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JP5232723B2 - 画像形成システム、サーバ、及び画面データ管理プログラム - Google Patents

画像形成システム、サーバ、及び画面データ管理プログラム Download PDF

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JP5232723B2 JP2009131011A JP2009131011A JP5232723B2 JP 5232723 B2 JP5232723 B2 JP 5232723B2 JP 2009131011 A JP2009131011 A JP 2009131011A JP 2009131011 A JP2009131011 A JP 2009131011A JP 5232723 B2 JP5232723 B2 JP 5232723B2
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Description

本発明は、画像形成システム、サーバ、及び画面データ管理プログラムに関し、特に、ユーザ所望の表示画面を自在に画像形成装置等の電気機器の表示部に表示させる際の技術に関する。
従来から、ユーザからの指示を受け付けて、当該指示が示す動作等を行う画像形成装置等の電気機器では、装置前面の操作パネルにLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部が設けられ、当該表示部に配設されたタッチパネル機能により、表示部に表示される表示画面内の各操作ボタンに対応する動作実行指示をユーザから受け付ける技術が採用されている(下記特許文献1参照)。
特開2007−232908号公開公報
しかしながら、上記画像形成装置では、表示部において複数の表示画面を遷移させて表示する場合、各表示画面の画面データを表示部での表示が可能となるようにデータ形式を変換するために時間を要する。これは、ユーザが所望通りに操作ボタン等をカスタマイズして配置した表示画面を自在に表示部に表示させる表示制御を実現させたい場合に、ユーザがカスタマイズした全ての表示画面の表示用データを当該画像形成装置が保有し、当該表示用データのデータ形式を変換して表示部に表示させる表示制御を行うときに、特に問題となる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、画像形成装置等の電気機器における表示部での画面データの表示時に、当該表示を可能とするために要するデータ変換時間を削減することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、少なくともサーバと画像形成装置とを有する画像形成システムであって、
前記サーバは、
前記画像形成装置の表示部の表示画面内に表示させる表示対象パーツの選択指示をユーザから受け付けるパーツ選択指示受付部と、前記選択された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、前記パーツ選択指示受付部で受け付けられた表示対象パーツ選択指示が示す表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定部によるアクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部とを有する画面データ生成部と、
前記生成部によって生成された前記表示画面の画面データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている各画面データについて前記表示部での表示頻度を算出する表示頻度算出部と、
前記画像形成装置の表示部での表示時に、表示対象とされる画面データを前記記憶部から読み出して当該表示部で表示可能なデータ形式に変換するものであって、当該記憶部に記憶されている画面データの中で、前記表示頻度算出部によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度を示す画面データは、前記表示部での表示制御が開始される前に前記データ形式に予め変換しておくデータ変換部と、
前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記画像形成装置に対して送信する画面データ送信部とを備え、
前記画像形成装置は、
前記表示画面を表示する表示部と、
前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記サーバから取得するデータ取得部と、
前記データ取得部によって取得された表示用データを前記表示部に表示させる表示制御部とを備えるものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、前記サーバのデータ変換部は、前記画面データについての前記表示頻度が前記高頻度を示す場合には当該画面データについての表示用データを前記記憶部に蓄積させておき、前記画面データについての前記表示頻度が前記高頻度を示さない場合には当該画面データについての表示用データを前記記憶部に蓄積させないことによって、前記高頻度か否かに応じて行う前記画面データについての表示制御開始前のデータ変換とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、画像形成装置に備えられる表示部の表示画面として表示させる画面データを生成及び管理するサーバであって、
前記画像形成装置の表示部の表示画面内に表示させる表示対象パーツの選択指示をユーザから受け付けるパーツ選択指示受付部と、前記選択された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、前記パーツ選択指示受付部で受け付けられた表示対象パーツ選択指示が示す表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定部によるアクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部とを有する画面データ生成部と、
前記生成部によって生成された前記表示画面の画面データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている各画面データについて前記表示部での表示頻度を算出する表示頻度算出部と、
前記画像形成装置の表示部での表示時に、表示対象とされる画面データを前記記憶部から読み出して当該表示部で表示可能なデータ形式に変換するものであって、当該記憶部に記憶されている画面データの中で、前記表示頻度算出部によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度を示す画面データは、前記表示部での表示制御が開始される前に前記データ形式に予め変換しておくデータ変換部と、
前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記画像形成装置に対して送信する画面データ送信部とを備える。
また、請求項7に記載の発明は、電気機器に備えられる表示部に表示させる画面データを生成及び管理するように、サーバを機能させる画面データ管理プログラムであって、
当該サーバを、
前記電気機器の表示部の表示画面内に表示させる表示対象パーツの選択指示をユーザから受け付けるパーツ選択指示受付部と、前記選択された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、前記パーツ選択指示受付部で受け付けられた表示対象パーツ選択指示が示す表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定部によるアクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部とを有する画面データ生成部と、
前記生成部によって生成された前記表示画面の画面データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている各画面データについて前記表示部での表示頻度を算出する表示頻度算出部と、
