JP5031691B2 - 表面疵検査装置 - Google Patents
表面疵検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5031691B2 JP5031691B2 JP2008185520A JP2008185520A JP5031691B2 JP 5031691 B2 JP5031691 B2 JP 5031691B2 JP 2008185520 A JP2008185520 A JP 2008185520A JP 2008185520 A JP2008185520 A JP 2008185520A JP 5031691 B2 JP5031691 B2 JP 5031691B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- band
- edge
- column unit
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Description
特許文献1に開示されている技術では、鋼板の幅方向に長い特定部分が搬送によって製造ライン上を移動することにともなって、当該特定部分からの散乱光について、経時的に2次元CCDカメラである撮像装置の受光角度が変化することを利用している。鋼板の特定部分を含む画像が、2次元CCDカメラで撮像している製造ライン上の撮像領域中でオーバーラップするように、2次元CCDカメラで撮像した、複数の受光角度夫々で撮影した複数枚の画像を画像合成する。したがって、異なる2枚以上の、予め設定した所定の複数の受光角度の鋼板画像を得るために、必ず当該特定部分は、撮影領域中で所定の受光角度の位置で2回以上撮影される必要がある。言い換えれば、必ず2回以上の撮影回数で、特定部分を含む2次元画像を撮像することが必要となる。このため、効率的な画像撮影ができない。また、変化量の多い受光角度を得るために、画素数の大きな2次元CCDを用いる場合には、より一層2次元CCDカメラを高フレームレート化する必要があり、高速搬送するラインへの適用が困難である。さらに、鋼板の特定部位を撮影領域中で少なくとも2回以上の複数回撮影したフレーム単位の2次元の画像データから、後工程の画像処理装置で上記の画像を合成する処理をする際には、必要の無い受光角度の部分の画像データを含めて後工程の画像処理装置に伝送し、当該所定の受光角度で撮像された特定部分の画像データ(1画素列分)のみをフレーム単位の画像データから抽出しなければならない。そのために、フレーム単位の2次元の画像データの処理では、無駄にデータ伝送時間および画像合成処理時間を要する。したがって、特許文献1に開示された技術では、鋼板の通板時にリアルタイムの疵検出を難しくする問題もあり、加えて、高速の画像処理をするための装置コストが増大するといった問題も生じていた。さらに、鋼板の形状が平らな形状の場合の疵検査を想定しているに過ぎず、搬送される鋼板のパスライン変動や、鋼板のうねり(鋼板自体の大きな凹凸形状)により受光角度が変動するため、安定した疵検出ができなくなるといった問題が生じていた。
前記帯状光の前記帯状体に対する垂直方向入射角度が、該帯状光照射領域のすべての点において、予め設定した所定の値と等しくなるように、ロール径に合わせ収束する帯状光を照射する照明装置と、
前記帯状光照射領域を挟んで前記照明装置と対向配置され、前記帯状体の移動に同期して、該帯状光照射領域の内の、前記帯状体の移動方向における位置が異なる複数の部分領域を、夫々異なる複数の垂直方向反射角度で撮像して、複数の列単位画像を出力する、部分読み出し可能な2次元撮像装置と、
前記複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々からフレーム画像が構成される間に、該複数の列単位画像のうちの少なくとも一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出するエッジ算出装置と、
前記フレーム画像を画像処理して、前記帯状体の表面の疵を検出する疵画像処理装置と、
を備えることを特徴とする。
前記制御装置は、予め設定した前記複数の垂直方向反射角度夫々に対応する前記複数の部分領域を撮像するために、前記2次元CMOSカメラの複数の画素列を指定して前記2次元撮像装置に指示し、さらに、該2次元撮像装置から入力した該複数の部分領域夫々に対応する該複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像を配列・合成して、該少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々が表した垂直方向反射角度夫々により前記帯状光照射領域を撮像したフレーム画像を構成するとともに、
