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JP5187039B2 - 固体撮像装置及びこれを用いた電子カメラ - Google Patents

固体撮像装置及びこれを用いた電子カメラ Download PDF

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JP5187039B2 JP2008184547A JP2008184547A JP5187039B2 JP 5187039 B2 JP5187039 B2 JP 5187039B2 JP 2008184547 A JP2008184547 A JP 2008184547A JP 2008184547 A JP2008184547 A JP 2008184547A JP 5187039 B2 JP5187039 B2 JP 5187039B2
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Description

本発明は、固体撮像装置及びこれを用いた電子カメラに関するものである。
近年、AF(オートフォーカス)機能(自動焦点調節機能)を有するビデオカメラや電子スチルカメラなどの電子カメラが広く一般に普及している。これらのカメラには、CCD型やCMOS型などの固体撮像素子が使用されている。これらの固体撮像素子は、入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部を有する画素が二次元マトリクス状に複数配置されている。
従来は、このような電子カメラにおいて、撮像に用いる固体撮像素子とは別個に特別な焦点検出素子を設けない場合、焦点検出方式として、固体撮像素子からの画像信号を用いてAFを実現することができるコントラスト方式が採用されている。コントラスト方式は、レンズを少しずつ移動させて画像信号からコントラストを求め、そのコントラストが最大となるようにレンズを移動させて合焦させる方式であり、その際、コントラストが最大となるようにするための制御方法としては山登り方式等が用いられる。したがって、コントラスト方式では、原理的に、高速に合焦させることはできない。
特許文献1には、このようなコントラスト方式を採用した電子カメラにおいて、カメラの背面等に配置された液晶パネル等の表示部にライブビュー表示を表示させるカメラが開示されている。ライブビュー表示は、固体撮像素子から得られた画像信号による画像表示であり、使用者にとっては、本撮影前に被写体のフレーミング等の撮影状況を確認するのに非常に便利である。
そして、特許文献1には、被写体の輝度が低輝度の場合、ライブビュー読み出しモードと、加算読み出しモードとをフレーム毎に交互に切り換えて、CCDカラーエリアセンサからの画像信号の読み出し動作を行い、表示部は、ライブビュー読み出しモード期間で読み出されたライブビュー画像信号に基づき画像表示を行い、AF制御部は、加算読み出しモード期間で読み出された加算輝度画像信号に基づきコントラスト方式によるAF制御を行うことが、開示されている。前記ライブビュー読み出しモードは、CCDカラーエリアセンサの、垂直方向に配列された複数個の光電変換素子から所定数の光電変換素子毎に間引いて電荷を読み出して、ライブビュー画像信号を生成する読み出しモードである。前記加算読み出しモードは、CCDカラーエリアセンサの、垂直方向に配列された連続する複数個の光電変換素子、または水平方向に配列された連続する複数個の光電変換素子で生成された電荷を加算して読み出して、加算輝度画像信号を生成する読み出しモードである。
したがって、特許文献1に開示された電子カメラでは、被写体の輝度が低下した場合においては、通常の読み出し動作に比較して同じ光量でも大きな出力が得られる加算輝度画像信号に基づいてコントラスト方式によるAF制御を行うことにより、安定したコントラスト方式によるAF制御を行うことができるようになる。また、被写体の輝度が低下した場合においても、表示部はライブビュー画像信号に基づいて画像を表示することにより被写体の色情報を得ることができるようになる。
特許文献1に開示された電子カメラでは、ライブビュー読み出しモードと加算読み出しモードとのフレーム毎の交互切り換えは、被写体の輝度が低輝度の場合にのみ行われ、被写体の輝度が比較的高い通常の場合は行われない(特許文献1の図8等)。
ところで、近年、焦点検出方式としていわゆる瞳分割位相差方式を採用し焦点検出素子としても兼用できるように構成された固体撮像素子が提案されている(例えば、下記特許文献2)。瞳分割位相差方式は、コントラスト方式と異なりレンズを試行錯誤的に動かす必要がないので、原理的に、高速に合焦させることができる。
特許文献2に開示された固体撮像素子では、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する撮像用画素とは別に、瞳分割位相差方式に従って焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を生成する焦点検出用画素(「AF用画素」とも称す。)が複数配置されている。この固体撮像素子では、AF用画素は、2分割された光電変換部を有している。このような光電変換部上に、マイクロレンズが画素に対して1対1に設けられている。2分割された光電変換部は、マイクロレンズによって撮像レンズの射出瞳と略結像関係(すなわち、略共役)となる位置に配置されている。したがって、撮像レンズの射出瞳とマイクロレンズとの間の距離はマイクロレンズの大きさに対して十分に長いことから、2分割された光電変換部は、マイクロレンズの略焦点位置に配置されていることになる。以上述べた関係から、各画素において、2分割された光電変換部の一方部分は、撮像レンズの射出瞳の一部の領域であって射出瞳の中心から所定方向へ偏心した領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。また、各AF用画素において、2分割された光電変換部の他方部分は、撮像レンズの射出瞳の一部であって射出瞳の中心から反対方向へ偏心した領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
特開2006−261929号公報 特開2003−244712号公報
前記特許文献1に開示された電子カメラでは、被写体の輝度が低輝度の場合、ライブビュー表示が表示されつつAF制御が行われるので、使用者はライブビュー表示で合焦状態を確認することができ、非常に好ましい。
しかしながら、前記特許文献1に開示された電子カメラでは、合焦速度の遅いコントラスト方式によりAF制御を行うので、比較的近距離において比較的高速で動く被写体に対しては、焦点調節が全く追従できなくなってしまい、合焦した状態でライブビュー表示させることは不可能であった。
このように、従来は、比較的近距離において比較的高速で動く被写体をそれに追従した合焦状態でライブビュー表示させることができる電子カメラは、全く存在していなかった。しかるに、電子カメラにおいて、比較的近距離において比較的高速で動く被写体をそれに追従した合焦状態でライブビュー表示させることができれば、使用者にとってその利便性は計り知れない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、比較的近距離において比較的高速で動く被写体をそれに追従した合焦状態でライブビュー表示させることができる電子カメラ、及び、これに用いられる固体撮像装置を提供することを目的とする。
