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JP5127269B2 - 無線通信装置、無線通信方法、当該無線通信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、当該無線通信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法、当該無線通信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに関する。
IEEE802.11規格として標準化された無線LAN方式は、IEEE802.11b、IEEE802.11gなどの登場により高速化が進み、現在では100Mbpsを超えるIEEE802.11nの標準化が進められている。
IEEE802.11nでは、大容量のデータ伝送を実現する手段として、MIMO(Multi−Input Multi−Output)伝送方式の採用が検討されている。
このMIMO伝送方式は、送信側と受信側双方で複数のアンテナ素子を具備し、空間分割多重によって複数の論理的な空間ストリーム(固有パス)を形成することにより、伝送容量を拡大し、通信速度の向上を達成する技術である。
MIMO伝送の構成方法としては様々な方式が存在しているが、その中の1つとして、伝達関数の特異値分解(SVD;Singular Value Decomposition)を利用したSVD−MIMO方式が知られている。
図3は、SVD−MIMO伝送方式の概念を示した図である。
301は、送信側アンテナ数がM、受信側アンテナ数がNの場合の伝送路を示したものである。この場合、チャネル特性はN×Mの数値行列(以下、チャネル応答行列)で表される。チャネル応答行列の要素anmは、m番目の送信アンテナからn番目の受信アンテナへの伝達関数である。
302は、上記301のチャネル応答行列を特異値分解(SVD)することにより求めた等価回路を表現した図である。
は送信側アンテナの固有ベクトル、Eは受信側アンテナの固有ベクトル、
Figure 0005127269
は仮想的な伝送路(固有パス、空間ストリーム)を示している。予め送信側および受信側において固有ベクトルE とEを設定することにより、送信側から受信側に対してM個の信号を干渉なく伝送することが可能となる。なお、固有パスの振幅利得は
Figure 0005127269
であり、固有パスの大きさによって伝送容量のサイズが異なる。
SVD−MIMO伝送方式を用いた無線伝送を行うには、予め送信側および受信側において固有ベクトルE とEを設定する必要がある。
送信側および受信側において固有ベクトルE とEを求めるためには、対向する送信側と受信側でキャリブレーション処理を実行する必要がある。キャリブレーション処理の方法及び手順について、数々の提案がされている(特許文献1〜3)。
特開2005−142715号公報 特開2005−160030号公報 特開2006−33658号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3においては、キャリブレーション処理そのものの手順や方法については記載されているものの、キャリブレーション処理を実行するタイミングについては考慮されていなかった。
本発明は、それぞれ複数のアンテナを有する無線通信装置間で空間多重により形成される複数の伝送路を用いてデータ通信を行う場合に、前記複数の伝送路を形成するためのキャリブレーション処理を適切なタイミングで実行することを目的とする。
本発明は、複数のアンテナを有する第1の無線通信装置が、複数のアンテナを有する第2の無線通信装置との間で、空間多重により形成される複数の伝送路を用いてデータ通信を行う無線通信方法であって、第3の無線通信装置を経由して前記第2の無線通信装置と通信する第1の通信方式から、前記第3の無線通信装置を経由せずに前記第2の無線通信装置と通信する第2の通信方式へ、通信方式を切替える切替工程と、前記切替工程において前記第1の通信方式から前記第2の通信方式へ通信方式を切替えた際に、前記第2の無線通信装置との間で、前記複数の伝送路を形成するためのキャリブレーション処理を実行するキャリブレーション工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、それぞれ複数のアンテナを有する無線通信装置間で空間多重により形成される複数の伝送路を用いてデータ通信を行う場合に、適切なタイミングでキャリブレーションを実行することができる。
以下、図面を用いて本発明に係る実施形態の説明を行う。
図1は、本実施形態における無線通信システムの代表的な構成を示した図である。該無線通信システムは、無線端末(STA;ステーション)と基地局(AP;アクセスポイント)によって構成される。
APとは、STAの通信を制御する制御装置であり、自己の無線サービスエリア内に存在するSTAの管理をしている。APは、STA間の無線通信を中継すること、及び、STAとの間で直接通信を行うことが可能である。
STAとは、APの制御の下で他のSTAと無線通信を行う装置である。
各STA及びAPは、IEEE802.11規格、及びこの拡張規格であるIEEE802.11e、IEE802.11n規格に対応した無線LAN機能を備えているものとする。
また、IEEE802.11nではMIMO伝送方式を用いた無線通信が可能である。前述したように、MIMO伝送方式とは、送信側と受信側双方で複数のアンテナ素子を具備し、空間分割多重によって複数の論理的な空間ストリーム(固有パス)を形成することにより、伝送容量を拡大し、通信速度の向上を達成する技術である。
10は、映像データの送信機能を備えたデジタルビデオカメラ(以下STA1)である。STA1は、APとしての機能に切替わることも可能である。20は、映像データの受信機能を備えたテレビ(以下STA2)である。30はAPであり、STA1及びSTA2との間で論理的な接続関係(Association)を確立することにより、ネットワーク(BSS;Basic Service Set)を形成することができる。
図2は、STA1、2及びAPのブロック構成を示した図である。
201は制御部であり、キャリブレーション処理等の機器全体の動作を制御する。キャリブレーション処理の具体的な方法については、上記特許文献1に記載された方法を用いるものとする。該キャリブレーション処理の方法について簡単に説明する。
まず、一方の機器(受信側とする)は、もう一方の機器(送信側とする)に対して、受信アンテナ本数分のリファレンス信号を送信する。該送信側機器は、リファレンス信号を受信することでチャネル応答行列を取得し、取得したチャネル応答行列に基づいて固有ベクトルE を決定する。そして、該送信側機器は、多重化する信号毎の重みを算出し、該重みを与えたトレーニング信号を受信側機器へ送信する。該トレーニング信号を受信した受信側機器は、該トレーニング信号に基づいて固有ベクトルEを決定する。
なお、上記説明では便宜のため、送信側機器と受信側機器に分けて説明したが、これによりデータの送受信方向が限定されるものではない。後述の各実施例では、キャリブレーション処理の実行開始を判断した機器が、相手機器に対して上記リファレンス信号を送信することにより、キャリブレーション処理が開始される。また、キャリブレ−ション処理の具体的な方法については、上述の方法に限定されるわけでなく、他の方法を用いてもよい。
また制御部201は、キャリブレーション処理結果を履歴情報として記憶部(不図示)に記憶する。該処理結果は、キャリブレーション処理を実行した通信相手のMACアドレス、又はネットワーク識別子(SSID;Service Set Identifier)と関連付けて記憶される。
さらに制御部201はタイマー機能も具備している。制御部201は、タイマーの値を任意に設定可能であり、任意のタイミングでタイマーをスタート/ストップ/リセットすることが可能である。
また制御部201は、MAC処理部202から通知される伝送エラーレートを受信する毎にカウントを行うカウンターも具備している。制御部201は、該カウンターを所定のタイミングでセット/リセットすることが可能である。
また制御部201は、802.11eで規定されるDLS(Direct Link Setup)の起動をMAC処理部202に指示することが可能である。DLSとは、APの管理の下で、STA間の直接通信を行う機能である。DLSの詳細については後述する。
また、上述のように、STA1はAPとしての機能に切替わる機能を具備しており、STA1の制御部201は、MAC処理部202に対してSTA機能とAP機能との切替えを指示することも可能である。
202はMAC処理部であり、IEEE802.11規格に従って、MAC(Medium Access Control)レイヤの処理を行う。
また、MAC処理部202は、符号/復号化処理部203との間でMACフレームを送受信する。映像ストリーム等のデータ部分は、MACフレーム中のフレームボディに格納される。また、無線通信路における各種の情報(キャリブレーション情報、設定情報、アドレス情報、認証情報、シーケンス制御情報等)も該MACフレームの内部に格納される。
またMAC処理部202は、符号/復号化処理部203から送信されるMACフレームを解析することによって、受信信号のエラーレートを測定する機能も有している。MAC処理部202は、所定単位のデータを転送する毎にエラーレートを測定し、その結果を制御部201へ通知する。制御部201は、該通知を受信する毎に上述のカウンターをカウントアップしていくことにより、データ転送がどの程度行われたかを認識することが可能となる。
なお、MAC処理部202は、802.11nで規定されるMACフレームも解析することが可能である。IEEE802.11nではレガシーモード、ミックスモード、グリーンフィールドモードの各MACフレームが規定される予定である。レガシーモードとは、802.11a/gと同じ構造のフレームであり、ミックスモードとは、802.11a/gと互換性を持つフレームである。また、グリーンフィールドモードとは、802.11n同士のみ通信可能なフレームである。ミックスモード、グリーンフィールドモードを用いた場合はMIMO伝送が可能であるが、レガシーモードの場合はMIMO伝送を行うことができない。
またMAC処理部202は、制御部201からDLSの起動指示があれば、該指示に従ってDLSを起動し、同じBSS内の所望のSTAとの間で直接通信路を形成する。
またMAC処理部202は、制御部201からAP機能とSTA機能の切替え指示があれば、該指示に従って機能を切替え、STAあるいはAPとしてMACレイヤのプロトコル処理を実行する。
203は符号/復号化処理部である。データを送信する場合、符号/復号化処理部203は、MAC処理部202から送られてくるMACフレームを固有パス
Figure 0005127269
数のストリームに分割して各アンテナウエイト処理部204a、204b、204cへ送信する。なお、固有パスの数はキャリブレーション処理の実行後に、制御部201から符号/復号化処理部203へ通知される。
データを受信する場合、符号/復号化処理部203は各アンテナウエイト処理部204a、204b、204cから送られてくる固有パス数のストリームからMACフレームを再製し、MAC処理部202へ送信する。
