JP5108366B2 - 検体分析装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、この従来の手入力による方法は、ユーザにとって負担が大きいばかりでなく、入力ミスにより所望の分析項目を再分析することができない惧れがある。
特許文献1には、測定結果に基づいて必要なサンプルの測定をやり直す再検機能を備えた自動化学分析装置が開示されており、この自動化学分析装置は、測定結果に基づいて再検の必要なサンプルの再検用ワークオーダを作成して、この再検用ワークオーダを、ワークオーダがファイルされるワークオーダファイル手段にファイルする再検用ワークオーダ作成手段と、再検用ワークオーダに基づいて該当するサンプルをサンプル搬送手段から検索してサンプル測定手段に供給させる制御手段とを備えている。
複数の検体容器が載置可能なラックを搬送する検体搬送部と、
検体容器に収容された検体を分析するためのオーダ情報を含む登録オーダ表示画面を前記表示部に表示させる第1表示制御手段と、
前記表示部に表示された登録オーダ表示画面に含まれるオーダ情報にしたがって、検体の分析を行う分析手段と、
この分析手段による分析の結果に基づいて、再分析が必要か否かを判定する判定手段と、
この判定手段によって再分析が必要であると判定された検体を再分析するための再検オーダ情報を生成する再検オーダ生成手段と、
この再検オーダ生成手段により生成された複数の検体についての再検オーダ情報が一覧表示される再検オーダ表示画面を前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
前記再検オーダ表示画面に表示された再検オーダ情報の登録指示を受け付ける指示受付手段と、
この指示受付手段によって再検オーダ情報の登録指示が受け付けられた場合に、前記再検オーダ情報を前記登録オーダ表示画面に追加するオーダ登録手段と、
を備え、
前記指示受付手段は、検体容器単位での再検オーダ情報の登録指示を受け付ける第1指示受付手段と、ラック単位での再検オーダ情報の登録指示を受け付ける第2指示受付手段とを含むことを特徴としている。
前記表示制御手段は、前記登録オーダ記憶手段に記憶されたオーダ情報を含む前記登録オーダ表示画面を前記表示部に表示するように構成されており、
前記オーダ登録手段は、前記指示受付手段によって再検オーダ情報の登録指示が受け付けられた場合に、前記再検オーダ生成手段により生成された再検オーダ情報を、前記登録オーダ記憶手段に記憶させるように構成することができる。
前記再検オーダ生成手段により生成された再検オーダ情報を記憶する再検オーダ記憶手段をさらに備え、
前記オーダ登録手段は、前記指示受付手段によって再検オーダ情報の登録指示が受け付けられた場合に、前記再検オーダ記憶手段により記憶された再検オーダ情報を、前記登録オーダ記憶手段に記憶させるように構成することができる。
前記オーダ登録手段は、前記再検オーダ表示画面に含まれる再検オーダ情報のなかから再分析を実行する検体に係る再検オーダ情報の選択を受け付ける選択受付手段を備え、この選択受付手段によって選択が受け付けられた再検オーダ情報を、前記登録オーダ表示画面に追加するように構成することができる。検体分析においては、例えば測定結果が所定のレンジからはずれている場合であっても、分析項目によっては必ずしも再検までする必要がないことがある。所定のレンジからはずれた分析項目のすべてについて機械的に再分析を行うと、無駄に試薬が消費されるとともに、再分析を含む全体の分析時間が長くなるが、表示部により表示された再検オーダ情報のなかから再分析を実行する検体に係る再検オーダ情報だけを選択的に登録オーダ表示画面に追加して再分析を実行することにより、無駄な試薬の消費をなくすとともに、再分析を含む全体の分析時間を短くすることができる。
前記オーダ情報は、分析対象の検体を特定する特定情報が含まれており、
前記検体容器は、収容する検体を特定する特定情報が記録された記録部を備えており、
前記検体分析装置は、前記容器の記録部に記録された特定情報を検出する検出部をさらに備えており、
前記分析手段は、前記検出部によって検出された特定情報が、前記再検オーダ表示画面に含まれる再検オーダ情報の特定情報と一致する場合に、当該再検オーダ情報にしたがって、前記特定情報により特定される検体の再分析を実行するように構成することができる。
前記分析手段は、複数の分析項目について検体の分析が可能であり、
前記再検オーダ生成手段は、再分析の対象となる検体を特定する特定情報と、再分析の分析項目とが対応付けられた再検オーダ情報を生成するように構成することができる。
検体を希釈する希釈部をさらに備え、
前記再検オーダ情報は、再分析における検体の希釈条件を示す希釈情報を含み、
