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JP5353411B2 - 画像形成制御装置、画像形成制御システムおよびプログラム - Google Patents

画像形成制御装置、画像形成制御システムおよびプログラム Download PDF

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JP5353411B2 JP2009105650A JP2009105650A JP5353411B2 JP 5353411 B2 JP5353411 B2 JP 5353411B2 JP 2009105650 A JP2009105650 A JP 2009105650A JP 2009105650 A JP2009105650 A JP 2009105650A JP 5353411 B2 JP5353411 B2 JP 5353411B2
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Description

本発明は、画像形成制御装置、画像形成制御システムおよびプログラムに関する。
ネットワークプリンターなどの画像形成装置に接続されたサーバー装置において、ホットフォルダーと呼ばれるフォルダーを作成しておき、そのホットフォルダーにJDF(Job Definition Format)等のXML(Extensible Markup Language)により記述されたジョブチケットと呼ばれる情報を格納させると、ジョブチケットにより指示された文書、画像などを、ジョブチケットに設定された画像形成の態様、およびホットフォルダーに設定された画像形成の態様を組み合わせて、ネットワークプリンターから出力させる技術がある。
特許文献1には、ホットフォルダーの設定における例外設定について、XPS(XML Paper Specification)ドキュメントを用いて行う技術が開示されている。
特開2008−242661号公報
本発明は、複数の異なる画像形成の態様を使い分けるときに、必要とする画像形成の態様が設定されたホットフォルダーへの格納を容易に行うことを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成制御装置は、各々が、形成すべき画像を特定する特定情報を含む指示情報を受け付け、当該指示情報を格納する複数の格納手段であって、各々に画像形成の態様が設定された格納手段と、画像を形成する画像形成手段を制御して、前記格納手段に格納された指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、当該格納手段に設定された画像形成の態様で形成させる制御手段であって、前記格納手段に格納された指示情報が画像形成の態様に対応する態様情報を含む場合には、当該格納手段に格納された指示情報を、当該態様情報に対応する画像形成の態様が設定された格納手段に移動させてから、前記画像形成手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成制御装置は、請求項1の構成において、前記制御手段は、前記複数の格納手段のうち予め設定された一の格納手段に指示情報が格納された場合であって、当該指示情報が前記態様情報を含む場合には、当該格納手段に格納された指示情報を、当該態様情報に対応する画像形成の態様が設定された格納手段に移動させてから、前記画像形成手段を制御することを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成制御装置は、請求項1または請求項の構成において、前記制御手段は、前記格納手段に格納された指示情報に態様情報が含まれない場合には、前記画像形成手段による画像の形成をさせずに、予め設定された処理を行うことを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成制御装置は、請求項1乃至請求項のいずれかの構成において、第1モードと第2モードのいずれかに設定するモード設定手段をさらに具備し、前記制御手段は、前記モード設定手段によって第1のモードに設定されているときには、前記格納手段に格納された指示情報が画像形成の態様を示す態様情報を含むか否かにかかわらず、前記画像形成手段を制御して、前記格納手段に格納された指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、当該格納手段に設定された画像形成の態様で形成させることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成制御システムは、請求項2に記載の画像形成制御装置と、前記指示情報を出力する指示装置とを具備し、前記指示装置が出力した指示情報は、前記予め設定された一の格納手段に受け付けられて格納されることを特徴とする。
本発明の請求項に係るプログラムは、コンピューターを、各々が、形成すべき画像を特定する特定情報を含む指示情報を受け付け、当該指示情報を格納する複数の格納手段であって、各々に画像形成の態様が設定された格納手段と、画像を形成する画像形成手段を制御して、前記格納手段に格納された指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、当該格納手段に設定された画像形成の態様で形成させる制御手段であって、前記格納手段に格納された指示情報が画像形成の態様に対応する態様情報を含む場合には、当該格納手段に格納された指示情報を、当該態様情報に対応する画像形成の態様が設定された格納手段に移動させてから、前記画像形成手段を制御する制御手段として機能させる。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、指示情報が格納されるホットフォルダーを対応するホットフォルダーに移動させない場合に比べ、複数の異なる画像形成の態様を使い分けるときに、必要とする画像形成の態様が設定されたホットフォルダーへの格納を容易に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の発明によれば、指示情報が格納されるホットフォルダーを対応するホットフォルダーに移動させる場合と移動させない場合とを使い分けることができる。
本発明の請求項に記載の発明によれば、指示情報に態様情報が含まれない場合に、誤った画像形成の態様が適用されることを防ぐことができる。
本発明の請求項に記載の発明によれば、モードの設定ができない場合に比べ、指示情報が格納されるホットフォルダーにすでに設定されている画像形成の態様を適用するための切り替えを容易に行うことができる。
