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JP5215127B2 - 燃料電池システムおよび燃料電池システムの掃気方法 - Google Patents

燃料電池システムおよび燃料電池システムの掃気方法 Download PDF

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JP5215127B2 JP2008279724A JP2008279724A JP5215127B2 JP 5215127 B2 JP5215127 B2 JP 5215127B2 JP 2008279724 A JP2008279724 A JP 2008279724A JP 2008279724 A JP2008279724 A JP 2008279724A JP 5215127 B2 JP5215127 B2 JP 5215127B2
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Description

本発明は、燃料電池システムおよび燃料電池システムの掃気方法に関するものである。
従来から、例えば車両に搭載される燃料電池には、固体高分子電解質膜をアノード電極およびカソード電極で両側から挟んで膜電極構造体を形成し、この膜電極構造体の両側に一対のセパレータを配置して平板状の単位燃料電池(以下、単位セルという。)を構成し、この単位セルを複数積層して燃料電池スタック(以下、燃料電池という。)とするものが知られている。このような燃料電池では、アノード電極とセパレータとの間にアノードガス(燃料ガス)として水素ガスを供給するとともに、カソード電極とセパレータとの間にカソードガス(酸化剤ガス)として空気を供給する。これにより、アノード電極で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を透過してカソード電極まで移動し、カソード電極で空気中の酸素と電気化学反応を起こし、発電が行われる。なお、この発電に伴って、燃料電池内部で水が生成される。
このような燃料電池を備える燃料電池システムでは、例えば氷点下環境で使用されると、燃料電池システムの停止中に内部に残留している生成水が凍結してしまうため、生成水が凍結しないように燃料電池システム内に付着した水滴を除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の燃料電池システムでは、燃料電池の停止時にエアドライヤで乾燥させた空気を用いて、流量制御弁に付着した水滴を吹き飛ばすというものである。具体的には、流速の早い空気が流れるように流量制御弁の開度調整をし(開度を小さくし)、そこに空気を吹き付けて、水滴を吹き飛ばす構成が開示されている。
特開2003−203665号公報
ところで、一般的に燃料電池システムのアノードガス流路(配管)の掃気を行う際には、燃料電池システムの起動時および運転中に使用されるパージ弁および掃気弁から掃気ガスを排出している。ここで、アノードガス流路の掃気完了時にパージ弁および掃気弁を同時に閉弁すると、パージ弁に生成水が残留した状態で凍結し、燃料電池システムが停止してしまう虞がある。パージ弁に生成水が残留して凍結してしまうと、次回燃料電池システムを起動する際に、パージ弁が開弁せずに起動時OCVパージが実行されなくなるという問題がある。また、パージ配管およびフィルタに生成水が氷結することにより、パージ流量が低下し、起動時OCVパージにおいてガス置換が確実に行われずシステムが停止してしまうという問題がある。したがって、パージ弁の水滴を除去し、パージ弁が凍結するのを防止することができる技術が望まれている。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、燃料電池の停止時にパージ弁に付着した生成水を確実に掃気することができる燃料電池システムおよび燃料電池システムの掃気方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、アノード電極にアノードガスを、カソード電極にカソードガスを供給し発電を行う燃料電池(例えば、実施形態における燃料電池11)と、前記アノードガスが流通するアノードガス流路(例えば、実施形態におけるアノードガス供給配管23およびアノードオフガス排出配管35)と、該アノードガス流路内のガスを流路外へ排出するために開閉可能なパージ弁(例えば、実施形態におけるパージ弁52)と、前記アノードガス流路内に掃気ガスを供給する掃気ガス供給手段(例えば、実施形態におけるエアコンプレッサ33)と、前記アノードガス流路内に供給された前記掃気ガスを流路外に排出するために開閉可能に構成されるとともに、前記パージ弁よりも排出流路断面積が大きい掃気弁(例えば、実施形態におけるアノードエア排出弁51)と、を備え、前記燃料電池が起動停止した後、前記掃気ガス供給手段により供給される前記掃気ガスを用いて前記アノードガス流路内を掃気し、前記パージ弁および前記掃気弁より前記掃気ガスを排出可能に構成された燃料電池システム(例えば、実施形態における燃料電池システム10)であって、前記アノードガス流路内の掃気が完了したと判断し、前記掃気弁を閉