なお、特許文献2は、単に、撮像用画素とは別に瞳分割位相差方式に従ったAF用画素を有する固体撮像素子を開示するに留まり、そのような固体撮像素子から、ライブビュー表示等と関連して信号を読み出す手法等について、何ら開示も示唆もしていない。また、特許文献1に開示された電子カメラにおいて行われる、ライブビュー読み出しモードと加算読み出しモードとのフレーム毎の交互切り換えは、被写体の輝度が低輝度の場合にその輝度低下を補うための特殊な動作であることは、明らかである。したがって、特許文献1の記載内容を考慮しても、特許文献2に開示された固体撮像素子から信号読み出すに際して、異なる読み出しモードをフレーム毎に切り換えるようなことは、到底想到し得ない。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による固体撮像装置は、2次元状に配置された複数の画素であって、各々が、光学系により結像される被写体像による入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素と、ライブビュー表示を行うように前記複数の画素から信号を読み出す制御を行う読み出し制御手段と、を備え、前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、瞳分割位相差方式に従って前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含むものである。
本発明の第2の態様による固体撮像装置は、2次元状に配置された複数の画素であって、各々が、光学系により結像される被写体像による入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素と、前記複数の画素から信号を読み出す制御を行う読み出し制御手段と、を備え、前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、瞳分割位相差方式に従って前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含み、前記読み出し制御手段は、所定の動作モード時に、2つ以上の読み出しモードをフレーム毎に順次循環的に繰り返して行い、前記2つ以上の読み出しモードは、ライブビュー表示のための撮像用信号を読み出すライブビュー用読み出しモードと、前記焦点検出用信号を読み出す焦点検出用読み出しモードとを、含むものである。
本発明の第3の態様による固体撮像装置は、前記第2の態様において、前記複数の画素の各列に対応して設けられ対応する列の前記画素の出力信号が供給される垂直信号線を備え、前記ライブビュー用読み出しモードにおいて、列方向に間引いた画素の信号読み出しが行われるものである。
本発明の第4の態様による固体撮像装置は、前記第1又は第2の態様において、前記焦点検出用読み出しモードにおいて、信号を有効に読み出すべき画素に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われるものである。
本発明の第5の態様による固体撮像装置は、前記第2乃至第4のいずれかの態様において、前記焦点検出用読み出しモードにおいて、一部の領域の画素の信号を読み出す部分読み出しが行われるものである。
本発明の第6の態様による固体撮像装置は、前記第2乃至第5のいずれかの態様において、前記2つ以上の読み出しモードは、自動露光用測光情報に用いるための撮像用信号を読み出す自動露光用読み出しモードを含むものである。
本発明の第7の態様による固体撮像装置は、前記第6の態様において、前記自動露光用読み出しモードにおいて、信号を有効に読み出すべき画素に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングである電子シャッタ動作が行われるものである。
本発明の第8の態様による固体撮像装置は、前記第6又は第7の態様において、前記複数の画素の各列に対応して設けられ対応する列の前記画素の出力信号が供給される垂直信号線を備え、前記自動露光用読み出しモードにおいて、行方向の2つ以上の画素の信号を加算して読み出す水平画素加算が行われるものである。
本発明の第9の態様による固体撮像装置は、前記第6乃至第8のいずれかの態様において、前記自動露光用読み出しモードにおいて、列方向の信号読み出しに関して、連続する2行の画素の信号を読み出した後にM行(Mは偶数)の画素の信号を読み飛ばすことが繰り返されるものである。
本発明の第10の態様による固体撮像装置は、前記第9の態様において、前記複数の画素の各々は、当該画素の前記光電変換部からの前記信号電荷を受け取って当該信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部、該電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅部、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する電荷転送部、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部、及び、当該画素を選択する選択部を有し、前記複数の画素は、前記光電変換部が列方向に順次並んだL個(Lは2以上の偶数)の画素毎に画素ブロックをなし、前記画素ブロック毎に、当該画素ブロックに属する前記L個の画素が1組の前記電荷電圧変換部、前記増幅部、前記リセット部及び前記選択部を共有し、前記Mが{L×(2+N)−2}(Nは0以上の整数)であるものである。
本発明の第11の態様による固体撮像装置は、前記第2乃至第9のいずれかの態様において、前記複数の画素の各々は、当該画素の前記光電変換部からの前記信号電荷を受け取って当該信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部、該電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅部、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する電荷転送部、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部、及び、当該画素を選択する選択部を有するものである。
本発明の第12の態様による固体撮像装置は、前記第11の態様において、前記複数の画素は、前記光電変換部が列方向に順次並んだL個(Lは2以上の整数)の画素毎に画素ブロックをなし、前記画素ブロック毎に、当該画素ブロックに属する前記L個の画素が1組の前記電荷電圧変換部、前記増幅部、前記リセット部及び前記選択部を共有したものである。
本発明の第13の態様による固体撮像装置は、前記第2乃至第12のいずれかの態様において、前記複数の撮像用画素には、ベイヤー配列に従って配列されたカラーフィルタが設けられたものである。
本発明の第14の態様による電子カメラは、前記第2乃至第13のいずれかの態様による固体撮像装置と、ライブビュー表示を行い得る表示部と、を備え、前記所定の動作モードにおいて、前記ライブビュー用読み出しモードにおいて読み出された信号に基づいて前記表示部にライブビュー表示を表示させつつ、前記焦点検出用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて前記光学系の自動焦点調節を行うものである。
本発明の第15の態様による電子カメラは、前記第6乃至第13のいずれかの態様による固体撮像装置と、ライブビュー表示を行い得る表示部と、を備え、前記所定の動作モードにおいて、前記ライブビュー用読み出しモードにおいて読み出された信号に基づいて前記表示部にライブビュー表示を表示させつつ、前記焦点検出用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて瞳分割位相差方式に従って前記光学系の自動焦点調節を行うとともに、前記自動露光用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて自動露光制御を行うものである。
本発明によれば、比較的近距離において比較的高速で動く被写体をそれに追従した合焦状態でライブビュー表示させることができる電子カメラ、及び、これに用いられる固体撮像装置を提供することができる。
