JP5134054B2 - 金属蒸気放電ランプおよび照明装置 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る金属蒸気放電ランプは、外管内に配置された保護部材と内管の外面との間に隙間を有する。したがって、外管と保護部材は接触しているが、内管と保護部材は接触しない、若しくは内管への軸規制をしないレベルで当接している状態なので、内管が多少傾いても、保護部材に接触しない範囲であれば、外管と口金との固着の位置は、内管の位置ずれによる影響を受けない。その結果、内管の管軸が口金の軸と一致していない場合でも、外管の管軸と口金の中心軸との傾きを少なくできる。
図1は、本発明の一態様に係る照明装置を示す一部破断側面図である。図1に示すように、本発明の一態様に係る照明装置1は、スポットライト照明装置であって、金属蒸気放電ランプ10と、当該ランプ10が内部に配置された照明器具20とを備える。
図2は金属蒸気放電ランプに収納されている放電管を示す断面図である。
図2に示すように、放電管100は、内部に気密封止された放電空間101を有する本管部102と、当該本管部102から放電管100の管軸(金属蒸気放電ランプ10の長手方向の中心軸であるランプ軸Xと一致している)方向両側に延出するように配置された細管部103,104と、本管部102と細管部103,104との隙間を埋める接合部105,106とからなる外囲器107を有している。
電極108,109は、電極棒110,111と、当該電極棒110,111の先端部(放電空間101内で互いに対向する側の端部)に設けられた電極コイル112,113とを有する。電極108,109の他端部は、細管部103,104内において給電体114,115の一端部と接合されており、給電体114,115は、細管部103,104内に流し込まれたフリットからなるシール材116,117によって封着されている。
保護部材300は、図4にみられるように、円盤型の板状部301を有すると共に、板状部301の外周部302に沿って、等間隔に4つのL字型の爪303〜306が延設されている。なお、図4に示す保護部材300は、板状部301と爪303〜306とを一枚の板材から折り曲げ加工により作製しているが、爪303〜306と板状部301とを別に作製し、これらを板状部301の外周部302に対して溶接もしくはかしめることにより固定させてもよい。保護部材300の材質は弾性を有するものに加え、金属蒸気放電ランプ10の点灯時の発熱に耐えられるよう、200[℃]、好ましくは300[℃]の耐熱性を持つものが望ましい。
例えば保護部材300は、弾性および耐熱性の観点からアルミニウム、ステンレス等の金属で、0.1[mm]〜0.5[mm]の厚みが好ましい。
図5は、図2における外管閉塞部401付近の拡大図であり、外管400、保護部材300、及び内管200との位置関係を示す断面図である。板状部301の外径は外管400の内径よりも小さく、爪303〜306を含む保護部材300の最大外径は、外管400の内径よりも大きい。そのため、保護部材300が外管400に挿入される際、爪303〜306は縮径する一方、弾性による復元力のため、外管400内面に向かって押圧が生じ、その結果、保護部材300は外管400の内面に設置される。
また、保護部材300は、外管400の内側であって、内管200のチップオフ部分201の外側に位置するよう配置される。そのため、放電管100の破裂時に内管200が破損した場合でも、保護部材300は、外管400の破損を防ぎやすくなる。
図5に示すように、保護部材300は、その全部が外管400の閉塞部401の内側であって、内管200の先端部203の外側に位置している。この構成では、内管200の先端部203と保護部材300との間の距離が大きいので、放電管100の破裂時の外管400の破損防止効果もさらに期待できる。なお、保護部材300は、必ずしもその全体が先端部203の外側に位置している必要はなく、一部のみが先端部203の外側に位置している構成であっても良い。
[金属蒸気放電ランプの製造方法]
金属蒸気放電ランプ10の製造方法を以下に説明する。
[変形例]
以上、本発明に係る金属蒸気放電ランプおよび照明装置を実施の形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明に係る金属蒸気放電ランプおよび照明装置は、上記の実施の形態に限定されないことはいうまでもない。
[変形例1]
図7は保護部材310の形状を示す斜視図である。保護部材310は、正八角形型の板状部311に、板状部311の外周部312に沿って、等間隔に4つのL字型の爪313〜316が延設されている。なお、これらの爪313〜316は板状部311とは別に製作されたものを、板状部311の外周部312に対して溶接もしくはかしめることにより固定させてもよい。
この変形例1における保護部材310の板状部311は正八角形型であるが、板状部については円盤型、正八角形型にこだわらず、楕円型や他の多角形型をとることができる。爪313〜316の形、数、それぞれの爪の配置についても制限は無く、任意に選択できる。
また、多角形であることで、板状部と爪とを一枚の板材で形成する場合、爪が板状部の辺上に位置していれば、図4に示す実施例と比べて爪を折り曲げて形成しやすい等の効果がある。
[変形例2]
図8は変形例2に係る外管400、保護部材320、及び内管200との位置関係を示す断面図である。図に示すように、外管400の閉塞部401の最端部より多少開口部402寄りの部位に径方向に対向して内方に突出した突部404、405を形成している。
保護部材320は弾性を有する材料で構成した円盤状とし、弾性変形により前記突部404、405を乗り越えて、外管400の先端部へ嵌め入れることにより、内管200の外面と外管400の内面との間の隙間であり、かつ外管400の内面と接触した状態で配置することができる。このように、突部404、405によって保護部材320を保持する構造でも実施できる。この構成により、接着剤や、保護部材にツメを設けることによる固着をする必要がないため、材料コストの削減やランプ作製時の作業性の向上を図ることができる。
[変形例3]
