JP5348301B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5348301B2 JP5348301B2 JP2012214083A JP2012214083A JP5348301B2 JP 5348301 B2 JP5348301 B2 JP 5348301B2 JP 2012214083 A JP2012214083 A JP 2012214083A JP 2012214083 A JP2012214083 A JP 2012214083A JP 5348301 B2 JP5348301 B2 JP 5348301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- image forming
- forming apparatus
- power supply
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
(1)補助電源装置(キャパシタ)から定着部材の加熱手段(キャパシタヒータ)へ電力を供給することで定着部材の加熱手段への電力供給を補助することにより定着部材の昇温時間を短縮することができる(例えば、特許文献1参照。)。
(2)速やかに定着部材の温度を上昇させる構成として定着部材(とくに定着ローラ)の肉厚を薄くする。
すなわち、図1に示すように多数枚のシートを連続通紙した場合、補助電源であるキャパシタの残電量は通紙開始直後から減っていく(図1(b)のb〜c点)。例えば、60秒以上通紙が続いた場合、残電力量は殆どなくなり、放電を停止する。そして通紙終了後(ニップ部に複数のシートを連続して通過させて画像形成を行うひとまとまりの画像形成処理(連続通紙の印刷ジョブ)終了後)にキャパシタの充電は始まるが満充電にはある程度の時間を要する。ここで、放電可能電圧V4まで充電されていない時にキャパシタを放電しても電力が低く定着ローラ温度落ち込み補助にあまり効果がないために放電しないようにしている。ここで、キャパシタの充電電圧が放電可能電圧V4未満で充電電力が十分でない時(図1(b)のe点)に印刷要求(つぎの印刷ジョブ)がきた場合(待機期間PAが短い場合)、キャパシタ側の加熱手段による加熱がなく、かつ定着ローラの熱が加圧ローラに奪われるために通紙開始後の定着ローラの温度落ち込みが大きくなり(図1(a)のA点)、最悪の場合cpmダウンが入る恐れがあった。
発明者は定着ローラが薄肉であること、加圧ローラの熱容量が定着ローラよりも大きいこと、cpmが従来よりも大きくなっていることがこの問題に影響していることを見出し、これを改善すべく鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
(a)ユーザが画像形成装置本体の電源スイッチ(主電源スイッチではない)を押してオンさせる。
(b)画像形成開始信号等の外部信号が入力される。
〔1〕 定着装置(定着装置10,60、図3,図4,図6,図10,図11,図12,図13,図14)と蓄電装置(補助電源装置4b)を備える画像形成装置において、前記定着装置は、回転する定着部材(定着ローラ14,24,34,定着ベルト61)と、前記定着部材に接触してニップ部を形成する加圧部材(加圧ローラ15,加圧ベルト62)と、前記定着部材を加熱する加熱手段(発熱体2a,2b、電磁誘導方式加熱手段(図10,図11,図12,図13,図14))と、を備え、前記画像形成装置は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度未満の場合、前記蓄電装置の充電を開始し、外部電源(商用電源4a)の電力によって前記定着部材を加熱しながら前記定着部材と前記加圧部材を回転させ、前記蓄電装置の充電開始から該蓄電装置の充電電圧が所定の電圧を越えると、前記定着部材の回転を停止することを特徴とする画像形成装置(図2)。
〔2〕 前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度以上の場合、前記画像形成装置は、前記定着部材と前記加圧部材の回転を停止し、前記蓄電装置の充電を行うことを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置(図9)。
〔3〕 前記所定の電圧は、前記蓄電装置の放電可能電圧であることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔4〕 前記画像形成装置は、前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記定着部材を加熱するときは、前記印刷要求で出力中の該定着部材の温度より高い温度に該定着部材の温度を制御することを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1つに記載の画像形成装置。
〔5〕 前記画像形成装置は、前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記定着部材と前記加圧部材の回転を継続させながら前記蓄電装置の充電を開始することを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載の画像形成装置。
〔6〕 前記画像形成装置は、前記蓄電装置の電力を前記加熱手段以外の装置に供給することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の画像形成装置(間接給電方式(図16))。
〔7〕 前記画像形成装置は、画像を読み取る読取装置(読取装置130)と自動原稿送り装置(ADF120)とを備え、前記蓄電装置の電力を前記読取装置と自動原稿送り装置の少なくともいずれかに供給することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の画像形成装置(図2、図16)。
〔8〕 前記加圧部材の熱容量は前記定着部材の熱容量より大きいことを特徴とする前記〔1〕〜〔7〕のいずれか1つに記載の画像形成装置。
つぎの印刷要求(印刷ジョブ)がきた場合でも、通紙開始によって定着部材の温度が大きく落ち込むことがなく、cpmダウンすることなく処理が可能となる態勢で、蓄電装置の充電を行うことができる。
