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JP5148369B2 - カメラモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、携帯電話等の電子機器に搭載されるカメラモジュールに関するものであって、特にメカニカルシャッタを搭載したカメラモジュールに関するものである。
例えば、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Devices)を用いたカメラモジュールでは、スミアと呼ばれる現象が起きる。スミアとは、撮影しようとした対象物の中に、太陽や電灯などの強い光が含まれ、その光が撮像素子に入射した場合に、撮影画像に白い帯状の部分が発生してしまう現象である。スミアは、CCDにおいて、連続的に電荷があふれ出すことによって生じる。具体的には、CCDに形成された受光素子(画素)が強い光を受光すると、受光素子の一部で電荷があふれ出す。その結果、受光素子間の電荷移動の際に、連鎖的に電荷があふれ出し、スミアが発生する。
そこで、このようなスミアを回避するため、カメラモジュールには、メカニカルシャッタが搭載される場合が多い。メカニカルシャッタは、スミアが起こる前に、スミアの原因となる強い光を遮断することによって、スミアの発生を防ぐ。
例えば、特許文献1および2には、メカニカルシャッタを備えたカメラモジュールが開示されている。図7は、特許文献1に開示されたカメラモジュールの断面図である。一方、図8は、特許文献2に開示されたメカニカルシャッタの断面図である。
具体的には、図7のように、特許文献1のカメラモジュール110は、透光板112、撮像光学系113、撮像素子114、基板115、シャッタ羽根116,117などが、光軸方向に積層されて配置されている。また、シャッタ羽根116,117を電磁駆動するためのシャッタ用アクチュエータ118が、撮像光学系113の側方に配置されている。
一方、図8のように、特許文献2に開示されたカメラモジュール用のメカニカルシャッタ120は、中央部に凹部121が設けられており、複数枚のシャッタ羽根122,123、絞り羽根124,補助羽根125を駆動するための駆動機構126,127が、凹部121の両側に分散して配置されている。なお、特許文献2には、撮像レンズ等の撮像光学系の配置構造については明記されていない。
一方、オートフォーカス機能を有するカメラモジュールを携帯電話に用いる例が近年増加してきている。オートフォーカス機能は、カメラモジュールにレンズ駆動装置を搭載することによって実現される。レンズ駆動装置は、VCM(Voice Coil Motor ボイスコイルモータ)タイプ、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプなど、様々なタイプが存在し、すでに市場に流通している。
例えば、特許文献3には、VCMタイプのレンズ駆動装置が、開示されている。図10は、特許文献1のレンズ駆動装置の断面図である。図10のレンズ駆動装置200は、レンズ201を中央に搭載したホルダ202を備えている。ホルダ202の上下には、板バネ203U,203Lが、設けられている。これにより、レンズ201が、光軸方向に可動するように、ホルダ202が支持される。
また、ホルダ202のフランジ部には、コイル204が固定されている。コイル204は、ヨーク205内に収容されている。ヨーク205の内側面には、コイル204と間隔をおいて対向配置された永久磁石206が形成されている。このような構成により、レンズ駆動装置200は、電磁力による駆動が可能となる。
一方、ベース207には、3つの突起208が形成されている。レンズ駆動装置200の組立て状態では、各突起208がホルダ202を支持している。
ヨーク205の上方に設けられたカバー209の中央部、および、ベース207の中央部には、それぞれ、開口210,211が形成されている。開口210,211は、光を透過させるためのものである。
WO2005/036251(2005年4月21日公開) 特開2007−316477号公報(2007年12月6日公開) 特開2006−050693号公報(2006年2月16日公開)
しかし、従来のカメラモジュールでは、メカニカルシャッタとレンズ駆動装置とを搭載する場合に、小型化および薄型化を同時に実現できないという問題がある。
具体的には、図7のようなメカニカルシャッタを備えたカメラモジュール110に、オートフォーカス機能を付与するために、レンズ駆動装置を搭載する場合、撮像光学系113の周囲に、永久磁石等を備えたレンズ駆動装置を設けることになる。さらに、そのレンズ駆動装置の側方に、シャッタ用アクチュエータ118を設けることになる。その結果、レンズ駆動装置のサイズ(横方向の幅)が大型化する。
一方、このようなカメラモジュールの大型化を回避するため、メカニカルシャッタとレンズ駆動装置とを単純に積み重ねて配置する構造が考えられる。例えば、図9のレンズ駆動装置に、図8のメカニカルシャッタを単純に積層したカメラモジュールが考えられる。しかし、そのように積層した場合、図8のメカニカルシャッタの分、図9のレンズ駆動装置の厚さが増える。
特に、カメラ付き携帯電話機では、小型化および薄型化の要求が高まる一方である。このため、レンズ駆動装置の側方にシャッタ用アクチュエータを設けるスペースは殆ど存在しない。また、メカニカルシャッタをレンズ駆動装置に積層することは、薄型化の要求に逆行することになる。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、メカニカルシャッタとレンズ駆動部とを備えたカメラモジュールにおいて、小型化および薄型化を同時に実現することにある。
本発明のカメラモジュールは、上記の課題を解決するために、
撮像レンズを内部に保持するレンズバレルを、内部に保持し、かつ、光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
光路を遮断または開放して、前記撮像レンズに入射する光量を制御するシャッタ部と、
前記撮像レンズを通して受光した光信号を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像ユニットとを備えたカメラモジュールであって、
前記シャッタ部、レンズ駆動部、撮像ユニットが、光軸方向にこの順に積層されており、
前記シャッタ部側を上方、前記撮像ユニット側を下方としたとき、
前記レンズバレルが、前記シャッタ部側の先端部に、前記レンズ駆動部の有する前記上方側の面から前記シャッタ部側へ突出した突出部を有しており、
前記シャッタ部は、前記シャッタ羽根と、前記シャッタ羽根を駆動するための駆動機構と、前記シャッタ羽根および前記駆動機構が収容される中空のケースと、前記ケースの前記上方側の端部に設けられた蓋とを備え、
