JP5349119B2 - 高周波増幅器 - Google Patents
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Description
この高周波増幅器では、入力端子101と終端抵抗102の間に、複数の入力側伝送線路103が直列に接続されており、出力端子104と終端抵抗105の間に、複数の出力側伝送線路106が直列に接続されている。
また、容量107と抵抗108の並列回路がトランジスタ109のゲート側と直列に接続されており、複数のトランジスタ109のゲート側が、当該並列回路を介して、複数の入力側伝送線路103の間に接続されている。
また、複数のトランジスタ109のソース側は接地されており、複数のトランジスタ109のドレイン側は、複数の出力側伝送線路106の間に接続されている。
トランジスタ109のゲート側の等価回路は、図12に示すように、トランジスタ109の容量121、抵抗122、インダクタンス123及びトランジスタ109の入力端子124の直列回路で表される。
したがって、図11の高周波増幅器の入力側は、トランジスタ109の抵抗やトランジスタ109のインダクタンス成分を無視すると、等価的に図13のように表される。
容量131は、トランジスタ109の容量121と容量107の合成成分であり、インダクタンス132は、入力側伝送線路103のインダクタンス成分である。
したがって、この回路のインピーダンスを終端抵抗102及び入力端子101と整合することにより、広帯域に良好な反射特性が得られる。
したがって、図11の高周波増幅器の出力側は、トランジスタ109の抵抗やトランジスタ109のインダクタンス成分を無視すると、等価的に図15のように表される。
インダクタンス145は出力側伝送線路106のインダクタンス成分である。
したがって、この回路のインピーダンスを終端抵抗105及び出力端子104と整合することにより、広帯域に良好な反射特性が得られる。
なお、容量107、入力側伝送線路103のインダクタンス成分132及び出力側伝送線路106のインダクタンス成分145は、所望のインピーダンスや帯域が得られるように決定される。
ゲートバイアス端子110については、一般的にトランジスタ109のゲート電流が小さく、電圧降下を考慮する必要がないため、終端抵抗102に接続されている。
一方、ドレインバイアス端子112については、一般的にトランジスタ109のドレイン電流を流して使用するため電圧降下を考慮する必要がある。このため、ドレインバイアス端子112は終端抵抗105には接続されず、別に設けたドレインバイアス印加用スタブ111に接続されている。
また、ドレインバイアス印加用スタブ111の線路幅は、ドレイン電流が流れても焼き切れないような制約条件を設ける必要があるため、特性の劣化を小さくすることが困難である。
したがって、ドレイン電流の制約と高出力化のための線路幅の条件とが相反するため、整合をとるのが困難である。
また、ドレインバイアス印加用スタブ111の線路幅をドレイン電流が流れても焼き切れないようにする必要があるため、特性の劣化を小さくすることが困難である課題があった。
さらに、ドレイン電流の制約と高出力化のための線路幅の条件とが相反するため、整合をとるのが困難である課題があった。
図1はこの発明の実施の形態1による高周波増幅器を示す構成図である。
図1において、入力端子1は増幅対象の信号を入力する端子である。
入力側伝送線路3は入力端子1と終端抵抗2の間に直列に接続されている線路である。
出力端子4はトランジスタ9により増幅された信号を出力する端子である。
出力側伝送線路6は出力端子4と終端抵抗5の間に直列に接続されている線路である。
トランジスタ9はゲート側(入力側)が容量7と抵抗8の並列回路を介して、複数の入力側伝送線路3の間に接続され、ドレイン側(出力側)が複数の出力側伝送線路6の間に接続され、ソース側が接地されており、入力端子1から入力された信号を増幅する素子である。
ゲートバイアス端子11はトランジスタ9のゲートバイアスを入力する端子であり、終端抵抗2と接続されている。
ショートスタブ12はトランジスタ9の出力側と接続されている。
ドレインバイアス端子13はトランジスタ9のドレインバイアスを入力する端子であり、ショートスタブ12と接続されている。
