JP5177912B2 - 印刷装置及びその紙搬送誤差補正方法 - Google Patents
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Description
(1)印字部103で、規定長の間隔で2本線を印刷する。
(2)表示部102に、規定長の間隔で2本線を表示する。
(3)表示された線を移動させる。即ち、表示された2本線間の間隔を印刷された2本線間の間隔に合うように調整する(ユーザが行う)。
(4)調整後の2本線の間隔に基づいて補正量を決定する。
まず、印字部103の紙搬送誤差を補正するに当たっては2本線を印刷するが、本実施形態では、例えば、補正量0%で印刷する場合と現在の補正量A%(予め本発明に係る印刷装置を有するハンディターミナル等が現在持っている補正量)で印刷する場合の例を説明する。
2本線を印刷する場合には、制御部104は印字部103を制御し、図3(b)に示すように第1の線301を印刷する。次に、制御部104は、
規定長/1ステップ長 …式(1)
の演算式を用いて補正量0%の場合の規定長に相当する長さが何ステップであるかを算出する。
制御部104は同様に印字部103を制御し、図3(b)に示すように第1の線301を印刷する。次に、制御部104は、
(規定長×(1+A/100))/1ステップ長 …式(2)
の演算式を用いて現在の補正量A%である場合の規定長に相当する長さが何ステップであるかを算出する。
次に、表示部102に予め決められた規定長の間隔の2本線を表示するが、例えば、補正量0%で表示する場合と現在の補正量A%で表示する場合の例を説明する。
補正量0%で表示する場合には、制御部104は表示部102を制御し、図3(a)に示すように第1の線303を表示部102上に表示する。次に、制御部104は、
規定長/LCDのドット間隔 …式(3)
の演算式を用いて規定長に相当する長さが何ドットの間隔であるかを算出する。LCDのドット間隔とは、表示部102として用いるLCD等において、画像を構成する最小単位であるドット間の間隔であり、制御部104は表示部102を制御し、図3(a)に示すように得られた規定長に相当するドット間隔をとって第2の線304を表示する。その際、図3(a)に示すように表示部102上に表示された第1の線303と第2の線304との間隔bは理論上の補正量0%の規定長であり、2本線が補正量0%で印刷されたものであれば、図3(a)に示す2本線の間隔aと図3(b)に示す2本線の間隔bとの差cが搬送誤差となる。
現在の補正量A%で表示する場合には、制御部104は同様に表示部102を制御し、図3(a)に示すように第1の線303を表示部102上に表示する。次に、制御部104は、
(規定長×(1+A/100))/LCDのドット間隔 …式(4)
の演算式を用いて現在の補正量A%の場合の規定長に相当する長さが何ドットの間隔であるかを算出する。次に、制御部104は表示部102を制御し、得られた規定長に相当するドット間隔をとって第2の線304を表示する。その際、図3(a)に示すように表示部102上に表示された第1の線303と第2の線304との間隔bは理論上の現在の補正量A%の規定長であり、2本線が現在の補正量A%で印刷されたものであれば、図3(a)に示す2本線の間隔aと図3(b)に示す2本線の間隔bとの差cが搬送誤差となる。
上述のように補正量0%や現在の補正量A%で表示した場合のいずれにおいても、図3(a)に示す第1線303、第2の線304のいずれか一方の線又は両方の線を上下方向に1ドットづつ移動できるように入力部101に移動手段を設けておく。例えば、キーボード上の所定のキー操作によって線の移動が可能なようにしたり、或いは入力部101のタッチパネル上にキーを配置してそのキー操作によって線の移動が可能なようにする。もちろん、これ以外の方法でも構わない。
このようにして線の移動を行い、その後、線の移動完了の入力がなされると、制御部104は以下の処理により紙搬送誤差補正量を決定する。紙搬送誤差補正量の決定には以下の4通りの例を説明する。
制御部104は線の移動完了後の表示部102上に表示された第1の線303と第2の線304とのドット間隔をカウントする(カウント値をXとする)。
制御部104は同様に線の移動完了後の表示部102上に表示された第1の線303と第2の線304とのドット間隔をカウントする(カウント値X)。次いで、制御部104は(4−1)と同様に(規定長×(1+A/100))/LCDのドット間隔)で得られる現在の補正量A%の場合の規定長に相当するドット数を求めて不図示のメモリに記憶しておき(この値をY)、この値Yでカウント値Xを除して100を掛け、補正量が何%であるかを算出する。
制御部104は同様に線の移動完了後の表示部102上に表示された第1の線303と第2の線304とのドット間隔をカウントする(値X)。次に、制御部104は、(2−1)で説明した(規定長/LCDのドット間隔)で得られる補正量0%の場合の規定長に相当するドット数を求めて不図示のメモリに記憶しておき(値Y)、この値Yで値Xを除して100を掛け、補正量が何%であるかを算出する。
制御部104は、同様に線の移動完了後の表示部102上に表示された第1の線303と第2の線304とのドット間隔をカウントする(値X)。次に、制御部104は(4−3)の場合と同様に(規定長/LCDのドット間隔)で得られる補正量0%の規定長に相当するドット数を求めて不図示のメモリに記憶しておき(値Y)、この値Yでカウント値Xを除して100を掛け、補正量が何%であるかを算出する。
前記表示部上に予め決められた規定長の間隔を表示させる間隔表示手段と、
前記印刷部を制御して前記予め決められた規定長の間隔を前記紙上に印刷させる間隔印刷手段と、
前記表示された規定長の間隔が前記印刷された規定長の間隔に合うように調整された調整後の間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する補正量算出手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。
前記補正量算出手段は、
前記調整後の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出する手段と、
前記現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
(規定長×(1+A/100))/表示部のドット間隔
によって算出する手段と、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する手段と、
を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
前記補正量算出手段は、
前記調整後の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出する手段と、
前記補正量0%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
規定長/表示部のドット間隔
によって算出する手段と、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された補正量0%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する手段と、
を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
間隔表示手段が、前記表示部上に予め決められた規定長の間隔を表示させる間隔表示ステップと、
間隔印刷手段が、前記印刷部を制御して前記予め決められた規定長の間隔を前記紙上に印刷させる間隔印刷ステップと、
補正量算出手段が、前記表示された規定長の間隔が前記印刷された規定長の間隔に合うように調整された調整後の間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する補正量算出ステップと、
を含むことを特徴とする紙搬送誤差補正方法。
前記補正量算出ステップでは、前記補正量算出手段が、
