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JP5152085B2 - 電動車両の電源制御装置 - Google Patents

電動車両の電源制御装置 Download PDF

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JP5152085B2 JP2009100511A JP2009100511A JP5152085B2 JP 5152085 B2 JP5152085 B2 JP 5152085B2 JP 2009100511 A JP2009100511 A JP 2009100511A JP 2009100511 A JP2009100511 A JP 2009100511A JP 5152085 B2 JP5152085 B2 JP 5152085B2
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Description

本発明は電動車両の電源制御装置に関し、特に、バッテリ異常時にバッテリレス走行に移行するための技術に関する。
従来から、ハイブリッド車両等の電動車両において、電力を蓄積する二次電池や大容量バッテリ等が故障した、あるいはこれらを充電する充電回路が故障した場合に、発電機と電動機を直接接続し、発電した電力をそのまま用いて電動機を駆動することで車両の走行を可能とする、いわゆるバッテリレス走行が提案されている。
例えば、特許文献1には、以下の技術が開示されている。すなわち、図5の構成において、エンジンEGを目標回転数NE*に対してフィードバック制御し、故障などの発生時には、発電機GNのインバータP1の動作を停止する。そして、発電機GNが所定の回転数で回転すると、発電機の各相コイルには逆起電圧が発生し、モータMGを負荷として接続すると、インバータP1の保護用ダイオードを介して電流が流れ、発電が行われる。この発電された電力は、そのままモータMGで消費されるので、発電量と消費量とはバランスする。このとき、インバータP1,P2とバッテリBTとの接続は、システムメインリレーSMRにより遮断する。
具体的には、システムコントローラSCNTは、バッテリBTや発電機GNのインバータP1等に故障が生じたか否かを判断し(ステップSA)、故障が発生したと判断した場合には、インバータP1とシステムメインリレーSMRをオフにする処理を行う(ステップSB)。この結果、バッテリBTはインバータP1,P2の回路からは切り離される。次に、各軸の回転数を読み込む(ステップSC)。続いて、アクセルペダルの踏込量APを検出し(ステップSD)、踏込量APや駆動軸DSの回転数から求めた車両の要求出力に基づいて、発電機GNの回転数を変更する(ステップSE)。その上で、車両の要求に合わせてモータMGを制御する(ステップSF)。
特開2001−329884号公報
バッテリの異常時において、システムメインリレーをオフにする場合、メインリレーの溶着防止のために、まずは電力出し入れのある発電機GNとモータMGを遮断するためにインバータP1,P2を遮断する必要がある。
しかしながら、高速走行中やエンジン高負荷運転中のような、発電機GNとモータMGが高回転数時に遮断してしまうと、大きな逆起電力が発生してしまう。一般に、バッテリからの電力は昇圧コンバータで昇圧された後にインバータP1,P2に供給され、昇圧コンバータとインバータP1,P2との間には電圧変動を平滑化するための平滑コンデンサが設けられているが、平滑コンデンサの容量が小さい場合には過電圧状態となってしまい、バッテリレス走行に移行することが困難となるおそれがある。特に最近においては、小型車(出力の小さい車両)への対応やコストダウンを図るために平滑コンデンサの容量は低減化が求められており、この場合に過電圧が特に問題となり得る。
本発明は、ハイブリッド車両等の電動車両に搭載されるバッテリに異常が生じた場合においても、バッテリを電源回路に接続するリレーを確実にオフ制御してバッテリレス走行に円滑に移行することができる技術を提供する。
本発明は、バッテリと、前記バッテリからの直流電圧を昇圧する昇圧コンバータと、前記バッテリと前記昇圧コンバータとの間に設けられたリレーと、前記昇圧コンバータからの直流電圧を交流電圧に変換する第1インバータ及び第2インバータと、前記第1インバータに接続されるとともにエンジンに接続され、エンジンからの動力の少なくとも一部により発電する第1モータジェネレータと、前記第2インバータに接続されるとともに駆動輪に接続され、駆動輪を駆動する第2モータジェネレータと、前記バッテリの異常時に、前記昇圧コンバータのゲートをオフ制御するとともに、前記昇圧コンバータの入力側電圧VLと出力側電圧VHとの間にVL<VHの関係が維持されるように前記第1インバータ及び前記第2インバータを制御して前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータの電力を制御し、その後に、前記リレーをオフ制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記制御手段は、前記昇圧コンバータのゲートをオフ制御するに先立ち、前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータの要求トルクを制限する。