前記エッジ算出装置は、前記垂直方向反射角度夫々のフレーム画像が構成される間に、前記複数の列単位画像のうちの一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出する、
ことを特徴とする。
前記2次元撮像装置は、前記垂直方向反射角度に対応する部分領域に対応する列単位画像を前記エッジ算出装置に出力し、
前記エッジ算出装置は、前記第2次撮像装置から入力された前記列単位画像の輝度情報から、帯状体のエッジ位置を算出してもよい。
前記2次元撮像装置は、前記複数の垂直方向反射角度に夫々対応する複数の部分領域に夫々対応する複数の列単位画像を前記エッジ算出装置に出力し、
前記エッジ算出装置は、前記第2次撮像装置から入力された前記複数の列単位画像から、前記ロール表面の画像輝度と前記帯状体表面の画像輝度との差が、予め設定されたエッジ輝度差閾値以上となる垂直方向反射角度を決定してもよい。
前記2次元撮像装置は、前記エッジ近傍の所定の2次元領域画像を前記エッジ算出装置に出力し、
前記エッジ算出装置は、前記第2次撮像装置から入力された前記2次元領域画像から、前記ロール表面の画像輝度と前記帯状体表面の画像輝度との差が、予め設定されたエッジ輝度差閾値以上となる垂直方向反射角度を決定してもよい。
照明装置により、前記帯状光の前記帯状体に対する垂直方向入射角度が、該帯状光照射領域のすべての点において、予め設定した所定の値と等しくなるように、ロール径に合わせ収束する帯状光を照射するステップと、
前記帯状光照射領域を挟んで前記照明装置と対向配置され、部分読み出し可能な2次元撮像装置により、前記帯状体の移動に同期して、該帯状光照射領域の内の、前記帯状体の移動方向における位置が異なる複数の部分領域を、夫々異なる複数の垂直方向反射角度で撮像して、複数の列単位画像を出力するステップと、
エッジ算出装置により、前記複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々からフレーム画像が構成される間に、該複数の列単位画像のうちの少なくとも一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出するステップと、
疵画像処理装置により、前記フレーム画像を画像処理して、前記帯状体の表面の疵を検出するステップと、
を含むことを特徴とする。
ロールにより搬送される帯状体の、該ロールに巻き付いた部分において、該帯状体の表面の幅方向全域に帯状光を照射し、該帯状光が照射される領域である帯状光照射領域からの該帯状光の反射光を撮像し、該帯状体の表面の疵を検査するために、照明装置と2次元撮像装置とエッジ算出装置と疵画像処理装置とを有する表面疵検査装置を制御するコンピュータに、
前記照明装置により、前記帯状光の前記帯状体に対する垂直方向入射角度が、該帯状光照射領域のすべての点において、予め設定した所定の値と等しくなるように、ロール径に合わせ収束する帯状光を照射する処理と、
前記帯状光照射領域を挟んで前記照明装置と対向配置され、部分読み出し可能な前記2次元撮像装置により、前記帯状体の移動に同期して、該帯状光照射領域の内の、前記帯状体の移動方向における位置が異なる複数の部分領域を、夫々異なる複数の垂直方向反射角度で撮像して、複数の列単位画像を出力する処理と、
前記エッジ算出装置により、前記複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々からフレーム画像が構成される間に、該複数の列単位画像のうちの少なくとも一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出する処理と、
前記疵画像処理装置により、前記フレーム画像を画像処理して、前記帯状体の表面の疵を検出する処理と、
を実行させる。
本発明の実施の形態について説明する前に、本発明の関連技術について説明する。
関連技術に係る表面疵検査装置は、上記従来技術とは異なり、平らな形状で移動する鋼板の表面に面状光で照射した2次元照射領域に対して面状光入射と対向配置した部分読み出し可能な2次元CMOSカメラで、照射領域からの反射光の中の所定の2つ以上の異なる受光角度で特定される反射光のみの画像信号を、鋼板の搬送速度に同期させて部分読み出しした画素列から得られる画像信号を鋼板の長手方向に合成・配列することで、同時に2つ以上の受光角度の検査画像をリアルタイムに作成する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示すもので、被検査体の帯状体は、複数の鋼板が、各鋼板の後端と先端とが溶接点で溶接により連結されたものである。また、図1は、その鋼板がロールに巻き付いた形状で移動しながら加工される鋼板製造ライン(以下では「鋼板ライン」と記す)に配設された表面疵検査装置の概略構成図である。
照明装置10は、蛍光灯または白熱灯からなる光源11と、光ファイバー束12と、光源から出射された光を光ファイバー内へ導く入力端13と、光ファイバー内から光を出射する出力端14とからなっている。光ファイバー束12では多数の光ファイバーが整列されていて、入力端13は光源11が近接しており、鋼板1の幅方向に平行に設置された出力端14で帯状光L1が出射される。