図9(a)は変形例3に係る外管400、保護部材330、及び内管200との位置関係を示す断面図である。外管400の閉塞部は半球形状である。
図9(b)は保護部材330の形状を示す斜視図である。図にみられるように、保護部材330は半球形状であり、弾性を有する材料で構成する。この半球状の保護部材330を外管400の先端部へ圧入し、弾性による復元力で外管400の内面を押圧して固定するようにしたのが変形例3である。なお、保護部材330は半球状の空間331を有しているので、内管200のチップオフ部分201と保護部材330の頂部までに距離を大きくとることができ、その分、放電管破損時の飛散破片が保護部材330に到達するまでの飛散破片の速度低下が大きく、一層の防爆効果が期待できる。
[変形例4]
図10(a)は、変形例4に係る外管400、保護部材340、および内管200の位置関係を示す断面図である。保護部材340は、図10(b)に示すように複数の金属線341・・・342・・・をメッシュ状に組み合わせたもので、円形の輪郭を有する。この保護部材340を外管400の先端部へ挿入し、接着剤で外管400の内壁に固定している。
[変形例5]
保護部材としては、図11に示す保護部材350のように、外管400の頂部に接着剤407で接着した構成としても良い。
なお、図11では、外管の先端部が平面形状となっているが、保護部材を同様に平面形状にした場合、接触面積を確保し易いため接着剤での固着作業性の向上を図ることができる。但し、外管の先端部の形状は、平坦形状に限定されず、例えば半球形状のものでも良い。
[変形例6]
保護部材の形状は、図12に示す保護部材360のように十文字形状としても良い。
[変形例7]
内管200は、図13に示すように、口金500内に設けたホルダ12で封止部202を保持することにより口金500に固定されていても良い。ホルダ12には封止部202の形状にあわせた差込口(不図示)が設けられており、その差込口に封止部202の先端を差し込むことによって、封止部202は口金500に固定される。
[変形例8]
内管200の封止部202は、図14に示すように、当該封止部202と外管400との間に配置された鍔状部材13によっても支持された状態で口金500に固定されていても良い。鍔状部材13は、外管400の開口部402側から接着剤11を流し込んだ場合、接着剤11が放電管100側に流れるのを防止するための部材であって、封止部202に外嵌されている。鍔状部材13の略中央には、封止部202の形状に合わせた孔部13aが形成されている。孔部13aの形状は、封止部202をランプ軸Xと直交する面で切断したときの横断面の形状と略同一であって、鍔状部材13は孔部13a内に圧入されている。また、鍔状部材13の外周面は外管400の内面と接触している。鍔状部材13と封止部202との間、および、鍔状部材13と外管400との間には隙間がほとんどなく、隙間から接着剤11が漏れないようになっている。
[変形例9]
内管200の封止部202は、図15に示すように、接着剤を用いず、鍔状部材13によって内管200が支持された状態で、口金500に固定されていても良い。さらに、口金500内に設けられたクリップ(図示せず。)等の弾性のある金属部材によって内管200が支持された状態で口金500に固定されていても良い。これらの場合、内管200と外管400との間、または内管200と口金500との間の接着工程を省くことができる。
[その他]
本発明の保護部材は、保護部材と内管の外面との間に隙間を設けた状態で、外管に配置されている。そのため、実施例及び変形例以外にも、外管の閉塞部側から保護部材を管軸方向に見たとき、保護部材が内管先端部を覆うように形成できる。この形状を採用すると、放電管破損により内管が破損し、内管の一部分が飛散した場合でも、その破片は保護部材で留まる。その結果、外管先端部の破損を防止することができる。
10 金属蒸気放電ランプ
100 放電管
200 内管
203 先端部
300 保護部材
400 外管
401 閉塞部
402 開口部
500 口金
Claims (8)
- 一端に開口部を有し他端に閉塞部を有する外管と、
前記外管の開口部に取り付けられた口金と、
前記外管内に配置され、一端に形成された封止部が前記口金と固定された状態で、他端である先端部が前記閉塞部側に位置するように取り付けられている内管と、
前記内管内に収納された放電管と、
少なくとも一部が前記外管の内側かつ前記内管の先端部の外側に位置し、前記内管の外面との間に隙間を設け前記外管の内面と接触した状態で配置された保護部材と、
を備えることを特徴とする金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、その全部が前記外管の内側かつ前記内管の先端部の外側に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、少なくとも一部が弾性を有し、当該一部を弾性変形させた状態で前記外管内に配置され、前記一部による押圧力により前記外管の内面に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、接着剤により前記外管の内面に固着されている
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、その一部を前記外管の内側に設けられた係合部と係合させることにより前記外管の内面に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、前記外管の閉塞部側から管軸方向に見たとき、内管先端部を覆うように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、200[℃]の耐熱性のある材料で構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。 - 前記保護部材は、弾性を有する材料で構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。
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