前記希釈部は、前記登録オーダ表示画面に含まれるオーダ情報の希釈情報にしたがって、検体を希釈するように構成することができる。
前記検体分析装置は、前記検体搬送部により搬送されるラックの識別情報を取得する取得部をさらに備え、
前記再検オーダ表示画面は、再分析が必要と判定された検体容器が載置されたラックの識別情報を、再検オーダ情報とともに表示することができる。
前記再検オーダ表示画面は、前記再分析が必要と判定された検体容器のラック内での位置情報を含むことができる。
前記再検オーダ表示画面は、前記再分析が必要な検体が分析された時刻に関する情報を含むことができる。
[装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る免疫分析装置(検体分析装置)の全体構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示される免疫分析装置の全体構成を示す平面図である。
本発明の一実施の形態に係る免疫分析装置1は、血液などの検体を用いてB型肝炎、C型肝炎、腫瘍マーカ及び甲状腺ホルモンなど種々の項目の検査を行うための装置である。この免疫分析装置1は、図1及び図2に示されるように、検体搬送部(サンプラ)10と、緊急検体・チップ搬送部20と、ピペットチップ供給装置30と、チップ脱離部40と、検体分注アーム50と、試薬設置部60a及び60bと、キュベット供給部70と、1次反応部80a及び2次反応部80bと、試薬分注アーム90a、90b、90c及び90dと、BF分離部100a及び100bと、搬送キャッチャ部110と、検出部120と、廃棄部130と、前記検体搬送部(サンプラ)10や検体分注アーム50などの機構の動作制御を行う制御部140(図3参照)とからなる測定ユニットと、この測定ユニットに電気的に接続された、データ処理ユニットである制御装置400(図4参照)とで主に構成されている。なお、本実施の形態に係る免疫分析装置1では、検体分注アーム50により吸引及び吐出された血液などの検体が他の検体と混ざり合うのを抑制するために、検体の吸引及び吐出を行う度に、使い捨てのピペットチップ2(図5参照)の交換を行っている。
制御装置400は、パーソナルコンピュータ401(PC)などからなり、図1に示されるように、制御部400aと、表示部400bと、キーボード400cとを含んでいる。制御部400aは、測定ユニットにおける各機構の動作制御を行うとともに、測定ユニットで得られた検体の光学的な情報を分析するための機能を有している。この制御部400aは、CPU、ROM、RAMなどからなる。また、表示部400bは、制御部400aで得られた分析結果を表示し、また、後述する、特定情報などを表示したりするために設けられている。
CPU401aは、ROM401bに記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM401cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラム404aをCPU401aが実行することにより、コンピュータ401が制御装置400として機能する。
RAM401cは、SRAM又はDRAMなどによって構成されている。RAM401cは、ROM401b及びハードディスク401dに記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU401aの作業領域として利用される。
また、ハードディスク401dには、後述する、検体を分析又は再分析するためのオーダ情報が記憶されている。
画像出力インタフェース401hは、LCD又はCRTなどで構成された表示部400bに接続されており、CPU401aから与えられた画像データに応じた映像信号を表示部400bに出力するようになっている。表示部400bは、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
検体搬送部10は、図1及び図2に示されるように、検体を収容した複数の試験管3が載置されたラック4を検体分注アーム50の吸引位置1aに対応する位置まで搬送するように構成されている。この検体搬送部10は、未処理の検体を収容した試験管3が載置されたラック4をセットするためのラックセット部10aと、分注処理済みの検体を収容した試験管3が載置されたラック4を貯留するためのラック貯留部10bとを有している。そして、未処理の検体を収容した試験管3を検体分注アーム50の吸引位置1aに対応する位置まで搬送することにより、検体分注アーム50により試験管3内の血液などの検体の吸引が行われて、その試験管3を載置したラック4がラック貯留部10bに貯留される。
ピペットチップ供給装置30は、投入したピペットチップ2(図5参照)を、シュート31を介して、1つずつ緊急検体・チップ搬送部20の搬送ラック23のチップ設置部23bに載置する機能を有している。