高周波増幅器の入力側は、トランジスタ9の抵抗やトランジスタ9のインダクタンス成分を無視すると、等価的に図2のように表される。
容量21は、トランジスタ9の容量と容量7の合成成分であり、インダクタンス22は、入力側伝送線路3のインダクタンス成分である。
したがって、この回路のインピーダンスを終端抵抗2及び入力端子1と整合することにより、広帯域に良好な反射特性が得られる。
インダクタンス31は出力側伝送線路6のインダクタンス成分、容量32はトランジスタ9の容量成分であり、インダクタンス33はショートスタブ12のインダクタンス成分である。
ショートスタブ12に設けられている容量は、電流をグランドから遮断するためのものであり、無視できる大きさとしている。
したがって、この回路のインピーダンスを終端抵抗5及び出力端子4と整合することにより、広帯域に良好な反射特性が得られる。
ゲートバイアス端子11については、一般的にトランジスタ9のゲート電流が小さく、電圧降下を考慮する必要がないため、終端抵抗2に接続されている。
一方、ドレインバイアス端子13については、一般的にトランジスタ9のドレイン電流を流して使用するため電圧降下を考慮する必要がある。このため、ドレインバイアス端子13は終端抵抗5には接続されず、ショートスタブ12に接続されている。
図1の高周波増幅器では、ドレインバイアス端子13を接続するために、新たにドレインバイアス印加用スタブを設ける必要がない。このため、ドレインバイアス印加用スタブを設けたことで不整合が生じて、特性が劣化する状況の発生を回避することができる。
また、ショートスタブ12を高周波増幅器の入力側に適用するようにしてもよい。
図4はこの発明の参考例による高周波増幅器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
容量14は複数のトランジスタ9のドレイン側間に接続されている。
図4の高周波増幅器では、ドレインバイアス端子13は、全てのショートスタブ12とそれぞれ接続されている。
また、ショートスタブ12のインダクタンス成分は、トランジスタ9の容量成分を無視できるほど大きいものとしている。
高周波増幅器の出力側は、トランジスタ9の容量成分を無視すると、等価的に図5のように表される。
このため、高周波増幅器の出力側は、容量14が直列に接続され、インダクタンス33が並列に接続されたハイパスフィルタの回路構成となる。
したがって、この回路のインピーダンスを終端抵抗5及び出力端子4と整合することにより、広帯域に良好な反射特性が得られる。
ショートスタブ12は、従来の高周波増幅器におけるドレインバイアス印加用スタブ111と異なり(図11を参照)、ショートスタブ12のインダクタンス成分(図5のインダクタンス33)を含む状態で出力側の整合が図られている。
図4の高周波増幅器では、ドレインバイアス端子13を接続するために、新たにドレインバイアス印加用スタブを設ける必要がない。このため、ドレインバイアス印加用スタブを設けたことで不整合が生じて、特性が劣化する状況の発生を回避することができる。
図4の高周波増幅器では、複数のトランジスタ9のドレイン側間を接続する出力側伝送線路6が不要となるので、複数のトランジスタ9を密接に配置することができ、小型化を図ることができる。
図6はこの発明の実施の形態3による高周波増幅器を示す構成図であり、図において、図1及び図4と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図6の高周波増幅器では、出力側伝送線路6の一部が容量14に置き換えられている。
ドレインバイアス印加用スタブ15は終端抵抗5と並列に接続されている。
ドレインバイアス端子16はトランジスタ9のドレインバイアスを入力する端子であり、ドレインバイアス印加用スタブ15と接続されている。
高周波増幅器の出力側は、トランジスタ9の抵抗やトランジスタ9のインダクタンス成分を無視すると、等価的に図7のように表される。
このため、高周波増幅器の出力側は、インダクタンス31と容量14が直列に接続され、容量32又はインダクタンス33が並列に接続された回路構成となる。
この回路構成は、ローパスフィルタとハイパスフィルタを組み合わせたものに相当する。