本発明の請求項に記載の発明によれば、クライアントからの指示情報が一のホットフォルダーに限定されない場合に比べ、ホットフォルダーの選択を容易にすることができる。
本発明の請求項に記載の発明によれば、指示情報が格納されるホットフォルダーを対応するホットフォルダーに移動させない場合に比べ、複数の異なる画像形成の態様を使い分けるときに、必要とする画像形成の態様が設定されたホットフォルダーへの格納を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るシステム全体の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサーバー装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサーバー装置の記憶部に記憶されたホットフォルダー情報を説明する図である。 クライアント装置の構成を示すブロック図である。 クライアント装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第1実施形態に係るホットフォルダー監視機能における全体の処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るホットフォルダー監視機能における通常モード処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るホットフォルダー監視機能における移動モード処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るホットフォルダー監視機能における処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るサーバー装置の記憶部に記憶されたテンプレート情報を説明する図である。 第3実施形態に係るホットフォルダー監視機能におけるモード設定処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るホットフォルダー監視機能における移動モード処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態に係るホットフォルダー監視機能における処理の流れを示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るシステム全体の構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置10およびサーバー装置20、サーバー装置20およびクライアント装置30は、それぞれ通信回線40に接続され互いに通信を行う。なお、画像形成装置、サーバー装置20およびクライアント装置30は、図1においては、それぞれ一つずつであるが、複数の各装置が通信回線40に接続されていてもよい。
画像形成装置10は、画像(文書などを含む、以下同じ。)の複写機能、画像の読み取り、読み取った画像の画像情報を生成する機能、画像情報が示す画像を紙などの記録媒体上に形成してプリントする機能などを備えている。サーバー装置20は、クライアント装置30からの要求を受け付けて応答するようにして、クライアント装置30に対してサービスを提供し、また、要求に応じて画像形成装置10に対して画像形成指示などの各種指示をして、画像形成装置10における画像形成を制御する画像形成制御装置としても機能する。クライアント装置30は、プログラムを実行することにより各種機能を実現するコンピューター装置などであり、サーバー装置20から提供されるサービスを利用することによって、画像形成装置10への画像形成の指示を行う指示装置としても機能する。
図2は、第1実施形態に係る画像形成装置10の構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、制御部101、記憶部102、操作部103、表示部104、画像読取部105、画像処理部106、画像形成部107および通信部108を有し、それぞれバスを介して接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを有する。CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出して、RAMを作業エリアとして実行することにより、画像形成装置10の各部を、バスを介して制御する。これにより、上述した各種機能を実現する。また、制御部101は、通信部108により接続するサーバー装置20からの指示に応じて、画像処理部106など各部の処理内容を制御する。
記憶部102は、ハードディスク、不揮発性メモリなどの記憶装置を有し、制御部101により生成した情報、通信部108によって受信した情報などを記憶する。
操作部103は、画像形成装置10を操作するための複数の操作子を有し、画像形成装置10の利用者によって操作子が操作されると、操作に応じた操作信号を出力する。操作信号が制御部101によって取得されると、制御部101によって操作信号に応じた処理が実行される。
表示部104は、表示画面に画像を表示する液晶ディスプレイなどの表示装置を有し、制御部101によって表示内容が制御され、例えば、画像形成装置10を操作するためのメニュー画面、装置に関する情報などを表示する。
画像読取部105は、制御部101の制御によって画像を読み取り読み取った画像を示す画像情報を生成する画像読取装置を有し、生成した画像情報を出力する。
画像処理部106は、入力される画像情報が示す画像に色補正、階調補正等の画像処理を施し、画像処理が施された画像からYellow(Y)、Magenta(M)、Cyan(C)、Black(K)の各色の画像を示す画像情報を生成して出力する。また、画像処理部106は、制御部101の制御によって、後述する制御情報によってサーバー装置20から指示された画像形成の態様で画像がプリントされるように、入力される画像情報に対して処理を行う。
画像形成部107は、電子写真方式によって紙などの記録媒体にトナー像を形成する画像形成機構を有している。具体的には、Yellow(Y)に対応する画像形成機構、Magenta(M)に対応する画像形成機構、Cyan(C)に対応する画像形成機構、Black(K)に画像形成機構を備えている。各色の画像形成機構は、画像処理部106において生成された各色の画像情報にしたがって、感光体上に静電潜像を形成した後、感光体上にトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体に転写する。そして、記録媒体に転写されたトナー像に熱および圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された記録媒体、すなわち画像が形成された紙を画像形成装置10の外へ排出する。なお、トナーを用いた記録媒体への画像の形成に限られず、インクを用いたものであってもよい。
