JP5208035B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
<A−1.構成>
以下、本発明の実施の形態1について、図1および図2にて詳細に説明する。図1は本実施の形態1に係る液晶表示装置における主要部ブロック図、図2は本実施の形態1に係る液晶表示装置における各動作を説明するタイミングチャートである。
ここでは入力映像信号である第1映像信号(60Hz)を2倍(120Hz)に時間軸圧縮する場合について説明する。CPU4は、同期検出部1にて検出された垂直同期信号および水平同期信号に基づいてフレームレート変換用の制御信号を生成する。
この発明にかかる実施の形態1によれば、液晶表示装置において、液晶表示パネル8と、液晶表示パネル8のバックライト光源7と、逐次入力される第1映像信号のフレームレートをn倍(nは2以上の整数)した第2映像信号を、各々n回ずつ繰り返し液晶表示パネル8に出力するフレームレート変換部3と、バックライト光源7の点灯および消灯のタイミングを制御するバックライト制御部であるバックライトデューティおよび位相制御部5とを備え、バックライトデューティおよび位相制御部5は、1回目の第2映像信号に対応する第1タイミングでバックライト光源7を消灯し、2回目以降の前記第2映像信号に対応する第2タイミングでバックライト光源7を点灯することで、第1タイミングである液晶表示パネル8における液晶が応答すなわち変化している間にバックライト光源7を消灯し、第2タイミングである当該液晶が応答すなわち変化していない間にバックライト光源7を点灯するようにすることができ、当該液晶の変化が視聴者の目の網膜に残像として残ることがなく動きぼけとして認識されないため、画質劣化を防ぐことができる。
<B−1.構成>
次に、本発明の実施の形態2について、図4および図5を用いて説明する。
フレームレート変換部3は補間回路19において生成した補間信号を含んだ倍速変換後の補間映像信号を、さらに2倍(ここでは240Hz)のフレームレートに変換し、時間軸圧縮された映像信号を第1フィールドおよび第2フィールドの映像信号として繰り返し液晶表示パネル8に出力する。
この発明にかかる実施の形態2によれば、液晶表示装置において、逐次入力される第1映像信号に代えて、第1映像信号のフレームレートを2倍にし、かつ、隣接フレーム間の補間信号がその1フレームおきに挟み込まれた補間映像信号をフレームレート変換部3へ出力する補間回路19をさらに備え、フレームレート変換部3は、第1映像信号に代えて補間映像信号を用いることで、補間信号による滑らかな動きであるとともに動きぼけのない、画質を得ることができる。
<C−1.構成>
次に、本発明の実施の形態3について、図6〜9を用いて説明する。
こうした特性を持つ導光板11aを用いれば、エッジライト(上部)9の発する光は液晶表示パネルの中心線より下部に届かないため、液晶表示部の中心線より下部の液晶が応答している時にエッジライト(上部)9を点灯しても、エッジライト(上部)9の発する光は液晶表示パネルの中心線より下部に影響がなく、さらに、エッジライト(下部)10の発する光は液晶表示パネルの中心線より上部に届かないため、液晶表示部の中心線より上部の液晶が応答している時にエッジライト(下部)10を点灯しても、エッジライト(下部)10の発する光は液晶表示パネルの中心線より上部に影響を与えない。
この発明にかかる実施の形態3によれば、液晶表示装置において、液晶表示パネル8の背面に配置される導光板11をさらに備え、バックライト光源7は、液晶表示パネル8の上下に配置される複数のエッジライト9,10であり、複数のエッジライト9,10は、それぞれ独立に消灯および点灯が可能であり、1回目の第2映像信号に対応する第1タイミングは、1回目の第2映像信号に対する、複数のエッジライト9,10それぞれに対応した液晶表示パネル8の各区画の応答開始から応答完了までの期間を含むことで、エッジライト9,10それぞれに対応した液晶表示パネル8の各区画の応答開始から応答完了までの期間にすることにより、実施の形態1の図2に示す場合より点灯時間をさらに長くでき、すなわちより輝度が高い状態を得ることができる。よって、消灯による輝度の低下を抑制することができる。
