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JP5108618B2 - 電池ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、電池を保持する電池ホルダに関する。
電池セルと電池ホルダとが交互に配列された状態で拘束される構造を有し、電池セルの表面に冷媒を流通させる通路が確保される組電池が知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特許文献1には、電池セルを挟むように一対の電池ホルダが配置される電池パックにおいて、冷媒通路から電池ホルダ間のつなぎ目を通じて冷媒が流出することを抑制するための技術が記載されている。当該技術では、電池ホルダ間のつなぎ目を形成する一対の合わせ面が、当該一対の合わせ面の間の隙間を通って外側に向かう流体流れの圧損が大きくなるように構成されている。
特開2007−280858号公報 特開2002−42753号公報 特開2006−260967号公報
上記特許文献1に記載の構造では、電池ホルダ間の隙間から冷媒が外部に漏洩することにより、電池の冷却効率が低下する。
そこで、本発明は、電池と電池ホルダとの間に形成される冷媒通路からの冷媒の漏洩を防止または軽減することが可能な電池ホルダを提供する。
本発明に係る電池ホルダは、複数の電池セルを積層して構成される電池パックにおいて前記電池セル間にそれぞれ配置されて前記電池セルを保持する電池ホルダであって、前記電池セルに対向し、前記電池セルとの間に冷媒を流通させる冷媒通路を形成するベース部と、前記冷媒通路をシールするためのシール部材であって、前記電池セル間に位置する前記ベース部から前記電池セル側に突出して設けられ、前記電池セルに押し当てられて撓んで接触するシール部材と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記シール部材は、前記ベース部の表面に一体成形される。
また、本発明の一態様では、前記シール部材は、前記冷媒通路を挟んだ両側に設けられる。
本発明によれば、電池セルと電池ホルダのベース部との間に形成される冷媒通路からの冷媒の漏洩を防止または軽減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、本実施の形態に係る電池ホルダを含む電池パックを示す斜視図である。図中では、電池パックの外装をなすケース体が透視して描かれている。
図1に示される電池パック10は、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池とを動力源とするハイブリッド車両に搭載される。電池パック10は、電池セル33と、電池セル33を挟持するように互いに組み合わされる複数の電池ホルダ15とを備える。電池セル33は、一対の電池ホルダ15で挟んで保持される。
複数の電池セル33は、電池セル33mおよび33nを含む。並列に並べられた電池セル33mおよび33nの組が、所定の方向(以降、電池セル33の積層方向と呼ぶ)に積層されている。複数の電池セル33は、図示しないバスバーにより、互いに電気的に直列に接続されている。電池セル33は、リチウムイオン電池から形成されている。なお、電池セル33は、充放電可能な2次電池であれば特に限定されず、たとえばニッケル水素電池であっても良い。
電池セル33の積層方向に隣り合う電池セル33mおよび33nの組の間には、それぞれ、電池ホルダ15が配置されている。複数の電池ホルダ15が、電池セル33を挟み込んだ状態で、電池セル33の積層方向に並べられている。その複数並べられた電池ホルダ15の両側には、エンドプレート40および41が配置されている。エンドプレート40とエンドプレート41とは、拘束部材としての拘束バンド42により互いに結合されている。拘束バンド42は、電池セル33の積層方向に沿った拘束力を電池ホルダ15に作用させている。
このような構成により、複数の電池ホルダ15が、拘束バンド42によって一体に保持されている。電池セル33は、その電池セル33の両側に配置された2つの電池ホルダ15によって、電池セル33の積層方向に挟持されている。
なお、複数の電池ホルダ15を一体に保持する拘束部材は、拘束バンド42に限定されず、たとえば、電池セル33の積層方向に軸力を発生させるボルトであっても良い。また、拘束部材は、電池セル33の積層方向に締め付け力を発生させるゴムや紐、テープ等であっても良い。