このため、ドレインバイアス印加用スタブ15についてはドレイン電流による制約条件が緩和されて無視できるようになり、従来の高周波増幅器(図11を参照)と比べて、不整合が小さく、特性の劣化が小さくなる。
また、この高周波増幅器では、ハイパスフィルタに相当する回路の位置を変えてもよいので、レイアウトの自由度が向上する効果が得られる。
図8はこの発明の実施の形態4による高周波増幅器を示す等価回路図であり、図において、図6と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
Z1はショートスタブ12側を見込んだインピーダンスであり、Z2はトランジスタ9側を見込んだインピーダンスである。
このように、インピーダンスZ1とインピーダンスZ2との差異が最も大きくなる位置に、ショートスタブ12を接続することにより、ドレインバイアス端子13の影響がある場合も、高周波増幅器としての特性の劣化を小さくすることができる効果を奏する。
図9はこの発明の実施の形態5による高周波増幅器を示す等価回路図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
Z1はショートスタブ12側を見込んだインピーダンスであり、Z2はトランジスタ9側を見込んだインピーダンスである。
図9の高周波増幅器では、ショートスタブ12が、複数のトランジスタ9における一部のトランジスタ9のドレイン側と接続されている。
このように、インピーダンスZ1とインピーダンスZ2との差異が最も大きくなる位置に、ショートスタブ12を接続することにより、ドレインバイアス端子13の影響がある場合も、高周波増幅器としての特性の劣化を小さくすることができる効果を奏する。
即ち、図10に示すように、出力端子4側ほど、出力側伝送線路6の線路幅を太くすることが容易になり、高出力化のための整合がとりやすくなる効果が得られる。
Claims (4)
- 入力端子と終端抵抗の間に直列に接続されている複数の入力側伝送線路と、出力端子と終端抵抗の間に直列に接続されている複数の出力側伝送線路と、入力側が上記複数の入力側伝送線路の間に接続され、出力側が上記複数の出力側伝送線路の間に接続されており、上記入力端子から入力された信号を増幅する複数のトランジスタとを備えた高周波増幅器において、上記トランジスタの出力側と接続されている複数のショートスタブと、上記出力側伝送線路と並列に接続されている複数の容量とを備え、上記複数のショートスタブにおける何れかのショートスタブを介して上記トランジスタのバイアスが印加されることを特徴とする高周波増幅器。
- 入力端子と終端抵抗の間に直列に接続されている複数の入力側伝送線路と、出力端子と終端抵抗の間に直列に接続されている複数の出力側伝送線路と、入力側が上記複数の入力側伝送線路の間に接続され、出力側が上記複数の出力側伝送線路の間に接続されており、上記入力端子から入力された信号を増幅する複数のトランジスタとを備えた高周波増幅器において、上記複数のトランジスタにおける一部のトランジスタの出力側と接続されているショートスタブを備え、上記複数のトランジスタの出力側間を接続する出力側伝送線路の一部が容量に置き換えられ、上記ショートスタブを介して上記トランジスタのバイアスが印加されることを特徴とする高周波増幅器。
- 入力端子と終端抵抗の間に直列に接続されている複数の入力側伝送線路と、出力端子と終端抵抗の間に直列に接続されている複数の出力側伝送線路と、入力側が上記複数の入力側伝送線路の間に接続され、出力側が上記複数の出力側伝送線路の間に接続されており、上記入力端子から入力された信号を増幅する複数のトランジスタとを備えた高周波増幅器において、上記複数のトランジスタにおける一部のトランジスタの出力側と接続されているショートスタブを備え、上記ショートスタブを介して上記トランジスタのバイアスが印加されることを特徴とする高周波増幅器。
- 複数のトランジスタの出力側のうち、ショートスタブ側を見込んだインピーダンスと、トランジスタ側を見込んだインピーダンスとの差異が最も大きくなるトランジスタの出力側に上記ショートスタブが接続されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の高周波増幅器。
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