通信部108は、サーバー装置20と接続し、各種情報を遣り取りする通信インターフェースである。例えば、サーバー装置20から画像形成装置10に対する指示を示す制御情報、形成すべき画像を示す画像情報などを受信する。以上が、画像形成装置10の構成についての説明である。
図3は、第1実施形態に係るサーバー装置20の構成を示すブロック図である。サーバー装置20は、制御部201、記憶部202、操作部203、表示部204および通信部208を有し、それぞれバスを介して接続されている。
制御部201は、CPUなどの演算装置、RAM、ROMなどを有する。CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出して、RAMを作業エリアとして実行することにより、サーバー装置20の各部を、バスを介して制御する。これにより、画像形成装置10に対する画像形成制御機能、クライアント装置30へのサービス提供機能など、各種機能を実現する。また、後述するホットフォルダー監視機能については、制御部201が監視プログラムを実行することにより実現される。監視プログラムは、サーバー装置20の電源が投入されたときに実行されるものとするが、別のタイミング、例えば、操作部203により操作されたとき、画像形成装置10、クライアント装置30から実行の要求があったときなどにおいて実行されてもよい。
記憶部202は、ハードディスク、不揮発性メモリなどの記憶装置を有し、制御部201により生成した情報、通信部208によって受信した情報などを記憶する。また、記憶部202には、クライアント装置30から出力される指示情報を受け付けて格納する格納手段(以下、ホットフォルダーという)に対応して、記憶領域が割り当てられている。このホットフォルダーは複数設けられ、それぞれ画像形成の態様が設定され、以下に説明するホットフォルダー情報に応じた設定となっている。画像形成の態様とは、画像形成装置10に画像を形成させるときの態様を示すものであり、この例においては、複数ページの画像を1枚にまとめて形成する態様、紙の片面に形成するか両面に形成するかの態様を示すものとする。なお、画像形成の態様としては、これらの態様に限られず、色調整、画質、すかし画像の重畳、ページ番号の挿入など画像の内容に係る態様であってもよいし、また、用紙サイズ選択、用紙出力トレイなど画像が出力されるときの態様であってもよい。すなわち、画像形成の態様とは、画像形成装置10によって行われる画像の形成に関する処理内容を示す態様であれば、どのような態様も含まれる。
図4は、記憶部202に記憶されたホットフォルダー情報を説明する図である。ホットフォルダー情報とは、ホットフォルダーの名称(HF名称)と、ホットフォルダーに設定される画像形成の態様を示す設定情報とを対応付けた情報であり、この例においては、ホットフォルダー情報は、図4に示すようになっている。すなわち、ホットフォルダーは5つであり、それぞれ「デフォルト」、「2枚片面」、「4枚片面」、「2枚両面」、「4枚両面」という名称が付けられ、それぞれ、「設定情報P」、「設定情報A」、「設定情報B」、「設定情報C」、「設定情報D」が対応している。
設定情報が示す画像形成の態様は、上述したように、記録媒体である紙に画像を形成するときに、複数ページを1枚にまとめて形成する態様(1ページ、2ページ、4ページの3態様)、および片面に形成するか両面に形成するかの態様(片面、両面の2態様)を示すようになっている。HF名称「デフォルト」に対応する「設定情報P」は、「1ページを1枚に形成、片面形成」を示し、HF名称「2枚片面」に対応する「設定情報A」は、「2ページを1枚に形成、片面形成」を示し、HF名称「4枚片面」に対応する「設定情報B」は、「4ページを1枚に形成、片面形成」を示し、HF名称「2枚両面」に対応する「設定情報C」は、「2ページを1枚に形成、両面形成」を示し、HF名称「4枚両面」に対応する「設定情報D」は、「4ページを1枚に形成、両面形成」を示している。このように、それぞれのHF名称と画像形成の態様とは対応付けられたものとなっている。
このホットフォルダー情報により、例えば、名称が「2枚両面」のホットフォルダーには、「設定情報C」が示す画像形成の態様「2ページを1枚に形成、両面形成」が設定されることになる。
また、記憶部202には、モード設定情報が記憶されている。モード設定情報は、監視プログラム実行中において、後述する移動モード処理を実現するための情報、および、移動モード処理または後述する通常モード処理の選択を示す選択情報を含んでいる。この選択情報が示すモードについては、クライアント装置30からの要求、操作部203の操作などによって予め設定されている。
図3に戻って説明を続ける。操作部203は、キーボード、マウスなど、サーバー装置20を操作するための複数の操作子を有し、サーバー装置20の利用者によって操作子が操作されると、操作に応じた操作信号を出力する。操作信号が制御部201によって取得されると、制御部201によって操作信号に応じた処理が実行される。
表示部204は、表示画面に画像を表示する液晶ディスプレイなどの表示装置を有し、制御部201によって表示内容が制御され、例えば、サーバー装置20を操作するためのメニュー画面、サーバー装置20が有する情報などを表示する。
通信部208は、画像形成装置10、クライアント装置30と接続し、各種情報を遣り取りする通信インターフェースである。以上が、サーバー装置20の構成についての説明である。
図5は、第1実施形態に係るクライアント装置30の構成を示すブロック図である。クライアント装置30は、制御部301、記憶部302、操作部303、表示部304および通信部308を有し、それぞれバスを介して接続されている。
制御部301は、CPUなどの演算装置、RAM、ROMなどを有する。CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出して、RAMを作業エリアとして実行することにより、クライアント装置30の各部を、バスを介して制御する。これにより、サーバー装置20からのサービスの提供を受ける機能など、各種機能を実現する。また、後述するように、記憶部302に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することによっても各種機能を実現する。
