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JP5105083B2 - 広帯域電力増幅装置およびバイアス制御回路 - Google Patents

広帯域電力増幅装置およびバイアス制御回路 Download PDF

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Description

本発明は、広帯域電力増幅装置およびバイアス制御回路に関し、特にバイアス電圧としてバースト状電圧を印加する広帯域電力増幅装置およびバイアス制御回路に関する。
VHF(very high frequency)あるいはUHF(ultra high frequency)帯の無線通信システム(一例として、移動体広帯域無線通信システム)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この無線通信システムでは、変調方式が多様化しているため、所要信号対雑音比(C/N:carrier to noise ratio)も大きくなり、通信の通達性を確保するため、電力増幅器は高出力化が要求される。
しかし、移動体の電源は有限であるため、電力消費の低減を行う必要がある。
図6は本発明に関連する広帯域電力増幅器の一例の回路図である。
同図を参照すると、本発明に関連する広帯域電力増幅器の一例は、ゲートバイアス回路5と、電力増幅器1と、負帰還回路2と、インダクタ6と、電源7とを含んで構成される。
ゲートバイアス回路5は、ゲートバイアス部51と、抵抗52とを含んで構成される。ゲートバイアス部51は所定のゲートバイアス電圧を発生する。抵抗52は分圧抵抗である。
電力増幅器1は、入力端子8と、容量素子(以下、コンデンサと記す)11と、トランジスタ12と、コンデンサ13と、出力端子9とを含んで構成される。
入力端子8には高周波信号が入力される。コンデンサ11および13は直流阻止用であり、高周波信号よりも十分低インピーダンスとなる値に設定される。
トランジスタ12は一例として、VHFおよびUHFの増幅に適するDMOSFET(double diffusion metal oxide semiconductor field effect transistor)である。
出力端子9からはトランジスタ12で増幅された高周波信号が出力される。
負帰還回路2は、抵抗21と、コンデンサ22とを含んで構成される。
インダクタ6は高周波阻止用である。
電源7は電力増幅器1へ電力を供給するもので、一例として、移動体のバッテリーおよび電池等の直流電源である。
ゲートバイアス回路5は、常時電力増幅器1のトランジスタ12のゲートに所定のゲートバイアス電圧を供給する。
負帰還回路2は、電力増幅器1のトランジスタ(一例として、DMOSFET)12は低周波領域では利得が大きくなり、高周波領域では利得が低くなるため、周波数特性が平坦化するように、電力増幅器1のトランジスタ12のドレインからゲートへ負帰還をかける。
インダクタ6は電力増幅器1のドレインに常時バイアス電圧を供給する。
しかし、図6記載の関連する広帯域電力増幅器では、常時電力増幅器1にバイアス電圧が供給されるため、送信時以外でも待機電流が流れ、省電力化が困難という課題がある。
そこで、この課題を解決するための発明の一例が特許文献1に開示されている。この文献記載の発明は、電源をバースト動作させ、電力消費を低減させるというものである。
また、この発明では電力増幅器の周波数帯域を拡大するため電力増幅器のFETのゲートとドレイン間に負帰還回路が接続されている。
しかし、電源をバースト動作させた場合、電力増幅器のFETのゲートとドレイン間に接続される負帰還を介して、電源のバースト動作によるサージ電圧がFETのゲートに入力され、FETの特性劣化を及ぼすという課題がある。
この課題を解決するために特許文献1に記載の発明では、負帰還にさらにツェナーダイオードを設け、電源のバースト動作によるサージ電圧を抑えている。
すなわち、電源電圧の立ち上がりおよび立ち下がり時のサージ電圧のピークがツェナーダイオードによって所定電圧に抑えられる。
また、関連する発明の他の例が特許文献2に開示されている。
この発明は、MOSFET等の電圧制御型スイッチング素子のゲート制御装置に関するものであり、インバータ運転時のスイッチング素子オフ時に発生するサージ電圧を低く抑えることを特徴としている。