前記電気機器の表示部での表示時に、表示対象とされる画面データを前記記憶部から読み出して当該表示部で表示可能なデータ形式に変換するものであって、当該記憶部に記憶されている画面データの中で、前記表示頻度算出部によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度を示す画面データは、前記表示部での表示制御が開始される前に前記データ形式に予め変換しておくデータ変換部と、
前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記電気機器に対して送信する画面データ送信部と
して機能させる。
これらの発明では、データ変換部が、表示部での表示頻度の高い画面データを、表示制御部による表示部の表示制御が開始される前に(例えば、画像形成装置又は電気機器の起動時等に)、当該表示部で表示可能なデータ形式に変換しておくので、当該画面データについて記憶部からのデータ読出処理、及びデータ変換処理に時間を要する場合であっても、表示頻度の高い表示画面の画面データについては、表示部での表示が必要となった時に、即座に表示部に表示可能になり、パフォーマンスを向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成システムであって、前記サーバの前記表示頻度算出部は、前記画面データを構成する各表示対象パーツ毎に前記表示頻度を算出し、
前記データ変換部は、前記表示頻度が前記高頻度である表示対象パーツについて、前記表示部での表示制御が開始される前の前記データ変換を行うものである。
この発明によれば、サーバにおいて、データ変換部が、表示頻度が高頻度である表示対象パーツは、表示部での表示制御が開始される前に、当該表示部での表示が可能なデータ形式に予め変換しておくので、例えば、生成部が、各表示対象パーツを組み合わせて、表示対象とされる画面データを完成させる時点で、表示頻度が高頻度である表示対象パーツは、既に上記データ変換済みとなっているので、データ変換処理を更に削減することが可能になる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成システムであって、前記サーバの前記データ変換部は、前記表示頻度が前記高頻度に満たない前記画面データであっても、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示及び前記アクション設定に基づいたユーザによる変更が行われないものとして予め定められた画面データについては、前記表示部での表示制御が開始される前の前記データ変換を行うものである。
この発明によれば、データ変換部が、表示頻度が高頻度に満たない画面データであっても、ユーザによる変更が行われないものとして予め記憶部に記憶されている画面データについては、表示部での表示制御が開始される前に表示部で表示可能なデータ形式に予め変換しておくので、ユーザによるカスタマイズが行われない画面データについてのデータ読出処理及びデータ変換処理に要する時間を削減して、当該画面データの表示が必要となった時に、即座に表示部に表示可能し、パフォーマンスを向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成システムであって、クライアントコンピュータを更に備え、
当該クライアントコンピュータは、当該クライアントコンピュータから前記サーバの前記画面データ生成部を操作可能なウェブブラウザを備えるものである。
この発明によれば、ユーザは、クライアントコンピュータのウェブブラウザを操作することで、画像形成装置の表示部に表示させる表示画面の画面データを生成することができる。
本発明によれば、画像形成装置等の電気機器における表示部での画面データの表示時に、当該表示を可能とするために要するデータ変換時間を削減することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの一例を示す図である。 サーバコンピュータ、PC及び複合機について表示画面の生成処理及び表示処理に必要な構成を示す図である。 パネルクリエータ部による表示画面生成処理を示すフローチャートである。 (a)(b)は表示部に表示される表示画面の一例を示す図、(c)はパネルクリエータ部による生成処理で作成された表示画面の例を示す図である。 カスタマイズ受付画面の一例を示す図である。 画像形成システムによる、上記サーバコンピュータで生成された表示画面についての複合機の表示部での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機の動作実行制御の第1実施形態を示すフローチャートである。 画像形成システムによる、上記サーバコンピュータで生成された表示画面についての複合機の表示部での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機の動作実行制御の第1実施形態を示すフローチャートである。 画像形成システムによる、上記サーバコンピュータで生成された表示画面についての複合機の表示部での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機の動作実行制御の第2実施形態を示すフローチャートである。 パネルクリエータ部による表示画面生成処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 サーバコンピュータ、PC及び複合機について表示画面の生成処理及び表示処理に必要な構成の他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成システム、サーバ、及び画面データ管理プログラムについて図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成システムの一例を示す図である。画像形成システム10は、複数台の複合機1と、サーバコンピュータSV2と、各パーソナルコンピュータ(以下、PC)31乃至34とでなる。但し、画像形成システム10が備える複合機、サーバコンピュータ、及びPCの台数はこれに限定されない。
画像形成装置の一例である複合機1は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の機能を兼ね備えている。さらに、複合機1は、スキャナ部で読み取った原稿の文書データを複合機1の内部記憶装置や、LAN(local area network)等によって複合機1にネットワーク接続されたサーバコンピュータSV2、各PC31乃至34内の記憶部等に格納すると共に、複合機1の内部記憶装置、サーバコンピュータSV2及び各PC31乃至34内の記憶部に記憶されているプリント対象データを読み出してプリントアウトする等を行う文書管理機能を備えている。
さらに、複合機1には、LCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部50が備えられている。また、サーバコンピュータSV2は、複合機1の表示部50で表示される表示画面の画面データ(以下、画面データという)を生成可能である。複合機1は、サーバコンピュータSV2から、表示部50に表示画面を表示させるために当該画面データを受け取って表示部50に表示する。画像形成システム10による上記画面データの生成処理、複合機1における上記表示画面を表示するための構成及び処理は後述する。
次に、サーバコンピュータSV2、PC31乃至34、及び複合機1の内部構成であって、画面データの生成処理及び表示処理に必要な構成を説明する。図2は、サーバコンピュータ、PC及び複合機について表示画面の生成処理及び表示処理に必要な構成を示す図である。なお、PC31乃至34で表示画面の生成処理に必要な構成は同様であるため、図2にはPC31の構成を示す。
PC31は、制御部310と、記憶部311とを備えている。
記憶部311は、HDD等からなり、サーバコンピュータSV2との間で表示画面生成を行うためのプログラムが記憶されている。
制御部310は、CPU等からなり、PC31の全体的な動作制御を司ると共に、記憶部311に記憶されている上記プログラムに従って動作することで、ウェブブラウザ3100として機能する。
ウェブブラウザ3100は、サーバコンピュータSV2に対して、パネルクリエータ部25の起動指示を送信し、パネルクリエータ部25をWebアプリケーションとして起動させる。すなわち、ウェブブラウザ3100は、上記カスタマイズ受付画面の表示データ、上記表示画面の背景画像のデータ等を、LAN等を介してサーバコンピュータSV2のパネルクリエータ部25から受信してディスプレイに表示させる。また、ウェブブラウザ3100は、サーバコンピュータSV2のパネルシミュレータ部28から、パネルクリエータ部25で生成されてパネルシミュレータ部28によりHTML形式データに変換された表示用データとしての画面データを受信して、ユーザによる確認用にパソコン31のディスプレイに表示させる。
