JP5354245B2 - 静電潜像現像方法 - Google Patents
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Description
二成分現像方式はキャリアを使用することから、トナーに対する摩擦帯電面積が広いため、一成分方式に比較して、帯電特性が安定しており、長期にわたって高画質を維持するのに有利である。また、現像領域へのトナー供給量能力が高いことから、特に高速機に使用されることが多い。
レーザビームなどで感光体上に静電潜像を形成し、この潜像を顕像化するデジタル方式の電子写真においても、前述の特徴を活かして二成分現像方式が広く採用されている。
また、解像度アップ、ハイライト再現性向上、およびカラー化などに対応するため、潜像の最小単位(1ドット)の極小化、高密度化がはかられており、そのため、プロセス条件、現像剤(トナー、キャリア)両面から種々の提案がなされている。
特許文献2(特開昭59−104663号公報)では、飽和磁化50emu/g以下の小さな磁性キャリアを使用し、柔らかい磁気ブラシを形成することによって、ハキ目や文字のつぶれが発生しない現像剤が提案されている。
しかしながら、小粒径の磁性体を分散させたキャリアは、磁性体自身の残留磁化が大きいため、キャリアがチェーン化し易く、トナーの混合が良くない。また、小粒径キャリア、および磁化の小さなキャリアは、キャリア付着余裕度が充分とは言えないのが現状である。
キャリア付着が起こると、転写紙上の画像品質が悪化する。また、感光体の傷や定着ローラー傷の発生原因となり、非常に大きな課題である。
しかし、一方で、べた画像の端部、およびハーフトーン画像の端部において、画像濃度変化や白抜けなどの異常画像を引き起こしている。これらは、いずれも潜像電位が不連続に急変している画像端部に現れる傾向がある。
したがって、静電潜像において、地肌部からベタ部へと変化している画像境界では、現像剤は、ベタ部に遭遇する前に、地肌部を通過してきており、キャリアに保持されているトナーは、地肌ポテンシャル=VB−VD(但し、VB=直流バイアス、VD=帯電電位)により、潜像の地肌部とは反対側の現像スリーブ側にシフト(排斥)され、感光体に接触する現像剤の先端にはトナーが少なくなっている。
そのため、特に、Vr/Vpが1よりかなり大きい場合、現像剤が地肌部から画像の後端部分にさしかかっても、現像剤は地肌部とベタ画像の境界領域にトナーを瞬間的に供給することができず、ベタ画像の後端(潜像の進行方向における後端)が白く抜ける現象が発生する。
これまでにも、感光体に対する現像スリーブの速度差を小さくした状態で、現像の方向性に関連した異常画質を改良する試みが行なわれてきたが、充分な効果が得られず、また、現像スリーブと、感光体の速度差を小さくしようとすると、画像濃度低下や、地汚れといった課題が発生し、両者を満足できる二成分現像方式の提供が難しかった。
また、現像条件として、直流バイアスに時間的に変化する交流バイアス成分が重畳された交流バイアスを採用する場合、現像、および地肌ポテンシャルの実効値を大きくするため、現像能力が高くなる一方で、キャリア付着が悪化し、特に小粒径キャリアを使用するとキャリア付着を増幅することになる。
従って、小粒径キャリアに対しては直流バイアスによる現像が有効であるが、現像能力、地汚れ、およびトナードリフトによる後端白抜けなどの異常画像のために、小粒径キャリアと直流バイアスを組み合わせた現像方式の実現が難しかった。
即ち、以下の品質の改善である。
1.画像濃度
2.地汚れ
3.べた後端白抜け
4.ハーフトーン後端白抜け
5.ライン縦横比(=縦ライン幅/横ライン幅)
6.地肌部キャリア付着(カウンターチャージ(トナーの帯電極性と逆極性のチャージ)型のキャリア付着)
7.ベタ部キャリア付着
8.粒状度
即ち、ベタ後端白抜け、ハーフトーン後端白抜け、ライン縦横比、および地肌部キャリア付着が生じる原因は、現像領域のポテンシャルにより、感光体から現像スリーブ方向に向かって、現像剤中をトナーが移動し、感光体表面近傍のトナーが激減することが主原因であり、トナーがシフト(排斥)されたこと、また、キャリアにカウンターチャージが残ることが大きく影響している。更に、現像剤の長寿命化、高画質などの目的で広く使われている樹脂コートキャリアを使用した場合、カウンターチャージの影響が特に大きく、更に、これらの異常画像は、現像スリーブが静電潜像の移動速度より速いことによって、増幅されていることが分った。
即ち、現像スリーブ中の磁石が固定された現像方式においては、現像領域に入った個々の現像剤(トナーとキャリア)は、感光体に対してほとんど同じ方向を向いて搬送されている。