また、鋼板上の帯状光照射領域LAを撮像する2次元撮像装置20の光軸は、鋼板1の鋼板面の垂直方向とのなす角度β(垂直方向反射角度)が例えば45度で、垂直方向入射角度αと等しくなるように、2次元撮像装置20を設置する(図3を参照のこと)。
制御装置30は、2次元撮像装置20で撮像する1枚の画像上の鋼板ライン方向の画素サイズが、1回の撮像動作の時間中に移動する鋼板の長さに等しくなるように、ライン速度に対応してPLG40から出力されるパルス信号に同期して、2次元撮像装置20が1回撮像するための撮像駆動信号を出力する。また、制御装置30は、後で詳細を記載するような処理で、画像信号を読み出すCMOS撮像素子22の複数の画素列を選択し設定する。2次元撮像装置20から1回の撮像動作中に得られる夫々の列単位画像を順次鋼板長手方向に合成してフレーム画像を作成し、順次疵画像処理装置32に出力する。
次に、疵検出に使用されるフレーム画像を得るために、撮像された列単位画像からエッジ検出が可能な場合のエッジ算出装置31がエッジ位置を算出する動作について説明する。制御装置30は、フレーム画像を作成する間に少なくとも一回は、エッジ算出装置31に、2次元撮像装置20により撮像されたp列単位画像またはq列単位画像を入力する。エッジ算出装置は入力したp列単位画像またはq列単位画像の輝度プロフィールから、ロール表面輝度と鋼板表面輝度の段差(以下「エッジ輝度差」とする)を探索して鋼板エッジ位置を算出し、疵画像処理装置32にエッジ位置を出力する。ここで、列単位画像の輝度範囲が0―255であるとすると、エッジ輝度差閾値Δyは例えば10以上であることを条件とすれば、鋼板エッジ位置を間違えずに検出することが可能である。
以上で説明したように、本発明の実施の形態では、2次元撮像装置20は、1回の撮像動作中に、制御装置30によって選択される所定の異なる複数の画素列の画像信号を読み出す手段を備えているので、CMOS撮像素子22のp列目とCMOS撮像素子22のq列目を予め制御装置30で選択しておけば、1回の撮像動作によって、垂直方向反射角度βpのp列単位画像と垂直方向反射角度βqのq列単位画像を同時に得るとともに、エッジ位置を算出するのに最適な列単位画像をも同時に得ることができる。
オペレータ疵表示装置33は、例えばコンピュータディスプレーなどの表示装置で構成され、疵画像処理装置32から送られてくる検出した疵の疵画像および疵画像から抽出された特徴量を含む信号を重畳し、疵の画像および特徴量を表示する。ここで、例えば特徴量としては疵の種類、鋼板上の発生位置、大きさ、有害度などのデータを含んでいる。
疵画像処理装置32は、制御装置30で複数の列単位画像から作成したフレーム画像と、エッジ算出装置31からエッジ位置情報が入力されて、当該フレーム画像に対して、シェーディング補正等の画質改善、ラベリング処理や幾何学的特徴量抽出等の画像解析などの画像処理、及び疵判定処理を行って有害疵を検出する。例えば、本出願人によって特許文献3に開示されているように、得られたフレーム画像から、抽出された疵候補画像の中から特定形状の模様を含む画像を抽出し、抽出した画像に所定の画像処理を行って有害疵を検出することにより、有害疵を検出するために行う画像処理対象を絞り込んで、高速且つ高精度で疵検出が可能であり、鋼板表面部分のみの画像処理を効率よく行うことができ、ロール上を移動している鋼板がいわゆるウォークと呼ばれる蛇行をおこしても鋼板エッジを起点に有害疵の発生位置を正確に算出することができる。
制御装置30、エッジ算出装置31及び疵画像処理装置32は、個別の専用装置で構成されてもよいが、夫々作業者が上記の疵検出のための設定値を入力するためのキーボードやマウス等の入力装置、オペレータ疵表示装置33との入力/出力インターフェイス、画像メモリを含む内部メモリ、DVD−RAMやHDD等の外部記録装置、及びコンピュータ・ディスプレーを具備するコンピュータで構成することも出来る。制御装置30、エッジ算出装置31及び疵画像処理装置32は、夫々別個のコンピュータで構成してもよく、また、設置場所や製作費を低減するために一台で構成しても良い。さらに、鋼板等の製造ラインを統括するプロセス=コンピュータとLAN又は専用のケーブル等で接続するI/Oボードを備えて、被検査材の鋼板の種類の情報を当該プロセスコンピュータから得るようにしてもよく、又、疵検出結果を当該プロセスコンピュータに出力するようにしても良い。このようにコンピュータ等で構成した装置で、制御装置30、エッジ装置31及び疵画像処理装置32で行う上記の制御や各データ処理(情報処理)は、予め作成した疵画像測定プログラム及び疵画像処理プログラムをHDD及び内部メモリにロードして実行させる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、2次元撮像装置20の受光部21の画素列を選択することによって、撮像装置の数を増やすことなく、同時刻に複数の受光角度で撮像した疵画像を複数得ることができ、正反射光学系や乱反射光学系を容易に構築することができるので、所定の受光角度でしか輝度変化を得ることができないような疵のリアルタイム検出が可能となり、安価でかつ容易に鋼板上に発生する様々な疵に対応した検査ができる。
2 ロール
10 照明装置
11 光源
12 光ファイバー束
13 光ファイバー束入力端
14 光はフィバー束出力端
20 2次元撮像装置
21 受光部
22 CMOS撮像素子
30 制御装置
31 エッジ算出装置
32 疵画像処理装置
33 オペレータ疵表示装置
40 PLG
L1 帯状光
LA 帯状光照射領域
LE エッジ算出探索領域
Lp、Lq 帯状光照射領域内の撮像位置(部分領域)
Claims (7)
- ロールにより搬送される帯状体の、該ロールに巻き付いた部分において、該帯状体の表面の幅方向全域に帯状光を照射し、該帯状光が照射される領域である帯状光照射領域からの該帯状光の反射光を撮像し、該帯状体の表面の疵を検査する表面疵検査装置であって、
前記帯状光の前記帯状体に対する垂直方向入射角度が、該帯状光照射領域のすべての点において、予め設定した所定の値と等しくなるように、ロール径に合わせ収束する帯状光を照射する照明装置と、
前記帯状光照射領域を挟んで前記照明装置と対向配置され、前記帯状体の移動に同期して、該帯状光照射領域の内の、前記帯状体の移動方向における位置が異なる複数の部分領域を、夫々異なる複数の垂直方向反射角度で撮像して、複数の列単位画像を出力する、部分読み出し可能な2次元撮像装置と、
前記複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々からフレーム画像が構成される間に、該複数の列単位画像のうちの少なくとも一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出するエッジ算出装置と、
前記フレーム画像を画像処理して、前記帯状体の表面の疵を検出する疵画像処理装置と、
を備えることを特徴とする表面疵検査装置。 - 前記2次元撮像装置は、複数のCMOS撮像素子からなる2次元の画素配列を有する2次元CMOSカメラを備え、該画素配列から制御装置の指示により任意の画素列の前記列単位画像を出力するものであり、
前記制御装置は、予め設定した前記複数の垂直方向反射角度夫々に対応する前記複数の部分領域を撮像するために、前記2次元CMOSカメラの複数の画素列を指定して前記2次元撮像装置に指示し、さらに、該2次元撮像装置から入力した該複数の部分領域夫々に対応する該複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像を配列・合成して、該少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々が表した垂直方向反射角度夫々により前記帯状光照射領域を撮像したフレーム画像を構成するとともに、
前記エッジ算出装置は、前記垂直方向反射角度夫々のフレーム画像が構成される間に、前記複数の列単位画像のうちの一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表面疵検査装置。 - 前記制御装置は、前記フレーム画像を構成するのに使用する前記少なくとも二つ以上の列単位画像に夫々対応する前記部分領域とは異なる、前記ロール表面の画像輝度と前記帯状体表面の画像輝度との差が予め設定されたエッジ輝度差閾値以上となる垂直方向反射角度に対応する部分領域を、該フレーム画像を構成する間に一回以上撮影するために、前記2次元CMOSカメラの画素列を指定して前記2次元撮像装置に指示し、
前記2次元撮像装置は、前記垂直方向反射角度に対応する部分領域に対応する列単位画像を前記エッジ算出装置に出力し、
前記エッジ算出装置は、前記第2次撮像装置から入力された前記列単位画像の輝度情報から、帯状体のエッジ位置を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表面検査装置。 - 前記制御装置は、互いに連結されて搬送された前記帯状体の連結部直後の先端部分が撮像される時点で、前記フレーム画像を構成するのに使用する前記少なくとも二つ以上の列単位画像に夫々対応する前記部分領域とは異なる、複数の垂直方向反射角度に夫々対応する複数の部分領域を撮影するために、前記2次元CMOSカメラの画素列を指定して2次元撮像装置に指示し、
前記2次元撮像装置は、前記複数の垂直方向反射角度に夫々対応する複数の部分領域に夫々対応する複数の列単位画像を前記エッジ算出装置に出力し、
前記エッジ算出装置は、前記第2次撮像装置から入力された前記複数の列単位画像から、前記ロール表面の画像輝度と前記帯状体表面の画像輝度との差が、予め設定されたエッジ輝度差閾値以上となる垂直方向反射角度を決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の表面疵検査装置。 - 前記制御装置は、互いに連結されて搬送された前記帯状体の連結部直後の先端部分が撮像される時点で、上位計算機から入力される該帯状体の幅情報に応じて、該帯状体のエッジ近傍の所定の2次元領域を撮像するために、所定の行と列の画素を設定して前記2次元撮像装置に指示し、
前記2次元撮像装置は、前記エッジ近傍の所定の2次元領域画像を前記エッジ算出装置に出力し、
前記エッジ算出装置は、前記第2次撮像装置から入力された前記2次元領域画像から、前記ロール表面の画像輝度と前記帯状体表面の画像輝度との差が、予め設定されたエッジ輝度差閾値以上となる垂直方向反射角度を決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の表面検査装置。 - ロールにより搬送される帯状体の、該ロールに巻き付いた部分において、該帯状体の表面の幅方向全域に帯状光を照射し、該帯状光が照射される領域である帯状光照射領域からの該帯状光の反射光を撮像し、該帯状体の表面の疵を検査する表面疵検査方法であって、
照明装置により、前記帯状光の前記帯状体に対する垂直方向入射角度が、該帯状光照射領域のすべての点において、予め設定した所定の値と等しくなるように、ロール径に合わせ収束する帯状光を照射するステップと、
前記帯状光照射領域を挟んで前記照明装置と対向配置され、部分読み出し可能な2次元撮像装置により、前記帯状体の移動に同期して、該帯状光照射領域の内の、前記帯状体の移動方向における位置が異なる複数の部分領域を、夫々異なる複数の垂直方向反射角度で撮像して、複数の列単位画像を出力するステップと、
エッジ算出装置により、前記複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々からフレーム画像が構成される間に、該複数の列単位画像のうちの少なくとも一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出するステップと、
疵画像処理装置により、前記フレーム画像を画像処理して、前記帯状体の表面の疵を検出するステップと、
を含むことを特徴とする表面疵検査方法。 - ロールにより搬送される帯状体の、該ロールに巻き付いた部分において、該帯状体の表面の幅方向全域に帯状光を照射し、該帯状光が照射される領域である帯状光照射領域からの該帯状光の反射光を撮像し、該帯状体の表面の疵を検査するために、照明装置と2次元撮像装置とエッジ算出装置と疵画像処理装置とを有する表面疵検査装置を制御するコンピュータに、
前記照明装置により、前記帯状光の前記帯状体に対する垂直方向入射角度が、該帯状光照射領域のすべての点において、予め設定した所定の値と等しくなるように、ロール径に合わせ収束する帯状光を照射する処理と、
前記帯状光照射領域を挟んで前記照明装置と対向配置され、部分読み出し可能な前記2次元撮像装置により、前記帯状体の移動に同期して、該帯状光照射領域の内の、前記帯状体の移動方向における位置が異なる複数の部分領域を、夫々異なる複数の垂直方向反射角度で撮像して、複数の列単位画像を出力する処理と、
前記エッジ算出装置により、前記複数の列単位画像のうちの少なくとも二つ以上の列単位画像の夫々からフレーム画像が構成される間に、該複数の列単位画像のうちの少なくとも一つ以上の列単位画像からの輝度情報を用いて、前記帯状体のエッジ位置を算出する処理と、
前記疵画像処理装置により、前記フレーム画像を画像処理して、前記帯状体の表面の疵を検出する処理と、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008185520A JP5031691B2 (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 表面疵検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008185520A JP5031691B2 (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 表面疵検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010025652A JP2010025652A (ja) | 2010-02-04 |
JP5031691B2 true JP5031691B2 (ja) | 2012-09-19 |
Family
ID=41731635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008185520A Expired - Fee Related JP5031691B2 (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 表面疵検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5031691B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101869971A (zh) * | 2010-05-31 | 2010-10-27 | 北京科技大学 | 连铸机结晶器足辊工作状态在线监测仪及其监测方法 |
JP5824278B2 (ja) * | 2011-08-05 | 2015-11-25 | パナソニック デバイスSunx株式会社 | 画像処理装置 |
JP5828817B2 (ja) * | 2012-09-03 | 2015-12-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 条鋼材の形状検査方法 |
JP6171517B2 (ja) * | 2013-04-12 | 2017-08-02 | 新日鐵住金株式会社 | 色調変化検出装置及び色調変化検出方法 |
JP6543906B2 (ja) * | 2013-12-11 | 2019-07-17 | 株式会社リコー | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 |
JP6508763B2 (ja) * | 2014-10-17 | 2019-05-08 | セイコーインスツル株式会社 | 表面検査装置 |
JP6752643B2 (ja) * | 2016-07-06 | 2020-09-09 | 株式会社エデックリンセイシステム | 外観検査装置 |
CN106226317B (zh) * | 2016-09-22 | 2023-07-21 | 南京恒创磁电有限责任公司 | 一种产品检验分类机 |
JP6648686B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2020-02-14 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池用の膜電極接合体の製造装置 |
WO2018150590A1 (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-23 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 板エッジ検出装置及び板エッジ検出方法 |
JP6658629B2 (ja) * | 2017-03-14 | 2020-03-04 | Jfeスチール株式会社 | 高強度冷延鋼板のエッジ検出方法及びエッジ検出装置 |
JP7159624B2 (ja) * | 2018-06-04 | 2022-10-25 | 日本製鉄株式会社 | 表面性状検査方法及び表面性状検査装置 |
JP7342908B2 (ja) * | 2021-03-25 | 2023-09-12 | Jfeスチール株式会社 | エッジ検出方法および表面検査装置 |
CN114354607B (zh) * | 2021-10-09 | 2023-10-31 | 七海测量技术(深圳)有限公司 | 一种基于螺旋相衬滤波算法的光度立体瑕疵检测方法 |
DE102022207687A1 (de) * | 2022-07-27 | 2024-02-01 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Inspektion eines Bauteils, computerimplementiertes Verfahren und Lithografiesystem |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618610A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼板表面検査装置 |
JPS63217785A (ja) * | 1987-03-04 | 1988-09-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼板溶接点検出装置 |
JP2962171B2 (ja) * | 1994-10-25 | 1999-10-12 | 住友金属工業株式会社 | 表面疵検査装置 |
JP3824059B2 (ja) * | 2000-08-03 | 2006-09-20 | Jfeスチール株式会社 | 表面検査装置及び微小凹凸欠陥の無い鋼板の製造方法 |
JP3984418B2 (ja) * | 2000-11-15 | 2007-10-03 | 新日本製鐵株式会社 | 欠陥検査方法 |
JP2002181719A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Nippon Steel Corp | 鋼板のエッジ検出装置、鋼板のエッジ検出方法及び記憶媒体 |
JP2003194728A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Nippon Steel Corp | 鋼板の疵検査方法 |
JP4215473B2 (ja) * | 2002-09-13 | 2009-01-28 | 株式会社リコー | 画像入力方法、画像入力装置及び画像入力プログラム |
JP4403036B2 (ja) * | 2004-02-18 | 2010-01-20 | 新日本製鐵株式会社 | 疵検出方法及び装置 |
JP2005274325A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Jfe Steel Kk | 金属帯の光学式欠陥検査方法 |
JP4680640B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2011-05-11 | 株式会社リコー | 画像入力装置および画像入力方法 |
JP4932595B2 (ja) * | 2007-05-17 | 2012-05-16 | 新日本製鐵株式会社 | 表面疵検査装置 |
-
2008
- 2008-07-17 JP JP2008185520A patent/JP5031691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010025652A (ja) | 2010-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5031691B2 (ja) | 表面疵検査装置 | |
EP1943502B1 (en) | Apparatus and methods for inspecting a composite structure for defects | |
JP5068731B2 (ja) | 表面疵検査装置、表面疵検査方法及びプログラム | |
JP7262260B2 (ja) | 欠陥検査装置、及び欠陥検査方法 | |
JP4943237B2 (ja) | 疵検査装置及び疵検査方法 | |
JP4511978B2 (ja) | 表面疵検査装置 | |
JP4932595B2 (ja) | 表面疵検査装置 | |
JP2008025990A (ja) | 鋼帯表面欠陥の検出方法及び検出装置 | |
JP7151469B2 (ja) | シート欠陥検査装置 | |
JP4930748B2 (ja) | 被膜検査装置および方法 | |
CN110402386B (zh) | 圆筒体表面检查装置及圆筒体表面检查方法 | |
JP2010078485A (ja) | 印刷物の検査方法 | |
JP6679942B2 (ja) | シートのキズ欠点検査装置 | |
US8547547B2 (en) | Optical surface defect inspection apparatus and optical surface defect inspection method | |
CN114981645A (zh) | 表面检查装置、表面检查方法、钢材的制造方法、钢材的品质管理方法和钢材的制造设备 | |
JP5787668B2 (ja) | 欠陥検出装置 | |
KR20240067222A (ko) | 시트 형상물의 요철 측정 장치, 시트 형상물의 요철 측정 방법 | |
JP5297245B2 (ja) | 物体表面検査装置 | |
JP4023295B2 (ja) | 表面検査方法及び表面検査装置 | |
JP4563184B2 (ja) | ムラ欠陥の検査方法および装置 | |
JP4563183B2 (ja) | スジ状ムラ欠陥の検査方法および装置 | |
JP4549838B2 (ja) | 光沢度測定方法および装置 | |
JP2014186030A (ja) | 欠点検査装置 | |
JP4792314B2 (ja) | 基板検査装置および基板検査方法 | |
JP5857682B2 (ja) | H形鋼の疵検出方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120313 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120605 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120627 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5031691 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |