JP5292768B2 - 調湿装置 - Google Patents
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Description
調湿装置(10)について、図1,図2を適宜参照しながら説明する。なお、ここでの説明で用いる「上」「下」「左」「右」「前」「後」「手前」「奥」は、特にことわらない限り、調湿装置(10)を前面側から見た場合の方向を意味している。
図3に示すように、冷媒回路(50)は、第1吸着熱交換器(51)、第2吸着熱交換器(52)、圧縮機(53)、四方切換弁(54)、及び電動膨張弁(55)が設けられた閉回路である。この冷媒回路(50)は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
本実施形態の調湿装置(10)は、除湿換気運転(除湿運転)と、加湿換気運転(加湿運転)と、単純換気運転とを選択的に行う。除湿換気運転中や加湿換気運転中の調湿装置(10)は、取り込んだ室外空気(OA)を湿度調節してから供給空気(SA)として室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)を排出空気(EA)として室外へ排出する。一方、単純換気運転中の調湿装置(10)は、取り込んだ室外空気(OA)をそのまま供給空気(SA)として室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)をそのまま排出空気(EA)として室外へ排出する。
除湿換気運転中の調湿装置(10)では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(例えば3分間隔)で交互に繰り返される。この除湿換気運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
加湿換気運転中の調湿装置(10)では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(例えば3分間隔)で交互に繰り返される。この加湿換気運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
単純換気運転中における調湿装置(10)の動作について、図8を参照しながら説明する。
この調湿装置(10)では、上記コントローラ(65)が、ファン(25,26)の回転数とその消費電力との関係が予め設定された値からずれる状態を検知すると通風抵抗の異常と判断する通風抵抗異常検出手段(66)(電力異常検知手段(67))を構成している。そして、ファン(25,26)の回転数とその消費電力との関係が予め設定された値からずれたかどうかを検知することにより、通風抵抗の異常を判別するようにしている。つまり、ファン(25,26)の回転数と消費電力との関係から空気の質量流量を予測することができるため、例えばファン(25,26)を最大回転数にしたときに消費電力が規定値よりも少ないと空気の質量流量が少なくなっていると考えられるので、空気通路(61,62)に何らかの異常(フィルタの目詰まりやダクトの閉塞)があると判断できる。その際、コントローラ(65)は、ファン(25,26)の回転数とその消費電力との関係が予め設定された値からずれる状態を2回連続して検出すると通風抵抗に異常があると判断する。
・風量一定制御を行っている条件
・給気側空気通路の圧力損失異常警報がオンになっている条件
・ファン回転数更新時
・給気ファン(26)の回転数が最大になっている条件
・換気動作、第1動作、及び第2動作の何れかで消費電力値がファン(26)の最大回転 数での定格電力値以下である条件
のすべてを満たしたことを連続して2回検出すると、通風抵抗に異常があると判別して、リモートコントローラの液晶表示画面などに異常を表示する。
本実施形態によれば、ファン(25,26)の回転数と消費電力との関係から空気の質量流量を予測することができるため、例えばファン(25,26)を最大回転数にしたときに消費電力が規定値よりも少ないと空気の質量流量が少なくなっていると考えることができ、それに基づいて、空気通路(61,62)に何らかの異常(フィルタの目詰まりやダクトの閉塞)が生じていると判断できる。そして、このようにファン(25,26)の回転数とその消費電力との関係が予め設定された値からずれたかどうかを検知することにより通風抵抗の異常を判別する構成を採用すると、専用の通風抵抗センサなどを設ける必要がないから、装置の構成や制御が複雑になったり、コストが高くなったりするのを防止できる。
本実施形態の冷媒回路(50)では、冷凍サイクルの高圧が冷媒の臨界圧力よりも高い値に設定される超臨界サイクルを行ってもよい。その場合、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)は、その一方がガスクーラとして動作し、他方が蒸発器として動作する。