そこで、スリーブ内に設置されている磁石が設置されている軸を、外部モーターに直結させて、回転させてみたところ、現像領域において現像剤が回転しながら搬送され、後端白抜けなどの異常画像、および地肌部キャリア付着が大幅に改善されることが分った。
現像剤の動きから、キャリアからのトナー移動が少なくなっていることが推測され、キャリアのカウンターチャージの蓄積が小さくなっているものと考えられる。
(1)「像担持体と現像領域で同方向に回転する現像スリーブ、および現像スリーブ内部に設置され、像担持体と現像領域で同方向に回転し、複数の磁極を有する内部磁石により、非磁性トナー、および磁性を有する芯材粒子と該粒子表面を樹脂層で被覆した電子写真現像剤用キャリアからなる乾式二成分現像剤を現像領域に供給し、直流バイアスを印加して静電潜像を顕像化する二成分接触現像方法において、前記複数の磁極が前記現像スリーブの移動速度よりも高い磁極変化速度となるように、前記内部磁石を回転させ、且つ現像領域幅をL[mm]、像担持体の移動速度をVp[mm/sec]、磁極の極数をK、磁極の回転数をN[rpm]とするとき、(L/Vp)×(KN/60)>2としたことを特徴とする接触現像方法」、
(2)「前記電子写真現像剤用キャリアは、抵抗LogR・Ωcmが、1000V/2mmの電界下において、11.0〜16.0Ωcmのものであることを特徴とする前記第(1)項に記載の接触現像方法」、
(3)「前記電子写真現像剤用キャリアは、重量平均粒径Dwが15〜45μm、真比重が4.20〜5.30g/cm3、1kOeにおける磁化が50〜75emu/g、かつ500Oeにおける磁化が30/g〜45emu/gの樹脂被覆されたキャリアであることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の接触現像方法」、
(4)「前記電子写真現像剤用キャリアは、重量平均粒径Dwが22〜32μm以下、かつ20μm以下の粒子径の粒子の含有量が7wt%以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の接触現像方法」、
(5)「前記電子写真現像剤用キャリアは、形状係数SF1が100〜120、かつSF2が100〜115であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の接触現像方法」、
(6)「前記電子写真現像剤のトナー帯電量が20〜35μc/gであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の接触現像方法」、
(7)「前記現像スリーブの移動速度Vr[mm/sec]と前記像担持体の移動速度Vp[mm/sec]との比(Vr/Vp)が、Vr/Vp≧1であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載の接触現像方法」により解決される。
3.べた後端白抜けの改善、4.ハーフトーン後端白抜けの改善、5.ライン縦横比(=縦ライン幅/横ライン幅)の改善、6.地肌部キャリア付着の改善、7.ベタ部キャリア付着の改善、8.画像の粒状度の改善、がはかれる現像方法を提供できるという極めて優れた効果が発揮される。
本発明の静電潜像現像方法は、以下の構成よりなる。
(1)本発明に使用される現像方法は、現像剤を現像領域に搬送させるための像担持体と同方向に回転可能な現像スリーブ、および現像スリーブ内部に設置された像担持体と同方向に回転可能な複数の磁極を有する現像スリーブに直流バイアスを印加して、特定の条件で現像することにより達成される。
現像領域幅をL[mm]、感光体の移動速度をVp[mm/sec]、磁極の極数をK、磁極の回転数をN[rpm]とすると、
静電潜像が現像領域を通過する時間=(L/Vp)sec、
磁極が現像領域を通過する1秒当りの回数=(KN/60)である。ここで、現像領域幅Lは、無論、像担持体表面の円弧のうち、現像スリーブ表面と対向している部分の幅のことである。
従って、潜像が現像領域を通過する時間に、磁極は現像領域を、(L/Vp)×(KN/60)回通過する。
像担持体の回転方向に対して画像を均一に現像し、濃淡を生じさせず、かつ後端白抜け、ラインの縦横比などの現像方向性を改善するための条件を検討したところ、静電潜像が現像領域を通過する間に、少なくともN極およびS極の一対の磁極が現像領域を通過すること、即ち、(L/Vp)×(KN/60)>2であることが分った。