電池セル33は、互いに反対側に面する一対の側面33aを有する。側面33aは、電池セル33が有する複数の表面のうち最も大きい面積を有する表面である。複数の電池セル33は、電池セル33の積層方向に隣り合う位置で側面33aが互いに向い合うように配置されている。
電池パック10は、吸気チャンバ34および排気チャンバ35をさらに備える。吸気チャンバ34および排気チャンバ35は、電池セル33の積層方向の直交方向において電池ホルダ15に隣接して設けられている。吸気チャンバ34および排気チャンバ35は、電池セル33の積層方向に延びている。吸気チャンバ34および排気チャンバ35は、電池ホルダ15を挟んで水平方向に並んでいる。電池パック10では、高さを低く抑えるため、冷媒である冷却風を水平方向に流通させる横流し方式が採られている。
複数の電池ホルダ15は、吸気チャンバ34と排気チャンバ35との間で、冷媒である冷却風を流通させる冷媒通路(以降、冷却風通路と呼ぶ)120を形成している。冷却風通路120は、積層方向に隣り合う電池セル33の間にそれぞれ形成されている。電池ホルダ15は、冷却風通路120と吸気チャンバ34とを連通させる開口部16を有し、冷却風通路120と排気チャンバ35とを連通させる開口部17を有する。
車両室内から電池パック10に導入された冷却風は、吸気チャンバ34から開口部16を通って冷却風通路120に流れ込む。冷却風通路120に流れ込んだ冷却風は、電池セル33の側面33aに沿って流れ、この間、まず電池セル33mを冷却し、その後、電池セル33nを冷却する。電池セル33との熱交換によって温度上昇した冷却風は、冷却風通路120から開口部17を通って排気チャンバ35に排出される。なお、図1中では、吸気チャンバ34および排気チャンバ35に互いに同一方向に冷却風が流れる場合が示されているが、互いに反対方向に冷却風が流れても良い。
電池ホルダ15は、電池セル33から排出されたガスを流通させる排ガス通路130をさらに形成している。排ガス通路130は、電池セル33の積層方向に沿って延びている。排ガス通路130は、電池セル33mおよび33nの直上にそれぞれ形成されている。
図2は、図1中の電池ホルダを示す斜視図である。図中には、電池セル33の積層方向に隣り合う電池ホルダ15pおよび電池ホルダ15qと、電池ホルダ15pと電池ホルダ15qとの間に配置された電池セル33とが示されている。なお、図2には、本発明の前提となる構成が示されており、本発明に係るシール部材は示されていない。
図1および図2を参照して、電池ホルダ15は、絶縁性材料から形成されている。電池ホルダ15は、例えば、ポリプロピレン(polypropylene)やポリプロピレンの重合体等の樹脂材料から形成されている。電池ホルダ15は、例えば、樹脂枠である。電池ホルダ15は、表面に樹脂がコーティングされた金属から形成されても良い。電池ホルダ15は、積層方向に隣り合う電池セル33間を電気的に絶縁している。
電池ホルダ15は、積層方向に隣り合う電池セル33間に介在するベース部21と、ベース部21の周縁に形成された側部22、23、24および25とを含んで構成されている。ベース部21は、略矩形の平板形状を有する。側部22、23、24および25は、そのベース部21の四辺にそれぞれ形成されている。側部24および25には、それぞれ開口部16および17が形成されている。
ベース部21は、互いに反対側に面する表面21aおよび裏面21bを有する。表面21aは、電池セル33に対向し、電池セル33との間に冷却風を流通させる冷却風通路120を形成する。ベース部21には、表面21aから突出し、吸気チャンバ34から排気チャンバ35に向かって延びるリブ26が形成されている。リブ26は、互いに間隔を隔てて複数、形成されている。互いに隣り合う複数のリブ26の間に、電池セル33の側面33aに沿って冷却風を流通させる空間が確保されている。なお、リブ26に替えて、表面21a上にドット状に配置されるボスを設けても良いし、リブ26とボスとを組み合わせて設けても良い。
電池セル33を挟み込んだ状態で、電池ホルダ15pと電池ホルダ15qとが組み合わされる。このとき、電池セル33は、電池ホルダ15qのリブ26と、電池ホルダ15pの裏面21bとに押圧されることによって、電池セル33の積層方向に挟持される。電池ホルダ15pおよび15qの側部22、23、24および25に囲まれた内部空間には、冷却風通路120が形成される。