前記シャッタ部における前記ケースの前記下方側の面に、前記レンズバレルの突出部が内部に収容される凹部が形成されており、
前記レンズ駆動部は、前記撮像レンズの全可動範囲内において、前記撮像レンズとシャッタ部とが互いに接触しないように、前記撮像レンズを駆動する
ことを特徴としている。
本発明のカメラモジュールは、シャッタ部(メカニカルシャッタ)を備えているため、スミアの発生を防ぐことができる。さらに、レンズ駆動部を備えるため、撮像レンズを光軸方向に移動させて焦点調整機能を実現することができる。
上記の発明によれば、シャッタ部とレンズ駆動部とを備えたカメラモジュールにおいて、シャッタ部が、レンズ駆動部の天面上に設けられている。このため、シャッタ部を設けてもレンズ駆動部の幅が広がらない。従って、シャッタ部を設けてもカメラモジュールが大型化しない。
しかも、上記の発明によれば、撮像レンズは、突出部を有しており、撮像レンズの先端部が、レンズ駆動部の天面から突出している。言い換えれば、レンズ駆動部の天面は、撮像レンズの突出部よりも低い位置にある。さらに、撮像レンズの突出部は、シャッタ部の裏面に形成された凹部内に収容される。このため、レンズ駆動部の天面にシャッタ部を積層した後のシャッタ部およびレンズ駆動部の厚さ(見かけ上の厚さ)は、積層前のシャッタ部およびレンズ駆動部の各々の厚さの合計よりも、レンズ駆動部の天面が撮像レンズの突出部よりも低い分、小さくなる。従って、レンズ駆動部上にシャッタ部を積層しても、カメラモジュールが厚くなりすぎない。
このように、上記の発明によれば、メカニカルシャッタとレンズ駆動部とを備えたカメラモジュールにおいて、小型化および薄型化を同時に実現することができる。
また、上記の発明によれば、撮像レンズの全可動範囲において、撮像レンズとシャッタ部とが互いに接触しない。つまり、撮像レンズとシャッタ部との間には、常に隙間が形成される。これにより、撮像レンズが、シャッタ部に接触しない。従って、撮像レンズの位置ずれ(焦点調整のずれ)を防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記撮像レンズの突出部は、レンズ駆動部が撮像レンズを駆動していない状態において、レンズ駆動部の天面から突出していることが好ましい。
本発明のカメラモジュールでは、レンズ駆動部は、電磁力により撮像レンズを光軸方向に駆動させるようになっており、
シャッタ部は、電磁力により、光路を遮断または開放するようになっており、
レンズ駆動部とシャッタ部との間に、磁気遮蔽板が設けられていることが好ましい。
上記の発明によれば、レンズ駆動部およびシャッタ部が、いずれも、電磁力により駆動する。このため、例えば、レンズ駆動部を駆動したときの磁界が漏洩し、漏洩した磁界が、シャッタ部を誤作動させる可能性がある。
上記の発明によれば、レンズ駆動部とシャッタ部との間に、磁気遮蔽板が設けられている。このため、磁気遮蔽板が、レンズ駆動部からシャッタ部への磁界の漏洩、または、その逆の磁界の漏洩を低減する。従って、漏洩した磁界による、シャッタ部またはレンズ駆動部の誤作動を防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、レンズ駆動部は、撮像レンズの全駆動範囲内において、撮像レンズと磁気遮蔽板とが互いに接触しないように、撮像レンズを駆動することが好ましい。
上記の発明によれば、撮像レンズの全可動範囲において、撮像レンズと磁気遮蔽板とが互いに接触しない。つまり、撮像レンズと磁気遮蔽板との間には、常に隙間が形成される。これにより、撮像レンズが、磁気遮蔽板に接触しない。従って、撮像レンズの位置ずれ(焦点調整のずれ)を防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記磁気遮蔽板は、光路上に開口が形成されており、
上記磁気遮蔽板の開口の直径は、レンズ駆動部に形成された撮像レンズを保持するための開口の直径よりも小さく、撮像レンズの突出部の直径よりも大きいことが好ましい。
上記の発明によれば、磁気遮蔽板の開口の直径は、レンズ駆動部に形成された撮像レンズを保持するための開口の直径よりも小さく、撮像レンズの突出部の直径よりも大きい。これにより、磁気遮蔽板の面積を広くすることができる。従って、磁気遮蔽板による磁気遮蔽効果を高めることができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記レンズ駆動部は、光軸方向に可動の可動部と、可動部を内部に収容する共に光軸方向に光路を確保するための開口が形成された収容部と、可動部を光軸方向に移動させる駆動部とを備え、上記可動部は、内部に上記撮像レンズを保持するレンズバレルと、上記レンズバレルを内部に保持するレンズホルダとを備え、上記収容部は、上記レンズ駆動部の底部を構成すると共に上記開口が形成されたベースを備え、上記レンズホルダの底面に、上記ベースの開口を包囲し、上記ベースの開口から異物が出ていく経路を遮断するように形成された突起、または、上記ベースのレンズホルダの底面との対向面に形成された溝を備える構成であってもよい。
本発明のカメラモジュールは、撮像レンズを内部に保持するレンズバレルを、内部に保持し、かつ、光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、光路を遮断または開放して、前記撮像レンズに入射する光量を制御するシャッタ部と、前記撮像レンズを通して受光した光信号を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像ユニットとを備えたカメラモジュールであって、前記シャッタ部、レンズ駆動部、撮像ユニットが、光軸方向にこの順に積層されており、前記シャッタ部側を上方、前記撮像ユニット側を下方としたとき、前記レンズバレルが、前記シャッタ部側の先端部に、前記レンズ駆動部の有する前記上方側の面から前記シャッタ部側へ突出した突出部を有しており、前記シャッタ部は、前記シャッタ羽根と、前記シャッタ羽根を駆動するための駆動機構と、前記シャッタ羽根および前記駆動機構が収容される中空のケースと、前記ケースの前記上方側の端部に設けられた蓋とを備え、前記シャッタ部における前記ケースの前記下方側の面に、前記レンズバレルの突出部が内部に収容される凹部が形成されており、前記レンズ駆動部は、前記撮像レンズの全可動範囲内において、前記撮像レンズとシャッタ部とが互いに接触しないように、前記撮像レンズを駆動する構成である。それゆえ、メカニカルシャッタとレンズ駆動部とを備えたカメラモジュールにおいて、小型化および薄型化を同時に実現することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明のレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールの断面図である。