弁した状態で、前記パージ弁から前記掃気ガスを流路外に所定時間排出可能に構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、前記掃気弁を閉弁した状態で、前記パージ弁から前記掃気ガスを排出する際に、前記掃気ガス供給手段の掃気ガス供給量が増量されることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記掃気ガスの圧力を調整する圧力調整手段(例えば、実施形態における背圧弁34)を有し、該圧力調整手段は、掃気完了後に前記パージ弁から前記掃気ガスを排出するときの前記アノードガス流路内の圧力が、前記パージ弁および前記掃気弁を開弁して前記掃気ガスを排出している状態から、前記掃気弁のみを閉弁したときの該アノードガス流路内の圧力よりも低くなるように調整可能に構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、前記圧力調整手段は、前記アノードガス流路内の圧力を所定の割合で低下させることができるように構成されていることを特徴としている。
請求項5に記載した発明は、前記掃気ガス供給手段は、前記カソード電極に前記カソードガスを供給するカソードガス供給手段であり、前記圧力調整手段は、前記カソードガスが流通するカソードガス流路の圧力を調整する背圧弁であり、該背圧弁を閉塞することにより前記カソードガスを前記掃気ガスとして前記アノードガス流路内へ供給可能に構成されており、前記背圧弁の開度を調整することにより、前記アノードガス流路内の圧力を調整可能に構成されていることを特徴としている。
請求項6に記載した発明は、アノード電極にアノードガスを、カソード電極にカソードガスを供給し発電を行う燃料電池と、前記アノードガスが流通するアノードガス流路と、該アノードガス流路内のガスを流路外へ排出するために開閉可能なパージ弁と、前記アノードガス流路内に掃気ガスを供給する掃気ガス供給手段と、前記アノードガス流路内に供給された前記掃気ガスを流路外に排出するために開閉可能に構成されるとともに、前記パージ弁よりも排出流路断面積が大きい掃気弁と、を備え、前記燃料電池が起動停止した後、前記掃気ガス供給手段により供給される前記掃気ガスを用いて前記アノードガス流路内を掃気する燃料電池システムの掃気方法であって、前記燃料電池が起動停止した後、前記アノードガス流路内の掃気が必要か否かを判定する掃気判定ステップと、前記掃気弁および前記パージ弁を開弁して前記アノードガス流路内の掃気を行うアノード掃気ステップと、前記アノードガス流路内の掃気が完了したか否かを判定するアノード掃気完了判定ステップと、前記掃気弁および前記パージ弁のうち、前記掃気弁のみを閉弁する掃気弁閉弁ステップと、前記掃気弁が閉弁された後に前記パージ弁を前記掃気ガスが所定流量通過したか否かを判定するパージ弁掃気判定ステップと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、アノードガス流路内の掃気が完了したと判断した後に、先に掃気弁を閉弁した状態でパージ弁の開弁状態を所定時間維持するため、パージ弁およびパージ配管に十分な掃気ガス流量を流通させることが可能となり、パージ弁などに付着している水滴(生成水)を確実に除去することができる。したがって、燃料電池システムの次回起動時に、パージ弁の凍結による開閉不具合の発生を防止することができ、確実にシステムを起動させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、パージ弁の水滴除去を行う際に、パージ弁に供給する掃気ガス流量を増量させるため、水滴除去効率を向上させることができる。したがって、燃料電池の停止時にパージ弁に付着した生成水をより確実に掃気することができる。
請求項3に記載した発明によれば、パージ弁の水滴除去中のアノードガス流路内の圧力をパージ弁の水滴除去開始時の圧力よりも低下させるため、燃料電池内などに残留している生成水などの水分がパージ弁へ導かれるのを防止することができる。したがって、パージ弁の水滴除去を効率よく実行することができる。
請求項4に記載した発明によれば、アノードガス流路内の圧力を一気に低下させるのではなく、徐々に低下させることができるため、圧力変動に起因する騒音の発生を防止することができる。
請求項5に記載した発明によれば、パージ弁の水滴除去を行うとともに、カソードガス流路に設けられた背圧弁の水滴除去を行うことができる。
請求項6に記載した発明によれば、アノードガス流路内の掃気が完了したと判断した後に、先に掃気弁を閉弁した状態でパージ弁の開弁状態を所定時間維持するため、パージ弁およびパージ配管に十分な掃気ガス流量を流通させることが可能となり、パージ弁などに付着している水滴(生成水)を確実に除去することができる。したがって、燃料電池システムの次回起動時に、パージ弁の凍結による開閉不具合の発生を防止することができ、確実にシステムを起動させることができる。
(第一実施形態)
次に、本発明に係る燃料電池システムの第一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、本実施形態では燃料電池システムを車両に搭載した場合の説明をする。
(燃料電池システム)