特開2005−236679号公報 特開平05−090928号公報
しかし、特許文献1開示の発明では、サージ電圧の抑制をツェナーダイオードで行っているため、ゲートバイアス電圧にツェナー電圧が加算され、ゲートバイアス電位がツェナー電位まで上昇するため、トランジスタの特性劣化を十分抑制できるとはいえない。
一方、特許文献2開示の発明は、スイッチング素子の破損を防止することを目的としたものであり、本発明の広帯域電力増幅器の省電力化およびトランジスタの特性劣化の抑制を目的とするものと目的が全く異なり、よって目的達成のための構成および効果も全く異なる。
そこで本発明の目的は、省電力化が可能で、かつ関連技術よりもトランジスタの特性劣化を抑制することが可能な広帯域電力増幅装置およびバイアス制御回路を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明による広帯域電力増幅装置は、VHFおよびUHF用の広帯域電力増幅器と、前記広帯域電力増幅器の入力および出力間に設けられる負帰還回路と、前記広帯域電力増幅器の入力側または出力側にバイアス電圧としてバースト状電圧を印加するバースト制御回路と、前記バースト状電圧が前記広帯域電力増幅器に印加された際に前記広帯域電力増幅器の入力側に発生するサージ電圧を低減させるバイアス制御回路とを含み、前記バイアス制御回路はトランジスタを用いて前記サージ電圧を短絡させるサージ電圧短絡部を含むことを特徴とする。
また、本発明によるバイアス制御回路は、VHFおよびUHF用の広帯域電力増幅器と、前記広帯域電力増幅器の入力および出力間に設けられる負帰還回路と、前記広帯域電力増幅器の入力側または出力側にバイアス電圧としてバースト状電圧を印加するバースト制御回路と、前記バースト状電圧が前記広帯域電力増幅器に印加された際に前記広帯域電力増幅器の入力側に発生するサージ電圧を低減させるバイアス制御回路とを含む広帯域電力増幅装置における前記バイアス制御回路であって、トランジスタを用いて前記サージ電圧を短絡させるサージ電圧短絡部を含むことを特徴とする。
本発明によれば、省電力化が可能で、かつ関連技術よりもトランジスタの特性劣化を抑制することが可能となる。
まず、本発明の実施形態の説明に入る前に、本発明の動作原理について説明する。
図1は本発明に係る広帯域電力増幅装置の一例の動作原理を示す図である。なお、関連する広帯域電力増幅器の一例(図6参照)と同様の構成部分については同一番号を付し、その説明を省略する。
同図を参照すると、本発明に係る広帯域電力増幅装置の一例は、電力増幅器1と、電力増幅器1の入力および出力間に設けられる負帰還回路2と、電力増幅器1の入力側または出力側にバイアス電圧としてバースト状電圧を印加するバースト制御回路3とを含んでいる。
さらに本発明に係る広帯域電力増幅装置の一例は、電力増幅器1の入力側に発生するサージ電圧を低減させるバイアス制御回路4を含み、バイアス制御回路4はサージ電圧を短絡するサージ電圧短絡部41を含んでいる。
電力増幅器1の入力側または出力側には、バースト制御回路3によりバイアス電圧としてバースト状電圧が印加される。また、電力増幅器1の入力および出力間には、周波数特性を平坦化するための負帰還回路2が接続される。
仮に、バイアス制御回路4が存在しないとすると、バースト状電圧が電力増幅器1に印加されると、電力増幅器1の入力側にサージ電圧が発生する。
しかし、本発明ではバイアス制御回路4が存在し、バースト状電圧が電力増幅器1に印加され、電力増幅器1の入力側にサージ電圧が発生すると、バイアス制御回路4内のサージ電圧短絡部41が、サージ電圧が発生している間強制的に電力増幅器1の入力側を短絡させる。
以上説明したように、本発明によれば、電力増幅器1にバイアス電圧としてバースト状電圧が供給されるため、バイアス電圧が常時供給される場合に比べ、省電力化が可能となる。
また、バイアス制御回路4内のサージ電圧短絡部41が、電源をバースト動作させた場合に電力増幅器1の入力側に発生するサージ電圧を短絡するため、サージ電圧を関連技術よりも抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。まず、第1実施形態について説明する。図2は本発明に係る広帯域電力増幅装置の第1実施形態の回路図である。なお、図1および図6と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図2を参照すると、本発明に係る広帯域電力増幅装置の第1実施形態は、電力増幅器1と、電力増幅器1内の後述するトランジスタ12のゲートおよびドレイン間に接続される負帰還回路2とを含んで構成される。