<D−1.構成>
次に、本発明の実施の形態4について、図10〜13を用いて説明する。
こうした特性を持つ導光板11dを用いれば、それぞれのエッジライト(サイド)12の発する光は液晶表示パネルのその領域以外の部分に届かないため、その領域以外の部分の液晶表示部の液晶が応答している時にその領域のエッジライト(サイド)12を点灯しても、その領域のエッジライト(サイド)12の発する光はその領域以外の部分の液晶表示部に影響を与えない。
この発明にかかる実施の形態4によれば、液晶表示装置において、液晶表示パネル8の背面に配置される導光板11をさらに備え、バックライト光源7は、液晶表示パネル8の辺縁に配置される複数のエッジライト12であり、複数のエッジライト12は、それぞれ独立に消灯および点灯が可能であり、1回目の第2映像信号に対応する第1タイミングは、1回目の第2映像信号に対する、複数のエッジライト12それぞれに対応した液晶表示パネル8の各区画の応答開始から応答完了までの期間を含むことで、エッジライト12のうちのそれぞれに対応した液晶表示パネル8の各区画の応答開始から応答完了までの期間にすることにより、実施の形態1の図2に示す場合より点灯時間をさらに長くでき、すなわちより輝度が高い状態を得ることができる。よって、消灯による輝度の低下を抑制することができる。
<E−1.構成>
次に、本発明の実施の形態5について、図14および図15を用いて説明する。
次に、動作について説明する。それぞれのダイレクトバックライト13は液晶の応答、すなわち変化するタイミングに応じて独立に点灯および消灯するよう制御される。このときのタイミングチャートを図15に示す。
この発明にかかる実施の形態5によれば、液晶表示装置において、バックライト光源7は、液晶表示パネル8の背面に配置される複数のダイレクトバックライト13であり、複数のダイレクトバックライト13は、それぞれ独立に消灯および点灯が可能であり、1回目の第2映像信号に対応する第1タイミングは、1回目の第2映像信号に対する、複数のダイレクトバックライト13それぞれに対応した液晶表示パネル8の各区画の応答開始から応答完了までの期間を含むことで、ダイレクトバックライト13のそれぞれに対応した液晶表示パネル8の各区画の応答開始から応答完了までの期間にすることにより、実施の形態1の図2に示す場合より点灯時間をさらに長くでき、すなわちより輝度が高い状態を得ることができる。よって、消灯による輝度の低下を抑制することができる。
<F−1.構成>
次に、本発明の実施の形態6について、図16および図17を用いて説明する。
図17は映像信号高速書き込み部14により液晶表示パネル8に高速に第2映像信号を書き込んだ場合のタイミングチャートを示す。このタイミングチャートに示すように、液晶表示パネル8に対し、1垂直同期信号期間よりも高速に第2映像信号を書き込んだ場合(図17(b))、各フィールドのブランキング期間を長くすることができる。この長くなったブランキング期間をバックライト光源7の点灯時間にあてる、すなわち図17(c)に示すように、最終ライン液晶応答の応答開始が早くなることによりその応答完了時間も早くなり、点灯開始時間(バックライト光源駆動波形を参照)を早くすることができるので、輝度を高くすることができる。
この発明にかかる実施の形態6によれば、液晶表示装置において、フレームレート変換部3から出力される第2映像信号を1垂直同期信号期間よりも高速に液晶表示パネル8に書き込む映像信号高速書き込み部14をさらに備えることで、1垂直同期信号期間において長くなったブランキング期間をバックライト光源7の点灯時間にあてることができるので、消灯による輝度を抑制することができる。
<G−1.構成>
次に、本発明の実施の形態7について、図18、図19および図20を用いて説明する。
このように構成することで、図20のタイミングチャートに示すように、奇数、偶数それぞれのラインで書き込むことにより通常の2倍の速さで液晶表示パネル8に第2映像信号を書き込むことができ(図20(b))、各フィールドのブランキング期間を長くすることができる。この長くなったブランキング期間をバックライト光源7の点灯時間にあてる、すなわち図20(c)に示すように、最終ライン液晶応答の応答開始が早くなることによりその応答完了時間も早くなり、点灯開始時間(バックライト光源駆動波形を参照)を早くすることができるので、輝度を高くすることができる。