図1は燃料電池システムの概略構成図である。
図1に示すように、燃料電池システム10の燃料電池11は、水素ガスなどのアノードガスと空気などのカソードガスとの電気化学反応により発電を行う固体高分子膜型燃料電池である。燃料電池11に形成されたアノードガス供給用連通孔13(アノードガス流路21の入口側)にはアノードガス供給配管23が連結され、その上流端部には水素タンク30が接続されている。また、燃料電池11に形成されたカソードガス供給用連通孔15(カソードガス流路22の入口側)にはカソードガス供給配管24が連結され、その上流端部にはエアコンプレッサ33が接続されている。なお、燃料電池11に形成されたアノードオフガス排出用連通孔14(アノードガス流路21の出口側)にはアノードオフガス排出配管35が連結され、カソードオフガス排出用連通孔16(カソードガス流路22の出口側)にはカソードオフガス排出配管38が連結されている。
また、水素タンク30からアノードガス供給配管23に供給された水素ガスは、レギュレータ(不図示)により減圧された後、エゼクタ26を通り、燃料電池11のアノードガス流路21に供給される。また、水素タンク30の下流側近傍には、電磁駆動式の電磁弁25が設けられており、水素タンク30からの水素ガスの供給を遮断することができるように構成されている。
また、アノードオフガス排出配管35は、エゼクタ26に接続され、燃料電池11を通過してきたアノードオフガスを再度燃料電池11のアノードガスとして再利用できるように構成されている。さらに、アノードオフガス排出配管35は、途中で2本の配管が分岐して設けられており、一方はアノードエア排出配管36であり、他方はパージガス排出配管37である。アノードエア排出配管36およびパージガス排出配管37は、ともに希釈ボックス31に接続されている。そして、アノードエア排出配管36には電磁駆動式のアノードエア排出弁51が設けられており、パージガス排出配管37には電磁駆動式のパージ弁52が設けられている。なお、アノードエア排出配管36は、パージガス排出配管37よりも配管径の大きいものが取り付けられている。
次に、空気(カソードガス)はエアコンプレッサ33によって加圧され、カソードガス供給配管24を通過した後、燃料電池11のカソードガス流路22に供給される。この空気中の酸素が酸化剤として発電に供された後、燃料電池11からカソードオフガスとしてカソードオフガス排出配管38に排出される。カソードオフガス排出配管38は希釈ボックス31に接続され、その後、車外へと排気される。なお、カソードオフガス排出配管38には背圧弁34が設けられている。
また、エアコンプレッサ33と燃料電池11との間を繋ぐカソードガス供給配管24において、配管が分岐され掃気ガス導入配管53の一端が接続されている。掃気ガス導入配管53は、アノードガス供給配管23におけるエゼクタ26と燃料電池11との間に他端が接続されている。つまり、エアコンプレッサ33にて加圧された空気を燃料電池11のアノードガス流路21に供給できるようになっている。なお、掃気ガス導入配管53には電磁駆動式の電磁弁54が設けられており、エアコンプレッサ33からの空気の供給を遮断できるように構成されている。
ここで、アノードオフガス排出配管35におけるアノードオフガス排出用連通孔14の直後(下流側)に、温度センサ41が設けられている。温度センサ41により、燃料電池11の内部の温度と略同一の温度を検知することができるようになっている。温度センサ41からの検出結果(センサ出力)は、制御装置(ECU)45へ伝達され、その検出結果に基づいて、燃料電池11のアノード掃気(後に詳述する。)を実行するか否かを決定するように構成されている。
図2は制御装置45の概略ブロック図である。図2に示すように、制御装置45は、燃料電池システム10が停止状態になってからの時間をカウントする停止時間検出部46と、停止時間検出部46でカウントしている時間が所定時間を経過したときにアノード掃気を実行するか否かを判定するアノード掃気実行判定部47と、アノード掃気を実行した際にアノード掃気が完了したか否かを判定するアノード掃気完了判定部48と、アノード掃気が完了した後にパージ弁52に付着した液滴を除去するパージ弁液滴除去が完了したか否かを判定するパージ弁液滴除去完了判定部49と、を有している。
さらに、制御装置45は、燃料電池11に要求される出力に応じて、電磁弁25を制御して水素タンク30から所定量の水素ガスを燃料電池11に供給することができるようになっている。また、制御装置45は、燃料電池11に要求される出力に応じて、エアコンプレッサ33を駆動して所定量の空気を燃料電池11に供給するとともに、背圧弁34を制御してカソードガス流路22への空気の供給圧力を調整できるように構成されている。
そして、アノード掃気実行判定部47からの指示によりアノードガス供給配管23およびアノードオフガス排出配管35などを掃気する際に、掃気ガス導入配管53の電磁弁54を制御して所定量の空気を供給することができるように構成されている。
(燃料電池システムの掃気方法)
次に、本実施形態における燃料電池システム10の掃気方法について説明する。
図3は燃料電池システム10の掃気方法のフローチャートであり、図4は図3の流れを示すタイムチャートである。