図3は、図1中のIII−III線上に沿った電池パックの断面図である。図2および図3を参照して、側部25を挟んで電池ホルダ15の内側には、内部空間140が形成され、電池ホルダ15の外側には、外部空間110が形成されている。側部25は、内部空間140に面する内面25sと、内面25sの裏側で外部空間110に面する外面25tとを有する。内面25sと外面25tとは、互いに平行に延在している。
側部25には、互いに隣り合う電池ホルダ15間のつなぎ目を形成する一対の合わせ面51および52が形成されている。電池ホルダ15pは、一対の合わせ面の一方としての合わせ面52を有し、電池ホルダ15pと組み合わされる電池ホルダ15qは、一対の合わせ面の他方としての合わせ面51を有する。一対の合わせ面51および52は、内面25sと外面25tとの間で延在している。
一対の合わせ面51および52は、互いに隙間を設けて対向する。図3中では、電池ホルダ15pの合わせ面52と電池ホルダ15qの合わせ面51とが、隙間55を設けて対向している。隙間55を通じて、内部空間140と外部空間110との間が連通している。一対の合わせ面51および52は、互いに対向する位置で平行に延在している。一対の合わせ面51および52は、内部空間140の周囲を取り囲む方向に延在している。
隙間55は、電池セル33の厚みや電池ホルダ15の形状のばらつき、電池セル33の体積変化等を考慮して形成されている。このような構成により、電池セル33が電池ホルダ15pおよび15qによって挟持されない状態で、合わせ面51と合わせ面52とが接触することを防止できる。なお、隙間55が形成されず、一対の合わせ面51および52が互いに密着する状態で、電池ホルダ15pと電池ホルダ15qとが組み合わされても良い。この場合であっても、電池セル33の膨張によって、一対の合わせ面51および52間に隙間が形成されることがある。
一対の合わせ面51および52は、内面25sと外面25tとを最短距離で結ぶ方向(矢印101に示す方向)に対して交差する平面内で延在する部分62を有する。内面25sと外面25tとを最短距離で結ぶ方向は、内部空間140から外部空間110に向かう方向に一致する。内面25sと外面25tとを最短距離で結ぶ方向は、電池セル33の積層方向、つまり電池セル33が複数の電池ホルダ15によって挟持される方向(矢印102に示す方向)に直交する。本実施の形態では、部分62は、内面25sと外面25tとを最短距離で結ぶ方向に対して直交する平面内で延在している。
一対の合わせ面51および52は、第2の部分として、内面25sと外面25tとを最短距離で結ぶ方向の平面内で延在する複数の部分61をさらに有する。複数の部分61は、内部空間140および外部空間110にそれぞれ隣接して設けられている。部分62は、複数の部分61の間に設けられている。部分62における一対の合わせ面51および52間の距離Cは、部分61における一対の合わせ面51および52間の距離Bよりも小さい。
なお、図3中では、側部25に形成された一対の合わせ面51および52を示したが、側部22、23および24にも同様に、部分61および62を有する一対の合わせ面51および52が形成されている。すなわち、一対の合わせ面51および52は、冷却風を吸排気する開口部16および17を除いて、内部空間140の周囲を取り囲むように形成されている。
図4は、図1中のIV−IV線上に沿った電池パックの断面図である。図4を参照して、排ガス通路130は、電池セル33と側部22との間に形成されている。側部22を挟んで電池ホルダ15の内側には、排ガス通路130が形成され、電池ホルダ15の外側には、外部空間110が形成されている。側部22は、排ガス通路130に面する内面22sと、内面22sの裏側で外部空間110に面する外面22tとを有する。内面22sと外面22tとは、互いに平行に延在している。側部22には、一対の合わせ面71および72がさらに形成されている。一対の合わせ面71および72は、内面22sと外面22tとの間で延在している。合わせ面71と合わせ面72との間に形成された隙間55を通じて、排ガス通路130と外部空間110との間が連通している。
一対の合わせ面71および72は、内面22sと外面22tとを最短距離で結ぶ方向(矢印103に示す方向)に対して交差する平面内で延在する部分82を有する。内面22sと外面22tとを最短距離で結ぶ方向は、排ガス通路130から外部空間110に向かう方向に一致する。本実施の形態では、部分82は、内面22sと外面22tとを最短距離で結ぶ方向に対して直交する平面内で延在している。内面22sと外面22tとを最短距離で結ぶ方向は、電池セル33が複数の電池ホルダ15によって挟持される方向(矢印102に示す方向)に直交する。一対の合わせ面71および72は、第2の部分として、内面22sと外面22tとを最短距離で結ぶ方向の平面内で延在する複数の部分81をさらに有する。
