JP5174770B2 - Commutator motor, blower and vacuum cleaner - Google Patents
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Description
この発明は、主に電気掃除機等に搭載される送風機に用いられる整流子電動機に関するものである。また、その整流子電動機を用いる送風機及びその送風機を搭載した電気掃除機に関する。 The present invention relates to a commutator motor mainly used in a blower mounted on a vacuum cleaner or the like. The present invention also relates to a blower using the commutator motor and a vacuum cleaner equipped with the blower.
整流子電動機の界磁において、界磁鉄心をヨーク部と極部とに4分割した構成とし、この4分割鉄心の極部に鉄心の外側よりフライヤーにて巻線を施した後、ヨーク部と極部とを圧入固定して界磁組立体とすることで、巻線速度を向上させた整流子電動機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 In the field of the commutator motor, the field iron core is divided into four parts, a yoke part and a pole part. After winding the pole part of the four-part iron core with a fryer from the outside of the iron core, There has been proposed a commutator motor in which a winding speed is improved by press-fitting and fixing a pole portion to form a field assembly (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上記特許文献1の整流子電動機では、界磁鉄心が4つに分割されているため、接合した場合でも界磁鉄心の内径部の真円度が悪化し整流子電動機の振動・騒音が増加するという課題があった。
However, in the commutator motor of
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、界磁巻線の周長を削減することができる、安価で高効率な整流子電動機及びその整流子電動機を用いた送風機及びその送風機を搭載した電気掃除機を提供する。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and is capable of reducing the circumferential length of the field winding, and is an inexpensive and highly efficient commutator motor and a blower using the commutator motor. And a vacuum cleaner equipped with the blower.
この発明に係る整流子電動機は、
界磁鉄心に界磁巻線を施した界磁と、
界磁鉄心の内側に空隙を介して配置されると共に、電機子鉄心のスロット内に電機子巻線が施された電機子と、
界磁鉄心の磁極中心部の界磁鉄心の積層方向の少なくとも一方の端面に形成され、界磁鉄心の積層方向の端面よりも内側に凹む段付部と、を備えたものである。
The commutator motor according to the present invention is
A field magnet with field windings on the field core;
An armature that is disposed inside the field core via a gap, and in which an armature winding is provided in a slot of the armature core,
And a stepped portion that is formed on at least one end face of the field core in the stacking direction of the field core and is recessed inward from the end face of the field core in the stacking direction.
この発明に係る整流子電動機は、界磁鉄心の磁極中心近傍に段付部を設けることで、界磁巻線の周長を短くすることができ、安価で高効率な整流子電動機を得ることができる。 In the commutator motor according to the present invention, by providing a stepped portion near the magnetic pole center of the field core, the circumference of the field winding can be shortened, and an inexpensive and highly efficient commutator motor can be obtained. Can do.
実施の形態1.