204a、204b、204cはアンテナウエイト処理部である。アンテナウエイト処理部204a、204b、204cは、符号/復号化処理部203から送られてくる複数のストリームの夫々に重み(ウエイト)付け処理を行い、各アンテナへ送信する。
また、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cは、各アンテナが受信した受信信号に重み付け処理を行い、複数のストリームを生成し、符号/復号化処理部203へ送信する。
なお、上記重み付け処理は、送信信号又は受信信号の時間情報と振幅を変化させる処理である。キャリブレーション処理によって算出された固有ベクトルE 、Eに基づいた値が重み(ウエイト)として設定される。
205は操作入力部であり、ユーザによる入力操作を検出し、該検出結果を制御部201へ通知する機能を有する。
操作入力部205は、STA1(デジタルビデオカメラ)の場合は操作ボタンで構成され、STA2(テレビ)の場合は赤外線リモコンの受光部で構成される。
206は通知部であり、制御部201からの指示に従ってユーザに対して各種通知を行う。通知部206は、モニター、スピーカー等により構成される。
以下の各実施例では、キャリブレーション処理を実行するタイミングについて、複数の例を挙げて説明する。なお、各機器は以下の各実施例における処理を組み合わせて実施してもよいことをここに明記しておく。
<実施例1>
本実施例では、STA1(またはSTA2)がAPに対してAssociate(論理的な接続関係の確立)した際にキャリブレーションを行う場合について説明する。
図4は、STA1の処理フローを示した図である。なお、STA2がAPに対してAssociateする場合も同様の処理を行う。
まず、STA1はAPに対してAssociation要求を送信する(402)。STA1は、該Association要求を受信したAPから、Associateを認めるためのAssociation応答信号を受信すると(403)、404に進む。
なお、Association要求、及びAssociation応答中には、それぞれSTA1、及びAPの機器情報が含まれており、該機器情報の中にはMIMO伝送方式に対応しているか否かの情報も含まれている。ここで、本実施例及び後述する各実施例においては、「MIMO伝送方式に対応している」ということは、「IEEE802.11nに対応している」ことと同等の意味を表すものとする。
次に、STA1はキャリブレーション処理を開始するか否かを判断する。具体的には、STA1は、Association応答に含まれる機器情報より、APがMIMO伝送方式に対応しているか否かを確認する(404)。そして、APがMIMO伝送方式に対応している場合に(404のYes)、STA1はAPとの間でキャリブレーション処理を実行する(405)。
続いてSTA1は、キャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルE に基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する(406)。同様に、APもキャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルEに基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する。本処理が完了することにより、STA1とAP間でMIMO伝送方式を用いた無線伝送を開始することが可能となる。
このように、STAがAPに対してAssociateした際、言い換えれば、APが形成するネットワークにSTAが参加した際、直ちにMIMO伝送方式を用いた高速・大容量の無線伝送を行うことが可能になる。
図4の説明に戻る。
次にSTA1の制御部201は、再度キャリブレーション処理を実行するまでの時間を計測するためのタイマーを起動する(407)。そして、データ通信が開始されれば(408のYes)、STA1の制御部201は該タイマーをリセットし(411)、処理フローを終了する。
データ通信が開始されないままタイマーが所定の値に達した場合(408のNo、409のYes)、STA1の制御部201はタイマーをリセットし(410)、404に戻る。そして、STA1はAPとの間で再度キャリブレーション処理を行う(405)。
例えば、一度キャリブレーション処理を実行した後で、電波環境の変化(無線機器の移動、ドアの開閉等)が生じた場合、再度キャリブレーション処理を実行する必要が生じる。本処理によれば、データ通信を行わない場合は、一定時間毎にキャリブレーション処理を実行するため、データ通信を開始する際には適切な空間ストリームを用いてMIMO伝送を行うことができる。
なお、上述の404では、STA1は、APがMIMO伝送方式に対応しているか否かをAssociacion応答に含まれる機器情報から判断していたが、他の方法により判断してもよい。例えば、STA1がAPに対してMIMO伝送方式に対応しているか否かを問合せ、問合せに対する応答に基づいて判断してもよい。
また、上述の説明では、データ通信が開始された場合はタイマーをリセットするものとして説明したが、データ通信開始後も一定時間毎にキャリブレーション処理を行うようにしても良い。このように、データ通信の有無に拘らず定期的にキャリブレーション処理を実行することにより、適切な空間ストリームを維持することが可能となる。
本実施例によれば、STAがAPにAssociateした際にキャリブレーション処理を実行するため、直ちに適切な空間ストリームを形成し、高速・大容量の無線伝送を行うことが可能となる。
