JP5294839B2 - 化粧用パフおよび凹部形成方法 - Google Patents
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Description
化粧用パフの表面に凹部を形成する方法として、例えば、特許文献1に記載されている方法を用いることができる。しかしながら、特許文献1に記載されている方法を用いた場合、化粧用パフの表面に凹部が強固に形成されるため、化粧用パフに化粧水等を含浸させて使用する際の離水性がよくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、化粧水等の含浸時における所望の離水性を確保しながら、表面に複数の凹部を有する化粧用パフを得ることができる技術を提供することを目的とする。
化粧用パフは、化粧水を含浸させた状態で使用されることが多い。ここで、凹部が強固に形成されていると、化粧水を含浸させた状態で使用する際に所望の離水性を得ることができない。特に、化粧水を含浸させた後の1回目の離水量(放水量)が多くなる。化粧水が含浸されている状態におけるシートの離水性は、ウェット状態のシートの厚さの回復度合いを示すウェット時加重後回復率を用いて評価することができる。ウェット時加重後回復率は、所定の大きさのシート評価片に所定量の試験液を含浸させ、このシート評価片に所定の力(「荷重」ともいう)を印加した時(加重時)の厚さと、当該所定の力の印加を解除した時の厚さによって算出される。本発明では、一方の面に凹部が形成されたエアレイド不織布のウェット時加重後回復率が7%以上に設定されている。これにより、化粧水が含浸されていない状態では、エアレイド不織布シートの一方の面に形成された凹部によって装飾図柄が表示される。一方、化粧水が含浸されると、凹部が小さくなり、所望の離水性が確保される。なお、ウェット時加重後回復率の上限値は、化粧用パフとして好適に使用可能な値に設定される。ウェット時加重後回復率は、化粧用パフを構成するエアレイド不織布シートの素材や凹部形成方法等によって設定される。
なお、エアレイド不織布シートに含まれるパルプ繊維は、単位長さ当たりの繊維重量が0.20mg/m以上であるのが好ましい。この場合、平均ポアサイズ(空隙部分の径)が100μm以上となって強固な骨格構造を得ることができ、ウェット時加重後回復率、一括離水率、分割離水率を高めることができる。
なお、疎水性合成繊維を10〜50重量%の割合で含むエアレイド不織布シートを用いるのが好ましい。これにより、エアレイド不織布シートのウェット時加重後回復率、一括離水率、分割離水率を高めることができる。
1つのエアレイド不織布シートは、折り返し線を挟んで一方側に第1のエアレイド不織布シート、他方側に第2のエアレイド不織布シートを有している。そして、この1つのエアレイド不織布シートが折り返し線に沿って折り返されて、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートが重ねられている。また、重ねられている第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートのうちの一方は、他方と対向する側の面と反対側の面に複数の凹部が形成されている。凹部は、面全体に形成してもよいし、面の一部の領域に形成してもよい。凹部の形状、大きさおよび配置位置等を適宜設定することにより、凹部が形成された面に装飾図柄を表示することができる。これにより、化粧用パフの見栄えや高級感等を高めることができる。
本発明では、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートが重ねられた状態で使用することができる。このため、凹部が形成されていない他方のエアレイド不織布シート(第1のエアレイド不織布シートあるいは第2のエアレイド不織布シート)の対向する面のうち、一方のエアレイド不織布シート(第2のエアレイド不織布シートあるいは第1のエアレイド不織布シート)と対向する側の面と反対側の面を使用してパッティング等を行うことができる。この場合、他方のエアレイド不織布シートに化粧水が含浸されるため、一方のエアレイド不織布シートに形成されている凹部による化粧用パフの離水性への影響は少ない。第1および第2のエアレイド不織布シートとしては、所望のウェット時加重後回復率、一括離水率、分割離水率を有するエアレイド不織布シートを用いるのが好ましい。
本形態では、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを重ねた使用形態、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを折り返し線に沿って切り離した使用形態で使用することができる。
本形態では、指挿入空間に指を挿入した状態で使用することができるため、取り扱いが容易となり、短時間でパッティングを行うことができる。特に、本発明では、指挿入空間の両端部が開口している。これにより、指挿入空間に指を容易に挿入することができるため、取り扱いが一層容易となる。
本形態では、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートの間に指挿入空間が形成されている使用形態、折り返し線に沿って切り離しあるいは接合部の箇所で剥離して第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを広げた使用形態、折り返し線に沿って切り離すとともに接合部の箇所で剥離して第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを分離した使用形態で使用することができる。
第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートは、重ねられた状態で、一方向に沿った第1の接合箇所で接合されている。「方向に沿って」という記載は、典型的には、「方向に平行(略平行を含む)である」ことを意味する。そして、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートのうちの一方は、他方と対向する側の面と反対側の面に複数の凹部が形成されている。凹部は、面全体に形成してもよいし、面の一部の領域に形成してもよい。凹部の形状、大きさおよび配置位置等を適宜設定することにより、凹部が形成された面に装飾図柄を表示することができる。これにより、化粧用パフの見栄えや高級感等を高めることができる。