また、サーバコンピュータSV2は、本発明の一実施形態として必要な構成として、拡張アプリケーション20と、パネルクリエータ部25とを備える。
パネルクリエータ部25は、複合機1の表示部50に表示される表示画面の画面データを、例えばXML(Extensible Markup Language)形式のデータで生成するツールである。パネルクリエータ部25は、表示画面を構成する各種ボタン等の各表示対象パーツのカスタマイズをユーザから受け付けて表示画面を生成する処理を行う。
パネルクリエータ部25は、パーツ指定受付部254と、レイアウト指示受付部255と、アクション設定部252と、生成部253として機能する。
パーツ指定受付部(パーツ選択指示受付部)254は、複合機1の表示部50の表示画面内に表示させる例えば操作ボタン、アイコン、文字列等の表示対象パーツの指定を、サーバコンピュータSV2に備えられる図略の操作部(マウス又はキーボード等)を介してユーザから受け付ける。ユーザが指定可能な複数の表示対象パーツの画像データは、パネルクリエータ部25に記憶されている。例えば、ユーザによりPC31のウェブブラウザ3100からパネルクリエータ部25の起動指示が当該パネルクリエータ部25に送られると、パーツ指定受付部254は、サーバコンピュータSV2に備えられるLCD等のディスプレイにカスタマイズ受付画面を表示させる。このカスタマイズ受付画面には、上記表示対象パーツが表示され、当該表示中の表示対象パーツからユーザ所望の表示対象パーツが操作部の操作でユーザにより指定されると、パーツ指定受付部254が、当該指定された表示対象パーツの指定を受け付ける。
レイアウト指示受付部255は、パーツ指定受付部254で指定された表示対象パーツについての表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付ける。例えば、レイアウト指示受付部255は、上記表示画面の背景画像のデータ(パネルクリエータ部25に記憶されている)を用いて、上記ディスプレイに当該表示画面の背景画像を擬似的に表示させ、当該背景画像中における任意の箇所がユーザにより上記操作部を用いて指定されると、当該指定された箇所を上記指定された表示対象パーツの配置箇所として受け付ける。
アクション設定部252は、パーツ指定受付部254で指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定する。すなわち、パーツ指定受付部254では、表示画面内に配置する表示対象パーツの種類がユーザにより指定されるが、アクション設定部252は、当該指定された表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応する複合機1の動作を関連付けて設定する。例えば、アクション設定部252は、「原稿サイズA3ボタン」という表示対象パーツがユーザにより指定された場合には、当該「原稿サイズA3ボタン」について予め対応付けられているアクションとして、「原稿サイズA3の記録用紙が格納されている給紙カセットから記録用紙を給紙させる指示を受け付ける動作」を「原稿サイズA3ボタン」に関連付けて設定する。
生成部253は、パーツ指定受付部254での上記表示対象パーツ指定、レイアウト指示受付部255での上記レイアウト指示、及びアクション設定部252での上記アクション設定で定められた内容で表示画面を生成する処理を行う。すなわち、ユーザは、パーツ指定受付部254での上記表示対象パーツ指定、レイアウト指示受付部255での上記レイアウト指定を行うと、アクション設定部252によるアクション設定、及び生成部253による表示画面生成処理により、複合機1の表示部50に表示させる表示画面を所望通りにカスタマイズして作成することができる。本実施形態では、生成部253は、XML形式でScriptファイルに画面データをエクスポートする。なお、本実施形態では、表示画面のデータファイルとしてXML形式のScriptファイルを使用するが、システム構成上は、XML形式以外の他のマークアップ言語であっても構わない。
パネルシミュレータ部28は、パネルクリエータ部25によってエクスポートされた上記Scriptファイルでなる画面データの内容を解析し、PC31のディスプレイでの表示を可能にするために当該画面データをHTML形式のデータに変換するツールである。当該変換された当該HTML形式の表示用データは、通信部21からPC31のウェブブラウザ3100に送られる。
拡張アプリケーション20は、主に、通信部21と、記憶部22と、Script Interpreter 23、Business Logic24とを備える。
拡張アプリケーション20は、サーバコンピュータSV2に後から追加インストール可能なアプリケーションである。
通信部21は、PC31等との間で上記各指示や画面データ等を、LAN等を介して送受信すると共に、複合機1との間では、記憶部22に記憶されている画面データ、制御コマンド、ボタン指定情報等の送受信を行う。
記憶部22は、パネルクリエータ部25で生成されたScriptファイルの画面データを記憶する。記憶部22は、HDD等からなり、さらに、サーバコンピュータSV2の全体的な動作制御プログラム、拡張アプリケーション20のプログラム(パネルクリエータのプログラムを含む)等が記憶されている。サーバコンピュータSV2の中央制御部であるCPUは、記憶部22に記憶されている各プログラムに従って動作することで、拡張アプリケーション20等として機能する。
Script Interpreter (データ変換部)23は、記憶部22に記憶されている画面データを解析して、複合機1のウェブブラウザ16による表示部50での表示が可能なデータ形式(本実施形態ではHTML形式)に変換するデータ変換処理と、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic24への展開処理とを行う。Script Interpreter 23は、上記表示用にHTML変換処理を行った表示用データを、APIを介してBusiness Logic24に渡す。
Business Logic24は、通信部21を介して複合機1のプラットフォーム13に、上記表示用にHTML変換処理が行われた表示用データを送信する。また、Business Logic24は、上記Script Interpreter23によるScriptファイルの解析で得られた情報(表示対象パーツを示す情報と、当該表示対象パーツに設定されているアクションを示す情報)を基に、複合機1によるアクション(複合機1の動作)を制御する。
すなわち、Business Logic24は、複合機1のウェブブラウザ16により表示部50に表示される表示画面に表示されている操作ボタン等の表示対象パーツがユーザにより指定されると、いずれの表示対象パーツが指定されたかのボタン指定情報を、複合機1から通信部21を介して取得し、上記Script Interpreter23から渡された上記情報を基に、上記ボタン指定情報が示す表示対象パーツに設定されているアクションを解析し、解析したアクションを実行するために、当該解析したアクションに対応するAPI(制御コマンド)を呼び出す。すなわち、Business Logic24は、当該解析したアクションを複合機1に実行させるための制御コマンドを生成する。例えば、Business Logic24は、解析したアクションがスキャナ機能である場合は、複合機1にスキャナ機能を実行させるための制御コマンドとして、スキャナ送信APIを呼び出す。
APIは、複合機1のコントローラ11によって実行される複合機1の上記基本機能をファームウェア以外から実行するためのインタフェイスである。APIは、複合機1のプラットフォーム13を通じて、複合機1のファームウェア内のコントローラ11にアクセスして複合機1の上記基本機能を実行させる。
表示頻度算出部26は、記憶部22に記憶されている画面データ(Scriptファイルでなり、ユーザによりカスタマイズされている表示画面)の複合機1における表示部50での表示頻度を算出する。
上述したScript Interpreter23は、更に、記憶部22に記憶されている画面データの中で、表示頻度算出部26によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度(後述)を示す画面データについては、当該画面データを、表示部50での表示制御が開始される前に、当該表示部50での表示が可能な予め定められたデータ形式(本実施形態では、HTML形式)に予め変換しておく。