以下、本発明による固体撮像装置及びこれを用いた電子カメラについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子カメラ1を示す概略ブロック図である。電子カメラ1には、撮影レンズ2が装着される。この撮影レンズ2は、レンズ制御部2aによってフォーカスや絞りが駆動される。この撮影レンズ2の像空間には、固体撮像素子3の撮像面が配置される。
固体撮像素子3は、撮像制御部4の指令によって駆動され、信号を出力する。固体撮像素子3から出力される信号は、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号、撮影レンズ2の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号のいずれかである。撮像用信号の一部は、自動露光用測光情報に用いられる場合もある。いずれにおいても信号は、信号処理部5、及びA/D変換部6を介して処理された後、メモリ7に一旦蓄積される。メモリ7は、バス8に接続される。バス8には、レンズ制御部2a、撮像制御部4、マイクロプロセッサ9、焦点演算部10、露光演算部14、記録部11、画像圧縮部12、画像処理部13、表示制御部15なども接続される。表示制御部15は、ライブビュー表示などのモニタ画像等を液晶表示部(LCD)16に表示させる。上記マイクロプロセッサ9には、レリーズ釦などの操作部9aが接続される。また、上記の記録部11には記録媒体11aが着脱自在に装着される。固体撮像素子3、撮像制御部4及び信号処理部5等によって、本発明の一実施の形態による固体撮像装置が構成されている。
図2は、図1中の固体撮像素子3の概略構成を示す回路図である。固体撮像素子3は、2次元マトリクス状に配置された複数の画素20と、画素20から信号を出力するための周辺回路とを有している。図2において、画素数は、横に8列縦に4行の32個の画素を示している。しかし、本実施の形態では、画素数はそれよりもはるかに多くなっている。もっとも、本発明では、画素数は特に限定されるものではない。
本実施の形態では、固体撮像素子3は、画素として、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する撮像用画素20eと、瞳分割位相差方式に従って撮影レンズ2の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する焦点検出用画素(以下、「AF用画素」と称する。)20a,20b,20c,20dとを有しているが、図2ではそれらのいずれであるかを区別することなく、符号20で示している。その具体的な回路構成や構造は、後述する。これらの画素20は、周辺回路の駆動信号に従って、撮像用信号又は焦点検出用信号を出力する。また、すべての画素20は、同時に光電変換部がリセットされて露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われることも、1行ずつ読み出す所謂ローリングシャッタによる電子シャッタ動作も可能となっている。
周辺回路は、垂直走査回路21、水平走査回路22、これらと接続されている駆動信号線23〜27、画素20からの信号を受け取る垂直信号線28、垂直信号線28に接続される定電流源29及びカラムアンプ30、トランジスタからなる前段スイッチ31及び後段スイッチ32、カラムアンプ30から出力される信号を前段スイッチ31及び後段スイッチ32を介して受け取る水平信号線33、出力アンプ34等からなる。
本実施の形態では、前段スイッチ31は、垂直信号線28(ひいてはカラムアンプ30)に対して1対1に設けられている。これに対し、後段スイッチ32は、行方向の4本ずつの垂直信号線28のグループ毎に(すなわち、4個の前段スイッチ毎に)設けられている。各前段スイッチ3の一端が対応するカラムアンプ30に接続され、同じグループに属する4つの前段スイッチ31の他端が共通に接続されて当該グループに対応する後段スイッチ32の一端に接続されている。各後段スイッチ32の他端は水平信号線33に接続されている。前段スイッチ31のゲートは、異なるグループの対応するもの同士が共通に接続されて水平走査回路22から駆動信号φHを受ける。各後段スイッチ32のゲートはそれぞれ水平走査回路22から駆動信号φGを受ける。本実施の形態では、このような構成によって、水平走査回路22からの駆動信号φH,φGを変更することで、行方向の4つの画素20の信号をそれぞれ加算して読み出す水平画素加算を行うことも、水平画素加算を行わずに行方向の画素の信号を個々に読み出すこともできるようになっている。水平画素加算し得る画素数は、前記4つを所望の数に変えれば所望の数に設定し得る。なお、水平画素加算を選択的に行い得るようにする回路構成が、前述した構成に限定されるものではないことは、言うまでもない。
なお、本実施の形態では、相関二重サンプリング回路(CDS回路)は、図1中の信号処理部5に設けられ、信号が出力アンプ34を介して固体撮像素子3の外部に出力された後に信号処理部5で相関二重サンプリング処理が行われるようになっている。もっとも、CDS回路を固体撮像素子3に搭載してもよいことは、言うまでもない。CDS回路を固体撮像素子3に搭載する場合、当該CDS回路をカラムアンプ30を用いた構成とすることも可能である。
各画素20は、いずれの画素20a,20b,20c,20d,20eであっても、同一の回路構成を有している。図3は、図1中の固体撮像素子3の画素20を示す回路図である。
各画素20は、一般的なCMOS型固体撮像素子と同様に、入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部としてのフォトダイオードPDと、前記信号電荷を受け取って前記信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部としてのフローティングディフュージョンFDと、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を出力する増幅部としての増幅トランジスタAMPと、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDに電荷を転送する電荷転送部としての転送トランジスタTXと、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするリセット部としてのリセットトランジスタRESと、当該画素20を選択するための選択部としての選択トランジスタSELとを有し、図3に示すように接続されている。なお、本実施の形態では、画素20のトランジスタAMP,TX,RES,SELは、全てnMOSトランジスタである。図3において、Vddは電源電圧である。
転送トランジスタTXのゲートは、行毎に、垂直走査回路21からの転送トランジスタTXを制御する制御信号φTXを転送トランジスタTXに供給する制御線24に、接続されている。リセットトランジスタRESのゲートは、行毎に、垂直走査回路21からのリセットトランジスタRESを制御する制御信号φRSTをリセットトランジスタRESに供給する制御線23に、接続されている。選択トランジスタSELのゲートは、行毎に、垂直走査回路21からの選択トランジスタSELを制御する制御信号φSELを選択トランジスタSELに供給する制御線25に、接続されている。
フォトダイオードPDは、入射光の光量(被写体光)に応じて信号電荷を生成する。転送トランジスタTXは、転送パルス(制御信号)φTXのハイレベル期間にオンし、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。リセットトランジスタRESは、リセットパルス(制御信号)φRSTのハイレベル期間にオンし、フローティングディフュージョンFDをリセットする。
増幅トランジスタAMPは、そのドレインが電源電圧Vddに接続され、そのゲートがフローティングディフュージョンFDに接続され、そのソースが選択トランジスタSELのドレインに接続され、定電流源29を負荷とするフォースフォロア回路を構成している。増幅トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDの電圧値に応じて、選択トランジスタSELを介して垂直信号線28に読み出し電流を出力する。選択トランジスタSELは、選択パルス(制御信号)φSELのハイレベル期間にオンし、増幅トランジスタAMPのソースを垂直信号線28に接続する。
