JP5145665B2 - 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ - Google Patents
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Description
図1は、この発明の実施の形態1にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図2は、図1に示すIGBTのトレンチ長手方向に平行で、かつトレンチ間領域を通る断面の構成を示す断面図である。図3は、図1に示すIGBTのトレンチ短手方向に平行で、かつpウェル領域を通り、n+エミッタ領域を通らない断面の構成を示す断面図である。ここで、トレンチ間領域とは、隣り合うトレンチに挟まれた半導体領域のことである。
図11は、この発明の実施の形態2にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図11に示すように、実施の形態2のIGBTは、図11の左手前側から右手奥方へトレンチ25の長手方向に沿って見て行く場合に、隣り合うトレンチ間領域でpウェル領域22の出現位置がずれるようにしたものである。従って、トレンチ25の短手方向の断面において、複数のトレンチ間領域にn-ベース領域21とpウェル領域22が交互に出現する。その他の構成は、実施の形態1と同じである。上述した実施の形態1では、最も電界強度の高い領域は、トレンチ底部であって、トレンチ25の長手方向のpウェル領域22から最も遠い部分であることは自明である。従って、実施の形態2のようにトレンチ短手方向にpウェル領域22の配置をずらすことによって、実施の形態1よりも高い耐圧が得られる。なお、図11においては、ゲート絶縁膜26およびゲート電極27の一部と、層間絶縁膜およびエミッタ電極が省略されている。
図12は、この発明の実施の形態3にかかるIGBTの構成を示す断面図であり、図2に示す断面に相当する。図12に示すように、実施の形態3のIGBTは、ゲート絶縁膜26の、n-ベース領域21の上の部分を、他の部分よりも厚くしたものである。その他の構成は、実施の形態1と同じである。このような構成にすることによって、ゲート絶縁膜26の熱い部分のゲート容量が小さくなる。従って、実施の形態1と比較して、ゲート容量、特にスイッチング時間に強く影響を及ぼす帰還容量を小さくすることができるので、高速スイッチング型IGBTとして有効である。
図13は、この発明の実施の形態4にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図13に示すように、実施の形態4のIGBTは、一部のトレンチ間領域にpウェル領域22を形成しないようにしたものである。特に限定しないが、pウェル領域22が形成されたトレンチ間領域と、pウェル領域22が形成されていないトレンチ間領域は、交互に配置される。その他の構成は、実施の形態1と同じである。このような構成にすることによって、エミッタ電極にコンタクトするpウェル領域22の面積が実施の形態1よりも小さくなり、pウェル領域22に流れ込むホールの量を減らすことができる。それによって、チャネル側からの電子の供給を多くして、注入効率を上昇させている。また、ゲート面積が小さくなるので、実施の形態1よりもゲート容量を小さくすることができる。なお、図13においては、ゲート絶縁膜26、ゲート電極27および層間絶縁膜29の一部と、エミッタ電極が省略されている。また、pウェル領域22が形成されていないトレンチ間領域の構成については問わない。
図14は、この発明の実施の形態5にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図14に示すように、実施の形態5のIGBTは、実施の形態4のIGBTにおいて、pウェル領域22が形成されていないトレンチ間領域にpフローティング領域44を設けたものである。pフローティング領域44は、いかなる電極にも電気的に接続されていない。つまり、pフローティング領域44は、電位的に浮くことになる。その他の構成は、実施の形態1と同じである。なお、図14においては、ゲート絶縁膜26、ゲート電極27および層間絶縁膜29の一部と、エミッタ電極が省略されている。
図15は、この発明の実施の形態6にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図15に示すように、実施の形態6のIGBTは、実施の形態4のIGBTにおいて、pウェル領域22が形成されていないトレンチ間領域にpウェル領域45を形成し、このpウェル領域45を、大きな抵抗成分46を有する領域を介してエミッタ電極30に接続したものである。その他の構成は、実施の形態1と同じである。なお、図15においては、ゲート絶縁膜26、ゲート電極27、層間絶縁膜29およびエミッタ電極30の一部が省略されている。