また、表示頻度算出部26は、上記画面データを構成する各表示対象パーツ毎に上記表示頻度を算出するようにしてもよい。この場合、Script Interpreter23は、表示頻度が上記高頻度である表示対象パーツについては、当該表示対象パーツを、表示部50での表示制御が開始される前に、予め定められたデータ形式(本実施形態では、HTML形式)に予め変換しておく。
さらに、Script Interpreter23は、表示頻度が上記高頻度に満たない画面データであっても、上記表示対象パーツ選択指示、レイアウト指示及びアクション設定に基づいたユーザによる変更が行われないものとして予め定められた画面データ(例えば、複合機1の起動開始時に表示部50に表示される初期画面(スタート画面)、デフォルトの表示画面背景画像等)については、表示部50での表示制御が開始される前に、予め定められたデータ形式(本実施形態では、HTML形式)に予め変換しておくようにしてもよい。
一方、複合機1は、コントローラ11と、記憶部12と、プラットフォーム13と、仲介アプリ14と、ブラウザ16とを備えている。
コントローラ11は、複合機1の全体的な動作制御を司る。コントローラ11は、ファームウェアとして備えられ、複合機1が有するスキャンデータ送信、印刷、データアクセス、システム設定、ネットワーク通信、JOB制御、データ登録などの基本機能を実行する。
プラットフォーム13は、API(Application Programming Interface)等が動作するための基盤である。プラットフォーム13は、コントローラ11とAPIとを中継する責務も持つ。
さらに、プラットフォーム13は、表示部50での表示対象とされる表示画面の表示用データ(Script Interpreter23によるHTML変換処理後のデータ)や各種指示を、サーバコンピュータSV2からLAN等を介して取得する。
なお、コントローラ11は、例えば、表示部50に表示画面(例えば、図4(a)の第1表示画面51)等を表示させているときに、タッチパネル機能等によりユーザの「簡単スキャン」ボタン511の押下操作があると、プラットフォーム13を介してサーバコンピュータSV2の拡張アプリケーション20に問い合わせを行う。すなわち、コントローラ11は、プラットフォーム13を介して、「簡単スキャン」ボタン511(表示対象パーツの一例)がユーザにより指定されたことを示すボタン指定情報(表示パーツ指定情報)をサーバコンピュータSV2の拡張アプリケーション20に送り、拡張アプリケーション20が、当該ボタン指定情報の示すボタン(すなわち、「簡単スキャン」ボタン511)に対して設定されているアクションを解析する。
なお、この例のように、ボタン指定情報の示すボタンが「簡単スキャン」ボタン511であり、拡張アプリケーション20によって解析されるアクションが複合機1での表示部50の表示画面遷移である場合は、例えば図4(b)に示すワークフロー選択画面52への複合機1での表示部50の表示画面遷移を可能にするために、拡張アプリケーション20のScript Interpreter 23及びBusiness Logic24は、記憶部22に記憶されているScriptファイルでなる画面データの解析及びHTML形式へのデータ変換を開始する。Business Logic24は、解析したアクションである表示画面遷移を複合機1に実行させるための制御コマンドを生成する。
記憶部12は、HDD等からなり、コントローラ11として動作させるための動作制御プログラム、ブラウザ16のプログラム等が記憶されている。複合機1の中央制御部であるCPUが、記憶部12に記憶されている各プログラムに従って動作することで、コントローラ11及びブラウザ16等として機能する。
仲介アプリ14は、上記プラットフォーム13がサーバコンピュータSV2から受信した上記HTML変換処理が行われた表示用データを、ブラウザ16で処理可能にするための仲介的な処理を行う。
ブラウザ16は、Web browserであり、上記Script Interpreter 23及びBusiness Logic24から得た上記HTML変換処理済みの表示用データを表示部50に表示させる。ブラウザ16は、本実施形態では、拡張アプリケーション20で変換されたHTML変換処理後のファイルが示す画面構成に合わせて表示画面を表示部50に表示し、また、当該表示画面の表示中に、ユーザからの指示入力操作を表示部50のタッチパネル機能を介して受け付けるインタフェイスとなる。
次に、パネルクリエータ部25による表示画面生成処理を説明する。図3はパネルクリエータ部25による表示画面生成処理を示すフローチャートである。図4(a)(b)は表示部50に表示される表示画面の一例を示す図、(c)はパネルクリエータ部25による生成処理で作成された表示画面の例を示す図である。図5はカスタマイズ受付画面の一例を示す図である。
例えば、図4(a)に示すように、複合機1の表示部50には、複合機1の電源オン時又は、操作パネル上の図略のアプリケーションキー(例えばハードキー)をユーザが押下したときに、ウェブブラウザ16による表示制御で表示部50に第1表示画面51が表示される。第1表示画面51で例えば「簡単スキャン」ボタン511をユーザが押下すると、この押下操作を受けて、コントローラ11は、サーバコンピュータSV2の拡張アプリケーション20(Business Logic24)に対して、この押下操作に基づいて実行すべき動作制御を問い合わせる。拡張アプリケーション20は、例えば、この押下操作に基づいて実行すべき動作制御が、図4(b)に示すワークフロー選択画面52への画面表示遷移であることを解析すると、表示部50の表示をワークフロー選択画面52に遷移させるための処理を行う。
さらに、当該ワークフロー選択画面52において、ユーザにより「紹介状」ボタン521が選択され、「詳細」ボタン522が押下されると、コントローラ11からの問い合わせに従って、Business Logic24が、この押下操作に基づいて実行すべき動作制御が、「紹介状」ボタン521に対応するワークフロー設定を行うための詳細設定画面53(図4(c))への画面表示遷移であると解析したとすると、Business Logic24は、ウェブブラウザ16に、表示部50の表示を詳細設定画面53に遷移させる。
例えば、拡張アプリケーション20(Script Interpreter 23等)が、図5に示されるような表示画面の画面テンプレート、ボタンテンプレート及び文字列データを複数持っており、ユーザによりカスタマイズされてなる上記Scriptファイルを解析し、Scriptファイルが示す画面内で表示させるキーの個数や配置に応じて、持っている画面テンプレート等のデータを用いて、図4(c)に示す詳細設定画面53のように、画面やボタンに文字列を当てはめ、これをウェブブラウザ16により表示部50に表示させる。
ユーザは、当該表示画面の生成処理を行う場合、例えば、サーバコンピュータSV2の操作部(図略)を操作してパネルクリエータ部25にパネルクリエータ起動指示を入力し、当該パネルクリエータ起動指示がパーツ指定受付部254に受け付けられると(S1)、パネルクリエータ部25が起動する(S2)。
そして、パネルクリエータ部25は、通信部21から、例えば、図5に例を示すような、カスタマイズ受付画面54をサーバコンピュータSV2のディスプレイに表示させる(S3)。
ユーザが当該カスタマイズ受付画面54において、マウス等の操作指示入力部を操作して、選択可能な表示対象パーツとして表示されている複数の操作ボタン541〜555やメッセージ表示556〜562の中から、所望の操作ボタン又はメッセージ表示を押下して所望の操作ボタン又はメッセージ表示を選択して指定すると、パーツ指定受付部254は、当該選択された操作ボタン又はメッセージ表示を、表示画面(すなわち、複合機1の表示部50に表示させる表示画面)に表示させる表示対象パーツとして受け付ける(S4)。更に、ユーザが、マウスのドラッグアンドドロップ操作を行って、当該選択された操作ボタン又はメッセージ表示を、カスタマイズ受付画面54に表示されているデフォルト画面570内の所望の位置にドラッグさせると、当該位置に上記選択された操作ボタン等を配置するレイアウト指示がレイアウト指示受付部255に受け付けられる(S4)。