図1のように、本実施形態のカメラモジュール1は、メカニカルシャッタ(シャッタ部)2、レンズユニット(レンズ駆動部)3と、撮像ユニット4とが、光軸方向にこの順に積層された3層構造である。また、本実施形態のカメラモジュール1では、メカニカルシャッタ2と、レンズユニット3との間に、磁気遮蔽板5が設けられている。以下の説明では、便宜上、メカニカルシャッタ2側を上方、撮像ユニット4側を下方とする。
<メカニカルシャッタ2>
図3は、メカニカルシャッタ2の断面図であり、上段が光路を開放した状態、下段が光路を遮断した状態を示している。メカニカルシャッタ2は、レンズユニット3に設けられた撮像レンズに入射する光をON/OFF制御するためのものである。具体的には、メカニカルシャッタ2は、裏面(レンズユニット3側の面)の中央部に、凹部21が形成されている。そして、この凹部21の両側に、複数枚(図3では2枚)のシャッタ羽根22,23と、シャッタ羽根22,23を駆動するための駆動機構24,25が配置されている。
シャッタ羽根22,23および駆動機構24,25は、中空のケース26内に収容されるとともに固定されている。このケース26自体が、裏面の中央部に、凹部21が形成された構造となっている。また、ケース26の天面には、異物の侵入を防止する等の目的で蓋26a設けられている。
ケース26の中央部には、光を透過させて光路(図中の一点鎖線)を確保するために、開口27が形成されている。シャッタ羽根22,23にも同様に、光路を確保するために、開口28,29形成されている。駆動機構24,25が駆動すると、駆動機構24,25を軸として、シャッタ羽根22,23が光路に対して垂直な面上に回動(揺動)する。そして、図3の上段に示すように、ケース26に形成された開口27と、シャッタ羽根22,23に形成された開口28,29とが重なると、光路が開放される。これにより、外部の光が、メカニカルシャッタ2を通過して、レンズユニット3に入射する。
一方、図3の下段に示すように、ケース26に形成された開口27と、シャッタ羽根22,23に形成された開口28,29とが重ならないときは、外部の光が遮断され、レンズユニット3に入射しない。このようにシャッタ羽根22,23を駆動することによって、メカニカルシャッタ2は、レンズユニット3に入射する光をONまたはOFFに制御する。
なお、シャッタ羽根22,23は、開口28,29が形成された構成に限定されるものではなく、シャッタ羽根22,23自体が、光路を遮断する位置にあるか、光路を開放する位置にあるかによって、レンズユニット3に入射する光をONまたはOFFに制御する構成であってもよい。
また、シャッタ羽根22,23の一方を、ND(Neutral Density)フィルタに交換することによって、フィルタ機能の有無を切り替える構成にすることもできる。また、シャッタ羽根22,23およびNDフィルタの合計は、2枚に限定されるものではなく、3枚以上であってもよい。
また、駆動機構24,25の詳細な構造は図示しないが、例えば、ムービングマグネット式、または、ムービングコイル式の構造とすることができる。ムービングマグネット式の駆動機構24,25は、磁石をロータとして回転力を与えて、シャッタ羽根22,23を駆動する。一方、ムービングコイル式の駆動機構24,25は、コイルを可動部として、シャッタ羽根22,23回転力を与えて、シャッタ羽根22,23を駆動する。
なお、本実施形態では、メカニカルシャッタ2(ケース26)の裏面全域に、磁気遮蔽板5が接着されている。
<レンズユニット3>
次に、レンズユニット3について説明する。図4は、レンズユニット3および撮像ユニット4の断面図である。レンズユニット3は、被写体像を形成する撮像光学系である。つまり、レンズユニット3は、外部からの光を撮像ユニット4の受光面(撮像面)へ導く。レンズユニット3は、光軸方向に可動する可動部と、可動部を内部に収容する収容部と、この可動部を光軸方向に移動させる駆動部とから構成されている。
具体的には、図4のように、レンズユニット3は、複数のレンズ(撮像レンズ)31を内部に保持したレンズバレル32が、レンズホルダ33の内部に固定されているおり、これらが、ベース39,ヨーク34,およびカバー35により形成された空間内に、収容された構成となっている。なお、本実施形態では、複数のレンズ31を搭載したレンズバレル32をレンズホルダ33に固定している。しかし、レンズバレル32およびレンズホルダ33の一方におねじ、他方にめねじを形成しておき、レンズホルダ33に対してレンズバレル32の高さを調整可能にしてもよい。
レンズバレル32は、内部にレンズ31を保持するための枠体である。一方、レンズホルダ33は、レンズ31を保持したレンズバレル32を、内部に保持している。レンズ31は、レンズバレル32およびレンズホルダ33の中央部に配置される。レンズバレル32およびレンズホルダ33は、いずれも中空(筒状)の部材である。
後述のように、レンズ31の先端部(レンズ31およびレンズバレル32先端部)は、レンズユニット3の天面(カバー35の上端面)よりも突出した突出部31aを構成している。この突出部31aは、上述したメカニカルシャッタ2の凹部21内に収容される。
なお、後述のように、レンズ31,レンズバレル32,および、レンズホルダ33は、光軸方向に移動可能となっており、可動部を構成する。そして、この可動部は、収容部に収容される。具体的には、この収容部は、ベース39,ヨーク34,およびカバー35から構成される。ベース39は、レンズユニット3の底部を構成する。つまり、ベース39は、レンズユニット3の光出射側に配置される。
ヨーク34は、筒状の部材であり、レンズユニット3の側面部を構成している。ヨーク34は、内部に可動部を収容する。ヨーク34はベース39上に固定されている。本実施形態では、ヨーク34の上方に、カバー35が設けられている。カバー35は、レンズユニット3の上部(天面)を構成している。なお、ヨーク34自体が、カバーの役割を果たすことで、カバー35を省略してもかまわない。この場合、開口35aは、ヨーク34の内径となる。
ベース39の中央部には、開口39aが存在する。また、カバー35の中央部にも、開口35aが形成されている。開口39aおよび開口35aは、光を透過させるためのものであり、光軸方向に形成されている。このように、収容部には、光軸方向に、光路を確保するために、光入射側に開口35a、光出射側に開口39aが形成されている。このため、レンズ31,レンズバレル32,およびレンズホルダ33の一部が、この開口35aから露出している。
次に、駆動部は、コイル36と永久磁石37とから構成されている。本実施形態では、コイル36と永久磁石37との相互作用によって発生する電磁力によって、レンズ31(レンズホルダ33)を光軸方向に駆動することが可能となる。コイル36は、レンズホルダ33のフランジ部に固定されている。コイル36は、光入射側(開口35a側)に延設されている。一方、このコイル36と対向するように、ヨーク34の内側面には、永久磁石37からなる磁気回路が配置されている。