検体分注アーム50(図1〜2参照)は、検体搬送部10により吸引位置1aに搬送された試験管3内の検体を、後述する1次反応部80aの回転テーブル部81の保持部81aに保持されるキュベット8(図6参照)内に分注する機能を有している。この検体分注アーム50は、図1〜2に示されるように、モータ51と、モータ51に接続される駆動伝達部52と、駆動伝達部52に軸53を介して取り付けられるアーム部54とを含んでいる。駆動伝達部52は、モータ51からの駆動力によりアーム部54を、軸53を中心に回動させるとともに、上下方向(Z方向)に移動させることが可能なように構成されている。また、アーム部54の先端部には、検体の吸引および吐出を行うノズル部54aが設けられている。そして、このノズル部54aの先端には、緊急検体・チップ搬送部20の搬送ラック(図示せず)により搬送されるピペットチップ2(図5参照)が装着される。
免疫分析装置1による分析処理の全体のフローを図8に示す。なお、以下のフローチャート中の判断において、「Yes」及び「No」を図示しない場合は、下がYes、右(左)がNoである。また、以下に説明する処理は、制御部400a及び本体制御部140によって制御される処理である。
一方、前記免疫分析装置1に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ401の電源が投入されると、当該パーソナルコンピュータ401の制御部400aの初期化が行われる(ステップS101)。この初期化動作では、プログラムの初期化などが行われる。初期化が完了すると、免疫分析装置1を用いて分析を行う検体のオーダ登録が行われる(ステップS102)。このオーダ登録には、初めて分析を行う検体について、ユーザが検体番号や測定項目などの情報をキーボード(入力手段)400cから入力することで行う登録と、再検を行う検体について、ユーザが後述する再検オーダリストに基づいて行う登録とが含まれる。
ついでステップS2において、本体制御部140によって、測定開始信号の受信が行われたか否かが判断される。本体制御部140が、測定開始信号の受信が行われたと判断した場合(Yes)にはステップS3へ処理を進め、測定開始信号の受信が行われなかったと判断した場合(No)にはステップS14へ処理を進める。
ついでステップS106において、制御部400aによって、オーダページの検索が行われる。すなわち、制御部400aによって、ハードディスク401dの記憶領域(第2記憶部)に記憶されているオーダ情報から、ステップS105において受信したラック番号に係るオーダ情報が検索される。
ついでステップS108において、制御部400aによって、オーダの検索が行われる。すなわち、制御部400aによって、ステップS106において検索された、特定のラック番号に係るオーダ情報から、ステップS107において受信した検体番号に係るオーダ情報が検索される。そして、ステップS109において、制御部400aによって、オーダの指示が本体制御部140へ送信される。
ついでステップS9において、オーダされた項目についての測定が行われる。そして、測定結果が、本体制御部140によりパーソナルコンピュータ401側に送信される(ステップS10)。
ステップS111では、本体制御部140側から送信された測定結果の解析処理が行われる。すなわち、制御部400aは、送信された測定結果と、予め標準試料を用いて作成され、前記ハードディスク401dに記憶されている検量線とから、測定対象の抗原の濃度を換算し、その結果(分析結果)を記憶する。また、制御部400aは、分析結果の出力を行う。
ついでステップS115において、制御部400aによって、パーソナルコンピュータ401をシャットダウンする指示を受け付けているか否かが判断される。制御部400aは、シャットダウンする指示を受け付けていると判断した場合(Yes)にはステップS116に処理を進め、シャットダウンする指示を受け付けていないと判断した場合(No)にはステップS102に戻る。
そして、ステップS117において、制御部400aにより、パーソナルコンピュータ401のシャットダウンが行われ、処理が終了する。
ついでステップS14において、本体制御部140によって、シャットダウン信号の受信が行われたか否かが判断される。本体制御部140が、シャットダウン信号の受信が行われたと判断した場合(Yes)にはステップS15へ処理を進め、シャットダウン信号の受信が行われていないと判断した場合(Yes)にはステップS2に戻る。
図9は、ステップS9における測定フローを示す図であり、図10は、図1に示される免疫分析装置で測定される検体の抗原と各種試薬との反応を示す模式図である。