例えば、ユーザが、上記表示パーツ指定により、解像度の「600×600dpi」ボタン541を指定した場合は、アクション設定部252は、「600×600dpi」ボタン541に、スキャン動作時にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力というアクションを割り当てる。或いは、ユーザにより、上記表示パーツ指定により、「もどる」ボタン554が指定された場合は、アクション設定部252は、図4(b)のワークフロー選択画面52に表示部50の表示を遷移させる指示の入力を割り当てて設定する。このように、各表示対象パーツには、それぞれ対応するアクションが予め記憶されており、アクション設定部252によって、対応する個別のアクションが割り当てられる。
上記S5の処理は、ユーザが、デフォルト画面570内に表示させたい表示対象パーツボタンの指定及び配置を行い、カスタマイズ受付画面54内の確定ボタン58をマウス等によりクリックし、ユーザからの当該指定及び配置の終了指示が入力されるまで各表示対象パーツについて実行される(S5)。
上のように表示パーツの指定及びレイアウト指示の受付が終了すると(S5でYES)、パネルクリエータ部25のアクション設定部252が、当該受信された指示が示す各表示対象パーツに対応するアクション(すなわち、複合機1で実行される各動作についての実行指示の受付)を、内蔵する記憶領域から読み出し、選択された各表示対象パーツに関連付けて設定する(S6)。
上記アクション設定後、生成部253は、上記表示対象パーツ指定、レイアウト指示、及びアクション設定によって定められた内容からなる画面データをScriptファイルで生成する(S7)。当該Scriptファイルで表現された画面データは、パネルクリエータ部25により記憶部22に保存される(S8)。
なお、この後、パネルシミュレータ部28が、当該Scriptファイルでなる画面データを読み込んで内容を解析し、PC31のディスプレイでの表示を可能にするためにHTML形式のデータに変換を行い、通信部21を介してPC31に送信する。このHTML形式の表示用データを受信したPC31では、ウェブブラウザ3100がユーザの確認用に当該表示用データが示す表示画面をディスプレイに表示させる。
次に、画像形成システム10による、上記サーバコンピュータSV2で生成された表示画面についての複合機1の表示部50での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機1の動作実行制御の第1実施形態を説明する。図6及び図7は画像形成システム10による、上記サーバコンピュータSV2で生成された表示画面についての複合機1の表示部50での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機1の動作実行制御の第1実施形態を示すフローチャートである。
複合機1が電源オンにより起動開始されると(F1)、コントローラ11は、複合機1が起動したことを示す起動情報をプラットフォーム13からサーバコンピュータSV2に対して送信する(F2)。
サーバコンピュータSV2において、通信部21が当該起動情報を受信すると(SS11)、表示部50に表示画面を表示させるための表示制御が開始される前の時点で、Script Interpreter 23が、記憶部22に記憶されている画面データのうち、表示頻度算出部26によって算出された表示頻度が予め定められた閾値(例えば、1週間に10回等)に達している画面データ(Scriptファイルでなり、ユーザによりカスタマイズされている表示画面)があるかを検索する(SS12)。当該閾値は、ユーザが適宜変更可能である。また、当該閾値に表示頻度が達している画面データをいくつまでScript Interpreter 23及びBusiness Logic24により前もって解析及びデータ変換しておくかの設定も、ユーザによる上記操作部の操作で適宜変更が可能である。
そして、表示頻度が上記閾値に達している画面データがある場合は(SS12でYES)、Script Interpreter 23は、当該表示頻度が上記閾値に達している画面データのScriptファイルを記憶部22から読み出して(SS13)、当該Scriptファイルを解析し、表示部50に表示画面を表示するためのHTML変換処理を行い(SS14)、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic24への展開処理とを行う(SS15)。Script Interpreter 23は、複合機1のブラウザ16による表示部50での表示が可能なデータ形式(本実施形態ではHTML形式)に変換するデータ変換処理を行い、さらに、Script Interpreter 23は、表示頻度が上記閾値に達している画面データのScriptファイルを解析し、Scriptファイルが示す画面内で表示させるキーの個数や配置に応じて、表示画面の構成要素である画面テンプレート、ボタンテンプレート及び文字列データを用いて、画面やボタンに文字列を当てはめ、当該Scriptファイルが示す表示画面を構成し、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic24への展開処理を行う。
すなわち、Business Logic24は、この時点で、Script Interpreter 23から得た上記HTML変換処理後のデータを表示部50での表示が可能となる表示用の表示用データとしておく。当該表示用データは、記憶部22に記憶されていても良いし、更にデータ読み出しを早めるために拡張アプリケーション20の図略のメモリ等に記憶されるようにしてもよい。Script Interpreter 23及びBusiness Logic24は、表示部50での表示制御が開始されるSS16よりも前の時点において、表示部50での表示頻度の高い表示画面(Scriptファイルでなり、ユーザによりカスタマイズされている表示画面)については、データ読み出し及び表示部50で表示可能とするために必要なデータ変換処理を終わらせておく。
なお、SS12において、表示頻度が上記閾値に達している画面データがない場合は(SS12でNO)、SS13乃至SS15の処理はスキップされる。
そして、Interpreter 23及びBusiness Logic24は、記憶部22から、初期画面(スタート画面)の画面データに対応する表示用データを読み出し、通信部21から複合機1に対して当該初期画面の表示用データを送信する(SS16)。この初期画面の画面データをなすScriptファイルについては、本実施形態では、SS11で通信部21が起動情報を複合機1から受信したときであって、表示部50に表示画面を表示させるための表示制御が開始される前の時点で、Script Interpreter 23が、記憶部22から読み出して上記解析及びHTML変換処理、さらに、Business Logic24への展開処理を完了させておき、表示用データを生成しておく。
複合機1において、プラットフォーム13が当該初期画面の表示用データを受信すると(F3)、ブラウザ16が表示部50に当該表示用データを用いて初期画面を表示させる(F4)。
ここで、複合機1において、ユーザによる操作部の操作で、初期画面として表示されている各ボタンのいずれかが押下されると(F5でYES)、コントローラ11は、ボタン指定情報を、プラットフォーム13等を介してサーバコンピュータSV2に送信して、拡張アプリケーション20に、当該ボタン指定情報の示すボタンに設定されているアクションの問い合わせを行う(F6)。サーバコンピュータSV2における画面データを用いた表示処理は、例えば、このように、上記ユーザによる操作に基づいて行われるアクションとして、画面遷移処理が行われる場合に行われる。
サーバコンピュータSV2において、通信部21が、当該ボタン指定情報を受信すると(SS17でYES)、Business Logic24が当該ボタン指定情報の示すボタンに設定されているアクションを解析する(SS18)。解析されたアクションが、特定の表示画面への表示画面制御であるとすると、Script Interpreter 23は、それまで表示部50に表示させていた表示画面に対して遷移後の表示画面となる当該特定の表示画面を特定する。
ここで、表示頻度算出部26は、当該特定された表示画面の画面データについてその表示回数をカウントアップし、予め定められた期間(例えば1週間)内における表示回数を表示頻度として算出する(SS19)。算出した算出頻度は、表示頻度算出部26が記憶しておく。