さらに、本実施形態のレンズユニット3では、レンズホルダ33の上下面(天面および底面)には、板ばね38a,38bが設けられている。板ばね38a,38bは、可動部を光出射側に押圧する押圧部である。板ばね38a,38bは、渦巻状のパターンを有している。各板ばね38a,38bは、一端が可動部に、他端が収容部に固定されていればよい。本実施形態では、板ばね38a,38bは、一端がヨーク34またはベース39に、他端がレンズホルダ33に固定されている。板ばね38a,38bは、弾性力により、補助的にレンズホルダ33を光軸方向に可動に支持している。
<撮像ユニット4>
次に、撮像ユニット4の構成について説明する。撮像ユニット4は、図4のように、レンズユニット3の底面側に設けられており、レンズユニット3によって形成される被写体像を、電気信号に変換する撮像部である。つまり、撮像ユニット4は、レンズユニット3から入射された入射光を光電変換するセンサデバイスである。
撮像ユニット4は、図4に示すように、配線基板41上に、固体撮像素子42を備えている。また、固体撮像素子42は、配線基板41上に設けられたホルダ43内に収容される。なお、ホルダ43の上部には、固体撮像素子42を覆う透光性部材44が配置されている。
配線基板41は、図示しないパターニングされた配線を有する基板である。この配線によって、配線基板41と固体撮像素子42とが互いに電気的に接続される。配線基板41は、例えば、プリント基板,またはセラミック基板などである。
固体撮像素子42は、レンズユニット3で形成された被写体像を、電気信号に変換するものである。つまり、レンズユニット3のレンズ31を通して受光した光信号を電気信号に変換するセンサデバイスである。固体撮像素子42は、例えば、CCDまたはCMOSセンサーICである。固体撮像素子42の表面(上面)には、複数の画素がマトリクス状に配置された受光面(図示せず)が形成されている。この受光面は、レンズユニット3から入射される光を結像する領域であり、画素エリアとも言い換えられる。
固体撮像素子42は、この受光面(画素エリア)に結像された被写体像を電気信号に変換して、アナログの画像信号として出力する。つまり、この受光面で、光電変換が行われる。固体撮像素子42の動作は、図示しないDSPで制御され、固体撮像素子42で生成された画像信号は、DSPで処理される。
透光性部材44は、固体撮像素子42の受光面を覆っており、ガラスなどの透光性部材から構成されている。なお、本実施形態では、透光性部材44の表面に、赤外線遮断膜(IRカット膜)が形成されている。このため、透光性部材44は、赤外線を遮断する機能も備えている。
<磁気遮蔽板5>
次に、磁気遮蔽板5について説明する。本実施形態のカメラモジュール1では、レンズユニット3が永久磁石37により可動部を駆動するVCM方式である。VCM方式では永久磁石37を用いているため、磁界の漏洩がある。一方、メカニカルシャッタ2の駆動機構24,25も電磁駆動方式である場合、レンズユニット3の漏洩磁界の作用により、シャッタ羽根22,23の閉じ時間が変化したり、シャッタ羽根22,23の回動(開閉)に誤動作が生じる恐れがある。
磁気遮蔽板5は、このように、メカニカルシャッタ2とレンズユニット3の両方が、電磁駆動方式である場合、漏洩磁界の作用を軽減することを意図して設けられる。また、磁気遮蔽板5は、メカニカルシャッタ2とレンズユニット3との間に配置する構成が望ましい。これにより、確実に漏洩磁界の作用を軽減することができる。
磁気遮蔽板5は、レンズユニット3の漏洩磁界の大きさ、メカニカルシャッタ2側の磁界耐性の大きさによって、厚さや面積を任意に調整することができる。
以上のように、本実施形態のカメラモジュール1は、メカニカルシャッタ2を備えているため、スミアの発生を防ぐことができる。さらに、レンズユニット3を備えるため、レンズ31を光軸方向に移動させて焦点調整機能を実現することができる。
さらに、カメラモジュール1は、メカニカルシャッタ2が、レンズユニット3の天面上に設けられている。このため、メカニカルシャッタ2を設けてもレンズユニット3の幅が広がらない。従って、カメラモジュール1が大型化しない。
しかも、レンズ31の先端部(レンズ31およびレンズバレル32先端部)は、レンズユニット3の天面(カバー35の上端面)よりも突出した突出部31aを構成している。しかも、この突出部31aが、レンズユニット3の天面(カバー35の上端面)から突出している。言い換えれば、レンズユニット3の天面(カバー35の上端面)は、レンズ31の突出部31aよりも低い位置にある。さらに、レンズ31の突出部31aは、メカニカルシャッタ2の裏面に形成された凹部21内に収容される。このため、レンズユニット3の天面にメカニカルシャッタ2を積層した後のメカニカルシャッタ2およびレンズユニット3の厚さ(見かけ上の厚さ)は、積層前のメカニカルシャッタ2およびレンズユニット3の各々の厚さの合計よりも、レンズユニット3の天面がレンズ31の突出部31aよりも低い分、小さくなる。従って、レンズユニット3上にメカニカルシャッタ2を積層しても、カメラモジュール1が厚くなりすぎない。
すなわち、カメラモジュール1は、レンズ31およびレンズバレル32の一部(先端部)が、レンズユニット3の上端面よりも突出しており、メカニカルシャッタ2の凹部21内に配置された構成である。このように構成することにより、メカニカルシャッタ2のデッドスペースを有効活用し、単純にメカニカルシャッタ2とレンズユニット3とを積層する場合に比べて、カメラモジュール1の厚さを薄くすることができる。また、メカニカルシャッタ2とレンズユニット3とを積層配置しているので、従来のようにレンズユニット3の側方にメカニカルシャッタ2の駆動機構を配置する構成と比べて、カメラモジュールの小型化が可能となる。
従って、メカニカルシャッタ2とレンズユニット3とを備えたカメラモジュール1は、小型化および薄型化を同時に実現することができる。
ここで、図2は、レンズユニット3の駆動部が駆動していないカメラモジュール1の状態(定常状態;ホームポジション)を示している。一方、図5は、レンズユニット3の駆動部が駆動し、レンズ31(レンズホルダ33)が最高位置に移動した状態を示す断面図である。
また、本実施形態のカメラモジュール1は、図5のように、レンズユニット3が、レンズ31の全可動範囲内において、レンズ31とメカニカルシャッタ2とが互いに接触しないように、レンズ31を駆動するようになっている。
このようにレンズ31を駆動すると、レンズ31の全可動範囲において、レンズ31とメカニカルシャッタ2とが互いに接触しない。つまり、レンズ31とメカニカルシャッタ2との間には、常に隙間が形成される。これにより、焦点距離を調整するためにレンズ31を光軸方向に移動させても、レンズ31が、メカニカルシャッタ2に接触しない。従って、レンズ31の位置ずれ(焦点調整のずれ)を防ぐことができる。