(L/Vp)×(KN/60)が大きいほど、即ち、K、およびNが大きいほど磁極の通過回数が多く、より高画質が得られる。理解を容易ならしめるため誤解を恐れず平易な表現に換言すれば、これにより、磁気ブラシ様の現像剤塊をスリーブ上で回転させながら現像に供することができ、そしてこのような状況を達成するための好適な具体的手段として、本発明においては、スリーブの速度よりも内部磁石の磁極変化速度を高くするための前記構成を採っている。従来、二成分現像剤を使用する現像方式では、内部磁石を回転させる方式は一般的とは云えず(例外はあるが)、まして、内部磁石の磁極変化速度を、スリーブ速度と同調させず、より高く設定する方式はやや特異なものであるのは確かである。また、スリーブの速度(Vr)は、感光体の周速(Vp)よりも低くないことが、必須ではないが、前述したように好ましい。
磁極数は現像スリーブの径にもよるが、8極〜32極が好ましい。
磁極数が少なく8極未満であると、磁石の回転数を大きくする必要があり、磁石駆動のトルクが大きくなるので好ましくない。また、磁極数が多くなると均一な着磁が難しくなる。
磁石の回転数は300〜4000rpmが好ましい。回転数が300rpm未満と小さくなると、磁極の極数を増やす必要が生じるので好ましくない。また、磁石の回転数が大きくなると、磁石駆動のトルクが大きくなるので好ましくない。
各磁極の磁束密度は、300〜1500ガウスが好ましい。300ガウスより小さいと、充分なキャリア付着余裕度が得られず、1500ガウスより大きいと駆動トルクが大きくなる。
磁極の大きさは全て同じ大きさである必要はないが、均一な着磁が好ましい。
従って、本現像方法は、直流バイアス印加の条件を用いることにより、充分な効果が発揮される。
また、特定の物性を有するキャリアを使用することによって、異常画像、およびキャリア付着の改善に、大きな効果が得られることが判明した。
キャリアの抵抗率が11.0よりも低いと、現像領域の電界が強くなった場合、キャリアに電荷が誘導されてキャリア付着が発生し易くなる。感光体の線速度、および、現像スリーブの線速度が大きい場合、悪化の傾向が見られる。また、ACバイアスを印加する場合も顕著である。
通常、カラートナー現像用キャリアは充分なトナー付着量を得るため、低抵抗のものが使用されることが多いが、更に適正なトナー帯電量のもとで使用することにより、充分な画像濃度が得られる。
一方、キャリア抵抗が、16.0より大きいとトナーと反対極性の電荷(カウンターチャージ)が溜まりやすくなり、キャリアが帯電してキャリア付着が起き易くなる。
図1に示すように、電極間距離2mm、表面積2×4cmの電極(12a)、(12b)を収容したフッ素樹脂製容器からなるセル(11)にキャリア(13)を充填し、両極間に1000Vの直流電圧を印加し、ハイレジスタンスメーター4329A(4329A+LJK 5HVLVWDQFH OHWHU;横川ヒューレットパッカード株式会社製)にて直流抵抗を測定し、電気抵抗率LogR・Ωcmを算出する。
キャリア抵抗測定の際の充填の度合いは、キャリアをセルにあふれるまで入れたのち、セル全体を20回タッピングしたのち、セルの上面を非磁性でできた水平なへらを用いてセルの上端に沿って一回の操作で平らにかきとる。充填の際に加圧は不要である。
これらの導電性微粉末は、以下の方法、即ち、コーティングに使用する溶媒、あるいは被覆用樹脂溶液に導電性微粉末を投入後、ボールミル、ビーズミルなどメディアを使用した分散機、あるいは高速回転する羽根を備えた攪拌機を使用することによって均一に分散することができる。
本現像方式に粒径の小さなキャリアを使用すると、現像領域内での現像剤の動きがより活発になるため、現像能力が上がると共に、後端白抜け、横ラインの細りが大幅に改善される。
この場合の重量平均粒径Dwは次式で表わされる。
Dw={1/Σ(nD3)}×{Σ(nD4)}・・・・(1)
また、各チャネルに存在する粒子の代表粒径としては、各チャネルに保存する粒子粒径の下限値を採用した。
Dp=(1/N)×(ΣnD)・・・・・・(2)
前記式中、Nは計測した全粒子数を示し、nは各チャネルに存在する粒子の総数を示し、Dは各チャネル(2μm)に存在する粒子粒径の下限値を示す。
その測定条件は以下の通りである。
[1]粒径範囲:100〜8μm
[2]チャネル長さ(チャネル幅):2μm
[3]チャネル数:46
[4]屈折率:2.42
前記芯材粒子の真比重は4.0〜6.0g/cm3であり、より好ましくは、4.0〜5.5g/cm3である。
前記真比重が6.0g/cm3を超えると、トナーによるキャリアスペント化や、キャリア同士の摺擦による被覆層の剥れが起きやすくなり、経時帯電性が低下しやすくなることがあり、4.0g/cm3未満であると、キャリアの磁気モーメントが小さくなりやすくなり、キャリア付着の発生が多くなる。
