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JP5136256B2 - 駐車支援装置および画像表示方法 - Google Patents

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JP5136256B2 JP2008187131A JP2008187131A JP5136256B2 JP 5136256 B2 JP5136256 B2 JP 5136256B2 JP 2008187131 A JP2008187131 A JP 2008187131A JP 2008187131 A JP2008187131 A JP 2008187131A JP 5136256 B2 JP5136256 B2 JP 5136256B2
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Description

本発明は、自車周囲の俯瞰画像を表示手段に表示して自車の駐車動作を支援する駐車支援装置および画像表示方法に関する。
従来、自車に搭載された複数のカメラで自車周辺の画像を撮像し、得られた画像を俯瞰画像に視点変換してディスプレイに表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。俯瞰画像は、自車周辺を車両上方の仮想視点から見下ろした画像としてディスプレイに表示されるため、路面上の白線等に対する車両の位置や距離感を客観的に把握しやすく、例えば自車の駐車動作を支援する上で有効な画像である。
特開2003−169323号公報
しかしながら、俯瞰画像は、カメラにより撮像された画像を、路面を投影面として視点変換して生成される画像であるため、高さのある立体物はカメラから離れる方向に倒れ込んだ画像として表示される。このため、俯瞰画像をディスプレイに表示して自車の駐車動作を支援する際、自車を駐車させる位置である目標駐車位置の近傍に立体物があると、自車の位置によっては当該立体物が目標駐車位置側に倒れ込んでディスプレイに表示され、目標駐車位置を画像上で認識しづらくなるという問題があった。
本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みて創案されたものであって、目標駐車位置の近傍に立体物がある場合でも、目標駐車位置を的確に認識できる画像を表示して、自車の駐車動作を適切に支援することができる駐車支援装置および画像表示方法を提供することを目的としている。
本発明は、自車に搭載された撮像手段で撮像した自車周辺の画像を俯瞰画像に視点変換処理して表示手段に表示する際に、俯瞰画像上で車両を駐車させる位置である目標駐車位置を認識するとともに、当該目標駐車位置の近傍に存在する立体物を検知し、自車の位置と目標駐車位置及び立体物の位置との関係に基づいて、俯瞰画像上で立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込むか否かを判定し、立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込むと判定したときに、俯瞰画像上における立体物の画像を圧縮して表示手段に表示させることで、前記課題を解決する。
本発明によれば、俯瞰画像上で立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込む場合に、俯瞰画像上における立体物の画像が圧縮されて表示手段に表示されるので、目標駐車位置の近傍に立体物がある場合でも、車両の位置に関わらず目標駐車位置を俯瞰画像上で的確に認識させることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態として、自車を中心にその全周囲を自車上方の仮想視点から見下ろした俯瞰画像(以下、全周囲俯瞰画像という。)を生成して表示する機能を持つ駐車支援装置に本発明を適用した例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の駐車支援装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態の駐車支援装置は、自車に搭載されたフロントカメラ1、リアカメラ2、右サイドカメラ3、左サイドカメラ4の4つの車載カメラで撮像した画像を用いて画像処理装置10で全周囲俯瞰画像を生成し、この全周囲俯瞰画像を自車の車室内に設置されたディスプレイ5に表示して自車の駐車動作を支援するものであり、画像処理装置10の入力側に4つの車載カメラ1〜4が接続され、画像処理装置10の出力側にディスプレイ5が接続された構成とされる。また、画像処理装置10には、自車のドライバの操作入力を受け付ける操作入力デバイス6が接続されている。
