JP5223771B2 - 成膜方法、ゲート電極構造の形成方法及び処理装置 - Google Patents
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また、例えば請求項4に記載するように、前記熱処理工程では、酸化性ガスと希釈ガスとの混合ガスが用いられることを特徴とする。
請求項5の発明は、被処理体の表面のシリコン層の表面に、ゲート電極構造を形成する形成方法において、前記シリコン層の表面に形成されている自然酸化膜を除去する洗浄工程と、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の成膜方法を実施して界面酸化層を形成する界面酸化層形成工程と、前記界面酸化層上にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、真空排気が可能になされた処理容器と、前記処理容器内へ必要なガスを導入するガス導入手段と、前記処理容器内でシリコン層を有する被処理体を支持する支持手段と、前記被処理体を加熱する加熱手段と、装置全体を制御する装置制御部と、を備えた処理装置により前記被処理体に対して熱処理を施すに際して、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の成膜方法の熱処理工程を実施するように前記処理装置を制御するコンピュータに読み取り可能なプログラムを記載することを特徴とする記憶媒体である。
被処理体のシリコン層の表面に、比誘電率が7以上のゲート絶縁膜との間に介在される界面酸化層を形成する成膜方法において、シリコン層の表面をケミカル酸化膜で保護した状態で低酸素分圧酸化処理を施すことができ、これにより膜厚の面内均一性が高く且つ欠陥の少ない極めて薄い界面酸化膜を形成することができる。
次に、上述のように構成した処理装置12を用いて形成されるゲート電極構造及びその形成方法について説明する。図2は本発明方法を用いて形成されるゲート電極構造の一例を示す概略部分拡大図、図3は本発明のゲート電極構造の形成方法の各工程を示すフローチャート、図4は界面酸化層の形成方法の各工程を示すフローチャートである。尚、図10に示す構造と同一構成部分については同一参照符号を付して説明する。
まず、シリコン基板よりなる半導体ウエハWのシリコン層の表面には、自然酸化膜が形成されているので、この表面に対して洗浄処理を施す洗浄工程を行い(S11)、表面に形成されていた自然酸化膜を除去する。この洗浄工程では、例えば4%濃度の希フッ酸溶液を用いることができるが、特にこの希フッ酸溶液に限定されるものではなく、例えば他に無水HFによるガス処理、HFとH2O2とH20の混合液等を用いて洗浄処理を行ってもよい。この洗浄処理後のウエハ Wの表面は、ウエハWが酸化温度に達するまでの過程において、非常に活性な状態となっている。
LogP[O2 ]=14.04−1.88×10000/Ts
ただし、Ts=T(プロセス温度:℃)+273
LogP[O2 ]=15−1.88×10000/Ts
次に、従来の成膜方法を用いて界面層を形成した場合と本発明の成膜方法を用いて界面酸化層を形成した場合の評価実験を行ったので、その評価結果について説明する。図7は従来の成膜方法を用いて界面層を形成した時の膜厚と膜厚の面内均一性との関係を示すグラフであり、図7(A)は膜厚を示し、図7(B)は膜厚の面内均一性を示す。この図7(B)の値を求めるに当たってウエハ上の49ポイントを測定し、その1σを平均値として求めている。
6 ゲート電極
12 処理装置
14 処理容器
22 ガス導入手段
34 排気系
42 支持手段
50 熱電変換素子(加熱冷却手段)
80 加熱手段
80A 加熱ランプ
86 装置制御部
92 ゲート電極構造
94 ケミカル酸化膜
96 界面酸化膜
98 界面酸化層
W 半導体ウエハ(被処理体)
Claims (7)
- 被処理体のシリコン層の表面に、比誘電率が7以上のゲート絶縁膜との間に介在される界面酸化層を形成する成膜方法において、
前記シリコン層をケミカル洗浄処理することによってケミカル酸化膜を形成するケミカル酸化膜形成工程と、
前記ケミカル酸化膜の形成された前記被処理体に対してプロセス温度が900〜1000℃の範囲内であると共に酸素分圧が0.2〜2Paの範囲内である雰囲気中であって、前記酸素分圧と前記プロセス温度が、プロセス温度の逆数を横軸にとり、酸素分圧の対数を縦軸にとったグラフにおいてプロセス温度が1000℃で酸素分圧が2Paの交点と、プロセス温度が900℃で酸素分圧が0.2Paの交点とを結ぶ線分を含んで該線分よりも上方の領域に位置するようにそれぞれ設定されて熱処理を施すことにより界面酸化膜を形成する熱処理工程と、
を有することを特徴とする成膜方法。 - 前記ゲート絶縁膜の比誘電率は、13〜20の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1記載の成膜方法。
- 前記ケミカル酸化膜形成工程は、
前記シリコン層をNH3 とH2 O2 との混合溶液により表面処理する第1の表面処理ステップと、
前記第1の表面処理ステップ後の前記シリコン層をHClとH2 O2 との混合溶液により表面処理する第2の表面処理ステップとを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の成膜方法。 - 前記熱処理工程では、酸化性ガスと希釈ガスとの混合ガスが用いられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の成膜方法。
- 被処理体の表面のシリコン層の表面に、ゲート電極構造を形成する形成方法において、
前記シリコン層の表面に形成されている自然酸化膜を除去する洗浄工程と、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の成膜方法を実施して界面酸化層を形成する界面酸化層形成工程と、
前記界面酸化層上にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、
前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、
を有することを特徴とするゲート電極構造の形成方法。 - シリコン層を有する被処理体に対して熱処理を施す処理装置において、
真空排気が可能になされた処理容器と、
前記処理容器内へ必要なガスを導入するガス導入手段と、
前記処理容器内で前記被処理体を支持する支持手段と、
前記被処理体を加熱する加熱手段と、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の成膜方法の熱処理工程を実施するように装置全体を制御する装置制御部と、
を備えたことを特徴とする処理装置。 - 真空排気が可能になされた処理容器と、
前記処理容器内へ必要なガスを導入するガス導入手段と、
前記処理容器内でシリコン層を有する被処理体を支持する支持手段と、
前記被処理体を加熱する加熱手段と、
装置全体を制御する装置制御部と、
を備えた処理装置により前記被処理体に対して熱処理を施すに際して、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の成膜方法の熱処理工程を実施するように前記処理装置を制御するコンピュータに読み取り可能なプログラムを記載することを特徴とする記憶媒体。
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