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JP5222878B2 - イントラ予測装置、符号化器、復号器及びプログラム - Google Patents

イントラ予測装置、符号化器、復号器及びプログラム Download PDF

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JP5222878B2 JP2010068889A JP2010068889A JP5222878B2 JP 5222878 B2 JP5222878 B2 JP 5222878B2 JP 2010068889 A JP2010068889 A JP 2010068889A JP 2010068889 A JP2010068889 A JP 2010068889A JP 5222878 B2 JP5222878 B2 JP 5222878B2
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Description

本発明は、任意の方向のイントラ予測が可能なイントラ予測装置、符号化器、復号器及びプログラムに関する。
MPEG−4 AVC/H.264方式では、インター予測(画面間予測)を用いずに符号化される画素ブロックに対して、符号化済み隣接ブロックの画素値から予測画像を生成し、その予測画像との差分を符号化するイントラ予測符号化(画面内予測符号化)が採用されている。
図18に、従来のMPEG−4 AVC/H.264方式における符号化器4のブロック図を示す。符号化器4は、並べ替え部21と、減算部22と、直交変換部23と、量子化部24と、可変長符号化部25と、逆量子化部26と、逆直交変換部27と、切替えスイッチ28と、イントラ予測部29と、フレームメモリ30と、動き補償予測部31と、加算部32とを備える。
並べ替え部21は、入力された映像信号を一時的に蓄積し、フレーム画像の順番を並べ替え、符号化処理に必要なフレーム画像を減算部22及び動き補償予測部31に出力する。
動き補償予測部31は、並べ替え部21から供給される入力画像に対して、フレームメモリ30から取得する参照画像を用いて動きベクトル検出を行い、得られた動きベクトルを用いて動き補償を行い、その結果得られた予測画像を、切替えスイッチ28を介して減算部22及び加算部32に出力する。動きベクトルの情報は、可変長符号化部25に出力する。
減算部22は、並べ替え部21からの入力画像信号と、動き補償予測部31又はイントラ予測部29からの予測画像との差分画像を生成して直交変換部23に出力する。
直交変換部23は、減算部22から供給される差分画像に対して小領域の画素ブロックごとに直交変換(例えば、DCT;DiLcrete CoLine TranLform)を施し、直交変換係数を量子化部24に出力する。
量子化部24は、直交変換部23から入力される直交変換係数に対して量子化テーブルを選択して量子化処理を行い、可変長符号化部25及び逆量子化部26に出力する。
可変長符号化部25は、量子化部24から入力される量子化された直交変換係数についてスキャンを行って可変長符号化処理を施しビットストリームを生成するとともに、動き補償予測部31から入力される動きベクトルの情報も可変長符号化を施して出力する。
逆量子化部26は、量子化部24から入力される量子化された直交変換係数について逆量子化処理を行って逆直交変換部27に出力する。
逆直交変換部27は、逆量子化部26から入力される直交変換係数に対して逆直交変換(例えば、IDCT;InverLe DiLcrete CoLine TranLform)を施し、加算部32に出力する。
加算部32は、逆直交変換部27から得られる逆直交変換した画像と、動き補償予測部31又はイントラ予測部29から得られる予測画像とを加算処理して復号画像を生成し、イントラ予測部29及びフレームメモリ30に出力する。
切替えスイッチ28は、動き補償予測とイントラ予測とを切替える。
イントラ予測部29は、既符号化ブロックを復号した画像(加算部32の出力画像)からイントラ予測した予測画像を生成して減算部22及び加算部32に出力する。ここで、減算部22では、この予測画像と原画像との差分画像を直交変換部23に出力し、量子化部24及び可変長符号化部25を経て符号化する。
イントラ予測は、4画素×4ライン単位、8画素×8ライン単位、又は16画素×16ライン単位で行われ、複数種類の予測モード(予測方向)(例えば、4画素×4ライン単位の予測については9種類)の中から最適な予測方向を選択する。図19は、4画素×4ライン単位で予測する場合の予測モードを示す図である。図中の斜線付の丸は復号済みの画素を示し、白丸は予測対象の画素を示し、矢印は予測方向を示している。(a)の予測モード0では垂直方向予測、(b)の予測モード1では水平方向予測、(c)の予測モード2ではDC予測、(d)の予測モード3では対角左下方向予測、(e)の予測モード4では対角右下方向予測、(f)の予測モード5では垂直右方向予測、(g)の予測モード6では水平下方向予測、(h)の予測モード7では垂直左方向予測、(i)の予測モード8では水平上方向予測を行う。以上が、MPEG−4 AVC/H.264方式におけるイントラ予測の技法である。
また、イントラ予測の精度を上げるために、空間的に離れた画素を参照するのではなく、常に隣接する画素を参照して隣接画素間の差分値を符号化する技法や(例えば、特許文献1参照)、予測ブロックに隣接する画素の値と該ブロックから1画素以上間をおいた画素の値とに基づいてイントラ予測を行う技法が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、画素値が一定の変化傾向を持つ絵柄の映像に対する予測性能を向上させるために、イントラ符号化における予測値として、隣接する復号画像の周波数特性を考慮した値を生成する技法が知られている(例えば、特許文献3参照)。更に、動き補償予測でイントラ予測を行い、動きベクトルは伝送せずに、復号器側でも動きベクトル検出を行う技法が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2009―049969号公報 特開2008−271371号公報 特開2008−245088号公報 特開2007−043651号公報
しかし、従来の方向性を持ったイントラ予測方法は、あらかじめ定められたパターンの中から選択していたため、対象とする画像によっては適切なイントラ予測方向が選択できないという問題があった。また、イントラ予測の方向を伝送する必要があるため、伝送情報量が増大するという問題があった。更に、動き補償予測によりイントラ予測を行うと、復号器に膨大な演算を必要とするという問題があった。
