUポインタ312に格納されていた、データの先頭位置に関する情報が挙げられる。この情報は、中継装置201において、E12信号に対応するビット列を再生する際に、フレームの順序を検出するために使用されるものである。
また、フレーム順序制御バイト242には、図10のMSOH313で行っていた、端局間(図3でいえば、各基地局と交換機220)の同期制御に関わる情報を含めることも可能である。この情報は、非特許文献2に開示されているSTM−1フレームフォーマットでいえば、S1と呼ばれるものに相当する。
ペイロード243には、E12信号に対応するビット列を多重化して格納する。さらに、E12信号の各チャンネルに対応するビット列の間に、図10のSTM−1フレーム310のAUポインタ312の周波数差吸収用の情報と、MSOH313の誤り検出用の情報を格納する。より具体的には、AUポインタ312の周波数差吸収用の情報は、スタッフ制御ビット、スタッフ・デスタッフビット、もしくは正負スタッフ制御ビット等と呼ばれるものに相当する。スタッフ制御ビットとは、多重化した信号を送信する際に、各信号の周波数差を吸収するために設けられているものである。また、MSOH313の誤り検出用の情報は、非特許文献2に開示されているSTM−1フレームフォーマットでいえば、B2と呼ばれる誤り検出用の情報と、M1と呼ばれる対局誤りを表示する情報に相当する。
(中継装置210の構成および動作)
続いて、中継装置210の構成および動作について説明する。
図7は、中継装置210の構成を示したブロック図である。図7によれば、中継装置210は、STM−1フレーム終端部211、E12信号分解部212、E12信号送信部213を含む。また、図8は、中継装置210の動作を示したフローチャートである。以下、図7および図8を用いて、中継装置210の構成および動作について説明する。
STM−1フレーム終端部211は、中継装置200が送信したSTM−1フレーム240を受信し、STM−1フレーム240を終端する(図8:ステップS21)。
次に、STM−1フレーム終端部211は、STM−1フレーム240のフレーム順序制御バイト242や、ペイロード243の各E12信号に対応するビット列間に格納されたスタッフ制御ビット、誤り検出ビットに基づいて、E12信号に対応するビット列の再生を行う(図8:ステップS22)。再生したビット列は、多重化されたE12信号に対応するビット列が複数並べられた、1つの長いビット列となっている。次に、STM−1フレーム終端部211は、再生したビット列をE12信号分解部212に送信する。
E12信号分解部212は、再生したビット列を受信し、再生したビット列を各チャンネル、N個分のE12信号に分解する(図8:ステップS23)。次に、E12信号分解部212は、分解したN個のE12信号を、E12信号送信部213に送信する。
E12信号送信部213は、第1−E12信号送信部213−1〜第N−E12信号送信部213−Nを含んで構成される。第1−E12信号送信部213−1〜第N−E12信号送信部213−Nのそれぞれが、受信したE12信号を交換機220に向けて送信する(図8:ステップS24)。
なお、STM−1フレーム終端部211は、装置の外部から信号またはデータを受信するという点において、中継装置200のE12信号受信部201(図4)と共通している。そのため、中継装置が中継装置200および中継装置210の双方の機能を備える場合には、同一の機能ブロックとして実装することも可能である。このことは、信号またはデータを送信する機能であるE12信号送信部213とSTM−1フレーム送信部203(図4)についても同様である。
また、本実施形態においては、E12信号を格納するデータ領域として、非特許文献2等に記載のSTM−1フレーム310(図10)におけるペイロード314に加えて、AUポインタ312とMSOH313を含めた例について説明した。しかしながら、各基地局から各中継装置を介して交換機220までデータフレームが伝送されるようなフレームフォーマットの設定を行えば、本発明はこれに限定されるものではない。より具体的には、本実施形態におけるRSOH241、フレーム順序制御バイト242で行う通信制御の機能が他の領域で設定されていれば、図6以外のフレームフォーマットであっても良い。
(効果)
以上説明した通り、第2の実施形態において、中継装置200は、STM−1フレームのAUポインタとMSOHの領域とペイロードに、E12信号を多重化して送信している。
以上の動作により、特許文献1、特許文献2、非特許文献2等に記載のSTM−1フレームを用いた場合よりも多くのE12信号を多重化することが可能となる。より具体的には、本実施形態のSTM−1フレーム240を用いた場合、最大で75チャンネル分のE12信号を多重化することが可能である。特許文献1、特許文献2、非特許文献2等に記載のSTM−1フレームを用いた場合の通信効率は約83%であったのに対して、本実施形態の通信効率は、98.75%まで向上する。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
中継器は、
複数の信号を受信する受信部と、
データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成部と、
前記生成したデータフレームを送信する送信部と、
を備えている。
(付記2)
中継装置は、
前記第2のデータ領域が、端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む、付記1に記載の中継装置であってもよい。
(付記3)
中継装置は、
前記第2のデータ領域が、前記格納した信号のポインタに用いられるポインタ領域を含む付記1または2に記載の中継装置であってもよい。
(付記4)
中継装置は、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるMS(Multiple Section)オーバーヘッドを含む、付記1から3のいずれか1つに記載の中継装置であってもよい。
(付記5)
中継装置は、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるAU(Administrative Unit)ポインタを含む、付記1から4のいずれか1つに記載の中継装置であってもよい。
(付記6)
中継装置は、
前記生成部が、さらに、前記データフレームの順序を制御するための順序制御情報を前記データフレームに格納する、付記1から5のいずれか1つに記載の中継装置であってもよい。
(付記7)
中継装置は、
