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JP5036235B2 - 地上ディジタル放送受信装置 - Google Patents

地上ディジタル放送受信装置 Download PDF

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Description

この発明は、地上ディジタル放送受信装置に関する。
地上ディジタル放送を受信する受信装置は、OFDM復調部を有し、受信電波からトランスポートストリーム(TS)を復調するチューナを備え、前記トランスポートストリームからパケット(エレメンタリストリーム)を分離し、前記パケットをデコードすることで映像音声を出力する。そして、従来より、特に移動体用受信装置においては、受信コンディションの悪化などに対応するために、訂正不能なエラーを生じたパケットを通信によってサーバーから取得する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−294923号公報
しかしながら、上記のごとくサーバーから欠落パケットを取得する技術では、多くの放送受信装置が一斉に前記サーバーにアクセスすることも予想され、前記サーバーに大きな負荷がかかれば、欠落パケットを送信できないといったことも生じうる。
この発明は、上記の事情に鑑み、受信電波の復調においてパケット欠落を生じてもサーバーによずに当該パケットと同一のパケットを取得することができる地上ディジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
この発明の地上ディジタル放送受信装置は、上記の課題を解決するために、地上ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナと、前記トランスポートストリームからパケットを分離するデマルチプレクサと、分離されたパケットをデコードするデコーダと、他の放送受信装置との間で通信を実行してデータ送受を行う通信手段と、前記トランスポートストリームのなかでパケットの欠落を生じた場合に、当該パケットと同一のパケットの送信を前記他の放送受信装置に要求し、当該他の放送受信装置から前記同一のパケットを取得できたときには、当該同一のパケットを前記デコーダに供給する手段と、を備えたことを特徴とする(以下、この項において第1構成という)。
上記の構成であれば、パケットの欠落を生じた場合には、他の放送受信装置から前記同一のパケットを取得することができるので、パケット欠落を生じてもサーバーによらずに当該パケットと同一のパケットを取得することができる。
前記第1構成において、前記他の放送受信装置と通信を行うための相手先情報を予め登録しておく記憶手段を備えていてもよい。かかる構成において、前記予め登録されている相手先に、放送受信の開始と同時、又は所定の条件が生じたときに、自動的に前記通信を実行することとしてもよい。かかる構成において、前記所定の条件は、前記トランスポートストリームのエラー訂正の程度が所定の基準値を超えたときであることとしてもよい。かかる構成において、前記トランスポートストリームのエラー訂正の程度が所定の基準値以下となったときに、前記他の放送受信装置との前記通信を停止することとしてもよい。かかる構成において、前記停止中に前記トランスポートストリームのエラー訂正の程度が所定の基準値を超えたときに、前記他の放送受信装置との前記通信を自動的に再開することとしてもよい。
これら構成の地上ディジタル放送受信装置において、前記欠落したパケットの重要度を判断し、重要度の低い欠落パケットについては前記他の放送受信装置への要求対象から外すこととしてもよい。
また、この発明の地上ディジタル放送受信装置は、地上ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナと、前記トランスポートストリームからパケットを分離するデマルチプレクサと、分離されたパケットをデコードするデコーダと、他の放送受信装置との間で通信を実行してデータ送受を行う通信手段と、前記他の放送受信装置からパケット送信要求を受けたときに、この要求されたパケットと同一のパケットを前記トランスポートストリームから取得し、当該同一のパケットを前記通信手段を用いて前記他の放送受信装置に送信する手段と、を備えたことを特徴とする(以下、この項において第2構成という)。
第2構成において、前記通信手段は、前記他の放送受信装置との間で通信路を確立すると、パケット送信機能を有する旨を送信することとしてもよい。これら構成の地上ディジタル放送受信装置において、送信要求を受けたパケットの重要度を判断し、重要度の低い欠落パケットについては前記他の放送受信装置への送信対象から外すこととしてもよい。第2構成又はこれに従属する構成において、前記チューナを複数備え、自身の放送受信に使用している以外のチューナを前記他の放送受信装置へのパケット送信のために用いることとしてもよい。