記憶部302は、ハードディスク、不揮発性メモリなどの記憶装置を有し、制御部301により生成した情報、通信部308によって受信した情報などを記憶する。また、記憶部302には、アプリケーションプログラムA,Bなどのアプリケーションプログラムを記憶している。この例においては、アプリケーションプログラムAは、制御部301のCPUにより実行されることにより、ワードプロセッサ機能を実現し、作成した文書を示す画像情報を生成して、記憶部302に記憶する。また、別のアプリケーションプログラムBは、制御部301のCPUにより実行されることにより、画像形成装置10を制御するサーバー装置20と遣り取りする機能を実現し、操作部303の操作、他のアプリケーションプログラムの指示などに応じて、指示情報を生成するとともに、その指示情報を出力して、サーバー装置20において設けられているホットフォルダーのいずれかに受け付けさせて格納させる。
指示情報とは、例えばJDFなどのジョブチケットを示すものであり、形成すべき画像を特定する特定情報を含んでいる。特定情報は、例えば、画像を示す画像情報が記憶されている場所を示すアドレス(例えば、URL=”file://xxx.xxx.xxx.xxx/abc/xyz.pdf”など)によって、形成すべき画像を特定する。なお、特定情報は形成すべき画像を特定するものであればよいから、アドレスではなく画像を示すもの、すなわち画像情報そのものであってもよい。
また、操作部303の操作により、画像形成の態様が指定されたときには、指示情報には、さらに、態様情報が含まれるようになっている。態様情報は、画像形成の態様に対応する情報を示すものであって、この例においては、画像形成の態様を示す名称(例えば、「2枚両面」など)により画像形成の態様に対応させている。なお、態様情報に対応する画像形成の態様は、画像形成の態様を示す名称によって特定されるものではなく、画像形成の態様を示す設定情報の名称(例えば、「設定情報C」など)によって特定されるものであってもよい。
操作部303は、キーボード、マウスなど、クライアント装置30を操作するための複数の操作子を有し、クライアント装置30の利用者によって操作子が操作されると、操作に応じた操作信号を出力する。操作信号が制御部301によって取得されると、制御部301によって操作信号に応じた処理が実行される。
表示部304は、表示画面に画像を表示する液晶ディスプレイなどの表示装置を有し、制御部301によって表示内容が制御され、例えば、クライアント装置30を操作するためのメニュー画面、クライアント装置30が有する情報などを表示する。
通信部308は、サーバー装置20と接続し、各種情報を遣り取りする通信インターフェースである。
図6は、アプリケーションプログラムBが制御部301によって実行されたときに、サーバー装置20と通信することによって、クライアント装置30の表示部304に表示される画面の一例を示す図である。図6に示すように、表示部304の表示画面には、クライアント装置30が通信回線40を介してサーバー装置20に記憶されているホットフォルダー情報を参照することにより、各名称に対応するホットフォルダーのアイコンF1、F2、F3、F4、F5、およびクライアント装置30において生成される指示情報を示すアイコンJ1が表示される。なお、ホットフォルダーの各アイコンは階層化された表示となっているが、階層化されていなくてもよい。
クライアント装置30の利用者は、操作部303を操作して、アイコンJ1をアイコンF1まで移動させる(例えば、マウスを用いてアイコンJ1をアイコンF1までドラッグしてドロップする)と、通信回線40を介して指示情報が送信され、アイコンF1に対応するホットフォルダー「デフォルト」において、指示情報が受け付けられて、サーバー装置20の記憶部202におけるホットフォルダー「デフォルト」に割り当てられた記憶領域に格納される。以上が、クライアント装置30の構成についての説明である。
次に、第1実施形態におけるサーバー装置20の動作について説明する。以下の説明においては、制御部201のCPUが監視プログラムを実行したことにより実現されるホットフォルダー監視機能において行われる処理について、図7、図8、図9を用いて説明する。
図7は、ホットフォルダー監視機能全体の処理の流れを示すフローチャートである。制御部201によって、監視プログラムが実行されると、制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶されているか、また記憶されている場合にモード設定情報を確認し、モード設定情報に含まれる選択情報を確認する(ステップS100)。制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶されているか否か、モード設定情報に含まれる選択情報が示す内容から通常モードとするか移動モードとするかを判定する(ステップS200)。
制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶されていない場合または記憶されていても選択情報が通常モード処理の選択を示す場合には、通常モードと判定(ステップS200;Yes)し、通常モード処理を行う(ステップS300)。一方、制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶され、選択情報が移動モード処理の選択を示す場合には、通常モードではなく移動モードと判定(ステップS200;No)し、移動モード処理を行う(ステップS400)。そして、それぞれの処理が終了すると、ホットフォルダー監視機能を終了する。
なお、通常モード処理(ステップS300)、移動モード処理(ステップS400)ともに、処理が終了したら、終了指示があるまでは、それぞれの処理を繰り返すようしてもよい。例えば、移動モード処理(ステップS400)を終了したときに、クライアント装置30からの終了指示要求、操作部203の操作による終了指示などがあるまでは、移動モード処理(ステップS400)を再び行うようにしてもよい。続いて、通常モード処理(ステップS300)、移動モード処理(ステップS400)の処理内容を順に説明する。
図8は、ホットフォルダー監視機能における通常モード処理の流れを示すフローチャートである。通常モード処理が開始されると、制御部201は、ホットフォルダー情報に応じて設けられている全て(予め設定された一部であってもよい。以下同じ)のホットフォルダーを監視(ステップS310)し、クライアント装置30から指示情報がいずれかのホットフォルダーに受け付けられて格納されることを待つ(ステップS320;No)。制御部201は、指示情報がいずれかのホットフォルダーに格納される(ステップS320;Yes)と、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップS360)を行って終了する。