また、一度キャリブレーション処理を実行した後、一定期間毎に再度キャリブレーション処理を行うため、電波環境の変化等が生じたとしても、適切な空間ストリームを維持することが可能となる。
<実施例2>
本実施例では、STA1とSTA2間でAPを経由して映像ストリーム転送を開始した後、STA1とSTA2間でDLS機能を用いた直接通信(以下、DLS通信)に切替わる場合について説明する。
図5は、STA1の処理フローを示した図である。
STA1は、STA2に対してAPを経由して映像ストリーム伝送を行っているものとする。ここで、STA1がDLS通信に切替えると判断した場合(502のYes)、DLS要求をAP経由でSTA2へ送信する(503)。DLS通信に切替えると判断する場合とは、多くのSTA(不図示)がAPの配下で通信を開始したことにより、通信品質が劣化した場合(エラーレートの増加、伝送レートの低下)等が考えられる。
DLS要求を受信したSTA2は、自機がDLSに対応している場合に、DLS応答をAP経由でSTA1に返送する。なお、DLS要求、DLS応答の情報要素には、それぞれSTA1、STA2の機器情報が含まれており、該機器情報の中にはSTA1、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かの情報も含まれている。
DLS応答を受信すると(504)、STA1はキャリブレーション処理を開始するか否かを判断する。具体的には、STA1は、DLS応答に含まれる機器情報より、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かを確認する(505)。そして、STA2がMIMO伝送方式に対応している場合に(505のYes)、STA1はSTA2との間でキャリブレーション処理を実行する(506)。
次にSTA1は、キャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルE に基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する(507)。同様に、STA2もキャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルEに基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する。本処理が完了することにより、STA1とSTA2間でMIMO伝送方式を用いた直接通信を開始することが可能となる。
続いてSTA1は、キャリブレーション処理(506)、及びアンテナのウエイト設定処理(507)が完了したことをAPに対して通知する(508)。その後、該完了通知を受信したAPからの制御に従って、STA1はSTA2との間でMIMO伝送方式を用いたDLS通信を開始する(509)。
なお、上述の説明では、STA1は、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かをDLS応答に含まれる機器情報から判断していた。一方、APはSTA2とAssociateした際に、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かを認識することが可能である(実施例1参照)。従ってSTA1は、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かをAPに対して問合せてもよい。この場合、STA2がMIMO伝送方式に対応している場合にDLS要求を送信し(503)、対応していない場合はDLS通信を行わないようにしてもよい。そして、DLS通信を行う場合のみ上記のキャリブレーション処理を実行し、実行結果に基づいてMIMO伝送方式を用いた無線通信を開始する。このような処理を行うことにより、DLSを用いた高速・大容量の直接通信を希望する場合のみDLS通信路の設定を行うことができる。
また、上述の説明では、キャリブレーション処理の実行開始の判断はSTA1が行っていたが(505)、上記判断をSTA2側で行ってもよい。かかる場合は、STA1から送信されるDLS要求に含まれる機器情報より、STA1がMIMO伝送方式に対応していることをSTA2側で確認した際に、キャリブレーション処理を開始すればよい。また、STA2は、STA1がMIMO伝送方式に対応しているか否かをAPに問合せてもよい。
キャリブレーション処理開始の判断をSTA1とSTA2のどちらが行うかに関しては、どのように決めてもよい。例えば、映像ストリームの送信側か受信側かによって予め決めておいてもよい。かかる場合、STA1はデジタルビデオカメラであり主にデータの送信側になるため、STA1が上記判断を行い、STA2はテレビであり主にデータの受信側になるため、STA2は上記判断を行わない。また、キャリブレーション処理開始の判断を行うか否かを機器の種別によって予め決めておいてもよい。
本実施例によれば、STA間でAPを経由したデータ伝送を開始後、DLS通信に切替える際にキャリブレーション処理を実行する。従って、変更された無線伝送路に応じた適切な空間ストリームを用いて高速・大容量の無線伝送を行うことが可能となる。
<実施例3>
本実施例では、STA1とSTA2間でAPを経由して映像ストリーム伝送を開始した後、STA1がAPの機能に切替わる(切替え後のSTA1をAP1とする)ことにより、AP1とSTA2間で直接転送を開始する場合について説明する。
図6は、STA1の処理フローを示した図である。