垂直走査回路21は、撮像制御部4からの駆動パルス(図示せず)を受けて、画素20の行毎に、選択パルスφSEL、リセットパルスφRST及び転送パルスφTXをそれぞれ出力する。また、水平走査回路22は、撮像制御部4からの駆動パルス(図示せず)を受けて、制御信号φH1〜φH4,φG1,φG2を出力する。
図4は、図1中の固体撮像素子3の有効画素領域を模式的に示す概略平面図である。図4では、理解を容易にするため、有効画素領域には16×16個の画素20が存するものとしている。図4において、焦点検出領域は太線で囲んでいる。本実施の形態では、図4に示すように、固体撮像素子3の有効画素領域には、中央に配置された十字状をなす2つの焦点検出領域と、左右に配置されてそれぞれ上下に延びる2つの焦点検出領域と、上下に配置されてそれぞれ左右に延びる2つの焦点検出領域とが、設けられている。なお、図4に示すように、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を定義する。XY平面と平行な平面が固体撮像素子3の撮像面(受光面)と一致している。X軸方向の並びを行、Y軸方向の並びを列とする。なお、入射光は図3の紙面手前側から奥側に入射する。これらの点は、後述する図についても同様である。
本実施の形態では、いずれの画素20にもベイヤー配列に従ってカラーフィルタが設けられている。図4では、当該画素に設けられたカラーフィルタの色を、符号R,G,Bとして示している。Rは赤色、Gは緑色、Bは青色である。また、当該画素に設けられたカラーフィルタの色を区別しないで分類すると、固体撮像素子3は、1種類の撮像用画素20eと、4種類のAF用画素20a,20b,20c,20dとを有している。図4では、AF用画素20a,20b,20c,20dにはそれぞれ符号a,b,c,dを付している。また、撮像用画素20eには、いずれの符号a,b,c,dも付していない。したがって、例えば、図4において、「R」は赤色カラーフィルタが設けられた撮像用画素20eを意味し、「Ga」は緑色カラーフィルタが設けられたAF用画素20aを意味する。
図5(a)は撮像用画素20eの主要部を模式的に示す概略平面図、図5(b)は図5(a)中のX1−X2線に沿った概略断面図である。撮像用画素20eは、光電変換部としてのフォトダイオードPDと、フォトダイオードPD上にオンチップで形成されたマイクロレンズ42と、フォトダイオードPDの光入射側に設けられたR(赤色),G(緑色),B(青色)のいずれかのカラーフィルタ50とを備えている。また、図5に示すように、マイクロレンズ42の略焦点面には、遮光部としての金属層等の遮光層43が形成されている。遮光層43は、必要に応じて配線層を兼ねる。遮光層43には、撮像用画素20eにおいて、当該撮像用画素20eのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形の開口43aが形成されている。画素20eのフォトダイオードPDは、開口43aを通過した光を全て有効に受光し得る大きさを有している。なお、遮光層43とマイクロレンズ42との間や、基板44と遮光層43との間には、層間絶縁膜等が形成されている。
本実施の形態では、画素20eにおいて、マイクロレンズ42の略焦点面に配置された遮光層43に前記開口43aが形成されていることによって、画素20eのフォトダイオードPDは、撮影レンズ2の射出瞳の中心から実質的に偏心していない前記射出瞳の領域(開口43aのマイクロレンズ42による投影像に相当)からの光束を受光して光電変換することになる。
図6(a)はAF用画素20aの主要部を模式的に示す概略平面図、図6(b)は図6(a)中のX3−X4線に沿った概略断面図である。図6において、図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。この点は、後述する図7乃至図9についても同様である。
AF用画素20aが撮像用画素20eと異なる所は、AF用画素20aにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20aのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど右側(+X側)半分の大きさの長方形の開口43bが形成されている点のみである。なお、画素20aのフォトダイオードPDは、画素20eのフォトダイオードPDと同じ大きさを有している。このように本実施の形態では開口43bは開口43aの半分であるが、これに限定されず、例えば、開口43bは、当該AF用画素20aのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)の右側(+X側)40%程度又は60%程度の大きさの長方形の開口としてもよい。なお、AF用画素20aの開口43bはAF用画素20bの後述する開口43cと同じ大きさを有することが好ましく、AF用画素20cの後述する開口43dはAF用画素20dの後述する開口43eと同じ大きさを有することが好ましい。
画素20aにおいて、遮光層43に前記開口43bが形成されていることによって、画素20aのフォトダイオードPDは、撮影レンズ2の射出瞳の中心から−X方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図7(a)はAF用画素20bの主要部を模式的に示す概略平面図、図7(b)は図7(a)中のX5−X6線に沿った概略断面図である。AF用画素20bが撮像用画素20eと異なる所は、AF用画素20bにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20bのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど左側(−X側)半分の大きさの長方形の開口43cが形成されている点のみである。これによって、画素20bのフォトダイオードPDは、撮影レンズ2の射出瞳の中心から+X方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図8(a)はAF用画素20cの主要部を模式的に示す概略平面図、図8(b)は図8(a)中のY1−Y2線に沿った概略断面図である。AF用画素20cが撮像用画素20eと異なる所は、AF用画素20cにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20cのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど上側(+Y側)半分の大きさの長方形の開口43dが形成されている点のみである。これによって、画素20cのフォトダイオードPDは、撮影レンズ2の射出瞳の中心から−Y方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図9(a)はAF用画素20dの主要部を模式的に示す概略平面図、図9(b)は図9(a)中のY3−Y4線に沿った概略断面図である。AF用画素20dが撮像用画素20eと異なる所は、AF用画素20dにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20dのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど下側(−Y側)半分の大きさの長方形の開口43eが形成されている点のみである。これによって、画素20dのフォトダイオードPDは、撮影レンズ2の射出瞳の中心から+Y方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
なお、カラーフィルタ50の配列は必ずしもベイヤー配列に限定されるものではない。また、カラー撮像用として構成する場合であっても、AF用画素20a,20b,20c,20dには必ずしもカラーフィルタ50を設ける必要はない。