さらに本発明に係る広帯域電力増幅装置の第1実施形態は、トランジスタ12のドレインにバイアス電圧としてバースト状電圧を印加するバースト制御回路3を含んで構成される。
さらに本発明に係る広帯域電力増幅装置の第1実施形態は、電力増幅器1のゲートに発生するサージ電圧を低減させるゲートバイアス制御回路4と、所定のバイアス電圧を発生するゲートバイアス回路5とを含んで構成される。
さらに本発明に係る広帯域電力増幅装置の第1実施形態は、インダクタ6と、一定電圧を発生する電源7とを含んで構成される。
電力増幅器1は、入力端子8と、コンデンサ11と、トランジスタ12と、コンデンサ13と、出力端子9とを含んで構成される。
入力端子8には高周波信号が入力される。コンデンサ11および13は直流阻止用であり、高周波信号よりも十分低インピーダンスとなる値に設定される。
トランジスタ12は一例として、VHFおよびUHFの増幅に適するDMOSFETである。
出力端子9からトランジスタ12で増幅された高周波信号が出力される。
負帰還回路2は、抵抗21と、コンデンサ22とを含んで構成される。抵抗21の一端とコンデンサ22の一端とが直列に接続され、抵抗21の他端は電力増幅器1内のトランジスタ12のゲートに、コンデンサ22の他端はドレインにそれぞれ接続される。
すなわち、トランジスタ12は、低周波領域では利得が比較的大きく、高周波領域では利得が比較的低くなる傾向があるため、周波数特性が平坦化するように負帰還回路2を用いてトランジスタ12のドレインからゲートへ負帰還をかける。
また、負帰還回路2は周波数特性を平坦化し増幅器の安定動作に寄与するが、抵抗21とコンデンサ22の直列接続であるため、バースト状の急峻な電圧をトランジスタ12のドレインに入力すると、微分されたサージ電圧波形がトランジスタ12のゲートに印加される。
バースト制御回路3はトランジスタ31と、トランジスタ31のゲートに接続され、トランジスタ31のオン・オフを制御するバースト制御部32とを含んで構成される。また、トランジスタ31のソースには電源7が接続される。
バースト制御部32は送信時のみ電源7の出力電圧を、インダクタ6を介して電力増幅器1内のトランジスタ12のドレインに供給するようトランジスタ31を制御する。
このため、トランジスタ31として高速スイッチングかつ低損失で大電流が扱えるFETを用いることが好ましい。
ゲートバイアス制御回路4はサージ電圧短絡部41を構成するトランジスタ42と、トランジスタ42のベースとバースト制御回路3内のトランジスタ31のドレイン間に接続されるコンデンサ43と、トランジスタ42のコレクタと負帰還回路2の抵抗21の他端間に接続されるインダクタ44とを含んで構成される。また、トランジスタ42のエミッタは接地される。
トランジスタ42はバイポーラ形で構成する。これは、FETはカットオフ電圧が比較的高いためゲートバイアスを短絡できない可能性があるためである。
トランジスタ42は電力増幅器1内のトランジスタ12のゲートに発生するサージ電圧を短絡する。
コンデンサ43はサージ電圧を短絡する時間を設定する。インダクタ44はサージ電圧を短絡した際、トランジスタ12が高周波的に無負荷になるのを防止する。
ゲートバイアス回路5は、ゲートバイアス部51と、抵抗52とを含んで構成され、常時電力増幅器1のトランジスタ12のゲートに所定のゲートバイアス電圧を供給する。
抵抗52は分圧抵抗であり、トランジスタ12のゲートインピーダンスに比べ十分大きな値とする。
インダクタ6は、電力増幅器1内のトランジスタ12のドレインにバイアスを供給するものであり、大電流が流れるため、低インピーダンスでかつ、電源7への高周波の漏洩を阻止するため、高周波的には高インピーダンスである必要がある。
電源7は電力増幅器1へ電力を供給するもので、一例として、移動体のバッテリーおよび電池等の直流電源である。
なお、本実施例では電力増幅器1のトランジスタ12をシングル構成としたが、これに限定されるものではなく、プッシュプル構成の場合も本発明の適用が可能である。