前記調整後の2点間の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出するステップと、
前記現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
(規定長×(1+A/100))/表示部のドット間隔
によって算出するステップと、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出するステップと、
を含むことを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載の紙搬送誤差補正方法。
前記補正量算出ステップでは、前記補正量算出手段が、
前記調整後の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出するステップと、
前記補正量0%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
規定長/表示部のドット間隔
によって算出するステップと、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された補正量0%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出するステップと、
を含むことを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載の紙搬送誤差補正方法。
102 表示部
103 印字部
104 制御部
201 用紙(ロール紙)
202 テンションローラ
203 プラテンローラ
204 印字ヘッド
205 カッター
Claims (10)
- 画面を表示する表示部と、印刷を行う印刷部とを有し、前記印刷部に紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置であって、
前記表示部上に予め決められた規定長の間隔を表示させる間隔表示手段と、
前記印刷部を制御して前記予め決められた規定長の間隔を前記紙上に印刷させる間隔印刷手段と、
前記表示された規定長の間隔が前記印刷された規定長の間隔に合うように調整された調整後の間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する補正量算出手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 前記間隔表示手段は、前記予め決められた規定長の間隔を、当該間隔を有する2本線又は所定記号によって表示し、前記間隔印刷手段は、前記予め決められた規定長の間隔を、当該間隔を有する2本線又は所定記号によって印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記補正量算出手段は、前記調整後の間隔を前記表示部におけるドット間隔をカウントして算出し、且つ、前記予め決められた規定長に相当する間隔を前記表示部におけるドット間隔から算出し、前記算出された前記調整後のドット間隔と前記算出された規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
- 前記間隔印刷手段は、前記予め決められた規定長の間隔を、予め持っている現在の所定補正量A%で印刷を行い、
前記補正量算出手段は、
前記調整後の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出する手段と、
前記現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
(規定長×(1+A/100))/表示部のドット間隔
によって算出する手段と、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 前記間隔印刷手段は、前記予め決められた規定長の間隔を、補正量0%の間隔で印刷を行い、
前記補正量算出手段は、
前記調整後の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出する手段と、
前記補正量0%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
規定長/表示部のドット間隔
によって算出する手段と、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された補正量0%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 画面を表示する表示部と、印刷を行う印刷部とを有し、前記印刷部に紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置の紙搬送誤差補正方法であって、
間隔表示手段が、前記表示部上に予め決められた規定長の間隔を表示させる間隔表示ステップと、
間隔印刷手段が、前記印刷部を制御して前記予め決められた規定長の間隔を前記紙上に印刷させる間隔印刷ステップと、
補正量算出手段が、前記表示された規定長の間隔が前記印刷された規定長の間隔に合うように調整された調整後の間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出する補正量算出ステップと、
を含むことを特徴とする紙搬送誤差補正方法。 - 前記間隔表示手段は、前記予め決められた規定長の間隔を、当該間隔を有する2本線又は所定記号によって表示し、前記間隔印刷手段は、前記予め決められた規定長の間隔を、当該間隔を有する2本線又は所定記号によって印刷することを特徴とする請求項6に記載の紙搬送誤差補正方法。
- 前記補正量算出手段は、前記調整後の間隔を前記表示部におけるドット間隔をカウントして算出し、且つ、前記予め決められた規定長に相当する間隔を前記表示部におけるドット間隔から算出し、前記算出された前記調整後のドット間隔と前記算出された規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出することを特徴とする請求項6又は7に記載の紙搬送誤差補正方法。
- 前記間隔印刷ステップでは、前記予め決められた規定長の間隔を、予め持っている現在の所定補正量A%で印刷を行い、
前記補正量算出ステップでは、前記補正量算出手段が、
前記調整後の2点間の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出するステップと、
前記現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
(規定長×(1+A/100))/表示部のドット間隔
によって算出するステップと、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された現在の所定補正量A%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出するステップと、
を含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の紙搬送誤差補正方法。 - 前記間隔印刷ステップでは、前記予め決められた規定長の間隔を、補正量0%の間隔で印刷を行い、
前記補正量算出ステップでは、前記補正量算出手段が、
前記調整後の間隔を、前記表示部におけるドット間隔をカウントすることによって算出するステップと、
前記補正量0%の場合の前記規定長に相当する前記表示部におけるドット間隔を、
規定長/表示部のドット間隔
によって算出するステップと、
前記算出された前記調整後のドット間隔と、前記算出された補正量0%の場合の前記規定長に相当するドット間隔に基づいて前記印刷部の紙搬送誤差補正量を算出するステップと、
を含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の紙搬送誤差補正方法。
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