図10は、本実施の形態による電子カメラ1の所定動作モード時の、固体撮像素子3からの信号読み出し状況を模式的に示すタイミングチャートである。本実施の形態による電子カメラ1は、図10に示すように、ライブビュー表示のための撮像用信号を固体撮像素子3から読み出すライブビュー用読み出しモードと、焦点検出用信号を固体撮像素子3から読み出す焦点検出用読み出しモード(「AF読み出しモード」とも称す。)と、自動露光用測光情報に用いるための撮像用信号を固体撮像素子3から読み出す自動露光用読み出しモード(「AE読み出しモード」とも称す。)とを、フレーム毎に順次循環的に繰り返して行う。例えば、ライブビュー用読み出しフレームは約1/40秒、AF読み出しフレームは約1/100秒、AE読み出しフレームは約1/200秒とすることができる。なお、これらの読み出しモードの順序は、図10に示す例に限定されるものではない。これらの読み出しモードの具体例について、以下に説明する。
今、各画素20が図4に示すように配置されているものとすると、ライブビュー用読み出しモードでは、撮像制御部4による制御下で、例えば、図4中の右側に○印を付したように、列方向に間引いて画素20を読み出し、2行ずつ読み飛ばして1,4,7,10,13,16行目を読み出す。このように読み飛ばす行数は偶数であることが好ましい。これは、ベイヤー読み出しを保持するためである。なお、ライブビュー用読み出しモードでは、列方向に間引いた画素20の信号読み出しを行うことが、高速に信号を読み出すために好ましいが、全行の画素20の信号を読み出してもよい。
図11は、図2に示すように画素20の数が4×8個である場合に、ライブビュー用読み出しモードにおいて、1行目を読み出し、2,3行目を読み飛ばし、4行目を読み出す例を示す、タイミングチャートである。この例では、水平画素加算を行わずに、行方向の全画素を読み出している。また、この例では、ローリングシャッタによる電子シャッタ動作が行われている。図11において、期間T1は1行目の選択期間である。期間T2の終了時点から期間T3の開始時点までが、1行目の露光時間となる。期間T4,T5において読み出された信号と、期間T6,T7において読み出された信号との差分を取るCDS処理が、固体撮像素子3の外部の信号処理部5によって行われる。4行目が選択されている期間T8では、期間T1の動作と同様の動作が4行目に関して行われる。
図11に示す例では、ライブビュー用読み出しモードにおいて、読み出し行に関して、前述したように行方向の全画素を読み出している。しかし、ライブビュー用読み出しモードにおいて、読み出し行に関して、任意の一部の列の画素だけを読み出してもよい。例えば、行方向の画素を4列毎に1列ずつ読み出してもよい。この場合には、より高速に信号を読み出すことができる。このような一部の列の画素の読み出しは、例えば、特開2007−208685号に開示されているようなシフトレジスタ回路を用いて、水平走査回路22を構成することにより、実現することができる。なお、ライブビュー用読み出しモードにおいて一部の行の画素を部分的に読み出すために、特開2007−208685号に開示されているようなシフトレジスタ回路を用いて、垂直走査回路21を構成してもよい。
AF読み出しモードでは、各画素20が図4に示すように配置されているものとすると、例えば、図4中の右側に○印を付したように、行方向に延びた3つの焦点検出領域に対応する3,8,14行目を読み出す。本実施の形態では、このとき、各行について、水平方向の全画素20を読み出す。もっとも、水平方向のうち焦点検出領域に対応する列部分の画素のみを読み出すように構成することも可能である。ここでは、先のライブビュー画像等から、行方向に延びた焦点検出領域の信号を用いた方が被写体の焦点調節状態を精度良く検出し得ると判断されたものとし、撮像制御部4による制御下で、行方向に延びた3つの焦点検出領域に対応する行のみを読み出している。しかしながら、例えば、先のライブビュー画像等から、列方向に延びた焦点検出領域の信号を用いた方が被写体の焦点調節状態を精度良く検出し得ると判断されたような場合には、撮像制御部4による制御下で、6〜11行目を部分的に読み出す。このとき、本発明では、水平方向の全画素20を読み出す。もっとも、列部分に並んだ焦点検出領域に対応する列の部分の画素のみを読み出すように構成することも可能である。なお、被写体の状況等によっては、例えば、いずれか1つの焦点検出領域のみの信号を読み出すようにすることも可能である。また、AF読み出しモードにおいて、行方向に延びた焦点検出領域及び列方向に延びた焦点検出領域の全てについて、信号を読み出すと、より精度良く焦点調節状態を検出することができるので、好ましい。その例を、後に第3の実施の形態として説明する。
図12は、図2に示すように画素20の数が4×8個である場合に、AF読み出しモードにおいて、1,2行目を読み飛ばし、3行目を読み出し、4行目を読み飛ばす例を示す、タイミングチャートである。この例では、水平画素加算を行わずに、行方向の全画素を読み出している。また、この例では、全画素20に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われる。このため、ローリングシャッタ動作の場合に比べて、同一フレームで読み出される各AF用信号間に時間差が生じないため、焦点検出の精度を大幅に高めることができる。なお、所望の焦点検出のために有効に読み出すべき画素20のみの露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなるだけでもよい。
図12に示す例では、AF読み出しモードにおいて、読み出し行に関して、前述したように行方向の全画素を読み出している。しかし、AF読み出しモードにおいて、読み出し行に関して、任意の一部の列の画素だけを読み出してもよい。例えば、行方向の画素について、焦点検出領域に対応する列のみを読み出してもよい。この場合には、より高速に信号を読み出すことができる。このような一部の列の画素の読み出しは、例えば、特開2007−208685号に開示されているようなシフトレジスタ回路を用いて、水平走査回路22を構成することにより、実現することができる。なお、AF読み出しモードにおいて一部の行の画素を部分的に読み出すために、特開2007−208685号に開示されているようなシフトレジスタ回路を用いて、垂直走査回路21を構成してもよい。
図12において、全画素20に関して、期間T11の終了時点から期間T12の開始時点までが露光時間となる。期間T13は、3行目の選択期間である。期間T14,T15において読み出された信号と、期間T16,T17において読み出された信号との差分を取るCDS処理が、固体撮像素子3の外部の信号処理部5によって行われる。このとき、信号成分を取得する期間T14,T15とノイズ成分を取得するT16,T17の期間との間に、リセット期間T18が存在するため、リセット期間T18に生ずるノイズ分が残ってしまう。しかしながら、そのようなノイズ分が残っても焦点検出の精度にはほとんど影響を与えない。
AE読み出しモードでは、各画素20が図4に示すように配置されているものとすると、例えば、図4中の右側に○印を付したように、連続する2行である1,2行目を読み出した後、偶数行である6行読み飛ばして、9,10行目を読み出す。このように、連続する2行を読み出した後に偶数行読み飛ばすことを繰り返すと、カラーフィルタ50がベイヤー配列に従って配列されていることから、列方向に隣り合う異なる色の画素が読み出されるので、連続して読み出す行がない場合に比べて、擬色を低減することができる。したがって、自動露光制御をより高い精度で行うことができるので、好ましい。