また、負帰還回路2の抵抗21とコンデンサ22の配列については、逆でも本発明の適用が可能である。
バースト制御回路3により送信時のみ電源7が投入されると、電力増幅器1内のトランジスタ12のゲートおよびドレイン間に接続された負帰還回路2を介してバースト動作によるサージ電圧が発生し、この電圧がトランジスタ12のゲートに入力される。したがって、トランジスタ12のゲートではゲートバイアス回路5が供給するゲートバイアス電圧にこのサージ電圧が重畳する。
これに対し、ゲートバイアス制御回路4はこのサージ電圧を短絡させる。
以下、第1実施形態の動作について詳細に説明する。
図2を参照すると、バースト制御回路3により送信時に電源7が投入されると、電源7からの電圧はトランジスタ31およびインダクタ6を介して電力増幅器1内のトランジスタ12のドレインに印加される。これにより、負帰還回路2を介してトランジスタ12のゲートにはサージ電圧が重畳される。
一方、バースト制御回路3により送信時に電源7が投入されると、電源7からの電圧はゲートバイアス制御回路4のコンデンサ43を介してトランジスタ42のベースに入力される。
これにより、トランジスタ42はオンとなり、トランジスタ12のゲートに重畳されたサージ電圧はインダクタ44およびトランジスタ42を介して接地、すなわち短絡される。
また、トランジスタ42のベースにコンデンサ43が接続されているため、コンデンサ43の容量を変更することによりサージ電圧を短絡する時間を適宜設定することが可能となる。
また、トランジスタ42のコレクタとトランジスタ12のゲート間にインダクタ44が接続されているため、サージ電圧を短絡した際にトランジスタ12が高周波的に無負荷になるのを防止することが可能となる。
次に、図3を参照しながら、第1実施形態の動作の具体例について説明する。図3は第1実施形態の動作の具体例を示すタイミングチャートである。
同図(A)の電圧Vbstはバースト制御回路3内のバースト制御部32の出力であるバースト制御電圧を示している。バースト制御部32は送信時(時間t1)にバースト制御電圧V4を発生する。
この電圧V4がバースト制御回路3内のトランジスタ31のゲートに印加されると、トランジスタ31はオンとなり、電源7の出力電圧V5が電力増幅器1内のトランジスタ12のドレインに印加される。同図(B)はトランジスタ12のドレインに印加されるドレイン電圧Vdを示している。
同図(C)は電力増幅器1内のトランジスタ12のゲート電圧を示している。電力増幅器1内のトランジスタ12のゲートには常時ゲートバイアス回路5からのゲートバイアス電圧Vg(電圧V1)が印加されている。しかし、負帰還回路2によりサージ電圧が発生している時間t1からt2の間、ゲートバイアス制御回路4によりゲートバイアス電圧Vgは短絡され、その結果ゲートバイアス電圧VgはV1からV3(0<V3<V1)に低下する。
同図(E)はトランジスタ12のドレイン電流Adを示している。電流A1は通常のゲートバイアス電圧およびドレイン電圧が投入されたときの待機電流を示す。同図は電源7の出力電圧V5が立ち上がった際にトランジスタ12のドレインに発生する突入電流は電流A1以下に抑制されることを示している。
なお、同図(D)は関連技術における電力増幅器内のトランジスタのゲート電圧Vgを示しており、通常のゲートバイアス電圧V1を超えるサージ電圧V2(V2>V1)が時間t1からt2間に電力増幅器内のトランジスタのゲートに入力される様子を示している。
また、関連技術ではサージ電圧V2が電力増幅器内のトランジスタのゲートに入力されるため、通常の待機電流A1を遥かに超える突入電流A2(A2>A1)がそのトランジスタのドレインに流れ(同図(F)参照)、これがトランジスタの特性劣化の一因となっていた。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、電源をバースト動作させることによって発生するサージ電圧を短絡しているので、電力増幅器のトランジスタの特性劣化を適正に抑制することが可能となる。
また、電力増幅器の電源をバースト動作しているので、大幅な省電力化が可能となる。
さらに、サージ電圧が発生している間ゲートバイアス電圧を短絡しているので、バースト動作した際の突入電流も抑制することができ、これにより周辺回路の、瞬時電圧低下に伴う誤動作も防止することが可能となる。
