JP5100478B2 - Weatherstrip molding part mounting structure - Google Patents
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Description
本発明は、自動車のサッシュドアのコーナ部に取付けられるウェザストリップの型成形部の取付構造に関する。 The present invention relates to a structure for mounting a molded portion of a weather strip to be mounted on a corner portion of a sash door of an automobile.
自動車のサッシュドアに取付けられるウェザストリップは図1に示すように、サッシュドア1のコーナ部に取付けられる箇所が通常型成形部2となっており、その多くは、図示するように型成形部2においてサッシュドア1のコーナ部にクリップ止め又はネジ止め3して取付けられている。図中、三角印の黒く塗り潰した部分の側が型成形部、非塗り潰し部分の側が押出成形部を示している。以下の図においても同様である。
As shown in FIG. 1, a weather strip attached to a sash door of an automobile has a portion that is attached to a corner portion of a
ネジ止めに際しては、型成形部2が連れ回りして皺が寄ったり変形しがちである。下記特許文献1には、ネジ止め時の連れ回りを防止したウェザストリップの型成形部の取付構造が開示されている。図2は、この文献に開示される図3に示すウェザストリップの型成形部4の取付構造を示すもので、型成形部4に取付けられるプレート5には、サッシュ6に向き合う面において、フランジ部分7に切欠き溝8を形成した横断面が円形のリング状部9を突設する一方、サッシュ6の外面に装着される外装材のガーニッシュ11には、サッシュ6にあけられた矩形の孔12を通してリング状部9に内嵌し、かつ外周に上記切欠き溝8に嵌合する爪13を形成した短筒状の係止突起14を取付け、型成形部4の取付けは、サッシュ6の孔12を通して突出する係止突起14にプレート5のリング状部9を嵌合し、かつ切欠き溝8に爪13を嵌合したのち、ネジ15をプレート5にあけた孔16から係止突起14に捩込むことによって行われるようになっている。図中、17はボデーである。
図2に示す型成形部の取付構造では、プレート5より突設されるリング状部9のフランジ部分7の切欠き溝8をガーニッシュ11に取付けられる係止突起14の爪13を嵌合し、これによりネジ15を捩じ込むときのプレート5及び型成形部4の連れ回りを防止しているが、切欠き溝8の爪13への嵌合は、図4に示すように隙間16を存した嵌合であるため、ネジ15を捩じ込むとき隙間16の範囲内でプレート5が若干連れ回りするようになる。切欠き溝8に爪13を隙間なく嵌合させるようにすれば、ネジ15を捩込むときの連れ回りを生ずることがなく、ウェザストリップの型成形部4を正規位置に固定することができるが、切欠き溝8を爪13に嵌合しにくくなるうえ、切欠き溝8や爪13に精度が要求され、加工上のバラ付きによって切欠き溝を爪に嵌合できなくなる不具合を生ずる。
2, the
本発明は、切欠き溝や爪に加工上のバラ付きがあっても爪への切欠き溝の嵌合が容易に行え、ネジを捩じ込んで止着するときの連れ回りを生ずることのないウェザストリップの型成形部の取付構造を提供しようとするものである。 The present invention makes it easy to fit the notch groove into the nail even if the notch groove or the nail has a variation in processing, and causes rotation when the screw is screwed in and fixed. It is intended to provide a weatherstrip mold part mounting structure.