この発明によれば、受信電波の復調においてパケット欠落を生じてもサーバーによらずに当該パケットと同一のパケットを取得することができるという効果を奏する。
以下、この発明の実施形態の地上ディジタル放送受信装置を図1乃至図5に基づいて説明する。説明の便宜上、図1には、欠落パケットを要求する側のTV機能付き携帯電話30を示し、図2には、パケット要求を受けて該パケットを送信するTV機能付き携帯電話31を示しているが、一つのTV機能付き携帯電話がパケット要求機能と要求パケット送信機能の両方を備えることとするのがよい。また、図1及び図2において、共通する要素には同一の符号を付記している。
アンテナ1は地上放送局から送られてくるディジタル放送信号を受信する。地上ディジタルチューナ2は、映像音声データを含む高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す。また、チューナ2は、OFDM(直交周波数多重方式)復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポートストリーム(TS)を出力する。なお、前記誤り訂正回路でパケットの訂正が不能であった場合を、以下、受信エラー或いはパケット欠落と表現することとする。
TSバッファ25は、チューナ2から出力された一定時間分のトランスポートストリームを一時的に保持する。パケット要求を受けて該パケットを送信するTV機能付き携帯電話31のTSバッファ25には、TSパケットと、PCR(program clock reference )からのオフセット値と、PCR値とが格納される。
DEMUX(デマルチプレクサ)9は、前記チューナ2から出力されたトランスポートストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)或いはH.264のビデオストリーム、オーディオストリーム、データ放送データ、およびPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)等に分離する。
デコーダ3はビデオストリームに対してデコードを行うビデオデコーダ、オーディオストリームに対してデコードを行うオーディオデコーダ等から成る。ビデオデコーダから出力される映像データは映像処理部4に出力され、オーディオデコーダから出力される音声データは音声処理部5に出力される。また、データ放送データ(BMLファイル)はデータ放送処理部(BMLエンジン)6によって処理される。PSI/SIはマイクロコンピュータ13に供給される。欠落パケットを要求する側のTV機能付き携帯電話30には、TV機能付き携帯電話31から送信されたパケットを一時的に保持する受信TSバッファ26が設けられている。TV機能付き携帯電話30は欠落パケットと同一のパケットを前記受信TSバッファ26から取り出してデコードを行う。
映像処理部4は、デコーダ3から出力された映像データを受け取ってD/A変換等を行い、映像信号を生成する。また、映像処理部4はOSD(オンスクリーンディスプレイ機能)を有し、マイクロコンピュータ13から出力指示された文字情報や画像情報、或いは、データ放送処理部6から出力される文字情報や画像情報に基づく映像を前記映像データに重畳する。音声処理部5は、デコーダ3から出力された音声データを受け取って右(R)音データ及び左(L)音データを生成する。
映像信号を受け取ったドライバ7はディスプレイ(例えば、液晶表示パネル等)11を駆動する。音声データはD/A変換アンプ8を経てアナログ信号に変換されてスピーカ12或いは図示しないヘッドホン等に入力される。
メモリ(RAM、EEPROM、フラッシュメモリ、ROM等)14には、各種プログラムやデータなどが格納される。TV機能付き携帯電話30の,31電源ON時に、マイクロコンピュータ13は、ROMに格納されているプログラムやデータをRAMに展開し、RAM上のプログラムを実行する。このプログラムには、USBインターフェイス20、LANインターフェイス18を制御するドライバやプロトコルスタックが含まれる。
操作部15のキーを操作すると、そのキーに対応した指令を意味する信号がマイクロコンピュータ13に供給される。USBインターフェイス20にはUSBメモリ21を装着することができる。USBメモリ21には、例えば受信した映像音声データなどを格納することができる。携帯電話部16はマイク16a及びスピーカ16bを備えており、携帯電話通信処理を実行する。LANインターフェイス18にLANカード19を装着することで、無線LAN通信が行える。この実施例においては、欠落パケットの送信要求及び送信されてきたパケットの受信を前記無線LANを用いて行うこととしている。
TV機能付き携帯電話30において、欠落パケット特定部10は、チューナ2から出力されるトランスポートストリームに受信エラーを生じたパケットが存在する場合に、当該パケットを特定する特定情報をマイクロコンピュータ13に与える。マイクロコンピュータ13は、前記特定情報をTV機能付き携帯電話31に送信することをLANカード19に指令する。その詳細は後述する。