フロントカメラ1、リアカメラ2、右サイドカメラ3、左サイドカメラ4の4つの車載カメラは、例えば、180度程度の画角を有する広角のCCDカメラ或いはCMOSカメラよりなり、これら4つの車載カメラ1〜4で自車周囲を囲む全ての領域の画像を撮像できるように、自車の前後左右に取り付けられている。具体的には、図2に示すように、フロントカメラ1は、例えば自車前方のフロントグリルなどに設置され、自車の前方の領域を路面に対して斜めに見下ろす方向で撮像する。また、リアカメラ2は、例えば自車後方のルーフスポイラなどに設置され、自車後方の領域を路面に対して斜めに見下ろす方向で撮像する。また、右サイドカメラ3は、例えば自車の右サイドミラーなどに設置され、自車右側方の領域を路面に対して斜めに見下ろす方向で撮像する。さらに、左サイドカメラ4は、例えば自車の左サイドミラーなどに設置され、自車左側方の領域を路面に対して斜めに見下ろす方向で撮像する。これら4つの車載カメラ1〜4は、所定の撮像周期(例えば100msec)で自車周辺の各領域の画像を撮像する。これらの画像は、画像処理装置10に随時入力される。
ディスプレイ5は、画像処理装置10により生成された全周囲俯瞰画像を表示して自車のドライバに提示するものであり、例えば液晶表示装置などが用いられる。このディスプレイ5は、自車の車室内のセンターコンソールなど、自車のドライバにとって見易い位置に設置されており、画像処理装置10から出力される画像信号に基づいて、画像処理装置10で生成された全周囲俯瞰画像を表示する。
操作入力デバイス6は、自車のドライバによる操作入力を受け付けるものであり、例えば各種の操作ボタンやジョイスティックなどが用いられる。また、ディスプレイ5の表示画面にタッチパネルを設け、このタッチパネルを操作入力デバイス6として用いるようにしてもよい。この操作入力デバイス6を用いた自車のドライバによる操作入力は、画像処理装置10に入力される。
画像処理装置10は、所定の画像処理プログラムに従って動作するマイクロコンピュータやフレームメモリなどを備えて構成され、車載カメラ1〜4で撮像した画像を入力して全周囲俯瞰画像を生成し、その画像信号をディスプレイ5に出力する。この画像処理装置10による処理は車載カメラ1〜4の画像の撮像周期に合わせて行われ、車載カメラ1〜4から新たな画像が入力されるたびに画像処理装置10にて最新の全周囲俯瞰画像が生成され、その画像信号がディスプレイ5に出力される。したがって、ディスプレイ5には画像処理装置10にて生成された全周囲俯瞰画像が随時更新されながら、動画として表示される。なお、画像処理装置10は、マイクロコンピュータの代わりに各処理機能を回路として組み込んだASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programable Gate Array)などを用いて構成することも可能である。
画像処理装置10は、その内部構成を機能的に捉えた場合、図3に示すように、視点変換部11と、目標駐車位置認識部12と、予測軌跡算出部13と、立体物検知部14と、画像記憶部15と、表示制御部16とを備えた構成とされる。
視点変換部11は、フロントカメラ1から入力された自車前方の領域の画像、リアカメラ2から入力された自車後方の領域の画像、右サイドカメラ3から入力された自車右側方の領域の画像、左サイドカメラ4から入力された自車左側方の領域の画像に対してそれぞれ視点変換処理を行って、自車前方の路面を投影面とする俯瞰画像、自車後方の路面を投影面とする俯瞰画像、自車右側方の路面を投影面とする俯瞰画像、自車左側方の路面を投影面とする俯瞰画像の4つの俯瞰画像を生成する。この視点変換部11による視点変換処理は、各車載カメラ1〜4のレンズ特性や取り付け位置、角度などから一意に特定される変換前後の画像における各画素の対応関係を変換テーブルとして保持しておくことで、この変換テーブルを用いた画像上の各画素の座標変換により実現可能である。
また、視点変換部11は、以上のように4つの車載カメラ1〜4の撮像画像から生成した4つの俯瞰画像を繋ぎ合わせることで、図4に示すように、自車を中心としてその全周囲を自車上方の仮想視点から見下ろした全周囲俯瞰画像を生成する。この図4に示す全周囲俯瞰画像において、画像領域A1がフロントカメラ1の撮像画像を視点変換して生成した俯瞰画像であり、画像領域A2がリアカメラ2の撮像画像を視点変換して生成した俯瞰画像であり、画像領域A3が右サイドカメラ3の撮像画像を視点変換して生成した俯瞰画像であり、画像領域A4が左サイドカメラ4の撮像画像を視点変換して生成した俯瞰画像である。また、画像中央の車両形状の画像は自車位置を表す仮想自車画像であり、コンピュータグラフィックスなどで作成された画像を重畳したものである。
目標駐車位置認識部12は、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像上で、自車を駐車させる位置である目標駐車位置を認識する。具体的には、目標駐車位置認識部12は、例えば視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像に対して既知の白線認識の処理を行い、自車周辺に車幅相当の間隔を空けて互いに平行に並ぶ一対の白線が認識された場合に、その一対の白線の間の領域を目標駐車位置として認識する。また、目標駐車位置認識部12は、自車のドライバが操作入力デバイス6を用いて全周囲俯瞰画像上の任意の位置に駐車枠を設定した場合に、そのドライバの操作入力により設定された駐車枠で囲まれる領域を目標駐車位置として認識するようにしてもよい。