また、本発明の他の実施形態では、前記制御手段は、前記リレーをオフ制御するに先立ち、前記バッテリの電流値が規定値以内であるか否かを判定し、規定値以内であれば前記リレーをオフ制御し、規定値を超える場合には前記第1インバータ及び前記第2インバータのゲートをオフ制御した後に前記リレーをオフ制御する。
また、本発明の他の実施形態では、前記制御手段は、前記出力側電圧VHの目標値として、前記入力側電圧VL以上であって、規定の過電圧しきい値Vth未満の任意の電圧を設定し、実際の出力側電圧がこの目標値に一致するように前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータの電力をフィードバック制御する。
また、本発明の他の実施形態では、前記制御手段は、前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータが所定の回転数以上の高回転状態において前記制御を実行する。
本発明によれば、ハイブリッド車両等の電動車両に搭載されるバッテリに異常が生じた場合においても、バッテリを電源回路に接続するリレーを確実にオフ制御してバッテリレス走行に円滑に移行することができる。
実施形態の構成ブロック図である。 実施形態のバッテリ異常時の制御説明図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態の他の処理フローチャートである。 従来技術の構成ブロック図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態における電源制御装置の構成ブロック図を示す。この装置は、電源回路やインバータ主回路、インバータ主回路で駆動されるモータジェネレータを備え、例えばハイブリッド車両に搭載される。
モータジェネレータMG1は、エンジンENGと連結され、エンジンENGの始動を行い得るモータとして動作するとともに、エンジンENGにより駆動される発電機として動作する。モータジェネレータMG2は、図示しない駆動輪と連結され、駆動輪を駆動するモータとして組み込まれる。モータジェネレータMG1,MG2は、U相、V相、W相の3相コイルをステータコイルとして含む。3相コイルを形成する各相コイルの一端は、互いに接続されて中性点を形成する。また、各相コイルの他端は、インバータ104あるいはインバータ106の各相アームのスイッチングトランジスタの接続点にそれぞれ接続される。
電源としてのバッテリ100の正極は、システムメインリレーSMRを介して電源ライン(正側)に接続され、バッテリ100の負極はシステムメインリレーSMRを介して接地ライン(負側)に接続される。コンデンサCfは、電源ラインと接地ラインとの間に接続される。バッテリ100は、充放電可能な直流電源であり、例えばニッケル水素電池やリチウムイオン電池からなる。バッテリ100は、直流電力を昇圧コンバータ102に出力する。また、バッテリ100は、車両の回生制動時に昇圧コンバータ102により充電される。バッテリ100に代えて、大容量キャパシタや燃料電池を用いてもよい。
昇圧コンバータ102は、リアクトルLと、スイッチングトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含んで構成される。スイッチングトランジスタQ1,Q2は、電源ラインと接地ラインの間に互いに直列に接続される。各スイッチングトランジスタQ1,Q2には、それぞれダイオードD1,D2が逆並列接続される。リアクトルLの一端は、スイッチングトランジスタQ1,Q2の接続点に接続され、他端は電源ラインに接続される。スイッチングトランジスタQ1,Q2は、npn型トランジスタやIGBT、パワーMOSFET等を用いることができる。コンデンサCmは、電源ラインと接地ラインとの間に接続される。コンデンサCmは、電源ラインと接地ラインとの間の電圧変動を平滑化する。
昇圧コンバータ102は、制御装置50からの信号に基づいて、バッテリ100からの直流電圧をリアクトルLを用いて昇圧し、昇圧電圧を電源ラインに出力する。すなわち、昇圧コンバータ102は、スイッチングトランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギとして蓄積することにより直流電圧を昇圧し、スイッチングトランジスタQ2がオフされたタイミングでダイオードD1を介して電源ラインに出力する。