本発明の目的は、上記問題を解決するため、イントラ予測の方向をあらかじめ定められたパターンに限定せず、任意の方向のイントラ予測を可能とし、イントラ予測の方向を伝送しないことでビットレートを削減し、さらに、復号器に膨大な演算を必要とさせないイントラ予測装置、並びに符号化器、復号器及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、直接参照画素値の外挿によりイントラ予測を行う。外挿の方向は、間接参照画素から求める。
すなわち、本発明に係るイントラ予測装置は、予測の対象である予測ブロックに隣接する復号済みの参照ブロックの画像から、該予測ブロックの画像を予測画像として生成するイントラ予測装置であって、前記参照ブロックに含まれる画素を間接参照画素として選定し、複数の間接参照画素を通る直線であって、前記予測ブロックの画像のエッジ方向を推定する直線であるエッジ推定直線を生成するエッジ推定直線生成手段と、前記間接参照画素のうち予測画像の画素値の算出に用いる画素を直接参照画素として選定し、予測ブロックの画素ごとに、前記エッジ推定直線上に存在する直接参照画素を抽出する直接参照画素抽出手段と、前記直接参照画素に基づいて予測ブロックの予測画像を生成する無方向予測手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記エッジ推定直線生成手段は、前記参照ブロックに含まれる画素を間接参照画素として選定し、複数の間接参照画素を通る直線を規定し、該直線上に存在する複数の間接参照画素の差を示す指標を算出する手段と、前記間接参照画素の差の指標が最小となる直線を前記エッジ推定直線とし、該エッジ推定直線の傾きを求める係数最適化手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記係数最適化手段は、前記間接参照画素の差の指標を、前記エッジ推定直線上に存在する隣り合う間接参照画素間の差の二乗和、又は前記エッジ推定直線上に存在する間接参照画素の分散値とすることを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記直接参照画素抽出手段は、前記間接参照画素のうち予ブロックに隣接する画素を直接参照画素に含むことを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記無方向予測手段は、前記予測ブロックの画素ごとに抽出した直接参照画素が1つの場合には、該直接参照画素の値、又は該直接参照画素と該直接参照画素に隣接する画素との平均値若しくは加重平均値を予測値とし、前記予測ブロックの画素ごとに抽出した直接参照画素が複数ある場合には、前記予測ブロックの画素に最も近い直接参照画素、該抽出した直接参照画素の平均値若しくは加重平均値、又は前記エッジ推定直線上の全ての間接参照画素及び直接参照画素の平均値を予測値とし、前記予測ブロックの画素ごとに抽出した直接参照画素が存在しない場合には、前記エッジ推定直線に最も近い直接参照画素、前記予測ブロックの画素の近傍の予測済み画素の値の平均値、又は全ての直接参照画素の平均値を予測値とすることを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記間接参照画素の差の指標が、所定の値を超えるか否かを判定する手段と、前記参照ブロックの画像から予測画像を生成する画面内予測手段と、前記指標が前記所定の値以下である場合には、前記無方向予測手段により生成した予測画像を出力し、前記指標が前記所定の値を超える場合には、前記画面内予測手段により生成した予測画像を出力する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記画面内予測手段は、前記参照ブロックの画像から予測方向を選択して予測画像を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るイントラ予測装置において、前記エッジ推定直線生成手段、前記直接参照画素抽出手段、及び前記無方向予測手段は、複数の処理モードを有し、処理モードごとに、間接参照画素の位置、直接参照画素の位置、又は前記エッジ推定直線の係数の導出方法が異なり、前記無方向予測手段は、前記処理モードごとに予測画像を生成し、更に、前記処理モードごとに生成した予測画像の中から予測画像を選択して出力する判定手段を備えることを特徴とする。
更に、本発明に係る符号化器は、上述したイントラ予測装置を備えることを特徴とする。
更に、本発明に係る復号器は、上述したイントラ予測装置を備えることを特徴とする。
更に、本発明は、予測の対象である予測ブロックに隣接する復号済みの参照ブロックの画像から、該予測ブロックの画像を予測画像として生成するイントラ予測装置を構成するコンピュータに、(a)前記参照ブロックに含まれる画素を間接参照画素として選定し、複数の間接参照画素を通る直線であって、前記予測ブロックの画像のエッジ方向を推定する直線であるエッジ推定直線を生成するステップと、(b)前記間接参照画素のうち予測画像の画素値の算出に用いる画素を直接参照画素として選定し、予測ブロックの画素ごとに、前記エッジ推定直線上に存在する直接参照画素を抽出するステップと、(c)前記直接参照画素に基づいて予測ブロックの予測画像を生成するステップと、を実行させるためのプログラムとしても特徴付けられる。
本発明では、イントラ予測の方向が限定されないため、様々な画像に対して適したイントラ予測が可能となる。また、イントラ予測の方向を計算により求めるため、イントラ予測の方向を伝送する必要がなくなる。さらに、イントラ予測の方向を計算する計算量も軽微で済む。
本発明によるイントラ予測を行う画像ブロックを例示する図である。 本発明によるエッジ推定直線を例示する図である。 本発明によるエッジ推定直線を例示する図である。 本発明によるエッジ推定直線を例示する図である。 本発明による実施例1のイントラ予測装置の構成図である。 本発明によるイントラ予測を行う画像ブロックを例示する図である。 本発明による実施例1のイントラ予測装置の動作を示すフローチャートである。 本発明による実施例1のイントラ予測装置を備える符号化器の構成図である。 本発明による実施例1のイントラ予測装置を備える復号器の構成図である。 本発明による実施例2のイントラ予測装置の構成図である。 本発明による実施例2のイントラ予測装置の第1の変形例の構成図である。 本発明による実施例2のイントラ予測装置の第2の変形例の構成図である。 本発明による実施例3のイントラ予測装置の構成図である。 本発明による実施例2のイントラ予測装置の動作を示すフローチャートである。 本発明による実施例3のイントラ予測装置の動作を示すフローチャートである。 本発明による実施例4のイントラ予測装置の構成図である。 予測画素値曲面を例示する図である。 従来のMPEG−4 AVC/H.264方式における符号化器のブロック図である。 従来のMPEG−4 AVC/H.264方式における4画素×4ライン単位で予測する場合の予測モードを示す図である。