請求項1に係る発明は、自動車のサッシュドアのコーナ部に取付けられるウェザストリップの型成形部4の取付構造であって、該型成形部4に取付けられるプレート5に一体形成される係止部材21と、サッシュ6又は該サッシュ6の外装材11に取り付けられ、前記係止部材21に押込まれて内嵌又は外嵌する被係止部材27と、係止部材21に被係止部材27を内嵌又は外嵌させた状態で係止部材21又は被係止部材27に捩じ込まれ、係止部材21又は被係止部材27を止着するネジ15とから構成され、係止部材21と被係止部材27のいずれか一方に爪28が、他方に前記爪28が当てがい押し込まれて嵌合する切欠き溝25が形成される取付構造において、爪28は先細り状をなして、その先端の厚みが切欠き溝25の前記爪28が当てがわれる開口端の溝幅より小に、かつ爪後端の厚みが前記切欠き溝25の開口端の溝幅より大に形成されることを特徴とする。
The invention according to
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記係止部材21と被係止部材27のいずれか一方の部材の先端は、リング状に形成され、かつ縦断面が台形の凹所22を備えた他方の部材の前記凹所22の入口である開口端の内径より小に形成されると共に、前記凹所22の底の内径より大に形成されることを特徴とする。
The invention according to claim 2 is the invention according to
請求項1に係る発明によると、爪は先端が切欠き溝の開口端の溝幅より小に形成され、遊びがあるため、遊びの範囲内で爪や切欠き溝に加工上のばら付きがあっても切欠き溝への嵌合が可能となり、したがって爪や切欠き溝の加工精度が緩和されること、上記遊びにより爪又は切欠き溝の位置決めを精度よく行わなくても切欠き溝に爪を嵌合することができ、嵌合が容易に行えること、ネジを捩じ込むことにより厚みが大の爪の後端により切欠き溝に爪を隙間なく嵌合させて回り止めすることができ、ネジを捩じ込む際にプレート及び型成形部が連れ回りするのを防ぐことができ、その結果、型成形部の取付けが皺が寄ったり変形することなく行うことができるようになること等の効果を奏する。 According to the first aspect of the present invention, since the claw is formed with a tip smaller than the groove width of the opening end of the notch groove and there is play, the claw or the notch groove has a processing variation in the range of play. Even if it exists, it becomes possible to fit into the notch groove, so that the processing accuracy of the claw or notch groove is eased, and the above play allows the notch groove or the notch groove to be positioned accurately without positioning. The claw can be fitted and can be easily fitted, and by screwing in the claw, the claw can be fitted into the notch groove without any gaps by the rear end of the claw having a large thickness to prevent rotation. It is possible to prevent the plate and the molded part from being rotated when the screw is screwed in. As a result, the molded part can be mounted without wrinkles or deformation. There are effects such as.
請求項2に係る発明によると、係止部材又は被係止部材の先端はリング状の被係止部材又は係止部材の開口端の内径より小で、遊びを存するため、遊びの範囲内で両者に加工上のばら付きがあっても両者を嵌合することが可能となり、加工精度が緩和されること、上記遊びにより係止部材又は被係止部材の位置決めを精度よく行わなくても両者を容易に嵌合させることができること、ネジを捩じ込んで両者を隙間なく嵌合させることにより、プレート及び型成形部の取付位置が位置決めされ、型成形部を位置ずれを生ずることなく取付けることができること等の効果を奏する。 According to the invention of claim 2, the tip of the locking member or the locked member is smaller than the inner diameter of the opening end of the ring-shaped locked member or the locking member, and there is play. Even if there is a variation in processing between the two, it is possible to fit both of them, the processing accuracy is relaxed, and even if the locking member or the locked member is not accurately positioned by the play, both The mounting position of the plate and the molded part can be positioned by screwing the screws and fitting them together without any gaps, so that the molded part can be mounted without causing misalignment. There are effects such as being able to.
以下、本発明を図1〜図3に示す型成形部の取付構造に適用した例について図面を参照して説明する。図中、図1〜図3に示すものと同一構造部分には同一符号を付した。 Hereinafter, an example in which the present invention is applied to the mounting structure of the molded part shown in FIGS. 1 to 3 will be described with reference to the drawings. In the figure, the same components as those shown in FIGS.