図1乃至図27は実施の形態1を示す図で、図1は整流子電動機100の横断面図、図2は界磁40の横断面図、図3は界磁40の側面図、図4は界磁鉄心1の平面図、図5は界磁鉄心1の側面図、図6は界磁鉄心1の鉄心構成を示す側面図、図7は鉄心抜板31a,31bの平面図、図8は鉄心抜板31cの平面図、図9は電機子50の横断面図、図10は電機子鉄心6の横断面図、図11は変形例1の整流子電動機200の横断面図、図12は変形例1の界磁鉄心201の側面図、図13は変形例1の界磁鉄心201の鉄心構成を示す側面図、図14は変形例2の整流子電動機300の横断面図、図15は変形例2の界磁鉄心301の平面図、図16は界磁巻線治具の側面図、図17は界磁巻線治具の側面図、図18は変形例3の整流子電動機400の横断面図、図19は変形例3の界磁440の側面図、図20は変形例3の界磁440の横断面図、図21は変形例3の界磁鉄心401の平面図、図22は変形例4の整流子電動機500の横断面図、図23は変形例4の界磁540の横断面図、図24は変形例4の界磁鉄心501の平面図、図25は図24の磁極中心付近の拡大図、図26は送風機1000の縦断面図、図27は整流子電動機100の制御回路図である。
1 to 27 are diagrams showing the first embodiment. FIG. 1 is a cross-sectional view of the
本実施の形態は、整流子電動機100の界磁の構成に特徴がある。本実施の形態に係る整流子電動機100は、界磁鉄心の磁極中心近傍に段付部を設けることを特徴とする。界磁鉄心の磁極中心近傍に段付部を設けることで、界磁巻線の周長を短くすることができ、安価で高効率な整流子電動機100を得ることができる。
The present embodiment is characterized by the field configuration of the
従って、以下の説明は、整流子電動機100の界磁を中心に説明を行うが、先ず整流子電動機100の全体構成について説明する。整流子電動機100を構成する、界磁以外の電機子についても触れる。
Accordingly, the following description will be focused on the field of the
図1乃至図10により、整流子電動機100の構成を説明する。図1に示すように、整流子電動機100は、少なくとも界磁40と、電機子50とを備える。後述するが、整流子電動機100は、その他に、フレーム9と共に外郭を構成するブラケット10、軸受12a,12b等を有する(図26参照)。
The configuration of the
整流子電動機100を、以下、単にモータまたは電動機と呼ぶ場合もある。
Hereinafter, the
界磁40は、少なくとも界磁鉄心1と、界磁巻線5a,5bとを備える(図1〜図3参照)。
The
界磁鉄心1は、全体形状が円弧部を有する略四角形の筒状である。そして、それぞれ対向して配置される一対の磁極部2a,2bと、一対の継鉄部3a,3bとを備える(主に、図4参照)。
The
そして、一対の磁極部2a,2bに、一対の界磁巻線5a,5bが施される。
And a pair of field winding 5a, 5b is given to a pair of
界磁鉄心1は、薄板の電磁鋼板(例えば0.1〜1.0mm程度の板厚で、無方向性電磁鋼板(鋼板の特定方向に偏って磁気特性を示さないよう、各結晶の結晶軸方向をできる限りランダムに配置させたもの))を所定の形状に金型で打ち抜き、所定の枚数(複数枚)積層して形成される。
The
本実施の形態の界磁鉄心1は、所定の形状に金型で打ち抜かれた複数種類の電磁鋼板で構成される。界磁鉄心1の構成の詳細については、後述する。
The
一対の磁極部2a,2bには、絶縁部材23(図3参照)を介して界磁巻線5a,5bが施されており、界磁巻線5a,5bに電流を流すことで界磁磁束を生成している(図1、図2参照)。
The pair of
一対の磁極部2a,2bの磁極中心付近には、それぞれ段付部21a,21bが設けられている。磁極部2a,2bの他の部分や継鉄部3a,3bよりも積層する電磁鋼板の枚数を少なくすることで段付部21a,21bを構成している(図5、図6参照)。
Stepped
界磁鉄心1は、図7に示す磁極中心付近に鉄心が存在しない鉄心抜板31a,31bと、図8に示す磁極中心にも鉄心が存在する鉄心抜板31cを積層することで構成される。
The
図6に示すように、鉄心抜板31a,31bを複数枚積層した後、鉄心抜板31cを複数枚積層し、更に鉄心抜板31a,31bを複数枚積層することで、段付部21a,21bを有する界磁鉄心1を構成することができる。つまり積層する鉄心抜板31a,31bの枚数を変更することにより段付部21a,21bの高さを任意に設定することが可能である。
As shown in FIG. 6, after laminating a plurality of
段付部21a,21bの作用・効果については、後述するが、
鉄心抜板31cの枚数>鉄心抜板31a,31bの枚数
鉄心抜板31aの枚数=鉄心抜板31bの枚数
の関係がある。
The operation and effect of the stepped
The number of
一方、界磁鉄心1の内側に空隙14(図1参照)を介して配置される電機子50は、図9に示すように、少なくとも電機子鉄心6、電機子巻線7、出力軸8を備える。電機子鉄心6も界磁鉄心1と同様に、薄板の電磁鋼板(例えば0.1〜1.0mm程度の板厚で、無方向性電磁鋼板)を所定の形状に金型で打ち抜き、所定の枚数(複数枚)積層して形成される。
On the other hand, the
図10に示すように、電機子鉄心6の全体形状は、略円筒である。従って、電機子鉄心6の横断面における外周の形状は、不連続ではあるが略円である。後述するスロット15が、外側に開口しているため不連続となる。