予測軌跡算出部13は、目標駐車位置認識部12が認識した目標駐車位置と自車の現在位置との位置関係に基づいて、自車が目標駐車位置に到達するまでの予測軌跡を算出する。具体的には、予測軌跡算出部13は、例えば自車が目標駐車位置に後退走行しながら駐車するものと仮定して、目標駐車位置まで切り返しを行うことなく後退走行で到達できる位置に自車がいるときは、自車の現在位置と目標駐車位置とを結ぶ円弧または直線を予測軌跡として算出する。また、目標位置まで後退走行で到達するには切り返しが必要となる位置に自車がいるときは、自車の現在位置と切り返し位置とを結ぶ円弧または直線と、切り返し位置と目標駐車位置とを結ぶ円弧または直線とを予測軌跡として算出する。
立体物検知部14は、目標駐車位置認識部12が認識した目標駐車位置の近傍に存在する立体物を検知する。具体的には、立体物検知部14は、例えば視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像の中で目標駐車位置認識部12が認識した目標駐車位置の近傍(例えば目標駐車位置を中心とする周囲5m)の画像領域を対象として既知のパターン認識処理を行い、予め記憶しておいた車両形状パターンなどの立体物のパターンと一致若しくは類似するパターンが検出された場合に、目標駐車位置の近傍に立体物が存在することを検知する。また、一般的に俯瞰画像上における立体物は自車の移動に伴って形状が変化することが知られているため、立体物検知部14は、例えば全周囲俯瞰画像の中の目標駐車位置近傍の画像領域内で検知される物体の形状が自車の移動に伴って大きく変化する場合に、目標駐車位置の近傍に立体物が存在することを検知するようにしてもよい。
画像記憶部15は、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像の中の目標駐車位置の画像、特に立体物検知部14が検知した立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込んでいないときの目標駐車位置の画像を記憶する。視点変換部11が生成する全周囲俯瞰画像は、上述したように車載カメラ1〜4から新たな画像が入力されるたびに更新されるが、立体物検知部14が検知した立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込んでいないときの目標駐車位置の画像については、この画像記憶部15に格納されて保持される。
表示制御部16は、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像上に、目標駐車位置認識部12が認識した目標駐車位置を示す駐車枠や、予測軌跡算出部13が算出した予測軌跡を示す軌跡ラインなどを描画してディスプレイ5に表示させる。また、表示制御部16は、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像を、必要に応じて自車のドライバが見易い画像に調整してディスプレイ5に表示させる機能を有しており、特に、本発明に関わる特徴的な機能として、立体物検知部14により目標駐車位置近傍の立体物が検知されたときに、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像上で立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込むかどうかを判定する機能(倒れ込み判定手段)と、全周囲俯瞰画像上で立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込むと判定した場合に、立体物の画像を目標駐車位置に重ならない程度の大きさに圧縮してディスプレイ5に表示させる機能(画像調整手段)とを有している。
以下、図5のような駐車シーンを例に挙げながら、この表示制御部16による画像調整の処理の概要について具体的に説明する。
図5の例は、駐車車両VP1と駐車車両VP2との間の目標駐車位置Sに自車Vを駐車させる場合の例である。自車Vは、目標駐車位置Sに後退走行で駐車できるようにするために、前進しながら図5中の位置A,Bを経由して切り返し位置Cに到達し、そこで方向転換して後退走行しながら目標駐車位置Sに移動する。この図5に示す駐車シーンにおいて、自車Vが位置Aを通過する際に視点変換部11により生成される全周囲俯瞰画像の画像例を図6(a)に、自車Vが位置Bを通過する際に視点変換部11により生成される全周囲俯瞰画像の画像例を図6(b)に、自車Vが位置Cに到達したときに視点変換部11により生成される全周囲俯瞰画像の画像例を図6(c)にそれぞれ示す。なお、図6(a)〜図6(c)の画像例は、いずれも自車位置を中心として生成された全周囲俯瞰画像の目標駐車位置S近傍の一部を示したものである。