また、本実施形態のカメラモジュール1は、レンズユニット3が、電磁力によりレンズ31を光軸方向に駆動させるようになっている。また、メカニカルシャッタ2も、電磁力により、光路を遮断または開放するようになっている。そして、レンズユニット3とメカニカルシャッタ2との間に、磁気遮蔽板5が設けられている。
このように、レンズユニット3およびメカニカルシャッタ2が、いずれも、電磁力により駆動すると、例えば、レンズユニット3を駆動したときの磁界が漏洩し、漏洩した磁界が、メカニカルシャッタ2を誤作動させる可能性がある。
しかし、カメラモジュール1では、レンズユニット3とメカニカルシャッタ2との間に、磁気遮蔽板5が設けられている。このため、磁気遮蔽板5が、レンズユニット3からメカニカルシャッタ2への磁界の漏洩、または、その逆の磁界の漏洩を低減する。従って、漏洩した磁界による、レンズユニット3またはメカニカルシャッタ2の誤作動を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、電磁駆動方式であるVCM方式のレンズ駆動装置について説明した。しかし、本発明のレンズ駆動装置は、これに限定される訳ではなく、他の方式のレンズ駆動装置にも適用することができる。特に、電磁駆動方式ではないレンズ駆動装置を用いれば、漏洩磁界の問題が生じないため、磁気遮蔽板5を搭載する必要がない。このため、カメラモジュールをさらに薄型化することが可能となる。
しかも、本実施形態のカメラモジュール1は、レンズユニット3が、レンズ31の全駆動範囲内において、レンズ31と磁気遮蔽板5とが互いに接触しないように、レンズ31を駆動するようにもなっている。
このようにレンズ31を駆動すると、レンズ31の全可動範囲において、レンズ31と磁気遮蔽板5とが互いに接触しない。つまり、レンズ31と磁気遮蔽板5との間には、常に隙間が形成される。これにより、レンズ31が、磁気遮蔽板5に接触しない。従って、レンズ31の位置ずれ(焦点調整のずれ)を防ぐことができる。
このように、本実施形態のカメラモジュール1では、レンズ31が、焦点距離を長くする方向(図の上方向)に駆動されたとき、所定のストローク量にて、レンズユニット3のストッパー機構が働くようになっている。具体的には、図5の例では、レンズホルダ33の上面に固定された板ばね38aと、カバー35とが当接することにより、ストッパー機構として作用する。この状態が、レンズ31が最も高い位置となる。そして、この状態において、レンズバレル32とメカニカルシャッタ2(ケース26)との間、および、レンズバレル32と磁気遮蔽板5との間には、隙間が確保されるようになっている。つまり、レンズバレル32に直接、衝突による衝撃力が加わらないようになっている。レンズバレル32に衝撃力が加わると、レンズ31のフォーカス位置が変化する可能性がある。しかし、カメラモジュール1では、そのような衝撃力が加わらないため、フォーカス位置が変化することを防ぐことができる。
なお、本実施形態のカメラモジュール1では、磁気遮蔽板5には、光路上に開口5aが形成されており、この開口5aの直径が、レンズユニット3に形成された開口35aの直径よりも小さく、かつ、レンズ31の突出部31aの直径よりも大きくなっている。言い換えれば、開口5aの直径は、メカニカルシャッタ2の凹部21の径と同等またはほぼ同等である。
ここで、磁気遮蔽板5は、撮像ユニット4上にレンズユニット3を設けた後に、レンズユニット3上に配置する方法と、レンズユニット3およびメカニカルシャッタ2の一方に磁気遮蔽板5を接着させておき、レンズユニット3上へのメカニカルシャッタ2の配置と、レンズユニット3上への磁気遮蔽板5の配置とを同時に行う方法とが考えられる。製造工程を簡略化する上では、後者の方法が好ましい。
しかし、レンズ31を保持したレンズバレル32は、撮像ユニット4上に、ベース39等を接着させた後に、レンズホルダ33にはめ込まれる。図5のように、磁気遮蔽板5の開口5aの直径を、レンズユニット3に形成された開口35aの直径よりも小さく、かつ、レンズ31の突出部31aの直径よりも大きくするには、メカニカルシャッタ2の裏面に磁気遮蔽板5を接着させておき、レンズユニット3上へのメカニカルシャッタ2の配置と、レンズユニット3上への磁気遮蔽板5の配置とを同時に行うことになる。
そして、図5のように、磁気遮蔽板5の開口5aの直径を、レンズユニット3に形成された開口35aの直径よりも小さく、かつ、レンズ31の突出部31aの直径よりも大きくすれば、磁気遮蔽板5の開口5aの直径を小さくすることができる。つまり、磁気遮蔽板5の面積を広くすることができる。従って、磁気遮蔽板5による磁気遮蔽効果を高めることができる。なお、この場合、磁気遮蔽板5はメカニカルシャッタ2側に先に装着しておき、レンズユニット3にレンズバレル32を装着し、フォーカス調整、固定等の作業を実施した後、最後に、メカニカルシャッタ2および磁気遮蔽板5をレンズユニット3の上にかぶせるように配置すればよい。
なお、レンズユニット3の天面に磁気遮蔽板5を接着させておき、レンズユニット3上へのメカニカルシャッタ2の配置と、メカニカルシャッタ2の裏面への磁気遮蔽板5の配置とを同時に行う場合、図6のような構成となる。図6の磁気遮蔽板5の開口5bは、図5の磁気遮蔽板5の開口5aよりも、大きくなる。つまり、磁気遮蔽板5の開口5bは、レンズバレル32の外径(レンズホルダ33の内径)よりも、大きくなる。このため、図5の開口5aよりも、開口5bの直径が大きくなる。つまり、磁気遮蔽板5の面積が狭くなる。従って、図6の磁気遮蔽板5による磁気遮蔽効果は、図5の磁気遮蔽板5による磁気遮蔽効果よりもやや劣る。
ただし、図5の構成の場合、磁気遮蔽板5の裏面が、レンズユニット3の天面から露出した部分があるのに対し、図6の構成の場合、磁気遮蔽板5がむき出しになっている部分がほとんどない。つまり、図6の構成の場合、磁気遮蔽板5の上面(おもて面)および下面(裏面)が、全域にわたり、メカニカルシャッタ2の裏面またはレンズユニット3の天面と接している。このため、図6の構成では、たとえ磁気遮蔽板5が金属光沢のある部材であっても、磁気遮蔽板5からの反射光が迷光となるリスクがほとんどない。
このように、図6の構成の場合、レンズバレル32をレンズユニット3に装着する前に、磁気遮蔽板5をレンズユニット3の天面に取り付けることになる。そして、この場合、磁気遮蔽板5には、レンズバレル32の装着が可能なように、レンズバレル32の外径よりも大きな径の開口5bが形成される。
なお、図5のように、本実施形態のカメラモジュール1では、レンズユニット3は、光軸方向の両端部に、開口(光入射側の開口35a,光出射側の開口39a)が形成されている。このため、光入射側の開口35aを介して、外部から、レンズユニット3内に異物が侵入する可能性がある。また、レンズユニット3内から異物が発生することもある。さらに、このような異物は、光出射側の開口39aから出て行く可能性がある。
