JP5294301B2 - 表示素子 - Google Patents
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
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Description
2.前記一般式(1)における金属イオンMは、鉄イオン、コバルトイオン、ルテニウムイオン、ニッケルイオンおよび亜鉛イオンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記1に記載の表示素子。
8.前記対向電極の駆動操作により、白表示と2色以上の着色表示を行うことを特徴とする前記1〜7のいずれか1項に記載の表示素子。
10.前記一般式(3)における第1〜第Nの金属イオンは、それぞれ、鉄イオン、コバルトイオン、ルテニウムイオン、ニッケルイオンおよび亜鉛イオンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記9に記載の表示素子。
16.前記対向電極の駆動操作により、白表示と2色以上の着色表示を行うことを特徴とする前記9〜15のいずれか1項に記載の表示素子。
本発明の表示素子においては、表示部には、対応する1つの対向電極が設けられている。表示部に近い対向電極の1つである電極1にはITO電極等の透明電極、他方の電極2には導電性電極が設けられている。電極1と電極2との間に、本発明に係る前記一般式(A)で表される化合物または一般式(B)で表される化合物を含有した電解質を有し、かつ電極1に本発明に係る一般式(1)で表される高分子材料が固定化されており、対向電極間に正負両極性の電圧を印加することにより、本発明に係る一般式(1)で表される高分子材料の酸化還元反応が行われ、白表示と2色以上の着色表示を可逆的に切り替えることができる。
一般式(A)及び一般式(B)において、Ra1、Ra2、Rb1、Rb2は各々独立に置換基を有しても良い、芳香族基、芳香族複素環基、脂肪族基を表す。Ra1及びRa2、Rb1及びRb2は互いに連結して環状構造を形成しても良い。
本発明に係る前記一般式(1)で表される化合物は、ビスターピリジン誘導体と、金属イオンと、カウンターアニオンとを含む高分子材料であって、Mは金属イオンを表し、Xはカウンターアニオンを表し、Rは、炭素原子および水素原子を含む、または、ターピリジル基を直接接続するスペーサを表し、R1、R2、R3およびR4は、すべて同一、すべて異なる、または、一部同一の水素原子、アリール基またはアルキル基を表し、nは重合度を表す2以上の整数である。
一般式(3)で表される高分子化合物は、第1〜第N(Nは、2以上の整数)のビスターピリジン誘導体と、第1〜第N(Nは、2以上の整数)の金属イオンと、第1〜第N(Nは2以上の整数)のカウンターアニオンとを含む高分子材料であって、式中、M1、・・・、MN(Nは、2以上の整数)は、すべて同一、すべて異なる、または、一部同一の第1〜第Nの金属イオンを表し、X1、・・・、XN(Nは、2以上の整数)は、すべて同一、すべて異なる、または、一部同一の第1〜第Nのカウンターアニオンを表し、R1、・・・、RN(Nは、2以上の整数)は、すべて同一、すべて異なる、または、一部同一の、炭素原子および水素原子を含む、または、ターピリジル基を直接接続するスペーサを表し、R1 1、・・・、R1 N、R2 1、・・・、R2 N、R3 1、・・・、R3 N、R4 1、・・・、R4 N(Nは、2以上の整数)は、すべて同一、すべて異なる、または、一部同一の水素原子、アリール基またはアルキル基を表し、n1、・・・、nNはそれぞれ重合度を表す2以上の整数を表す。
本発明でいう「電解質」とは、一般に、水などの溶媒に溶けて溶液がイオン伝導性を示す物質(以下、「狭義の電解質」という。)をいうが、本発明の説明においては、狭義の電解質に電解質、非電解質を問わず他の金属、化合物等を含有させた混合物を電解質(「広義の電解質」)という。