前記芯材粒子の真比重は、例えば乾式自動密度計(アキュピック1330、島津製作所製)で測定することができる。なお、粒子の内部に空隙が閉じ込められている場合には、粒子の体積にこの体積を含めるが、開いた空洞は粒子の体積に含めない場合の密度を意味する。
キャリアの真比重についても、全く同様の方法で測定することができる。
即ち、1kOeの磁化が50emu/g、または500Oeにおける磁化が30emu/gより小さいとキャリア付着に対する余裕度が低下する。またその上限値は特に制約されないが、1kOeにおける磁化が100emu/gより大きくなると磁気ブラシが固くなりライン縦横比などが劣化してくる。
画質改善、およびキャリア付着の点から、より好ましくは1kOeにおける磁化が50〜75emu/g、かつ500Oeにおける磁化が30〜45emu/gである。
前記キャリアの磁化は、以下のようにして測定することができる。
B−Hトレーサー(BHU−60/理研電子(株)製)を使用し、円筒のセルにキャリア1.0gを詰めて装置にセットする。磁場を徐々に大きくし、3000エルステッドまで変化させ、次に徐々に小さくして零にした後、反対向きの磁場を徐々に大きくし3000エルステッドとする。更に、徐々に磁場を小さくして零にした後、最初と同じ方向に磁場をかける。このようにして、BHカーブを図示し、その図より1000エルステッド、および500エルステッドの磁化を算出する。
フェライトとは、一般に下記式で表わされる焼結体である。
(MO)x(NO)y(Fe2O3)z
但し、x+y+z=100mol%であって、M、Nはそれぞれ、Ni、Cu、Zn、Li、Mg、Mn、Sr、Caなどであり、2価の金属酸化物と3価の鉄酸化物との完全混合物から構成されている。
本発明において、より好ましく用いられる1000エルステッドの磁場を印加したときの磁化が50〜75emu/gの芯材粒子としては、例えば、鉄系、マグネタイト系、MnMgSr系フェライト、Mn系フェライトなどが挙げられる。
SF1、SF2はより好ましくは、それぞれ、100〜110、および100〜110である。
キャリアが真球に近づき、かつ表面の凹凸が小さいと、現像領域における磁気ブラシもより均一となるため、画質が向上し、かつキャリア付着も改良される。
また、凹凸が大きいと場所によりコート樹脂の厚みが変化し、帯電量、および抵抗の不均一性を生じ易く、経時での耐久性、キャリア付着などに影響を及ぼす。
形状係数を示すSF1、SF2とは、例えば日立製作所製FE−SEM(S−800)を用い300倍に拡大したキャリア粒子像を100個無作為にサンプリングし、その画像情報はインターフェースを介して、例えばニレコ社製画像解析装置(Luzex AP)に導入し解析を行ない、下式より算出し得られた値を形状係数SF1、SF2と定義する。
式中、Lは粒子の絶対最大長(外接円の長さ)、Pは粒子の周囲長、Aは粒子の投影面積を示す。形状係数SF1はトナー粒子の丸さの度合いを示し、形状係数SF2はトナー粒子の凹凸の度合いを示している。
SF1=(L2/A)×(π/4)×100
SF2=(P2/A)×(1/4π)×100
円(球形)から離れるとSF1は値が大きくなる。表面の凹凸の起伏が激しくなるとSF2の値も大きくなる。それぞれの値は、真円(球)に近づくにつれて100に近い値となる。
また、SFが100〜120と球形に近く、SF2が100〜115である平滑な芯材は、焼成条件、熱による後処理、および組成の調整などによって得られる。
例えばUS2003/0209820A1に記載されているように、粉砕処理した不定形のフェライト粒子、あるいはフェライト化反応させるための原材料をプラズマにさらすことによっても表面の平滑化、および球形化が可能である。
前者の方法を組み合わせることによって、更に表面性が平滑で真球に近いフェライト粒子が得られる。
トナー被覆率50%において、トナー帯電量は、好ましくは15〜50μc/g、より好ましくは、20〜35μc/gである。
本発明のキャリアとトナーとからなる現像剤において、該トナーによるキャリアの被覆率が50%のときの該トナーの帯電量が15〜50μc/g、とすることにより、地汚れ、キャリア付着の更に良好な電子写真用現像剤が得られる。
帯電量が15μc/gより低いと、地汚れ、およびトナー飛散が多くなる。また、50μc/gより大きいとキャリア付着が起き易くなる。
一定量の現像剤を、両端に金属メッシュを備えた導体容器(ケージ)に入れる。メッシュ(ステンレス製)の目開きはトナーとキャリアの粒径の中間のもの(目開き20μm)選び、トナーがメッシュの間を通過するように設定する。ノズルから圧縮窒素ガス(1kgf/cm2)を60秒間吹き付けて、トナーをケージの外へ飛び出させると、ケージ内にトナーの電荷と逆極性を持ったキャリアが残される。