前記受信部が、前記データフレームを受信した場合に、前記順序制御情報に従って、前記格納された複数の信号を再生する、付記6に記載の中継装置であってもよい。
(付記8)
中継装置は、
前記生成部が、さらに、誤り検出ビットと、スタッフビットと、デスタッフビットとを前記格納された複数の信号と信号との間に格納する、付記1から7のいずれか1つに記載の中継装置であってもよい。
(付記9)
データフレームを送信する送信側中継装置と、
前記データフレームを受信する受信側中継装置と、
を備え、
前記送信側中継装置は、
複数の信号を受信する第1の受信部と、
データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成部と、
前記生成したデータフレームを送信する送信部と、
を備える、通信システムである。
(付記10)
通信システムは、
前記第2のデータ領域が、端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む、付記9に記載の通信システムでもよい。
(付記11)
通信システムは、
前記第2のデータ領域が、前記格納した信号のポインタに用いられるポインタ領域を含む、付記9または10に記載の通信システムでもよい。
(付記12)
通信システムは
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるMS(Multiple Section)オーバーヘッドを含む、付記9から11のいずれか1つに記載の通信システムでもよい。
(付記13)
通信システムは、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域以外の領域は、STM−1フレームにおけるAU(Administrative Unit)ポインタを含む、付記9から12のいずれか1つに記載の通信システムでもよい。
(付記14)
通信システムは、
前記生成部が、さらに、前記データフレームの順序を制御するための順序制御情報を前記データフレームに格納する、付記9から13のいずれか1つに記載の通信システムでもよい。
(付記15)
通信システムは、
前記受信側中継装置が、
前記データフレームを受信した場合に、前記順序制御情報に従って、前記格納された複数の信号を再生する第2の受信部を備える、付記14に記載の通信システムでもよい。
(付記16)
通信システムは、
前記生成部が、さらに、誤り検出ビットと、スタッフビットと、デスタッフビットとを前記格納された複数の信号と信号との間に格納する、付記9から15のいずれか1つに記載の通信システムでもよい。
(付記17)
複数の信号を受信する受信ステップと、
データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成ステップと、
前記生成したデータフレームを送信する送信ステップと、
を含む通信方法である。
(付記18)
通信方法は、
前記第2のデータ領域が、端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む、付記17に記載の通信方法でもよい。
(付記19)
通信方法は、
前記第2のデータ領域が、前記格納した信号のポインタに用いられるポインタ領域を含む、付記17または18に記載の通信方法でもよい。
(付記20)
通信方法は、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるMS(Multiple Section)オーバーヘッドを含む、付記17から19のいずれか1つに記載の通信方法でもよい。
(付記21)
通信方法は、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるAU(Administrative Unit)ポインタを含む、付記17から20のいずれか1つに記載の通信方法でもよい。
(付記22)
通信方法は、
前記生成ステップが、さらに、前記データフレームの順序を制御するための順序制御情報を前記データフレームに格納する、付記17から21のいずれか1つに記載の通信方法でもよい。
(付記23)
通信方法は、
前記受信ステップが、前記データフレームを受信した場合に、前記順序制御情報に従って、前記格納された複数の信号を再生する、付記22に記載の通信方法でもよい。
(付記24)
通信方法は、
前記生成ステップが、さらに、誤り検出ビットと、スタッフビットと、デスタッフビットとを前記格納された複数の信号と信号との間に格納する、付記17から23のいずれか1つに記載の通信方法であってもよい。
(付記25)
通信プログラムは、
複数の信号を受信する受信処理と、
データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成処理と、
前記生成したデータフレームを送信する送信処理と、
をコンピュータに実行させる。
(付記26)
通信プログラムは、
前記第2のデータ領域が、端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む、付記25に記載の通信プログラムであってもよい。
(付記27)
通信プログラムは、
前記第2のデータ領域が、前記格納した信号のポインタに用いられるポインタ領域を含む、付記25または26に記載の通信プログラムであってもよい。
(付記28)
通信プログラムは、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるMS(Multiple Section)オーバーヘッドを含む、付記25から27のいずれか1つに記載の通信プログラムであってもよい。
(付記29)
通信プログラムは、
前記データフレームが、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域領域は、STM−1フレームにおけるAU(Administrative Unit)ポインタを含む、付記25から28のいずれか1つに記載の通信プログラムであってもよい。
(付記30)
通信プログラムは、
前記生成処理が、さらに、前記データフレームの順序を制御するための順序制御情報を前記データフレームに格納する、付記25から29のいずれか1つに記載の通信プログラムであってもよい。
(付記31)
通信プログラムは、
前記受信処理が、前記データフレームを受信した場合に、前記順序制御情報に従って、前記格納された複数の信号を再生する、付記30に記載の通信プログラムであってもよい。
(付記32)
通信プログラムは、
前記生成処理が、さらに、誤り検出ビットと、スタッフビットと、デスタッフビットとを前記格納された複数の信号と信号との間に格納する、付記25から31のいずれか1つに記載の通信プログラムであってもよい。