本発明では、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートが重ねられた状態で使用することができる。このため、凹部が形成されていない他方のエアレイド不織布シート(第1のエアレイド不織布シートあるいは第2のエアレイド不織布シート)の対向する面のうち、一方のエアレイド不織布シート(第2のエアレイド不織布シートあるいは第1のエアレイド不織布シート)と対向する側の面と反対側の面を使用してパッティング等を行うことができる。この場合、他方のエアレイド不織布シートに化粧水が含浸されるため、一方のエアレイド不織布シートに形成されている凹部による化粧用パフの離水性への影響は少ない。第1および第2のエアレイド不織布シートとしては、所望のウェット時加重後回復率、一括離水率、分割離水率を有するエアレイド不織布シートを用いるのが好ましい。
本形態では、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを重ねた使用形態、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを接合部の箇所で剥離して切り離した使用形態で使用することができる。
本形態では、第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートの間に指挿入空間が形成されている使用形態、第1および第2の接合部の一方の箇所で剥離して第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを広げた使用形態、第1および第2の接合部の箇所で剥離して第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを分離した使用形態で使用することができる。
第2発明および第3発明のさらに他の形態では、第1および第2のエアレイド不織布シートのウェット時加重後回復率が7%以上に設定されている。
なお、第1および第2のエアレイド不織布シートとして、単位長さ当たりの繊維重量が0.20g/m以上であるパルプ繊維あるいは10〜50重量%の割合の疎水性合成繊維の少なくとも一方を含むエアレイド不織布シートを用いるのが好ましい。また、平坦な外周面を有するとともに、熱を発生する第1のロールと、外周側に複数の突部が形成された第2のロールを用いて、一方のエアレイド不織布シートの一方の面に凹部を形成するのが好ましい。
ウェット時加重後回復率が7%以上である第1および第2のエアレイド不織布シートを用いることにより、化粧用パフに見栄えや高級感を持たせながら、化粧用パフを構成する第1および第2のエアレイド不織布シートそれぞれの、ウェット時における所望の離水性を確保することができる。
本発明は、平坦な外周面を有するとともに、熱を発生する第1のロールと、外周側に複数の突部が形成されている第2のロールを備えている。第1のロールと第2のロールは、第1のロールの外周面と第2のロールの突部の間の最短距離が、不織布シートの厚さより短くなるように配置される。典型的には、第1のロールの軸方向と第2のロールの軸方向が平行(略平行を含む)になるように配置される。そして、不織布シートの対向する面のうちの他方の面を、第1のロールの外周面の設定領域に亘って接触させた状態で第1のロールと第2のロールを回転させ、不織布シートの一方の面に複数の凹部を形成する。設定領域は、不織布シートの一方の面が第2のロールの突部に当接する当接領域と、当接領域に対して第1のロールの回転方向の一方方向に沿った前領域と、当接領域に対して第1のロールの回転方向の他方方向に沿った後領域を含んでいる。これにより、不織布シートは、前領域において第1のロールにより加熱(余熱)された後、当接領域において、第1のロールにより加熱されながら、第1のロールの外周面と第2のロールの突部によって一方の面に凹部が形成され、その後、後領域において第1のロールにより加熱される。したがって、不織布シートの一方の面に、骨格構造を破壊することなく凹部を形成することができる。なお、不織布シートの一方の面の一部の領域に凹部を形成する場合には、不織布シートの一方の面に対する第2のロールの突部の当接および非当接を制御する制御装置が設けられる。例えば、第2のロールの位置を制御する制御装置が設けられる。
本発明の凹部形成方法を用いることにより、一方の面に複数の凹部が形成されているとともに、ウェット時加重後回復率が7%以上である不織布シートを製造することができる。
不織布シートとしては、単位長さ当たりの繊維重量が0.20g/m以上であるパルプ繊維あるいは10〜50重量%の割合の疎水性合成繊維の少なくとも一方を含むエアレイド不織布シートを用いるのが好ましい。
本実施の形態の化粧用パフを構成するエアレイド不織布シート10の一方の面に複数の凹部を形成する凹部形成装置の第1の実施の形態を、図1および2に示す。なお、図1は、第1の実施の形態の凹部形成装置100の正面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。本実施の形態の化粧用パフは、化粧水等を含浸させた状態、粉体、クリーム、ジェル等を付着させた状態あるいはそのままで、使用者の顔面に押し当てて使用する化粧用具である。
本実施の形態の凹部形成装置100は、エアレイド不織布シート10の対向する面のうち一方の面10Aに、装飾図柄を表示させるための複数の凹部を形成する。シートの面に装飾図柄を表示させるための凹部あるいは突部は、一般的には、「エンボス」と呼ばれる。
本実施の形態で用いるエアレイド不織布シート10は、公知のエアレイド法によって製造される。エアレイド不織布シート10は、図3に示されているように、内層部11と、内層部11の両面に設けられた外層部12A、12Bにより構成されている。外層部12A、12Bは、典型的には、レーヨン、コットン、シルク、パルプ等のうちの少なくとも1つの繊維によって構成される。また、内層部11は、典型的には、パルプ繊維とポリエチレンテレフタレート繊維によって構成される。なお、内層部11は、ポリエチレンテレフタレート繊維を含まず、パルプ繊維によって構成してもよい。また、外層部12A、12Bを内層部11と同様の繊維によって構成することもできる。ポリエチレンテレフタレートが、本発明の「疎水性合成繊維」に対応する。
