JP5101815B2 - フルオロポリマー分散液の製造方法 - Google Patents
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Description
− 10nm〜400nm、好ましくは20nm〜300nmの粒径;
− 10%〜45重量%、好ましくは20%〜35%のフルオロポリマー濃度;
− ポリマー重量に対して800ppm〜200,000ppm、好ましくは1,200ppm〜6,000ppmの範囲にあるフッ素化アニオン性界面活性剤の量;
を有する。
これらの分散液の欠点は、フルオロポリマー分散液、特にPTFEの分散液で用いられる通常の方法では、凝固できないということである。
本発明者らによって、上述の技術的問題を解決する方法が見出された。
a) フルオロポリマー分散液への、1以上の非フッ素化アニオン性界面活性剤の添加;
b) 分散液とアニオン交換体との接触;
c) アニオン交換体からの分散液の分離と、実質的にフッ素化アニオン性界面活性剤がない分散液の回収;
を含む、フルオロポリマー分散液からの、フッ素化アニオン性界面活性剤を実質的に除去する方法である。
− 以下の一般式:
Y'−(P1)n−CH(Y)−(P2)n'−Y'' (1)
[式中、
Y、Y'またはY''の少なくとも1つがアニオン性の基であり、残りのY、Y'またはY''の少なくとも1つが非イオン性の基であるという条件付きで、Y、Y'およびY''はアニオン性または非イオン性の基であり;
nおよびn'は,等しいか異なって、0または1である]
を有するアニオン性界面活性剤;
T−(O)n6−[(CH2)n3−CH2CH2O]n4−(CH2)n5−X (2)
[式中、
TはC4-18アルキル基か、または1以上の水素原子がC4-18、好ましくはC6-12脂肪族鎖で置換されたアリール基であり;
n3、n6は、互いに等しいか異なって、0または1に等しい整数であり;
n4は整数で、0〜100、好ましくは1〜50、更により好ましくは2〜30を範囲とし;
Xは、n5=0の場合、X=SO3 -であるという条件で、COO-、SO3 -から選択されるアニオン性の基である]
を有するアニオン性界面活性剤:
から選択される。
COOR、CONHR、CONH2、CONRR'、
[式中、
− RおよびR'は、等しいか異なって、以下の:
− 飽和または少なくとも1つの不飽和、好ましくはエチレン型を含有する、直鎖状または分枝鎖状のC2-20、好ましくはC5-15、より好ましくはC7-15水素化アルキル基であり;そのアルキル基が少なくとも6の炭素原子数を持つとき、1以上の芳香環を含有でき;そのアルキル基において、1以上の水素原子は、フッ素または塩素原子で置換され得、水素化(炭化水素)アルキル基が好ましい;
の意味を有する]
から選択される。
− C10H21OOC−CH2−CH(SO3 -)−COOC10H21
ジ-イソデシルスルフォサクシネート ナトリウム塩、商標エマルゾゲン(EMULSOGEN、登録商標)SB10(クラリアント(Clariant、登録商標))で公知である;
− C13H27OOC−CH2−CH(SO3Na)−COOC13H27
ジ-イソトリデシルスルフォサクシネート ナトリウム塩、商標ポリロール(POLIROL、登録商標)TR/LNA(セサルピニア(CESALPINIA、登録商標)ケミカルズ)で公知である。
式(2)の界面活性剤の対イオンは、一般に上記の式(1)のアニオン性界面活性剤のための上記のものである。
− (C9H17)2−C6H3−O−[CH2CH2O]15-20−(CH2)−COOH
カルボキシリック ジノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル酸、商標マーロウェット(Marlowet、登録商標)4530(サソール)で公知である;
− (C12-14H25-29)−O−[CH2CH2O]10−(CH2)−COONa
C12−C14−アルコール ポリエチレングリコール エーテル(10EO)カルボキシメチル化ナトリウム塩、商標マーリナット(Marlinat、登録商標)105/80(サソール)で公知である;
C12−C14−アルコール ポリエチレングリコール エーテル(3EO)ナトリウム塩サルフェート、商標コスマコール(Cosmacol、登録商標)AES−27−3−24NE(サソール)で公知である。
本発明において、上記のクラスの1以上の界面活性剤が用いられ得る。
フルオロポリマー分散液を通過させることである。この態様においては、連続的方法が好ましく用いられる。
そのエマルジョン重合方法は、以下の特許:米国特許第2,559,752号、米国特許第4,380,618号、米国特許第5,789,508号、米国特許第6,479,591号、米国特許第6,576,703号、および米国公開特許第2003/01534674号
に記載されている。
− テトラフルオロエチレン(TFE)ホモポリマー類、および、エチレンタイプの少なくとも1つの不飽和を有するモノマーとのTFEコポリマー類;
− PFA、MFA、FEPおよびETFEのようなTFEに基づく熱加工可能なフルオロポリマー類(溶融状態から)
− VDFを基本とするホモポリマー類およびコポリマー類;