本発明に係る電解質で適用可能な有機溶媒としては、電解質を形成した後、揮発を起こさず電解質に留まることができる沸点が120〜300℃の範囲にある有機溶媒であれば特に制限はなく、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチルラクトン、テトラメチル尿素、スルホラン、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、2−(N−メチル)−2−ピロリジノン、ヘキサメチルホスホルトリアミド、N−メチルプロピオンアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,Nジメチルホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ブチロニトリル、プロピオニトリル、アセトニトリル、アセチルアセトン、4−メチル−2−ペンタノン、2−ブタノール、1−ブタノール、2−プロパノール、1−プロパノール、無水酢酸、酢酸エチル、プロピオン酸エチル、ジメトキシエタン、ジエトキシフラン、テトラヒドロフラン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリクレジルホスフェート、2エチルヘキシルホスフェート、ジオクチルフタレート、ジオクチルセバケート等をあげることができる。
本発明の表示素子にはイオン性液体を適用することができる。本発明でいうイオン液体とは、常温溶融塩とも言われ、融点が100℃以下の塩である。この塩は同数のカチオンとアニオンから構成されており、分子構造によって融点が室温以下の物質も数多く存在し、これらは溶媒をまったく加えなくても室温で液体状態である。イオン性液体は、強い静電的な相互作用をもっているため蒸気圧がほとんどないことが大きな特徴であり、高温でも蒸発がなく揮発しない。
本発明に係る電解質には、溶媒やイオン性液体から成る溶液状の電解質以外にも、実質的に溶媒を含まない固体電解質や高分子化合物を含有した高粘度な電解質やゲル状の電解質(以下、ゲル電解質)を用いることができる。
本発明の表示素子においては、表示コントラスト及び白表示反射率をより高める観点から、白色散乱物を含有することが好ましく、多孔質白色散乱層を形成させて存在させてもよい。
本発明の表示素子においては、電気絶縁層を設けることができる。
本発明の表示素子においては、電解質に増粘剤を使用することができ、例えば、ゼラチン、アラビアゴム、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(アルキレングリコール)、カゼイン、デンプン、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メチルメタクリル酸)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル酸)、コポリ(スチレン−無水マレイン酸)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、コポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(ビニルアセタール)類(例えば、ポリ(ビニルホルマール)及びポリ(ビニルブチラール))、ポリ(エステル)類、ポリ(ウレタン)類、フェノキシ樹脂、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(エポキシド)類、ポリ(カーボネート)類、ポリ(ビニルアセテート)、セルロースエステル類、ポリ(アミド)類、疎水性透明バインダとして、ポリビニルブチラール、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアクリル酸、ポリウレタン等が挙げられる。
本発明の表示素子の構成層には、保護層、フィルター層、ハレーション防止層、クロスオーバー光カット層、バッキング層等の補助層を挙げることができ、これらの補助層中には、各種の化学増感剤、貴金属増感剤、感光色素、強色増感剤、カプラー、高沸点溶剤、カブリ防止剤、安定剤、現像抑制剤、漂白促進剤、定着促進剤、混色防止剤、ホルマリンスカベンジャー、色調剤、硬膜剤、界面活性剤、増粘剤、可塑剤、スベリ剤、紫外線吸収剤、イラジエーション防止染料、フィルター光吸収染料、防ばい剤、ポリマーラテックス、重金属、帯電防止剤、マット剤等を、必要に応じて含有させることができる。
頁 分類 頁 分類 頁 分類
化学増感剤 23 III 648右上 96 III
増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IV
減感色素 23 IV 998 IV
染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII
現像促進剤 29 XXI 648右上
カブリ抑制剤・安定剤
24 IV 649右上 1006〜7 VI