そして、Script Interpreter23は、上記遷移後となる表示画面のScriptファイルが、既にSS12乃至SS15により、上記解析処理及びHTML形式に変換処理済みかが判断される(SS20)。Script Interpreter23によって、上記遷移後となる表示画面のScriptファイルが、既に上記解析及びHTML形式に変換済みと判断された場合は(SS20でYES)、Business Logic24は、当該上記解析及びHTML形式に変換済みの表示画面のScriptファイルを、通信部21から複合機1に送信する(SS24)。
一方、Script Interpreter 23によって、上記遷移後となる表示画面のScriptファイルが、まだ表示部50で表示可能なHTML形式にデータ変換されていないと判断された場合は(SS20でNO)、Script Interpreter23は、当該表示画面のScriptファイルを記憶部22から読み出して(SS21)、当該Scriptファイルを解析して上記HTML変換処理と(SS22)、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic24への展開処理とを行う(SS23)。Business Logic24は、当該上記解析及びHTML形式に変換済みの表示用データを、通信部21から複合機1に送信する(SS24)。
複合機1では、プラットフォーム13が上記表示用の表示用データを受信すると(F7)、ブラウザ16は、当該受信された表示用データを表示部50に表示させる(F8)。これにより、それまで表示部50に表示されていた先の表示画面から次に遷移すべき表示画面が表示部50に表示される。この点で、ブラウザ16が特許請求の範囲の表示制御部として機能する。
このブラウザ16による上記表示画面の表示中に、ユーザによるタッチパネル機能を利用した操作で、当該表示画面のいずれかの表示ボタンが押下されると(F9でYES)、当該押下された表示ボタンを示すボタン指定情報が、ブラウザ16からプラットフォーム13及び通信部21等を介して、サーバコンピュータSV2のBusiness Logic24に送られる(F10)。
サーバコンピュータSV2において、Business Logic24が、上記Script Interpreter23から渡された情報(当該ボタン指定情報の示す表示ボタンに設定されているアクションに関する情報)を基に、当該ボタン指定情報の示す表示ボタンに関連付けられたアクションを解析する(SS25)。
例えば、ブラウザ16が詳細設定画面53を表示部50に表示させているときに(図4(c)参照)、例えば詳細設定画面53の「600×600dpi」ボタン541がユーザにより押下されると、Business Logic24は、当該「600×600dpi」ボタン541に対応する機能動作が、スキャン動作時にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力であることを、Script Interpreter23から渡された情報を基に解析する。
続いて、Business Logic24は、上記解析した機能を実行するために、当該機能に対応するAPI(制御コマンド)を呼び出し、通信部21及びプラットフォーム13等を介して、当該APIを複合機1のコントローラ11に送信する(SS26)。例えば、Business Logic24は、詳細設定画面53の表示中に、「600×600dpi」ボタン541がユーザにより押下されると、当該「600×600dpi」ボタン531に対応する機能動作が、スキャン動作時にスキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力であることを、Script Interpreter23から渡された上記情報を基に解析し、当該「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作についての実行指示の入力」を受け付ける。そして、Business Logic24は、「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作」を実行するために「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作」に対応するAPIを呼び出す。
複合機1のコントローラ11は、プラットフォーム13を介して上記APIを受信し、当該受信されたAPIに従って、指示された動作を実行する(F11)。例えば、コントローラ11は、「スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせる動作」を実行する。すなわち、Business Logic24がAPIを介して、コントローラ11に、スキャナ部に600×600dpiの解像度で原稿を読み取らせることを設定する。
なお、SS25で解析されたアクションが、表示画面遷移であった場合は、SS19乃至SS24、F7乃至F9と同様の処理が行われることになる。
次に、画像形成システム10による、上記サーバコンピュータSV2で生成された表示画面についての複合機1の表示部50での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機1の動作実行制御の第2実施形態を説明する。図8は画像形成システム10による、上記サーバコンピュータSV2で生成された表示画面についての複合機1の表示部50での表示処理、及びユーザからの動作実行指示に基づく複合機1の動作実行制御の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様の処理は説明を省略すると共に、表示画面が初期画面か否かを区別せずに説明する。
第2実施形態では、表示頻度算出部26は、記憶部22に記憶されている各画面データ(当該各画面データによって表示部50に表示される各表示画面として捉えてもよい)の表示頻度を、当該画面データに表示日時を対応付けて記憶させるタイムスタンプを用いて算出して記憶する。Script Interpreter 23は、表示対象となる画面データの表示頻度を、当該画面データに登録されている上記タイムスタンプに基づいて判断し、表示頻度が高い場合(例えば、1日に1回以上の表示頻度で表示される場合等)は、当該表示頻度の高い画面データについてのHTML形式への変換後の表示用データを記憶部22に蓄積させておき、次回に当該表示頻度の高い画面データの表示要求があれば、当該HTML形式に変換後の表示用データを記憶部22から読み出して通信部21から複合機1に送信させる。
すなわち、第2実施形態では、サーバSV2のScript Interpreter 23は、画面データについての表示頻度が上記高頻度を示す場合には、当該画面データについての表示用データを記憶部22に蓄積させておき、当該画面データについての表示頻度が上記高頻度を示さない場合には当該画面データについての表示用データを記憶部22に蓄積させないようにし、これをもって、高頻度か否かに応じて行う画面データについての表示制御開始前の上記データ変換とする。
以下、図8に沿って説明する。サーバコンピュータSV2において、通信部21が複合機1から起動情報又はボタン指定情報を受信し、Business Logic24によって、これらに対応するアクションが特定の表示画面への表示画面制御の要求であると解析されると(SS31)、Script Interpreter 23は、当該要求により表示対象とされる表示画面に対応する画面データの表示用データ(当該画面データがHTML形式に変換されたデータ)が記憶部22に記憶されているか否かを判断する(SS32)。
ここで、Script Interpreter 23が、当該表示対象とされる表示画面に対応する画面データの表示用データが記憶部22に記憶されていないと判断した場合は(SS32でNO)、Script Interpreter 23は、当該表示対象とされる表示画面に対応する画面データ(Scriptファイルからなる)を記憶部22から読み出して(SS33)、当該Scriptファイルを解析し、表示部50に表示画面を表示するためのHTML変換処理を行い、当該HTML変換処理後の表示用データを記憶部22に蓄積させておく(SS34)。さらに、Script Interpreter 23は、表示画面内に配置された操作ボタン等の表示対象パーツに関連付けられたアクションを実行するためのBusiness Logic24への展開処理とを行う(SS35)。