TV機能付き携帯電話31において、前記特定情報をLANカード19を介して受け取ったマイクロコンピュータ13は、前記特定情報を要求パケット取出し部17に与える。要求パケット取出し部17は、要求されたパケットをTSバッファ25から取り出す。マイクロコンピュータ13は、前記取り出された要求パケットをTV機能付き携帯電話30に送信することをLANカード19に指令する。その詳細は後述する。
[受信エラーが生じたパケットを要求する際の処理]
(1)TV機能付き携帯電話30のマイクロコンピュータ13は、操作部15の例えばTVボタンがユーザによって押下されると、地上ディジタルチューナ2を起動する。TV機能付き携帯電話30のマイクロコンピュータ13は、地上ディジタルチューナ2が取得しているトランスポートストリームのネットワークIDを取得し、LANカード19を介してTV機能付き携帯電話31にチューナ起動指令及び受信すべき放送を示す前記ネットワークIDを送出する。なお、TV機能付き携帯電話30のマイクロコンピュータ13は、地上ディジタルチューナ2のエラー訂正頻度が所定の閾値よりも高くなったときに、TV機能付き携帯電話31にチューナ起動を指示することとしてもよい。
(2)地上ディジタルチューナ2には、トランスポートストリーム(TS)中のTSパケット(以下、単にパケットと記す)に受信エラー(パケット欠落)があったことを示すトランスポート・エラー・インディケーターが備えられている。欠落パケット特定部10は、前記トランスポート・エラー・インディケーターを監視し、受信エラーがない場合、当該パケットをデマルチプレクサ9に渡す。一方、パケットに受信エラーがある場合には、受信エラーを生じたパケットを特定する情報を生成してマイクロコンピュータ13に渡す。
(3)パケット特定情報は、例えば、受信エラーを生じたパケットがその直前のPCR(program clock reference )を含むパケットから何個目のパケットであるかを示す情報である。具体的なパラメータは、PCR値とオフセット値(パケット数)からなる。前記PCRは233ms以内に再送することが推奨されている上に、値が常に変わるため、パケットの特定が容易である。この場合、欠落パケット特定部10は、PCR判定部及びカウンタを備えておく。なお、前記パケット特定情報を、パケットのPIDと連続性指標(continuity counter)とすることも可能であり、これら両方を用いることも可能である。また、頻繁に受信エラーが生じる場合には、1パケットごとに取得要求を行うとするとマイクロコンピュータ13等の負荷が増大するため、一定時間分をまとめて要求することとしてもよい。図4には一定時間分のパケット特定情報を要求するときの記述例を示している。
[要求を受けた側の処理]
(4)TV機能付き携帯電話31のマイクロコンピュータ13は、LANカード19を介して前記パケット特定情報を取得し、このパケット特定情報を要求パケット取出し部17に与える。要求パケット取出し部17は、TSバッファ25内から要求のあったパケットを取り出す。先述したごとく、パケット要求を受けて該パケットを送信するTV機能付き携帯電話31のTSバッファ25には、TSパケットと、PCR(program clock reference )からのオフセット値と、PCR値とが格納される。前記要求パケット取出し部17は、前記パケット特定情報(PCR値とオフセット値)に基づいて、TSバッファ25内から要求のあったパケットを取り出す。マイクロコンピュータ13は、取り出されたパケットをLANカード19に渡す。LANカード19によって要求パケットがTV機能付き携帯電話30へと送出される。
[要求パケットを受けとった後の処理]
(5)TV機能付き携帯電話30のLANカード19がTV機能付き携帯電話31のLANカード19から受け取った前記要求パケットは、受信TSバッファ26に格納される。ここで、前記要求パケットが取得されるまでには、上述した通信処理によって遅延が生じる。従って、TV機能付き携帯電話30においては、デコーダ3が映像音声パケットを取得すること及びマイクロコンピュータ13がPSI/SIのパケットを取得することを、デマルチプレクサ9を介して行うのは難しい。そこで、取得できた要求パケットを受信TSバッファ26内に格納することとする。また、前記受信TSバッファ26内に格納された複数の要求パケットについて、どのパケットがどの時点で要求したパケットであるのかの判断を、先述したパケット特定情報(PCR値とオフセット値)を用いて行うことはできない。欠落パケットを必要とするデコーダ3及びマイクロコンピュータ13は欠落パケットのPIDと連続性指標(continuity counter)を把握できるので、デコーダ3及びマイクロコンピュータ13は、これら欠落パケットのPIDと連続性指標に対応するPIDと連続性指標を有するパケットを前記受信TSバッファ26から取り出せばよい。