本発明による実施例1のイントラ予測装置について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明によるイントラ予測方法では、まず直接参照画素と間接参照画素とを規定する。ここで、間接参照画素とは、復号済みの画素であって、外挿の方向を求めるために用いる画素のことをいう。直接参照画素とは、復号済みの画素であって、外挿による予測値の計算に用いる画素のことをいう。間接参照画素と直接参照画素とは同一であっても異なっていてもよい。
図1は、本発明によるイントラ予測を行う画像ブロックを例示する図である。画像ブロックMは、イントラ予測の対象となる画像ブロック(以下、「予測ブロック」という)である。画像ブロックA,B,C,Dは、符号化された後に復号された画像ブロックであり、予測ブロックの画素値を予測するために参照される画像ブロック(以下、「参照ブロック」という)である。各画像ブロックのサイズは、図1の例では、4画素×4ラインの場合について示しているが、8画素×8ラインや16画素×16ラインであってもよい。
図1(a)の斜線付きの丸は、直接参照画素を示す。直接参照画素には予ブロックMに隣接する画素を含めるが好適である。以下では、図1(a)に示すように、参照ブロックA〜Dに含まれる全画素を間接参照画素とし、間接参照画素のうちx軸又はy軸に接する画素を直接参照画素とする場合について説明するが、直接参照画素と間接参照画素の配置はこれに限られない。例えば、図1(b)の斜線付きの丸に示すようにx軸及びy軸に接する2画素(2ライン)を直接参照画素及び/又は間接参照画素とすることや、図1(c)に示す斜線付きの丸のように隙間がある画素群を直接参照画素及び/又は間接参照画素とすることもできる。また、間接参照画素として常に同じ位置の画素を用いる必要はなく、どの位置の画素を間接参照画素とするかを画像に応じて切替えてもよい。例えば、参照ブロックAに含まれる画素、参照ブロックBに含まれる画素、参照ブロックDに含まれる画素、参照ブロックA,B,Dに含まれる画素の4種類を切替え、この切り替え情報を復号器に送信するようにしてもよい。
図2は、本発明によるエッジ方向を推定する直線(以下、「エッジ推定直線」という)を例示する図である。以下では、画像ブロック内の各画素を(x,y)座標で表し、画素(x,y)の画素値をz(x,y)と表すこととする。また、図中に示すように、予測ブロックMの最も原点に近い画素を(0,0)とする。エッジ推定直線Lは、間接参照画素(x,y)(i=1〜N、Nは間接参照画素数)を通り、式(1)で表される互いに平行な直線のうち、複数の間接参照画素上を通る直線である。本発明によるイントラ予測装置は、同一のエッジ推定直線L上に存在する間接参照画素の値の差を示す指標を最小とするエッジ推定直線Lの傾き、すなわち係数a,bを推定(導出)する。ここで、差を示す指標とは、分散、差の絶対値和、差の絶対値の最小値、差の二乗和又は差の絶対値の積や、更にこれらの画素あたりの平均値など、種々の方法によって定まる差の値の総称である。また、以下の説明における「差」という用語は、差を示す指標を意味するものとする。間接参照画素の値の差を最小とするエッジ推定直線Lの傾きが求まれば、その傾きが参照ブロックA〜D、及び予測ブロックMのエッジの傾きであると推定することができ、エッジ推定直線Lを用いて予測画像Mの画像を予測することができるようになる。
Figure 0005222878
間接参照画素の値の差を最小とする係数a,bの導出には、例えば最小二乗法、線型計画法、ニューラルネットワークを用いた学習法等の最適化手段を利用可能である。
最適化手段として最小二乗法を用いる場合について、図3を参照して説明する。図3は、エッジ推定直線Lを例示する図であり、それぞれ、(a)は傾き45度の場合、(b)は傾きが90度の場合、(c)は傾きが0度の場合のエッジ推定直線Lを示している。図3から明らかなように、エッジ推定直線Lの本数は、傾きに応じて変化し、傾きが(a)の45度の場合は13本であり、(b)の90度の場合は12本であり、(c)の0度の場合は8本となる。なお、図3では2つ以上の間接参照画素を通る直線全てをエッジ推定直線Lとして用いているが、これらのうちの一部の直線のみをエッジ推定直線Lとして用いてもよい(ただし、符号化器と復号器で共通にする必要はある)。例えば、2つ以上の間接参照画素を通り予測ブロックを通る直線だけを、エッジ推定直線Lとして用いることもできる。この場合、図3(a)ではL8〜L13をエッジ推定直線として用い、図3(b)ではL5〜L8をエッジ推定直線として用い、図3(c)ではL5〜L8をエッジ推定直線として用いる。
誤差の二乗和は、エッジ推定直線L(k=1〜α、αはエッジ推定直線Lの本数)上に存在する間接参照画素の値の差の二乗の合計であり、この誤差の二乗和が最小となる係数a,bを導出する。エッジ推定直線Lの本数は傾きに応じて異なるため、誤差の二乗和Pの直線当たりの平均値Vは、式(2)で表される。
Figure 0005222878
ここで、Pはエッジ推定直線L上に存在する間接参照画素の値の差の平均値である。図3(a)の場合を例にとって説明すると、エッジ推定直線Lの誤差の二乗P は{z(−3,4)−z(−4,3)}、エッジ推定直線Lの誤差の二乗P は[{z(−2,4)−z(−3,3)}+{z(−3,3)−z(−4,2)}]/2、エッジ推定直線Lの誤差の二乗P は[{z(−1,4)−z(−2,3)}+{z(−2,3)−z(−3,2)}+{z(−3,2)−z(−4,1)}]/3となる。また、エッジ推定直線Lの誤差の二乗P は[{z(5,4)−z(4,3)}+{z(4,3)−z(3,2)}+{z(3,2)−z(2,1)}+{z(2,1)−z(−1,−2)}+{z(−1,−2)−z(−2,−3)}]/5となる。このようにして得られるエッジ推定直線Lの誤差の二乗P を合計することで傾きが45度の場合の誤差の二乗和を算出する。エッジ推定直線が間接参照画素の中心を通らない場合の計算方法は、あらかじめ符号化器と復号器で共通の間接参照画素を計算に用いるように定めておく。例えば、間接参照画素の中心とエッジ推定直線Lとの距離が所定の値以下の間接参照画素のみを計算に用いる。