第1のロール110と第2のロール120は、第1のロール110の軸方向と第2のロール120の軸方向が平行(略平行を含む)となるように配置される。また、第1のロール110と第2のロール120は、第1のロール110の外周面110Aと第2のロール120の加工用突部121の先端部(図1では、第2のロール120の外周面120A)との間の最小間隔が、エアレイド不織布シート10の厚さ以下となるように配置される。すなわち、エアレイド不織布シート10が第1のロール110と第2のロール120の間を通過する時に、エアレイド不織布シート10が第1のロール110の外周面110Aと第2のロール120の加工用突部121の先端部によって押圧されるように、第1のロール1110と第2のロール120が配置される。
そして、エアレイド不織布シート10の面10Bを第1のロール110の外周面110Aの設定領域111に接触させた状態で、第1のロール110と第2のロール120を、互いに逆方向(例えば、図2に矢印で示されている方向)に回転させる。この時、エアレイド不織布シート10は、まず、前領域111aにおいて、第1のロール110によって加熱(余熱)される。その後、当接領域111bにおいて、第1のロール110の外周面110Aと第2のロール120の加工用突部121の先端部によって押圧されることにより、加熱されながら凹部が形成される。その後、後領域111cにおいて、第1のロール110によって加熱される。
なお、エアレイド不織布シート10の面10Bに間歇的に凹部を形成する場合には、エアレイド不織布シート10の面10Aに対する第2のロール120の加工用突部121の先端部の当接および非当接を制御する制御装置が設けられる。例えば、エアレイド不織布シート10の面10Aに凹部を形成する場合には、第2のロール120を当接位置に移動させ、凹部を形成しない場合には、第2のロール120を待機位置に移動させる制御装置が設けられる。
化粧用パフ200(詳しくは、凹部が形成されたエアレイド不織布シート10)は、一方の面200Aに複数の凹部250が形成されている。これにより、不織布シート200の一方の面200A側には、複数の凹部250によって装飾図柄260が表示される。
本実施の形態の凹部形成装置100を用いて、一方の面10Aに凹部250が形成されたエアレイド不織布シート10により構成される化粧用パフ200に化粧水を含浸させた状態を図6に示す。本実施の形態の化粧用パフ200を構成するエアレイド不織布シート10の骨格構造が破壊されていないため、図6に示されているように、含浸した化粧水50によって、凹部250が小さくなる(典型的には、凹部250の深さが浅くなり、凹部250によって構成される装飾図柄の判別が困難となる)。したがって、凹部250による離水性の悪化を防止することができる。
例えば、図7に示されている、第2の実施の形態の凹部形成装置100のように、第1のロール110より上流側(エアレイド不織布シート10が送られてくる側)に、熱風供給装置140を設ける。熱風供給装置140は、エアレイド不織布シート10に熱風を供給することによって、エアレイド不織布シート10を加熱(予熱)する。
あるいは、図8に示されている、第3の実施の形態の凹部形成装置100のように、第1のロール110より上流側に、加熱ロール151、152を設ける。加熱ロール151、152は、外周面に接触した状態でエアレイド不織布シート10を送る際に、エアレイド不織布シート10を加熱(予熱)する。
第2の実施の形態の化粧用パフ300を図9および図10に示す。第2の実施の形態の化粧用パフ300は、1つのエアレイド不織布シートを折り返すことによって重ねられた第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートにより構成されている。図9は、本実施の形態の化粧用パフ300を構成するエアレイド不織布シートを開いた状態を示し、図10は、エアレイド不織布シートを折り返し線300hに沿って折り返した状態を示している。なお、以下では、化粧用シート300を構成するエアレイド不織布シートを「エアレイド不織布シート300」という。
本実施の形態の化粧用パフ300を構成する1つのエアレイド不織布シート300は、図9に示されているように、長さM1の縁部300a、300cと長さL1の縁部300b、300dを有する方形に形成されている。また、エアレイド不織布シート300は、折り返し線300hの一方側に第1のエアレイド不織布シート310、他方側に第2のエアレイド不織布シート320を有している。第1のエアレイド不織布シート310は、長さM1の縁部30a、300hと長さL2の縁部300b1、300d2を有する方形に形成されている。第2のエアレイド不織布シート320は、長さM1の縁部300c、300hと長さL3(L3>L2)の縁部300b2、300d1を有する方形に形成されている。また、折り返し線300hに沿って複数の穴300Hが形成されている。穴300hは、典型的には、ミシン目加工によって形成される。穴300Hの形状、大きさ、配設位置等は、必要な時に、折り返し線300hに沿って第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を切り離すことができるように設定される。また、第1のエアレイド不織布シート310には、一方の面300Aに、前述した凹部形成装置100によって複数の凹部350が形成されている。この凹部350によって、一方の面300A側に装飾図柄360が表示される。
ここで、第1のエアレイド不織布シート310の縁部300b1、300d2の長さL2は、第2のエアレイド不織布シート320の縁部300b2、300d1の長さL3より短く設定されている(L3>L2)。このため、1つのエアレイド不織布シート300を折り返し線300hに沿って折り返し、第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を重ねた場合、第1エアレイド不織布シート310の縁部300aは、第2のエアレイド不織布シート320の縁部300cより折り返し線20h側に、距離n1(=L3−L2)だけ離れた箇所に配置される。距離n1の値は、適宜設定される。