As shown in FIG. 10, the entire shape of the
電機子鉄心6は、界磁鉄心1と同じ材料の電磁鋼板を用いても良いし、別の材料の電磁鋼板を用いても良い。例えば電機子鉄心6の電磁鋼板の厚さを、界磁鉄心1の電磁鋼板の厚さより薄い材料に設定しても良い。これにより、電機子鉄心6の鉄損(特に渦電流損)が低減して、高効率な整流子電動機を得ることができる。
As the
電機子鉄心6のスロット15(図10参照、図10の例では22個)には電機子巻線7が施される。電機子巻線7は、後述する整流子13(図26参照)に接続されている。電機子鉄心6の中心部には出力軸8が設けられ、例えば、出力軸8に、後述する羽根11(図26参照)を取り付けることで送風機1000(図26参照、送風機1000は、例えば電気掃除機に使用される)が構成される。
The armature winding 7 is applied to the slots 15 (see FIG. 10, 22 in the example of FIG. 10) of the
電機子鉄心6のスロット15間の鉄心部を歯部16と呼ぶ。また、電機子鉄心6の中心部には、出力軸8が嵌合する軸孔17が設けられる(図10参照)。
The core portion between the
ここでは、段付部21a,21bを界磁鉄心1の積層方向両端面に設けた例について述べたが、厚さを変えて積層方向両端面に非対称に設けても良いし、また段付部21a,21bを積層方向片側端面にのみ設けても良い。
Here, an example in which the stepped
また段付部21a,21bを磁極中心に対して対称に設けているが、磁極中心に対して非対称に設けても良い。
Further, although the stepped
図11に示す変形例1の整流子電動機200は、図1の整流子電動機100と比べると、界磁240の構成、特に界磁鉄心201の構成が異なる。
The
図12、図13に示す変形例1の界磁鉄心201は、段付部21a,21bを積層方向片側端面にのみ設けている(図12、図13では、上部の積層方向端面)。
The
積層方向片側端面にのみ段付部21a,21bを設けた場合、羽根11側(図26では上側)に設けるのが有効である。電機子50において、羽根11の反対側は整流子があり、界磁巻線5a、5bの高さ方向(上下方向)にはスペースに余裕があるため、羽根11側に段付部21a,21bを設け、界磁巻線5a、5bの高さを低くすると共に、小型軽量な送風機1000を得ることができる。
When the stepped
図13に示すように、変形例1の界磁鉄心201は、鉄心抜板31cを複数枚積層し、更に鉄心抜板31a,31bを複数枚積層することで、段付部21a,21bを積層方向片側端面にのみ有する界磁鉄心201を構成することができる。この場合も、積層する鉄心抜板31a,31bの枚数を変更することにより段付部21a,21bの高さを任意に設定することが可能である。
As shown in FIG. 13, in the
また、変形例1の界磁鉄心201においても、
鉄心抜板31cの枚数>鉄心抜板31a,31bの枚数
鉄心抜板31aの枚数=鉄心抜板31bの枚数
の関係がある。
Also in the
The number of
図4に示すように、カシメ部22を界磁鉄心1の4ヶ所(界磁鉄心1の四隅)に設けることで鉄心抜板31a,31b、31cがばらけることなく界磁鉄心1を構成することができる。
As shown in FIG. 4, the
図示はしないが、カシメによる電磁鋼板の積層は、以下のようになされる。即ち、電磁鋼板を打抜き、積層し、カシメで結束するに際し、電磁鋼板を打抜く前に、凸型ポンチによって電磁鋼板の一部をダイスに押し込んで、あらかじめ凹凸部を形成する。この凹凸部を形成された電磁鋼板は、次いで所定形状に打抜かれ、同時に、直前に打抜かれた電磁鋼板上に積層される。このとき、前に打抜かれた電磁鋼板の凹部に、今回打抜かれた電磁鋼板の凸部を嵌合させ、これら電磁鋼板はカシメられるのである。 Although not shown in the drawings, the lamination of the electromagnetic steel sheets by caulking is performed as follows. That is, when punching, laminating and bundling the electromagnetic steel sheets, before punching the electromagnetic steel sheets, a part of the electromagnetic steel sheets is pushed into a die by a convex punch to form the uneven portions in advance. The electrical steel sheet on which the uneven portions are formed is then punched into a predetermined shape and simultaneously laminated on the electrical steel sheet punched immediately before. At this time, the convex portions of the electromagnetic steel plate punched this time are fitted into the concave portions of the electromagnetic steel plate punched previously, and these electromagnetic steel plates are caulked.
