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JP5207912B2 - アクチュエータおよびそれを用いたスライドドアユニット - Google Patents

アクチュエータおよびそれを用いたスライドドアユニット Download PDF

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JP5207912B2 JP2008263842A JP2008263842A JP5207912B2 JP 5207912 B2 JP5207912 B2 JP 5207912B2 JP 2008263842 A JP2008263842 A JP 2008263842A JP 2008263842 A JP2008263842 A JP 2008263842A JP 5207912 B2 JP5207912 B2 JP 5207912B2
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Description

本発明はアクチュエータおよびそれを用いたスライドドアユニットに関する。さらに詳しくは、簡易な構造のアクチュエータおよびそれを用いたスライドドアユニットに関する。
特開2006−194023号公報 米国特許出願公開第2007/0163179号公報
図10に特許文献1の車両用ドアの駆動装置を示す。その車両用ドアの駆動装置100は底面を上方に向けた有底筒状のハウジング101を備えている。そのハウジングの底部からは軸102がハウジング内に延びている。前記ハウジング101内には、その底面側で、かつ前記軸102の周囲に電磁ブレーキ103が配置されている。その電磁ブレーキ103のコイルを収納している部分からは、軸102の周囲に配置されるように円筒軸部103aが連続している。その円筒軸部103aにはサンギヤ104、リングギヤ105およびプラネタリキャリア106が同心状に枢支されている。そのプラネタリキャリア106には、サンギヤ104とリングギヤ105とに噛合する複数のプラネタリギヤ107が枢支されている。前記プラネタリキャリア106は回転ドラム109に接続されている。また、前記リングギヤ105の外側にはウォームホイールの外歯が形成されており、モータ108のウォーム108aが噛合している。なお、前記電磁ブレーキ103はサンギヤ104の回転に制動力を付与している。また、特許文献2にも同様な駆動装置が開示されている。
特許文献1では、リングギヤ105、サンギヤ104およびプラネタリキャリア106を枢支させるのに電磁ブレーキ103から円筒軸部103aを延ばしている。さらに、各部品は全て円筒軸部103aによりラジアル荷重が支持されているが、その円筒軸部103aは片側しか固定されておらず、剛性が高くない。さらに、各部材のスラスト荷重は部材の重なり合いにより受け止められている。そのため、構造が複雑で組み立て作業も煩雑である。
そこで、本発明は各部材のラジアルおよびスラスト荷重を受け止めつつ、それでいて部品点数が少なく、かつ省スペースで組み立て容易なアクチュエータおよびそれを用いたスライドドアユニットを提供することを課題としている。
本発明のアクチュエータは、インナーケーブルを巻き取り、送り出すアクチュエータであって、平坦面を有し、かつその平坦面から出力軸を突出しているモータと、そのモータの出力軸に固定された太陽ギヤと、その太陽ギヤの周囲に配置され、それぞれ太陽ギヤと噛合う大径ギヤおよびその大径ギヤと一体に回転する小径ギヤを備えた3つ以上の中間ギヤと、前記モータの平坦面の上に配置される平板を有し、その平板から前記モータの出力軸を貫通させると共に、その出力軸の周りに前記中間ギヤを枢支する支持軸が突設されているベースブラケットと、前記中間ギヤの小径ギヤの外側に配置される筒状部およびその上方を閉じる天板を有しており、前記筒状部の内周面に前記小径ギヤと噛合うリングギヤが形成され、筒状部の外周面にインナーケーブルを巻き取る溝が形成されたドラムと、そのドラムの外側に配置される壁部、前記壁部の上方を閉じる天板およびベースブラケットとの固定部を有し、前記ドラムを収納し、ベースブラケットに固定され、ベースブラケットとの間にドラムを挟持するハウジングとからなり、前記ドラムの天板の下面に中間ギヤの支持軸の軸端が摺接し、ハウジングがドラムの天板の上面と摺接することによりドラムの軸方向の移動を制限することを特徴としている。
本発明のスライドドアユニットは、前述のアクチュエータと、そのアクチュエータにより巻き取りあるいは送り出されるインナーケーブルと、そのインナーケーブルを摺動自在に案内するアウターケーシングと、前記インナーケーブルにより左右に移動自在なスライドドアとからなることを特徴とする。