この画像形成指示は、指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で形成させる指示である。例えば、指示情報がホットフォルダー「4枚両面」に格納されると、制御部201は、通信部208を介して、特定情報が示すアドレス(例えばクライアント装置30の記憶部302)にある画像情報を取得し、この画像情報を画像形成装置10に出力するとともに、この画像情報が示す画像を、指示情報が格納されたホットフォルダーに設定された画像形成の態様(4ページを1枚にまとめて形成、両面形成)で形成させる指示を示す制御情報を画像形成装置10に出力する。
そして、画像形成装置10は、上述のようにしてサーバー装置20から出力されてきた画像情報が示す画像を、画像処理部106において4ページを1枚にまとめた画像に変換し、画像形成部107において、変換された画像を記録媒体である紙の両面に形成されるようにして出力する。
図9は、ホットフォルダー監視機能における移動モード処理の流れを示すフローチャートである。移動モード処理が開始されると、制御部201は、ホットフォルダー情報に応じて設けられている全てのホットフォルダーを監視(ステップS410)し、クライアント装置30から指示情報がいずれかのホットフォルダーに受け付けられて格納されることを待つ(ステップS420;No)。制御部201は、指示情報がいずれかのホットフォルダーに格納される(ステップS420;Yes)と、その指示情報に態様情報が含まれるか否かを判定する(ステップS430)。
指示情報に態様情報が含まれていない場合(ステップS430;No)には、制御部201は、エラー処理(ステップS470)を行って終了する。エラー処理とは、画像形成装置10に、指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像の形成させずに、予め設定された処理、例えば、クライアント装置30の利用者に対して、その旨の報知(表示部304に表示させるなど)を行う処理である。一方、指示情報に態様情報が含まれている場合(ステップS430;Yes)には、制御部201は、態様情報に対応するHF名称があるか否かを判定する(ステップS440)。具体的には、全てのホットフォルダーのHF名称に、態様情報が示す画像形成の態様の名称と対応するもの(この例においては、一致する名称)があるか否かを記憶部202に記憶されているホットフォルダー情報を参照して判定する。
なお、完全に一致する名称でなくてもよく、対応関係が認識できる程度に一致(部分一致など)しているものであればよい。また、態様情報が設定情報の名称で示されている場合には、ホットフォルダー情報を参照して、態様情報が示す設定情報の名称と、ホットフォルダー情報に規定されている設定情報の名称と対応するものがある場合には、HF名称に対応するものがあるものとして判定すればよい。
態様情報に対応するHF名称がない場合(ステップS440;No)には、制御部201は、エラー処理(ステップS470)を行って終了する。一方、態様情報に対応するHF名称がある場合(ステップS440;Yes)には、制御部201は、指示情報を、対応するHF名称のホットフォルダーに移動して格納させる(ステップS450)。そして、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップS460)を行って終了する。この画像形成指示は、上述したように、指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、画像形成指示が行われるときに指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で形成させる指示である。
具体的な一例を挙げて、移動モード処理における動作の説明を行う。「2枚片面」を示す態様情報が含まれる指示情報がホットフォルダー「4枚両面」に格納されると、制御部201は、態様情報が示す「2枚片面」に対応するホットフォルダー「2枚片面」に指示情報を移動させて格納させる。そして、制御部201は、通信部208を介して、指示情報に含まれる特定情報が示すアドレスにある画像情報を取得し、この画像情報を画像形成装置10に出力するとともに、指示情報が格納されたホットフォルダーに設定された画像形成の態様(2ページを1枚にまとめて形成、片面形成)で形成させる指示を示す制御情報を画像形成装置10に出力する。
そして、画像形成装置10は、上述のようにしてサーバー装置20から出力されてきた画像情報が示す画像を、画像処理部106において2ページを1枚にまとめた画像に変換し、画像形成部107において、変換された画像を記録媒体である紙の片面に形成されるようにしてプリントする。以上が、ホットフォルダー監視機能において行われる処理について説明である。
このように、本発明の第1実施形態に係るサーバー装置20は、移動モードに設定されているときには、ホットフォルダーに格納された指示情報に含まれる態様情報に対応する画像形成の態様と、格納されたホットフォルダーに設定された画像形成の態様とが異なっていても、態様情報に対応する画像形成の態様が設定されているホットフォルダーに移動させた後に、画像形成装置10に画像形成の指示をすることにより、態様情報に対応する画像形成の態様で画像形成装置10に指示情報に係る画像を形成させる。一方、通常モードに設定されているときには、サーバー装置20は、態様情報に対応する画像形成の態様にかかわらず、指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で画像形成装置10に指示情報に係る画像を形成させる。
<第2実施形態>
第2実施形態における画像形成装置10、サーバー装置20およびクライアント装置30は、第1実施形態におけるものと共通の構成であるが、サーバー装置20におけるホットフォルダー監視機能が異なるものとなっている。また、サーバー装置20の記憶部202において記憶されているホットフォルダー情報には、さらに一のホットフォルダーを特定する情報が含まれ、この情報によって特定の一のホットフォルダー(以下、第2実施形態においては、特定ホットフォルダー(特定HF)という。)が予め設定されている。一方で、記憶部202にはモード設定情報は記憶されていない。この例においては、特定ホットフォルダーは、ホットフォルダー「デフォルト」として設定されている。以下、第2実施形態におけるホットフォルダー監視機能において行われる処理について、図10を用いて説明する。