(付記33)
データフレームの構造は、
データを格納する第1のデータ領域と、
前記第1のデータ領域以外の領域である第2のデータ領域と、
を含み、
前記第1のデータ領域と、前記第2のデータ領域との双方に、前記中継装置が受信した複数の信号を格納する。
(付記34)
データフレームの構造は、
前記第2のデータ領域が、端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む、付記33に記載のデータフレームの構造であってもよい。
(付記35)
データフレームの構造は、
前記第2のデータ領域が、前記格納した信号のポインタに用いられるポインタ領域に格納される、付記33または34に記載のデータフレームの構造であってもよい。
(付記36)
前記データフレームは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したデータフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるMS(Multiple Section)オーバーヘッドを含む、付記33から35のいずれか1つに記載のデータフレームの構造であってもよい。
(付記37)
前記データフレームは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるAU(Administrative Unit)ポインタを含む、付記33から36のいずれか1つに記載のデータフレームの構造であってもよい。
(付記38)
前記データフレームは、前記データフレームの順序を制御するための順序制御情報を格納する、付記33から37のいずれか1つに記載のデータフレームの構造であってもよい。
(付記39)
前記データフレームは、誤り検出ビットと、スタッフビットと、デスタッフビットとを前記格納された複数の信号と信号との間に格納する、付記33から付記38のいずれか1つに記載のデータフレームの構造であってもよい。
本願は、2010年9月14日に、日本に出願された特願2010−205842号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
信号をデータフレームに格納して送信する場合の通信効率を向上させることが可能となる。
100 中継装置
101 受信部
102 生成部
103 送信部
200 中継装置
201 E12信号受信部
201−1 第1−E12信号受信部
201−N 第N−E12信号受信部
202 STM−1フレーム生成部
203 STM−1フレーム送信部
210 中継装置
211 STM−1フレーム終端部
212 E12信号分解部
213 E12信号送信部
213−1 第1−E12信号送信部
213−N 第N−E12信号送信部
220 交換機
231 基地局
232 基地局
233 基地局
240 STM−1フレーム
241 RSOH
242 フレーム順序制御バイト
243 ペイロード
300 回線終端装置
301 中継伝送装置
302 中継伝送装置
303 回線終端装置
311 RSOH
312 AUポインタ
313 MSOH
314 ペイロード

Claims (9)

  1. 複数の信号を受信する受信部と、
    データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成部と、
    前記生成したデータフレームを送信する送信部と
    を備える中継装置。
  2. 前記第2のデータ領域は、前記格納した信号のポインタに用いられるポインタ領域を含む
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記データフレームは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
    前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
    前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるMS(Multiple Section)オーバーヘッドを含む
    請求項1又は2に記載の中継装置。
  4. 前記データフレームは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)におけるSTM−1フレームに準拠したフレームであり、
    前記第1のデータ領域は、STM−1フレームにおけるペイロードであり、
    前記第2のデータ領域は、STM−1フレームにおけるAU(Administrative Unit)ポインタを含む
    請求項1からのいずれか一項に記載の中継装置。
  5. 前記生成部は、に、前記データフレームの順序を制御するための順序制御情報を前記データフレームに格納する
    請求項1からのいずれか一項に記載の中継装置。
  6. データフレームを送信する送信側中継装置と、
    前記データフレームを受信する受信側中継装置と
    を備え、
    前記送信側中継装置は、
    複数の信号を受信する第1の受信部と、
    データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成部と、
    前記生成したデータフレームを送信する送信部と
    有する通信システム。
  7. 複数の信号を受信する受信段階と、
    データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成段階と、
    前記生成したデータフレームを送信する送信段階
    備える通信方法。
  8. コンピュータを、
    複数の信号を受信する受信
    データを格納する第1のデータ領域と、前記第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域との双方に、前記受信した信号を複数格納してデータフレームを生成する生成
    前記生成したデータフレームを送信する送信
    として機能させる通信プログラム。
  9. データを格納する第1のデータ領域と、
    前記第1のデータ領域以外の領域であって端局間通信に用いられる端局間通信制御領域を含む第2のデータ領域と、
    を含み、
    前記第1のデータ領域と、前記第2のデータ領域との双方に、前記中継装置が受信した複数の信号を格納する
    データフレームの構造。
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