図3、図4に示すように、S11では、燃料電池システム10の起動信号であるイグニッションスイッチ(不図示)をオフにした後(図4のT10時)に、アノード掃気が必要か否かを判定する。この判定は、制御装置45のアノード掃気実行判定部47において、温度センサ41の検出温度に応じてアノード掃気を実行するか否かを判定する。アノード掃気が必要と判定した場合にはステップS12へ進み、アノード掃気が必要でないと判定した場合には処理を終了する。なお、アノード掃気が必要でないと判定した場合に処理を終了せずに、停止時間検出部46からの指示により所定時間ごとに温度センサ41の温度を検出し、検出温度が所定温度以下になった場合にアノード掃気が必要と判定し、ステップS12へ進むようにしてもよい。
ステップS12では、アノード掃気を実行する(図4のT11時)。具体的には、掃気ガス導入配管53の電磁弁54(掃気IN弁)、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51(掃気OUT弁)およびパージガス排出配管37のパージ弁52を開弁し、カソードオフガス排出配管38の背圧弁34を閉弁する。そして、エアコンプレッサ33を駆動させることにより、加圧された空気をアノード側に供給することで、アノード掃気を実行する。
ステップS13では、アノード掃気が完了したか否かを判定する。具体的には、制御装置45のアノード掃気完了判定部48において、例えば、アノード掃気を開始してからの時間を計測し、所定時間経過したらアノード掃気が完了したと判定する。なお、この時点ではエアコンプレッサ33から導入された空気(掃気ガス)の多くは、アノードエア排出配管36から排出される。これは、アノードエア排出配管36の方がパージガス排出配管37よりも配管径が大きいため、抵抗が少なく、より大流量の空気が流れるためである。また、アノード掃気が完了したか否かを経過時間により判定する場合に、温度センサ41の検出温度や生成水量などにより補正をかけるようにしてもよい。アノード掃気が完了したと判定したらステップS14へ進む。
ステップS14では、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51だけを閉弁する(図4のT12時)。このようにすることで、エアコンプレッサ33から導入された空気はパージガス排出配管37から排出される。つまり、ステップS12では配管径の大きいアノードエア排出配管36に多くの掃気ガスが流通してアノードエア排出弁51に付着した液滴を除去することができ、このステップS14にて配管径の小さいパージガス排出配管37に掃気ガスを確実に流通させることができ、パージ弁52に付着している液滴を確実に除去することができる。なお、このときアノードエア排出配管36などのアノード系内圧力が上昇する。
ステップS15では、パージ弁52に付着した液滴が除去されたか否かを判定する。具体的には、エアコンプレッサ33の回転数と駆動時間を検出し、パージ弁52に所定流量の空気(掃気ガス)が流れたらパージ弁52の液滴除去が完了したと判定する。なお、制御装置45のパージ弁液滴除去完了判定部49において、例えば、ステップS14でアノードエア排出弁51を閉弁してからの時間を計測し、所定時間経過したらパージ弁52の液滴除去が完了したと判定してもよい。
ステップS16では、パージ弁52および電磁弁54を閉弁するとともに、背圧弁34を開弁する。そして、エアコンプレッサ33の駆動を停止して、処理を終了する(図4のT13時)。
なお、上述したアノード掃気の際に必要な電力は、例えば燃料電池の電力を蓄電するバッテリ(不図示)から確保する。
本実施形態によれば、アノードガス供給配管23およびアノードオフガス排出配管35内の掃気が完了したと判断した後に、先にアノードエア排出弁51を閉弁した状態でパージ弁52の開弁状態を所定時間維持するため、パージ弁52およびパージガス排出配管37に十分な空気(掃気ガス)を流通させることが可能となり、パージ弁52などに付着している水滴(生成水)を確実に除去することができる。したがって、燃料電池システム10の次回起動時に、パージ弁52の凍結による開閉不具合の発生を防止することができ、確実にシステムを起動させることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係る燃料電池システムの第二実施形態を図5〜図6に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態とアノード掃気の方法が異なるのみであり、燃料電池システムの構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(燃料電池システムの掃気方法)
本実施形態における燃料電池システム10の掃気方法について説明する。
図5は燃料電池システム10の掃気方法のフローチャートであり、図6は図5の流れを示すタイムチャートである。
図5、図6に示すように、S21では、燃料電池システム10の起動信号であるイグニッションスイッチ(不図示)をオフにした後(図6のT20時)に、アノード掃気が必要か否かを判定する。この判定方法は第一実施形態のステップS11と同様である。