そして、表示頻度算出部26は、当該画面データに対して、当該時点での日時を表示日時として対応付けて記憶する(SS36)。すなわち、表示頻度算出部26は、当該画面データに対して、表示日時を示すタイムスタンプを登録する。
続いて、Script Interpreter23及びBusiness Logic24は、記憶部22から、上記HTML変換処理等がされてなる表示用データを読み出し、通信部21から複合機1に対して送信する(SS37)。
一方、Script Interpreter 23は、上記表示対象とされる表示画面に対応する画面データの表示用データが記憶部22に記憶されていると判断した場合(SS32でYES)、当該表示用データを記憶部22から読み出す(SS40)。Script Interpreter 23は、当該表示用データに対応する画面データに登録されているタイムスタンプの示す表示日時を表示頻度算出部26から取得して参照し、当該タイムスタンプの示す表示日時から当該読み出し時点までの時間が予め定められた時間(例えば、24時間以内)を既に経過しているか否かを判断する(SS41)。
ここで、Script Interpreter 23によって、当該読み出し時点までの経過時間が予め定められた時間以内であると判断された場合は(SS41でNO)、表示頻度算出部26が、当該読み出し時点での日時を表示日時として、当該表示用データに対応する画面データに新たにタイムスタンプ登録して記憶する(SS42)。そして、通信部21から、当該表示用データが複合機1に対して送信される(SS43)。Script Interpreter 23は、当該送信対象とされた表示用データを記憶部22に蓄積させておく(SS44)。
また、Script Interpreter 23によって、当該読み出し時点までの経過時間が予め定められた時間を既に超えていると判断された場合は(SS41でYES)、通信部21から、当該表示用データが複合機1に対して送信されるが(SS45)、Script Interpreter 23は、当該送信対象とされた表示用データを記憶部22から削除する(SS46)。
なお、上記では、画面データの表示日時を表示頻度算出部26が記憶するとしているが、表示頻度算出部26は、記憶部22や他のメモリに当該表示日時を記憶させておき、必要に応じて読み出すようにしてもよい。
また、上記では、Script Interpreter 23は、記憶部22に表示用データを記憶させておき、次回の読み出し時に利用するとしているが、他のメモリに当該表示用データを記憶させておき、次回の読み出し時に利用するようにしてもよい。
複合機1では、プラットフォーム13が上記表示用データを受信すると(F33)、ブラウザ16は、当該受信された表示用データを表示部50に表示させる(F34)。これにより、それまで表示部50に表示されていた先の表示画面が、上記表示要求がされた新たな表示画面に切り替わって表示される。当該表示画面切替後の処理は、第1実施形態と同様である。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、ユーザによるサーバコンピュータSV2の操作に基づいて表示画面の生成処理を行う場合を説明しているが、本発明は、当該実施形態に限定されない。
例えば、図9に示すように、ユーザによるPC31の操作に基づいて表示画面の生成処理を行うことも可能である。なお、図3に示した表示画面の生成処理と同様の処理は説明を省略する。
この場合、ユーザは、例えば、PC31の操作部(図略)を操作して、ウェブブラウザ3100から表示画面作成指示を入力する。当該ユーザによる表示画面作成指示の入力がウェブブラウザ3100に受け付けられると(P1)、ウェブブラウザ3100がサーバコンピュータSV2に対してパネルクリエータ部25の起動指示を送信する(P2)。
サーバコンピュータSV2において、通信部21を介して、パネルクリエータ部25に上記パネルクリエータ起動指示が受信されると(SS1)、パネルクリエータ部25が起動する(SS2)。そして、パネルクリエータ部25は、通信部21から、例えば、図5に例を示すような、カスタマイズ受付画面54の表示データをPC31に送信する(SS3)。
PC31のウェブブラウザ3100が当該カスタマイズ受付画面54の表示データを受信すると(P3)、パーツ指定受付部254は、PC31のディスプレイに、当該受信された表示データを用いてカスタマイズ受付画面54を表示させる(P4)。
ユーザは、PC31において、ウェブブラウザ3100を介して、表示対象パーツ指定指示及びレイアウト指示を入力すると(P5)、当該表示対象パーツ指定指示及びレイアウト指示をウェブブラウザ3100がサーバコンピュータSV2に送信する(P6)。すなわち、ユーザは、PC31のウェブブラウザ3100を介してサーバコンピュータSV2のパネルクリエータ部25をWebアプリケーションとして操作する。
サーバコンピュータSV2では、パネルクリエータ部25のパーツ指定受付部254、レイアウト指示受付部255が、PC31からの表示パーツ指定及びレイアウト指示を受信すると(SS4)、アクション設定部252が、当該受信された指示が示す各表示対象パーツに対応するアクションを、内蔵する記憶領域から読み出し、選択された各表示対象パーツに関連付けて設定する(SS5)。
上記P4乃至P6の処理は、ユーザが、PC31において、デフォルト画面570内に表示させたい表示対象パーツボタンの指定及び配置を行い、カスタマイズ受付画面54内の確定ボタン58をマウス等によりクリックし、ユーザからの当該指定及び配置の終了指示が入力されるまで各表示対象パーツについて実行される(P7)。
ユーザによる上記表示対象パーツの指定及び配置が終了すると(P7でYES)、ウェブブラウザ3100が表示画面生成終了を示す終了指示をサーバコンピュータSV2に送信する(P8)。
サーバコンピュータSV2において、パネルクリエータ部25が当該終了指示を受信すると(SS6)、生成部253は、上記表示対象パーツ指定、レイアウト指示、及びアクション設定によって定められた内容からなる画面データをScriptファイルで生成する(SS7)。当該Scriptファイルで表現された画面データは、パネルクリエータ部25により記憶部22に保存される(SS8)。
また、上記実施形態では、サーバコンピュータSV2で生成された表示画面は複合機1で表示されるとして説明しているが、当該生成された表示画面は複合機1での表示に限定されるものではなく、他の電気機器の表示部への表示にも適用可能である。
また、本発明の範囲は上記に示した各実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。上記実施形態では、本発明の実施形態の構成及び処理を図1乃至図9に示しているが、当該構成及び処理は本発明の実施形態の単なる一例に過ぎない。
例えば、上記実施形態では、サーバコンピュータSV2に、パネルクリエータ部25及び拡張アプリケーション20を備える例を示しているが、本発明はこれに限られず、図10に示すように、PC31にパネルクリエータ部25、パネルシミュレータ部28を備え、サーバコンピュータSV2に拡張アプリケーション20を備えるものとし、PC31のパネルクリエータ部25で生成された画面データをサーバコンピュータSV2の拡張アプリケーション20によりデータ変換を行って表示用データを生成する構成しとてもよい。
また、例えば、上記図6,図7に示した一連の処理では、表示頻度算出部26は画面データ単位で表示頻度を算出し、Script Interpreter23は、表示頻度算出部26によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度である画面データについては、そのScriptファイルを解析して、当該画面データ(すなわち、画面データを構成する全ての表示対象パーツ)のHTML変換処理を予め行うとしているが、表示頻度算出部26は表示対象パーツ毎に表示頻度を算出し、Script Interpreter23は、表示頻度算出部26によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度である表示対象パーツについて予めHTML変換処理を行っておくようにしてもよい。この場合、(1) 図6及び図7に示したSS19において、表示頻度算出部26は表示対象パーツ毎に表示頻度を算出するものとし、(2)SS12において、Script Interpreter 23は表示頻度が閾値に達しているか否かを表示対象パーツ毎に判断し、(3)SS20乃至SS23において、Script Interpreter 23は、解析及びHTML変換が終了している表示対象パーツはHTML変換済みのものを用い、解析及びHTML変換が終了していない表示対象パーツはこの時点で解析及びHTML変換を行って用いるようにする。