STA1は、STA2に対してAPを経由して映像ストリーム伝送を行っているものとする。ここで、STA1がAP1へと切替えると判断した場合(602のYes)、APとの無線接続を切断する処理を行う(603)。まず、STA1は、STA2に対して自機がAP1に切り換わる旨の通知を行う。続いてSTA1は、APを経由したSTA1とSTA2間の無線通信路の切断処理を行い、最後にSTA1とAP間の無線通信路の切断処理を行う。なお、AP1への切替えを判断する場合とは、多くのSTA(不図示)がAPの配下で通信を開始したことにより通信品質が劣化した場合、ユーザによる切替え指示があった場合、等が考えられる。
該切断処理が完了すると、STA1はAP1へ機能を切替え(604)、STA2との間でAssociateする(605)。具体的には、AP1は、STA2から送信されたAssociation要求を受信し、Associateを認めるためのAssociation応答信号をSTA2に対して返送する。
なお、Association要求、及びAssociation応答中には、それぞれSTA2、及びAP1の機器情報が含まれており、該機器情報の中にはMIMO伝送方式に対応しているか否かの情報も含まれている。
次にAP1は、キャリブレーション処理を開始するか否かを判断する。具体的には、AP1は、Association要求に含まれる機器情報より、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かを確認する(606)。そして、STA2がMIMO伝送方式に対応している場合に(606のYes)、AP1はSTA2との間でキャリブレーション処理を実行する(607)。
次にAP1は、キャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルE に基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する(608)。同様に、STA2もキャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルEに基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する。
キャリブレーション処理(607)、及びアンテナのウエイト設定処理(608)が完了すると、AP1はSTA2との間でMIMO伝送方式を用いた直接通信を開始する(609)。
なお、上述の説明では、AP1は、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かをAssociation要求に含まれる機器情報から判断していた。一方、APはSTA2とAssociateした際に、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かを認識することが可能である(実施例1参照)。従ってSTA1は、AP1に切替わる前に、STA2がMIMO伝送方式に対応しているか否かをAPに対して問合せてもよい。この場合、STA2がMIMO伝送方式に対応している場合にAP1に切替えてキャリブレーション処理を実行し、対応していない場合はAP1に切替えないようにしてもよい。このような処理を行うことにより、STA1とSTA2間で高速・大容量の直接通信を希望する場合のみSTA1がAP1に切替わることができる。
なお、上述の説明では、キャリブレーション処理の実行開始の判断はAP1が行っていたが(606)、上記判断をSTA2側で行ってもよい。かかる場合は、AP1から送信されるAssociation応答に含まれる機器情報より、AP1がMIMO伝送方式に対応していることをSTA2側で確認した際に、キャリブレーション処理を開始すればよい。また、STA1がAP1への切替えをSTA2に対して通知する際に、MIMO伝送方式に対応しているか否かも併せて通知し、STA2は通知された情報に基づいてキャリブレーション処理の実行開始を判断してもよい。
キャリブレーション処理開始の判断をAP1とSTA2のどちらが行うかに関しては、どのように決めてもよい。例えば、映像ストリームの送信側か受信側かによって予め決めておいてもよい。かかる場合、AP1はデジタルビデオカメラであり主にデータの送信側になるため、AP1が上記判断を行い、STA2はテレビであり主にデータの受信側になるため、STA2は上記判断を行わない。また、上記キャリブレーション処理開始の判断を行うか否かを機器の種別によって予め決めておいてもよい。
本実施例によれば、STA間でAPを経由したデータ伝送を開始後、一方のSTAがAPの機能に切替える際にキャリブレーション処理を実行する。従って、無線伝送路が変更されても、適切な空間ストリームを形成して高速・大容量の無線伝送を行うことが可能となる。
<実施例4>
本実施例では、AP1(STA1がAP機能に切替わった場合)とSTA2間で映像ストリーム伝送を開始した後、途中でキャリブレーション処理を実行する場合について説明する。
図7は、STA2の処理フローを示した図である。
STA1はAP1に切替わり、STA2との間で映像ストリームの直接伝送を行っているものとする。
まず、STA2のMAC処理部202は、受信したMACフレームを解析する。前述したように、ミックスモード、グリーンフィールドモードを用いた場合はMIMO伝送が可能であるが、レガシーモードの場合はMIMO伝送を行うことができない。受信したMACフレームを解析した結果、IEEE802.11nのミックスモード、又はグリーンフィールドモードのいずれかである場合は(702のYes)、703に進む。