(1)本発明のアクチュエータは、前記ドラムの天面に中間ギヤの支持軸の軸端が摺接してドラムの軸方向の移動を制限するので、その分だけ部品点数を少なくすことができ、省スペースである。また、ブラケットの平坦面の上に各部品を配置し、それら部品をハウジングにより上方から挟持するように構成されているので、軸方向の支持が確実であり、かつ組み立ても容易である。
(2)このようなアクチュエータが、前記小径ギヤの上面に環状の突起が突設され、その突起の上端面がドラムの天板の下面と摺接するように構成されている場合は、ドラムとの摺動抵抗を低くすることができる。
(3)また、前記ドラムの天板の下面に中間ギヤの支持軸と摺接する環状の突起が形成されている場合は、中間ギヤの支持軸との間の摺動抵抗を低くすることができる。
(4)さらに、前記ドラムの天板の上面にハウジングの天板の下面と摺動する環状の突起が突設されている場合は、ハウジングとの摺動抵抗を小さくすることができる。
(5)本発明のスライドドアユニットは、全体を1つの部品として扱うことができるので、在庫管理や搬送の効率を高くすることができる。
つぎに図面を参照しながら本発明のアクチュエータおよびスライドドアユニットの実施の形態を説明する。
図1は本発明のアクチュエータの実施形態を示す分解斜視図、
図2は本発明のスライドドアユニットの実施形態を示す概略平面図、
図3は図2のスライドユニットが車体に用いられる様子を示す斜視図、
図4は図1のアクチュエータの一部断面側面図、
図5aは太陽ギアを示す平面図、図5bは図5aのI−I線断面図、
図6aは中間ギヤを示す平面図、図6bは図6aのII−II線断面図、
図7aはベースブラケットを示す平面図、図7bは図7aのIII−III線断面図、
図8aはドラムを示す平面図、図8bは図8aの下面図、図8cは図8bのIV−IV線断面図、
図9aはハウジングを示す平面図、図9bは図9aのV−V線断面図である。
まず、図2を用いて本発明のスライドドアユニットの実施形態を説明する。図2に示すスライドドアユニット10は、アクチュエータ1と、そのアクチュエータにより巻き取りあるいは送り出されるインナーケーブル11と、そのインナーケーブルを方向転換するケーブルガイド12と、そのケーブルガイド12とアクチュエータ1との間でインナーケーブルを摺動自在に案内するアウターケーシング13とからなる。
図3に示すように前記スライドドアユニット10は、例えばワンボックスタイプの車体などに用いられる。その車体20の側面にはスライドドア21が設けられている。そのスライドドア21は、車体20の中央と上下端に設けられたレール(中央のレール20a、上下のレール20b、20b)に沿ってスライドする。そして、車内などに配置された操作ボタンなどの操作部材(図示してない)を操作することにより車体の左右(あるいは片側)の開口を塞ぐスライドドア21を操作するものである。例えば、操作ボタンを押すと、アクチュエータ1が作動し、インナーケーブル11が巻き取られ/送り出され、それによりスライドドア21がレールに沿ってスライドし、車体20の開口を開閉する。なお、前記操作ボタンは電線や通信ケーブルにより制御手段(図示していない)を介してアクチュエータ1に連結されている。
ここから図2も用いて説明する。前記中央のレール20aの前端近辺22は車内側に向かって湾曲しており、後端近辺23はまっすぐ延びている。その中央のレール20aの前後端の間では、スライドドア21を取り付けるためのアーム21aがスライド自在に配置されている。そのアーム21aには、中央のレール20a内を転動するローラ21bなどが回転自在に取り付けられている。アーム21aには、スライドドア21を閉方向に操作する閉操作用インナーケーブル11aの端部と、開方向に操作する開操作用インナーケーブル11bの端部が係止されている。それらのインナーケーブル11a、11bは車体20の外部では中央のレール20aに沿って延びている。
また、中央のレール20aの前端近辺22には、閉操作用インナーケーブル11aの方向転換のための前方ケーブルガイド12aが取り付けられている。その前方ケーブルガイド12aにはプーリ14aが車体の左右方向に回転の軸心が向くように枢支されている。そして、閉操作用インナーケーブル11aはプーリ14aによって方向転換された後、閉操作側アウターケーシング13aによってアクチュエータ1まで案内されている。他方、後端近辺23には後方ケーブルガイド12bが取り付けられている。その後方ケーブルガイド12bにはプーリ14bが車体の左右方向に対し、垂直に回転の軸心が向くように配置され、枢支されている。そして、開操作用インナーケーブル11bはプーリ14bによって方向転換された後、開操作側アウターケーシング13bによってアクチュエータ1まで案内されている。