また、自動露光用測光情報に用いる信号(AE信号)においては、その分解能については局所的な平均化情報があれば十分であって、分解能を高めるよりも感度が高い方が好ましい場合がある。そこで、本実施の形態では、AE読み出しモードにおいては、行方向の4つの画素20の信号をそれぞれ加算して読み出す水平画素加算を行う。このように、本実施の形態では、色も混ぜて加算するが、色毎に水平方向の画素を加算するように構成してもよい。この場合、ベイヤー配列の単位をR,G1,G2,Bと表記するとき、例えば、水平信号線33を、色毎に2本(G1及びG2で1本、R及びBで1本)を設けるか、あるいは、色毎に4本(R,G1,G2,Bをそれぞれ1本)設けてもよい。なお、本発明では、AE読み出しモードにおいては、行方向の全画素20の信号を水平画素加算を行うことなくそれぞれ読み出してもよい。
図12に示す例では、AE読み出しモードにおいて、前述したように、行方向の画素20の信号を水平画素加算して読み出している。しかし、AE読み出しモードにおいて、読み出し行に関して、任意の一部の列の画素だけを水平画素加算を行うことなく読み出してもよい。この場合にも、高速に信号を読み出すことができる。このような一部の列の画素の読み出しは、例えば、特開2007−208685号に開示されているようなシフトレジスタ回路を用いて、水平走査回路22を構成することにより、実現することができる。なお、AE読み出しモードにおいて一部の行の画素を部分的に読み出すために、特開2007−208685号に開示されているようなシフトレジスタ回路を用いて、垂直走査回路21を構成してもよい。
図13は、図2に示すように画素20の数が4×8個である場合に、AE読み出しモードにおいて、1,2行目を読み出し、3,4行目を読み飛ばす例を示す、タイミングチャートである。この例では、水平方向の画素20を4つずつ加算して読み出している。また、この例では、全画素20に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われる。このため、ローリングシャッタ動作の場合に比べて、同一フレームで読み出される各自動露光測光情報に用いる撮像用信号間に時間差が生じないため、自動露光制御の精度を大幅に高めることができる。なお、所望の露光量検出のために有効に読み出すべき画素20のみの露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなるだけでもよい。
図13において、全画素20に関して、期間T21の終了時点から期間T22の開始時点までが露光時間となる。期間T23は、1行目の選択期間である。期間T24,T25においてそれぞれ水平方向の4画素を加算して読み出された信号と、期間T26,T27においてそれぞれ水平方向の4画素を加算して読み出された信号との差分を取るCDS処理が、固体撮像素子3の外部の信号処理部5によって行われる。このとき、信号成分を取得する期間T24,T25とノイズ成分を取得するT26,T27の期間との間に、リセット期間T28が存在するため、リセット期間T28に生ずるノイズ分が残ってしまう。しかしながら、そのようなノイズ分が残っても露光量検出の精度にはほとんど影響を与えない。
本実施の形態による電子カメラ1では、以上説明した図10に示すように各読み出しモードがフレーム毎に繰り返される動作モードにおいて、各ライブビュー用読み出しモードのフレームで読み出された撮像用信号が信号処理部5、A/D変換部6及びメモリ7を経て表示制御部15によって利用されて、当該撮像用信号に基づくライブビュー表示が液晶表示部16に表示される。また、図10に示す動作モードにおいて、各AF読み出しモードのフレームで読み出されたAF用信号が信号処理部5、A/D変換部6及びメモリ7を経て焦点演算部10によって利用されて、当該AF用信号に基づいて瞳分割位相差方式に従ってデフォーカス量が算出され、そのデフォーカス量に応じて合焦状態となるようにレンズ制御部2aが撮影レンズ2を作動させて自動焦点調節を行う。さらに、図10に示す動作モードにおいて、各AE読み出しモードのフレームで読み出されたAE用信号が信号処理部5、A/D変換部6及びメモリ7を経て露光演算部14によって利用されて、当該AE用信号に基づいて最適な露光量を演算し、レンズ制御部2aは露光演算部14で得られた露光量に応じた露光量となるように撮影レンズ2の絞りを調整するとともに、撮像制御部4はこの露光量に応じたシャッタ時間を設定する。
このようにして、本実施の形態による電子カメラ1は、図10に示す動作モードにおいて、ライブビュー用読み出しモードにおいて読み出された信号に基づいて液晶表示部16にライブビュー表示を表示させつつ、AF用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて瞳分割位相差方式に従って撮影レンズ2の自動焦点調節を行うとともに、AE用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて自動露光制御を行う。したがって、使用者は、合焦状態でかつ適性露出状態でライブビュー表示を見ることができる。そして、本実施の形態によれば、ライブビュー表示を表示させつつ行うAF制御として瞳分割位相差方式によるAF制御が行われるので、比較的近距離において比較的高速で動く被写体をそれに追従した合焦状態でライブビュー表示させることができるため、使用者にとってその利便性は計り知れない。
このような図10に示す動作モードは、例えば、使用者が撮影モードに設定して操作部9aのレリーズ釦の半押し操作を行うことで開始される。そして、例えば、そのレリーズ釦が全押し操作されると、本撮影が行われる。このとき、全押し操作の前に合焦状態でかつ適性露出状態となっているので、即時にシャッターを切ることができ、シャッタータイミングを逃さない。なお、本撮影時には、例えば、前述したライブビュー用読み出しモードにおいて間引きを行わずに全行読み出される。撮像制御部4によって、この撮像用信号は、メモリ7に蓄積される。その後、マイクロプロセッサ9は、操作部9aの指令に基づき、必要に応じて画像処理部13や画像圧縮部12にて所望の処理を行い、記録部に処理後の信号を出力させ記録媒体11aに記録する。なお、前述したような図10に示す動作モードは、例えば、レリーズ釦の半押し操作を行わなくても、撮影モードに設定するだけで開始するようにしてもよい。
本撮影時、本例では電子シャッタのみで例示したが、メカシャッタと組み合わせてもよいことは、自明である。
なお、本実施の形態では、ライブビュー用の画像信号に、焦点検出画素の出力信号が含まれないので、従来どおりの精彩なライブビュー画像が得られる。また、AE行においても、AF画素の行と合致していないので、特に平均化情報に関しては高感度、高精度なAE情報を得ることができる。
[第2の実施の形態]
図14は、本発明の第2の実施の形態による電子カメラで用いられる固体撮像素子63を示す回路図であり、図2に対応している。図14においても、図2と同様に、4×8個の画素20(2×8個の画素ブロック70)を示している。図15は、図14に示す固体撮像素子63の画素ブロック70を示す回路図である。図14及び図15において、図2及び図3中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、以下に説明する点のみである。本実施の形態では、固体撮像素子63において、列方向に隣り合う2つの画素20毎に、当該2つの画素20が1組のフローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRES及び選択トランジスタSELを共有している。図14及び図15では、1組のフローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRES及び選択トランジスタSELを共有する2つの画素20を、画素ブロック70として示している。また、図15では、画素ブロック70内の上側の画素20のフォトダイオードPD及び転送トランジスタTXをそれぞれ符号PD1,TX1で示し、画素ブロック70内の下側の画素20のフォトダイオードPD及び転送トランジスタTXをそれぞれ符号PD2,TX2で示し、両者を区別している。また、転送トランジスタTX1のゲート電極に供給される制御信号をφTX1とし、転送トランジスタTX2のゲート電極に供給される制御信号をφTX2とし、両者を区別している。なお、図2及び図3ではnは画素行を示しているが、図14及び図15ではnは画素ブロック70の行を示している。例えば、1行目の画素20と2行目の画素20とにより1行目の画素ブロック70が構成され、3行目の画素20と4行目の画素20とにより2行目の画素ブロック70が構成されている。