次に、第2実施形態について説明する。図4は本発明に係る広帯域電力増幅装置の第2実施形態の回路図である。なお、図2と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
同図を参照すると、第1実施形態(図2参照)との相違点はバースト電圧が電力増幅器1のゲートに印加される点と、ゲートバイアス制御回路4のトランジスタ42のベースに、コンデンサ43の代わりにタイマー回路48が接続される点である。その他の構成は第1実施形態と同様である。
電力増幅器のトランジスタの種類によっては、ドレインバイアスのバースト動作を推奨しないものが存在する。このため、第2実施形態ではバースト制御についてさらに工夫している。
本実施形態では、電源7は常に電力増幅器1のトランジスタの12のドレインに供給されている。
バースト制御回路3によりゲートバイアス回路5からのゲートバイアス電圧が電力増幅器1のトランジスタの12のゲートに印加される。
ゲートバイアス制御回路4は、ゲートバイアス電圧が電力増幅器1のトランジスタの12のゲートに印加されたとき、タイマー回路48で設定した時間だけ電力増幅器1のトランジスタの12のゲートを短絡させる。
すなわち、バースト制御回路3のバースト制御部32はトランジスタ31を制御するとともに、タイマー回路48も制御するよう構成されている。
次に、図5を参照しながら、動作の具体例について説明する。図5は第2実施形態の動作の具体例を示すタイミングチャートである。
まず、時間t1に、バースト制御部32がバースト制御電圧Vbcをトランジスタ31のゲートへ印加すると(同図(A)のバースト制御Vbc参照)、ゲートバイアス回路5からトランジスタ12のゲートへゲート電圧Vgが印加される。
また、時間t1に、バースト制御部32はタイマー回路48を制御し、タイマー回路48に予め設定した時間(時間t1から時間t2の間)だけ、トランジスタ42をオンにさせる(同図(A)のゲートバイアス制御Vgc参照)。
このタイマー回路48からゲートバイアス制御電圧Vgcが入力されている間(時間t1から時間t2の間)、ゲートバイアス制御回路4のトランジスタ42はトランジスタ12のゲートを短絡する。
同図(B)はトランジスタ12のドレインバイアス電圧Vdが常に電圧V5であることを示し、トランジスタ12のゲートバイアス電圧Vgは時間t1からt2の間、ゲートが短絡されることによりゲート電圧がV3に低下することを示している。電圧V1は通常のゲートバイアス電圧である。
同図(C)は電力増幅器1のトランジスタ12のドレイン電流Adの変化を
示したものであり、電源が投入される前および電源投入後時間t1からt2までの間は、ドレイン電流Adは待機電流A1よりも小さく、時間t2以降は待機電流A1となることを示している。同図に示すように時間t1からt2までの間の突入電流も抑制されている。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、ドレインバイアスを常に投入し、ゲートバイアスをバースト制御によって制御しているので、ドレインバイアスのバースト動作を推奨しないトランジスタにおいても第1実施形態と同様の効果が得られる。
本発明に係る広帯域電力増幅装置の一例の動作原理を示す図である。 本発明に係る広帯域電力増幅装置の第1実施形態の回路図である。 第1実施形態の動作の具体例を示すタイミングチャートである。 本発明に係る広帯域電力増幅装置の第2実施形態の回路図である。 第2実施形態の動作の具体例を示すタイミングチャートである。 本発明に関連する広帯域電力増幅器の一例の回路図である。
符号の説明
1 電力増幅器
2 負帰還回路
3 バースト制御回路
4 バイアス制御回路
5 ゲートバイアス回路
6,44 インダクタ
7 電源
8 入力端子
9 出力端子
10
11,13 コンデンサ
22,43 コンデンサ
12,31 トランジスタ
42 トランジスタ
21,52 抵抗
32 バースト制御部
41 サージ電圧短絡部
48 タイマー回路
51 ゲートバイアス部

Claims (18)

  1. VHFおよびUHF用の広帯域電力増幅器と、
    前記広帯域電力増幅器の入力および出力間に設けられる負帰還回路と、
    前記広帯域電力増幅器の入力側または出力側にバイアス電圧としてバースト状電圧を印加するバースト制御回路と、