703では、STA2の制御部201が、キャリブレーション処理履歴を検索し、MACフレームの送信元機器であるAP1との間で以前にキャリブレーション処理を実行したか否かを確認する。キャリブレーション済みでなければ(703のNo)、STA2はキャリブレーション処理が必要であると判断し、708に進み、キャリブレーション済みであれば(703のYes)、704に進む。
704では、STA2は無線通信路に使用している空間ストリームの数(固有パス数)を変更するか否かを判定する。例えば、映像ストリームの解像度を上げるため、伝送容量を増やす必要がある場合は、空間ストリーム数を増やし、システム内の無線帯域の有効利用を図るため、伝送容量を減らす必要がある場合は、空間ストリーム数を減らす。空間ストリームを変更するか否かの判定は、STA2が自らの判断によって行ってもよいし、AP1からの指示によって判定してもよい。
空間ストリームの数を変更する場合は(704のYes)、キャリブレーション処理が必要であると判断して708に進み、空間ストリームの数を変更しない場合は(704のNo)、705に進む。
705では、STA2は所定サイズのデータ伝送が完了したか否かを判定する。上述したように、MAC処理部202は所定単位のデータを転送する毎にエラーレートを測定し、測定結果を制御部201へ通知する。制御部201は、該通知を受信する毎にカウンターをカウントアップすることにより、STA2はデータ転送がどの程度行われたかを認識することができる。
所定サイズのデータ伝送が完了した場合、すなわち、カウンターが所定の値になった場合(705のYes)、STA2はキャリブレーション処理が必要であると判断し、カウンターをリセットした後に(707)、708に進む。
所定サイズのデータ転送が未完了であれば(705のNo)、STA2は所定値以上のエラーレートを検出したか否かを判定する(706)。STA2の制御部201は、MAC処理部202から通知されるエラーレートと予め設定してあるエラーレートとの比較を行う。そして、MAC処理部202から通知されたエラーレートの方が大きくなれば(706のYes)、STA2はキャリブレーション処理が必要であると判断し、708へ進む。通知されたエラーレートの方が小さければ(706のNo)、712へ進む。
708では、703、704、705、706のいずれかにおいてキャリブレーション処理が必要であると判定されたため、AP1とSTA2間で現在行われているデータ転送を一時的に中断する。
そしてSTA2は、AP1との間でキャリブレーション処理を実行する(709)。次にSTA2は、キャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルE に基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する(710)。同様に、AP1もキャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルEに基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する。
キャリブレーション処理(709)、及びアンテナのウエイト設定処理(710)が完了すると、一時的に中断していたAP1とSTA2間でのデータ転送を再開する(711)。データ転送再開後は、最新のキャリブレーション処理結果に基づいた空間ストリームを用いて無線通信を行うことができる。
そして、データ通信が終了すると(712のYes)、処理フローを終了する。データ通信が終了しなければ(712のNo)、702へ戻り、STA2は再度703〜706の判断を行う。
なお、上述の説明ではAP1とSTA2が直接データ転送を行う場合について説明したが、STA1とSTA2がAPを経由してデータ転送を行う場合についても同様の処理を行うことができる。かかる場合、STA1とAP間ではAPが上述のSTA2の処理を行い、APとSTA2間ではSTA2が上述のSTA2の処理を行うこととなる。
本実施例によれば、受信したMACフレームを解析することによって相手機器がMIMO伝送方式に対応しているか否かを確認し、該相手機器との間でキャリブレーション処理を既に行ったか否かによってキャリブレーション処理を開始するか否かを判断する。従って、無駄なキャリブレーション処理を行うことがなく、適切なタイミングでキャリブレーション処理を行うことができる。
また、データ転送途中に空間ストリーム数を変更する際にキャリブレーション処理を実行するため、伝送容量に応じた適切な空間ストリームを再形成することができる。
また、所定サイズのデータ転送が完了した場合にキャリブレーション処理を実行するため、途中で電波環境の変化が生じたとしても、適切な空間ストリームを維持することができる。
さらにエラーレートが所定の値に達したときにキャリブレーション処理を行うため、電波環境の変化等により通信品質が劣化した場合であっても、自動的に適切な空間ストリームを再形成することができる。
<実施例5>
図8は、ユーザの操作によってキャリブレーションを実行する場合の処理フローを示した図である。ここでは、ユーザの操作により、所望の機器間においてキャリブレーション処理が実行される。したがって、STA1、STA2、APのいずれ機器にも本処理を適用することができる。ここではSTA1の場合について説明する。
STA1の制御部201は、操作入力部205に対してキャリブレーション実行のための操作が行われたことを検出する(802)。なお、上記操作において、キャリブレーションを行う相手機器も指定されるものとする。
ユーザによる上記操作を検出すると(802のYes)、STA1は、キャリブレーション処理を実際に実行するか否か(実行する必要があるか否か)を判断するために、キャリブレーション処理を行う相手機器の機器情報を取得する(803)。