本実施の形態における固体撮像素子63の有効画素領域を模式的に示す概略平面図も基本的に図4となり、例えば、各読み出し時に○印の画素行が読み出される。ただし、ここでは、AE読み出し時においては、2行目及び3行目の画素行を読み出すものとする。また、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様に、所定の動作モードにおいて、図10に示すように各読み出しモードがフレーム毎に繰り返される。
図16は、図11の場合と同様に、図14に示すように画素20の数が4×8個(画素ブロック70の数が2×8個)である場合に、ライブビュー用読み出しモードにおいて、1行目の画素行(1行目の画素ブロック70の上側画素行)を読み出し、2,3行目の画素行(1行目の画素ブロック70の下側画素行と2行目の画素ブロック70の上側画素行)を読み飛ばし、4行目の画素行(2行目の画素ブロック70の下側画素行)を読み出す例を示す、タイミングチャートである。この例においても、水平画素加算を行わずに行方向の全画素を読み出しているとともに、ローリングシャッタによる電子シャッタ動作が行われている。
図17は、図12の場合と同様に、図14に示すように画素20の数が4×8個(画素ブロック70の数が2×8個)である場合に、AF読み出しモードにおいて、1,2行目の画素行(1行目の画素ブロック70の上側画素行及び下側画素行)を読み飛ばし、3行目の画素行(2行目の画素ブロック70の上側画素行)を読み出し、4行目の画素行(2行目の画素ブロック70の下側画素行)を読み飛ばす例を示す、タイミングチャートである。この例においても、水平画素加算を行わずに行方向の全画素を読み出すとともに、全画素20に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われている。
図18は、図13の場合とは異なり、図14に示すように画素20の数が4×8個(画素ブロック70の数が2×8個)である場合に、AE読み出しモードにおいて、1行目の画素行(1行目の画素ブロック70の上側画素行)を読み飛ばし、2,3行目の画素行(1行目の画素ブロック70の下側画素行と2行目の画素ブロック70の上側画素行)を読み出し、4行目の画素行(2行目の画素ブロック70の下側画素行)を読み飛ばす例を示す、タイミングチャートである。この例においても、水平方向の画素20を4つずつ加算して読み出すとともに、読み出すべき画素20に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われている。
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によれば、2つの画素20が1組のフローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRES及び選択トランジスタSELを共有しているので、1画素当たりのトランジスタ数を削減することができ、開口率を大きくすることができる。
ところで、本実施の形態のように、光電変換部(フォトダイオード)が列方向に順次並んだL個(Lは2以上の整数。本実施の形態では、L=2。)の画素20毎に画素ブロック70をなし、画素ブロック70毎に、当該画素ブロック70に属する前記L個の画素20が1組のフローティングディフュージョンFD、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRES及び選択トランジスタSELを共有する場合、(i)AE読み出しモードにおいて、列方向の信号読み出しに関して連続する2行の画素20の信号を読み出した後にM行(Mは偶数)の画素の信号を読み飛ばすことが繰り返されるという条件、及び、(ii)前記Mが{L×(2+N)−2}(Nは0以上の整数)であるという条件、を満たすことが好ましい。上記(i)の条件を満たすことで、列方向に隣り合う異なる色の画素が読み出されるので、連続して読み出す行がない場合に比べて、擬色を低減することができ、ひいては、自動露光制御をより高い精度で行うことができる。そして、上記(ii)の条件を満たすことで、画素ブロック70において1組のフローティングディフュージョンFD及び増幅トランジスタAMP等を共有するものでありながら、読み出すべき画素行に関して露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が可能になり、ひいては、同一フレームで読み出される各自動露光測光情報に用いる撮像用信号間に時間差が生じないため、自動露光制御の精度を大幅に高めることができる。
その理解を容易にするため、L=2、N=0、M=2の例を図19に示し、L=2、N=2、M=6の例を図20に示し、L=2、N=4、M=10の例を図21に示している。なお、図19乃至図21において、各行の画素の色は、ベイヤー配列を前提とした上で、GとRの交互列の色で代表した。例えば、L=2、N=12、M=26としてもよい。また、L=4の場合、Mは例えば6,10,14,18のいずれかにしてもよいし、L=6の場合、Mは例えば10,16,22,28のいずれかにしてもよい。
[第3の実施の形態]
図22は、本発明の第3の実施の形態による電子カメラで用いられる固体撮像素子の有効画素領域を模式的に示す概略平面図であり、図4に対応している。図22において、図4中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、AF読み出しモードで読み出す行のみである。前記第1の実施の形態では、AF読み出しモードにおいて、図4中の右側に○印を付したように、行方向に延びた3つの焦点検出領域に対応する3,8,14行目を読み出している。これに対し、本実施の形態では、AF読み出しモードにおいて、図22中の右側に○印を付したように、行方向に延びた3つの焦点検出領域及び列方向に延びた3つの焦点検出領域の全てに対応する3,6〜11,14行目を読み出す。この場合のタイミングチャートは、前記第1の実施の形態の場合のAF読み出しモードのタイミングチャートを、読み出し行に合わせて改変したものとなる。ただし、4行目までの範囲では、読み飛ばし行及び読み出し行は、本実施の形態においても前記第1の実施の形態と同じである。したがって、本実施の形態についてのAF読み出しモードの4行目までタイミングチャートは、図12と同じとなる。
本実施の形態によれば、AF読み出しモードにおいて、行方向に延びた焦点検出領域及び列方向に延びた焦点検出領域の全てについて、信号を読み出している。したがって、本実施の形態によれば、より精度良く焦点調節状態を検出することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前述した各実施の形態では、ライブビュー用読み出しモード、AF読み出しモード及びAE読み出しモードの3つの読み出しモードが順次循環的に繰り返して行われる例を挙げたが、例えば、ライブビュー用読み出しモード及びAF読み出しモードの2つの読み出しモードのみを順次循環的に繰り返して行ってもよい。この場合、例えば、固体撮像素子とは別に自動露光用測光情報を得るための検出器を設け、その検出器からの信号によって自動露光制御を行ってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る電子カメラを示す概略ブロック図である。 図1中の固体撮像素子の概略構成を示す回路図である。 図1中の固体撮像素子の画素を示す回路図である。 図1中の固体撮像素子の有効画素領域を模式的に示す概略平面図である。 