(キュベット供給工程) まず、図1〜2に示されるように、キュベット供給部70のホッパフィーダ71のモータ71bを駆動することにより、ホッパ71aから誘導板72を通過して支持台73の凹部73bにキュベット8(図6参照)が導かれる。そして、支持台73の凹部73bに収容されたキュベット8は、供給用キャッチャ部74により、1次反応部80aの回転テーブル部81の保持部81aに搬送される。
(BF分離部100aにおける第2洗浄工程(1回目)) また、本実施の形態では、BF分離部100aにおいて攪拌されたキュベット8を再び集磁部101のキュベット設置孔101dに保持させることにより、磁性粒子をキュベット8の側方に配置される磁石101b側に集磁する。そして、キュベット8内の磁性粒子を集磁した後、洗浄液及び不要成分を排出する。
その後、同様の撹拌行程及び第2洗浄工程をさらに2回ずつ実施する。この後、不要成分が除去された固相の磁性粒子を主とする試料を収容したキュベット8は、図1〜2に示されるように、BF分離部100aの設置部101aの回転に伴って回転方向に移送されて、搬送キャッチャ部110のチャック部110gにより把持される位置まで搬送される。
そして、2次反応部80bの容器搬送部84が、上述したR1試薬および検体の攪拌工程と同様にして、捕捉抗体(R1試薬)、抗原(検体)、磁性粒子(R2試薬)および標識抗体を含むR3試薬が収容されたキュベット8を攪拌する。
そして、試薬分注アームは、免疫分析装置1の下部に設置される図示しない試薬容器内のR4試薬(分散液)を、捕捉抗体(R1試薬)、磁性粒子(R2試薬)、標識抗体(R3試薬)及び検体の抗原を収容したキュベット8に吐出する。
そして、攪拌された捕捉抗体(R1試薬)、抗原(検体)、磁性粒子(R2試薬)、分散液(R4試薬)標識抗体及び発光基質を含むR5試薬は、回転テーブル部83の保持部83aのキュベット8内で、所定時間インキュベーションされる。したがって、検体の抗原に結合した標識抗体(R3試薬)と発光基質(R5試薬)との反応に約378秒(18秒×21)間要する場合には、捕捉抗体(R1試薬)、抗原(検体)、磁性粒子(R2試薬)、標識抗体(R3試薬)及び発光基質を含むR5試薬を収容したキュベット8は、R5試薬分注後に21ピッチ分回転移送される。このように、キュベット8が回転移送される間に、標識抗体(R3試薬)と発光基質(R5試薬)との反応が進行する。
前記ステップS112における再検オーダリストの登録処理のフローを図11に示す。
まず、ステップS201において、制御部400aによって、オーダされた分析項目のうち最初の分析項目が選択される。1回の測定で、通常、複数の分析項目が測定されるが、再分析が必要であるか否かは、分析項目毎に判断する必要がある。したがって、すべての種類の分析項目に予め番号が付され、この番号の順番に従って分析項目が選択される。
ついでステップS203において、制御部400aによって、前記分析項目(ステップS202において再希釈測定の条件に合致すると判断された分析項目)の再検オーダが、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されているか否かが判断される。制御部400aは、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていると判断した場合(Yes)にはステップS204へ処理を進め、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていないと判断した場合(No)にはステップS205へ処理を進める。
一方、前記分析項目が、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていないと判断された場合、ステップS205において、制御部400aによって、当該分析項目についての再希釈測定の希釈倍率の再検オーダが生成され、再検オーダリストに登録される。
ついでステップS207において、制御部400aによって、前記分析項目(ステップS206において再測定の条件に合致すると判断された分析項目)の再検オーダが、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されているか否かが判断される。制御部400aは、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていると判断した場合(Yes)にはステップS208へ処理を進め、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていないと判断した場合(No)にはステップS209へ処理を進める。