図1に示すように前記アクチュエータ1は、モータ2を備えている。そのモータ2の出力軸2aには太陽ギヤ3が固定されている。その太陽ギヤ3の周囲には太陽ギヤ3と噛合する大径ギヤ4aおよびその大径ギヤと一体に回転する小径ギヤ4bをそれぞれ備えた3つの中間ギヤ4が配置されている。また、モータ2には板状のベースブラケット5が前記出力軸2aを貫通させて固定されている。そのベースブラケット5には3本の支持軸5aが突設されており、前記中間ギヤ4が枢支される。前記小径ギヤ4bの周囲には筒状のドラム6が配置されており、その内周面に形成されたリングギヤ6a(図5参照)が小径ギヤ4bと噛合している。そして、前記ドラム6はベースブラケット5との間に挟持されるようにハウジング7により収納され、ベースブラケット5はボルトBなどの締結具により一体に固定されている。
このようなアクチュエータ1は、自動車等に用いられ、スライドドアの他にバックドアやサンルーフあるいはウインドレギュレータに用いることができる。
前記モータ2は、平坦面2bを有しており、その平坦面2bの中央付近から前記出力軸2aが突出している。そして、その出力軸2aを中心として環状の凸部2cが出力軸2aと同じ方向に突設されている。また、前記平坦面2bの四隅には4つの孔2dが形成されている。これらの孔2dはモータ2、ベースブラケット5、ハウジング7を一体に固定するためのものである。そして、これら孔2dは3つ以上形成されるのが、確実な固定を実現させるために好ましい。なお、その孔2dはメネジにしてもよい。また、出力軸2aの先端部には、根元側の外周に比べて細くされた軸端部2eが形成されている。その軸端部2eの断面形状は小判型である。なお、軸端部2eの断面形状は半円、角形あるいは左右が非対称の形状にすることもできる。
前記モータ2としては、ブラシレスモータなどの薄型モータを用いるとモータの厚みを薄くできるので好ましい。そして、出力軸2aをその厚み方向に突出させ、ドラム6の回転軸と同軸に配置すると、太陽ギヤ3、中間ギヤ4およびリングギヤ6aからなる減速機構を平歯車で構成することができ、ウォームギヤやかさ歯車を必要とせず、装置の小型化、軽量化そしてコストダウンを行うことができる。さらに、この減速機構はウォームギヤ減速機のような自己拘束性がないので、モータと連結した状態でドアを手で開けることができる。そのため、電磁クラッチを必要としない。また、ブラシレスモータを用いる場合はブラシレスモータ内に流されるパルス信号をモータ回転数を決定する制御用の信号として共用することができる。なお、扁平であればブラシレスモータのほか、DCモータなど他のモータを使用することもできる。
図5に示すように前記太陽ギヤ3には、出力軸2a(図1参照)の軸端部2eと、出力軸2aの根元側の外周面とを嵌合する嵌合孔3aが形成されている。その嵌合孔3aは出力軸2aとの接触面積が大きいのでトルク伝達の効率が高い。なお、太陽ギヤ3は金属製であり、亜鉛合金、銅合金あるいは焼結合金などが用いられる。また、合性樹脂で形成することもできる。
図1に戻って、前記中間ギヤ4は、太陽ギヤ3の周囲に等間隔で3つ以上配置される。等間隔で3あるいは4つ配置されるとドラムのリングギヤ6aとバランス良く噛合することができる。その中間ギヤ4の小径ギヤ4bの上面には、そのギヤとほぼ同径の環状の突起4c(図6参照)が突設されている。その突起4cとドラム6の天板6cとの間には隙間が設けられている。しかし、中間ギヤ4が支持軸5a上をドラム6の天板6c側へ移動したときには、その突起4cの上端面がドラムの天面と摺接する。そのため、突起4cがない場合に比べ、ドラムの軸方向の移動を規制することができ、かつ摺動抵抗を低くしている。なお、中間ギヤ4はポリアミド(PA)あるいはポリアセタール(POM)などの合成樹脂で成形するとよい。
前記ベースブラケット5は、図7に示すように、前記モータの平坦面2b(図1参照)の上方に配置される平板5bと、その平板5bの一方の側縁から下方に延びる2本の脚部5cと、他方の側縁から平板5bを延長した延長部5dとを備えている。また、前記平板5bの左右には向い合うように曲げ起こし片5eが出力軸2a(図1参照)と同じ方向に屈曲されている。その曲げ起こし片5eの先端には端縁から内向きの切り欠き溝5fが形成されている。その切り欠き溝5fにはアウターケーシング13の端部が固定される。また、前記平板5bの中心付近にはモータの出力軸2aを貫通させる貫通孔5gが形成されており、前記モータの凸部2c(図1参照)が嵌合する。そのため、モータ2とベースブラケット5の位置(心)合わせが容易である。その貫通孔5gの周囲には等間隔で支持軸5aが3本延びている。その平板5bの四隅にはモータの孔2d(図1参照)と対応する箇所に孔5hが形成されている。それらはモータ2、ハウジング7との連結に用いられる。このベースブラケット5では、アウターケーシング13をハウジング7側ではなく、ベースブラケット5側で固定しているので、ハウジング7の組み立てが容易になる。