図3はTV機能付き携帯電話30における欠落パケットの取得処理の一例を示したフローチャートである。TV機能付き携帯電話30は、自身のチューナ2が出力するトランスポートストリームからパケットを取得する(ステップS1)。そして、受信エラーが発生したかどうかを判断する(ステップS2)。受信エラーが発生していなければ、取得したパケットを出力用に採用し(ステップS3)、採用したパケットをデコーダ3に出力する(ステップS4)。受信エラーが発生した場合には、TV機能付き携帯電話31に前記欠落を生じたパケットと同一のパケットの送信を要求する(ステップS5)。同一のパケットをTV機能付き携帯電話31から取得できた場合には、前記欠落を生じたパケットに替えて、前記TV機能付き携帯電話31から取得した同一パケットを出力用に採用し(ステップS7)、デコーダ3に渡す(ステップS4)。同一のパケットをTV機能付き携帯電話31から取得できなかった場合には、前記パケットに替えてNULLパケットを出力用に採用し(ステップS8)、デコーダ3に渡す(ステップS4)。
以上のようにして、TV機能付き携帯電話30は、TV機能付き携帯電話31から欠落パケットを取得することができるが、以下、TV機能付き携帯電話30とTV機能付き携帯電話31との間の通信について、更に詳述していく。
通信に携帯電話通信網や先述の無線LANなどを用いる場合、TCP/IPプロトコルにて通信を行うため、通信相手のIPアドレスが必要となる。IPアドレスを事前に携帯電話30,31に登録しておくことで、TCP/IPプロトコルによる通信が可能となる。携帯電話においては、携帯電話事業者が電話番号やメールアドレスからIPアドレスを取得する手順を準備している場合は、アドレス帳に登録された電話番号やメールアドレスからIPアドレスを取得することができる。なお、プッシュ・ツー・トークでは、IP電話で相手を呼び出すときに使うSIP(session initiation protocol ) を利用し、或る端末aがアドレス帳で端末bの電話番号等を選んで発信すると、端末aはSIPサーバを経由して制御サーバにログインし、端末bを呼び出すことができる。従って、このようなSIPを利用して携帯電話30,31が通信を行うことも可能である。
赤外線やbluetooth などの近距離通信を行う場合、搭載するプロトコルに従って通信相手を検出することができる。また、通信経路確立後に、通信相手となる受信機がTSパケット送信機能を有しているかどうかを確認する必要がある場合には、TSパケット送信機能の有無確認の処理を行う必要がある。
先述の例では、TV機能付き携帯電話30は、TV機能付き携帯電話31に放送受信起動指令とネットワークIDを送出することとしたが、このときに、TV機能付き携帯電話31において、TV視聴を行っていることがありうる。この場合、TV機能付き携帯電話31は、現在受信している放送におけるネットワークIDが、TV機能付き携帯電話30から要求のあったネットワークIDに一致するかどうかを判断する。ネットワークIDが一致したときには、TV機能付き携帯電話31は、TSパケット送信機能の実行が可能であることをTV機能付き携帯電話30に伝送することになる。例えば、サッカーワールドカップの日本の試合を放送する場合、多くの方が当該放送を視聴すると考えられ、前記ネットワークIDが高確率で一致する(同じ放送を視聴している確率が高い)場合もあると考えられる。
ネットワークIDが一致しないときには、TV機能付き携帯電話31は、TSパケット送信機能の実行ができないことをTV機能付き携帯電話30に伝送することになる。勿論、TV機能付き携帯電話31は、そのOSD機能を用い、TSパケット送信の要求がきていること及びネットワークID(具体的な放送局名を表示するのがよい)をディスプレイ11に表示し、TSパケット送信の要求に応えてもよいかを、ユーザに確認するようにしてもよい。ユーザがTSパケット送信の要求に応えてもよいことを示す操作を行ったときで、既にTSパケット送信機能の実行ができないことを通知した後であるとき(通信終了後)には、TV機能付き携帯電話31は、発信側となって、TV機能付き携帯電話30に、TSパケット送信機能の実行が可能であることを通知するようにしてもよい。
bluetooth などの1対多通信が可能なプロトコルであれば、2台以上の受信装置にTSパケット送信機能の確認及びパケット送信要求を行うことができる。この場合、送信は一斉に行うが、要求に対する応答は個々に受け付けることになる。
通信速度や処理速度の制約により、全てのパケット送信要求に対してパケットを送信できない場合もある。また、パケット送信要求を行った側でも、受け取ったパケットの全てを処理できない場合もありうる。このような事情に鑑み、優先順位(重要度)を付けてパケットを処理することも考えられる。
例えば、MPEG方式では、Iフレームと呼ばれる参照元フレームが欠落すると、その後に再びIフレームを受信するまでは映像が乱れてしまうので、欠落パケットがIフレームを構成するパケットである場合には、最優先で処理を行うこととする。また、音声のパケットについても、これが欠落すると音声が乱れるので、比較的優先度が高いパケットとする。Iフレーム以外のパケットは、前記音声パケットに次ぐ順位、或いは音声パケットより上の優先度を持つ。また、PSI/SIやカルーセル方式で送信されるデータ放送などは一定時間後に再送されてくるので、送信要求に応えなくても影響は小さく、従って優先度は低い。NULLパケットは必要な情報を含まないため、欠落しても取得の必要性はない。