具体的には、カバー35に形成された開口35aから異物が侵入した場合、あるいは、レンズユニット3内から異物が剥がれ落ちた場合、これらの異物が、コイル36と、ヨーク34または永久磁石37との隙間、および、板ばね38a,38bのパターンの隙間等を通って、ベース39上にまで達する可能性がある。ベース39上に達した異物が、光出射側の開口39aから出て光路内に入ると、シミ不良の原因となる。
そこで、レンズユニット3には、このような異物対策が施されている。すなわち、レンズユニット3は、このような異物対策として、レンズホルダ33に突起33aが形成されている。突起33aは、レンズホルダ33の底面に環状に形成されている。すなわち、この突起33aの内径は、ベース39に形成された光出射側の開口39aよりも大きい。しかも、この突起33aは、開口39aを取り囲むように、開口39aの全周にわったって形成されている。これにより、開口39aへの異物の移動空間が狭くなる。つまり、突起33aが、ベース39上から開口39a側への異物の移動を妨げる。従って、レンズユニット3内の異物が、開口39aから抜け出る可能性を大幅に低減することができる。
なお、異物が開口39aから抜け出て、下側に落下した場合、レンズユニット3の下側に設置される固体撮像素子42、あるいは透光性部材(カバーガラス)44に付着する。このため、付着した異物が画像として認識され、シミの原因となる。突起33aは、このようなシミの発生を大幅に低減することが可能となる。
このように、レンズユニット3では、突起33aが、光出射側の開口39aを包囲している。さらに、この突起33aは、開口39aから異物が出ていく経路を遮断するように形成されている。従って、開口39aから異物が出ていくのを低減することができる。
しかも、本実施形態のレンズユニット3は、レンズ31(レンズホルダ33)が電磁力により、光軸方向に移動する構成である。上述のように、図2は、駆動部が駆動しておらず、レンズ31(レンズホルダ33)が移動していない状態(定常状態;ホームポジション)を示している。一方、図5は、駆動部が駆動し、レンズ31(レンズホルダ33)が最高位置に移動した状態を示している。つまり、図2の状態は、レンズ機能の未使用状態であり、図5の状態は、レンズ機能の使用状態であるといえる。
レンズユニット3では、図2の定常状態時に、電磁力が作用すると、レンズ31(レンズホルダ33)が光軸方向に移動する。これにより、図5のように、レンズホルダ33が、カバー35に近接、あるいは接触するまで持ち上がる。そして、レンズユニット3では、図2のように、レンズ機能の未使用状態である定常状態時に、突起33aと、ベース39とが互いに接触している。つまり、駆動部の非駆動時間に、突起33aと、ベース39とが互いに当接する。これにより、定常状態時に、突起33aが、異物の移動経路を遮断する。従って、開口39aから異物の出ていくのをより確実に低減することができる。
しかも、レンズユニット3は、図2の定常状態時に、突起33aがベース39に当接しつつ、板ばね38a,38bの弾性力により、レンズホルダ33が下方向に与圧がかけられている。つまり、板ばね38a,38bが、レンズホルダ33を光出射側に押し付けるように与圧を加える。このため、突起33aと、ベース39とを確実に当接させることができる。これにより、突起が、異物の移動経路をより確実に遮断する。従って、各開口からの異物の出入りをより確実に低減することができる。従って、開口39aから異物の出ていくのをより確実に低減することができる。
なお、図5の状態では、突起33aによって、ベース39上の開口39aへの異物の移動経路を遮断する効果(開口39aに対する蓋効果)はなくなる。しかし、実際のカメラモジュール100では、レンズ機能の使用時間(例えば、オートフォーカスの動作時間)よりも、未使用時間の方が圧倒的に長い。つまり、大半の時間は、レンズ機能の未使用状態である。このため、少なくとも定常状態時に、突起33aが、異物の移動経路を遮断していればよい。これにより、開口39aから異物の出ていくのを十分に低減することができる。また、固体撮像素子42、あるいは透光性部材(カバーガラス)44側への異物の落下を防ぐこともできる。
さらに、カメラモジュール1では、ベース39の上面の、永久磁石37およびコイル36の直下近傍には、溝39bが形成されており、溝39b内には粘着性のダストトラップ剤40が塗布されている。具体的には、レンズユニット3では、ベース39は、レンズホルダ33の底面との対向面に、溝39bが形成されている。さらに、この対向面上には凸部も形成されており、この凸部に、板ばね38bが配置されている。このように、ベース39が凹凸形状になっていれば、ベース39上から光出射側の開口39aへの異物の移動経路が複雑になる。従って、光出射側の開口39aから異物が出ていくのを確実に防ぐことができる。
なお、溝39bおよび凸部は、開口39aの周囲の全域に形成されていてもよいし、部分的に形成されていてもよい。また、凹凸形状を複雑にすればするほど、開口39aから異物が出ていくのを確実に防ぐことができる。
また、溝39bの形成部位は特に限定されるものではないが、レンズユニット3のように、コイル36、永久磁石37の真下に形成されていることが好ましい。つまり、溝39bは、レンズホルダ33のフランジ部およびコイル36と、永久磁石37との間に、光軸方向に形成された隙間の真下に形成されていることが好ましい。このように溝39bが形成されていれば、隙間を経由してベース39上に落下した異物を、落下直後に、溝39bに捕獲することができる。
さらに、ベース39の表面(レンズホルダ33の底面との対向面)には、粘着材として、ダストトラップ剤40が塗布されていることが好ましい。特に、ダストトラップ剤40は、レンズユニット3のように、溝39b内に塗布されていることがより好ましい。これにより、ベース39上に移動した異物を、ダストトラップ剤40によって捕捉することができる。従って、光出射側の開口39aから異物が出ていくのを確実に防ぐことができる。さらに、溝39bにダストトラップ剤40が塗布されていれば、溝39bに異物を滞留させることができる。つまり、上記の隙間を経由してベース39上に落下した異物を、落下直後に、溝39bに滞留させることができる。
すなわち、レンズユニット3では、ベース39上のコイル36および永久磁石37の直下近傍にダストトラップ剤40が塗布されている。このため、コイル36と永久磁石37との間の隙間を通ってきた異物がそのまま落下すれば、このダストトラップ剤40上に落下することになる。これにより、ダストトラップ剤40が、異物を捕捉する。