− CTFEを基本とするホモポリマー類およびコポリマー類、例えばPCTFEおよびE/CTFEコポリマー;
−任意にエチレンおよびプロピレンのような水素化オレフィン類を含有しても良い;ペルフルオロビニルエーテル類および/またはペルフルオロアルコキシアルキルビニルエーテル類から選択される、任意にTFEおよび/またはビニルエーテル類を含有してもよいVDF/HFP;
− ペルフルオロアルキルビニルエーテル類および/またはペルフルオロアルコキシアルキルビニルエーテル類から選択される、ビニルエーテルとのTFEコポリマー類;特に、TFE/PMVE、TFE/PEVE、TFE/PPVE;
− 水素化オレフィン類、好ましくはエチレンおよび/またはプロピレンとの、TFEコポリマー類;
である。
− ヘキサフルオロプロペン(HFP)のような、C3−C8ペルフルオロオレフィン類;
− ビニルフルオライド(VF)、ビニリデンフルオライド(VDF)、トリフルオロエチレン、CH2=CH−Rf0ペルフルオロアルキルエチレン(ここで、Rf0はC1−C6ペルフルオロアルキルである)のような、C2−C8水素化ペルフルオロオレフィン類;
− クロロトチフルオロエチレン(CTFE)のような、C2−C6塩化-および/または臭化-および/またはヨウ化-フルオロオレフィン類;
− CF2=CFORf0(ペル)フルオロアルキルビニルエーテル類(PAVE)(ここで、Rf0はC1−C6(ペル)フルオロアルキル、例えばCF3、C2F5、C3F7である);
− CF2=CFOX0(ペル)フルオロオキシアルキルビニルエーテル類(ここで、X0はC1−C12アルキル、またはC1−C12オキシアルキル、または1以上のエーテル基を有するC1−C12(ペル)フルオロオキシアルキル、例えばペルフルオロ−2−プロポキシプロピルである);
− フルオロジオキソール類、好ましくはペルフルオロジオキソール類;
が挙げられ得る。
本発明の方法で得られる、本質的にフッ素化アニオン性界面活性剤がないフルオロポリマー分散液は、良好な貯蔵安定性で特徴付けられ、通常のフルオロポリマー用途において用いられ得る。本発明の方法で得ることのできる本分散液は、そのままであるいは処方されて、有機および/または無機ポリマー類、金属またはセラミック類の表面のコーティング用;繊維、好ましくはガラス繊維の含浸用、キャストフィルムの製造用、ポリマーまたは無機物質用の添加剤用などに使用することもできる。
PFOAはガスクロマトグラフによって決定される。
エマルジョン重合
100g/リットルの濃度のアンモニウム ペルフルオロオクタノエート水溶液11gと、厳密に脱気した脱塩水31リットルを、機械的撹拌器を備え、予め真空下に置かれた50リットルのオートクレーブ中に導入する。この反応器中に、52℃〜54℃の間の軟化点を有するパラフィン140gも予め導入しておいた。このオートクレーブを機械的撹拌下に、68℃の温度で、20バールに至るまでTFEで加圧した。この時点で、(NH4)2S2O8(APS)400mgとジスクシニック ペルオキシド(DSAP)2,000mgに相当する、APSとDSAPの溶液500mlを、オートクレーブの中に供給する。
レーザー光散乱(LLS)により測定されたポリマー一次粒子の平均直径は240nmに等しい。
POAF含有量は、ポリマーに対し3,900ppmである。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gに、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(Amberjet、登録商標)4400 OHを添加した。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機により穏やかな撹拌に付す。処理を始めて1時間後には既に、分散液に凝固が現れる。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから出発し、コスマコール(Cosmacol、登録商標)AES27−3−24の5%水溶液とともに、ビーカー中で混合して、PTFEに対してコスマコール(登録商標)AES27−3−24を4%を含む分散液試料を調製する。このようにして得た試料のPTFE含有量は24.2重量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機により4時間穏やかな撹拌下に保持する。最後に、フルオロポリマー凝固がないと思われる分散液を、150μmメッシュのネットでのろ過により、樹脂から分離する。得られた分散液のPTFE含有量は24.2重量%に等しい。PTFE重量に対するPFOA含有量は、5ppmより低い。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから、そしてマーリナート(Marlinat、登録商標)105/80の5%水溶液から出発して、PTFE重量に対してマーリナート(登録商標)105/80を2%含有する分散液試料をビーカー中で撹拌して調製する。こうして得られた試料中のPTFE含有量は、26.8重量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機を用いて8時間穏やかな撹拌下に保持する。