上記の他に、エッジ推定直線L(k=1〜α、αはエッジ推定直線Lの本数)上に存在する間接参照画素の値の分散を最小とする方法でも係数a,bを導出することができる。すなわち、エッジ推定直線L上の間接画素群を(x,yi)(i=1〜m、mはエッジ推定直線L上の間接画素の画素数)とすると、分散Vは式(3)で表される。この分散Vの直線当たりの平均値を最小とする係数a,bを求めればよい。このように、係数a,bは、傾きにより異なる値を持つさまざまな指標を最小化する方法で導出することが可能である。
Figure 0005222878
係数a,bが定まると、次に、式(1)に予測ブロックMの画素(以下、「予測画素」という)の座標(x,y)(j=1〜M、Mは予測画素数)を代入して得られる、(x,y)を通るエッジ推定直線Lを予測画素ごとに求め、このエッジ推定直線L上に存在する直接参照画素の値を用いて、画素(x,y)の予測値を算出する。
また、係数a,bを導出して式(1)に代入する代わりに、あらかじめ傾きが異なる複数種類のエッジ推定直線Lを用意し、その中から間接参照画素の値の差を最小とする傾きを選択するようにすることで、計算量を少なくすることもできる。すなわち、傾きが異なる複数種類のエッジ推定直線Lをあらかじめ用意するとともに、予測ブロックMの各画素について、傾きごとに、エッジ推定直線L上を通る間接参照画素及び直接参照画素のテーブル等をあらかじめ用意しておく。そして、複数種類の傾きそれぞれに対し、予測ブロックM内の各画素について、ある傾きの直線が通る間接参照画素の分散の平均値を求め、画素毎に求めた分散の平均値をさらに予測ブロック内で平均した値が最小となる傾きを選択するようにしてもよい。
予測値の算出について図4を参照して説明する。図4は、画素(0,0)を通るエッジ推定直線L、画素(1,−2)を通るエッジ推定直線L、及び、画素(2,−3)を通るエッジ推定直線Lを例示する図である。エッジ推定直線L上には直接参照画素(2,1)が存在し、エッジ推定直線Lは直接参照画素(2,1)の中心を通っているので、画素(1,−2)の予測値を画素値z(2,1)とする。
エッジ推定直線L上には直接参照画素(3,1)が存在するので、画素(2,−3)の予測値を画素値z(3,1)とすることができる。しかし、エッジ推定直線Lは直接参照画素(3,1)の中心を通る直線ではない。このように、エッジ推定直線Lが直接参照画素の中心を通る直線ではない場合には、エッジ推定直線L上の直接参照画素とこれに隣接する直接参照画素とから予測することもできる。例えば、直接参照画素値z(3,1)及びこれに隣接する直接参照画素値z(4,1)との平均値、又は距離に応じて重み付けをした加重平均値を画素(2,−3)の予測値とする。
一方、エッジ推定直線L上には直接参照画素(0,1)、(−1,−2)、(−1,−3)が存在する。このように、予測に用いる直接参照画素が複数ある場合には、あらかじめ定めておいた方法で、予測値を求める。例えば、予測画素に対して予測に用いる直接参照画素が等距離にある場合は、直接参照画素の平均値を予測値として使用する。予測画素に対して予測に用いる直接参照画素が等距離にない場合は、予測画素に最も近い直接参照画素の値、直接参照画素の平均値若しくは距離に応じた加重平均値、又はエッジ推定直線L上の全ての間接参照画素及び直接参照画素の平均値を予測値とするなど、さまざまな方法が考えられる。
また、直接参照画素の画素数が本実施例で説明した直接参照画素の画素数よりも少ない場合には、エッジ推定直線L上に直接参照画素が存在しない場合もあり得る。この場合には、あらかじめ定めておいた方法で予測値を求めることとする。例えば、エッジ推定直線Lに最も近い直接参照画素の値、近傍の予測済み画素の値の平均値、又は全ての直接参照画素の平均値を予測値として使用するなど、さまざまな方法が考えられる。また、図3(a)に示す画素(3,−3)のように、エッジ推定直線Lが存在しない場合もあり得る。この場合も同様に、あらかじめ定めておいた方法で予測値を求めることとし、例えば、近傍の予測済み画素の値の平均値、又は全ての直接参照画素の平均値を予測値として使用するなど、さまざまな方法が考えられる。
図5は、本発明による実施例1のイントラ予測装置1の構成図である。実施例1のイントラ予測装置1は、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14とを備える。
間接参照画素差算出部11は、入力される復号画像のうち、間接参照画素を選定し、エッジ推定直線Lに存在する複数の間接参照画素間の差(間接参照画素差)を算出して係数最適化部12に出力する。
係数最適化部12は、式(1)で表されるエッジ推定直線Lの係数a,bを導出して直接参照画素抽出部13に出力する。あるいは、あらかじめ用意された傾きが異なる複数のエッジ推定直線Lのうち、間接参照画素の値の差を最小とするエッジ推定直線Lの傾きを選択して直接参照画素抽出部13に出力する。
直接参照画素抽出部13は、間接参照画素のうち予測画像の画素値の算出に用いる画素を直接参照画素として選定する。直接参照画素の位置は常に一定である必要はなく、例えば、エッジ推定直線Lの傾きに応じて変えることもできる。次に、係数最適化部12から入力される係数(又は傾き)、及び予測画素の座標(x,y)(j=1〜M、Mは予測画素数)とから、予測画素ごとに予測画素を通るエッジ推定直線Lを求める。そして、予測画素ごとにエッジ推定直線L上に存在する直接参照画素を抽出して無方向予測部14に出力する。
無方向予測部14は、上述したように、直接参照画素抽出部13で抽出した直接参照画素が1つの場合には、エッジ推定直線Lが直接参照画素の中心を通るときには直接参照画素の値と予測値とし、エッジ推定直線Lが直接参照画素の中心を通らないときには、直接参照画素の値と直接参照画素に隣接する画素の値との平均値又は距離に応じて重み付けをした加重平均値を予測値とする。直接参照画素抽出部13で抽出した直接参照画素が複数ある場合には、予測画素に対して予測に用いる直接参照画素が等距離にある場合は、直接参照画素の平均値を予測値とする。予測画素に対して予測に用いる直接参照画素が等距離にない場合は、予測画素に最も近い直接参照画素の値、距離に応じた加重平均値、又はエッジ推定直線L上の全ての間接参照画素及び直接参照画素の平均値を予測値とする。その後、整数化やクリップなどの処理を行い、処理後の予測画像を出力する。
この実施例では参照画素(参照ブロック)は予測ブロックMに隣接しているが、復号済みの画素であれば、参照する画素は参照ブロックA〜Dの画像には限定されない。例えば、参照ブロックA〜D以外の画素をさらに参照することや、参照ブロックA〜Dのうちの一部の画素のみを参照することも可能である。また、予測ブロックを、さらに小さなブロックに区切り、小ブロック単位で符号化を行うことも考えられる。例えば、図6に示すように、予測ブロックM内の小ブロックEが既に復号済みである場合には、予測ブロックM中の小ブロックE以外の領域を予測する際に、小ブロックEの画素値を参照することもできる。このように、直接参照画素及び間接参照画素として参照する画素は、復号済みの画素であれば、その位置や画素数にはさまざまな組合せが可能である。本明細書では説明を容易にするため、参照ブロックA〜Dを参照画素の例として用いる。