その電荷量Qと、飛び出したトナーの質量Mを測定し、単位質量当たりの電荷量を帯電量Q/Mとして算出する。トナー帯電量はμc/gで表示される。
なお、前記被覆率は以下の式で算出される。
上記式のアリール基において、その炭素数は6〜20、好ましくは6〜14である。このアリール基には、ベンゼン由来のアリール基(フェニル基)の他、ナフタレンやフェナンスレン、アントラセン等の縮合多環式芳香族炭化水素由来のアリール基及びビフェニルやターフェニル等の鎖状多環式芳香族炭化水素由来のアリール基等が包含される。
該アリール基には、各種の置換基が結合していてもよい。
上式のアリーレン基において、その炭素数は6〜20、好ましくは6〜14である。このアリーレン基には、ベンゼン由来のアリーレン基(フェニレン基)の他、ナフタレンやフェナンスレン、アントラセン等の縮合多環式芳香族炭化水素由来のアリーレン基及びビフェニルやターフェニル等の鎖状多環式芳香族炭化水素由来のアリーレン基等が包含される。
該アリーレン基には、各種の置換基が結合していてもよい。
本発明では、前記シリコーン樹脂として変性シリコーン樹脂を用いることができる。このようなものとしては、エポキシ変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、ポリエステル変性シリコーン、アルキッド変性シリコーンなどが挙げられる。
上記変性シリコーン樹脂の具体例としては、エポキシ変性物:ES−1001N、アクリル変性シリコーン:KR−5208、ポリエステル変性物:KR−5203、アルキッド変性物:KR−206、ウレタン変性物:KR−305(以上、信越化学工業社製)、エポキシ変性物:SR2115、アルキッド変性物:SR2110(東レダウコーニングシリコーン社製)などが挙げられる。
ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体などのスチレン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、メラミン樹脂、フッ素系樹脂など。
キャリア芯材粒子表面に被覆層を形成するための方法としては、スプレードライ法、浸漬法、あるいはパウダーコーティング法など公知の方法が使用できる。
特に、流動層型コーティング装置を用いる方法は、均一な被覆層を形成するのに有効である。
キャリア芯材粒子表面上に被覆層の厚みは、通常0.02〜1μm、好ましくは0.03〜0.8μmである。被覆層の厚みはきわめて小さいことから、芯材粒子表面上に被覆層を形成したキャリアとキャリア芯材粒子の粒径は実質的に同じである。
前述のシリコーン樹脂からなる被覆層にアミノシランカップリング剤を含有させることにより、耐久性の良好なキャリアを得ることができる。
本発明で用いるアミノシランカップリング剤としては以下のようなものが挙げられる。含有量は、0.001〜30重量%が好ましい。
本発明に使用されるトナーは、熱可塑性樹脂を主成分とするバインダー樹脂中に、着色剤、微粒子、そして帯電制御剤、離型剤等を含有させたものであり、従来公知の各種のトナーを用いることができる。このトナーは、重合法、造粒法などの各種のトナー製法によって作成された不定形または球形のトナーであることができる。また、磁性トナー及び非磁性トナーのいずれも使用可能である。
スチレン系バインダー樹脂として、ポリスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体、スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体;アクリル系バインダーとして、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレートが挙げられ、その他、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族または脂肪族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられる。
また、ポリエステル樹脂は、スチレン系やアクリル系樹脂に比して、トナーの保存時の安定性を確保しつつ、より溶融粘度を低下させることが可能である。このようなポリエステル樹脂は、例えば、アルコールとカルボン酸との重縮合反応によって得ることができる。
離型材料としては、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン、カルナウバワックス、マイクロクリスタリンワックス、ホホバワックス、ライスワックス、モンタン酸ワックス等を単独または混合して用いることができるが、これらに限定されるものではない。