例えば、現時点の通信速度や処理速度の下で一定時間内に10パケット分のパケット要求(処理)を行うのが上限であるとしているところ、一定時間内に12パケットの欠落が生じたとする。この12個のパケットのうち超過の2個のパケットについては要求しないとする場合に、前記優先順位に基づき、優先順位が低い2つのパケットについては要求をしないこととする。
同様に、TV機能付き携帯電話31の側において、12個のパケットの要求があったとしても、前記優先順位に基づき、優先順位が低い2つのパケットについては送信しないこととしてもよい。
TV機能付き携帯電話30のマイクロコンピュータ13は、地上ディジタルチューナ2からエラー訂正頻度を示す情報を受け取っており、この情報によりエラー訂正頻度が少ない(所定の閾値以下)と判断したときには、TV機能付き携帯電話31との間での通信を終了してもよい。トランスポートストリームの伝送においては、パケットごとにリード・ソロモン符号が付加されており、188バイトの主パケットに16バイトの前記符号が付加されるため、1パケットは204バイトで伝送されることになる。誤りが204バイト中の8バイト以内であれば訂正可能である。訂正可能であるパケットはエラーパケット(欠落パケット)ではない。また、TV機能付き携帯電話30のマイクロコンピュータ13は、地上ディジタルチューナ2のエラー訂正頻度が所定の閾値よりも高くなったときには、停止していた前記通信を再開することとしてもよい。
前記通信の停止と再開は、前記エラー訂正頻度の値で決定することに限定されない。例えば、前記エラー訂正頻度の値が前記所定の閾値未満であっても、エラー訂正頻度の上昇率が所定の傾き(基準)を超えたときに、前記通信を再開することとしてもよい。また、前記通信の停止と再開を一つの閾値で行うのではなく、二つの閾値を設定しておくことにより、前記通信の停止と再開にヒステリシスを持たせるようにしてもよい。また、エラー訂正頻度(1パケット内のエラーを生じたバイト数等)ではなく、エラーを生じたパケットの割合(例えば、10パケット中の何個のパケットでエラーを生じたか等)で上述した処理を行うこととしてもよい。上述した割合、上述したエラー訂正の頻度、及び上昇率(変化)を含めて、エラー訂正の程度ということとする。
TV機能付き携帯電話30とTV機能付き携帯電話31とが同一のトランスポートストリームを取得するには、同一周波数の放送波を受信すればよい。ただし、両者が受信する周波数が異なっていても同一のパケットを取得することは可能である。地上ディジタル放送では、放送エリア拡大のため、主放送局と異なる周波数で同一のトランスポートストリームを中継局が送出している場合がある。地上ディジタル放送の付加情報であるNIT(network information table )の地上分配システム記述子内には、トランスポートストリームを送出する送信設備が使用する全ての周波数が記述されているので、マイクロコンピュータ13は、前記NITを用いて例えばTV機能付き携帯電話30の受信周波数と異なる周波数の放送をTV機能付き携帯電話31が受信することも可能である。
上述したパケット取得のための通信を互いに行うための複数の相手先を予め登録しておき、第1の相手先が実行不能のときに、第2の相手先を選択し、この第2の相手先も実行不能のときに、第3の相手先を選択するといった処理を行うようにしてもよい。
TV機能付き携帯電話は、複数の地上ディジタルチューナを備えてもよい。そして、一つのチューナを自身のTV視聴に用い、他のチューナをパケット取得要求に応えるために利用することとしてもよい。このように複数のチューナを備えれば、概ねどのようなときにも、TSパケット送信要求に応えることができるようになる。従って、複数のチューナを備える構成であれば、特定の二つの端末の余りのチューナを互いに利用する形態を実現できる。二人の好みの番組が全く異なっていても全く問題は生じないことになる。
上述した例では、TV機能付き携帯電話を示したが、この発明にかかる地上ディジタル放送受信装置は、車載型或いは固定設置型の受信装置としても適用可能である。
この発明の実施形態のTV機能付き携帯電話(パケット要求側)を示したブロック図である。 この発明の実施形態のTV機能付き携帯電話(パケット送信側)を示したブロック図である。 この発明の実施形態の処理内容を示したフローチャートである。 この発明の実施形態のパケット特定情報(パケット要求情報)を示した説明図である。 この発明の実施形態の前記パケット特定情報に対する受信内容を示した説明図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 チューナ
3 デコーダ
10 欠落パケット特定部
13 マイクロコンピュータ
17 要求パケット取出し部
25 TSバッファ
26 受信TSバッファ
30,31 TV機能付き携帯電話

Claims (11)