図8に示すように、前記ドラム6は筒状部6bとその筒状部6bの開口を塞ぐ天板6cとからなる。その筒状部6bの内周面には前記リングギヤ6aが形成されており、中間ギヤの小径ギヤ4bと噛合している(図4参照)。また、筒状部6bの外周には溝6dが形成されており、前記インナーケーブル11a、11bを巻き取ることができる(図2参照)。さらに、前記ドラムの天板6cの上面には環状突起6eが突設されている。本実施の形態では、その環状突起6eをハウジング7の天面と摺動させるので、環状突起6eがない場合に比べて摺動摩擦を小さくしている。また、前記天板6cの中央は開口しており、天板6cから連続して内向きに延びる筒部が形成されている。その筒部はドラムを枢支するためのハブ6fであり、その先端部には鍔部6gが内方に延びている。さらに、前記筒状部6bには2個の空洞部6hが形成されており、インナーケーブル11a、11bのケーブルエンド(図示していない)が係止される。また、前記天板6cの下面には環状突起6iが突設されており、前記ベースブラケットの支持軸5aの先端部と摺接して摺動抵抗を低くしている。前記ドラムの天板6cの上面の環状突起6eと、下面の環状突起6iとを同径位置に設けているため、ドラム6が安定して支持される。なお、ドラム6は亜鉛合金などの金属で成形してもよいし、ポリアミド(PA)あるいはポリアセタール(POM)などの合成樹脂で成形することもできる。
図9に示すように、前記ハウジング7はドラム6を収納する収納部7aと、その収納部7aの周側から外向きに四方に延びる取付部7b(図1参照)とからなる。前記収納部7aは筒状の側周壁とその側周壁の上方の開口を閉じる天板7cとから形成されている。その天板7cの内面からは円筒部7dが内向き(図中の下方)に延びている。また、前記取付部7bはモータの孔2d、ベースブラケットの孔5h(図1参照)と対応しておりボルトB、ネジなどの締結具により一体に固定される。なお、ハウジング7はポリブチレンテレフタレート(PBT)あるいはポリアセタール(POM)などの合成樹脂で成形するとよい。
図4に戻って、前記ハウジングの円筒部7dの外周には大径ベアリング8が嵌合し、その外周には前記ドラムのハブ6fが嵌合する。そして、大径ベアリング8は、上面からハウジングの天板7cと、下面からドラムの鍔部6gとにより挟持される。さらに、その円筒部7d内には仕切り板7e(図9参照)が設けられている。そして、その仕切り板7eとで形成される空間に小径ベアリング9が嵌合される。その小径ベアリング9の上面は仕切り板7eと接し、下面は前記太陽ギヤ3の上面と接している。また、モータの出力軸2aは太陽ギヤ3を貫通し、上方に延びており、前記小径ベアリング9の内周に嵌合されている。なお、前記ベアリング8、9としてはボールベアリングが用いられるが、その他に摺動性の良いポリオキシメチレン(POM)などの合成樹脂で枢支したり、その他の軸受け部材を用いることもできる。
図2に示すように、モータの出力軸2aがスライドドア21を開ける方向に回転すると、それに固定されている太陽ギヤ3が回転する。モータの出力軸2aは下端はモータ2に、上端は小径ベアリング9を介してハウジング7により支持されているので、太陽ギヤ3の回転が安定する。その太陽ギヤ3が回転すると、それと噛合している3つの中間ギヤの大径ギヤ4aが回転し、大径ギヤ4aと一体である小径ギヤ4bがドラムのリングギヤ6aを回転させる。そして、それにより開操作用インナーケーブル11b(図3参照)が巻き取られ、閉操作用インナーケーブル11a送り出され、スライドドアのアーム21aが後方に移動し、スライドドアを開ける。一方、スライドドア21(図2参照)を閉じる際には、前記モータの出力軸2aを前記とは逆に回転させる。そうして、閉操作用インナーケーブル11aがドラム6に巻き取られ、開操作用インナーケーブル11bが送り出される。
図4に示すように、本発明のアクチュエータ1はモータ2の平坦面2bの上に各部品を乗せ、最後にハウジング7とモータ2とで内部の部品を挟持して固定するので組み立てが容易である。さらに、部品点数が少ないので、その分だけ軽量で厚みも薄くすることができる。