上述したように、視点変換部11が生成する全周囲俯瞰画像は、4つの車載カメラ1〜4で撮像された画像をそれぞれ路面を投影面とする俯瞰画像に視点変換し、これら4つの俯瞰画像を繋ぎ合わせることで生成されるため、この全周囲俯瞰画像において高さのある立体物である駐車車両VP1,VP2の画像は、これら駐車車両VP1,VP2を撮像するカメラから離れる方向に倒れ込んだ画像となる。このため、カメラによる駐車車両VP1,VP2の撮像方向の延長線上に目標駐車位置Sがあると、全周囲俯瞰画像上では、駐車車両VP1,VP2の画像が目標駐車位置S側に倒れ込んだ画像となる。
ここで、自車Vが位置Aを通過する際には、駐車車両VP1はフロントカメラ1(または左サイドカメラ4)で撮像され、駐車車両VP2はリアカメラ2(または左サイドカメラ4)で撮像されるが、これらのカメラによる駐車車両VP1,VP2の撮像方向の延長線上に目標駐車位置Sは存在しないので、図6(a)に示すように、視点変換部11が生成する全周囲俯瞰画像上において、駐車車両VP1,VP2の画像の目標駐車位置S側への倒れ込みは発生しない。
一方、自車Vが位置Bを通過する際には、駐車車両VP1は左サイドカメラ4で撮像され、この左サイドカメラ4による駐車車両VP1の撮像方向の延長線上に目標駐車位置Sが存在するため、図6(b)に示すように、駐車車両VP1の画像が目標駐車位置S側へと倒れ込むことになる。また、自車Vが位置Cに到達したときは、駐車車両VP1はリアカメラ2で撮像され、このリアカメラ2による駐車車両VP1の撮像方向の延長線上に目標駐車位置Sが存在するため、図6(c)に示すように、駐車車両VP1の画像が目標駐車位置S側へと倒れ込むことになる。
したがって、図5に示した駐車シーンにおいて、視点変換部11が生成する全周囲俯瞰画像をそのままディスプレイ5に表示したのでは、自車Vが位置Bを通過する場合や位置Cに到達したときなど、自車Vの位置によっては駐車車両VP1の画像の倒れ込みによって目標駐車位置Sが遮蔽されてしまい、自車Vのドライバがディスプレイ5に表示された全周囲俯瞰画像上で目標駐車位置Sを認識しづらくなる。そこで、本実施形態の駐車支援装置においては、画像処理装置10の表示制御部16が、自車Vの位置と目標駐車位置Sおよび立体物(例えば駐車車両VP1)の位置との関係に基づいて、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像上で立体物検知部14が検知した立体物(例えば駐車車両VP1)が目標駐車位置S側に倒れ込むかどうかを判定する。そして、立体物(例えば駐車車両VP1)が目標駐車位置S側に倒れ込むと判定した場合に、立体物(例えば駐車車両VP1)の画像を目標駐車位置Sに重ならない程度の大きさに圧縮してディスプレイ5に表示させるようにすることで、目標駐車位置の近傍に立体物がある場合でも、自車の位置に関わらず常に目標駐車位置を的確に認識できる全周囲俯瞰画像をディスプレイ5に表示できるようにしている。
図7は、図5に示した駐車シーンにおいて自車Vが位置Bを通過する際に、画像処理装置10の表示制御部16が、立体物である駐車車両VP1の画像を圧縮してディスプレイ5に表示させる手法の具体的な一例を説明する図である。ここで、圧縮とは、画像データを実質的な性質を保ったまま、データ量を減らした(データを間引いた)別のデータに変換することをいう。
図7(a)に示すように、全周囲俯瞰画像上において、駐車車両VP1の目標駐車位置Sから離間した側の画像端縁に沿った方向をX軸とし、これと直交する方向をY軸とする。画像処理装置10の表示制御部16は、この全周囲俯瞰画像のX軸方向における各点において、駐車車両VP1の画像のY軸方向に沿った長さDと、駐車車両VP1の目標駐車位置Sから離間した側の画像端縁から目標駐車位置Sまでの距離D’とをそれぞれ測定する。そして、駐車車両VP1の画像の圧縮率αを、α=D’/Dにより計算し、この圧縮率αにて駐車車両VP1の画像を圧縮する。これにより、図7(b)に示すように、駐車車両VP1の画像が目標駐車位置Sに重ならない大きさに圧縮されてディスプレイ5に表示されることになる。
なお、圧縮率αは、X軸方向における各点において計算されるが、その中で最大値となる値を用いて駐車車両VP1の画像を圧縮するようにしてもよいし、X軸方向における各点において異なる圧縮率で駐車車両VP1の画像を圧縮するようにしてもよい。また、駐車車両VP1の画像の圧縮は、駐車車両VP1の画像が駐車目標位置Sに重ならない大きさに圧縮することを前提とするが、駐車目標位置Sを全周囲画像に対する白線認識処理により認識している場合には、目標駐車位置Sの目安となる白線も含めてこの白線に重ならない大きさに駐車車両VP1の画像を圧縮するようにしてもよい。