ここでは、カシメ部22を4ヶ所に設ける例について説明したが、継鉄部3a,3bの2ヶ所に設けても界磁鉄心を構成することは可能である。
Here, although the example which provides the crimping |
図14に示す変形例2の整流子電動機300は、図1の整流子電動機100と比べると、界磁340の構成、特に界磁鉄心301の構成が異なる。
The
図15に示す界磁鉄心301のように、継鉄部3a,3bの夫々の略中央部にカシメ部22を1ヶ所に設けるようにしてもよい。
As in the
図4の界磁鉄心1はカシメ部22が4ヶ所であるが、図15に示す界磁鉄心301はカシメ部22が2ヶ所であるから、図4の界磁鉄心1に比べてカシメ強度はやや低下するが、カシメ部22の磁気特性劣化に伴う鉄損が低下し、電動機の効率は向上する。
The
次に図16、図17により、界磁巻線5a,5bの形成方法について説明する。
Next, a method of forming the
前述の通り構成された界磁鉄心1(ここでは、整流子電動機100の界磁鉄心1を例に説明する)に絶縁部材23が設けられた後、界磁鉄心1の内径部に積層方向両側から、ガイド24a,24bが設置される。ガイド24a,24bの一部には穴24a−1,24b−1が設けられている。穴24a−1,24b−1は、溝という表現でもよい。
After the insulating
界磁鉄心1の内径部にガイド24a,24bが設置された後、界磁鉄心1の外周側(図4では上下方向)から段付部21a,21bに沿ってクランパ25a、25bが設置される。ガイド24a,24bに設けられた穴24a−1,24b−1に、クランパ25a、25bを挿入することでガイド24a,24bを固定する。
After the
界磁鉄心1の内径側から、図示しないノズルをガイド24a,24bに沿って上下方向への移動と、180度の回転とを繰り返すことで界磁巻線5a,5bを巻くことができる。
The
ここでは、ガイド24a,24bを固定する手段としてクランパ25a、25bを使用している。
Here,
クランパ25a、25bを用いない場合や、ガイド24a,24bに設けられ、クランパ25a、25bが挿入される穴24a−1,24b−1を小さくした場合、線径の太い界磁巻線5a,5bをガイド24a,24bに沿って高速に巻くことができなくなる課題があった。
When the
また、この場合、線径の細い界磁巻線5a,5bを低速に巻くことは可能であるが、巻線作業時間が長くなる課題があった。
Further, in this case, it is possible to wind the
ガイド24a,24bを確実に固定するためには、クランパ25a、25bを挿入する穴24a−1,24b−1のサイズを大きくする必要がある。その結果、界磁巻線5a,5bの高さ方向(積層方向)を長くする必要がある。界磁巻線5a,5bの高さ方向(積層方向)を長くすると、銅量(マグネットワイヤーの量)が多く、巻線抵抗が高くなるため、高価でかつ電動機効率が低いという課題があった。
In order to securely fix the
本実施の形態では、界磁鉄心1に段付部21a,21bを設け、段付部21a,21bに沿ってクランパ25a、25bを挿入してガイド24a,24bを固定することで、線径の太い界磁巻線5a,5bを短い周長で巻くことが可能であり、銅量を減らすと共に界磁巻線5a,5bの抵抗を低くすることができ、安価で高効率な整流子電動機100を得ることができる。
In the present embodiment, the stepped
また、界磁巻線5a,5bの巻線周長が短くなるため、界磁40の全体の高さを低くすることができ、小型の整流子電動機100を得ることができる。
Further, since the winding circumference of the
また、段付部21を設けることで界磁鉄心1が軽くなり、軽量な整流子電動機100を得ることができ、この整流子電動機100を用いた送風機1000(図26参照)を電気掃除機に搭載することで、電気掃除機が軽くなり、操作性の良い電気掃除機を得ることができる。
Further, by providing the stepped portion 21, the
後述するように、交流電源30(図27参照)により整流子電動機100に交流電圧を印加すると、電流は二つある界磁巻線5a,5bの一方の界磁巻線5aを介して、整流子13(図26参照)に接触する一方のブラシ60aに流れる。電機子巻線7へは、ブラシ60aと整流子13の摺動接触によって電流が流れる。電機子巻線7に流れた電流は、他方のブラシ60bから他方の界磁巻線5bに流れることで界磁磁束及び電機子磁束が生成され、整流子電動機100はトルクを発生する(図27参照)。
As will be described later, when an AC voltage is applied to the
