JP5130146B2 - 両開扉の子扉の係止解除装置 - Google Patents
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Description
(2)請求項2及び請求項3に記載の発明は、第1ケース及び第2ケースにそれぞれ組み込む部材を少なくすることができるので、組み合わせ作業の効率化を図ることができる。各構成部材を合理的に扉の内部に配設したので、上下の各部材がスムースにかつ安定的作動する。
(3)請求項4に記載の発明は、第1ケース用とは別個の受け具用切欠を扉の自由端部の端面に形成する必要がないので、扉の自由端部の加工を必要最低限に抑えることができる。
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図で、細部的事項は省略してある。図1に於いて、1は戸枠の上枠(下枠でも良い)、この上枠1には子扉に設けたラッチ係止片用の係入穴(係止具でも良い)2が形成されている。3は親扉で、この親扉3の自由端部3aの中央部には錠前4が内設されている。錠前4は、フロントを基準にして出没するラッチ又はデッドボルト5を備えている。また、親扉3は錠前4を基準にして、その上端部側の自由端部3aには、押圧子6aを含む押圧金具6が取付けられている。前記押圧子6aは、望ましくは、図示しない押しバネのバネ力により、前記自由端部3aの端面から若干突出している。
図2は、本実施例に用いられるプッシュ・プル式の操作部材17の一例である。なお、説明の便宜上、操作部材17の一端部(例えば上端部)を台座aと共に示す。台座aは子扉10の一側面(例えば外壁面)に複数本の固着具bを介して固定されている。台座a内には支持枠状のガイド枠cが固定され、該ガイド枠cには上端部側に弧状の案内長孔が形成されている。
図3は、実施化レベルの子扉の係止解除装置を示す。図1を参照にして説明したように、第1ケース11内には第1作動部材16と、これに接続状態で連係する連結手段30が組み込まれている。本実施例では、前記第1作動部材16は、操作部材の押圧レバー18と係合する垂直のスライダー19と、このスライダー19に他端部側が連結されていると共に、中央部或は中央部よりの部位に設けられた横軸20に軸支され、かつバネ部材22のバネ力に抗して所定量回転する水平状態の回動片21とから成る。図4は図3の4−4線断面説明図である。この図4から明らかなように、スライダー19の下端部と水平状態の回動片21の他端部側とは連結軸23を介して連結され、該連結軸23は第1ケース11に形成した不番の垂直案内長孔内を上下方向に移動する。図3で示すように、前記バネ部材22は、その中央部は横軸20に巻装され、一端部は第1ケース11内に設けたバネ支持片24に支持され、一方、他端部は前記連結軸23に圧接している。スライダー19の形状は設計変更可能な任意事項であるが、例えば下端部に連設する上端部には、第1ケース11に形成した押圧レバー18用の窓15と符合すると共に、前記押圧レバー18が入り込む矩形状の嵌合孔25が形成されている。また、スライダー19の上端部の水平板部分の先端には、第1ケース11のケース蓋に形成した窓(案内窓)15に係合する係合突起26が設けられている。なお、スライダー19の下端部及び上端部には、それぞれケース蓋に対して直交する補強片部分が設けられている。
第2ケース40内の構成部材は、図1を参照にして述べたので、ここでは、ラッチ枠、反転ラッチ41及びラッチ係止片45に関して簡単に付言する。まず、第2ケース40前板を含むフロント40aの内側にはラッチ枠46が固定されている。図3を基準にすると、ラッチ枠46の左右に位置する垂直対向壁には、ラッチ係止片(ロッキングピース)45の先端部を受け入れる切欠状の開口が形成されている。また、垂直対向壁に直交する水平壁の内面には、ラッチバネ43用のバネ端支持部が突出形成されている。
前述したように、連動杆50は棒状に形成され、ラッチ係止片45の係合腕45aと係合する外端部は第2ケース内40に入り込み、一方、第1ケース11内の連結手段30と連結する内端部は該第1ケース11の内に入り込んでいる。図3及び図8で示すように、本実施例では、その上端部50aは非円形(例えば端面トラック形状)であり、前板を含むフロント40aに固定された上部の垂直案内筒42に嵌挿されている。また、連動杆50の上端部寄りの部位には、ラッチ係止片45の係合腕45aと係合する係合ピン51aを含む係合手段51が設けられている(図9参照)。
上記構成に於いて、親扉3を開いた後に、閉止状態にある子扉10の操作部材17を手前に引く(本実施例)或は向こう側に押すというような簡単な操作をすると、第2ケース40内の反転ラッチ41は、第1ケース11内の第1作動部材16、連結手段30及び第1ケース11から第2ケース40に亘って配設された棒状の連動杆50を介して、ラッチ係止片45から係止が解かれる。したがって、子扉10を素早く開くことができる。
Claims (4)
- 子扉の自由端部に設けられていると共に、プッシュ・プル式の操作部材に対する第1ケースの中に該操作部材の操作力によって所定量位置変位する第1作動部材を組み込み、また、前記第1作動部材に連結する連結手段を前記第1ケースの中に垂直状態に設け、一方、戸枠の上枠又は下枠に対する第2ケースの中に反転ラッチと係脱するラッチ係止片を軸支し、このラッチ係止片と係合する外端部は前記第2ケース内に入り込み、一方、前記連結手段と連結する内端部は前記第1ケースの内に入り込んだ棒状の連動杆を前記子扉に垂直状態に配設し、前記子扉の閉止位置に於いて、前記操作部材をプッシュ又はプルすると、前記第1作動部材、前記連結手段及び前記連動杆を介して、前記ラッチ係止片の係止状態が解除される両開扉の子扉の係止解除装置。
- 請求項1に於いて、連結手段は、第1ケース内に固定された垂直案内筒と、この垂直案内筒に案内されると共に、連動杆の内端部のオネジと螺合するメネジを有し、かつ可動軸を介して前記第1作動部材の他端部に連結された接続片であることを特徴とする両開扉の子扉の係止解除装置
- 請求項1に於いて、第1作動部材は、操作部材の押圧レバーと係合するスライダーと、このスライダーに他端部側が連結されていると共に、中央部或は中央部よりの部位に設けられた横軸に軸支され、かつバネ部材のバネ力に抗して所定量回転する回動片とから成ることを特徴とする両開扉の子扉の係止解除装置。
- 請求項1に於いて、第1ケースには、親扉の自由端部に設けた錠前のラッチ又はデッドボルトに係合する受け具が一体的に設けられていることを特徴とする両開扉の子扉の係止解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008200570A JP5130146B2 (ja) | 2008-08-04 | 2008-08-04 | 両開扉の子扉の係止解除装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008200570A JP5130146B2 (ja) | 2008-08-04 | 2008-08-04 | 両開扉の子扉の係止解除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010037779A JP2010037779A (ja) | 2010-02-18 |
JP5130146B2 true JP5130146B2 (ja) | 2013-01-30 |
Family
ID=42010611
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5130146B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101468950B1 (ko) * | 2013-09-03 | 2014-12-04 | 최윤묵 | 무전원 반자동 미닫이의 도어 레버록 장치 |
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2008
- 2008-08-04 JP JP2008200570A patent/JP5130146B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101468950B1 (ko) * | 2013-09-03 | 2014-12-04 | 최윤묵 | 무전원 반자동 미닫이의 도어 레버록 장치 |
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JP2010037779A (ja) | 2010-02-18 |
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