ステップS22では、アノード掃気を実行する(図6のT21時)。具体的には、掃気ガス導入配管53の電磁弁54、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51およびパージガス排出配管37のパージ弁52を開弁し、カソードオフガス排出配管38の背圧弁34を閉弁する。そして、エアコンプレッサ33を駆動させることにより、加圧された空気をアノード側の配管などに供給することで、アノード掃気を実行する。
ステップS23では、アノード掃気が完了したか否かを判定する。具体的には、制御装置45のアノード掃気完了判定部48において、例えば、アノード掃気を開始してからの時間を計測し、所定時間経過したらアノード掃気が完了したと判定する。
ステップS24では、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51だけを閉弁する。
ステップS25では、ステップS24と略同時に、エアコンプレッサ33の回転数を大きくする(図6のT22時)。このようにすることで、エアコンプレッサ33から導入された空気が高流速でパージガス排出配管37から排出される。つまり、パージ弁52に付着している液滴をより強力に除去することができる。
ステップS26では、パージ弁52に付着した液滴が除去されたか否かを判定する。具体的には、エアコンプレッサ33の回転数と駆動時間を検出し、パージ弁52に所定流量の空気(掃気ガス)が流れたらパージ弁52の液滴除去が完了したと判定する。
ステップS27では、パージ弁52を閉弁するとともに、背圧弁34を開弁する。そして、エアコンプレッサ33の駆動を停止して、処理を終了する(図6のT23時)。
本実施形態によれば、パージ弁52の水滴除去を行う際に、パージ弁52に供給する掃気ガス流量を増量させるため、水滴除去効率を向上させることができる。したがって、燃料電池11の停止時にパージ弁52に付着した生成水をより確実に掃気することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明に係る燃料電池システムの第三実施形態を図7〜図8に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態とアノード掃気の方法が異なるのみであり、燃料電池システムの構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(燃料電池システムの掃気方法)
本実施形態における燃料電池システム10の掃気方法について説明する。
図7は燃料電池システム10の掃気方法のフローチャートであり、図8は図7の流れを示すタイムチャートである。
図7、図8に示すように、S31では、燃料電池システム10の起動信号であるイグニッションスイッチ(不図示)をオフにした後(図8のT30時)に、アノード掃気が必要か否かを判定する。この判定方法は第一実施形態のステップS11と同様である。
ステップS32では、アノード掃気を実行する(図8のT31時)。具体的には、掃気ガス導入配管53の電磁弁54、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51およびパージガス排出配管37のパージ弁52を開弁し、カソードオフガス排出配管38の背圧弁34を閉弁する。そして、エアコンプレッサ33を駆動させることにより、加圧された空気をアノード側の配管などに供給することで、アノード掃気を実行する。
ステップS33では、アノード掃気が完了したか否かを判定する。具体的には、制御装置45のアノード掃気完了判定部48において、例えば、アノード掃気を開始してからの時間を計測し、所定時間経過したらアノード掃気が完了したと判定する。
ステップS34では、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51だけを閉弁する(図8のT32時)。
ステップS35では、ステップS34から所定時間経過後に、背圧弁34の開度を半開状態(開度約50%)にする(図8のT33時)。このようにすることで、アノード系内の圧力を低減することができ、圧力変動により燃料電池11内などに残留している液滴がパージ弁52に付着することを防止しつつ、パージ弁52に既に付着している液滴の除去を行うことができる。また、背圧弁34が設けられたカソードオフガス排出配管38にも空気(掃気ガス)が流通するため、背圧弁34に付着した液滴を除去することができる。なお、ステップS34と略同時に背圧弁34を半開状態にしてもよい。
ステップS36では、パージ弁52に付着した液滴が除去されたか否かを判定する。具体的には、エアコンプレッサ33の回転数と駆動時間を検出し、パージ弁52に所定流量の空気(掃気ガス)が流れたらパージ弁52の液滴除去が完了したと判定する。
ステップS37では、パージ弁52を閉弁するとともに、背圧弁34を開弁する。そして、エアコンプレッサ33の駆動を停止して、処理を終了する(図8のT34時)。
本実施形態によれば、パージ弁52の水滴除去中のアノード系内の圧力をパージ弁52の水滴除去開始時の圧力よりも低下させるため、燃料電池11内などに残留している生成水などの水分がパージ弁52へ導かれるのを防止することができる。したがって、パージ弁52の水滴除去を効率よく実行することができる。