本実施の形態の整流子電動機100は、一分間当たりの回転数が36,000rpm(回転数/分)以上で運転される。また、電機子鉄心6には、22個のスロット15が設けられており、歯部16も22個形成されている。
The
各々の電機子鉄心6の歯部16は一回転当たり22回切り替わるため、その切替周波数は36,000/60×22=13,200Hz以上となる。
Since the
その結果、電機子50で発生する鉄損はヒステリシス損よりも渦電流損が支配的となる。またその鉄損も非常に大きく、電動機の効率低下の要因となる。
As a result, the iron loss generated in the
図26の送風機1000の縦断面図に示すように、送風機1000は、少なくとも整流子電動機100と、羽根11と、ファンカバー11aとを備える。
As shown in the longitudinal sectional view of the
整流子電動機100は、少なくとも界磁40と、電機子50と、軸受12a,12bと、フレーム9と、ブラケット10とを備える。フレーム9、ブラケット10は、例えば、鋼板で構成される。
The
電機子50の出力軸8の両端部近傍に、軸受12a,12bを設ける。羽根11側に軸受12aを設け、羽根11の反対側に軸受12bを設ける。
界磁40を、フレーム9に圧入して固定する。出力軸8の両端部近傍に軸受12a,12bを取付けた電機子50を、軸受12b側から界磁40の内側に挿入する。
The
ブラケット10をフレーム9の開口部に取り付け、ブラケット10で軸受12aを支持する。
The
さらに、羽根11を、ブラケット10から外部に突出する出力軸8の端部に固定する。
Further, the
さらに、羽根11の外側にファンカバー11aを取り付ける。
Further, a fan cover 11 a is attached to the outside of the
以上の工程により、送風機1000が完成する。尚、フレーム9は、軸方向の両端が開口し、夫々の開口部にブラケット10を取り付ける構成でも良い。
The
図18乃至図21により、変形例3の整流子電動機400を説明する。変形例の整流子電動機400が、図1の整流子電動機100と異なるのは、界磁440の界磁鉄心401の段付部21a,21bに磁性体である鉄板26a,26bを固定(埋設)した点である。
A
単純に段付部21a,21bを設けたものの場合(例えば、図3、図5、図12参照)、段付部21a,21bは空気層(空間)となるため、界磁40,340の磁気抵抗が増加し、一般的に電動機の電流が増加する傾向にある。
In the case where the stepped
ここでは、前述の方法で界磁440の界磁鉄心401に界磁巻線5a,5bを施した後に、段付部21a,21bに磁性体である鉄板26a,26bを固定(埋設)することで、段付部21a,21bの空気層を磁性体で埋めることができる。
Here, after the
従って、界磁巻線5a,5bの周長を削減すると共に、界磁鉄心401の磁気抵抗増加を抑制することができ、更に高効率な整流子電動機400を得ることができる。
Therefore, the circumferential length of the
図22乃至図25により、変形例4の整流子電動機500を説明する。変形例の整流子電動機500が、図18の変形例3の整流子電動機400と異なるのは、鉄板26c,26dを界磁鉄心501の内径端面よりも外周側にずらして固定した点である。
A
前述の通り、電機子鉄心6の歯部16の一回転当たりの切替周波数は13,200Hz以上であるため、電機子50で発生する鉄損は渦電流損が支配的であり、同様に界磁鉄心501(ここでは、整流子電動機500の界磁鉄心501で説明する)の内径部端面でも大きな渦電流損が発生している。
As described above, since the switching frequency per revolution of the
渦電流損を低減させるために、電機子鉄心6および界磁鉄心501は薄板(例えば0.1〜1.0mm程度の電磁鋼板)を複数枚積層して構成しているが、段付部21a,21bに積層していない鉄板を設けると、鉄板で発生する渦電流損の影響で、電動機の効率が低下する。
In order to reduce eddy current loss, the
ここでは、段付部21a,21bに固定する鉄板26c,26dを界磁鉄心501の内径部端面から、例えば、0.1〜1.0mm程度、外周側に離して固定することで、電機子50との距離が広がり、鉄板26c,26dに渦電流が流れにくくなり、渦電流損の増加を抑制すると共に、界磁の磁気抵抗増加を抑制することができ、更に高効率な整流子電動機500を得ることができる。
Here, by fixing the
図25に示すように、鉄板26dは、界磁鉄心501の内径部よりも所定の径方向寸法r(例えば、0.1〜1.0mm)だけ外周側に離して固定されている。
As shown in FIG. 25, the