なお、第1のエアレイド不織布シート310の縁部300aは、「第1のエアレイド不織布シートの、折り返し線と対向する側の縁部」であり、第2のエアレイド不織布シート320の縁部300cは、「第2のエアレイド不織布シートの、折り返し線と対向する側の縁部」である。また、第1のエアレイド不織布シート310の縁部300b1と300d2は、「第1のエアレイド不織布シートの、折り返し線の両端部から、折り返し線と交差する方向に延びている縁部」であり、第2のエアレイド不織布シート320の縁部300b2と300d1は、「第2のエアレイド不織布シートの、折り返し線の両端部から、折り返し線と交差する方向に延びている縁部」である。
第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を剥離可能に接合する方法としては、種々の接合方法を用いることができる。好適には、熱エンボス加工方法やホットメルト接着方法が用いられる。熱エンボス加工方法は、熱を加えながらエンボス加工を行う方法である。この場合、第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320は、凹凸状のエンボス部分で熱圧着される。熱エンボス加工によって接合した場合、化粧水等が接合部に浸透し難くなるため、接合部の接合力の低下を抑制することができる。
本実施の形態では、指挿入空間の方向(指挿入空間の中心線の方向)、すなわち、折り返し線300hの方向(折り返し線300hが延びている方向)が、本発明の「一方向」に対応する。また、指挿入空間の方向と交差する(直交する)方向、すなわち、折り返し線300hの方向と交差する(直交する)方向が、本発明の「一方向と交差する方向」に対応する。折り返し線300hの方向は、例えば、折り返し線300hの両端を結ぶ線の方向である。
また、第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320は、折り返し線300hの方向に沿って、互いに離れている箇所で剥離可能に接合されている。すなわち、接合部370は、折り返し線300hの方向に沿って、互いに離れている箇所に形成されている。なお、本明細書では、「方向に沿って」という記載は、典型的には、「方向に平行(略平行を含む)である」ことを意味する。これにより、端側(縁部300b1、300b2側あるいは縁部300d1、300d2側)の接合部が剥がれても、当該端側の接合部に隣接する接合部が連動して剥がれるのを防止することができる。
[使用形態1]
第1のエアレイド不織布シート部310と第2のエアレイド不織布シート320が重ねられた状態で使用する。
[使用形態2]
折り返し線300hと接合部370によって、第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320の間に形成されている指挿入空間に指(例えば、人差し指と中指)を挿入した状態で使用する。
[使用形態3]
第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を穴300Hに沿って(穴300Hが形成されている折り返し線300hに沿って)切り離し、接合線370の箇所で広げた状態で使用する。
[使用形態4]
第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を接合部370の箇所で剥離し、折り返し線300hの箇所で広げた状態で使用する。
[使用形態5]
第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を、折り返し線300hに沿って切り離すとともに、接合部370の箇所で剥離し、分離した状態で使用する。
凹部350の配設箇所は適宜選択することができる。例えば、第1のエアレイド不織布310の面300A側および第2のエアレイド不織布シート320の面300A側に形成することもできる。
第1のエアレイド不織布シート310と第2のエアレイド不織布シート320を、接合部370で強固に接合してもよい。
本実施の形態の化粧用パフ400は、第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420により構成されている。第1のエアレイド不織布シート410は、長さM1の縁部410a、410cと長さL2の縁部410b、410dを有する方形に形成されている。第2のエアレイド不織布シート420は、長さM1の縁部420a、420cと長さL3(L3>L2)の縁部420b、420dを有する方形に形成されている。また、本実施の形態では、第1のエアレイド不織布シート410の一方の面410Aに、前述した凹部形成装置100によって複数の凹部450が形成されている。この凹部450によって、第1のエアレイド不織布シート410の一方の面410A側に装飾図柄460が表示される。
この場合、例えば、対応する、第1のエアレイド不織布シート410の縁部410cと第2のエアレイド不織布シート420の縁部420cが対峙する(対向する)ように重ねられる。ここで、第1のエアレイド不織布シート410の、縁部420cと交差する(直交する)縁部420bおよび420dの長さL2は、第2のエアレイド不織布シート420の、縁部420cに交差する(直交する)縁部420bおよび420dの長さL3より短い(L2<L3)。このため、第1のエアレイド不織布シート410の縁部410aは、第2のエアレイド不織布シート420の縁部420aより縁部410c(あるいは420c)側に、距離n1(=L3−L2)だけ離れた箇所に配置される。距離n1の値は、適宜設定される。
そして、第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420は、少なくとも1本の指が挿入可能な指挿入空間が形成されるように、設定距離離れた第1の接合箇所と第2の接合箇所で剥離可能に接合される。例えば、指挿入空間の方向(指挿入空間の中心線の延びる方向)に交差する方向に設定距離以上離れた第1の箇所と第2の接合箇所に、指挿入空間の方向に沿って第1の接合部470Aと第2の接合部470Bが形成される。この時、指挿入空間の中心線に平行(略平行を含む)であり、第1の接合部470Aを通る線のうち、指挿入空間の中心線に最も近い線、すなわち、接合線480Aと、指挿入空間の中心線に平行(略平行を含む)であり、第2の接合部470Bを通る線のうち、指挿入空間の中心線に最も近い線、すなわち、接合線480Bとの間の距離L4が設定距離以上となるように、第1の接合部470Aと第2の接合部470Bが形成される。設定距離としては、例えば、人差し指または人差し指と中指が挿入可能な挿入空間が形成される距離が用いられる。本実施の形態では、指挿入空間の中心線の方向が、本発明の「一方向」に対応する。また、指挿入空間の中心線と交差する(直交する)方向が、本発明の「一方向と交差する方向」に対応する。