具体的には、STA1の制御部201がキャリブレーション処理履歴を検索し、以前にキャリブレーション処理を実行済みの機器であるか否かを調べる。相手機器の情報がキャリブレーション処理履歴に存在しない場合は、STA1は該相手機器との間で制御信号の送受信を行い、該相手機器の機器情報を取得する。
取得した機器情報より、相手機器がMIMO伝送方式に対応している場合は(804のYes)、STA1は該相手機器との間でキャリブレーション処理を実行する(805)。
続いてSTA1は、キャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルE に基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する(806)。同様に、相手機器もキャリブレーション処理によって求めた固有ベクトルEに基づいて、アンテナウエイト処理部204a、204b、204cに重み(ウエイト)を設定する。本処理が完了することにより、STA1と相手機器との間で、最新のキャリブレーション処理結果に基づいた空間ストリームを用いて無線伝送を行うことができる。
キャリブレーション処理(805)、及びアンテナのウエイト設定処理(806)が完了すると、STA1の通知部206は処理結果をユーザに通知する(807)。
具体的には、キャリブレーション処理が完了した旨をモニターに表示する処理、スピーカーから音声ガイダンス、又は効果音を出力する処理等が行われる。
また、相手機器がMIMO伝送方式に対応しておらず(804のNo)、キャリブレーション処理を実行できなかった場合にも、通知部206はその旨をユーザに通知する(807)。
本実施例によれば、ユーザからの指示によって任意のタイミングでキャリブレーション処理を実行することが可能である。従って、システム内での機器の利用形態、環境の変化があった場合等、ユーザの所望のタイミングで適切な空間ストリームを再形成することが可能となる。
なお、上記各実施例では、802.11n無線LANを用いる場合について説明したが、MIMO伝送方式を利用した他の無線通信にも本発明は適用可能である。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティング・システム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
以上のように、上記各実施例によれば、MIMO伝送方式を用いた無線伝送を行う際に、相手無線機器の情報、各無線機器の使用状況、電波環境の変化等に応じた適切なタイミングでキャリブレーション処理を行うことができる。
本実施形態における無線通信システム STA1、STA2、及びAPのブロック構成図 SVD−MIMO伝送方式の概念図 実施例1における処理フローチャート 実施例2における処理フローチャート 実施例3における処理フローチャート 実施例4における処理フローチャート 実施例5における処理フローチャート
符号の説明
10 STA101
20 STA201
30 AP301

Claims (23)

  1. 複数のアンテナを有する第1の無線通信装置が、複数のアンテナを有する第2の無線通信装置との間で、空間多重により形成される複数の伝送路を用いてデータ通信を行う無線通信方法であって、
    第3の無線通信装置を経由して前記第2の無線通信装置と通信する第1の通信方式から、前記第3の無線通信装置を経由せずに前記第2の無線通信装置と通信する第2の通信方式へ、通信方式を切替える切替工程と、
    前記切替工程において前記第1の通信方式から前記第2の通信方式へ通信方式を切替えた際に、前記第2の無線通信装置との間で、前記複数の伝送路を形成するためのキャリブレーション処理を実行するキャリブレーション工程と、
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記切替工程において通信方式を切替えた際に、前記第2の無線通信装置が前記複数の伝送路を用いたデータ通信が可能か否かを判定する判定工程を更に有し、
    前記キャリブレーション工程は、前記判定工程における判定結果に応じて、前記キャリブレーション処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 前記判定は、ユーザによる前記キャリブレーション処理の実行指示があった場合に行われることを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
  4. 前記キャリブレーション処理の実行後、一定時間毎に前記キャリブレーション処理を再度実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  5. 前記第2の通信方式は、前記第3の無線通信装置の管理の下で前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置が直接通信を行う方式であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  6. 前記第2の通信方式は、前記第1の無線通信装置、又は前記第2の無線通信装置のいずれか一方が、制御装置としての機能に切替わることにより、もう一方の無線通信装置との間で直接通信を行う方式であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  7. 前記キャリブレーション処理の結果を履歴として記憶する記憶工程を有し、