図10は、第2実施形態に係るホットフォルダー監視機能の処理の流れを示すフローチャートである。制御部201によって、監視プログラムが実行されると、制御部201は、ホットフォルダー情報に応じて設けられている全てのホットフォルダーを監視(ステップS510)し、クライアント装置30から指示情報がいずれかのホットフォルダーに受け付けられて格納されることを待つ(ステップS520;No)。制御部201は、指示情報がいずれかのホットフォルダーに格納される(ステップS520;Yes)と、指示情報が格納されたホットフォルダーが特定ホットフォルダー(特定HF)であるか否かを判定する(ステップS525)。
特定ホットフォルダーではないと判定(ステップS525;No)すると、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップS560)を行って終了する。この画像形成指示は、第1実施形態において述べたように、指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、画像形成指示が行われるときに指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で形成させる指示である。
一方、特定ホットフォルダーであると判定(ステップS525;Yes)すると、制御部201は、特定ホットフォルダーに格納された指示情報に態様情報が含まれるか否かを判定する(ステップS530)。
指示情報に態様情報が含まれていない場合(ステップS530;No)には、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップS560)を行って終了する。一方、指示情報に態様情報が含まれている場合(ステップS530;Yes)には、制御部201は、態様情報に対応するHF名称があるか否かを判定する(ステップS540)。
態様情報に対応するHF名称がない場合(ステップS540;No)には、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップS560)を行って終了する。一方、態様情報に対応するHF名称がある場合(ステップS540;Yes)には、制御部201は、指示情報を、対応するHF名称のホットフォルダーに移動して格納させる(ステップS550)。そして、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップS560)を行って終了する。
このように、第2実施形態におけるホットフォルダー監視機能においては、指示情報が特定ホットフォルダー以外のホットフォルダーに格納された場合、また、特定ホットフォルダーに格納されたとしても指示情報に態様情報が含まれない場合には、第1実施形態における通常モード処理に対応する処理が行われる。一方、態様情報を含む指示情報が特定ホットフォルダーに格納された場合には、第1実施形態における移動モード処理に対応する処理が行われる。
<第3実施形態>
第3実施形態における画像形成装置10、サーバー装置20およびクライアント装置30は、第1実施形態におけるものと共通の構成であるが、サーバー装置20におけるホットフォルダー監視機能が異なるものとなっている。また、サーバー装置20の記憶部202は、ホットフォルダー情報とともに、テンプレート情報を記憶している。なお、第3実施形態においては、ホットフォルダーは複数でなくてもよいから、ホットフォルダー情報は、一のホットフォルダーについて規定したものであってもよいし、ホットフォルダー情報が記憶部202に記憶されていなくてもよい。
図11は、記憶部202に記憶されたテンプレート情報を説明する図である。テンプレート情報とは、設定情報とその名称(設定名称)とを対応付けた情報であり、この例においては、テンプレート情報は、図11に示すようになっている。すなわち、設定情報の種類は5種類であり、それぞれ「デフォルト」、「2枚片面」、「4枚片面」、「2枚両面」、「4枚両面」という名称が付けられ、それぞれ、「設定情報P」、「設定情報A」、「設定情報B」、「設定情報C」、「設定情報D」が対応している。設定情報が示す画像形成の態様は、第1実施形態において説明したとおりである。
また、記憶部202に記憶されているモード設定情報は、監視プログラム実行中において、移動モード処理の代わりに後述する切替モード処理を実現するための情報、および、切替モード処理または通常モード処理の選択を示す選択情報を含んでいる。以下、第3実施形態におけるホットフォルダー監視機能において行われる処理について、図12、図13を用いて説明する。
図12は、ホットフォルダー監視機能全体の処理の流れを示すフローチャートである。制御部201によって、監視プログラムが実行されると、制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶されているか、また記憶されている場合にモード設定情報を確認し、モード設定情報に含まれる選択情報を確認する(ステップSA100)。制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶されているか否か、モード設定情報に含まれる選択情報が示す内容から通常モードとするか切替モードとするかを判定する(ステップSA200)。
制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶されていない場合または記憶されていても選択情報が通常モード処理の選択を示す場合には、通常モードと判定(ステップSA200;Yes)し、通常モード処理を行う(ステップSA300)。一方、制御部201は、記憶部202にモード設定情報が記憶され、選択情報が切替モード処理の選択を示す場合には、通常モードではなく切替モードと判定(ステップSA200;No)し、移動モード処理を行う(ステップSA400)。そして、それぞれの処理が終了すると、ホットフォルダー監視機能を終了する。なお、通常モード処理(ステップSA300)、切替モード処理(ステップSA400)ともに、処理が終了したら、終了指示があるまでは、それぞれの処理を繰り返すようしてもよい。
通常モード処理(ステップSA300)については、第1実施形態における通常モード処理(ステップS300)と共通の処理内容であるからその説明を省略する。以下、切替モード処理(ステップSA400)の処理内容を説明する。
図13は、ホットフォルダー監視機能における切替モード処理の流れを示すフローチャートである。切替モード処理が開始されると、制御部201は、ホットフォルダー情報に応じて設けられている全てのホットフォルダーを監視(ステップSA410)し、クライアント装置30から指示情報がいずれかのホットフォルダーに受け付けられて格納されることを待つ(ステップSA420;No)。制御部201は、指示情報がいずれかのホットフォルダーに格納される(ステップSA420;Yes)と、その指示情報に態様情報が含まれるか否かを判定する(ステップSA430)。