また、本実施の形態では、第1の接合部470Aが、第1のエアレイド不織布シート410の縁部410cおよび第2のエアレイド不織布シート420の縁部420cの近傍に形成されている。これにより、第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420を第2の接合部470Bの箇所で剥離して広げた場合、第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420の総面積に近い面積を得ることができる。
また、本実施の形態では、第1の接合部470Aおよび第2の接合部470Bは、指挿入空間の方向に沿って、互いに離れている箇所に形成されている。これにより、端側(縁部410b、420b側あるいは縁部410d、420d側)の接合部が剥がれても、当該端側の接合部に隣接する接合部が連動して剥がれるのを防止することができる。
[使用形態1]
第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420が重ねられた状態で使用する。
[使用形態2]
指挿入空間に指(例えば、人差し指と中指)を挿入した状態で使用する。
[使用形態3]
第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420を第2の接合部470Bの箇所で剥離し、第1の接合部470Aの箇所で広げた状態で使用する。
[使用形態4]
第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420を第1の接合部470Aの箇所で剥離し、第2の接合部480Bの箇所で広げた状態で使用する。
[使用形態5]
第1のエアレイド不織布シート410と第2のエアレイド不織布シート420を第1の接合部470Aおよび第2の接合部470Bの箇所で剥離し、分離した状態で使用する。
実施例1は、パルプ繊維を含む内層部11と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維とレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[93:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。そして、このエアレイド不織布シート10の一方の面に、図1および2に示した凹部形成装置100を用いて凹部250を形成し、実施例1の評価片とした。
(実施例2)
実施例2は、パルプ繊維とポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。そして、このエアレイド不織布シート10の一方の面に、図1および2に示した凹部形成装置100を用いて凹部250を形成し、実施例2の評価片とした。
(比較例1)
比較例1は、実施例1と同様の、パルプ繊維を含む内層部11と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維とレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[93:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。そして、このエアレイド不織布シート10を比較例1の評価片とした。比較例1の評価片は、凹部が形成されていない。
(比較例2)
比較例2は、実施例2と同様の、パルプ繊維とポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。そして、このエアレイド不織布シート10を比較例2の評価片とした。比較例2の評価片は、凹部が形成されていない。
(比較例3)
比較例3は、実施例1と同様の、パルプ繊維を含む内層部11と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維とレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[93:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。そして、このエアレイド不織布シート10の両面に、図14に示した従来装置500を用いて凹部551および突部552を形成し、比較例3の評価片とした。
(比較例4)
比較例4は、実施例2と同様の、パルプ繊維とポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。そして、このエアレイド不織布シート10の両面に、図14に示した従来装置500を用いて凹部551および突部552を形成し、比較例4の評価片とした。
(ウェット時加重後回復率)
小型測厚器(大栄科学精器製作所製、型式:CR−10A)を用いて、寸法が[50mm×50mm]のウェット状態(2mlの試験液が含浸されている状態)の各評価片に対して、プレッサーフート(1cm2(φ11.28mm))により第1の圧力(1.96kPa(20gf/cm2))及び第2の圧力(3.92kPa(40gf/cm2))を印加し、厚さを測定した。そして、第1の圧力印加時における厚さの測定値をDa、第2の圧力印加時における厚さの測定値をDb、再度第1の圧力を印加した時の厚さの測定値をDcとし、式[(Dc−Db)/Db×100]を用いてウェット時加重後回復率(%)を算出した。
寸法が[50mm×50mm]のウェット状態(2mlの試験液が含浸されている状態)の各評価片に、寸法が[50mm×50mm]のろ紙を重ね合わせた後、所定圧力[34.6kgf/cm2]を3段階に分けて印加した。そして、それぞれの圧力印加後に、各評価片からろ紙に離水した水分量を算出した。
具体的には、第1のステップでは、試験液の重量Wdと、ろ紙10枚の重量Weを予め測定し、ウェット状態の各評価片の上に、このろ紙10枚(重量We)を重ねた。次に、このろ紙の上から所定圧力[34.6kgf/cm2]を5秒間印加した後、ろ紙10枚の重量Wfを測定した。そして、式[(Wf−We)/Wd×100]を用いて1回目の離水率(%)を算出した。