ダストトラップ剤40は、異物の経路中に塗布されていれば、異物を捕捉することができる。また、レンズユニット3では、突起33aによって異物の経路が遮断される直前に、ダストトラップ剤40を塗布されている。このため、行き場のなくなった異物の大半をダストトラップ剤40で捕捉することが可能となる。
なお、ダストトラップ剤40は、粘着材を有するものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、半固体状(または固体に近い状態)の油脂や樹脂を適用することができる。例えば、グリースが好適である。グリースは、半固体状または液体に近い、油脂の一種であり、例えば、半固体状(または固体に近い状態)、または、ペースト状の潤滑剤から構成することができる。グリースは、例えば、二硫化モリブデン系潤滑剤,白色系潤滑剤,シリコーン系潤滑剤,パーフルオロポリエーテル系潤滑剤などを用いることができる。また、グリースは、鉱油を主成分とする鉱油系グリース,ポリα−オレフィン油を主成分とするポリα−オレフィン系グリース,シリコーンオイルを主成分とするシリコーン系グリース,フルオロシリコーン系グリース,パーフルオロポリエーテルを主成分とするパーフルオロポリエーテル系グリースなどを用いることができる。これらのグリースは、単独または2種以上を混合して用いることができる。また、グリースは、例えば、リチウム石鹸,カルシウム石鹸,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など、グリース用の添加物を含むものであってもよい。
なお、レンズユニット3では、レンズホルダ33に突起33aが設けられていた。しかし、ベース39に突起を形成することもできる。また、レンズ機能の使用状態に関係なく(駆動部の駆動状態に関係なく)、開口39aへの異物の移動経路を遮断する構成とすることもできる。
以上のように、本発明のカメラモジュールは、メカニカルシャッタとレンズ駆動装置とを積層配置するとともに、撮像レンズあるいはレンズバレルの一部を、メカニカルシャッタの中央に設けられた凹部に配置することで、カメラモジュールの厚さを低減する。また、レンズ駆動装置により撮像レンズを駆動した場合に、レンズバレルに直接、衝撃力が加わらないよう、レンズバレルとメカニカルシャッタ、あるいは磁気遮蔽板との隙間を最適に設定している。
従って、メカニカルシャッタとオートフォーカス機能を両立させる場合、カメラモジュールの大型化を招く、あるいはカメラモジュールが厚くなるという従来の問題を解決することができる。
本発明は、以下のように表現することもできる。
〔1〕撮像レンズを有し、前記撮像レンズを光軸方向に駆動するためのレンズ駆動装置と、前記撮像レンズに入射する光をON/OFF制御するためのメカニカルシャッタと、前記撮像レンズを通して入射した光を電気信号に変換するための撮像素子とを備えたメカニカルシャッタ付きカメラモジュールであって、
前記撮像素子と前記レンズ駆動装置と前記メカニカルシャッタとを略光軸方向に積層配置するとともに、前記撮像レンズの一部が、前記メカニカルシャッタの略中央部に設けられた凹部内に配置されていることを特徴とするメカニカルシャッタ付きカメラモジュール。
〔2〕前記レンズ駆動装置における撮像レンズのストローク可動範囲内において、前記撮像レンズと前記メカニカルシャッタとが衝突しないように隙間設定されていることを特徴とする〔1〕に記載のメカニカルシャッタ付きカメラモジュール。
〔3〕前記メカニカルシャッタと前記レンズ駆動装置との間に、磁気遮蔽板を挿入したことを特徴とする〔1〕または〔2〕に記載のメカニカルシャッタ付きカメラモジュール。〔4〕前記レンズ駆動装置における撮像レンズのストローク可動範囲内において、前記撮像レンズと前記磁気遮蔽板とが衝突しないように隙間設定されていることを特徴とする〔3〕に記載のメカニカルシャッタ付きカメラモジュール。
〔5〕前記磁気遮蔽板の略中央部に設けられた光透過用開口の径は、前記メカニカルシャッタの凹部の径と略同等であることを特徴とする〔3〕または〔4〕に記載のメカニカルシャッタ付きカメラモジュール。
本発明のカメラモジュールは、内部に保持した撮像レンズを光軸方向に駆動するためのレンズ駆動部と、光路を遮断または開放して、撮像レンズに入射する光量を制御するシャッタ部と、撮像レンズを通して受光した光信号を電気信号に変換する撮像素子とを備えたカメラモジュールであって、撮像レンズが、先端部に、レンズ駆動部の天面から突出した突出部を有しており、シャッタ部は、レンズ駆動部の天面上に設けられており、シャッタ部の裏面に、撮像レンズの突出部が内部に収容される凹部が形成されている構成であってもよい。
本発明のカメラモジュールは、シャッタ部(メカニカルシャッタ)を備えているため、スミアの発生を防ぐことができる。さらに、レンズ駆動部を備えるため、撮像レンズを光軸方向に移動させて焦点調整機能を実現することができる。
上記の発明によれば、シャッタ部とレンズ駆動部とを備えたカメラモジュールにおいて、シャッタ部が、レンズ駆動部の天面上に設けられている。このため、シャッタ部を設けてもレンズ駆動部の幅が広がらない。従って、シャッタ部を設けてもカメラモジュールが大型化しない。
しかも、上記の発明によれば、撮像レンズは、突出部を有しており、撮像レンズの先端部が、レンズ駆動部の天面から突出している。言い換えれば、レンズ駆動部の天面は、撮像レンズの突出部よりも低い位置にある。さらに、撮像レンズの突出部は、シャッタ部の裏面に形成された凹部内に収容される。このため、レンズ駆動部の天面にシャッタ部を積層した後のシャッタ部およびレンズ駆動部の厚さ(見かけ上の厚さ)は、積層前のシャッタ部およびレンズ駆動部の各々の厚さの合計よりも、レンズ駆動部の天面が撮像レンズの突出部よりも低い分、小さくなる。従って、レンズ駆動部上にシャッタ部を積層しても、カメラモジュールが厚くなりすぎない。
このように、上記の発明によれば、メカニカルシャッタとレンズ駆動部とを備えたカメラモジュールにおいて、小型化および薄型化を同時に実現することができる。
本発明のカメラモジュールでは、レンズ駆動部は、撮像レンズの全可動範囲内において、撮像レンズとシャッタ部とが互いに接触しないように、撮像レンズを駆動することが好ましい。
上記の発明によれば、撮像レンズの全可動範囲において、撮像レンズとシャッタ部とが互いに接触しない。つまり、撮像レンズとシャッタ部との間には、常に隙間が形成される。これにより、撮像レンズが、シャッタ部に接触しない。従って、撮像レンズの位置ずれ(焦点調整のずれ)を防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、レンズ駆動部は、電磁力により撮像レンズを光軸方向に駆動させるようになっており、
シャッタ部は、電磁力により、光路を遮断または開放するようになっており、
レンズ駆動部とシャッタ部との間に、磁気遮蔽板が設けられていることが好ましい。