上記のような電池の保持構造では、先述したとおり、電池ホルダ15間の隙間から冷媒が外部に漏洩する。特に、電池の上方向(端子方向)および下方向からの冷媒の漏れが生じる。このため、電池セル33の冷却効率が低下する。
そこで、本実施の形態では、電池セル33と電池ホルダ15との間に形成される冷媒通路からの冷媒の漏洩を防止する観点より、以下のように電池ホルダ15が構成される。
図5は、本実施の形態に係る電池ホルダを示す正面図である。図6は、図5中のV−V線上に沿った電池ホルダの断面図である。図7は、電池セルが電池ホルダに保持された状態における、図5中のV−V線上に沿った電池ホルダの断面図である。
図5〜図7に示されるように、本実施の形態では、電池ホルダ15には、冷却風通路120をシールするための、すなわち冷却風通路120から外部への冷却風の漏洩を抑制するためのシール部材201,202が設けられる。
シール部材201,202は、電池ホルダ15の表面21aから電池セル33側に突出するように設けられ、電池セル33に押し当てられて撓んで接触する可撓性の部材である。具体的には、シール部材201,202は、シールリップである。好適には、シール部材201,202は、表面21aを備える部材であるベース部21に一体成形される。
シール部材201,202は、冷却風通路120を挟んだ両側に設けられている。具体的には、シール部材201は、冷却風通路120の上側に設けられており、シール部材202は、冷却風通路120の下側に設けられている。また、シール部材201は、電池セル33の上端面近傍に相当する位置に設けられており、シール部材202は、電池セル33の下端面近傍に相当する位置に設けられている。
シール部材201,202は、冷却風通路120に沿って、具体的には冷却風通路120の冷却風の流れ方向に沿って延びている。好適には、シール部材201,202は、図5に示されるように、冷却風通路120の全長に渡って形成される。図5において、シール部材201,202は、側部24と側部25との間に渡って設けられている。
図7において、電池セル33は、電極体331と、当該電極体331を収容する電池ケース332とを含んで構成されている。電池ケース332は、例えば、略直方体形状のアルミケースである。
なお、電池ホルダ15の構成、特にシール部材の形状、位置、個数などは、図5〜図7に示される態様に限定されない。
図8は、電池ホルダの第1の変形例を示す正面図である。図8では、シール部材201,202に加えて、シール部材203〜206が設けられている。シール部材203は、最上部のリブ26の開口部16側の端部と、開口部16の上端に隣接する側部24の端部との間に渡って設けられている。シール部材204は、最上部のリブ26の開口部17側の端部と、開口部17の上端に隣接する側部25の端部との間に渡って設けられている。シール部材205は、最下部のリブ26の開口部16側の端部と、開口部16の下端に隣接する側部24の端部との間に渡って設けられている。シール部材206は、最下部のリブ26の開口部17側の端部と、開口部17の下端に隣接する側部25の端部との間に渡って設けられている。
図9は、電池ホルダの第2の変形例を示す断面図である。図9では、最上部のリブ26の上側において、ベース部21は、両側の電池セル33間の略中央に設けられ、ベース部21の両側にシール部材211,212が設けられている。また、最下部のリブ26の下側において、ベース部21は、両側の電池セル33間の略中央に設けられ、ベース部21の両側にシール部材213,214が設けられている。シール部材211,213は、表面21aから図中左側の電池セル33側に突出するように設けられ、当該電池セル33に押し当てられて撓んで接触する。シール部材212,214は、裏面21bから図中右側の電池セル33側に突出するように設けられ、当該電池セル33に押し当てられて撓んで接触する。
図10は、電池ホルダの第3の変形例を示す断面図である。図10では、ベース部21の両側にリブが形成されている。すなわち、ベース部21には、表面21aから突出するリブ261と、裏面21bから突出するリブ262とが形成されている。これにより、ベース部21の両側に冷却風通路120が形成されている。また、図9と同様に、最上部のリブ261,262の上側において、ベース部21の両側にシール部材221,222が設けられ、最下部のリブ261,262の下側において、ベース部21の両側にシール部材223,224が設けられている。