(第四実施形態)
次に、本発明に係る燃料電池システムの第四実施形態を図9〜図10に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態とアノード掃気の方法が異なるのみであり、燃料電池システムの構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(燃料電池システムの掃気方法)
本実施形態における燃料電池システム10の掃気方法について説明する。
図9は燃料電池システム10の掃気方法のフローチャートであり、図10は図9の流れを示すタイムチャートである。
図9、図10に示すように、S41では、燃料電池システム10の起動信号であるイグニッションスイッチ(不図示)をオフにした後(図10のT40時)に、アノード掃気が必要か否かを判定する。この判定方法は第一実施形態のステップS11と同様である。
ステップS42では、アノード掃気を実行する(図10のT41時)。具体的には、掃気ガス導入配管53の電磁弁54、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51およびパージガス排出配管37のパージ弁52を開弁し、カソードオフガス排出配管38の背圧弁34を閉弁する。そして、エアコンプレッサ33を駆動させることにより、加圧された空気をアノード側の配管などに供給することで、アノード掃気を実行する。
ステップS43では、アノード掃気が完了したか否かを判定する。具体的には、制御装置45のアノード掃気完了判定部48において、例えば、アノード掃気を開始してからの時間を計測し、所定時間経過したらアノード掃気が完了したと判定する。
ステップS44では、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51だけを閉弁する(図10のT42時)。
ステップS45では、ステップS44から所定時間経過後に、背圧弁34の開度を半開状態(開度約50%)にする(図10のT43〜T44時)。本実施形態では、背圧弁34の開度を調節する際に、弁の開放速度を遅くする。つまり、背圧弁34を所定レートで徐々に開放する。このようにすることで、アノード系内の圧力変動を緩やかにすることができ、急激な圧力変動により燃料電池11内などに残留している液滴がパージ弁52に付着(流入)することを防止したり、パージ弁52の下流側(希釈ボックス31側)に排出された液滴が逆流するのを防止したりしつつ、パージ弁52に既に付着している液滴の除去を行うことができる。また、背圧弁34が設けられたカソードオフガス排出配管38にも空気(掃気ガス)が流通するため、背圧弁34に付着した液滴を除去することができる。また、急激な圧力変動により背圧弁34から発生する騒音を防止することができる。さらに、背圧弁34の半開状態を所定時間保持する(図10のT44〜T45時)。このようにすることで、背圧弁34の弁体に付着した液滴(主に弁体の端部に付着した液滴)を効率よく除去することができる。
ステップS46では、パージ弁52に付着した液滴が除去されたか否かを判定する。具体的には、エアコンプレッサ33の回転数と駆動時間を検出し、パージ弁52に所定流量の空気(掃気ガス)が流れたらパージ弁52の液滴除去が完了したと判定する。
ステップS47では、パージ弁52を閉弁するとともに、背圧弁34を開弁する。そして、エアコンプレッサ33の駆動を停止して、処理を終了する(図10のT45〜T46時)。なお、背圧弁34の開度を調節する際は、ステップS45のときと同様に弁の開放速度を遅くする。このようにすることで、アノード系内の圧力変動を緩やかにすることができ、急激な圧力変動により燃料電池11内などに残留している液滴がパージ弁52に付着(流入)することを防止したり、パージ弁52の下流側(希釈ボックス31側)に排出された液滴が逆流するのを防止したりすることができる。また、急激な圧力変動により背圧弁34から発生する騒音を防止することができる。
本実施形態によれば、アノードガス供給配管23およびアノードオフガス排出配管35内の掃気が完了したと判断した後に、先にアノードエア排出弁51を閉弁した状態でパージ弁52の開弁状態を所定時間維持するため、パージ弁52およびパージガス排出配管37に十分な空気(掃気ガス)を流通させることが可能となり、パージ弁52などに付着している水滴(生成水)を確実に除去することができる。したがって、燃料電池システム10の次回起動時に、パージ弁52の凍結による開閉不具合の発生を防止することができ、確実にシステムを起動させることができる。
また、アノード掃気が完了した後に、アノード系内の圧力を一気に低下させるのではなく、徐々に低下させることができるため、圧力変動に起因する騒音の発生を防止することができる。また、パージ弁52に付着した液滴除去を行うとともに、カソードオフガス排出配管38に設けられた背圧弁34に付着した液滴除去を行うことができる。
(第五実施形態)
次に、本発明に係る燃料電池システムの第五実施形態を図11〜図12に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態とアノード掃気の方法が異なるのみであり、燃料電池システムの構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(燃料電池システムの掃気方法)