一方、前記分析項目が、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていないと判断された場合、ステップS209において、制御部400aによって、当該分析項目についての再測定の希釈倍率の再検オーダが生成され、再検オーダリストに登録される。
ついでステップS211において、制御部400aによって、対象の分析項目(ステップS210においてリフレックステストの条件に合致すると判断された結果、分析されることになる項目。この項目は、初検の分析項目とは異なっている)の再検オーダが、再希釈測定又は再測定の対象として再検オーダリストに登録されているか否かが判断される。制御部400aは、再希釈測定又は再測定の対象として再検オーダリストに登録されていると判断した場合(Yes)にはステップS213へ処理を進め、リフレックステストの対象として再検オーダリストに登録されていないと判断した場合(No)にはステップS212へ処理を進める。
ついでステップS213において、制御部400aによって、リフレックステストのすべての条件について、分析結果が当該条件に合致するか否かの判断が行われたか否かが判断される。リフレックステストは、分析結果の値に応じて、1つの分析項目の結果から、複数種類のリフレックステストが派生することがある。例えば、分析項目Aについて、分析結果aがc0≦a<c1のときは、リフレックステスト1を行い、分析結果aがc1≦a<c2のときは、リフレックステスト2を行うという具合に、分析結果の値に応じて、リフレックステストの種類が異なることがある。この場合、リフレックステストの種類毎に設定された条件(範囲又はレンジ)のすべてについて、分析結果が合致しているか否かの判断がステップS213において、制御部400aによって実行される。そして、制御部400aによって、リフレックステストの種類毎に設定された条件(範囲又はレンジ)のすべてについて分析結果が合致しているか否かの判断が行われたと判断された場合は、ステップS214へ処理を進める。一方、リフレックステストの種類毎に設定された条件(範囲又はレンジ)のすべてについては、分析結果が合致しているか否かの判断が行われていないと判断された場合は、ステップS210に戻る。
そして、ステップS215において、制御部400aによって次の分析項目が選択され、ステップS202に戻って前述した処理が繰り返し実行される。
前記ステップS102における測定オーダの登録処理のフローを図12に示す。
まず、ステップS301において、制御部400aによって、オーダ登録画面の表示指示が行われたか否か(メニュー画面のオーダ登録画面の表示を指示するためのオーダ登録画面ボタンが選択されたか否か)が判断される。制御部400aは、オーダ登録画面の表示指示が行われたと判断した場合(Yes)にはステップS302へ処理を進める。
そしてステップS302において、制御部400aによって、図14に示されるオーダ登録画面が表示部400bに表示される。
ついでステップS312において、1ラックコピーの指示が受け付けられたか否かが判断される。制御部400aは、1ラックコピーの指示が受け付けられたと判断した場合(Yes)には、ステップS313に処理を進め、1ラックコピーの指示が受け付けられていないと判断した場合(No)にはステップS314へ処理を進める。
ついでステップS314において、制御部400aによって、再検オーダリストの表示を終了させる指示が行われたか否かが判断される。制御部400aは、再検オーダリストの表示終了指示が行われたと判断した場合(Yes)にはステップS306へ処理を進め、再検オーダリストの表示終了指示が行われていないと判断した場合(No)にはステップS309に戻る。
2 ピペットチューブ
3 試験管
4 ラック
5、6
7 試薬容器
10 検体搬送部
20 緊急検体・チップ搬送部
30 ピペットチップ供給装置
40 チップ脱離部
50 検体分注アーム
60a 試薬設置部
60b 試薬設置部
70 キュベット供給部
80a 1次反応部
80b 2次反応部
90a 試薬分注アーム
90b 試薬分注アーム
90c 試薬分注アーム
90d 試薬分注アーム
100a BF分離部
100b BF分離部
110 搬送キャッチャ部
120 検出部
130 廃棄部
140 本体制御部
201 オプションボタン
202 詳細入力ボタン
203 確定ボタン
205 再検オーダリストボタン
400 制御装置
401 パーソナルコンピュータ
400a 制御部
400b 表示部
400c キーボード
401d ハードディスク
Claims (12)
- 表示部と、
複数の検体容器が載置可能なラックを搬送する検体搬送部と、
検体容器に収容された検体を分析するためのオーダ情報を含む登録オーダ表示画面を前記表示部に表示させる第1表示制御手段と、
前記表示部に表示された登録オーダ表示画面に含まれるオーダ情報にしたがって、検体の分析を行う分析手段と、