次に、実施例1のイントラ予測装置1の動作について、図7を参照して説明する。
[実施例1のイントラ予測装置1の動作]
図7は、実施例1のイントラ予測装置1の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS101にて、間接参照画素差算出部11により、エッジ推定直線L上に存在する複数の間接参照画素間の差(間接参照画素差)を算出する。
ステップS102にて、係数最適化部12により、間接参照画素差を用いてエッジ推定直線Lの係数(又は傾き)を導出する。
ステップS103にて、直接参照画素抽出部13により、エッジ推定直線L上に存在する直接参照画素を抽出する。
ステップS104にて、無方向予測部14により、予測ブロックMの予測画像を生成する。
次に、本発明による符号化器及び復号器について、図8及び図9を参照して説明する。
[符号化器及び復号器]
図8は、本発明による実施例1のイントラ予測装置を備える符号化器の構成図である。符号器2は、従来のMPEG−4 AVC/H.264方式の符号器(図18参照)におけるイントラ予測部に代えて、本発明による実施例1のイントラ予測装置1を備える。イントラ予測装置1は、逆量子化部26及び逆直交変換部27を経て既符号化ブロックを復号した画像を入力し、上述したように間接参照画素差算出部11、係数最適化部12、直接参照画素抽出部13、及び無方向予測部14を経て生成した予測画像をスイッチ28を介し減算部22及び加算部32に出力する。
図9は、本発明による実施例1のイントラ予測装置を備える復号器の構成図である。復号器3は、可変長復号部41と、逆量子化部42と、逆直交変換部43と、加算部44と、イントラ予測装置1と、フレームメモリ45と、動き補償予測部46と、切替えスイッチ47と、並べ替え部48とを備える。復号器3は、従来のMPEG−4 AVC/H.264方式の復号器のイントラ予測部に代えて、本発明によるイントラ予測装置1を備える。
可変長復号部41は、フレーム間予測で符号化されたビットストリームを入力して、可変長復号処理を施し逆量子化部42に出力するとともに、動きベクトルの情報を復号して動き補償予測部46に出力する。
逆量子化部42は、可変長復号部41から入力される量子化された直交変換係数に対して逆量子化処理を施して、動き補償した差分画像の直交変換係数を取得し、逆直交変換部43に出力する。
逆直交変換部43は、逆量子化部42から入力される差分画像の直交変換係数に対して、逆直交変換(例えば、IDCT)を施し、得られる当該差分画像を加算部44に出力する。
加算部44は、逆直交変換部43から得られる当該差分画像と、動き補償予測部46から入力される予測画像又はイントラ予測装置1から入力される予測画像とを加算して画像を復元し、並べ替え部48、イントラ予測装置1、及びフレームメモリ45に出力する。
動き補償予測部46は、フレームメモリ45から得られる参照画像と可変長復号部41から得られる動きベクトルとを用いて予測画像を生成し、切替えスイッチ47を介して加算部34に出力する。
並べ替え部48は、加算部44から入力される復元された復号画像信号の各フレームを表示フレーム順に並べ替て出力する。
イントラ予測装置1は、逆量子化部42及び逆直交変換部43を経て復号した画像を入力し、上述したように間接参照画素差算出部11、係数最適化部12、直接参照画素抽出部13、及び無方向予測部14を経て生成した予測画像を切替えスイッチ47を介して加算部47に出力する。
符号化器2と復号器3とで同じ最適化手段を用いると、符号化器側のイントラ予測値と、復号器側のイントラ予測値との値を同一にすることができる。最適化手段は、符号化器と復号器とで同一の結果が出る手段であれば、厳密に最適な値を求める手段でなくてもよい。
なお、図8に示した本発明による符号化器のイントラ予測装置1及び図9に示した復号器の本発明による符号化器のイントラ予測装置1を、後述する実施例2から4のイントラ予測装置1に置き換えることができることは勿論である。
次に、本発明による実施例2のイントラ予測装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1と同様な構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
エッジ推定直線L上に存在する間接参照画素の差が大きい場合には、本手法によるイントラ予測値は適切でない可能性がある。そのため、間接参照画素差が大きい場合には、従来(例えば、MPEG−4 AVC/H.264方式)の予測方法により、参照ブロックの画素値を用いたイントラ予測値に切替える。この場合、符号化器と復号器の双方で同じ差を計算可能なため、本発明によるイントラ予測値と従来のイントラ予測値とを切替えるためのフラグを復号器に対して送信する必要がない。
図10は、本発明による実施例2のイントラ予測装置1の構成図である。実施例2のイントラ予測装置1は、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14と、画面内予測部15と、切替え部16とを備える。実施例2のイントラ予測装置1は、実施例1のイントラ予測装置1(図5参照)と比較して、更に、画面内予測部15と、切替え部16とを備え、間接参照画素差算出部11が切替え部16に判定信号を出力する点で相違する。
間接参照画素差算出部11は、間接参照画素差を算出した後に、算出した間接参照画素差が閾値以下であるか否かを判定し、判定結果を判定信号として切替え部16に出力する。
画面内予測部15は、復号画素値を入力し、従来(例えば、MPEG−4 AVC/H.264方式)の予測方向を選択する予測方法により、参照ブロックA〜Dの画素値を用いて予測ブロックMの予測画像を求める。
切替え部16は、間接参照画素差算出部11から入力される判定信号により、間接参照画素差が閾値以下である場合には無方向予測部14で求めた予測画素値を出力し、間接参照画素差が閾値より大きい場合には画面内予測部15で求めた予測画素値を出力するように切替える。
また、実施例2のイントラ予測装置1の第1の変形例として、間接参照画素差算出部11で判定を行うのではなく、無方向予測部14で求めた予測画素値と参照ブロックA〜Dの画素値との差が閾値より大きいか否かを判定する判定部を別途設け、閾値より大きい場合には、切替え部16により画面内予測部15で求めた予測画素値を出力するようにすることもできる。