第1のステップに続く第2のステップでは、新たなろ紙10枚の重量Wgを測定するとともに、このろ紙10枚(重量Wg)を第1のステップで得た各評価片の上に重ねた。次に、このろ紙の上から所定圧力[34.6kgf/cm2]を5秒間印加した後、ろ紙10枚の重量Whを測定した。そして、式[(Wh−Wg)/Wd×100]を用いて2回目の離水率(%)を算出した。
第2のステップに続く第3のステップでは、新たなろ紙10枚の重量Wiを測定するとともに、このろ紙10枚(重量Wi)を第2のステップで得た各評価片の上に重ねた。次に、このろ紙の上から所定圧力[34.6kgf/cm2]を5秒間印加した後、ろ紙10枚の重量Wjを測定した。そして、式[(Wj−Wi)/Wd×100]を用いて3回目の離水率(%)を算出した。
(ウェット時加重後回復率の評価結果)
実施例1および実施例2のウェット時加重後回復率は、凹部が形成されていない比較例1および比較例2と同様に、いずれも7%以上である。一方、比較例3および比較例4のウェット時加重後回復率は、いずれも7%を下回っている。これにより、実施例1および実施例2は、凹部が形成されていない比較例1および2と略同じウェット時加重後回復性能を有し、また、比較例3および比較例4に比べてウェット時加重後回復性能が優れていることが確認された。したがって、例えば、化粧水を含浸した化粧用パフを使用してパッティングを行う場合に、化粧水の十分な放出量を確保することができる。また、化粧水の放出性が良いため、化粧水を無駄にせず経済的である。
(分割離水率の評価結果)
実施例1および実施例2の(1回目+2回目)離水率は、比較例1および比較例2と同様に、いずれも85%以上であり、実施例1および実施例2の(1回目+2回目+3回目)離水率は、比較例1および比較例2と同様に、いずれも90%以上である。また、比較例3および比較例4の(1回目+2回目)離水率は、いずれも85%以上であり、比較例3および比較例4の(1回目+2回目+3回目)離水率は、いずれも90%以上である。
しかしながら、実施例1および実施例2の1回目離水率が、凹部が形成されていない比較例1および比較例2と同様に、70%を下回っているのに対し、比較例3および比較例4の1回目離水率は、80%以上である。これにより、実施例1および実施例2は、比較例3および比較例4に比べて、1回目離水率が優れていることが確認された。すなわち、実施例1および実施例2は、比較例3および比較例4に比べて、凹部が形成されていない比較例1および比較例2と同様に、分割離水性能が優れていることが確認された。これにより、例えば、化粧水を含浸した化粧用パフを使用して複数回にわけてパッティングを行う場合に、化粧水の放出量が確保された状態を継続することが可能となる。パッティングを複数回に分けて行い、化粧水を重ねつけすることにより、肌水分量を増加させることができる。
このように、ウェット時加重後回復率が7%以上であると、エアレイド不織布を構成する繊維と繊維の間の空間の径(ポアサイズ)が、ウェット加重後も変化し難くなる。その結果、1回目離水率を80%以下に設定することができる。
「一括離水率」は、ウェット状態の評価片に所定の力を印加した場合における、評価片から一度に離水される水分量(離水度合い)を示す。
実施例3は、繊維径が中程度のパルプ繊維(パルプ繊維長:2.58mm、パルプ繊維重量:0.20mg/m)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維とレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[93:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、バインダー(典型的には、スチレン・ブタジエンゴム)が、12.5重量パーセントの混合比率で含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例3の評価片とした。
実施例4は、繊維径が中程度のパルプ繊維(パルプ繊維長:2.58mm、パルプ繊維重量:0.20mg/m)およびポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[93:10:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率12.5重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例4の評価片とした。
実施例5は、繊維径が中程度のパルプ繊維(パルプ繊維長:2.58mm、パルプ繊維重量:0.20mg/m)およびポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[73:20:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率12.5重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例5の評価片とした。
実施例6は、繊維径が中程度のパルプ繊維(パルプ繊維長:2.58mm、パルプ繊維重量:0.20mg/m)およびポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率12.5重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例6の評価片とした。
実施例7は、繊維径が中程度のパルプ繊維(パルプ繊維長:2.58mm、パルプ繊維重量:0.20mg/m)およびポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率7.5重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例7の評価片とした。
実施例8は、繊維径が中程度のパルプ繊維(パルプ繊維長:2.58mm、パルプ繊維重量:0.20mg/m)およびポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率15.0重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例8の評価片とした。