なお、トナー粒径はコールターカウンター(コールターカウンター社製)を用いて測定した。
ポリエステル樹脂 100部
キナクリドン系マゼンタ顔料 3.5部
含フッ素4級アンモニウム塩 4部
以上の各成分をブレンダーにて充分に混合した後、2軸式押出し機にて溶融混練し、放冷後カッターミルで粗粉砕し、ついでジェット気流式微粉砕機で微粉砕し、さらに風力分級機を用いて分級して、重量平均粒径5.8μm、真比重1.20のトナー母粒子を得た。さらに、このトナー母粒子100部に対して、疎水性シリカ微粒子(R972:日本アエロジル社製)1.5部を加え、ヘンシェルミキサーで混合して、トナーIを得た。
下記組成をホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
シリコーン樹脂 100部
(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製/固形分20%)
H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 1部
アルミナ粒子(体積平均粒径:0.35μm) 20部
トルエン 300部
次に、流動床型コーティング装置を用いて、表1に示す芯材(I)(粒径37.3μm、Mnフェライト粒子、1KOeの磁化量63emu/g、500Oeの磁化量39emu/g)5Kgの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、90℃の雰囲気下で30g/minの割合で塗布し、更に250℃で2時間加熱して、キャリアAを得た。キャリアAは、樹脂膜厚:0.32μm、図1で示すセルで1000Vを印加した場合(以下1000V/2mmという)の抵抗は、LogR:16.7Ωcm。なお、膜厚の調整はコート液量により行なった。
下記組成をホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
シリコーン樹脂 100部
(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製/固形分20%)
H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 5部
アルミナ粒子(体積平均粒径:0.35μm) 20部
カーボン 10部
トルエン 300部
次に、流動床型コーティング装置を用いて、表1に示す芯材(I)(粒径37.3μm、Mnフェライト粒子、1KOeの磁化量63emu/g、500Oeの磁化量39emu/g)5Kgの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、90℃の雰囲気下で30g/minの割合で塗布し、更に250℃で2時間加熱して、キャリアBを得た。キャリアBは、膜厚0.33μm、キャリア抵抗は、LogR:10.9Ωcm。なお、膜厚の調整はコート液量により行なった。
下記組成をホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
シリコーン樹脂 100部
(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製/固形分20%)
H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 3部
アルミナ粒子(体積平均粒径:0.35μm) 20部
カーボン 4部
トルエン 300部
次に、流動床型コーティング装置を用いて、表1に示す芯材(I)(粒径37.3μm、Mnフェライト粒子、1KOeの磁化量63emu/g、500Oeの磁化量39emu/g)5Kgの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、90℃の雰囲気下で30g/minの割合で塗布し、更に250℃で2時間加熱して、キャリアCを得た。キャリアCは、膜厚0.33μm、キャリア抵抗は、LogR:13.2Ωcm。なお、膜厚の調整はコート液量により行なった。
下記組成をホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
シリコーン樹脂 100部
(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製/固形分20%)
H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 3部
アルミナ粒子(体積平均粒径:0.35μm) 20部
カーボン 4部
トルエン 300部