以上説明した本実施の形態によれば、下記(1)〜(4)の効果が得られ得る。
(1)本実施の形態に係る電池ホルダは、電池に対向し、当該電池との間に冷媒を流通させる冷媒通路を形成する面と、上記冷媒通路をシールするためのシール部材であって、上記面から電池側に突出するように設けられ、電池に押し当てられて撓んで接触するシール部材とを有する。このため、本実施の形態によれば、電池と電池ホルダとの間に形成される冷媒通路からの冷媒の漏洩を防止または軽減することが可能となる。これにより、電池の冷却性能を向上させることが可能となる。
(2)シール部材は、電池に押し当てられて撓んで接触するように構成される。このため、電池の膨張等により電池の寸法が変化しても、シール部材が追従するので、シール性が保たれる。
(3)シール部材が上記面を備える部材に一体成形される態様によれば、低コストでシール部材を形成することが可能となる。
(4)シール部材が冷媒通路を挟んだ両側に設けられる態様によれば、冷媒通路の両側について、冷媒の漏洩を防止または軽減することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。
例えば、電池パックの構造は、図1中に示す形態に限定されない。図1中に示す電池パック10では、冷却風が水平方向に流通する横流し方式が採られているが、冷却風が上下方向に流通する縦流し方式が採られても良い。また、複数の電池セル33を積層する形態は、図1中に示す形態に限定されない。図1中に示す電池パック10では、冷却風の流れ方向に2つの電池セルが存在するが、1つの電池セルのみが存在しても良いし、冷却風の流れ方向に3以上の電池セルが並べられても良い。
また、本発明は、燃料電池と2次電池とを駆動源とする燃料電池ハイブリッド車両(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)または電気自動車(EV:Electric Vehicle)に適用されてもよい。本実施の形態におけるハイブリッド車両では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車両では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車両で基本的に変わらない。さらに、本発明は、車両に搭載される電池パック以外のものに適用されてもよい。
実施の形態に係る電池ホルダを含む電池パックを示す斜視図である。 図1中の電池ホルダを示す斜視図である。 図1中のIII−III線上に沿った電池パックの断面図である。 図1中のIV−IV線上に沿った電池パックの断面図である。 実施の形態に係る電池ホルダを示す正面図である。 図5中のV−V線上に沿った電池ホルダの断面図である。 電池セルが電池ホルダに保持された状態における、図5中のV−V線上に沿った電池ホルダの断面図である。 電池ホルダの第1の変形例を示す正面図である。 電池ホルダの第2の変形例を示す断面図である。 電池ホルダの第3の変形例を示す断面図である。
符号の説明
15,15p,15q 電池ホルダ、21a 表面、21b 裏面、33 電池セル、120 冷媒通路(冷却風通路)、201〜206,211〜214,221〜224 シール部材。

Claims (3)

  1. 複数の電池セルを積層して構成される電池パックにおいて前記電池セル間にそれぞれ配置されて前記電池セルを保持する電池ホルダであって、
    前記電池セルに対向し、前記電池セルとの間に冷媒を流通させる冷媒通路を形成するベース部と、
    前記冷媒通路をシールするためのシール部材であって、前記電池セル間に位置する前記ベース部から前記電池セル側に突出して設けられ、前記電池セルに押し当てられて撓んで接触するシール部材と、
    を有することを特徴とする電池ホルダ。
  2. 請求項1に記載の電池ホルダであって、
    前記シール部材は、前記ベース部の表面に一体成形されることを特徴とする電池ホルダ。
  3. 請求項1または2に記載の電池ホルダであって、
    前記シール部材は、前記冷媒通路を挟んだ両側に設けられることを特徴とする電池ホルダ。
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