以上のように、駐車車両VP1の画像を目標駐車位置Sに重ならない大きさに圧縮した場合、全周囲俯瞰画像上の目標駐車位置Sには、駐車車両VP1の画像の倒れ込みが生じていた部分に画像の欠落が生じることになる。そこで、表示制御部16は、この画像圧縮により生じる全周囲俯瞰画像上の画像欠落部分を、過去の目標駐車位置Sの画像を用いて補完することで、画像としての違和感を緩和させるようにしている。すなわち、画像処理装置10には画像記憶部15が設けられており、この画像記憶部15に、立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込んでいないときの目標駐車位置の画像が記憶されている。表示制御部16は、この画像記憶部15に記憶されている目標駐車位置の画像を用いて、画像圧縮により生じる全周囲俯瞰画像上の画像欠落部分を補完して、全周囲俯瞰画像を違和感のない画像に調整した上でディスプレイ5に表示させるようにしている。
ところで、以上の説明では、全周囲俯瞰画像上における駐車車両VP1の画像の大きさを測定して当該駐車車両VP1の画像の圧縮率αを求めるようにしているが、本実施形態の駐車支援装置では、上述したように、画像処理装置10の予測軌跡算出部13により自車が目標駐車位置に到達するまでの予測軌跡を算出しているので、この予測軌跡上の各位置における立体物の画像の目標駐車位置側への倒れ込み度合いを事前に推定することが可能である。したがって、この推定結果を用いて、予測軌跡上の各位置における立体物の画像の圧縮率を事前に求めておくようにすれば、自車の移動に合わせて立体物の画像の圧縮率を適切に変化させながら、最適な画像の圧縮を簡便に行うことができる。
図8は、自車の予測軌跡として図5に示した自車Vの移動軌跡、つまり前進しながら図5中の位置A,Bを経由して切り返し位置Cに到達し、そこで方向転換して後退走行しながら目標駐車位置Sに移動する移動軌跡が算出された場合に、予測経路上の各位置における駐車車両VP1の画像の倒れ込み度合いを事前に推定して、駐車車両VP1の画像の圧縮率を自車Vの移動に合わせて変化させる手法を説明する図である。
画像処理装置10の表示制御部16は、まず、図8(a)に示すように、駐車車両VP1の画像が目標駐車位置S側へ倒れ込んでいない全周囲俯瞰画像(ここでは、自車Vが図5に示した位置Aを通過する際の全周囲俯瞰画像)を用いて、駐車車両VP1の画像の目標駐車位置S側における側面の4隅の特徴点p1〜p4を検出する。この駐車車両VP1の画像の特徴点p1〜p4は、例えば、全周囲俯瞰画像に対して既知のエッジ検出処理や車両形状の推定などを行うことで検出可能である。なお、これら特徴点p1〜p4のうちの特徴点p2と特徴点p3は、駐車車両VP1の形状を直方体形状で近似して路面上の物体と捉えたときの路面に対する接地点であるが、これら特徴点p2および特徴点p3は、例えば以下のように検出すればよい。すなわち、エッジ検出により特定した車両フロア面の前後両端を特徴点p2’および特徴点p3’とし、特徴点p1と特徴点p2’を通る直線が路面と交わる点を特徴点p2、特徴点p4と特徴点p3’を通る直線が路面と交わる点を特徴点p3とすることで、路面上の接地点である特徴点p2および特徴点p3を検出できる。
以上のように、駐車車両VP1の画像の特徴点p1〜p4のうちの特徴点p2と特徴点p3は路面上の接地点であるため、自車Vの位置が変化したとしても、これら特徴点p2および特徴点p3の全周囲俯瞰画像上における位置は変化しない。一方、特徴点p1および特徴点p4は駐車車両VP1の高さ方向における上端点であるため、これら特徴点p1および特徴点p4の全周囲俯瞰画像上における位置は自車Vの位置に応じて変化することになるが、この全周囲俯瞰画像上における特徴点p1および特徴点p4の位置は、特徴点p2および特徴点p3と自車Vとの位置関係から推定できる。そして、駐車車両VP1の画像の特徴点p1および特徴点p4の位置が分かれば、図8(b)に示すように、駐車車両VP1の画像のY軸方向に沿った長さDを求めることができ、駐車車両VP1の画像を目標駐車位置Sに重ならない大きさに圧縮するための圧縮率α(α=D’/D)を、自車Vの予測軌跡上の各位置ごとに事前に求めることができる。
したがって、自車の予測軌跡として図5に示した自車Vの移動軌跡が算出された場合、例えば、自車Vが位置Bを通過する際の駐車車両VP1の画像の圧縮率α1と、自車Vが位置Cに到達したときの駐車車両VP1の画像の圧縮率α2とを事前に求め、位置Bと位置Cとの間の自車Vの移動量をもとに、圧縮率α1と圧縮率α2の変化を図8(c)に示すように線形変換し、自車Vの移動量と駐車車両VP1の画像の圧縮率αの変化の関係を求めるようにしておけば、自車Vの移動に合わせて駐車車両VP1の画像の圧縮率を適切に変化させながら、最適な画像の圧縮を簡便に行うことができる。また、このように自車Vの移動量に合わせて線形に変化する圧縮率で駐車車両VP1の画像を圧縮するようにすれば、ディスプレイ5に表示される全周囲俯瞰画像上の駐車車両VP1の画像の変化を滑らかにすることができる。なお、ここでは自車の移動量に合わせて駐車車両VP1(立体物)の画像の圧縮率αを線形に変化させる例を説明しているが、勿論、自車の移動量に対して非線形に変化する圧縮率αを求めて、自車の移動に合わせて立体物の画像を非線形に変化する圧縮率で圧縮するようにしてもよい。