本実施形態の調湿装置(10)では、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)に担持された吸着剤を冷媒によって加熱し又は冷却しているが、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)に対して冷水や温水を供給することで、吸着剤の加熱や冷却を行ってもよい。
本発明は、例えばハニカム状の基材の表面に吸着剤を担持した構造の2つの吸着素子(吸着部材)を除湿側と加湿側に切り換えながら加湿空気と除湿空気の流通経路も切り換えて、除湿運転または加湿運転を行うタイプの調湿装置で加湿運転を行う調湿装置に適用することも可能である。また、ロータタイプの吸着素子を、室外から室内へ空気を供給する第1通路と室内から室外へ空気を排出する第2通路とに跨って配置し、ロータを連続的または間欠的に回転させながら一方の通路を除湿側にし、他方の通路を加湿側にする調湿装置に適用することも可能である。
上記実施形態では、2回連続してファン回転数と消費電力との関係に異常を検出して始めて通風抵抗に異常があると判断されるようにしているが、制御を簡素化するために、「2回連続」を「1回」に変更してもよい。
上記実施形態では、通風抵抗異常検出手段(66)として、ファン(25,26)の回転数とその消費電力との関係が予め設定された値からずれた状態を検知すると通風抵抗の異常と判断する電力異常検知手段(67)を採用しているが、空気通路の入口側と出口側に風圧を測定する圧力センサを設け、この圧力センサの検出値の差に基づいて通風抵抗の異常を検出するようにしてもよいし、空気通路の出口側に風量計を設けて所定の風量が得られていないときに通風抵抗の異常を検出するようにしてもよい。
11 ケーシング
25 排気ファン(送風機)
26 給気ファン(送風機)
41〜48 ダンパ(空気流通経路切換手段)
50 冷媒回路(温度調節機構)
51 第1吸着熱交換器(第1吸着部材)
52 第2吸着熱交換器(第2吸着部材)
54 四方切換弁(切換機構、温度調節切換手段)
61 第1空気通路
62 第2空気通路
65 コントローラ(切換制御手段)
66 通風抵抗異常検出手段
67 電力異常検知手段
Claims (3)
- 吸着剤が担持された吸着部材(51,52)と、該吸着部材(51,52)が配置された空気通路(61,62)を有するケーシング(11)と、該空気通路(61,62)に空気を流通させる送風機(25,26)とを備え、上記吸着部材(51,52)を通過した後の調湿空気を室内へ供給する調湿装置であって、
上記空気通路(61,62)における通風抵抗の異常を調湿運転中に検知する通風抵抗異常検出手段(66)を備え、
上記通風抵抗異常検出手段(66)は、送風機(25,26)の回転数とその消費電力との関係が予め設定された値からずれた状態を2回連続して検知すると通風抵抗の異常と判断する電力異常検知手段(67)により構成されていることを特徴とする調湿装置。 - 請求項1において、
上記吸着部材(51,52)が第1吸着部材(51)と第2吸着部材(52)とから構成されるとともに、上記空気通路(61,62)が第1吸着部材(51)の配置される第1空気通路(61)と第2吸着部材(52)の配置される第2空気通路(62)とから構成され、
ケーシング(11)内に設けられて各吸着部材(51,52)を加熱または冷却する温度調節機構(50)と、第1吸着部材(51)を加熱して第2吸着部材(52)を冷却する第1動作と第1吸着部材(51)を冷却して第2吸着部材(52)を加熱する第2動作を切り換える温度調節切換手段(54)と、上記第1空気通路(61)と第2空気通路(62)を交互に室内への空気供給経路に切り換える空気流通経路切換手段(41〜48)と、を備え、
加熱側の吸着部材(51,52)を通った空気を室内に供給して冷却側の吸着部材(52,51)を通った空気を室外に排出する加湿運転時と、冷却側の吸着部材(52,51)を通った空気を室内に供給して加熱側の吸着部材(51,52)を通った空気を室外に排出する除湿運転時に、空気流通経路切換手段(41〜48)による空気通路(61,62)の切り換え動作と温度調節切換手段(54)による吸着部材(51,52)の切り換え動作とを制御する切換制御手段(65)を備えていることを特徴とする調湿装置。 - 請求項2において、
表面に吸着剤が担持された第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)を有する冷媒回路(50)を有し、該冷媒回路(50)は冷媒の循環方向を可逆に切り換えることが可能な切換機構(54)を備え、
上記第1吸着部材(51)が第1吸着熱交換器(51)により構成されるとともに上記第2吸着部材(52)が第2吸着熱交換器(52)により構成され、
上記温度調節機構(50)が上記冷媒回路(50)により構成され、
上記温度調節切換手段(54)が上記冷媒回路の切換機構(54)により構成されていることを特徴とする調湿装置。
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