次に、流動床型コーティング装置を用いて、表1に示す芯材(II)(粒径27.5μm、Mnフェライト粒子、1KOeの磁化量67.0emu/g、500Oeの磁化量41.0emu/g)5Kgの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、90℃の雰囲気下で30g/minの割合で塗布し、更に250℃で2時間加熱して、キャリアDを得た。キャリアDは膜厚0.32μm、LogR:13.3Ωcmであった。なお、膜厚の調整はコート液量により行なった。
下記組成をホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
シリコーン樹脂 100部
(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製/固形分20%)
H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 3部
アルミナ粒子(体積平均粒径:0.35μm) 20部
カーボン 4部
トルエン 300部
次に、流動床型コーティング装置を用いて、表1に示す芯材(III)(粒径37.0μm、SF1が105、SF2が107のMnフェライト粒子、1KOeの磁化量63.1emu/g、500Oeの磁化量38.7emu/g)5Kgの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、90℃の雰囲気下で30g/minの割合で塗布し、更に250℃で2時間加熱して、キャリアEを得た。キャリアEは、膜厚0.33μm、キャリア抵抗は、LogR:13.4Ωcm。なお、膜厚の調整はコート液量により行なった。
下記組成をホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
シリコーン樹脂 100部
(SR2411 トーレダウコーニングシリコーン社製/固形分20%)
H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 1.5部
アルミナ粒子(体積平均粒径:0.35μm) 20部
カーボン 4部
トルエン 300部
次に、流動床型コーティング装置を用いて、表1に示す芯材(I)(粒径37.3μm、Mnフェライト粒子、1KOeの磁化量63emu/g、500Oeの磁化量39emu/g)5Kgの各粒子表面上に、上記のシリコーン樹脂溶液を、90℃の雰囲気下で30g/minの割合で塗布し、更に250℃で2時間加熱して、キャリアFを得た。キャリアFは、膜厚0.33μm、キャリア抵抗は、LogR:13.2Ωcm。なお、膜厚の調整はコート液量により行なった。
画像はイマジオカラー5000(リコー製デジタルカラー複写機・プリンター複合機)を使用し、現像スリーブ中の固定マグネットに替えて、回転可能な円筒状の12極のフェライト磁石を設置した。磁石の強さが、磁石表面で800ガウスに着磁したものを使用して実験した。そして、現像スリーブの内部で、ローラーが2000rpmまで回転できるように改造した。
ドクターギャップ(現像スリーブ−ドクター):0.7mm
感光体線速度:245mm/sec
(現像スリーブ線速度)/(感光体線速度):1.1
現像領域幅:4mm
書込み密度:600dpi
帯電電位(Vd):−750V
画像部(ベタ原稿)にあたる部分の感光後の電位:−100V
現像バイアス:DC−550V
キャリアAに対してトナーIを加え、ボールミルで20分攪拌して、キャリアに対するトナー被覆率が50%の現像剤を作成した。トナー帯電量は41μc/gであった。
次に、前記のイマジオカラー5000の改造機を使用し、その画像品質確認を行なった。
以下実施例1と全く同様にして、キャリアB〜キャリアFを使用して画像品質確認を行なった。結果を、表1〜3に示す。
1.画像濃度
2.地汚れ
3.べた後端白抜け
4.ハーフトーン後端白抜け
5.ライン縦横比(=縦ライン幅/横ライン幅)
6.地肌部キャリア付着
7.ベタ部キャリア付着
8.粒状度
上記現像条件における、30mm×30mmのベタ部の中心をX−Rite938分光測色濃度計で、5個所測定し平均値を出した。
画像上の地肌部の汚れを目視で評価した。表中記載の記号は、◎:大変良好、○:良好、△:許容下限、×:不良(×は許容不可のレベル)とした。
上記現像条件における、30mm×30mmの黒ベタ部(潜像電位−150V)の後端エッジ部分の白抜けの幅を計測し(10倍のルーペを使用)、その幅を以下のようにランクで置き換え、表示した。ランク10が最良。
ランク10 :発生認められず
ランク9 :0.1mm以下
ランク8 :0.1〜0.2mm
ランク7 :0.2〜0.4mm