    前記バースト状電圧が前記広帯域電力増幅器に印加された際に前記広帯域電力増幅器の入力側に発生するサージ電圧を低減させるバイアス制御回路とを含み、
    前記バイアス制御回路はトランジスタを用いて前記サージ電圧を短絡させるサージ電圧短絡部を含むことを特徴とする広帯域電力増幅装置。
  2. 前記バイアス制御回路は前記サージ電圧を短絡する時間を設定する短絡時間設定部を含むことを特徴とする請求項1記載の広帯域電力増幅装置。
  3. 前記バースト制御回路により前記広帯域電力増幅器の出力側にバースト状電圧が印加され、前記広帯域電力増幅器の入力側に一定の電圧が印加されることを特徴とする請求項1または2記載の広帯域電力増幅装置。
  4. 前記バースト制御回路により前記広帯域電力増幅器の入力側にバースト状電圧が印加され、前記広帯域電力増幅器の出力側に一定の電圧が印加されることを特徴とする請求項1または2記載の広帯域電力増幅装置。
  5. 前記バイアス制御回路に含まれるサージ電圧短絡部はスイッチング用トランジスタであることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の広帯域電力増幅装置。
  6. 前記バイアス制御回路に含まれるサージ電圧短絡部はスイッチング用トランジスタであることを特徴とする請求項1、2、4いずれかに記載の広帯域電力増幅装置。
  7. 前記バイアス制御回路に含まれる短絡時間設定部は前記スイッチング用トランジスタの入力側に接続される容量素子であることを特徴とする請求項2、3、5いずれかに記載の広帯域電力増幅装置。
  8. 前記バイアス制御回路に含まれる短絡時間設定部は前記スイッチング用トランジスタの入力側に接続されるタイマー回路であることを特徴とする請求項2,4,6いずれかに記載の広帯域電力増幅装置。
  9. 前記バイアス制御回路は前記サージ電圧を短絡させる際に、前記広帯域電力増幅器が高周波的に無負荷になるのを防止するインダクタを含むことを特徴とする請求項1から8いずれかに記載の広帯域電力増幅装置。
  10. VHFおよびUHF用の広帯域電力増幅器と、
    前記広帯域電力増幅器の入力および出力間に設けられる負帰還回路と、
    前記広帯域電力増幅器の入力側または出力側にバイアス電圧としてバースト状電圧を印加するバースト制御回路と、
    前記バースト状電圧が前記広帯域電力増幅器に印加された際に前記広帯域電力増幅器の入力側に発生するサージ電圧を低減させるバイアス制御回路とを含む広帯域電力増幅装置における前記バイアス制御回路であって、
    トランジスタを用いて前記サージ電圧を短絡させるサージ電圧短絡部を含むことを特徴とするバイアス制御回路。
  11. 前記サージ電圧を短絡する時間を設定する短絡時間設定部を含むことを特徴とする請求項10記載のバイアス制御回路。
  12. 前記バースト制御回路により前記広帯域電力増幅器の出力側にバースト状電圧が印加され、前記広帯域電力増幅器の入力側に一定の電圧が印加されることを特徴とする請求項10または11記載のバイアス制御回路。
  13. 前記バースト制御回路により前記広帯域電力増幅器の入力側にバースト状電圧が印加され、前記広帯域電力増幅器の出力側に一定の電圧が印加されることを特徴とする請求項10または11記載のバイアス制御回路。
  14. 前記サージ電圧短絡部はスイッチング用トランジスタであることを特徴とする請求項10から12いずれかに記載のバイアス制御回路。
  15. 前記サージ電圧短絡部はスイッチング用トランジスタであることを特徴とする請求項10、11、13いずれかに記載のバイアス制御回路。
  16. 前記バイアス制御回路に含まれる短絡時間設定部は前記スイッチング用トランジスタの入力側に接続される容量素子であることを特徴とする請求項11、12、14いずれかに記載のバイアス制御回路。
  17. 前記バイアス制御回路に含まれる短絡時間設定部は前記スイッチング用トランジスタの入力側に接続されるタイマー回路であることを特徴とする請求項11,13、15いずれかに記載のバイアス制御回路。
  18. 前記バイアス制御回路は前記サージ電圧を短絡させる際に、前記広帯域電力増幅器が高周波的に無負荷になるのを防止するインダクタを含むことを特徴とする請求項10から17いずれかに記載のバイアス制御回路。
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