指示情報に態様情報が含まれていない場合(ステップSA430;No)には、制御部201は、エラー処理(ステップSA470)を行って終了する。エラー処理とは、第1実施形態におけるエラー処理と共通の処理である。一方、指示情報に態様情報が含まれている場合(ステップSA430;Yes)には、制御部201は、態様情報に対応する設定名称があるか否かを判定する(ステップSA440)。具体的には、テンプレート情報を参照して、全ての設定名称に、態様情報が示す設定名称と対応するもの(この例においては、一致する名称)があるか否かを判定する。なお、第1実施形態で延べたように、完全に一致する名称でなくてもよく、対応関係が認識できる程度に一致(部分一致など)しているものであればよい。
態様情報に対応する設定名称がない場合(ステップSA440;No)には、制御部201は、エラー処理(ステップSA470)を行って終了する。一方、態様情報に対応する設定名称がある場合(ステップSA440;Yes)には、制御部201は、指示情報が格納されているホットフォルダーに対して、この設定名称に対応する画像形成の態様を設定する(ステップSA450)。そして、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップSA460)を行って終了する。この画像形成指示は、第1実施形態において述べたように、指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、画像形成指示が行われるときに指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で形成させる指示である。
このように、本発明の第3実施形態に係るサーバー装置20は、切替モードに設定されているときには、ホットフォルダーに格納された指示情報に含まれる態様情報に対応する画像形成の態様と、格納されたホットフォルダーに設定された画像形成の態様とが異なっていても、そのホットフォルダーに対して態様情報に対応する画像形成の態様を設定した後に、画像形成装置10に画像形成の指示をすることにより、態様情報に対応する画像形成の態様で画像形成装置10に指示情報に係る画像を形成させる。一方、通常モードに設定されているときには、サーバー装置20は、態様情報に対応する画像形成の態様にかかわらず、指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で画像形成装置10に指示情報に係る画像を形成させる。
<第4実施形態>
第4実施形態における画像形成装置10、サーバー装置20およびクライアント装置30は、第3実施形態におけるものと共通の構成であるが、サーバー装置20におけるホットフォルダー監視機能が異なるものとなっている。また、サーバー装置20の記憶部202において記憶されているホットフォルダー情報には、さらに一のホットフォルダーを特定する情報が含まれ、この情報によって特定の一のホットフォルダー(以下、第4実施形態においては、特定ホットフォルダー(特定HF)という。)が予め設定されている。なお、ホットフォルダーが一つしかない場合には、そのホットフォルダーが特定ホットフォルダーとなる。
一方で、記憶部202にはモード設定情報は記憶されていない。この例においては、特定ホットフォルダーは、ホットフォルダー「デフォルト」として設定されている。以下、第4実施形態におけるホットフォルダー監視機能において行われる処理について、図14を用いて説明する。
図14は、第4実施形態に係るホットフォルダー監視機能の処理の流れを示すフローチャートである。制御部201によって、監視プログラムが実行されると、制御部201は、ホットフォルダー情報に応じて設けられている全てのホットフォルダーを監視(ステップSA510)し、クライアント装置30から指示情報がいずれかのホットフォルダーに受け付けられて格納されることを待つ(ステップSA520;No)。制御部201は、指示情報がいずれかのホットフォルダーに格納される(ステップSA520;Yes)と、指示情報が格納されたホットフォルダーが特定ホットフォルダー(特定HF)であるか否かを判定する(ステップSA525)。
特定ホットフォルダーではないと判定(ステップSA525;No)すると、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップSA560)を行って終了する。この画像形成指示は、第1実施形態において述べたように、指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、画像形成指示が行われるときに指示情報が格納されたホットフォルダーに設定されている画像形成の態様で形成させる指示である。
一方、特定ホットフォルダーであると判定(ステップSA525;Yes)すると、制御部201は、特定ホットフォルダーに格納された指示情報に態様情報が含まれるか否かを判定する(ステップSA530)。
指示情報に態様情報が含まれていない場合(ステップSA530;No)には、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップSA560)を行って終了する。一方、指示情報に態様情報が含まれている場合(ステップSA530;Yes)には、制御部201は、態様情報に対応する設定名称があるか否かを判定する(ステップSA540)。
態様情報に対応する設定名称がない場合(ステップSA540;No)には、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップSA560)を行って終了する。一方、態様情報に対応する設定名称がある場合(ステップSA540;Yes)には、制御部201は、指示情報が格納されているホットフォルダーに対して、この設定名称に対応する画像形成の態様を設定する(ステップSA550)。そして、制御部201は、画像形成装置10に対して画像形成指示(ステップSA560)を行って終了する。
このように、第4実施形態におけるホットフォルダー監視機能においては、指示情報が特定ホットフォルダー以外のホットフォルダーに格納された場合、また、特定ホットフォルダーに格納されたとしても指示情報に態様情報が含まれない場合には、第1実施形態における通常モード処理に対応する処理が行われる。一方、態様情報を含む指示情報が特定ホットフォルダーに格納された場合には、第3実施形態における切替モード処理に対応する処理が行われる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな形態で実施可能である。
<変形例1>