ランク6 :0.4〜0.6mm
ランク5 :0.6〜0.8mm
ランク4 :0.8〜1.0mm
ランク3 :1.0〜1.2mm
ランク2 :1.2〜1.4mm
ランク1 :1.4mm以上
画像濃度を0.1ずつ変化させた0.2から1.2のチャート(10mm×10mm)を使用して、上記の現像条件でコピーをとり、後端白抜けが発生している上限濃度を調べた(10倍のルーペを使用)。濃度が低いほど後端白抜けが良好である。
50μm幅の縦ライン(転写紙進行方向)と横のライン(転写紙進行方向と直角方向)の画像をコピーし、それぞれのライン幅を計測する。次に、ライン縦横比=ライン縦幅/ライン横幅を算出する。ライン縦横比は、1.0が最良であり、数値が大きくなるほど悪い。
帯電電位(Vd)を−750V、現像バイアス(Vb)をDC−450Vに固定し、地肌部(未露光部)を現像し、感光体上の30cm2に付着したキャリアの個数を直接カウントしてキャリア付着の評価を行なった。
表中記載の記号は、◎:大変良好、○:良好、△:許容下限、×:不良(×は許容不可のレベル)とした。
前述の現像条件における、イマジオカラー5000のベタ画像(30mm×30mm)のベタ部の中のキャリア付着数を直接カウントしてキャリア付着の評価を行なった。
表中記載の記号は、◎:大変良好、○:良好、△:許容下限、×:不良(×は許容不可のレベル)とした
下記の式で定義された粒状度(明度範囲:50〜80)を転写紙上で測定し、その数値を下記のようにランクに置き換え、表示した。
粒状度=exp(aL+b)∫(WS(f))1/2 VTF(f)df
L:平均明度
f:空間周波数(cycle/mm)
WS(f):明度変動のパワースペクトラム
VTF(f):視覚の空間周波数特性
a,b:係数
ランク
◎(大変良好):0〜0.20未満
○(良好):0.20〜0.30未満
△:許容下限:0.30〜0.40未満
×不良(許容不可のレベル):0.40以上
1.画像濃度
2.地汚れ
3.べた後端白抜け
4.ハーフトーン後端白抜け
5.ライン縦横比(=縦ライン幅/横ライン幅)
6.地肌部キャリア付着
7.ベタ部キャリア付着
8.粒状度
12a 電極
12b 電極
13 キャリア
Claims (7)
- 像担持体と現像領域で同方向に回転する現像スリーブ、および現像スリーブ内部に設置され、像担持体と現像領域で同方向に回転し、複数の磁極を有する内部磁石により、非磁性トナー、および磁性を有する芯材粒子と該粒子表面を樹脂層で被覆した電子写真現像剤用キャリアからなる乾式二成分現像剤を現像領域に供給し、直流バイアスを印加して静電潜像を顕像化する二成分接触現像方法において、前記複数の磁極が前記現像スリーブの移動速度よりも高い磁極変化速度となるように、前記内部磁石を回転させ、且つ現像領域幅をL[mm]、像担持体の移動速度をVp[mm/sec]、磁極の極数をK、磁極の回転数をN[rpm]とするとき、(L/Vp)×(KN/60)>2としたことを特徴とする接触現像方法。
- 前記電子写真現像剤用キャリアは、抵抗LogR・Ωcmが、1000V/2mmの電界下において、11.0〜16.0Ωcmのものであることを特徴とする請求項1に記載の接触現像方法。
- 前記電子写真現像剤用キャリアは、重量平均粒径Dwが15〜45μm、真比重が4.20〜5.30g/cm3、1kOeにおける磁化が50〜75emu/g、かつ500Oeにおける磁化が30/g〜45emu/gの樹脂被覆されたキャリアであることを特徴とする請求項1又は2に記載の接触現像方法。
- 前記電子写真現像剤用キャリアは、重量平均粒径Dwが22〜32μm以下、かつ20μm以下の粒子径の粒子の含有量が7wt%以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の接触現像方法。
- 前記電子写真現像剤用キャリアは、形状係数SF1が100〜120、かつSF2が100〜115であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の接触現像方法。
- 前記電子写真現像剤のトナー帯電量が20〜35μc/gであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の接触現像方法。
- 前記現像スリーブの移動速度Vr[mm/sec]と前記像担持体の移動速度Vp[mm/sec]との比(Vr/Vp)が、Vr/Vp≧1であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の接触現像方法。
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