本実施形態における燃料電池システム10の掃気方法について説明する。
図11は燃料電池システム10の掃気方法のフローチャートであり、図12は図11の流れを示すタイムチャートである。
図11、図12に示すように、S51では、燃料電池システム10の起動信号であるイグニッションスイッチ(不図示)をオフにした後(図12のT50時)に、アノード掃気が必要か否かを判定する。この判定方法は第一実施形態のステップS11と同様である。
ステップS52では、アノード掃気を実行する(図12のT51時)。具体的には、掃気ガス導入配管53の電磁弁54、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51およびパージガス排出配管37のパージ弁52を開弁し、カソードオフガス排出配管38の背圧弁34を閉弁する。そして、エアコンプレッサ33を駆動させることにより、加圧された空気をアノード側の配管などに供給することで、アノード掃気を実行する。
ステップS53では、アノード掃気が完了したか否かを判定する。具体的には、制御装置45のアノード掃気完了判定部48において、例えば、アノード掃気を開始してからの時間を計測し、所定時間経過したらアノード掃気が完了したと判定する。
ステップS54では、アノードエア排出配管36のアノードエア排出弁51だけを閉弁する(図12のT52時)。
ステップS55では、ステップS54から所定時間経過後に、背圧弁34の開度を全開状態にする(図12のT53〜T54時)。本実施形態では、背圧弁34の開度を調節する際に、弁の開放速度を遅くする。つまり、背圧弁34を所定レートで徐々に開放する。このようにすることで、アノード系内の圧力変動を緩やかにすることができ、急激な圧力変動により燃料電池11内などに残留している液滴がパージ弁52に付着(流入)することを防止したり、パージ弁52の下流側(希釈ボックス31側)に排出された液滴が逆流するのを防止したりしつつ、パージ弁52に既に付着している液滴の除去を行うことができる。また、背圧弁34が設けられたカソードオフガス排出配管38にも空気(掃気ガス)が流通するため、背圧弁34に付着した液滴を除去することができる。また、急激な圧力変動により背圧弁34から発生する騒音を防止することができる。
ステップS56では、パージ弁52に付着した液滴が除去されたか否かを判定する。具体的には、エアコンプレッサ33の回転数と駆動時間を検出し、パージ弁52に所定流量の空気(掃気ガス)が流れたらパージ弁52の液滴除去が完了したと判定する。
ステップS57では、パージ弁52を閉弁するとともに、エアコンプレッサ33の駆動を停止して、処理を終了する(図12のT54時)。
本実施形態によれば、アノードガス供給配管23およびアノードオフガス排出配管35内の掃気が完了したと判断した後に、先にアノードエア排出弁51を閉弁した状態でパージ弁52の開弁状態を所定時間維持するため、パージ弁52およびパージガス排出配管37に十分な空気(掃気ガス)を流通させることが可能となり、パージ弁52などに付着している水滴(生成水)を確実に除去することができる。したがって、燃料電池システム10の次回起動時に、パージ弁52の凍結による開閉不具合の発生を防止することができ、確実にシステムを起動させることができる。
また、アノード掃気が完了した後に、アノード系内の圧力を一気に低下させるのではなく、徐々に低下させることができるため、圧力変動に起因する騒音の発生を防止することができる。また、パージ弁52に付着した液滴除去を行うとともに、カソードオフガス排出配管38に設けられた背圧弁34に付着した液滴除去を行うことができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、燃料電池の温度を検出する温度センサをアノードオフガス排出配管に取り付けた構成にしたが、燃料電池の温度を直接検出してもよく、カソードオフガス排出配管、冷媒、ガス、周辺補機の温度を代替温度として採用してもよい。また、温度センサは1箇所だけでなく、複数箇所に取り付けてもよく、その場合には、いずれかの温度を検出するようにしたり、各温度センサの平均値を求めるようにしてもよい。
また、本実施形態において、パージ弁52の掃気終了時に背圧弁34の掃気を行っているが、その際に一定のアノード圧を保持することにより、アノードエア排出弁51もしくは電磁弁54の開故障検知を同時に行う構成にしてもよい。
さらに、本実施形態において、アノードエア排出弁51を閉弁し、電磁弁54およびパージ弁52を開弁した状態を所定時間継続する際に、アノード内(もしくはカソード内)の圧力を高くし続け、その際の圧力変化により、電磁弁54の閉故障検知を同時に行う構成にしてもよい。
