JP5354610B2 - 窓用建具 - Google Patents
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Description
しかも、建物の管理者、窓を清掃する人などの特定の人が特殊工具を用いて窓を全開状態にできるので、窓の清掃、点検などを容易にできる。
しかしながら、全開状態の窓を閉める場合には、前述した特定の人が、窓から身を室外に大きく乗り出し、手を伸ばして全開位置の障子のハンドルに手を掛け、障子を閉じ位置に向けて移動する必要があるので、その操作のときに特定の人が窓から転落する危険性があり、恐怖感を感じることがある。このことは、障子を全開位置まで移動する場合も同様である。
前記窓が閉じた状態で、枠の縦枠と障子の縦框との間に気密された空間部を形成し、
この空間部に前記制限装置を設け、
前記制限装置は、障子の縦框に室内側方向に揺動自在に設けられ、かつ摺動子を有したアームと、枠の縦枠に設けたガイドを備え、このガイドは固定ガイドと可動ガイドを有し、可動ガイドを移動することで前記アームの摺動子を摺動ガイドするガイド状態と、前記摺動子が挿入、抜け出し可能な非ガイド状態に切り替え可能で、
ガイド状態のときには障子の開放角度を制限して障子を全開位置まで移動しないようにし、非ガイド状態のときには障子の開放角度を制限せずに障子を全開位置まで移動でき、
前記可動ガイドを移動する切替治具の長手方向一端寄り部分を、前記縦枠と縦框との間から前記空間部に入り込む鉤形状とし、その部分に前記可動ガイドを移動する操作部を設け、
前記切替治具に係合部を設け、該係合部が係合する係合受部を障子に設けたことを特徴とする窓用建具である。
このようにすれば、切替治具を障子に簡単な操作で連結できる。
また、切替治具を利用して全開位置の障子を閉じ位置に向けて移動できるし、障子を全開位置まで移動できるので、特定の人が全開位置の障子を安全に、恐怖感なく閉じることができると共に、障子を安全に、恐怖感なく全開できる。
しかも、切替治具を利用しているので、他の部材が不要で、コスト安にできる。
また、制限装置を枠の縦枠と障子の縦框との間に形成した気密された空間部に設け、前記切替治具の長手方向一端寄り部分を、前記空間部に入り込む鉤形状とし、その部分に操作部を設けたので、制限装置によって窓の気密性が低下することがない。
しかも、切替治具の長手方向一端寄り部分を空間部に入れることができ、障子閉じ状態で制限装置を切り替えできる。
前記枠1は、上枠10、下枠11、左右一方の縦枠12、左右他方の縦枠13で方形状である。
前記障子2は、上框20、下框21、左右一方の縦框22、左右他方の縦框23を方形状に連結し、その内部にパネル24が装着してある。
前記障子2は枠1に、その枠1の室外側に突出して開放するように取り付けてある。
例えば、前記上枠10と上框20及び、下枠11と下框21に亘って、すべり出し用アーム3をそれぞれ取り付け、左右一方の縦框22に取り付けたハンドル25を持って障子2を室外側に突出した開き位置と枠1内の閉じ位置とに亘って移動自在とし、縦すべり出し窓としてある。
これに限ることはなく、回転窓、開き窓などでも良い。
前記制限装置4は、後述する切替治具によって障子の開放角度を制限する制限状態と、障子の開放角度を制限しない非制限状態とに切り替えられる。
前記制限装置4が非制限状態のときには、図2(b)に示すように、障子2を全開位置まで移動して窓を全開状態にできる。
図2(a),(b)には前述したすべり出し用アーム3の図示を省略してある。
例えば、図2(b)に仮想線で示すように、切替治具5を人が手で持ち、枠1から室外側に突き出し、その切替治具5の係合部5aを全開位置の障子2の係合受部2aに係合して切替治具5を障子2に連結する。
この状態で切替治具5を枠1から室内側に向けて移動して障子2を閉じ位置に向けて移動する。
そして、障子2が、そのハンドル25を枠1から身を室外に突出せずに楽に握持できる位置まで移動したら、切替治具5を障子2から外し、ハンドル25を握持して障子2を閉じ位置まで閉じ移動する。
例えば、障子2をハンドル25を持って若干開放した状態で、切替治具5の係合部5aを障子2の係合受部2aに係合して切替治具5を障子2に連結し、その切替治具5を室外側に突き出すようにして障子2を押して全開位置まで移動する。
また、前述の切替治具5を利用して全開位置の障子2を閉じ位置に向けて移動できるので、特定の人が全開位置の障子2を安全に、恐怖感なく閉じることができる。
また、前述の切替治具5を利用して障子2を全開位置まで移動できるので、特定の人が障子2を安全に、恐怖感なく全開できる。
しかも、他の部材が不要で、コスト安にできる。
前記アーム40は、その長手方向一端部が縦框22に支軸42で室内外側方向に揺動自在に取り付けてある。このアーム40の長手方向他端部には摺動子43が取り付けてある。
このアーム40は、外力が作用しなければ自重によって縦框22と平行の姿勢、つまり垂直姿勢となるようにしてある。
また、障子2を閉じ位置として摺動子43をガイド41に挿入した状態で、前述の切替治具5によってガイド41をガイド状態に切り替え、障子2を開き位置に向けて移動すると摺動子43がガイド41に沿って摺動し、アーム40が横向姿勢に回動するので、障子2の開放角度をアーム40によって制限する。つまり、制限装置4は制限状態となる。
前記ガイド41は、縦枠12に取り付けた固定ガイド44と、可動ガイド45を有している。
前記固定ガイド44は第1ガイド溝46を有し、その第1ガイド溝46は縦枠12の長手方向に向かうと共に、下端面44aに開口している。