請求項2,3の発明によれば、加圧部材の温度により、待機時の定着部材、加圧部材の回転を極力抑えることができ、各部材の寿命を延ばすことができる。
請求項4〜7の発明によれば、請求項1,3の発明において、電力の効率化を図りつつ、つぎの印刷ジョブに対応することができる。
請求項8,9の発明によれば、請求項1,3〜7の発明において、定着部材の温度の落ち込みを抑えつつ、電力の効率化を図りつつ、つぎの印刷ジョブに対応することができる。
請求項11,12の発明によれば、間接給電方式の画像形成装置においても、キャパシタ充電が十分でない場合の通紙において定着部材の温度落ち込みの抑制を図りcpmダウンを防止しつつ、キャパシタからの電力供給を早めることができ、つぎの印刷ジョブに備えることができる。
請求項13の発明によれば、より定着部材の温度落ち込みが顕在化する場合でも、キャパシタ充電が十分でない場合の通紙において定着部材の温度落ち込みの抑制を図りcpmダウンを防止しつつ、キャパシタからの電力供給を早めることができ、つぎの印刷ジョブに備えることができる。
図2は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。
画像形成装置100は、セットされた読取対象の原稿を読取装置130に送る自動原稿送り装置(ADF)120と、ADF120から送られてきた原稿を画像として読み取る読取装置130と、読取装置130で読み取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成部140と、を備える。また、画像形成部140は、本発明の根幹を成す定着装置10を備える。
図2において、41は回転体からなる像担持体の一例であるドラム形状の感光体を示す。この感光体41の周りには、図中に矢印で示す向きの回転方向順に、帯電ローラからなる帯電装置42と、露光手段の一部を構成するミラー43と、現像ローラ44aを備えた現像装置44と、記録材Pとしての用紙(シート)に現像画像を転写する転写装置48と、感光体41の周面に摺接するブレード46aを備えたクリーニング装置46等が配置してある。感光体41は、帯電装置42と現像ローラ44aとの間で露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで走査されて露光される。この感光体41上の露光光Lbが照射される位置を露光部150と言う。
一方、転写部47で転写されずに感光体41上に残った残留トナーは、感光体41の回転と共にクリーニング装置46に至り、クリーニング装置46を通過する間に清掃されて次の画像形成に備える。
ただし、補助ヒータ2bは定着ローラ14の幅方向で発熱分布が調整された(配光調整された)ものでもよい。例えば、定着ローラ14の中央部における発熱分布が端部より大きくなるように配光調整されたヒータや、定着ローラ14の端部における発熱分布が中央部より大きくなるように配光調整されたヒータでもよい。
なお、図5(d)のd点(印刷終了時)は、印刷の最後のシートが排紙センサ111を通り抜けることにより検知され、排紙センサ111の検知信号の出力に基づき補助電源装置4bの充電が開始される。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(例え
ば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電(放電せず)
d点以降(前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点以降)、発熱体2aで加熱されている定着ローラ14を回転駆動させるため、連れ回りする加圧ローラ15は接触する定着ローラ14から熱をもらい、温度低下することがなく、逆に徐々に温度上昇する傾向を示す。また、定着ローラ14は加圧ローラ15により熱を奪われるが、発熱体2aで加熱されているため、ある一定の温度(待機制御温度)以上に維持される。この待機制御温度を通紙動作中の定着ローラ14の温度より高い温度に制御すると、効率的に加圧ローラ15に定着ローラ14の熱を伝えることができる。またこのとき、補助電源装置4bについては少なくとも放電は行なわない。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
d点以降(前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点以降)、発熱体2aで加熱されている定着ローラ14を回転駆動させるため、連れ回りする加圧ローラ15は接触する定着ローラ14から熱をもらい、温度低下することがなく、逆に徐々に温度上昇する傾向を示す。また、定着ローラ14は加圧ローラ15により熱を奪われるが、発熱体2aで加熱されているため、ある一定の温度(待機制御温度)以上に維持される。この待機制御温度を通紙動作中の定着ローラ14の温度より高い温度に制御すると、効率的に加圧ローラ15に定着ローラ14の熱を伝えることができる。定着ローラ14の回転駆動に関しては、例えば前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点で補助電源装置4bの残電量(キャパシタ電圧)を確認し放電可能電圧V4(仮に28v)以下であった場合に前回印刷ジョブで回転駆動中の定着ローラ14の回転を止めずにそのまま回転し続けるとよい。
このように、連続通紙の印刷ジョブ終了時に蓄電装置(キャパシタ)の充電電圧をみて放電可能電圧V4以下の場合は、待機時に前記外部電源から電力供給される加熱手段により加熱された定着部材を回転させ加圧部材の温度を上げることにより、キャパシタ電力不足時(つぎの印刷ジョブの際)の印刷に対して定着部材の温度落ち込みを抑制し、cpmダウンを防止することができる。定着部材が薄肉の場合、温度落込みが大きいので、本来待機時の都度回転させればよいが、そうすると定着部材、加圧部材の寿命に影響があるので、キャパシタ充電の少ない時に限定することにより寿命に対する問題は回避しつつ、連続通紙後の通紙などの場合に対しての温度落込みを防ぐことができる。
また、連続通紙の印刷ジョブ終了時に蓄電装置(キャパシタ)の充電電圧をみて放電可能電圧V4を超える場合は、通常の待機動作でつぎの印刷ジョブに対応することができる。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