この発明にかかる実施の形態7によれば、液晶表示装置において、液晶表示パネル8は、グループ分けされた複数のゲートドライバー15a,15bと、複数のゲートドライバー15a,15bの各々に対応する領域に第2映像信号の書き込みを行う複数のソースドライバー16a,16bとをさらに備え、複数のソースドライバー16a,16bは、ゲートドライバーの各グループに対応する領域に当該領域に応じた第2映像信号を同時に書き込むことで、例えば奇数、偶数のグループで同時に書きこむと通常の2倍の速さで第2映像信号を書き込むことになり、その分長くなったブランキング期間をバックライト光源7の点灯時間にあてることができるので、消灯による輝度低下を抑制することができる。
<H−1.構成>
次に、本発明の実施の形態8について、図21および図22を用いて説明する。
すなわち図22のタイミングチャートに示すように、点灯および消灯を繰り返している時の点灯の期間にバックライト光源7を駆動する電流の値を大きくするように制御(図22(c)の間欠点灯時電流を参照)すれば、間欠点灯することで輝度が低下することを抑えることができ、輝度を高くすることができる。他の動作については、前述の実施の形態1と同様である。
この発明にかかる実施の形態8によれば、液晶表示装置において、2回目以降の第2映像信号に対応する第2タイミングに応じて、バックライト光源7に供給される電流値を制御する電流制御部17をさらに備えることで、点灯の期間にバックライト光源7を駆動する電流の値を大きくするように電流制御部17において制御すれば、間欠点灯することで輝度が低下することを抑えることができ、輝度を高くすることができる。
<I−1.構成>
次に、本発明の実施の形態9について、図23を用いて説明する。
このように構成することで、間欠点灯の時に点灯するバックライトが増えるので、間欠点灯することで輝度が低下することを抑えることができ、輝度を高くすることができる。
この発明にかかる実施の形態9によれば、液晶表示装置において、バックライト光源7は複数(バックライト光源7a,7b)設けられ、バックライト制御部6は、2回目以降の第2映像信号に対応する第2タイミングに応じて、点灯するバックライト光源の個数を切り換えることで、間欠点灯の時に点灯するバックライトが増えるので、間欠点灯することで輝度が低下することを抑えることができ、輝度を高くすることができる。
<J−1.構成>
次に、本発明の実施の形態10について、図24〜26を用いて説明する。
しかしながら本実施の形態10の液晶表示装置においては、第1タイミングである各フレームの第1フィールドの1ライン目の液晶応答開始時から第1フィールドの最終ラインの液晶応答終了時までの間をバックライト光源7を消灯させる(図25(c))ため、第1フィールドの映像に極端に大きなオーバードライブをかけても、この期間は液晶表示パネルは画像を表示していないので、画質劣化として視認されることがない。すなわち第1フィールドの液晶の応答が最小になるようオーバードライブをかけることができる。
この発明にかかる実施の形態10によれば、液晶表示装置において、液晶表示パネル8は、当該パネルの液晶に対し、第2映像信号に対応する電圧より大きな電圧をかけオーバードライブするオーバードライブ部18を備え、オーバードライブは、1回目の第2映像信号に対応する第1タイミングで行われることで、液晶の応答時間が最小になるようにオーバードライブをかけることができ、その分バックライト光源7の点灯時間が長くなるので、第1タイミングにおいて消灯することに伴う輝度の低下を抑制することができる。
Claims (10)
- 液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルのバックライト光源と、
逐次入力される第1映像信号に基づく信号のフレームレートをn倍(nは2以上の整数)した第2映像信号を、各々n回ずつ繰り返し前記液晶表示パネルに出力するフレームレート変換部と、