本発明の実施形態における燃料電池システムの概略構成図である。 本発明の実施形態における制御装置の概略ブロック図である。 本発明の第一実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すタイムチャートである。 本発明の第二実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すタイムチャートである。 本発明の第三実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すタイムチャートである。 本発明の第四実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すフローチャートである。 本発明の第四実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すタイムチャートである。 本発明の第五実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すフローチャートである。 本発明の第五実施形態における燃料電池システムの掃気方法を示すタイムチャートである。
符号の説明
10…燃料電池システム 11…燃料電池 23…アノードガス供給配管(アノードガス流路) 33…エアコンプレッサ(掃気ガス供給手段) 34…背圧弁 35…アノードオフガス排出配管(アノードガス流路) 41…温度センサ 51…アノードエア排出弁(掃気弁) 52…パージ弁

Claims (6)

  1. アノード電極にアノードガスを、カソード電極にカソードガスを供給し発電を行う燃料電池と、
    前記アノードガスが流通するアノードガス流路と、
    該アノードガス流路内のガスを流路外へ排出するために開閉可能なパージ弁と、
    前記アノードガス流路内に掃気ガスを供給する掃気ガス供給手段と、
    前記アノードガス流路内に供給された前記掃気ガスを流路外に排出するために開閉可能に構成されるとともに、前記パージ弁よりも排出流路断面積が大きい掃気弁と、を備え、
    前記燃料電池が起動停止した後、前記掃気ガス供給手段により供給される前記掃気ガスを用いて前記アノードガス流路内を掃気し、前記パージ弁および前記掃気弁より前記掃気ガスを排出可能に構成された燃料電池システムであって、
    前記アノードガス流路内の掃気が完了したと判断し、前記掃気弁を閉弁した状態で、前記パージ弁から前記掃気ガスを流路外に所定時間排出可能に構成されていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記掃気弁を閉弁した状態で、前記パージ弁から前記掃気ガスを排出する際に、前記掃気ガス供給手段の掃気ガス供給量が増量されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記掃気ガスの圧力を調整する圧力調整手段を有し、
    該圧力調整手段は、掃気完了後に前記パージ弁から前記掃気ガスを排出するときの前記アノードガス流路内の圧力が、前記パージ弁および前記掃気弁を開弁して前記掃気ガスを排出している状態から、前記掃気弁のみを閉弁したときの該アノードガス流路内の圧力よりも低くなるように調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記圧力調整手段は、前記アノードガス流路内の圧力を所定の割合で低下させることができるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記掃気ガス供給手段は、前記カソード電極に前記カソードガスを供給するカソードガス供給手段であり、
    前記圧力調整手段は、前記カソードガスが流通するカソードガス流路の圧力を調整する背圧弁であり、
    該背圧弁を閉塞することにより前記カソードガスを前記掃気ガスとして前記アノードガス流路内へ供給可能に構成されており、
    前記背圧弁の開度を調整することにより、前記アノードガス流路内の圧力を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の燃料電池システム。
  6. アノード電極にアノードガスを、カソード電極にカソードガスを供給し発電を行う燃料電池と、
    前記アノードガスが流通するアノードガス流路と、
    該アノードガス流路内のガスを流路外へ排出するために開閉可能なパージ弁と、
    前記アノードガス流路内に掃気ガスを供給する掃気ガス供給手段と、
    前記アノードガス流路内に供給された前記掃気ガスを流路外に排出するために開閉可能に構成されるとともに、前記パージ弁よりも排出流路断面積が大きい掃気弁と、を備え、
    前記燃料電池が起動停止した後、前記掃気ガス供給手段により供給される前記掃気ガスを用いて前記アノードガス流路内を掃気する燃料電池システムの掃気方法であって、
    前記燃料電池が起動停止した後、前記アノードガス流路内の掃気が必要か否かを判定する掃気判定ステップと、
    前記掃気弁および前記パージ弁を開弁して前記アノードガス流路内の掃気を行うアノード掃気ステップと、
    前記アノードガス流路内の掃気が完了したか否かを判定するアノード掃気完了判定ステップと、
    前記掃気弁および前記パージ弁のうち、前記掃気弁のみを閉弁する掃気弁閉弁ステップと、
    前記掃気弁が閉弁された後に前記パージ弁を前記掃気ガスが所定流量通過したか否かを判定するパージ弁掃気判定ステップと、を有することを特徴とする燃料電池システムの掃気方法。
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