まず、図8(a)のd点以降(前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点以降)、補助電源装置4bの残電量が放電可能電圧V4以下の場合、商用電源4aから発熱体2aへの電力供給がオフとなるようにして、発熱体2aを消灯する。
商用電源4aから発熱体2aへの電力供給をオフとする方法としては、強制的に電力供給を停止するか、定着ローラ14の制御温度を通常の設定温度から補助電源装置4bの充電中に定着ローラ14の温度が下回らない温度まで引き下げて設定することを行なう。ここで、定着ローラ14の制御温度とは、温度検知手段8a,8bが検知した温度がその制御温度となるように発熱体2aで定着ローラ14を加熱制御する設定温度であり、検知温度がこの制御温度を下回ると商用電源4aから発熱体2aに電力供給され、制御温度を以上となると電力供給を停止するようになっている。ここでは、例えば通常の待機制御温度(190℃)から急速充電時制御温度(170℃)に下げる。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
図10に、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態における定着装置とその周辺回路の構成を示す。この実施形態では、上記実施形態において、図3の発熱体2の代わりに電磁誘導加熱手段を用いている。図10(a)に示す、本実施形態における定着装置10は、離型層の下層に発熱層としてNi薄層を有する薄肉定着ローラ14を有し、この定着ローラ14内に電磁誘導加熱手段として、主電源装置(商用電源4a)用の発熱部材としての誘導加熱コイル12a、補助電源装置4b用の発熱部材としての誘導加熱コイル12bが配置されている。また、定着装置10は、誘導加熱コイル12a,12bに交番電流(高周波電流)を流すインバータ回路16a,16bと、商用電源4aからの交流電圧を整流する整流回路17aと、補助電源装置4bからの電圧を変圧するDC/DCコンバータ17bを有する。
これらのような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
図11,図12に、本発明の画像形成装置100における定着装置10に、電磁誘導による誘導方式の外部加熱手段を備えた構成例を示す。
定着装置10は、定着ローラ24と、この定着ローラ24との間で定着ニップ部を形成する加圧回転体としての加圧ローラ15と、電磁誘導による誘導方式の外部加熱手段52を有している。
外部加熱手段52は、コイル保持体54と、コイル保持体54に巻回された導線からなるコイル56を有している。コイル保持体54は図示しない装置側板に支持されている。外部加熱手段52は、定着ローラ24の周方向に約70mmの長さを有し、定着ローラ24の軸方向のほぼ全体に亘って延びている。
また、定着ローラ24の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーモパイル35と、加圧ローラ15の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ36と、サーモパイル35、サーミスタ36の検知情報に基づいてコイル56への電力供給を制御する制御手段40を有している。制御手段40は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータを意味する。
発熱層24cは、厚さが0.05〜0.5mmの金属層として形成されている。誘導発熱するための発熱層24cは、非磁性の金属でもよいが、ステンレスのうちでもSUS430、SUS410などの磁性ステンレス、鉄やニッケル、及びこれらを主成分とする合金等の強磁性体であることが望ましい
弾性層24dは、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどの耐熱性のあるエラストマーから形成されており、厚さは0.25mmである。この弾性層24dは、用紙Pやトナー画像の凹凸に追従できる柔軟性を得る観点から設けられている。弾性層24dは発熱層24cの上に存在するので、発熱層24cの熱を表面へ伝えやすい方が望ましく、かかる観点から、熱伝導率を高めるために、金属など各種フィラーを混入させた構成でもよい。弾性層24dの厚さの範囲は、0.2mm〜2mmである。これは、10μm以下であるトナー粒径や10μm前後の太さである紙繊維等による画像表面の凹凸に追従することにより、定着ローラ24からトナーに受け渡す伝熱量のバラツキによる光沢ムラを抑え、高品質の定着画質を得るためである。100μm以上であることがより望ましい。硬度はJISA硬度30度以下が望ましい。
離型層24eは、定着ローラ24の表面にオイルを塗布しなくても離型性を確保できるようにするために設けられており、PFAやPTFEなどのフッ素系樹脂、あるいは離型性を有するシリコーン系樹脂やゴムにより厚みが10〜80μmの層に形成される。シリコーンゴムよりも摩耗しにくく傷の付き難いPFAやPTFEなどのフッ素系樹脂で形成すれば、定着ローラ24の耐久性も高めることができる。
図10において、定着ローラ24は、加圧ローラ15の表面硬度より軟らかい構成になっている。このため図に示すように定着ニップ部は、加圧ローラ15が定着ローラ24へ入り込んで弾性層24d及び断熱層24bが変形する形態となっている。これにより、用紙Pは定着ニップ部SNで定着ローラ24に対して凸となるように曲げられ、定着後の定着ローラ24からの分離性が向上する。なお、前記SNは図10においては加圧ローラにより定着ローラが凹んでいる部分を指している。
定着ローラ24は、不図示のモータ及び伝達ギアにより駆動され、加圧ローラ15を従動で回転させている。
このような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
図11の電磁誘導方式の外部加熱手段に代えて、定着ローラの内部に電磁誘導方式の加熱手段を設けてもよい。図13に、本発明の画像形成装置100における定着装置10に、電磁誘導による誘導方式の内部加熱手段を備えた構成例を示す。