増白剤 24 V 998 V
硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X
界面活性剤 26〜7 XI 650右 1005〜6 XI
帯電防止剤 27 XII 650右 1006〜7 XIII
可塑剤 27 XII 650右 1006 XII
スベリ剤 27 XII
マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI
バインダー 26 XXII 1003〜4 IX
支持体 28 XVII 1009 XVII
〔基板〕
本発明で用いることのできる基板としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリカーボネート類、セルロースアセテート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンジナフタレンジカルボキシラート、ポリエチレンナフタレート類、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアセタール類、ポリスチレン等の合成プラスチックフィルムも好ましく使用できる。また、シンジオタクチック構造ポリスチレン類も好ましい。これらは、例えば、特開昭62−117708号、特開平1−46912、同1−178505号の各公報に記載されている方法により得ることができる。更に、ステンレス等の金属製基盤や、バライタ紙、及びレジンコート紙等の紙支持体ならびに上記プラスチックフィルムに反射層を設けた支持体、特開昭62−253195号(29〜31頁)に支持体として記載されたものが挙げられる。RDNo.17643の28頁、同No.18716の647頁右欄から648頁左欄及び同No.307105の879頁に記載されたものも好ましく使用できる。これらの支持体には、米国特許第4,141,735号のようにTg以下の熱処理を施すことで、巻き癖をつきにくくしたものを用いることができる。また、これらの支持体表面を支持体と他の構成層との接着の向上を目的に表面処理を行っても良い。本発明では、グロー放電処理、紫外線照射処理、コロナ処理、火炎処理を表面処理として用いることができる。更に公知技術第5号(1991年3月22日アズテック有限会社発行)の44〜149頁に記載の支持体を用いることもできる。更にRDNo.308119の1009頁やプロダクト・ライセシング・インデックス、第92巻P108の「Supports」の項に記載されているものが挙げられる。その他に、ガラス基板や、ガラスを練り込んだエポキシ樹脂を用いることができる。
本発明の表示素子においては、対向電極の少なくとも1種が金属電極であることが好ましい。金属電極としては、例えば、白金、金、銀、銅、アルミニウム、亜鉛、ニッケル、チタン、ビスマス、及びそれらの合金等の公知の金属種を用いることができる。金属電極は、電解質中の銀の酸化還元電位に近い仕事関数を有する金属が好ましく、中でも銀または銀含有率80%以上の銀電極が、銀の還元状態維持の為に有利であり、また電極汚れ防止にも優れる。電極の作製方法は、蒸着法、印刷法、インクジェット法、スピンコート法、CVD法等の既存の方法を用いることができる。
本発明の表示素子には、必要に応じて、シール剤、柱状構造物、スペーサー粒子を用いることができる。
本発明の表示素子の駆動操作は、単純マトリックス駆動であっても、アクティブマトリック駆動であってもよい。本発明でいう単純マトリックス駆動とは、複数の正極を含む正極ラインと複数の負極を含む負極ラインとが対向する形で互いのラインが垂直方向に交差した回路に、順次電流を印加する駆動方法のことを言う。単純マトリックス駆動を用いることにより、回路構成や駆動ICを簡略化でき安価に製造できるメリットがある。アクティブマトリックス駆動は、走査線、データライン、電流供給ラインが碁盤目状に形成され、各碁盤目に設けられたTFT回路により駆動させる方式である。画素毎にスイッチングが行えるので、階調やメモリー機能などのメリットがあり、例えば、特開2004−29327号の図5に記載されている回路を用いることができる。
本発明の表示素子は、電子書籍分野、IDカード関連分野、公共関連分野、交通関連分野、放送関連分野、決済関連分野、流通物流関連分野等の用いることができる。具体的には、ドア用のキー、学生証、社員証、各種会員カード、コンビニストアー用カード、デパート用カード、自動販売機用カード、ガソリンステーション用カード、地下鉄や鉄道用のカード、バスカード、キャッシュカード、クレジットカード、ハイウェーカード、運転免許証、病院の診察カード、電子カルテ、健康保険証、住民基本台帳、パスポート、電子ブック等が挙げられる。