また、全周囲俯瞰画像上において高さのある立体物の画像は、上述したように当該立体物を撮像するカメラから離れる方向に倒れ込むため、自車の予測経路上において、立体物の画像の目標駐車位置側への倒れ込みが始まる位置は、目標駐車位置と、立体物の位置と、当該立体物を撮像するカメラの位置との位置関係から特定することができる。例えば、図5に示した自車Vの移動軌跡が予測軌跡として算出されている場合、図9(a)に示すように、目標駐車位置Sの駐車車両VP1側における外周縁の一部と、駐車車両VP1の目標駐車位置S側における外周縁の一部と、自車Vに搭載されたカメラ(ここでは左サイドカメラ4)の位置とが、路面に対して垂直な方向に見下ろしたときに直線上に並ぶ予測軌跡上の位置を、立体物である駐車車両VP1の画像の目標駐車位置S側への倒れ込みが始まる倒れ込み開始位置として特定することができる。
また、立体物の目標駐車位置側への倒れ込み量は、自車が予測経路上で立体物および目標駐車位置から最も離れた位置(図5に示した自車Vの移動軌跡上では位置C)に到達したときに最大となるので、自車の予測軌跡上において立体物の目標駐車位置側への倒れ込み量が最大となる倒れ込み最大位置およびその位置での倒れ込み量についても、事前に特定することができる。
したがって、このような自車の予測経路上における倒れ込み開始位置と倒れ込み最大位置および倒れ込み量を事前に特定し、図9(b)に示すように、倒れ込み開始位置から倒れ込み最大位置までの間で線形に変化する立体物の画像の圧縮率を事前に求めておけば、倒れ込み開始位置と倒れ込み最大位置との間における自車の移動に合わせて、線形に変化する圧縮率で立体物の画像を適切に圧縮することができ、ディスプレイ5に表示される全周囲俯瞰画像上の立体物の画像の変化をより滑らかにすることができる。
ところで、視点変換部11が生成する全周囲俯瞰画像は、上述したように4つの車載カメラ1〜4の撮像画像を視点変換して得られる4つの俯瞰画像A1〜A4を繋ぎ合わせた画像であるため、目標駐車位置の近傍に存在する立体物を撮像している車載カメラが自車の移動に伴って切り替わる場合がある。例えば、目標駐車スペースSの近傍に立体物である駐車車両VP1が存在する場合、自車が図10(a)に示す位置を通過しているときは駐車車両VP1の位置が左サイドカメラ4の撮像範囲となり、全周囲俯瞰画像上における駐車車両VP1の画像は、左サイドカメラ4の撮像画像を視点変換して得られる画像である。一方、自車が図10(b)に示す位置まで移動すると、駐車車両VP1の位置はリアカメラ2の撮像範囲となり、全周囲俯瞰画像上における駐車車両VP1の画像は、リアカメラ2の撮像画像を視点変換して得られる画像となる。
このように目標駐車位置近傍の立体物を撮像する車載カメラが自車の移動に伴って切り替わる場合には、全周囲俯瞰画像上における立体物の画像の目標駐車位置側への倒れ込みの度合いが当該立体物を撮像する車載カメラごとに変化することになる。したがって、自車が予測軌跡に沿って移動する過程において目標駐車位置近傍の立体物を撮像する車載カメラが切り替わることが想定される場合には、図9(b)に示したような自車の移動量と立体物の画像の圧縮率との関係を、立体物の画像を撮像する車載カメラごとに求めておくことが望ましい。
例えば、図10に示した例のように、目標駐車スペースSの近傍に存在する立体物である駐車車両VP1を撮像する車載カメラが、自車の予測軌跡に沿った移動に伴って左サイドカメラ4からリアカメラ2に切り替わる場合には、図11に示すように、自車の予測軌跡上において、左サイドカメラ4で駐車車両VP1を撮像する区間と、リアカメラ2で駐車車両VP1を撮像する区間とを特定する。そして、左サイドカメラ4で駐車車両VP1を撮像する区間においては、駐車車両VP1を左サイドカメラ4で撮像する際の倒れ込み開始位置を上述した手法により特定するとともに、駐車車両VP1が左サイドカメラ4の撮像範囲から外れる境界位置を倒れ込み最大位置とし、これら倒れ込み開始位置から倒れ込み最大位置までの間で線形に変化する立体物の画像の圧縮率を求める。また、リアカメラ2で駐車車両VP1を撮像する区間においては、駐車車両VP1をリアカメラ2で撮像する際の倒れ込み開始位置と倒れ込み最大位置とを上述した手法により特定して、これら倒れ込み開始位置から倒れ込み最大位置までの間で線形に変化する立体物の画像の圧縮率を求める。