インバータ104は、U相アーム、V相アーム、W相アームを含む。U相アーム、V相アーム、W相アームは、電源ラインと接地ラインとの間に互いに並列に接続される。U相アームは、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタを含み、V相アームは、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタを含み、W相アームは、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタを含む。各スイッチングトランジスタには、それぞれダイオードが逆並列接続される。
インバータ104は、制御装置50からのPWM信号に基づいて、電源ラインから供給される直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1に出力する。また、インバータ104は、エンジンENGからの出力を受けてモータジェネレータMG1が発電した3相交流電圧を制御装置50からの信号に基づいて直流電圧に変換して電源ラインに出力する。
インバータ106は、U相アーム、V相アーム、W相アームを含む。U相アーム、V相アーム、W相アームは、電源ラインと接地ラインとの間に互いに並列に接続される。U相アームは、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタを含み、V相アームは、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタを含み、W相アームは、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタを含む。各スイッチングトランジスタには、それぞれダイオードが逆並列接続される。
インバータ106は、制御装置50からのPWM信号に基づいて、電源ラインから受ける直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2に出力する。また、インバータ106は、車両の回生制動時において、駆動輪からの回転力を受けてモータジェネレータMG2が発電した3相交流電圧を直流電圧に変換して電源ラインに出力する。また、電源ラインと接地ラインの間には、DC/DCコンバータ110を介して12Vの補機バッテリ112が接続されるとともに、インバータ114を介してエアコンコンプレッサ116が接続される。
このような構成において、バッテリ異常信号が入力されることによりバッテリ100に異常が生じたことを制御装置50が検出すると、制御装置50は、システムメインリレーSMRをオフ制御してバッテリレス走行、すなわちモータジェネレータMG1で発電した電力をそのまま用いてモータジェネレータMG2を駆動するが、システムメインリレーSMRの溶着を防止するために、SMRへの通電がない状態としてSMRをオフする必要がある。
しかしながら、SMRへの通電を遮断するためにインバータ104,106の動作を停止すると、モータジェネレータMG1,MG2が高回転時においては大きな逆起電圧が発生してしまい、定格の過電圧しきい値を超えてしまう事態も生じ得る。
そこで、本実施形態では、バッテリ100の異常時において、制御装置50はインバータ104,106の動作を停止するのではなく、インバータ104,106の動作を許容しつつ、昇圧コンバータ102の動作及びDC/DCコンバータ110、インバータ114の動作を停止する。
一方、インバータ104,106の動作を許容して昇圧コンバータ102の動作を停止する場合、昇圧コンバータのスイッチングトランジスタに逆並列接続された保護ダイオードを介してバッテリ100からモータジェネレータMG1,MG2側に電力が流れてしまう事態が生じ得る。
そこで、制御装置50は、図2に矢印で模式的に示されるように、バッテリ100からの電力の流れを防止すべく、バッテリ100側の電圧VL(昇圧コンバータ102の入力側電圧)と、インバータ104,106側の電圧VH(昇圧コンバータ102の出力側電圧)との間で、常にVH>VLの関係が満たされるように、モータジェネレータMG1とMG2の電力のバランスをとる。
この際、制御装置50は、モータジェネレータMG1,MG2のトルクを極力小さな値まで制限する。これにより、スリップやタイヤ乗り上げ等の外乱による電力収支ずれによるVH≦VLとなる事態を確実に回避することができる。モータジェネレータMG1,MG2のトルク制限の一例は、要求トルクをカットしてしまうことである。もちろん、要求トルクのカットは、SMRをオフ制御するまでの一時的な措置であり、SMRをオフ制御してバッテリレス走行に移行した後は、通常の要求トルクに復帰させる。
このように、モータジェネレータMG1,MG2のトルクを制限し、VH>VLとなるようにモータジェネレータMG1,MG2の電力バランスを制御するようにインバータ104,106を駆動することで、SMRを無電弧でオフ制御することができる。これにより、SMRを溶着させることなく、円滑にバッテリレス走行に移行できる。
バッテリレス走行では、制御装置50は、アクセルペダルの踏込量と駆動軸の回転数から運転者の要求を読み取り、モータジェネレータMG2に出力する動力(回転数×トルク)を制御すると、モータジェネレータMG2が要求している電力が、モータジェネレータMG1の逆起電力を利用して発電される。モータジェネレータMG1が発電するエネルギ源はエンジンENGであり、発電量の増減に対応してエンジンENGの出力が制御される。
エンジンENGは目標回転数にフィードバック制御されているから、モータジェネレータMG1の発電量が増加して回転数が低下すれば、吸入空気量及び燃料噴射量が増加制御され、エンジンENGの出力が上昇する。
なお、制御装置50は、SMRをオフにする際に、VH>VLとなるようにモータジェネレータMG1,MG2のトルクを制限し、かつ、モータジェネレータMG1,MG2の電力バランスを制御するが、実際の制御としては、VL以上過電圧しきい値未満の目標VHを設定し、実際のVHとのずれ分をモータジェネレータMG1,MG2へのトルク要求に印加することでMG1,MG2のバランスをとる。
また、制御切替時は、実際のVHを初期値とし、目標VHへ段階的に移行するように制御することで、急変化による制御破綻を防止することが望ましい。例えば、制御切替後から時刻t1後に目標VHへ移行するように線形的にVHを変化させる、あるいは階段状にVHを変化させる。もちろん、実際のVHと目標VHとの差分を演算し、差分があるしきい値以上の場合に目標VHへ段階的に移行し、差分がしきい値より小さい場合には制御切替時に直ちに目標VHに切り替えても良い。
図3に、本実施形態におけるバッテリ100異常時の処理フローチャートを示す。なお、本実施形態では、上記のようにインバータ104,106の動作を許容するため、バッテリ100のみが異常を生じ、インバータ104,106は正常に動作することを前提としている。
バッテリ100の異常が検知されると、制御装置は、まず、モータジェネレータMG1,MG2の要求トルクを0にカットすることでトルクを制限する(S101)。次に、エンジンENGが運転中であるか否かを判定する(S102)。エンジンENGが運転中でない場合には、バッテリレス走行にそもそも移行することができないので、エンジンENGを始動させ(S103)、エンジンENGの始動が成功したか否かを判定する(S104)。エンジンENGの始動ができない場合には、走行を直ちに停止する。
一方、エンジンENGが既に運転中である場合、あるいはエンジンENGが運転中でなくても始動に成功した場合には、次に、制御装置は目標VHを設定する(S105)。この目標VHは、過電圧しきい値をVthとした場合に、VL≦V<Vthを満たす任意の電圧Vを設定できる。例えば、バッテリ電圧が200Vであって過電圧しきい値が800Vの場合、その中間値の500Vを目標VHに設定する。
目標VHを設定した後、実際のVHが設定した目標VHとなるようにモータジェネレータMG1,MG2をフィードバック制御する(S106)。すなわち、実際のVHと目標VHとのずれ量を検出し、このずれ量をMG1,MG2のトルク要求に印加することで実際のVHを目標VHに一致させるように制御する。
MG1,MG2の電力バランスを制御してVL<VHとなるように安定させた後、制御装置は、MG1,MG2のゲート、すなわちインバータ104,106のゲートはそのまま許容し、これ以外、具体的には昇圧コンバータ102のゲート及びコンバータ110、インバータ114のゲートをオフにする(S107)。
その後、SMRをオフとし(S108)、バッテリ100を電源回路から切り離した後に、S107でオフにしたゲート、具体的には昇圧コンバータ102やコンバータ110、インバータ114のゲートの動作を許容し(S109)、バッテリレス走行に移行する(S110)。
図3の処理フローチャートにおいて、S107の処理をS105あるいはS106の処理に先だって実行してもよい。すなわち、まず、昇圧コンバータ102のゲートをオフとし、その後に目標VHとなるようにMG1,MG2をフィードバック制御してもよい。
また、図3の処理フローチャートにおいて、昇圧コンバータ102のゲートをオフにし、かつ、VL<VHとなるように制御することで基本的にはSMRの通電は遮断されているが、何らかの理由でSMRの通電が生じている場合には溶着のおそれがあるため、さらにSMRの通電電流を検出し、規定の範囲内であるか否かを確認した後にSMRをオフにしてもよい。
図4に、この場合の処理フローチャートを示す。S201〜S207の処理は、図3におけるS101〜S107の処理と同様である。