定着装置10は、発熱層を有する薄肉の定着ローラ34と、この定着ローラ34との間で定着ニップ部を形成する加圧回転体としての加圧ローラ15と、定着ローラ34の円筒内部に配置され、誘導コイル22、磁性コア21、磁束遮蔽板23からなる電磁誘導方式の内部加熱手段を有している。また、誘導コイル22には、前述した電磁誘導方式加熱手段2と同様の構成で、誘導加熱用インバータ回路50、商用電源4a、補助電源装置4bが接続されている。
このような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
図14は、電磁誘導方式加熱手段を用いた定着ベルト方式の本発明に係る画像形成装置における定着装置の構成図である。
定着装置60は、シートP上のトナー画像を加熱する定着ベルト61と、定着ベルト61よりも内側に配置されて定着ベルト61の長手方向の温度分布差を低減させるヒートパイプ65とを備える。そして、ヒートパイプ65の長手方向の端部に間隙を隔てて設けられ、ヒートパイプ65の長手方向の端部を覆うようにカバーするフランジを備える。
このような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
本発明はこの直接給電方式に限定されるものではなく、例えば、ニップ部にシートを通過させて定着を行う時に、補助電源装置4bの電力を定着装置の他の装置駆動の電力(例えば、ローラ駆動系の電力)として供給し、その分だけ余剰が生じた外部電源(商用電源4a)の電力を加熱手段に供給するようにしてもよい。あるいは、画像形成装置全体としてみた場合に、ニップ部にシートを通過させて画像形成を行う時に、補助電源装置4bの電力を定着装置以外の装置駆動の電力(例えば、図2における自動原稿送り装置(ADF)120、読取装置130の駆動電力)として供給し、その分だけ余剰が生じた外部電源
(商用電源4a)の電力を加熱手段に供給するようにしてもよい。
これらの場合の定着装置でも、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;放電せず
なお、発熱体2bは、商用電源4aから電力供給されるサブヒータとして使用してもよいし、省略してもよい。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
を行わず蓄電装置(補助電源装置4b)の急速充電を行うこと。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
3 第2の制御部
4a 商用電源(主電源)
4b 補助電源装置
5 充電装置
6 主電源スイッチ
7 充放電切替え装置
8,8a,8b,8c 温度検知手段
9 主電源装置
10,60 定着装置
12a,12b 誘導加熱コイル
16a,16b 高周波インバータ
17a 整流回路
17b DC/DCコンバータ
14,24,34 定着ローラ
15 加圧ローラ
21 磁性コア
22 誘導コイル
23 磁束遮蔽板
24a 芯金
24b 断熱層
24c 発熱層
24d 弾性層
24e 離型層
35 サーモパイル
36 サーミスタ
40 制御手段
41 感光体
42 帯電装置
43 ミラー
44 現像装置
44a 現像ローラ
46 クリーニング装置
46a ブレード
47 転写部
48 転写装置
49 レジストローラ
50 誘導加熱用インバータ回路
51 プラグ
52 外部加熱手段
54 コイル保持体
56 コイル
61 定着ベルト
62 加圧ベルト
63 定着ローラ
63a シリコーンゴム層
63b 芯金
64 定着テンションローラ
64a 中空ローラ
65 ヒートパイプ
66 定着パッド
67 加圧ローラ
68 ハロゲンヒータ
70 加圧テンションローラ
71 加圧パッド
77 加圧クロスメンバ
78 コイルユニット(磁束発生手段)
100 画像形成装置
101 システム系
110 給紙コロ
111 排紙センサ
120 ADF(自動原稿送り装置)
130 読取装置
140 画像形成部
150 露光部
Lb 露光光
P シート(記録材)
Claims (8)
- 定着装置と蓄電装置を備える画像形成装置において、
前記定着装置は、
回転する定着部材と、
前記定着部材に接触してニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材を加熱する加熱手段と、を備え、
前記画像形成装置は、
一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度未満の場合、
前記蓄電装置の充電を開始し、
外部電源の電力によって前記定着部材を加熱しながら前記定着部材と前記加圧部材を回転させ、
前記蓄電装置の充電開始から該蓄電装置の充電電圧が所定の電圧を越えると、
前記定着部材の回転を停止することを特徴とする画像形成装置。 - 前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度以上の場合、
前記画像形成装置は、
前記定着部材と前記加圧部材の回転を停止し、
前記蓄電装置の充電を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記所定の電圧は、前記蓄電装置の放電可能電圧であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、
前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、
前記定着部材を加熱するときは、前記印刷要求で出力中の該定着部材の温度より高い温度に該定着部材の温度を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、
前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、
前記定着部材と前記加圧部材の回転を継続させながら前記蓄電装置の充電を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、
前記蓄電装置の電力を前記加熱手段以外の装置に供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、
画像を読み取る読取装置と自動原稿送り装置とを備え、