《高分子材料の合成》
(高分子材料1の合成)
本発明に係る高分子材料1の模式構造を以下に示す。本発明に係る高分子材料1は、配位子であるビスターピリジン誘導体110と、金属イオンMと、カウンターアニオンとを含む構成からなる。下記に示す高分子材料1の複数の繰り返し単位は110である。
本発明に係る高分子材料2の模式構造を以下に示す。本発明に係る高分子材料2は、配位子であるビスターピリジン誘導体210、220と、第1〜第Nの金属イオンと、第1〜第Nのカウンターアニオンとを含む構成からなる。ここで、Nは、2以上の整数である。
上記高分子材料1の合成において、ビスターピリジン誘導体を例示化合物1から例示化合物8に変更した以外は同様にして、高分子材料3を得た。
上記高分子材料1の合成において、ビスターピリジン誘導体を例示化合物1から例示化合物6に変更した以外は同様にして、高分子材料4を得た。
(電解液1の調製)
アセトニトリル2.5g中に、過塩素酸テトラブチルアンモニウム0.05gを溶解させて電解液1を得た。
アセトニトリル2.5g中に、例示化合物(A)−24を0.05と過塩素酸テトラブチルアンモニウム0.05gを溶解させて電解液2を得た。
上記電解液2の調製において、例示化合物(A)−24を表1に示す各例示化合物に変更した以外は同様にして、電解液3〜7を得た。
(電極1の作製)
厚さ1.5mmで2cm×4cmのガラス基板上に、ITO(Indium Tin Oxide、インジウム錫酸化物)膜を公知の方法に従って形成して、透明電極(電極1)を得た。
厚さ1.5mmで2cm×4cmのガラス基板上に、公知の方法を用いて、電極厚み0.1μmのニッケル電極を形成し、得られた電極をさらに置換金メッキ浴に浸漬し、電極表面から深さ0.05μmが金で置換された金−ニッケル電極(電極2)を得た。
エタノール中に上記で得られた高分子材料1を溶解させた液をブレード法で電極1上に塗布し、85℃で1分間加熱してエタノールを蒸発させて、電極1上に高分子膜を形成し、電極3を得た。
上記電極3の作製において、高分子材料1を表1に示す各高分子材料に変更した以外は同様にして、電極4〜6を作製した。
(表示素子1の作製)
電極2の周辺部を、平均粒径40μmのガラス製球形ビーズを体積分率として10%含むオレフィン系封止剤で縁取りした後に、電極3と電極2が直交するように貼り合わせ、さらに加熱押圧して空セルを作製した。該空セルに電解液1を真空注入し、注入口をエポキシ系の紫外線硬化樹脂にて封止し、表示素子1を作製した。
上記表示素子1の作製において、電解液1を電解液2〜7に変更した以外は同様にして、表示素子2〜7を作製した。
電極2の周辺部を、平均粒径40μmのガラス製球形ビーズを体積分率として10%含むオレフィン系封止剤で縁取りした後に、電極4と電極2が直交するように貼り合わせ、さらに加熱押圧して空セルを作製した。該空セルに電解液1を真空注入し、注入口をエポキシ系の紫外線硬化樹脂にて封止し、表示素子8を作製した。
上記表示素子8の作製において、電解液1を電解液3、5にそれぞれ変更した以外は同様にして、表示素子9、10を作製した。
電極2の周辺部を、平均粒径40μmのガラス製球形ビーズを体積分率として10%含むオレフィン系封止剤で縁取りした後に、電極5と電極2が直交するように貼り合わせ、さらに加熱押圧して空セルを作製した。該空セルに電解液1を真空注入し、注入口をエポキシ系の紫外線硬化樹脂にて封止し、表示素子11を作製した。
上記表示素子11の作製において、電解液1を電解液3、5にそれぞれ変更した以外は同様にして、表示素子12、13を作製した。
電極2の周辺部を、平均粒径40μmのガラス製球形ビーズを体積分率として10%含むオレフィン系封止剤で縁取りした後に、電極6と電極2が直交するように貼り合わせ、さらに加熱押圧して空セルを作製した。該空セルに電解液1を真空注入し、注入口をエポキシ系の紫外線硬化樹脂にて封止し、表示素子14を作製した。
上記表示素子14の作製において、電解液1を電解液3、5にそれぞれ変更した以外は同様にして、表示素子15、16を作製した。
〔色調変化の観察〕
各表示素子の未駆動の状態と、印加後の色調を目視観察した。
(表示素子1〜7の評価)