図11に、実施例2のイントラ予測装置1の第2の変形例を示す。この変形例では、判定部17に予測ブロックMの原画像及び無方向予測部14で求めた予測画像を入力し、原画像の画素値と予測画像の画素値との差が閾値より大きいか否かを判定し、閾値より大きい場合には、切替え部16により画面内予測部15で求めた予測画像を出力する。この場合は、判定部17は判定結果を示すフラグを復号器に送信する機能も有する。また、復号器の判定部17では誤差の計算は必要なく、受信した判定結果にしたがって切り替え部16を動作させる機能だけを有する。
図12に、実施例2のイントラ予測装置1の第3の変形例を示す。この変形例では、判定部17に予測ブロックMの原画像、無方向予測部14で求めた予測画像、及び画面内予測部15で求めた予測画像を入力し、無方向予測部14で求めた予測画像の画素値と画面内予測部15で求めた予測画像の画素値のどちらが原画像の画素値との差が小さいかを判定し、切替え部16により、原画像の画素値との差が小さいほうの予測画像を出力する。この場合も、判定部17は判定結果を示すフラグを復号器に送信する機能も有する。また、復号器の判定部17では誤差の計算は必要なく、受信した判定結果にしたがって切り替え部16を動作させる機能だけを有する。
次に、実施例2のイントラ予測装置1の動作について、図14を参照して説明する。
[実施例2のイントラ予測装置1の動作]
図14は、実施例2のイントラ予測装置1の動作を示すフローチャートである。実施例1のイントラ予測装置1の動作(図7参照)と同様に、ステップS201にて、間接参照画素差算出部11により、間接参照画素差を算出する。
ステップS202にて、間接参照画素差が閾値を超えるか否かを判定する。間接参照画素差が閾値以下であると判定した場合には処理をステップS203に進め、間接参照画素差が閾値よりも大きいと判定した場合には処理をステップS206に進める。
ステップS202にて間接参照画素差が閾値以下であると判定した場合には、実施例1のイントラ予測装置1の動作(図7参照)と同様に、ステップS203にて、係数最適化部12により間接参照画素差算を用いてエッジ推定直線Lの係数を導出し、ステップS204にて、直接参照画素抽出部13により推定直線L上を通る直接参照画素を抽出する。そして、ステップS205にて、切替え部16により、無方向予測部14から入力される予測画像を出力する。
一方、ステップS202にて間接参照画素差が閾値よりも大きいと判定した場合には、ステップS206にて、切替え部16により、他方式(例えば、従来のMPEG−4 AVC/H.264方式)により生成した予測画像を出力する。なお、他方式による予測画像は、エッジ推定直線Lを用いた予測画像の生成と並行して、画面内予測部15により生成される。
実施例2のイントラ予測装置1によれば、エッジ推定直線Lを用いて生成した予測画像と、従来の方向を選択して生成した予測画像とを切替えることができるので、より適切な予測画像を生成することができるようになる。
次に、本発明による実施例3のイントラ予測装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例2と同様な構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
グラデーション画像のように、エッジを含まない変化のなだらかな画像に対しては、エッジ推定直線Lを用いたイントラ予測値は適切でない可能性がある。そのため、実施例2のイントラ予測装置は、さらに他方式によるイントラ予測も行い、最も適切な予測画像を選択する。
図13は、本発明による実施例3のイントラ予測装置1の構成図である。実施例3のイントラ予測装置1は、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14と、画面内予測部15と、切替え部16と、第2画面内予測部18とを備える。実施例3のイントラ予測装置1は、実施例2のイントラ予測装置1(図10参照)と比較して、更に、第2画面内予測部18を備える点で相違する。
第2画面内予測部18は、エッジを含まない画像に適したイントラ予測が可能な方式を採用する。例えば、参照ブロックの画素値を近似する画素値からなる曲面である予測画素値曲面Wを用いて、座標(x,y)の位置にある予測ブロックMの画素値を予測することもできる。図17は、予測画素値曲面を示す図である。予測画素値曲面W上の曲面wは、予測ブロックMの予測画素値からなる曲面である。予測画素値曲面Wを規定できれば、予測ブロックMの画素の座標(x,y)を代入して予測画素値z(x,y)を求めることができる。
また、第2画面内予測部18は、生成した予測画像の誤差が閾値以下であるか否かを判定し、判定結果を判定信号として切替え部16に出力する。誤差は例えば、予測画像の画素値と参照ブロックA〜Dの画素値との差とする。また、誤差を求める対象の画素は、参照ブロックA〜D内の全画素でも一部の画素でもよい。一部の画素のみ利用する場合には、予測ブロックMに近い画素を利用するのが好適である。
次に、実施例3のイントラ予測装置1の動作について、図15を参照して説明する。
[実施例3のイントラ予測装置1の動作]
図15は、実施例3のイントラ予測装置1の動作を示すフローチャートである。ステップS301、S302、S303、S304、S305は、それぞれ、実施例2のイントラ予測装置1の動作(図14参照)のステップS201、S202、S203、S204、S205と同様であるため、説明を省略し、ステップS302にて間接参照画素差が閾値よりも大きいと判定した場合について説明する。
ステップS302にて間接参照画素差が閾値よりも大きいと判定した場合には、まずステップS306にて、第2画面内予測部18により予測画像を生成し、予測画像の誤差を求める。
ステップS307にて、第2画面内予測部18により生成した予測画像の誤差が閾値以下であると判定した場合には、処理をステップS308に進め、誤差が閾値よりも大きいと判定した場合には処理をステップS309に進める。
ステップS308では、切替え部16により、第1の他方式により生成した予測画像を出力する。なお、他方式による予測画像は、エッジ推定直線Lを用いた予測画像の生成と並行して、第2画面内予測部18により生成される。
ステップS309では、切替え部16により、予測方向を選択する方向選択方式により生成した予測画像を出力する。なお、方向選択方式による予測画像は、エッジ推定直線Lを用いた予測画像の生成と並行して、画面内予測部15により生成される。