この分析手段による分析の結果に基づいて、再分析が必要か否かを判定する判定手段と、
この判定手段によって再分析が必要であると判定された検体を再分析するための再検オーダ情報を生成する再検オーダ生成手段と、
この再検オーダ生成手段により生成された複数の検体についての再検オーダ情報が一覧表示される再検オーダ表示画面を前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
前記再検オーダ表示画面に表示された再検オーダ情報の登録指示を受け付ける指示受付手段と、
この指示受付手段によって再検オーダ情報の登録指示が受け付けられた場合に、前記再検オーダ情報を前記登録オーダ表示画面に追加するオーダ登録手段と、
を備え、
前記指示受付手段は、検体容器単位での再検オーダ情報の登録指示を受け付ける第1指示受付手段と、ラック単位での再検オーダ情報の登録指示を受け付ける第2指示受付手段とを含むことを特徴とする検体分析装置。 - 前記オーダ情報を記憶する登録オーダ記憶手段を備え、
前記表示制御手段は、前記登録オーダ記憶手段に記憶されたオーダ情報を含む前記登録オーダ表示画面を前記表示部に表示するように構成されており、
前記オーダ登録手段は、前記指示受付手段によって再検オーダ情報の登録指示が受け付けられた場合に、前記再検オーダ生成手段により生成された再検オーダ情報を、前記登録オーダ記憶手段に記憶させるように構成されている請求項1に記載の検体分析装置。 - 前記再検オーダ生成手段により生成された再検オーダ情報を記憶する再検オーダ記憶手段をさらに備え、
前記オーダ登録手段は、前記指示受付手段によって再検オーダ情報の登録指示が受け付けられた場合に、前記再検オーダ記憶手段により記憶された再検オーダ情報を、前記登録オーダ記憶手段に記憶させるように構成されている請求項2に記載の検体分析装置。 - 前記表示制御手段は、前記再検オーダ生成手段によって生成された再検オーダ情報を含む再検オーダ表示画面を前記表示部に表示させることが可能であり、
前記オーダ登録手段は、前記再検オーダ表示画面に含まれる再検オーダ情報のなかから再分析を実行する検体に係る再検オーダ情報の選択を受け付ける選択受付手段を備え、この選択受付手段によって選択が受け付けられた再検オーダ情報を、前記登録オーダ表示画面に追加する請求項1〜3のいずれかに記載の検体分析装置。 - 前記指示受付手段は、前記再検オーダ表示画面が前記表示部に表示されているときに、再検オーダの登録指示の受付が可能となる請求項4に記載の検体分析装置。
- 前記オーダ情報は、分析対象の検体を特定する特定情報が含まれており、
前記検体容器は、収容する検体を特定する特定情報が記録された記録部を備えており、
前記検体分析装置は、前記検体容器の記録部に記録された特定情報を検出する検出部をさらに備えており、
前記分析手段は、前記検出部によって検出された特定情報が、前記再検オーダ表示画面に含まれる再検オーダ情報の特定情報と一致する場合に、当該再検オーダ情報にしたがって、前記特定情報により特定される検体の再分析を実行するように構成されている請求項1〜5のいずれかに記載の検体分析装置。 - 前記分析手段は、複数の分析項目について検体の分析が可能であり、
前記再検オーダ生成手段は、再分析の対象となる検体を特定する特定情報と、再分析の分析項目とが対応付けられた再検オーダ情報を生成するように構成されている請求項1〜6のいずれかに記載の検体分析装置。 - 前記再検オーダ生成手段は、検体を分析した分析項目とは異なる分析項目の再検オーダ情報を生成し得るように構成されている請求項7に記載の検体分析装置。
- 検体を希釈する希釈部をさらに備え、
前記再検オーダ情報は、再分析における検体の希釈条件を示す希釈情報を含み、
前記希釈部は、前記登録オーダ表示画面に含まれるオーダ情報の希釈情報にしたがって、検体を希釈するように構成されている請求項1〜8のいずれかに記載の検体分析装置。 - 前記検体搬送部により搬送されるラックの識別情報を取得する取得部をさらに備え、
前記再検オーダ表示画面は、再分析が必要と判定された検体容器が載置されたラックの識別情報を、再検オーダ情報とともに表示する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の検体分析装置。 - 前記再検オーダ表示画面は、前記再分析が必要と判定された検体容器のラック内での位置情報を含む、請求項10に記載の検体分析装置。
- 前記再検オーダ表示画面は、前記再分析が必要な検体が分析された時刻に関する情報を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の検体分析装置。
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