実施例9は、繊維径が相対的に太いパルプ繊維(パルプ繊維長:2.77mm、パルプ繊維重量:0.24mg/m)およびポリエチレンテレフタレート繊維(2.2dt×5mm)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維およびレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[63:30:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率12.5重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例9の評価片とした。
比較例5は、繊維径が相対的に細いパルプ繊維(パルプ繊維長:2.42mm、パルプ繊維重量:0.17mg/m)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)により構成されるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率を10.0重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を比較例5の評価片とした。
比較例6は、繊維径が相対的に細いパルプ繊維(パルプ繊維長:2.42mm、パルプ繊維重量:0.17mg/m)を含む内層部11(目付:およそ60g/m2)と、レーヨン繊維(1.7dt×29mm)を含む外層部12A、12Bにより構成され、パルプ繊維とレーヨン繊維の混合比率(重量パーセント)が[93:7]であるエアレイド不織布シート10を用いた。また、実施例1と同様のバインダーが、混合比率を12.5重量パーセントで含まれている。そして、このエアレイド不織布シート10を実施例8の評価片とした。
(一括離水率)
寸法が50×50mmのウェット状態(2mlの試験液が含浸されている状態)の各評価片に、寸法が50×50mmのろ紙を重ねた後、所定圧力(17.5kgf/cm2)を印加する。そして、各評価片からろ紙に離水した水分量を算出した。具体的には、試験液の重量Waと、ろ紙10枚の重量Wbを予め測定し、ウェット状態の各評価片の上に、このろ紙10枚(重量Wb)を重ねた。次に、ろ紙の上から前記所定圧力(17.5kgf/cm2)を15秒間印加した後、のろ紙10枚の重量Wcを測定した。そして、[(Wc−Wb)/Wa×100]で示される式によって一括離水率(%)を算出した。
(ウェット時加重後回復率の評価結果)
実施例3〜9の各試験片のウェット時加重後回復率は、いずれも7%以上であり、比較例5、6のウェット時加重後回復率は、いずれも7%未満である。すなわち、実施例3〜9は、比較例5、6に比べて、ウェット時加重後回復性能が優れていることが確認された。これにより、例えば、化粧水を含浸させた化粧用パフを使用してパッティングを行う場合に、化粧水の十分な放出量を確保することができる。また、化粧水の放出性が良いため、化粧水を無駄にせず経済的である。
(一括離水率の評価結果)
実施例3〜9の一括離水率は、いずれも75%以上であり、比較例5、6の一括離水率は、いずれも75%未満である。すなわち、実施例3〜9は、比較例5、6に比べて、一括離水性能が優れていることが確認された。これにより、例えば、化粧水を含浸させた化粧パフを使用してパッティングを行う場合に、軽い力でパッティングを行っても化粧水の十分な放出量を確保することができる。言い換えれば、肌に負担をかけるような強い力でパッティングを行う必要がない。
(分割離水率の評価結果)
実施例3〜9の(1回目+2回目)離水率は、いずれも85%以上であり、(1回目+2回目+3回目)離水率は、いずれも90%以上である。また、比較例5、6は、(1回目+2回目)離水率が、85%未満であり、(1回目+2回目+3回目)離水率が、90%未満である。すなわち、実施例3〜9は、比較例5、6に比べて、分割での離水性能が優れていることが確認された。これにより、例えば化粧水を含浸させた化粧パフを使用して複数回にわけてパッティングを行う場合に、化粧水の放出量が確保された状態を継続することが可能となる。パッティングを複数回にわけて行い化粧水を重ねつけすることで、肌水分量を増加させることができる。
具体的には、実施例3〜9に相当するエアレイド不織布シートは、いずれも、単位長さ当たりの繊維重量が0.20mg/m以上であるパルプ繊維を含んでいる。このようなパルプ繊維は、平均ポアサイズ(繊維間の空隙部分の径)が100μm以上であり、骨格構造が強いため、ウェット時加重後回復率、一括離水率および分割離水率を高めることができる。これにより、繊維と繊維との間の空間部分に保水している化粧水を徐々に外層部に吐き出すことができる。
また、実施例4〜8に相当するエアレイド不織布シートは、いずれも、ポリエチレンテレフタレート繊維を10〜50重量%の割合で含んでいる。これにより、ウェット時加重後回復率、一括離水率および分割離水率を更に高めることができる。したがって、繊維と繊維との間の空間部分に保水している化粧水を徐々に外層部に吐き出す効果を更に高めることができる。
また、実施例3〜9に相当するエアレイド不織布シートは、レーヨン繊維を含む外層部12A、12Bを有している。これにより、化粧用パフ使用時の肌触りが滑らかになる。なお、外層部12A、12Bのうちのいずれか一方の外層部をレーヨン繊維によって構成することもできる。
また、エアレイド不織布シートは、疎水性合成繊維であるポリエチレンテレフタレート繊維が含まれているのが好ましい。ポリエチレンテレフタレート繊維の含有比率は、10〜50重量パーセントに設定するのが好ましい。ポリエチレンテレフタレート繊維の含有比率が50重量パーセントを上回ると、吸水した化粧水の殆どが1回目のパッティングで放出される。さらに、ポリエチレンテレフタレート繊維の量が増えることで、コストが高くなる。なお、他の疎水性合成繊維を、ポリエチレンテレフタレート繊維に代えて用いてもよいし、あるいは、ポリエチレンテレフタレート繊維に加えることもできる。他の疎水性合成繊維としては、例えば、ポリエステル繊維(PET)、ポリプロピレン繊維(PP)、ポリエチレン繊維(PE)、ナイロン繊維を用いることができる。
このような構成の少なくとも1つを備えるエアレイド不織布シートの一方の面に、前述した凹部形成装置100を用いて凹部を形成することにより、化粧水含浸時における所望の離水性を確保しながら、一方の面に複数の凹部が形成された化粧用パフをより容易に得ることができる。