図15のフローチャートでは、エッジ推定直線Lを用いて生成した予測画像の誤差の判定を行い、該誤差が閾値以下の場合には(ステップS302−Yes)、エッジ推定直線Lを用いて生成した予測画像を出力し(ステップS305)、該誤差が閾値より大きい場合には(ステップS302−No)、他方式により生成した予測画像の誤差を判定しているが(ステップS307)、この順番を入れ替えることも可能である。すなわち、他方式により生成した予測画像の誤差の判定を先に行い、該誤差が閾値以下の場合には、他方式により生成した予測画像を出力し、該誤差が閾値より大きい場合には、エッジ推定直線Lを用いて生成した予測画像の誤差を判定してもよい。
実施例3のイントラ予測装置1によれば、エッジ推定直線Lを用いて生成した予測画像と、第1の他方式(例えば、予測画素値曲面Wを用いる方式)により生成した予測画像と、第2の他方式(例えば、MPEG−4 AVC/H.264方式)により生成した予測画像とを切替えることができるので、エッジを含まない画像に対しても適切な予測画像を生成することができるようになる。また、グラデーション領域や、エッジ等を含んでいても方向を推定できる場合は、従来必要であったイントラ予測の方向の情報を送る必要がない。
次に、本発明による実施例4のイントラ予測装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1と同様な構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
実施例4のイントラ予測装置1は、間接参照画素及び直接参照画素の位置をどこにするか、エッジ推定直線Lの指標の種類や最適化手段(最小二乗法、線型計画法、ニューラルネットワークを用いた学習法等)としていずれを採用するか、及び抽出した直接参照画素から予測値をどのような方法で算出するかについて、複数の処理モードを用意し、予測ブロックごとにどの処理モードを選択するかを切替えるようにする。図16は、本発明による実施例4のイントラ予測装置1を示す構成図である。ここでは、複数(n個)の実施例1のイントラ予測装置1と、処理モード判定部19とを備える例を示すが、イントラ予測装置1として、実施例2又は3のイントラ予測装置1を備える構成とすることができることは勿論である。
処理モード判定部19は、複数の処理モードにより生成された予測画像の中から最適な予測画像を選択して出力する。例えば、符号化効率が最大となる予測画像、又は予測画像の画素値と、参照ブロックA〜Dの画素値との誤差が最小である予測画像を選択する。
また、処理モード判定部19は、処理モード1〜nのうちのいずれの処理モードを選択したかを示すフラグを出力する。ただし、符号化器及び復号器に本実施例のイントラ予測装置1を用いた場合、符号化器と復号器との間で処理モードを決定する規則を定めておけば、フラグを伝送する必要はない。例えば、復号画像の分散値が大きい場合には、誤差の影響の小さな最適化手段を用いる処理モードを選択するなど、処理モードを復号画像から推定することも可能である。また、予測画素値曲面の式については、あらかじめ定めておいたものから選択する以外に、フレーム毎などのタイミングで別途伝送しても良い。
実施例4のイントラ予測装置1によれば、複数の処理モードの中から所望の予測画像を選択できるので、さまざまな画像に対して、画像ごとに最適な予測画像を生成することができるようになる。
ここで、イントラ予測装置1として機能させるために、コンピュータを好適に用いることができる。実施例1のイントラ予測装置1を機能させるコンピュータは、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14とを機能させるための制御部を、CPU(中央演算処理装置)と記憶部とで実現でき、そのようなコンピュータに、CPUによって所定のプログラムを実行させることにより、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14の有する機能を実現させることができる。
同様に実施例2のイントラ予測装置1として機能させるコンピュータは、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14と、画面内予測部15と、切替え部16とを機能させるための制御部を、CPUと記憶部とで実現でき、そのようなコンピュータに、CPUによって所定のプログラムを実行させることにより、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14と、画面内予測部15と、切替え部16の有する機能を実現させることができる。
同様に実施例3のイントラ予測装置1として機能させるコンピュータは、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14と、画面内予測部15と、切替え部16と、第2画面内予測部18を機能させるための制御部を、CPUと記憶部とで実現でき、そのようなコンピュータに、CPUによって所定のプログラムを実行させることにより、間接参照画素差算出部11と、係数最適化部12と、直接参照画素抽出部13と、無方向予測部14と、画面内予測部15と、切替え部16と、第2画面内予測部18の有する機能を実現させることができる。
同様に実施例4のイントラ予測装置1として機能させるコンピュータは、複数の間接参照画素差算出部11と、複数の係数最適化部12と、複数の直接参照画素抽出部13と、複数の無方向予測部14と、処理モード判定部19とを機能させるための制御部を、CPUと記憶部とで実現でき、そのようなコンピュータに、CPUによって所定のプログラムを実行させることにより、複数の係数最適化部12と、複数の直接参照画素抽出部13と、複数の無方向予測部14と、処理モード判定部19の有する機能を実現させることができる。
また、符号器2として機能させるために、コンピュータを好適に用いることができる。そのようなコンピュータは、イントラ予測装置1と、並べ替え部21と、減算部22と、直交変換部23と、量子化部24と、可変長符号化部25と、逆量子化部26と、逆直交変換部27と、切替えスイッチ28と、フレームメモリ30と、動き補償予測部31と、加算部32とを機能させるための制御部を、CPUと記憶部とで実現でき、そのようなコンピュータに、CPUによって所定のプログラムを実行させることにより、イントラ予測装置1と、並べ替え部21と、減算部22と、直交変換部23と、量子化部24と、可変長符号化部25と、逆量子化部26と、逆直交変換部27と、切替えスイッチ28と、フレームメモリ30と、動き補償予測部31と、加算部32の有する機能を実現させることができる。