このように、自車が予測軌跡に沿って移動する過程において目標駐車位置近傍の立体物を撮像する車載カメラが切り替わることが想定される場合には、図11に示したように、自車の移動量と立体物の画像の圧縮率との関係を当該立体物を撮像する車載カメラごとに求めておくことで、立体物を撮像する車載カメラが切り替わっても、当該立体物の画像を自車の移動量に合わせて適切に圧縮することができ、立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込まない見易い全周囲俯瞰画像をディスプレイ5に表示することができる。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の駐車支援装置によれば、表示制御部16が、視点変換部11が生成した全周囲俯瞰画像上で立体物検知部14が検知した立体物の画像が目標駐車位置側に倒れ込むかどうかを判定し、倒れ込む場合には、当該立体物の画像を目標駐車位置に重ならない程度の大きさに圧縮してディスプレイ5に表示させるようにしているので、目標駐車位置の近傍に立体物がある場合でも、自車の位置に関わらず常に目標駐車位置を的確に認識できる画像をディスプレイ5に表示することができ、自車の駐車動作を適切に支援することができる。
また、本実施形態の駐車支援装置によれば、表示制御部16が、全周囲俯瞰画像上において立体物の画像を圧縮したことで生じる画像欠落部分を、画像記憶部15に記憶させておいた過去の画像で補完するようにしているので、違和感のない全周囲俯瞰画像をディスプレイ5に表示することができる。
また、本実施形態の駐車支援装置によれば、表示制御部16が、自車が目標駐車位置に移動するまでの予測軌跡上の各位置における立体物の画像の倒れ込み度合いを事前に推定し、その推定結果に基づいて、立体物の画像の圧縮率を自車の移動に合わせて変化させることにより、立体物の画像を最適且つ簡便に圧縮して見易い画像をディスプレイ5に表示することができる。
また、本実施形態の駐車支援装置によれば、表示制御部16が、自車の予測経路上において立体物の画像の目標駐車位置側への倒れ込みが始まる倒れ込み開始位置と、倒れ込み量が最大となる倒れ込み最大位置とを特定し、この倒れ込み開始位置と倒れ込み最大位置との間における自車の移動に伴って立体物の画像の圧縮率を線形に変化させることにより、ディスプレイ5に表示される全周囲俯瞰画像上の立体物の画像の変化をより滑らかにすることができる。
また、本実施形態の駐車支援装置によれば、立体物の画像を撮像する車載カメラが自車の移動に伴って切り替わる場合に、表示制御部16が、全周囲俯瞰画像上における立体物の画像の圧縮率を、当該立体物の画像を撮像する車載カメラごとに変化させることにより、立体物を撮像する車載カメラが切り替わっても、当該立体物の画像を自車の移動量に合わせて適切に圧縮することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲が以上の実施形態で説明した内容に限定されることを意図するものではない。つまり、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、この開示から容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
例えば、以上説明した実施形態は、4つの車載カメラ1〜4の撮像画像を視点変換して得られる俯瞰画像を繋ぎ合わせて生成した全周囲俯瞰画像をディスプレイ5に表示させる機能を持った駐車支援装置への適用例であるが、本発明は、単一の車載カメラで車両周辺の所定方向の画像を撮像し、その画像を視点変換することで俯瞰画像を生成して表示するものなど、車載カメラの撮像画像を俯瞰画像に視点変換して表示する機能を持つ駐車支援装置であれば、いずれのものにも適用可能である。
本発明を適用した駐車支援装置の概略構成を示すブロック図である。 4つの車載カメラの設置位置を説明する模式図である。 画像処理装置内部の機能的な構成を示すブロック図である。 画像処理装置の視点変換部で生成される全周囲俯瞰画像の概要を示す図である。 駐車シーンの一例を示す模式図である。 図5に示す駐車シーンにおいて、画像処理装置の視点変換部で生成される全周囲俯瞰画像の画像例を示す図である。 立体物の画像を圧縮してディスプレイに表示させる手法の具体的な一例を説明する図である。 予測経路上の各位置における立体物の画像の倒れ込み度合いを事前に推定して、立体物の画像の圧縮率を自車の移動に合わせて変化させる手法の一例を説明する図である。 予測経路上の各位置における立体物の画像の倒れ込み度合いを事前に推定して、立体物の画像の圧縮率を自車の移動に合わせて変化させる手法の他の例を説明する図である。 目標駐車位置近傍の立体物を撮像する車載カメラが自車の移動に伴って切り替わる例を説明する図である。 自車の移動量と目標駐車位置近傍の立体物の圧縮率との関係を示す図であり、立体物の画像を撮像する車載カメラが自車の移動に伴って切り替わる場合に、当該立体物の画像の圧縮率を車載カメラごとに求めた例を示す図である。
符号の説明
1 フロントカメラ(車載カメラ)
2 リアカメラ(車載カメラ)
3 右サイドカメラ(車載カメラ)
4 左サイドカメラ(車載カメラ)
5 ディスプレイ
6 操作入力デバイス
10 画像処理装置
11 視点変換部
12 目標駐車位置認識部
13 予測軌跡算出部
14 立体物検知部