前記蓄電装置の電力を前記読取装置と自動原稿送り装置の少なくともいずれかに供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記加圧部材の熱容量は前記定着部材の熱容量より大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012214083A JP5348301B2 (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012214083A JP5348301B2 (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008023168A Division JP5102057B2 (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 画像形成装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013170974A Division JP2013235297A (ja) | 2013-08-21 | 2013-08-21 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013033268A JP2013033268A (ja) | 2013-02-14 |
JP5348301B2 true JP5348301B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=47789146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012214083A Active JP5348301B2 (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5348301B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08185078A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
JP2003076210A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2007152716A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像読取装置及び複合装置 |
JP2007226061A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2007286537A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2012
- 2012-09-27 JP JP2012214083A patent/JP5348301B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013033268A (ja) | 2013-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8811843B2 (en) | Image forming apparatus for forming toner image on recording medium | |
JP5549906B2 (ja) | 定着装置、画像形成装置及びカラー画像形成装置 | |
JP6108837B2 (ja) | 画像加熱装置 | |
JP4917903B2 (ja) | 加熱装置、定着装置、加熱部材の温度制御方法及び画像形成装置 | |
JP4922229B2 (ja) | 誘導加熱定着装置 | |
JP4636870B2 (ja) | 像加熱装置 | |
JP2009139674A (ja) | 定着装置、および画像形成装置 | |
JP2007316627A (ja) | 画像形成装置の定着装置及びその定着方法 | |
JP2008268957A (ja) | 画像形成装置の定着装置及びその制御方法 | |
JP2011033642A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
US20130051879A1 (en) | Fuser including fixing belt | |
US8913910B2 (en) | Fixing device | |
JP4962201B2 (ja) | 定着装置及び発熱ローラ並びにそれを用いた画像形成装置 | |
US8660450B2 (en) | Fixing device | |
JP4781457B2 (ja) | 画像加熱装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2010181713A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009294331A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006071960A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP5102057B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5031457B2 (ja) | 像加熱装置および像加熱装置を備えた画像形成装置 | |
JP5348301B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013235297A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007079064A (ja) | 画像加熱装置 | |
JP2007057672A (ja) | 像加熱装置および画像形成装置 | |
JP4295564B2 (ja) | 定着装置及び回転制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130805 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5348301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |