JP5032196B2 - 磁気共鳴イメージング装置およびスラブ領域設定方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明にかかる一実施形態のRFコイル部により構成される磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。本装置は、本発明の実施形態の一例である。
以下より、上記の本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を用いて、RFパルスが、スラブに対してフリップアングルが徐々に大きくなるように形成されたランプパルスの場合に、画像を生成する第2スラブ領域を選択する動作について説明する。
具体的には、位置決め画像を撮影し、オペレータが位置決め画像上でスライス厚、スライス枚数、スライス長等を入力し、その入力スライスデータを基に、撮像プロトコル設定部321が複数のスライス領域からなる撮像領域である第1スラブ領域を設定する。
そして、撮像プロトコル設定部321が、オペレータが操作部32に入力した撮像シーケンスの設定を行う。撮像シーケンスとして、たとえば、GRE(Gradient Echo),FSE(Fast Spin Echo),EPI(Echo Planar Imaging),FGSE(Fast Gradient Spin Echo)などがあげられる。これらの撮像シーケンスから適切なシーケンス種別が選定される。撮像シーケンスを設定することにより、RFパルスの波形が定まる。本実施形態においては、たとえば、RFパルスの波形がランプパルスとなる撮像シーケンスを選択する。
この数式(1)を信号強度シミュレーション部301aに実装させておき、最初に設定した撮像領域である第1スラブ領域におけるT1緩和時間とT2*緩和時間、およびオペレータが決定したTEとTRが撮像プロトコル設定部321により設定される。T1緩和時間とT2*緩和時間は、組織で固有の値であるため、予め撮像プロトコル設定部321に設定されている値を用いてもよい。予め信号強度シミュレーション部301aに設定する場合、第1スラブ領域で信号強度が高くなる組織は水に近い特性を持つことから、水のT1緩和時間、T2*緩和時間を設定する。そして、各撮像プロトコルが撮像プロトコル設定部321により設定されることにより、フリップアングルと磁気共鳴信号の信号強度との関係がシミュレーションされる。
図7に示すように、本発明にかかる一実施形態におけるRFパルスは、3DTOF法に用いられるスラブに対してフリップアングルが徐々に大きくなるように形成されたランプパルスである。
図7に示すランプパルスにおけるフリップアングルの範囲Fが、図6に示すフリップアングルの範囲F1、F2、F3のいずれかに対応し、図7に示すフリップアングルの範囲Fが図6に示すフリップアングルの範囲F1、F2、F3のそれぞれとなることにより、後述の図8における水および脂肪のスラブプロファイルの形状が変化することとなる。
そして、撮像プロトコル設定部321でスラブ領域の中心に対応するフリップアングルが設定されるため、シミュレーションした励起プロファイルから、フリップアングルプロファイルシミュレーション部301bが数式(3)で示されるランプパルスのスラブ領域の厚さ方向におけるフリップアングルの分布をシミュレーションする。
例えば、SPGR法において、信号強度シミュレーション部301aによりシミュレーションした第1スラブ領域におけるフリップアングルと、第1スラブ領域についてスキャンを実施する際に収集される磁気共鳴信号の信号強度との関係を表す数式(1)に、フリップアングルプロファイルシミュレーション部301bによりシミュレーションした数式(3)で表されるフリップアングルの分布を示すフリップアングルプロファイルを代入することにより、スラブプロファイルシミュレーション部301が、スラブ領域の厚さ方向における磁気共鳴信号の信号強度を示すスラブプロファイルをシミュレーションする(数式(4))。
Claims (10)
- 3Dタイムオブフライト法により、静磁場空間内の被検体にランプパルスを送信し、当該被検体から磁気共鳴信号を収集するスキャンを実施することによって、前記被検体についてイメージングする磁気共鳴イメージング装置であって、
前記被検体において前記スキャンを実施する第1スラブ領域と撮像プロトコルとを設定するプロトコル設定部と、
前記撮像プロトコル設定部により設定された前記撮像プロトコルに基づいて、前記第1スラブ領域についてスキャンを実施する際に収集される磁気共鳴信号の信号強度と、前記第1スラブ領域の厚さ方向との関係を、スラブプロファイルとしてシミュレーションするスラブプロファイルシミュレーション部と、
前記スラブプロファイルシミュレーション部によりシミュレーションされた前記スラブプロファイルにおいて、前記第1スラブ領域の厚さ方向にて前記スラブプロファイルの傾きの正負が逆になる極点を算出し、当該算出した極点に対応するように前記第1スラブ領域の厚さを変更したスラブ領域を、第2スラブ領域として選択するスラブ領域選択部と
を有し、
前記撮像プロトコル設定部は、前記スラブ選択部により選択された第2スラブ領域を、前記被検体において前記スキャンが実施されるスラブ領域として設定する、
磁気共鳴イメージング装置。 - 前記スラブ領域設定部は、
前記スラブプロファイルシミュレーション部によりシミュレーションされた前記スラブプロファイルにおいて、前記第1スラブ領域の厚さ方向にて前記スラブプロファイルの傾きの正負が逆になる極点であって、予め定められた変化量のしきい値を超える信号強度の変化が開始する変化開始点である前記極点を算出した後に、算出した当該極点に対応するように前記第1スラブ領域の厚さ方向の位置を変更することによって、当該第1スラブ領域の厚さ方向の位置が変更された領域における前記スラブプロファイルの傾きが、予め定められた傾きのしきい値の範囲内となる領域を第2スラブ領域として選択する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記スラブプロファイルシミュレーション部は、
前記撮像プロトコル設定部が設定した前記撮像プロトコルに基づいて、スピンを励起するフリップアングルと、前記第1スラブ領域についてスキャンを実施する際に収集される前記磁気共鳴信号の信号強度との関係である信号強度プロファイルをシミュレーションする信号強度シミュレーション部と、
前記撮像プロトコル設定部が設定した撮像プロトコルであるフリップアングルと前記ランプパルスの波形とに基づいて、前記第1スラブ領域の厚さ方向における前記ランプパルスが前記第1スラブ領域のスピンを励起するフリップアングルの分布であるフリップアングルプロファイルをシミュレーションするフリップアングルプロファイルシミュレーション部と
を含み、
前記信号強度シミュレーション部によりシミュレーションされた信号強度プロファイルと前記フリップアングルプロファイルシミュレーション部によりシミュレーションされたフリップアングルプロファイルに基づいて前記スラブプロファイルをシミュレーションする、
請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記フリップアングルプロファイルシミュレーション部は、前記ランプパルスの波形を高速フーリエ変換することにより前記フリップアングルプロファイルをシミュレーションする、
請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記フリップアングルプロファイルシミュレーション部は、ブロッホ・シミュレーションにより前記フリップアングルの分布をシミュレーションする、
請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記信号強度シミュレーション部は、ブロッホ・シミュレーションにより前記信号強度をシミュレーションする、
請求項1から5のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記スラブプロファイルシミュレーション部は、ブロッホ・シミュレーションにより前記スラブプロファイルをシミュレーションする、
請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 3Dタイムオブフライト法により、静磁場空間内の被検体にランプパルスを送信し、当該被検体から磁気共鳴信号を収集するスキャンが実施されるスラブ領域を設定するスラブ領域設定方法であって、
前記被検体において前記スキャンを実施する第1スラブ領域と撮像プロトコルとを設定する第1ステップと、
前記第1ステップにおいて設定された前記撮像プロトコルに基づいて、前記第1スラブ領域についてスキャンを実施する際に収集される磁気共鳴信号の信号強度と、前記第1スラブ領域の厚さ方向との関係を、スラブプロファイルとしてシミュレーションする第2ステップと、
前記第2ステップによりシミュレーションされた前記スラブプロファイルにおいて、前記第1スラブ領域の厚さ方向にて前記スラブプロファイルの傾きの正負が逆になる極点を算出した後に、当該算出した極点に対応するように前記第1スラブ領域の厚さを変更したスラブ領域を、第2スラブ領域として選択する第3ステップと、
前記第3ステップにおいて選択された第2スラブ領域を、前記被検体において前記スキャンが実施されるスラブ領域として設定する第4ステップと
を含む、
スラブ領域設定方法。 - 前記第3ステップは、
前記第2ステップにおいてシミュレーションされた前記スラブプロファイルにおいて、前記第1スラブ領域の厚さ方向にて前記スラブプロファイルの傾きの正負が逆になる極点であって、予め定められた変化量のしきい値を超える信号強度の変化が開始する変化開始点である前記極点を算出した後に、算出した当該極点に対応するように前記第1スラブ領域の厚さ方向の位置を変更することによって、当該第1スラブ領域の厚さ方向の位置が変更された領域におけるスラブプロファイルの傾きが、予め定められた傾きのしきい値の範囲内となる領域を第2スラブ領域として選択する、
請求項8に記載のスラブ領域設定方法。 - 前記第2ステップは、
前記第1ステップにおいて設定した前記撮像プロトコルに基づいて、フリップアングルと、前記第1スラブ領域についてスキャンを実施する際に収集される前記磁気共鳴信号の信号強度との関係である信号強度プロファイルをシミュレーションし、
前記第1ステップにおいて設定した撮像プロトコルであるフリップアングルと前記ランプパルスの波形とに基づいて、前記第1スラブ領域の厚さ方向における前記ランプパルスが前記第1スラブ領域のスピンを励起するフリップアングルの分布であるフリップアングルプロファイルをシミュレーションし、
前記信号強度プロファイルと前記フリップアングルプロファイルに基づいて、前記スラブプロファイルをシミュレーションする、
請求項8または9に記載のスラブ領域設定方法。
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JP2007123813A JP5032196B2 (ja) | 2007-05-08 | 2007-05-08 | 磁気共鳴イメージング装置およびスラブ領域設定方法 |
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