JP5162277B2 - 横型ブラインド - Google Patents
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Description
請求項5では、前記第二のラダーコードは、前記スラットを水平方向に回動した状態で、該第二のラダーコードの上端が前記第二の吊下げドラムの上部半周部に位置するように余巻を付加して前記第二の吊下げドラムに巻きつけた。
前記第一のラダーコード9の上部の縦糸は、図2に示すように、前記第二のスラット17間で前記第一のスラット10を支持する横糸22aより長い横糸22bで接続されている。そして、第一及び第二のスラット10,17が上方へ畳み込まれるとき、横糸22bにより第一のラダーコード9の縦糸の垂れ下がりを防止するようになっている。
昇降コード19の操作により、ボトムレール11を昇降すると、第一及び第二のスラット10,17が昇降される。
一方、図4(c)に示す状態から、操作棒6を逆方向へ回転させると、第一及び第二のスラット10,17が逆方向へ回動される。そして、第二のスラット17を水平方向まで回動させ、さらに同方向に回動させた後、操作棒6をまた反対側へ回動させて第二のスラット17を水平方向に回動させると、第一のスラット10も水平方向に回動される。
図5に示すように、スラット幅Bを50mm、第一の吊下げドラム8の直径Rを27mm、第二の吊下げドラム15の直径rを10mmとする。また、第一及び第二のスラット10,17の最大傾動角度θを60°とすると、第一及び第二のスラット10,17を全閉状態から逆全閉状態まで回動させるために必要となる第一及び第二のラダーコード9,16の引き上げ量Aは、A=Bsinθよりほぼ43mmとなる。
(1)下段部の第一のスラット10と、上段部の第二のスラット17とを異なる角度に角度調節することができる。
(2)図4(b)に示すように、第一のスラット10を全閉状態まで回動し、第二のスラット17を水平方向に近い状態に保持することができる。この状態では、第一のスラット10で室外からの視界から室内を遮断し、第二のスラット17部分から外光を採り入れることができる。
(3)第二のスラット17を全閉状態まで回動させるとき、ロック軸3を第一の吊下げドラム8に対し空回りさせることができる。従って、第一のラダーコード9を介してボトムレール11及び第一のスラット10を引き上げることはないので、第二のスラット17を全閉状態まで回動させるための操作力を軽減することができる。
(4)第二のラダーコード16の上端部が第二の吊下げドラム15に巻きつけられているので、第二の吊下げドラム15を小径としても第二のスラット17を全閉状態まで回動することができる。
(5)第二のラダーコード16の両縦糸を第二の吊下げドラム15に対し余巻を付加して巻きつけることにより、第二のスラット17を水平方向に保持した状態で、両縦糸の上端を第二の吊下げドラム15の上部半周部に取着することができる。従って、第二のラダーコード16を第二の吊下げドラム15に容易に取り付けることができる。
(6)第二のラダーコード16の両縦糸を第二の吊下げドラム15に対し余巻を付加して巻きつけることにより、第二のスラット17を水平方向に保持した状態で、両縦糸の上端を第二の吊下げドラム15の外周面の最上部に取着することができる。従って、第二のラダーコード16を第二の吊下げドラム15に容易に取り付けることができる。
・第一のラダーコード9の横糸22bを省略し、第二のスラット17に設けた挿通孔に第一のラダーコード9の縦糸を挿通して、第一のラダーコード9の縦糸の垂れ下がりを防止するようにしてもよい。
Claims (6)
- ヘッドボックスから第一のラダーコードを介して下段部の第一のスラットを吊下支持するとともに、第二のラダーコードを介して上段部の第二のスラットを吊下支持し、前記ヘッドボックス内には駆動軸の回転に基づいて前記第一及び第二のラダーコードを介して前記第一のスラットと第二のスラットとを異なる角度に角度調節可能とした横型ブラインドにおいて、
前記第一のラダーコードを前記駆動軸の回転に基づいて回転する第一の吊下げドラムから吊下支持し、前記第二のラダーコードを前記駆動軸と一体に回転する第二の吊下げドラムから吊下支持し、
前記第二の吊下げドラムを前記第一の吊下げドラムより小径とし、
前記第一の吊下げドラムにクラッチ装置を備え、
前記クラッチ装置は、前記第一のスラットが全閉状態まで回動されたときには第一の吊下げドラムの同方向へのそれ以上の回転を阻止し、
前記第二の吊下げドラムには、前記第一のスラットが全閉状態から逆全閉状態となるまでに第二の吊下げドラムから巻戻される巻戻し量に相当する長さの第二のラダーコードをあらかじめ巻きつけたことを特徴とする横型ブラインド。 - ヘッドボックスから第一のラダーコードを介して下段部の第一のスラットを吊下支持するとともに、第二のラダーコードを介して上段部の第二のスラットを吊下支持し、前記ヘッドボックス内には駆動軸の回転に基づいて前記第一及び第二のラダーコードを介して前記第一のスラットと第二のスラットとを異なる角度に角度調節可能とした横型ブラインドにおいて、
前記第一のラダーコードを前記駆動軸の回転に基づいて回転する第一の吊下げドラムから吊下支持し、前記第二のラダーコードを前記駆動軸と一体に回転する第二の吊下げドラムから吊下支持し、
前記第二の吊下げドラムを前記第一の吊下げドラムより小径とし、
前記第一の吊下げドラムと前記駆動軸との間にクラッチ装置を設け、
前記クラッチ装置は、前記第一のスラットが全閉状態まで回動されるまで前記第一の吊下げドラムと前記駆動軸とを一体に回転させ、前記第一のスラットが全閉状態まで回動されたときには第一の吊下げドラムの同方向へのそれ以上の回転を阻止するとともに駆動軸の回転を許容し、
前記第二の吊下げドラムには、前記第一のスラットが全閉状態から逆全閉状態となるまでに第二の吊下げドラムから巻戻される巻戻し量に相当する長さの第二のラダーコードをあらかじめ巻きつけたことを特徴とする横型ブラインド。 - 前記クラッチ装置は、
前記駆動軸と一体に回転するロック軸と、
前記ロック軸に装着されて、前記第一の吊下げドラムと一体に回転するクラッチスプリングと、
前記第一の吊下げドラムから前記クラッチスプリングの端部に当接する位置に突出され、前記ロック軸の回転に基づいてクラッチスプリングとロック軸との摩擦力を増大させるロック片と、
前記第一のスラットが全閉状態まで回動されたとき、前記クラッチスプリングの端部に当接して、クラッチスプリングとロック軸との摩擦力を減少させる係止片と
を備えたことを特徴とする請求項2記載の横型ブラインド。 - 前記係止片を、前記駆動軸を回転可能に支持する支持部材に設けたことを特徴とする請求項3記載の横型ブラインド。
- 前記第二のラダーコードは、前記スラットを水平方向に回動した状態で、該第二のラダーコードの上端が前記第二の吊下げドラムの上部半周部に位置するように余巻を付加して前記第二の吊下げドラムに巻きつけたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
- 前記第二のラダーコードは、前記スラットを水平方向に回動した状態で、該第二のラダーコードの上端が前記第二の吊下げドラムの外周面の最上部に位置するように余巻を付加して前記第二の吊下げドラムに巻きつけたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の横型ブラインド。
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