最後に、フルオロポリマー凝固がないと思われる分散液を、150μmメッシュのネットでのろ過により、樹脂から分離する。得られた分散液のPTFE含有量は26.8重量%に等しい。PTFE重量に対するPFOA含有量は、5ppmより低い。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから、そしてマーロウェット(登録商標)4530の5%水溶液から出発して、PTFE重量に対してマーロウェット(登録商標)4530を2%含有する分散液試料をビーカー中で撹拌して調製する。こうして得られた試料中のPTFE含有量は、26.8重量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機を用いて2時間穏やかな撹拌下に保持する。最後に、フルオロポリマー凝固がないと思われる分散液を、150μmメッシュのネットでのろ過により、樹脂から分離する。得られた分散液のPTFE含有量は26.8重量%に等しい。PTFE重量に対するPFOA含有量は、5ppmより低い。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから、そしてマーロウェット(登録商標)4530の5%水溶液から出発して、PTFE重量に対してマーロウェット(登録商標)4530を1%含有する分散液試料をビーカー中で撹拌して調製する。こうして得られた試料中のPTFE含有量は、28.3重量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機を用いて8時間穏やかな撹拌下に保持する。最後に、フルオロポリマー凝固がないと思われる分散液を、150μmメッシュのネットでのろ過により、樹脂から分離する。得られた分散液のPTFE含有量は28.3重量%に等しい。PTFE重量に対するPFOA含有量は、5ppmより低い。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから、そしてポリロール(登録商標)TR/LNAの5%水溶液から出発して、PTFE重量に対してポリロール(登録商標)TR/LNAを2.5%含有する分散液試料をビーカー中で撹拌して調製する。こうして得られた試料中のPTFE含有量は、26.1量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機を用いて2時間穏やかな撹拌下に保持する。最後に、フルオロポリマー凝固がないと思われる分散液を、150μmメッシュのネットでのろ過により、樹脂から分離する。得られた分散液のPTFE含有量は26.1重量%に等しい。PTFE重量に対するPFOA含有量は、5ppmより低い。
本発明の限界より低い当量を有するアニオン性界面活性剤の存在下におけるポリマー分散液の樹脂での処理
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから、そしてドデシル硫酸ナトリウムの5%水溶液から出発して、PTFE重量に対してドデシル硫酸ナトリウムを1.5%含有する分散液試料をビーカー中で撹拌して調製する。こうして得られた試料中のPTFE含有量は、27.5重量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機を用いて穏やかな撹拌下に保持する。処理開始してから1時間後には既に、分散液には凝固が現れる。
実施例1により得られ、アンモニア水でpHを約9に調節した分散液500gから、そしてドデシル硫酸ナトリウムの5%水溶液から出発して、PTFE重量に対してドデシル硫酸ナトリウムを3%含有する分散液試料をビーカー中で撹拌して調製する。こうして得られた試料中のPTFE含有量は、25.4重量%に等しい。この試料に、試料重量に対して5重量%のイオン交換樹脂アンバージェット(登録商標)4400 OHを添加する。この混合物を、二枚羽根の機械的撹拌機を用いて穏やかな撹拌下に保持する。処理開始してから1時間後には既に、分散液には凝固が現れる。
Claims (16)
- 以下の工程:
a) フッ素化アニオン性界面活性剤を含むフルオロポリマー分散液への、1以上の非フッ素化アニオン性界面活性剤の添加;
b) 分散液とアニオン交換体との接触;
c) アニオン交換体からの分散液の分離と、実質的にフッ素化アニオン性界面活性剤がない分散液の回収;
を含み、
非フッ素化アニオン性界面活性剤が、直鎖状または分枝鎖状構造を有し、1以上のアニオン性の基を有する界面活性剤であり、
非フッ素化アニオン性界面活性剤が、分子量/(界面活性剤中に存在するアニオン性の基の数)として定義される350より高い当量を有する、
フルオロポリマー分散液からの、フッ素化アニオン性界面活性剤を実質的に除去する方法。 - 工程a)の前に、フルオロポリマー分散液のpH値が、7〜12の範囲に調節される、請求項1に記載の方法。
- 非フッ素化アニオン性界面活性剤の分子量が350より高い請求項1または2に記載の方法。