未駆動の状態の表示素子の反射率をコニカミノルタセンシング社製の分光測色計CM−3700dで測定して、得られた反射率が極小値を取る波長での反射率の値をR0とした。次に、定電圧電源の両端子に作製した表示素子の両電極を接続し、+1.8Vの電圧を3秒間印加した後の反射率を同様にして、R0を求めた波長での反射率をR1.8とした。CR=R1.8/R0とし、CRを表示素子のコントラストの指標とした。ここでは、CRの値が大きいほど、コントラストが高いことになる。得られた結果を表1に示す。
表示素子1〜7と同様にしてコントラストを評価した。得られた結果を表1に示す。
印加電圧を+1.6Vに変更した以外は表示素子1〜7と同様にして、コントラストを評価した。得られた結果を表1に示す。
表示素子11〜13と同様にしてコントラストを評価した。得られた結果を表1に示す。
Claims (16)
- 対向電極間に、下記一般式(A)で表される化合物または一般式(B)で表される化合物を含有した電解質と、白色散乱物とを有し、かつ少なくとも一方の対向電極が、下記一般式(1)で表される高分子材料を固定化していることを特徴とする表示素子。
- 前記一般式(1)における金属イオンMは、鉄イオン、コバルトイオン、ルテニウムイオン、ニッケルイオンおよび亜鉛イオンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。
- 前記一般式(1)におけるカウンターアニオンは、酢酸イオン、四フッ化ホウ素イオン、ポリオキシメタレートおよびこれらの組み合わせからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示素子。
- 前記一般式(1)におけるスペーサは、アリール基またはアルキル基であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示素子。
- 前記アリール基またはアルキル基が、酸素原子または硫黄原子をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の表示素子。
- 前記対向電極の駆動操作により、白表示と2色以上の着色表示を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示素子。
- 対向電極間に、下記一般式(A)で表される化合物または一般式(B)で表される化合物を含有した電解質と白色散乱物とを有し、かつ少なくとも一方の対向電極が、下記一般式(3)で表される高分子材料を固定化していることを特徴とする表示素子。
- 前記一般式(3)における第1〜第Nの金属イオンは、それぞれ、鉄イオン、コバルトイオン、ルテニウムイオン、ニッケルイオンおよび亜鉛イオンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項9に記載の表示素子。
- 前記一般式(3)における第1〜第Nのカウンターアニオンは、それぞれ、酢酸イオン、四フッ化ホウ素イオン、ポリオキシメタレートおよびこれらの組み合わせからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項9または10に記載の表示素子。
- 前記一般式(3)におけるR1、・・・、RNで表されるスペーサは、それぞれ、アリール基またはアルキル基であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の表示素子。
- 前記アリール基またはアルキル基が、酸素原子または硫黄原子をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の表示素子。
- 前記一般式(3)で表される高分子材料が、下記一般式(4)で表される第1〜第N(Nは2以上の整数)のビスターピリジン誘導体のそれぞれと、第1〜第N(Nは2以上の整数)の金属塩のそれぞれとを、酢酸およびメタノール中でそれぞれ還流させる工程と、前記それぞれ還流させる工程で得られた第1〜第N(Nは2以上の整数)の反応物を混合する工程とを包含する方法で製造されていることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の表示素子。
- 前記対向電極の駆動操作により、白表示と2色以上の着色表示を行うことを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の表示素子。
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