上述した第1実施形態においては、クライアント装置30から指示情報をホットフォルダーに格納させるときには、格納させるホットフォルダーは、ホットフォルダー情報により示される全てのホットフォルダーが対象となっていたが、予め設定された一のホットフォルダーが対象となるようにしてもよい。また、一のホットフォルダーが対象となるのは、サーバー装置20において、移動モード処理がなされている場合であってもよい。
ここで、一のホットフォルダーが対象となったときには、クライアント装置30においてアプリケーションプログラムBが制御部301によって実行されたときに、対象となる一のホットフォルダーが表示部304に表示され、そのホットフォルダーにだけ指示情報を格納させるようにしてもよい。また、全てのホットフォルダーが表示され、予め設定された一のホットフォルダーに指示情報が格納されたときに、移動モード処理が行われるようにし、それ以外のホットフォルダーに指示情報が格納されたときには、移動モードであっても、通常モード処理を行うようにしてもよい。これは、第3実施形態においても適用可能である。
また、上述した第2、4実施形態に適用する場合には、対象となる一のホットフォルダーが特定ホットフォルダーであってもよい。
<変形例2>
上述した各実施形態において、形成すべき画像を示す画像情報を指示情報とともにホットフォルダーに格納させるようにしてもよい。この場合には、指示情報に含まれる特定情報は、画像情報が記憶されている場所を示すアドレスを相対パスで示すようにしてもよい。また、指示情報が格納されるホットフォルダーが移動するときには、特定情報によって特定される画像を示す画像情報も合わせて移動するようにしてもよい。
<変形例3>
上述した第2実施形態における、対応するHF名称のホットフォルダーへ指示情報の移動を行う処理(図10のステップS550)において、対応するHF名称のホットフォルダーにおいて設定されている設定情報を、指示情報が格納されている特定ホットフォルダーに設定することにより、指示情報の移動が行われたものとしてもよい。
<変形例4>
上述した各実施形態における各プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD)など)、光記録媒体(光ディスク(CD、DVD)など)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピューター読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、各装置にインストールしてもよい。また、通信回線を介して各装置にダウンロードしてインストールしてもよい。
10…画像形成装置、20…サーバー装置、30…クライアント装置、40…通信回線、101,201,301…制御部、102,202,302…記憶部、103,203,303…操作部、104,204,304…表示部、105…画像読取部、106…画像処理部、107…画像形成部、108,208,308…通信部

Claims (6)

  1. 各々が、形成すべき画像を特定する特定情報を含む指示情報を受け付け、当該指示情報を格納する複数の格納手段であって、各々に画像形成の態様が設定された格納手段と、
    画像を形成する画像形成手段を制御して、前記格納手段に格納された指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、当該格納手段に設定された画像形成の態様で形成させる制御手段であって、前記格納手段に格納された指示情報が画像形成の態様に対応する態様情報を含む場合には、当該格納手段に格納された指示情報を、当該態様情報に対応する画像形成の態様が設定された格納手段に移動させてから、前記画像形成手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする画像形成制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の格納手段のうち予め設定された一の格納手段に指示情報が格納された場合であって、当該指示情報が前記態様情報を含む場合には、当該格納手段に格納された指示情報を、当該態様情報に対応する画像形成の態様が設定された格納手段に移動させてから、前記画像形成手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記格納手段に格納された指示情報に態様情報が含まれない場合には、前記画像形成手段による画像の形成をさせずに、予め設定された処理を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の画像形成制御装置。
  4. 第1モードと第2モードのいずれかに設定するモード設定手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記モード設定手段によって第1のモードに設定されているときには、前記格納手段に格納された指示情報が画像形成の態様を示す態様情報を含むか否かにかかわらず、前記画像形成手段を制御して、前記格納手段に格納された指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、当該格納手段に設定された画像形成の態様で形成させる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の画像形成制御装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成制御装置と、
    前記指示情報を出力する指示装置と
    を具備し、
    前記指示装置が出力した指示情報は、前記予め設定された一の格納手段に受け付けられて格納される
    ことを特徴とする画像形成制御システム。
  6. コンピューターを、
    各々が、形成すべき画像を特定する特定情報を含む指示情報を受け付け、当該指示情報を格納する複数の格納手段であって、各々に画像形成の態様が設定された格納手段と、
    画像を形成する画像形成手段を制御して、前記格納手段に格納された指示情報に含まれる特定情報によって特定される画像を、当該格納手段に設定された画像形成の態様で形成させる制御手段であって、前記格納手段に格納された指示情報が画像形成の態様に対応する態様情報を含む場合には、当該格納手段に格納された指示情報を、当該態様情報に対応する画像形成の態様が設定された格納手段に移動させてから、前記画像形成手段を制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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