- 前記非フッ素化アニオン性界面活性剤の分子中に存在するアニオン性の基が、カルボン酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩から選択される、請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
- 非フッ素化アニオン性界面活性剤が、以下の化合物のクラス:
− 以下の一般式:
Y'−(P1)n−CH(Y)−(P2)n'−Y'' (1)
[式中、
Y、Y'またはY''の少なくとも1つがアニオン性の基であり、残りのY、Y'またはY''の少なくとも1つが非イオン性の基であるという条件付きで、Y、Y'およびY''はアニオン性または非イオン性の基であり;
P1およびP2は、等しいか異なって、1〜10の炭素原子の数を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキレン基であり;
nおよびn'は、等しいか異なって、0または1である]
を有する界面活性剤;
− 以下の一般式:
T−(O)n6−[(CH2)n3−CH2CH2O]n4−(CH2)n5−X (2)
[式中、
TはC4-18アルキル基か、または1以上の水素原子がC4-18 脂肪族鎖で置換されたアリール基であり;
n3、n6は、互いに等しいか異なって、0または1に等しい整数であり;
n4は整数で、0〜100を範囲とし;
n5は0〜10の整数であり;
Xは、n5=0の場合、X=SO3 -であるという条件で、COO-、SO3 -から選択されるアニオン性の基である]
を有する界面活性剤:
から選択される、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。 - 式(1)の界面活性剤のアニオン性の基が、SO3 -、HPO3 -、およびCOO-から選ばれる、請求項5に記載の方法。
- 式(1)の界面活性剤中の非イオン性の基が、以下:
COOR、CONHR、CONH2、CONRR'、
[式中、
− RおよびR'は、等しいか異なって、以下の:
− 飽和または少なくとも1つの不飽和を含有する、直鎖状または分枝鎖状のC2-20 水素化アルキル基であり;そのアルキル基が少なくとも6の炭素原子数を持つとき、1以上の芳香環を含有でき;そのアルキル基において、1以上の水素原子は、フッ素または塩素原子で置換され得る;
− アルキルシロキサン基(ここで、そのアルキルは炭素原子1〜7を含有する);
の意味を有する]
から選択される、請求項5または6に記載の方法。 - 式(1)の界面活性剤の非イオン性の基がCOOR基(ここで、Rは上記で定義したとおりである)である、請求項5〜7のいずれか一つに記載の方法。
- 式(1)の界面活性剤が、以下の:
− C10H21OOC−CH2−CH(SO3 Na)−COOC10H21、
ジ−イソデシルスルフォサクシネート ナトリウム塩;
− C13H27OOC−CH2−CH(SO3Na)−COOC13H27、
ジ−イソトリデシルスルフォサクシネート ナトリウム塩;
から選択される、請求項5〜8のいずれか一つに記載の方法。 - 式(2)の界面活性剤が、以下の:
− (C9H17)2−C6H3−O−[CH2CH2O]15-20−(CH2)−COOH
カルボキシリックジノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル酸;
− (C12-14H25-29)−O−[CH2CH2O]10−(CH 2 )−COONa
C12-14−アルコール ポリエチレングリコール エーテル(10EO)カルボキシメチル化ナトリウム塩;
− (C12-14H25-29)−O−[CH2CH2O]3−SO3Na
C12-14−アルコール ポリエチレングリコール エーテル(3EO)ナトリウム塩サルフェート;
から選択される、請求項5に記載の方法。 - 工程a)において、非フッ素化アニオン性界面活性剤が、フルオロポリマー重量に対して重量パーセントで、1%〜10%を含む量で添加される、請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。
- 例えば工程b)が、300〜400μmのサイズを有する顆粒の形成下に、アニオン交換体の添加で遂行され、この添加される量が、分散液重量に対して1%〜10重量%であり、工程b)が、連続的あるいは非連続的方法で行なわれる、請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法。
- フルオロポリマーが、TFEホモポリマーであるか、またはエチレン型の少なくとも1つの不飽和を有し、かつ水素化およびフッ素化型のコモノマーを含有するモノマーで変成されたTFEコポリマーである、請求項1〜12のいずれか一つに記載の方法。
- フッ素化アニオン性界面活性剤がPFOAである、請求項1〜13のいずれか一つに記載の方法。
- 請求項1〜14のいずれか一つに記載の方法を用いて得ることができる、実質的にフッ素化アニオン性界面活性剤がないフルオロポリマー分散液。
- 表面のコーティング用、繊維の含浸用、キャストフィルム成形用およびポリマーまたは無機材料の添加用の、請求項15に記載のフルオロポリマー分散液の使用。
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