JP5174050B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
前記窒化物は前記金属の表面を窒化して形成されることを特徴とする。
このようにすることにより、ゲート金属表面の酸化を防止することができ、またゲート
の抵抗上昇や配線金属とのコンタクト抵抗の上昇を抑えることができる。
図1に本発明のデバイスの製作フロー概略図を、図2に製作の際用いたクラスターツー
ルの一部を示す。フィールド酸化膜102により素子分離を行ない、室温ウェット洗浄を
枚葉洗浄装置202でおこなった後、水分・ハイドロカーボン等の不純物濃度が10pp
b以下の乾燥空気雰囲気の搬送路201を経て、基板はクラスターツールのローディング
チャンバ203に搬送される。本クラスターツールは全てのチャンバが、窒素を適量流す
ことにより数mTorrの圧力に維持されており、常に、微量のガスを流すことによりガ
ス排気系からの不純物逆拡散を抑えている。プロセスチャンバ204でゲート絶縁膜Ta
2O5を有機金属ガスソースを用いた化学気相成長(MOCVD)により膜厚8nm成膜後
、プロセスチャンバ205で、Ta2O5薄膜の改質をXe/He(20%)/O2(3%
)プラズマを用いて行う。
度500℃で行った。本マイクロ波プラズマの特徴は電子温度が約1eVと低く、基板に
入射するイオンのエネルギを10eV以下に制御できる点である。また、質量の重いXe
イオンを用いることにより下地Si基板に欠陥を入れることなく、表面近傍にのみエネル
ギを伝えることが可能となる。一般によく使用されるArの原子半径が1.88Åである
のに比べ、Xeの原子半径は2.17Åと大きく、基板中に打ち込まれづらく、基板表面
にのみ効率よくエネルギを伝えることができるためである。また、ArおよびXeの原子
量はそれぞれ39.95、131.3であり、XeはArなどにくらべ重く、基板表面へ
のエネルギおよび運動量の伝達効率が低く欠陥をつくりづらいという効果もあり、欠陥に
非常に敏感なゲート酸化膜の改質をイオン照射を用いて行う際、適している。MOCVD
により成膜したTa2O5は改質を行わない場合、10-6A/cm2程度のリーク電流が流れ
てしまうが、Xe/He(20%)/O2(3%)プラズマを用いて改質を行うと、リー
ク電流を10-9 A/cm2に減少させられる。これは、膜中の酸素欠損がなくなったこと
に起因する。改質前のO/Ta比が2.43であったのに対し、改質することによりO/T
a比を化学量論的な2.50にすることができた。これは、Heをガス中に添加すること
で酸素ラジカルの生成率を向上し、加えて高圧にしたことで分子間衝突が効果的に発生し、
より酸素ラジカルを効率よく生成できるようになったことと、低エネルギのXeイオン照
射により下地にダメージを与えること無く表面近傍のみを活性化できたためである。
110を形成した。TaゲートSiO2ゲート絶縁膜において、700℃以上の履歴が
あるものでは、高周波C−V特性により計測した電気的な酸化膜厚が実際の膜厚の2〜3
倍となる。リーク電流の観点からすると800℃の履歴も許されるが、長期信頼性等を考
慮すると、プロセス温度の上限を700℃とする必要がある。また、大口径ウエハでの面
内均一性・プロセス時間の短縮、さらには、大量生産におけるプロセスマージンに加え、
シリサイド形成等のプロセスにおけるプロセス時間・最低反応温度等を考慮すると、60
0℃以下でプロセスを行う方がより好適である。
図5に本発明の別のデバイス製作フロー概略図を示す。実施例1と異なる点は、Ta2O5膜の形成をTaの直接酸化により行った点と、ゲートのTa薄膜成膜後に、ノンドープの多結晶シリコン505をプラズマCVD法(PECVD)により5nm厚成膜し、その後にマスク用SiO2膜106を堆積した点である。
201 搬送路、
202 枚葉洗浄装置、
203 ローディングチャンバ、
204 プロセスチャンバ、
205 プロセスチャンバ、
301 真空容器、
302 導入口、
303 真空ポンプ、
304 誘電体板、
305 アンテナ、
306 電極、
307 シャワープレート、
309 反射板、
401 ローディングチャンバ、
402 エッチングチャンバ、
403 プロセスチャンバ、
404 エッチングチャンバ、
405 プロセスチャンバ。
Claims (2)
- MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)デバイスのゲート電極を金属により形成する半導体装
置の製造方法において、
ゲート電極となる前記金属の表面を、Ar/N 2 を用いて当該金属の窒化物またはAr/SiH 4 を用いてシリコンで覆う工程と、
前記金属と、前記窒化物またはシリコンとをパターニングしてゲート電極を形成する工
程を有し、
前記シリコンは、多結晶シリコン、アモルファスシリコン又はドーピングされたシリコ
ンであり、その後の工程で前記金属のシリサイドに変換されることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記窒化物は前記金属の表面を窒化して形成されることを特徴とする請求項1に記載の
半導体装置の製造方法。
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