10 画像形成システム
1 複合機
11 コントローラ
13 プラットフォーム
16 ブラウザ
50 表示部
51 表示画面
SV2 サーバコンピュータ
20 拡張アプリケーション
21 通信部
22 記憶部
23 Script Interpreter
24 Business Logic
25 パネルクリエータ部
252 アクション設定部
253 生成部
254 パーツ指定受付部
255 レイアウト指示受付部
26 表示頻度算出部
28 パネルシミュレータ部
31 パーソナルコンピュータ
310 制御部
311 記憶部

Claims (7)

  1. 少なくともサーバと画像形成装置とを有する画像形成システムであって、
    前記サーバは、
    前記画像形成装置の表示部の表示画面内に表示させる表示対象パーツの選択指示をユーザから受け付けるパーツ選択指示受付部と、前記選択された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、前記パーツ選択指示受付部で受け付けられた表示対象パーツ選択指示が示す表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定部によるアクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部とを有する画面データ生成部と、
    前記生成部によって生成された前記表示画面の画面データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている各画面データについて前記表示部での表示頻度を算出する表示頻度算出部と、
    前記画像形成装置の表示部での表示時に、表示対象とされる画面データを前記記憶部から読み出して当該表示部で表示可能なデータ形式に変換するものであって、当該記憶部に記憶されている画面データの中で、前記表示頻度算出部によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度を示す画面データは、前記表示部での表示制御が開始される前に前記データ形式に予め変換しておくデータ変換部と、
    前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記画像形成装置に対して送信する画面データ送信部とを備え、
    前記画像形成装置は、
    前記表示画面を表示する表示部と、
    前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記サーバから取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部によって取得された表示用データを前記表示部に表示させる表示制御部とを備える画像形成システム。
  2. 前記サーバのデータ変換部は、前記画面データについての前記表示頻度が前記高頻度を示す場合には当該画面データについての表示用データを前記記憶部に蓄積させておき、前記画面データについての前記表示頻度が前記高頻度を示さない場合には当該画面データについての表示用データを前記記憶部に蓄積させないことによって、前記高頻度か否かに応じて行う前記画面データについての表示制御開始前のデータ変換とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記サーバの前記表示頻度算出部は、前記画面データを構成する各表示対象パーツ毎に前記表示頻度を算出し、
    前記データ変換部は、前記表示頻度が前記高頻度である表示対象パーツについて、前記表示部での表示制御が開始される前の前記データ変換を行う請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記サーバの前記データ変換部は、前記表示頻度が前記高頻度に満たない前記画面データであっても、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示及び前記アクション設定に基づいたユーザによる変更が行われないものとして予め定められた画面データについては、前記表示部での表示制御が開始される前の前記データ変換を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. クライアントコンピュータを更に備え、
    当該クライアントコンピュータは、当該クライアントコンピュータから前記サーバの前記画面データ生成部を操作可能なウェブブラウザを備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成システム。
  6. 画像形成装置に備えられる表示部の表示画面として表示させる画面データを生成及び管理するサーバであって、
    前記画像形成装置の表示部の表示画面内に表示させる表示対象パーツの選択指示をユーザから受け付けるパーツ選択指示受付部と、前記選択された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、前記パーツ選択指示受付部で受け付けられた表示対象パーツ選択指示が示す表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定部によるアクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部とを有する画面データ生成部と、
    前記生成部によって生成された前記表示画面の画面データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている各画面データについて前記表示部での表示頻度を算出する表示頻度算出部と、
    前記画像形成装置の表示部での表示時に、表示対象とされる画面データを前記記憶部から読み出して当該表示部で表示可能なデータ形式に変換するものであって、当該記憶部に記憶されている画面データの中で、前記表示頻度算出部によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度を示す画面データは、前記表示部での表示制御が開始される前に前記データ形式に予め変換しておくデータ変換部と、
    前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記画像形成装置に対して送信する画面データ送信部とを備えるサーバ。
  7. 電気機器に備えられる表示部に表示させる画面データを生成及び管理するように、サーバを機能させる画面データ管理プログラムであって、
    当該サーバを、
    前記電気機器の表示部の表示画面内に表示させる表示対象パーツの選択指示をユーザから受け付けるパーツ選択指示受付部と、前記選択された表示対象パーツについての前記表示画面内での配置を指示するレイアウト指示をユーザから受け付けるレイアウト指示受付部と、前記パーツ選択指示受付部で受け付けられた表示対象パーツ選択指示が示す表示対象パーツに対して、当該表示対象パーツに対応するアクションを関連付けて設定するアクション設定部と、前記表示対象パーツ選択指示、前記レイアウト指示、及び前記アクション設定部によるアクション設定で定められた内容で前記表示画面の画面データを生成する生成部とを有する画面データ生成部と、
    前記生成部によって生成された前記表示画面の画面データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている各画面データについて前記表示部での表示頻度を算出する表示頻度算出部と、
    前記電気機器の表示部での表示時に、表示対象とされる画面データを前記記憶部から読み出して当該表示部で表示可能なデータ形式に変換するものであって、当該記憶部に記憶されている画面データの中で、前記表示頻度算出部によって算出された表示頻度が予め定められた高頻度を示す画面データは、前記表示部での表示制御が開始される前に前記データ形式に予め変換しておくデータ変換部と、
    前記データ変換部によって変換された表示用データとしての画面データを前記電気機器に対して送信する画面データ送信部と
    して機能させる画面データ管理プログラム。
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