一方、S207で昇圧コンバータ102のゲートをオフとした後、制御装置は、電流センサで検出されたバッテリ100の電流値IBが規定値内であるか否かを判定する(S208)。規定値は、0近傍の値である。そして、バッテリ100の電流値が既定値内であれば、SMRをオフにするが(S210)、既定値内でなければ、インバータ104,106のゲートをオフとした後にSMRをオフにする(S209)。このS209における処理は、無電弧でのSMRのオフを最優先としたものである。
このように、本実施形態では、従来のようにインバータ104,106のゲートをオフにするのではなく、インバータ104,106の動作を許容し、モータジェネレータMG1,MG2の電力のバランスを制御することで過電圧を防止し、SMRを確実にオフ制御し、バッテリレス走行に移行することができる。
なお、本実施形態において、過電圧が特に問題となるのはモータジェネレータMG1,MG2の高回転時、具体的には高速走行中やエンジン高負荷運転時であるので、モータジェネレータMG1,MG2が高回転時においてのみ本実施形態の制御を行い、それ以外では従来と同様の制御を行ってもよい。具体的には、モータジェネレータMG1,MG2の回転数が所定のしきい回転数以上であるか否かを判定し、しきい回転数以上であって高回転数であると判定した場合に本実施形態の制御に移行する。車両の車速がしきい車速以上であるか否かを判定し、しきい車速以上である場合に本実施形態の制御に移行してもよい。
また、本実施形態において、電源としてバッテリ100を例示したが、バッテリ100の代わりに大容量キャパシタ、あるいは燃料電池であってもよい。本発明は、バッテリ100に限定されるものではない。
50 制御装置、100 バッテリ、102 昇圧コンバータ、104 インバータ(第1インバータ)、106 インバータ(第2インバータ)、MG1 モータジェネレータ(第1モータジェネレータ)、MG2 モータジェネレータ(第2モータジェネレータ)。

Claims (5)

  1. バッテリと、
    前記バッテリからの直流電圧を昇圧する昇圧コンバータと、
    前記バッテリと前記昇圧コンバータとの間に設けられたリレーと、
    前記昇圧コンバータからの直流電圧を交流電圧に変換する第1インバータ及び第2インバータと、
    前記第1インバータに接続されるとともにエンジンに接続され、エンジンからの動力の少なくとも一部により発電する第1モータジェネレータと、
    前記第2インバータに接続されるとともに駆動輪に接続され、駆動輪を駆動する第2モータジェネレータと、
    前記バッテリの異常時に、前記昇圧コンバータのゲートをオフ制御するとともに、前記昇圧コンバータの入力側電圧VLと出力側電圧VHとの間にVL<VHの関係が維持されるように前記第1インバータ及び前記第2インバータを制御して前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータの電力を制御し、その後に、前記リレーをオフ制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電動車両の電源制御装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記制御手段は、前記昇圧コンバータのゲートをオフ制御するに先立ち、前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータの要求トルクを制限することを特徴とする電動車両の電源制御装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記制御手段は、前記リレーをオフ制御するに先立ち、前記バッテリの電流値が規定値以内であるか否かを判定し、規定値以内であれば前記リレーをオフ制御し、規定値を超える場合には前記第1インバータ及び前記第2インバータのゲートをオフ制御した後に前記リレーをオフ制御することを特徴とする電動車両の電源制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
    前記制御手段は、前記出力側電圧VHの目標値として、前記入力側電圧VL以上であって、規定の過電圧しきい値Vth未満の任意の電圧を設定し、実際の出力側電圧がこの目標値に一致するように前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータの電力をフィードバック制御することを特徴とする電動車両の電源制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の装置において、
    前記制御手段は、前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータが所定の回転数以上の高回転状態において前記制御を実行することを特徴とする電動車両の電源制御装置。
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