前記可動ガイド45は第2ガイド溝47を有し、その第2ガイド溝47は縦枠12の長手方向に向かうと共に、上端面45aに開口している。
前記可動ガイド45は、第1位置と第2位置とに亘って移動自在で、その可動ガイド45が第1位置のときには、図6に示すように、その上端面45aが固定ガイド44の下端面44aに接して第1ガイド溝46と第2ガイド溝47が上下方向に連続して前述のガイド状態となり、障子2を開放することで摺動子43が第1ガイド溝46の上端まで摺動してアーム40が横向姿勢となる。
前記中間ガイド片44bに第1ガイド溝46が形成してある。
前記可動ガイド45は長孔45bを有し、この長孔45bに摺動自在に嵌挿したガイドピン45cが前記他側取付片44dに固着され、可動ガイド45は他側取付片44dに移動自在に取り付けてある。
この可動ガイド45に受部、例えば凹部48が形成してある。
前記縦框22は室内側縦板22aと室外側縦板22bと連結板22cを有し、その連結板22c(つまり、縦枠12と対向した外側面)に前述のアーム40が次のように取り付けられる。
図3、図4に示すように、連結板22cにブラケット49を取り付け、このブラケット49に固着した支軸42に、アーム40の一端部を室内外側方向に揺動自在で、かつ左右方向に揺れ動くように取り付け、ばね49aでブラケット49に押しつけて垂直姿勢に保持してある。
前記ブラケット49は押え片49bを有し、この押え片49bでアーム40が室外側に揺動しないようにしている。
このようにすれば、障子2が閉じ状態のときに、縦枠12の内側面12aと縦框22の外側面22cとの間に気密、水密された空間部を形成し、この空間部に前記制限装置4が取り付けてあるので、窓の水密性を保つことができる。
前記先端片52の上端面52bに突部、例えば立上り片54が設けてあり、この立上り片54が前述の係合部5aである。この実施の形態では折曲片51と先端片52を同一幅(上下寸法が同一)とし、その上部を切り欠きすることで前述の立上り片54を設けてある。
これにより、切替治具5の本体50は窓よりも室内側に向かうので、後述するように本体50を持って上下に移動する操作がやり易い。
この状態で障子2を閉じることで、縦框22の室内側縦板22aが折曲片51に接触し、切替治具5の長手方向一端寄部分を前述の空間部内に位置させることができる。
そして、本体50を持って上下に移動することで可動ガイド45を第1位置、第2位置に移動できるから、障子2を閉じた状態で制限装置4を制限状態、非制限状態に切り替えることができる。
前記下框21の穴21eは、長手方向の任意の位置に形成することができるが、長手方向一端寄りで障子開放時に室外側寄りとなる位置に穴21eを形成すると、身を乗り出す必要があり、長手方向他端寄りで障子開放時に室内側寄りとなる位置に穴21eを形成すると障子を閉じる力が大きく必要となるので、前述の穴21eは下框21の長手方向中間部に形成することが好ましい。
しかも、下框21の下面に穴21eを形成したので、その穴21eが見えづらく見栄えが良い。
例えば、図9に示すように、下框21の下横板21dに円形の穴21eを形成して係合受部2aとし、切替治具5の立上り片54(突部)を、前記穴21eに挿入すると共に、穴21eを中心として左右方向に回動できる形状とする。
このようにすれば、切替治具5を下框21に対して、図9に実線で示す姿勢、一点鎖線で示す姿勢、ニ点鎖線で示す姿勢に、左右方向に回転できる。
前記切替治具5に落下防止用のストラップを取り付け、そのストラップを手首などに掛けて切替治具5を誤って落とすことがないようにすることが好ましい。
また、係合受部2aは障子2と別体として障子2、例えば下框21に固着しても良いし、係合部5aは切替治具5と別体として固着しても良い。
例えば、前述の本体50を折り畳み自在、スライド自在とする。
このようにすれば、開口幅の大きな窓の場合でも全開位置の障子2を閉じ位置に向けて安全に移動できるし、制限装置4を切り替え操作し易くできる。
Claims (2)
- 障子を枠の室外側に突出して開放すると共に、その障子の開放角度を制限する制限装置を備えた窓用建具であって、
前記窓が閉じた状態で、枠の縦枠と障子の縦框との間に気密された空間部を形成し、
この空間部に前記制限装置を設け、
前記制限装置は、障子の縦框に室内側方向に揺動自在に設けられ、かつ摺動子を有したアームと、枠の縦枠に設けたガイドを備え、このガイドは固定ガイドと可動ガイドを有し、可動ガイドを移動することで前記アームの摺動子を摺動ガイドするガイド状態と、前記摺動子が挿入、抜け出し可能な非ガイド状態に切り替え可能で、
ガイド状態のときには障子の開放角度を制限して障子を全開位置まで移動しないようにし、非ガイド状態のときには障子の開放角度を制限せずに障子を全開位置まで移動でき、
前記可動ガイドを移動する切替治具の長手方向一端寄り部分を、前記縦枠と縦框との間から前記空間部に入り込む鉤形状とし、その部分に前記可動ガイドを移動する操作部を設け、
前記切替治具に係合部を設け、該係合部が係合する係合受部を障子に設けたことを特徴とする窓用建具。 - 前記切替治具の係合部を突部とし、前記障子の係合受部を下框の下面に形成した穴とし、切替治具の突部を下框の下面に沿って長手方向にスライドすることで突部が穴に嵌合するようにした請求項1記載の窓用建具。
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2010
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