本発明によれば、ボールベアリング8、9がドラム6および太陽ギヤ3に加えられるラジアル荷重を受け止めている。一方、ベースブラケットの支持軸5aの先端とドラムの天板6cの下面とは摺接しているので、スラスト荷重を受けることができる。そのため、ドラム6が傾いたりすることがなく、回転が安定する。
図1は本発明のアクチュエータの実施形態を示す分解斜視図である。 図2は本発明のスライドドアユニットの実施形態の概略平面図である。 図3は図2のスライドユニットが車体に用いられる様子を示す斜視図である。 図4は図1のアクチュエータの一部断面側面図である。 図5aは太陽ギアを示す平面図、図5bは図5aのI−I線断面図である。 図6aは中間ギヤを示す平面図、図6bは図6aのII−II線断面図である。 図7aはベースブラケットを示す平面図、図7bは図7aのIII−III線断面図である。 図8aはドラムを示す平面図、図8bは図8aの下面図、図8cは図8bのIV−IV線断面図である。 図9aはハウジングを示す平面図、図9bは図9aのV−V線断面図である。 図10は従来の技術を示す断面図である。
符号の説明
1 アクチュエータ
2 モータ
2a 出力軸
2b 平坦面
2c 凸部
2d 孔
2e 軸端部
3 太陽ギヤ
3a 嵌合孔
4 中間ギヤ
4a 大径ギヤ
4b 小径ギヤ
4c 突起
5 ベースブラケット
5a 支持軸
5b 平板
5c 脚部
5d 延長部
5e 曲げ起こし片
5f 切り欠き溝
5g 貫通孔
5h 孔
6 ドラム
6a リングギヤ
6b 筒状部
6c 天板
6d 溝
6e 環状突起
6f 枢支部(ハブ)
6g 鍔部
6h 空洞部
6i 環状突起
7 ハウジング
7a 収納部
7b 取付部
7c 天板
7d 円筒部
7e 仕切り板
8 大径ベアリング
9 小径ベアリング
10 スライドドアユニット
11 インナーケーブル
11a 閉操作用インナーケーブル
11b 開操作用インナーケーブル
12 ケーブルガイド
12a 前方ケーブルガイド
12b 後方ケーブルガイド
13 アウターケーシング
13a 閉操作側アウターケーシング
13b 開操作側アウターケーシング
14a プーリ
14b プーリ
20 車体20
20a 中央レール20a
20b レール20b
21 スライドドア21
21a アーム21a
21b ローラ21b
22 前端近辺22
23 後端近辺23
B 締結具

Claims (5)

  1. インナーケーブルを巻き取り、送り出すアクチュエータであって、
    平坦面を有し、かつその平坦面から出力軸を突出しているモータと、
    そのモータの出力軸に固定された太陽ギヤと、
    その太陽ギヤの周囲に配置され、それぞれ太陽ギヤと噛合う大径ギヤおよびその大径ギヤと一体に回転する小径ギヤを備えた3つ以上の中間ギヤと、
    前記モータの平坦面の上に配置される平板を有し、その平板から前記モータの出力軸を貫通させると共に、その出力軸の周りに前記中間ギヤを枢支する支持軸が突設されているベースブラケットと、
    前記中間ギヤの小径ギヤの外側に配置される筒状部およびその上方を閉じる天板を有しており、前記筒状部の内周面に前記小径ギヤと噛合うリングギヤが形成され、筒状部の外周面にインナーケーブルを巻き取る溝が形成されたドラムと、
    そのドラムの外側に配置される壁部、前記壁部の上方を閉じる天板およびベースブラケットとの固定部を有し、前記ドラムを収納し、ベースブラケットに固定され、ベースブラケットとの間にドラムを挟持するハウジングとからなり、
    前記ドラムの天板の下面に中間ギヤの支持軸の軸端が摺接し、ハウジングがドラムの天板の上面と摺接することによりドラムの軸方向の移動を制限するアクチュエータ。
  2. 前記小径ギヤの上面に環状の突起が突設され、その突起の上端面がドラムの天板の下面と摺接可能にされている請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 前記ドラムの天板の下面に中間ギヤの支持軸と摺接する環状の突起が形成されている請求項1または2記載のアクチュエータ。
  4. 前記ドラムの天板の上面にハウジングの天板の下面と摺動する環状の突起が突設されている請求項1、2または3記載のアクチュエータ。
  5. 請求項1〜4記載のアクチュエータと、
    そのアクチュエータにより巻き取られ/送り出されるインナーケーブルと、
    そのインナーケーブルを方向転換するプーリと、
    そのプーリとアクチュエータとの間でインナーケーブルを摺動自在に案内するアウターケーシングとからなるスライドドアユニット。
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