前記バックライト光源の点灯および消灯のタイミングを制御するバックライト制御部と、
を備え、
前記バックライト制御部は、1回目の前記第2映像信号に対応する第1タイミングで前記バックライト光源を消灯し、2回目以降の前記第2映像信号に対応する第2タイミングで前記バックライト光源を点灯し、
前記第1タイミングは、1回目の前記第2映像信号に対し前記液晶表示パネルの応答開始から応答完了までの期間を含み、
前記第2タイミングは、前記応答完了後の期間を含み、
前記バックライト光源は、LEDバックライト、冷陰極線管(CCFL)、熱陰極線管(HCFL)のいずれかを有し、
逐次入力される第1映像信号から入力垂直同期信号を検出する同期検出部をさらに備え、
前記バックライト制御部は、前記入力垂直同期信号をトリガとして前記制御を行い、
前記フレームレート変換部は、前記入力垂直同期信号のフレームレートを前記n倍にした出力垂直同期信号を出力し、
前記バックライト制御部は、前記出力垂直同期信号をトリガとして前記制御を行い、
前記液晶表示パネルの背面に配置される導光板をさらに備え、
前記バックライト光源は、前記液晶表示パネルの辺縁に配置される複数のエッジライトであり、
前記複数のエッジライトは、それぞれ独立に前記消灯および前記点灯が可能であり、
前記第1タイミングは、1回目の前記第2映像信号に対する、前記複数のエッジライトそれぞれに対応した前記液晶表示パネルの各区画の応答開始から応答完了までの期間を含み、
逐次入力される前記第1映像信号に基づく前記信号として、前記第1映像信号のフレームレートを2倍にし、かつ、隣接フレーム間の補間信号がその1フレームおきに挟み込まれた補間映像信号を前記フレームレート変換部へ出力する補間回路をさらに備え、
前記フレームレート変換部は、前記第1映像信号に基づく前記信号として前記補間映像信号を用いる、
液晶表示装置。 - 前記導光板は、光透過特性が前記区画を規定する所定の領域で減衰する、
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記導光板は、前記区画に対応する複数の領域に分割されている、
請求項1または2に記載の液晶表示装置。 - 前記導光板は、前記分割された領域間では光が透過しない、
請求項3に記載の液晶表示装置。 - 前記導光板は、前記分割された領域の境界部分での色ムラ、輝度ムラを抑制する補償フィルムをさらに備える、
請求項3または4に記載の液晶表示装置。 - 前記フレームレート変換部から出力される第2映像信号を1垂直同期信号期間よりも高速に前記液晶表示パネルに書き込む映像信号高速書き込み部をさらに備える、
請求項1〜5のいずれかに記載の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルは、グループ分けされた複数のゲートドライバーと、前記複数のゲートドライバーの各々に対応する領域に前記第2映像信号の書き込みを行う複数のソースドライバーとをさらに備え、
前記複数のソースドライバーは、前記ゲートドライバーの各グループに対応する領域に当該領域に応じた前記第2映像信号を同時に書き込む、
請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表示装置。 - 前記第2タイミングに応じて、前記バックライト光源に供給される電流値を制御する電流制御部をさらに備える、
請求項1〜7のいずれかに記載の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルは、当該パネルの液晶に対し、前記第2映像信号に対応する電圧より大きな電圧をかけオーバードライブするオーバードライブ部を備え、
前記オーバードライブは、前記第1タイミングで行われる、
請求項1〜8のいずれかに記載の液晶表示装置。 - 前記第2映像信号に対し、対応する電圧より大きな電圧を導出しオーバードライブするオーバードライブ部をさらに備え、
前記オーバードライブは、前記第1タイミングで行われる、
請求項1〜8のいずれかに記載の液晶表示装置。
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