さらに、復号器3として機能させるために、コンピュータを好適に用いることができる。そのようなコンピュータは、イントラ予測装置1と、可変長復号部41と、逆量子化部42と、逆直交変換部43と、加算部44と、フレームメモリ45と、動き補償予測部46と、切替えスイッチ47と、並べ替え部48とを機能させるための制御部を、CPUと記憶部とで実現でき、そのようなコンピュータに、CPUによって所定のプログラムを実行させることにより、イントラ予測装置1と、可変長復号部41と、逆量子化部42と、逆直交変換部43と、加算部44と、フレームメモリ45と、動き補償予測部46と、切替えスイッチ47と、並べ替え部48の有する機能を実現させることができる。
上述の実施例は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、各画像ブロックのサイズは、上述の値に限定されるものではなく、本発明を適用する画像サイズ等に合わせて好適な値を用いることができる。
このように、本発明によれば、様々な画像に対して適したイントラ予測が可能となるので、画像を符号化又は復号する任意の用途に有用である。
1 イントラ予測装置
11 間接参照画素差算出部
12 係数最適化部
13 直接参照画素抽出部
14 無方向予測部
15 画面内予測部
16 切替え部
17 判定部
18 第2画面内予測部
19 処理モード判定部
2 符号化器
3 復号器

Claims (11)

  1. 予測の対象である予測ブロックに隣接する復号済みの参照ブロックの画像から、該予測ブロックの画像を予測画像として生成するイントラ予測装置であって、
    前記参照ブロックに含まれる画素を間接参照画素として選定し、複数の間接参照画素を通る直線であって、前記予測ブロックの画像のエッジ方向を推定する直線であるエッジ推定直線を生成するエッジ推定直線生成手段と、
    前記間接参照画素のうち予測画像の画素値の算出に用いる画素を直接参照画素として選定し、予測ブロックの画素ごとに、前記エッジ推定直線上に存在する直接参照画素を抽出する直接参照画素抽出手段と、
    前記直接参照画素に基づいて予測ブロックの予測画像を生成する無方向予測手段と、
    を備えることを特徴とするイントラ予測装置。
  2. 前記エッジ推定直線生成手段は、前記参照ブロックに含まれる画素を間接参照画素として選定し、複数の間接参照画素を通る直線を規定し、該直線上に存在する複数の間接参照画素の差を示す指標を算出する手段と、
    前記間接参照画素の差の指標が最小となる直線を前記エッジ推定直線とし、該エッジ推定直線の傾きを求める係数最適化手段と、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載のイントラ予測装置。
  3. 前記係数最適化手段は、前記間接参照画素の差の指標を、前記エッジ推定直線上に存在する隣り合う間接参照画素間の差の二乗和、又は前記エッジ推定直線上に存在する間接参照画素の分散値とすることを特徴とする、請求項2に記載のイントラ予測装置。
  4. 前記直接参照画素抽出手段は、前記間接参照画素のうち予ブロックに隣接する画素を直接参照画素に含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のイントラ予測装置。
  5. 前記無方向予測手段は、前記予測ブロックの画素ごとに抽出した直接参照画素が1つの場合には、該直接参照画素の値、又は該直接参照画素と該直接参照画素に隣接する画素との平均値若しくは加重平均値を予測値とし、
    前記予測ブロックの画素ごとに抽出した直接参照画素が複数ある場合には、前記予測ブロックの画素に最も近い直接参照画素、該抽出した直接参照画素の平均値若しくは加重平均値、又は前記エッジ推定直線上の全ての間接参照画素及び直接参照画素の平均値を予測値とし、
    前記予測ブロックの画素ごとに抽出した直接参照画素が存在しない場合には、前記エッジ推定直線に最も近い直接参照画素、前記予測ブロックの画素の近傍の予測済み画素の値の平均値、又は全ての直接参照画素の平均値を予測値とする
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のイントラ予測装置。
  6. 前記間接参照画素の差の指標が、所定の値を超えるか否かを判定する手段と、
    前記参照ブロックの画像から予測画像を生成する画面内予測手段と、
    前記指標が前記所定の値以下である場合には、前記無方向予測手段により生成した予測画像を出力し、前記指標が前記所定の値を超える場合には、前記画面内予測手段により生成した予測画像を出力する手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか一項に記載のイントラ予測装置。
  7. 前記画面内予測手段は、前記参照ブロックの画像から予測方向を選択して予測画像を生成することを特徴とする、請求項6に記載のイントラ予測装置。
  8. 前記エッジ推定直線生成手段、前記直接参照画素抽出手段、及び前記無方向予測手段は、複数の処理モードを有し、処理モードごとに、間接参照画素の位置、直接参照画素の位置、又は前記エッジ推定直線の係数の導出方法が異なり、
    前記無方向予測手段は、前記処理モードごとに予測画像を生成し、
    更に、前記処理モードごとに生成した予測画像の中から予測画像を選択して出力する判定手段を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のイントラ予測装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のイントラ予測装置を備えることを特徴とする符号化器。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のイントラ予測装置を備えることを特徴とする復号器。
  11. 予測の対象である予測ブロックに隣接する復号済みの参照ブロックの画像から、該予測ブロックの画像を予測画像として生成するイントラ予測装置を構成するコンピュータに、
    (a)前記参照ブロックに含まれる画素を間接参照画素として選定し、複数の間接参照画素を通る直線であって、前記予測ブロックの画像のエッジ方向を推定する直線であるエッジ推定直線を生成するステップと、
    (b)前記間接参照画素のうち予測画像の画素値の算出に用いる画素を直接参照画素として選定し、予測ブロックの画素ごとに、前記エッジ推定直線上に存在する直接参照画素を抽出するステップと、
    (c)前記直接参照画素に基づいて予測ブロックの予測画像を生成するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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