図17は、この発明の実施の形態7にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図17に示すように、実施の形態7のIGBTは、トレンチ25内が絶縁膜47により埋められているものである。この絶縁膜47は、例えばシリコン酸化膜である。その他の構成は、実施の形態1と同じである。なお、図17においては、ゲート絶縁膜26、ゲート電極27および層間絶縁膜29の一部と、エミッタ電極が省略されている。
図18は、この発明の実施の形態8にかかるIGBTの構成を示す部分断面斜視図である。図18に示すように、実施の形態8のIGBTは、トレンチ間領域において、pウェル領域22とn-ベース領域21の間に、pウェル領域22を囲むようにn型の比較的低濃度の領域48を設けたものである。その他の構成は、実施の形態1と同じである。このような構成にすることによって、pウェル領域22のトレンチ長手方向の拡散量を小さくし、エミッタ電極にコンタクトするpウェル領域22の面積を実施の形態1よりも小さくすることができるので、pウェル領域22に流れ込むホールの量を減らすことができる。それによって、チャネル側からの電子の供給を多くして、注入効率を上昇させることができる。なお、図18においては、ゲート絶縁膜26、ゲート電極27および層間絶縁膜29の一部と、エミッタ電極が省略されている。
22 pウェル領域
25 トレンチ
26 ゲート絶縁膜
27 ゲート電極
28 n+エミッタ領域
30 エミッタ電極
31 p+コレクタ領域
32 コレクタ電極
42,47 絶縁膜
43 導電体
44 pフローティング領域
Claims (8)
- 第1導電型ベース領域となる半導体基板の第1の主面に形成された第2導電型コレクタ領域と、
前記第2導電型コレクタ領域に電気的に接続されたコレクタ電極と、
前記半導体基板の第2の主面に直線状に並んで形成された複数のトレンチと、
前記半導体基板の、隣り合う前記トレンチに挟まれたトレンチ間領域において前記トレンチの長手方向に沿って前記第1導電型ベース領域と交互に配置されるように選択的に形成された第2導電型ウェル領域と、
前記第2導電型ウェル領域に選択的に形成された第1導電型エミッタ領域と、
前記第2導電型ウェル領域の、前記第1導電型エミッタ領域と前記第1導電型ベース領域に挟まれ、かつ前記トレンチの長手方向に沿ってチャネルが形成される領域の前記半導体基板の第2の主面上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
前記第1導電型エミッタ領域および前記第2導電型ウェル領域に電気的に接続されたエミッタ電極と、
を備え、
複数の前記トレンチ間領域のうち、前記第2導電型ウェル領域のない前記トレンチ間領域を有し、
前記第2導電型ウェル領域のない前記トレンチ間領域には、前記半導体基板の第2の主面に前記第1導電型ベース領域のみが露出されており、
前記トレンチが絶縁膜を介して導電体で埋められており、
前記トレンチ内の前記導電体が前記エミッタ電極に電気的に接続されていることを特徴とする絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。 - 前記トレンチが等間隔に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
- 前記ゲート絶縁膜の、前記第1導電型ベース領域の上の部分が、前記第2導電型ウェル領域の上の部分よりも厚いことを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
- 前記トレンチ内の前記絶縁膜がシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
- 前記シリコン酸化膜の厚さが150nm以上であることを特徴とする請求項4に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
- 前記シリコン酸化膜の厚さが200nm以上であることを特徴とする請求項4に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
- 前記第2導電型ウェル領域のない前記トレンチ間領域に、前記半導体基板の第2の主面が層間絶縁膜で覆われたことによる第2導電型フローティング領域が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
- 前記第2導電型ウェル領域のある前記トレンチ間領域と前記第2導電型ウェル領域のない前記トレンチ間領域とが交互に配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
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