15 画像記憶部
16 表示制御部

Claims (9)

  1. 自車に搭載されて自車周辺の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した画像に対して視点変換処理を行って俯瞰画像を生成する視点変換手段と、
    前記視点変換手段が生成した俯瞰画像を表示する表示手段と、
    前記視点変換手段が生成した俯瞰画像上で、自車を駐車させる位置である目標駐車位置を認識する目標駐車位置認識手段と、
    前記目標駐車位置の近傍に存在する立体物を検知する立体物検知手段と、
    自車の位置と前記目標駐車位置及び前記立体物の位置との関係に基づいて、前記視点変換手段が生成した俯瞰画像上で、前記立体物の画像が前記目標駐車位置側に倒れ込むか否かを判定する倒れ込み判定手段と、
    前記倒れ込み判定手段により前記立体物の画像が前記目標駐車位置側に倒れ込むと判定されたときに、前記俯瞰画像上における立体物の画像を圧縮する画像調整手段と、を備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 自車が前記目標駐車位置に到達するまでの予測軌跡を算出する予測軌跡算出手段をさらに備え、
    前記倒れ込み判定手段は、前記予測軌跡算出手段が算出した予測軌跡上の各位置における前記立体物の画像の前記目標駐車位置側への倒れ込み度合いを推定し、
    前記画像調整手段は、前記倒れ込み判定手段による倒れ込み度合いの推定結果に基づいて、前記立体物の画像の圧縮率を自車の移動に合わせて変化させることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記倒れ込み判定手段は、前記予測軌跡算出手段が算出した予測軌跡上において、前記立体物の画像の前記目標駐車位置側への倒れ込みが始まる倒れ込み開始位置と、前記立体物の画像の前記目標駐車位置側への倒れ込み量が最大となる倒れ込み最大位置とを特定し、
    前記画像調整手段は、前記倒れ込み判定手段により特定された倒れ込み開始位置と倒れ込み最大位置との間における車両の移動に伴い、前記立体物の画像の圧縮率を線形に変化させることを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記立体物の画像が前記目標駐車位置側に倒れ込んでいないときの前記目標駐車位置の画像を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記画像調整手段は、前記立体物の画像を圧縮することによって生じる前記俯瞰画像上の画像欠落部分を、前記記憶手段が記憶する画像で補完することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
  5. 前記目標駐車位置認識手段は、前記視点変換手段が生成した俯瞰画像に対する白線認識処理により前記目標駐車位置を認識することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
  6. 前記立体物検知手段は、前記視点変換手段が生成した俯瞰画像に対してパターン認識処理を行って前記目標駐車位置の近傍に存在する立体物を検知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記撮像手段は、車両周辺の異なる領域の画像を各々撮像する複数の撮像手段からなり、
    前記視点変換手段は、前記複数の撮像手段が撮像した画像に対してそれぞれ視点変換処理を行って複数の俯瞰画像を生成するとともに、これら複数の俯瞰画像を繋ぎ合わせて合成俯瞰画像を生成し、
    前記表示手段は、前記視点変換手段が生成した合成俯瞰画像を表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駐車支援装置。
  8. 前記画像調整手段は、前記立体物検知手段が検知した立体物の画像を撮像する撮像手段が車両の移動に伴って切り替わる場合に、前記視点変換手段が生成した合成俯瞰画像上における前記立体物の画像の圧縮率を、当該立体物の画像を撮像する撮像手段ごとに変化させることを特徴とする請求項7に記載の駐車支援装置。
  9. 自車に搭載された撮像手段で撮像した自車周辺の画像を俯瞰画像に視点変換処理して表示手段に表示する画像表示方法であって、
    前記俯瞰画像上で車両を駐車させる位置である目標駐車位置を認識するとともに、当該目標駐車位置の近傍に存在する立体物を検知し、
    自車の位置と前記目標駐車位置及び前記立体物の位置との関係に基づいて、前記俯瞰画像上で前記立体物の画像が前記目標駐車位置側に倒れ込むか否かを判定し、
    前記立体物の画像が前記目標駐車位置側に倒れ込むと判定したときに、前記俯瞰画像上における立体物の画像を圧縮して前記表示手段に表示させることを特徴とする画像表示方法。
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