図5は、型成形部4の取付構造の概略の横断面を示すものであり、図6は図5のA−A線断面、図7は同B−B線断面を示している。
FIG. 5 shows a schematic cross section of the mounting structure of the
プレート5は、ポリプロピレン等の硬質樹脂又は金属製で、型成形部4の成形後に外付けしてアウトサートされるか、或いは型成形部4の成形時にインサートされる。
The
係止部材としてのリング状部21は、図8に示すように横断面が円形で、内部に図6に示すように縦断面が台形の凹所22を、該凹所22底にネジを通す孔16を備え、プレート5に一体形成されてサッシュ6に向かって突出している。そしてフランジ部分24には図8に示すように、切欠き溝25が周方向に等間隔で3か所形成されている。この切欠き溝25は、図示する例では、周方向に等間隔で3か所形成されているが、1か所であってもよいし、2または4か所以上形成されていてもよく、また複数形成される場合、周方向に等間隔に形成されていなくてもよい。
As shown in FIG. 8, the ring-
外装材のガーニッシュ11に取付け若しくは一体形成され、サッシュ6にあけられた孔12を通して前記リング状部21が外嵌する被係止部材としての係止突起27は、縦断面が先細りの台形をなし、先端が前記凹所22の開口端(入口)の最大の内径より小、凹所底の最小の内径より若干大に、また係止突起27の基部が凹所開口端の最大内径より若干小に形成され、凹所22に係止突起27を嵌合させたとき、δ1ラップするようになっている(図6)。
A
前記切欠き溝25に対応して係止突起27の外周に突起する爪28は係止突起27の外周に3か所、周方向に等間隔で係止突起27の突出方向に延びて連続して形成される。また前記爪28のうち、少なくとも一つは縦断面が先細りの台形をなし、先端の厚みxが前記切欠き溝25の溝幅より小、付け根の厚みXが切欠き溝25の溝幅より若干大に形成され、切欠き溝25を爪28に嵌合させたとき、δ2ラップするようになっている(図7)。上述するリング状部21に形成される凹所22は縦断面が台形で、先端と基部で内径を異にしているが、内径を均一に形成することもできる。また切欠き溝25も凹所22と同様に溝開口端の溝幅と溝底の溝幅が均一であってもよいが(図7)、縦断面が図10に示すように台形、すなわち溝開口端の溝幅Yが溝底の溝幅yより大となるように形成することもできる。Y≧y、更にはx≧y、X≧Yとすることにより切欠き溝25及び爪28の抜型が向上し、また爪28の横断面形状を図11〜図13に示すように、少なくともその1つを台形状に形成するか、或いは円弧状をなして先細りに形成することにより、切欠き溝25と爪28との組付け性が向上する。
The
本実施形態の取付構造は、以上のように構成され、型成形部4のサッシュ6への取付けは次のようにして行われる。
The mounting structure of the present embodiment is configured as described above, and mounting of the
ガーニッシュ11をサッシュ6に係止突起27をサッシュ6にあけられた矩形の孔12に通して装着した状態において、型成形部4に取付けたプレート5のリング状部21をサッシュ6より突出する係止突起27に車内側から、各爪28をそれぞれ切欠き溝25に当てがい強く押し込んで嵌合する。次にプレート5の外側からリング状部21にあけられた孔16よりネジを差込み、係止突起27に捩じ込んで止着する。
In a state where the
本実施形態によると、リング状部21の凹所22の開口端の内径は、係止突起27の先端の外径より大であり、かつ切欠き溝25の溝幅は係止突起27の先端幅より大であるため、嵌合が容易であり、製作上に多少のばら付きがあっても嵌合が可能であること、リング状部21を係止突起27に強く押し込んで密着させた状態でプレート5及び該プレート5を取付けた型成形部の位置決めが行われ、取付時に位置ずれを生ずることがないこと、切欠き溝25に爪28が密着状態で嵌合することにより回り止めされ、ネジ15の捩じ込み時にプレート5及び型成形部4の連れ回りが防止されるため、型成形部4が変形したり、しわが形成されることがないこと、等の効果を奏する。
According to the present embodiment, the inner diameter of the open end of the
前記実施形態では、係止突起27はガーニッシュ11に取付け若しくは一体形成されているが、サッシュに取付けてもよい。
In the embodiment described above, the
前記実施形態ではまた、プレート5に形成されるリング状部21にガーニッシュ11に形成される係止突起27が内嵌されるようになっているが、前記とは逆に係止突起27をリング状に形成して内部の凹所にリング状部21を内嵌させるようにし、かつ係止突起27又は該係止突起27に形成のフランジに切欠き溝25を形成して該溝25に嵌合する爪28をリング状部21に形成してもよい。
In the above-described embodiment, the
また前記実施形態におけるフランジ部分24を省き、切欠き溝をリング状部21に直接形成してもよい。
Further, the
前記実施形態におけるリング状部21はまた、プレート5に設ける代わりにガーニッシュ11又はサッシュ6に設け、係止突起27もガーニッシュ11に形成する代わりにプレート5に形成してもよい。
The ring-shaped
本発明は、図14に示される自動車のフロントドア31のa部、リヤドア32のb部及びc部等、型成形部をサッシュにネジ止めする箇所の取付構造に適用可能である。
The present invention can be applied to a mounting structure where the molded part is screwed to the sash, such as a part of the
4・・型成形部
5・・プレート
6・・サッシュ
16・・孔
21・・リング状部
22・・凹所
24・・フランジ部分
25・・切欠き溝
27・・係止突起
28・・爪
31・・フロントドア
32・・リヤドア
···
Claims (2)
The front end of one of the locking member 21 and the locked member 27 is an entrance of the recess 22 of the other member that is formed in a ring shape and has a trapezoidal recess 22 in the longitudinal section. The mounting structure according to claim 1, wherein the mounting structure is formed smaller than an inner diameter of a certain opening end and larger than an inner diameter of a bottom of the recess 22 .
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