  1. 地上ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナと、前記トランスポートストリームからパケットを分離するデマルチプレクサと、分離されたパケットをデコードするデコーダと、他の放送受信装置との間で通信を実行してデータ送受を行うとともに、受信している地上ディジタル放送波を当該他の放送受信装置に受信させるための指令を送出する通信手段と、前記トランスポートストリームのなかでパケットの欠落を生じた場合に、当該パケットと同一のパケットの送信を前記他の放送受信装置に要求し、当該他の放送受信装置から前記同一のパケットを取得できたときには、当該同一のパケットを前記デコーダに供給する手段と、を備えたことを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  2. 請求項1に記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記他の放送受信装置と通信を行うための相手先情報を予め登録しておく記憶手段を備えていることを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  3. 請求項2に記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記予め登録されている相手先に、放送受信の開始と同時、又は所定の条件が生じたときに、自動的に前記通信を実行することを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  4. 請求項3に記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記所定の条件は、前記トランスポートストリームのエラー訂正の程度が所定の基準値を超えたときであることを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  5. 請求項4に記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記トランスポートストリームのエラー訂正の程度が所定の基準値以下となったときに、前記他の放送受信装置との前記通信を停止することを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  6. 請求項5に記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記停止中に前記トランスポートストリームのエラー訂正の程度が所定の基準値を超えたときに、前記他の放送受信装置との前記通信を自動的に再開することを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記欠落したパケットの重要度を判断し、重要度の低い欠落パケットについては前記他の放送受信装置への要求対象から外すことを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  8. 地上ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナと、前記トランスポートストリームからパケットを分離するデマルチプレクサと、分離されたパケットをデコードするデコーダと、他の放送受信装置との間で通信を実行してデータ送受を行う通信手段と、前記他の放送受信装置から地上ディジタル放送波の受信指令を受けたときに当該指令された地上ディジタル放送波を前記チューナにより受信し、前記他の放送受信装置からパケット送信要求を受けたときに、この要求されたパケットと同一のパケットを前記トランスポートストリームから取得し、当該同一のパケットを前記通信手段を用いて前記他の放送受信装置に送信する手段と、を備えたことを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  9. 請求項8に記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記通信手段は、前記他の放送受信装置との間で通信路を確立すると、パケット送信機能を有する旨を送信することを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の地上ディジタル放送受信装置において、送信要求を受けたパケットの重要度を判断し、重要度の低い欠落パケットについては前記他の放送受信装置への送信対象から外すことを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
  11. 請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の地上ディジタル放送受信装置において、前記チューナを複数備え、自身の放送受信に使用している以外のチューナを前記他の放送受信装置へのパケット送信のために用いることを特徴とする地上ディジタル放送受信装置。
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