JP5262775B2 - 積層型電子部品及びその製造方法 - Google Patents
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Description
積層型電子部品1は、図1に示すように、内部にコイルLを含む直方体状の積層体2と、積層体2の対向する側面(表面)に形成され、コイルLに接続される2つの外部電極12a,12bとを備える。
以下に図2を参照しながら積層型電子部品1の製造方法について説明する。以下に説明する製造方法では、シート積層法により1つの積層型電子部品1を作製するものとする。
以上のように、積層型電子部品1によれば、以下に説明するように、ビアホール導体Bとコイル電極8との間の断線を防止できる。具体的には、図9及び図10に示す従来の積層型電子部品100では、コイル電極108fに対して、ビアホール導体B5の面積が小さい方の端部が接続されていた。コイル電極108fは、コイル電極108aよりも長く形成されているので、コイル電極108aよりも大きな直流抵抗を有し、コイルに電流を流した際に、強く発熱する。このように強く発熱するコイル電極108fに対して、ビアホール導体B5の面積が小さい方の端部が接続されると、ビアホール導体B5とコイル電極108fとの接続部分において特に集中的に発熱する。その結果、ビアホール導体B5とコイル電極108fとの接続部分において断線が発生してしまう。
磁性体層の材質:Ni−Cu−Zn系フェライト
外部電極の材質:銀電極上にNi−Snめっき
コイル電極の材質:銀
コイル電極の長さ:7/8ターン
コイルのターン数:12.5ターン
製造方法:シート積層法
なお、本発明に係る積層型電子部品は前記各実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で変更することができる。例えば、図2では、コンタクト部Cは、コイル電極8の他の部分よりも太く形成されているが、コンタクト部Cは、必ずしも太く形成される必要はない。例えば、図8に示すコイル電極8fの変形例に示すように、十分にコイル電極8fの線幅が太い場合には、コンタクト部Cは、コイル電極8cの他の部分よりも太く形成されなくてもよい。
C,C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8,C9,C10,C11,C12 コンタクト部
L コイル
t1,t2 端部
1 積層型電子部品
2 積層体
4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,6,6a,6b,6c,6d 磁性体層
8,8a,8b,8c,8d,8e,8f コイル電極
10a,10b 引き出し部
12a,12b 外部電極
Claims (14)
- コイルを構成している複数のコイル電極と、
前記複数のコイル電極と共に積層されて積層体を構成している複数の絶縁層と、
前記複数のコイル電極を接続し、かつ、一方の端部の面積が他方の端部の面積よりも大きい形状を有している接続部と、
前記積層体の表面に形成され、かつ、前記コイルに接続されている第1の外部電極及び第2の外部電極と、
を備え、
前記第1の外部電極に接続されたコイル電極は、前記接続部の前記一方の端部に接続され、
前記第2の外部電極に接続されたコイル電極は、前記接続部の前記他方の端部に接続され、
前記第1の外部電極に接続されたコイル電極における該第1の外部電極との接続箇所から前記接続部までの直流抵抗は、前記第2の外部電極に接続されたコイル電極における該第2の外部電極との接続箇所から前記接続部までの直流抵抗よりも大きいこと、
を特徴とする積層型電子部品。 - 前記第2の外部電極に接続されたコイル電極は、複数個所において前記接続部と接続可能に構成されていること、
を特徴とする請求項1に記載の積層型電子部品。 - 前記第2の外部電極に接続されたコイル電極は、前記接続部と接続可能な部分が、他の部分よりも太い形状を有すること、
を特徴とする請求項2に記載の積層型電子部品。 - 前記接続部は、前記第2の外部電極に接続されたコイル電極の該第2の外部電極との接続箇所以外の部分であって、かつ、該接続箇所とは反対側の端部以外の部分に接続されていること、
を特徴とする請求項2に記載の積層型電子部品。 - 前記第1の外部電極に接続されたコイル電極及び前記接続部は、前記絶縁層において一体的に形成されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の積層型電子部品。 - 前記第2の外部電極に接続されたコイル電極が形成された前記絶縁層には、前記接続部が形成されていないこと、
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の積層型電子部品。 - 前記第2の外部電極に接続されたコイル電極は、前記接続部の前記他方の端部に接続されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の積層型電子部品。 - コイルを内蔵すると共に、第1の外部電極及び第2の外部電極が表面に形成された積層体からなる積層型電子部品の製造方法において、
一方の端部の面積が他方の端部の面積よりも大きい形状を有する接続部を、絶縁層に形成する工程と、
前記第1の外部電極に接続される第1のコイル電極が前記接続部の前記一方の端部に接続されるように、該第1のコイル電極を前記絶縁層に形成する工程と、
前記第2の外部電極に接続される第2のコイル電極を絶縁層に形成する工程と、
前記第1のコイル電極における該第1の外部電極との接続箇所から前記接続部までの直流抵抗が、前記第2のコイル電極における該第2の外部電極との接続箇所から前記接続部までの直流抵抗よりも大きくなるように、該第1のコイル電極が形成された絶縁層及び該第2のコイル電極が形成された絶縁層を積層して、前記積層体を形成する工程と、
を備えること、
を特徴とする積層型電子部品の製造方法。 - 前記第2のコイル電極を形成する工程では、前記接続部が形成されていない前記絶縁層に対して、該第2のコイル電極を形成すること、
を特徴とする請求項8に記載の積層型電子部品の製造方法。 - 前記第2のコイル電極を形成する工程では、複数個所において前記接続部と接続可能な形状に該第2のコイル電極を形成すること、
を特徴とする請求項8又は請求項9のいずれかに記載の積層型電子部品の製造方法。 - 前記第2のコイル電極を形成する工程では、前記接続部と接続可能な部分が、他の部分よりも太くなるように該第2のコイル電極を形成すること、
を特徴とする請求項10に記載の積層型電子部品の製造方法。 - 前記積層体を形成する工程では、前記接続部が、前記第2の外部電極に接続された前記コイル電極の該第2の外部電極との接続箇所以外の部分であって、かつ、該接続箇所とは反対側の端部以外の部分に接続されるように、前記絶縁層を積層すること、
を特徴とする請求項10に記載の積層型電子部品の製造方法。 - コイルを構成している複数のコイル電極と、
前記複数のコイル電極と共に積層されて積層体を構成している複数の絶縁層と、
前記複数のコイル電極をそれぞれ接続し、かつ、一方の端部の面積が他方の端部の面積よりも大きい形状を有している複数の接続部と、
前記積層体の表面に形成され、かつ、前記コイルに接続されている第1の外部電極及び第2の外部電極と、
を備え、
前記第1の外部電極に接続されたコイル電極は、前記接続部の面積が大きい方の端部に接続され、
前記第2の外部電極に接続されたコイル電極は、前記接続部の面積が小さい方の端部に接続され、
前記第1の外部電極に接続されたコイル電極の直流抵抗は、前記第2の外部電極に接続されたコイル電極の直流抵抗よりも大きいこと、
を特徴とする積層型電子部品。 - 前記第1の外部電極に接続されたコイル電極の直流抵抗は、該第1の外部電極と該コイル電極との接続箇所から前記接続部までの電極長さにより定められ、前記第2の外部電極に接続されたコイル電極の直流抵抗は、該第2の外部電極と該コイル電極との接続箇所から前記接続部までの電極長さにより定められること、
を特徴とする請求項13に記載の積層型電子部品。
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