図4中の撮像用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の更に他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の更に他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図1に示す電子カメラの所定動作モード時の、固体撮像素子からの信号読み出し状況を模式的に示すタイミングチャートである。 図1に示す電子カメラのライブビュー用読み出しモードの動作例を示すタイミングチャートである。 図1に示す電子カメラのAF読み出しモードの動作例を示すタイミングチャートである。 図1に示す電子カメラのAE読み出しモードの動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態による電子カメラで用いられる固体撮像素子を示す回路図である。 図14に示す固体撮像素子の画素ブロックを示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態による電子カメラのライブビュー用読み出しモードの動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態による電子カメラのAF読み出しモードの動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態による電子カメラのAE読み出しモードの動作例を示すタイミングチャートである。 AE読み出しモードの読み出し行の例を示す図である。 AE読み出しモードの読み出し行の他の例を示す図である。 AE読み出しモードの読み出し行の更に他の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による電子カメラで用いられる固体撮像素子の有効画素領域を模式的に示す概略平面図である。
符号の説明
3 固体撮像素子
20a,20b,20c,20d AF用画素
20e 撮像用画素

Claims (9)

  1. 2次元状に配置された複数の画素であって、各々が、光学系により結像される被写体像による入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素と、
    前記複数の画素から信号を読み出す制御を行う読み出し制御手段と、
    を備え、
    前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、瞳分割位相差方式に従って前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含み、
    前記読み出し制御手段は、所定の動作モード時に、2つ以上の読み出しモードをフレーム毎に順次循環的に繰り返して行い、
    前記2つ以上の読み出しモードは、ライブビュー表示のための撮像用信号を読み出すライブビュー用読み出しモードと、前記焦点検出用信号を読み出す焦点検出用読み出しモードとを、含み、
    前記2つ以上の読み出しモードは、自動露光用測光情報に用いるための撮像用信号を読み出す自動露光用読み出しモードを含み、
    前記複数の画素の各列に対応して設けられ対応する列の前記画素の出力信号が供給される垂直信号線を備え、
    前記自動露光用読み出しモードにおいて、行方向の2つ以上の画素の信号を加算して読み出す水平画素加算が行われ、
    前記自動露光用読み出しモードにおいて、列方向の信号読み出しに関して、連続する2行の画素の信号を読み出した後にM行(Mは偶数)の画素の信号を読み飛ばすことが繰り返され、
    前記複数の画素の各々は、当該画素の前記光電変換部からの前記信号電荷を受け取って当該信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部、該電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅部、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する電荷転送部、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部、及び、当該画素を選択する選択部を有し、
    前記複数の画素は、前記光電変換部が列方向に順次並んだL個(Lは2以上の偶数)の画素毎に画素ブロックをなし、
    前記画素ブロック毎に、当該画素ブロックに属する前記L個の画素が1組の前記電荷電圧変換部、前記増幅部、前記リセット部及び前記選択部を共有し、
    前記Mが{L×(2+N)−2}(Nは0以上の整数)である、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 記ライブビュー用読み出しモードにおいて、列方向に間引いた画素の信号読み出しが行われることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記焦点検出用読み出しモードにおいて、信号を有効に読み出すべき画素に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングとなる電子シャッタ動作が行われることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記焦点検出用読み出しモードにおいて、一部の領域の画素の信号を読み出す部分読み出しが行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 前記自動露光用読み出しモードにおいて、信号を有効に読み出すべき画素に関して、当該各画素の露光時間が同一の長さでかつ同一のタイミングである電子シャッタ動作が行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記複数の画素の各々は、当該画素の前記光電変換部からの前記信号電荷を受け取って当該信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部、該電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅部、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する電荷転送部、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部、及び、当該画素を選択する選択部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 前記複数の撮像用画素には、ベイヤー配列に従って配列されたカラーフィルタが設けられたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 請求項1乃至のいずれかに記載の固体撮像装置と、ライブビュー表示を行い得る表示部と、を備え、
    前記所定の動作モードにおいて、前記ライブビュー用読み出しモードにおいて読み出された信号に基づいて前記表示部にライブビュー表示を表示させつつ、前記焦点検出用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて前記光学系の自動焦点調節を行うことを特徴とする電子カメラ。
  9. 請求項乃至のいずれかに記載の固体撮像装置と、ライブビュー表示を行い得る表示部と、を備え、
    前記所定の動作モードにおいて、前記ライブビュー用読み出しモードにおいて読み出された信号に基づいて前記表示部にライブビュー表示を表示させつつ、前記焦点検出用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて瞳分割位相差方式に従って前記光学系の自動焦点調節を行うとともに、前記自動露光用読み出しモードにおいて読みされた信号に基づいて自動露光制御を行うことを特徴とする電子カメラ。
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