    前記キャリブレーション処理を実行済みの装置として前記第2の無線通信装置が記憶されていた場合は、前記キャリブレーション処理を実行しないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  8. 前記複数の伝送路の数を変更する変更工程を有し、
    前記複数の伝送路の数を変更する場合は、前記キャリブレーション処理を再度実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  9. 所定サイズのデータ伝送の完了、又は所定の通信エラーレートを検出する検出工程を有し、
    前記検出工程における検出結果に応じて、前記キャリブレーション処理を再度実行することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の無線通信方法。
  10. 前記キャリブレーション処理は、多重化する信号毎の重みを算出する処理を含むことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の無線通信方法。
  11. 前記キャリブレーション処理は、前記第2の無線通信装置との間で前記複数のアンテナの本数分送受信される信号に基づいて、固有ベクトルを決定する処理を含むことを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の無線通信方法。
  12. 複数のアンテナを有する第1の他の無線通信装置との間で、空間多重により形成される複数の伝送路を用いてデータ通信を行う無線通信装置であって、
    第2の他の無線通信装置を経由して前記第1の他の無線通信装置と通信する第1の通信方式から、前記第2の他の無線通信装置を経由せずに前記第1の他の無線通信装置と通信する第2の通信方式へ、通信方式を切替える切替手段と、
    前記切替手段が前記第1の通信方式から前記第2の通信方式へ通信方式を切替えた際に、前記第1の他の無線通信装置との間で、前記複数の伝送路を形成するためのキャリブレーション処理を実行するキャリブレーション手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  13. 前記切替手段において通信方式を切替えた際に、前記第1の他の無線通信装置が前記複数の伝送路を用いたデータ通信が可能か否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記キャリブレーション手段は、前記判定手段における判定結果に応じて、前記キャリブレーション処理を実行する
    ことを特徴とする請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記判定は、ユーザによる前記キャリブレーション処理の実行指示があった場合に行われることを特徴とする請求項13に記載の無線通信装置。
  15. 前記キャリブレーション処理の実行後、一定時間毎に前記キャリブレーション処理を再度実行することを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  16. 前記第2の通信方式は、前記第2の他の無線通信装置の管理の下で前記無線通信装置と前記第1の他の無線通信装置が直接通信を行う方式であることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  17. 前記第2の通信方式は、前記無線通信装置、又は前記第1の他の無線通信装置のいずれか一方が、制御装置としての機能に切替わることにより、もう一方の無線通信装置との間で直接通信を行う方式であることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  18. 前記キャリブレーション処理の結果を履歴として記憶する記憶手段を有し、
    前記キャリブレーション処理を実行済みの装置として前記第1の他の無線通信装置が記憶されていた場合は、前記キャリブレーション処理を実行しないことを特徴とする請求項12から17のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  19. 前記複数の伝送路の数を変更する変更手段を有し、
    前記複数の伝送路の数を変更する場合は、前記キャリブレーション処理を再度実行することを特徴とする請求項12から18のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  20. 所定サイズのデータ伝送の完了、又は所定の通信エラーレートを検出する検出手段を有し、
    前記検出手段における検出結果に応じて、前記キャリブレーション処理を再度実行することを特徴とする請求項12から19のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  21. 前記キャリブレーション処理は、多重化する信号毎の重みを算出する処理を含むことを特徴とする請求項12から20の何れか1項に記載の無線通信装置。
  22. 前記キャリブレーション処理は、前記第1の他の無線通信装置との間で前記複数のアンテナの本数分送受信される信号に基づいて、固有ベクトルを決定する処理を含むことを特徴とする請求項12から20の何れか1項に記載の無線通信装置。
  23. 請求項1から11のいずれか1項に記載の無線通信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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