また、本実施の形態の凹部形成装置あるいは凹部形成方法では、平坦な外周面を有するとともに、加熱機能を有する第1のロールと、外周に加工用突部を有する第2のロールを用いている。そして、化粧用パフを構成するエアフレイド不織布を、第1のロールの外周面に、当接領域の両側に配置されている前領域および後領域を含む設定領域に亘って接触させている。これにより、骨格構造を破壊することなく、エアフレイド不織布シートの一方の面に複数の凹部を形成することができる。すなわち、化粧水含浸時における所望の離水性を確保しながら、一方の面に複数の凹部が形成されたエアレイド不織布シート、さらには、このようなエアレイド不織布シートにより構成される化粧用パフを得ることができる。特に、本実施の形態の凹部形成装置あるいは凹部形成方法では、第1のローラによって、凹部が形成される前におけるエアフレイド不織布シートの過熱(予熱)および凹部が形成された後におけるエアフレイド不織布の加熱を行うことができるため、構成を簡略化することができる。
また、一方のエアレイド不織布シートの一方の面(他方のエアレイド不織布シートと対抗する側の面と反対側の面)に凹部を形成したが、他方のエアレイド不織布シートの一方の面(一方のエアレイド不織布シートと対抗する側の面と反対側の面)に凹部を形成してもよい。
また、前述した実施の形態で説明した各構成は、単独であるいは適宜選択した複数の構成を組み合わせて用いることができる。
100 凹部形成装置
110 第1のロール
120 第2のロール
121 加工用突部
122 加工用凹部
131、132 ガイドロール
140 熱風供給装置(加熱装置)
151、152 加熱ロール(加熱装置)
10A 面(一方の面)
10B 面(他方の面)
11 内層部
12A、12B 外層部
200、300、400 化粧用パフ
200A、300A、410A、420A 面(一方の面)
200B、300B、410B、420B 面(他方の面)
250、350、450 凹部
260、360、460 装飾図柄
300h 折り返し線
300H 穴(ミシン目)
310、410 第1のエアフレイド不織布シート
320、420 第2のエアフレイド不織布シート
Claims (13)
- 化粧用パフであって、
パルプ繊維を含むエアレイド不織布シートを備え、
前記エアレイド不織布シートは、対向する面のうちの一方の面に複数の凹部が形成されているとともに、ウェット時加重後回復率が7%以上であることを特徴とする化粧用パフ。 - 請求項1に記載の化粧用パフであって、前記エアレイド不織布シートは、疎水性合成繊維を含んでいることを特徴とする化粧用パフ。
- 請求項1または2に記載の化粧用パフであって、前記エアレイド不織布シートは、レーヨン繊維からなる外層部を有していることを特徴とする化粧用パフ。
- 化粧用パフであって、
パルプ繊維を含み、折り返し線を挟んで一方側に第1のエアレイド不織布シート、他方側に第2のエアレイド不織布シートを有する1つのエアレイド不織布シートを備え、
前記1つのエアレイド不織布シートが前記折り返し線に沿って折り返されて、前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートが重ねられており、
前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートのうちの一方は、他方と対向する側の面と反対側の面に複数の凹部が形成されていることを特徴とする化粧用パフ。 - 請求項4に記載の化粧用パフであって、前記1つのエアレイド不織布シートは、前記折り返し線に沿って形成された複数の穴を有することを特徴とする化粧用パフ。
- 請求項4または5に記載の化粧用パフであって、
前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートは、前記折り返し線から設定距離以上離れた箇所で接合されていることを特徴とする化粧用パフ。 - 請求項6に記載の化粧用パフであって、前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートは、前記折り返し線から設定距離以上離れた箇所で剥離可能に接合されていることを特徴とする化粧用パフ。
- 化粧用パフであって、
パルプ繊維を含む第1のエアレイド不織布シートと第2のエアレイド不織布シートを備え、
前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートは、重ねられた状態で、一方向に沿った第1の接合箇所で接合されており、
前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートのうちの一方は、他方と対向する側の面と反対側の面に複数の凹部が形成されていることを特徴とする化粧用パフ。 - 請求項8に記載の化粧用パフであって、前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートは、前記第1の接合箇所で剥離可能に接合されていることを特徴とする化粧用パフ。
- 請求項9に記載の化粧用パフであって、前記第1のエアレイド不織布シートと前記第2のエアレイド不織布シートは、さらに、前記第1の接合箇所から、前記一方向に交差する方向に設定距離以上離れている第2の接合箇所で、剥離可能に接合されていることを特徴とする化粧用パフ。
- 請求項4〜10のいずれか1項に記載の化粧用パフであって、前記第1のエアレイド不織布シートおよび前記第2のエアレイド不織布シートは、ウェット時加重後回復率が7%以上であることを特徴とする化粧用パフ。
- 不織布シートの対向する面のうちの一方の面に複数の凹部を形成する凹部形成方法であって、
平坦な外周面を有するとともに、熱を発生する第1のロールと、外周側に複数の突部が形成されている第2のロールを、前記第1のロールの外周面と前記第2のロールの突部の間の最短距離が、不織布シートの厚さより短くなるように配置し、
前記不織布シートの対向する面のうちの他方の面を、一方の面が前記第2のロールの突部と当接する当接領域と、当該当接領域に対して前記第1のロールの回転方向に沿った前領域と後領域を含む設定領域に亘って前記第1のロールの外周面に接触させた状態で、前記第1のロールおよび前記第2のロールを回転させる
ことを特徴とする凹部形成方法。 - 請求項12に記載の凹部形成方法であって、前記設定領域は、前記第1のロールの回転方向に沿った半周以上の領域として設定され、前記当接領域は、前記設定領域の、前記第1のロールの回転方向に沿った中央に配置されていることを特徴とする凹部形成方法。
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