上記の発明によれば、レンズ駆動部およびシャッタ部が、いずれも、電磁力により駆動する。このため、例えば、レンズ駆動部を駆動したときの磁界が漏洩し、漏洩した磁界が、シャッタ部を誤作動させる可能性がある。
上記の発明によれば、レンズ駆動部とシャッタ部との間に、磁気遮蔽板が設けられている。このため、磁気遮蔽板が、レンズ駆動部からシャッタ部への磁界の漏洩、または、その逆の磁界の漏洩を低減する。従って、漏洩した磁界による、シャッタ部またはレンズ駆動部の誤作動を防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、レンズ駆動部は、撮像レンズの全駆動範囲内において、撮像レンズと磁気遮蔽板とが互いに接触しないように、撮像レンズを駆動することが好ましい。
上記の発明によれば、撮像レンズの全可動範囲において、撮像レンズと磁気遮蔽板とが互いに接触しない。つまり、撮像レンズと磁気遮蔽板との間には、常に隙間が形成される。これにより、撮像レンズが、磁気遮蔽板に接触しない。従って、撮像レンズの位置ずれ(焦点調整のずれ)を防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記磁気遮蔽板は、光路上に開口が形成されており、
上記磁気遮蔽板の開口の直径は、レンズ駆動部に形成された撮像レンズを保持するための開口の直径よりも小さく、撮像レンズの突出部の直径よりも大きいことが好ましい。
上記の発明によれば、磁気遮蔽板の開口の直径は、レンズ駆動部に形成された撮像レンズを保持するための開口の直径よりも小さく、撮像レンズの突出部の直径よりも大きい。これにより、磁気遮蔽板の面積を広くすることができる。従って、磁気遮蔽板による磁気遮蔽効果を高めることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、特に、通信機器をはじめとする携帯用端末に搭載されるカメラモジュールに好適に利用することができ、カメラモジュールの小型化および薄型化を同時に実現するすることができる。
本発明のカメラモジュールを示す断面図である。 図1のカメラモジュールの斜視図である。 図1のカメラモジュールに搭載されるメカニカルシャッタの断面図である。 図1のカメラモジュールに搭載されるえレンズユニットおよび撮像ユニットの断面図である。 図1のカメラモジュールにおいて、撮像レンズが最高位置に移動した状態を示す断面図である。 本発明の別のカメラモジュールの構成を示す断面図である。 特許文献1のカメラモジュールの断面図である。 特許文献2のメカニカルシャッタの断面図である。 特許文献3のレンズ駆動装置の断面図である。
1 カメラモジュール
2 メカニカルシャッタ
3 レンズユニット
4 撮像ユニット
5 磁気遮蔽板
5a 開口
5b 開口
21 凹部
22,23 シャッタ羽根
24,25 駆動機構
26 ケース
27 開口
28,29 開口
31 レンズ
31a 突出部
32 レンズバレル
33 レンズホルダ
33a 突起
34 ヨーク
35 カバー
35a 開口
36 コイル
37 永久磁石
39 ベース
39a 開口

Claims (6)

  1. 撮像レンズを内部に保持するレンズバレルを、内部に保持し、かつ、光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
    光路を遮断または開放して、前記撮像レンズに入射する光量を制御するシャッタ部と、
    前記撮像レンズを通して受光した光信号を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像ユニットとを備えたカメラモジュールであって、
    前記シャッタ部、レンズ駆動部、撮像ユニットが、光軸方向にこの順に積層されており、
    前記シャッタ部側を上方、前記撮像ユニット側を下方としたとき、
    前記レンズバレルが、前記シャッタ部側の先端部に、前記レンズ駆動部の有する前記上方側の面から前記シャッタ部側へ突出した突出部を有しており、
    前記シャッタ部は、シャッタ羽根と、前記シャッタ羽根を駆動するための駆動機構と、前記シャッタ羽根および前記駆動機構が収容される中空のケースと、前記ケースの前記上方側の端部に設けられた蓋とを備え、
    前記シャッタ部における前記ケースの前記下方側の面に、前記レンズバレルの突出部が内部に収容される凹部が形成されており、
    前記レンズ駆動部は、前記撮像レンズの全可動範囲内において、前記撮像レンズとシャッタ部とが互いに接触しないように、前記撮像レンズを駆動することを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記撮像レンズの突出部は、上記レンズ駆動部が撮像レンズを駆動していない状態において、上記レンズ駆動部の天面から突出していることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記レンズ駆動部は、電磁力により撮像レンズを光軸方向に駆動させるようになっており、
    上記シャッタ部は、電磁力により、光路を遮断または開放するようになっており、
    上記レンズ駆動部と上記シャッタ部との間に、磁気遮蔽板が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 上記レンズ駆動部は、上記撮像レンズの全駆動範囲内において、上記撮像レンズと上記磁気遮蔽板とが互いに接触しないように、上記撮像レンズを駆動することを特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。
  5. 上記磁気遮蔽板は、光路上に開口が形成されており、
    上記磁気遮蔽板の開口の直径は、上記レンズ駆動部に形成された上記撮像レンズを保持するための開口の直径よりも小さく、上記撮像レンズの突出部の直径よりも大きいことを特徴とする請求項3または4に記載のカメラモジュール。
  6. 上記レンズ駆動部は、光軸方向に可動の可動部と、上記可動部を内部に収容する共に光軸方向に光路を確保するための開口が形成された収容部と、上記可動部を光軸方向に移動させる駆動部とを備え、
    上記可動部は、内部に上記撮像レンズを保持するレンズバレルと、上記レンズバレルを内部に保持するレンズホルダとを備え、
    上記収容部は、上記レンズ駆動部の底部を構成すると共に上記開口が形成されたベースを備え、
    上記レンズホルダの底面に、上記ベースの開口を包囲し、上記ベースの開口から異物が出ていく経路を遮断するように形成された突起、または、上記ベースのレンズホルダの底面との対向面に形成された溝を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
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