段付部21a,21bの空気層を埋める磁性体の材料は、鉄板の他に、電磁鋼板を積層したものを用いても良いし、樹脂と鉄粉を混ぜたものを固めた樹脂鉄心を用いても良い。
The magnetic material that fills the air layer of the stepped
図27により、整流子電動機100の制御回路について説明する。整流子電動機200〜500の制御回路についても同様である。
The control circuit of the
図27に示す整流子電動機100の制御回路は、図1で説明した一対の磁極部2a,2bに各々巻かれた二つの界磁巻線5a,5bの間に電機子50を配置し、交流電源30と位相制御を行うためのトライアック20とを直列接続したものである。尚、電機子50は、界磁巻線5a,5bに夫々ブラシ60a,60bを介して接続する。
In the control circuit of the
本実施の形態の整流子電動機100は、一分間あたりの回転数が36,000rpm以上で運転される。また、電機子鉄心6には22個のスロット15が設けられている。また整流子13にも22個の整流子片(図示せず)が設けられている。
The
電機子巻線7の整流動作は、1回転あたり22回切り替わる。そのため、その切替周波数は36,000rpm/60×22=13,200Hzで、切替時間は約75μsec程度である。このように、非常に短時間で電機子巻線7および界磁巻線5a,5bに流れる電流を整流している。
The rectification operation of the armature winding 7 is switched 22 times per rotation. Therefore, the switching frequency is 36,000 rpm / 60 × 22 = 13,200 Hz, and the switching time is about 75 μsec. Thus, the current flowing through the armature winding 7 and the
また、整流子電動機100に流れる電流は実効値で10〜12A(アンペア)程度である。
The current flowing through the
また、この整流子電動機100を用いた送風機1000(図26参照)を電気掃除機に搭載した場合は、トライアック20を用いた位相制御(通電角制御)方式による電流制御(風量制御)を行って、電気掃除機の吸引力を制御している。
In addition, when the blower 1000 (see FIG. 26) using the
交流電源30の半周期毎に交流電圧のオン/オフを制御する位相制御方式では、電圧をオンさせた後、整流子電動機100に流れる電流が急峻に立ち上がるため、電動機に流れる電流の時間変化量であるdi/dtが非常に大きくなる。
In the phase control method for controlling the on / off of the AC voltage every half cycle of the
特に位相制御時の位相角が90度近傍では、di/dtが最も大きくなる。電流時間変化di/dtが大きくなると、ブラシ60a,60bおよび整流子13の整流の切替タイミングで、ブラシ60a,60bの整流火花が大きくなってブラシ60a,60bの摩耗が早くなる。これにより、ブラシ60a,60bが短時間で消耗し、整流子電動機100を運転できなくなる課題があった。
Particularly, when the phase angle during phase control is around 90 degrees, di / dt is the largest. When the current time change di / dt is increased, the rectifying sparks of the
本実施の形態では、二つに分けた界磁巻線5a,5bの間に電機子50を配置したため、整流切替タイミングでのブラシ60a,60bの火花発生量を抑えることができると共に、交流電源30への伝導ノイズを抑制することができる。
In the present embodiment, since the
以上のように、本実施の形態によれば、二つに分かれた界磁巻線5a,5bの間に電機子50を配置したため、整流切替タイミングでのブラシ60a,60bの火花発生量を抑えることができ、長寿命な整流子電動機100〜500を得ることができる。
As described above, according to the present embodiment, since the
本発明の活用例として、電気掃除機に搭載される整流子電動機がある。 As an application example of the present invention, there is a commutator motor mounted on a vacuum cleaner.
1 界磁鉄心、2a 磁極部、2b 磁極部、3a 継鉄部、3b 継鉄部、5a 界磁巻線、5b 界磁巻線、6 電機子鉄心、7 電機子巻線、8 出力軸、9 フレーム、10 ブラケット、11 羽根、11a ファンカバー、12a 軸受、12b 軸受、13 整流子、14 空隙、15 スロット、16 歯部、17 軸孔、20 トライアック、21a 段付部、21b 段付部、22 カシメ部、23 絶縁部材、24a ガイド、24a−1 穴、24b ガイド、24b−1 穴、25a クランパ、25b クランパ、26a 鉄板、26b 鉄板、26c 鉄板、26d 鉄板、30 交流電源、31a 鉄心抜板、31b 鉄心抜板、31c 鉄心抜板、40 界磁、50 電機子、60a ブラシ、60b ブラシ、100 整流子電動機、200 整流子電動機、201 界磁鉄心、240 界磁、300 整流子電動機、301 界磁鉄心、340 界磁、400 整流子電動機、401 界磁鉄心、440 界磁、500 整流子電動機、501 界磁鉄心、540 界磁、1000 送風機。
1 field core, 2a magnetic pole part, 2b magnetic pole part, 3a yoke part, 3b yoke part, 5a field winding, 5b field winding, 6 armature core, 7 armature winding, 8 output shaft, 9 Frame, 10 Bracket, 11 Blade, 11a Fan cover, 12a Bearing, 12b Bearing, 13 Commutator, 14 Air gap, 15 Slot, 16 Teeth, 17 Shaft hole, 20 Triac, 21a Stepped portion, 21b Stepped portion, 22 Caulking part, 23 Insulating member, 24a guide, 24a-1 hole, 24b guide, 24b-1 hole, 25a clamper, 25b clamper, 26a Iron plate, 26b Iron plate, 26c Iron plate, 26d Iron plate, 30 AC power supply, 31a Iron
Claims (6)
前記界磁鉄心の内側に空隙を介して配置されると共に、電機子鉄心のスロット内に電機子巻線が施された電機子と、
前記界磁鉄心の磁極中心部の該界磁鉄心の積層方向の少なくとも一方の端面に形成され、前記界磁鉄心の積層方向の端面よりも内側に凹む段付部であって、前記界磁鉄心に前記界磁巻線が施された後に磁性体が埋設される段付部と、を備えたことを特徴とする整流子電動機。 And the field magnetic in which the field winding has been facilities in the field core,
An armature that is disposed inside the field core via a gap, and in which an armature winding is provided in a slot of the armature core,
A stepped portion formed on at least one end surface of the magnetic core center portion of the field core in the stacking direction of the field core and recessed inward from the end surface in the stacking direction of the field core, the field core And a stepped portion in which a magnetic material is embedded after the field winding is applied to the commutator motor.
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