JP5030210B2 - 遊技機の配線抜け止め防止構造 - Google Patents
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Description
前記制御基板側コネクタは、係合した前記ハーネス側コネクタの前記内部配線側を係止保持するように開閉動作する一対の可動係止爪を備え、係合状態にある前記制御基板側コネクタと前記ハーネス側コネクタとのほぼ全面を、前記ハーネス側コネクタの前記内部配線側を係止保持した前記一対の可動係止爪を含めてその形状に合わせて弾性力によってほぼ密着した状態で覆うコネクタカバーを設けると共に、前記コネクタカバーには、前記コネクタカバーが前記制御基板カバー内に側方から挿入されて装着された状態、かつ、前記コネクタカバーが係合状態にある前記制御基板側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを覆う状態において、前記制御基板を覆った前記制御基板カバーの制御基板表面と直交する方向に設けられた挿入孔と整合する係止孔が前記制御基板表面と直交する方向に設けられているとともに、前記制御基板表面と直交する方向に張り出された凹凸部が一体的に形成され、前記制御基板カバーには、前記コネクタカバーの凹凸部の形状に応じて前記制御基板表面と直交する方向に張り出された張出部が一体的に設けられ、前記コネクタカバーは、前記挿入孔と前記係止孔とが整合した状態で、前記制御基板カバーから離脱することがないように、固定係止爪を備えた固定具によって前記制御基板カバーに抜け止め固定されることを特徴とする。
さらには、このコネクタカバーは、固定係止爪を備えた固定具によって、制御基板カバーにしっかりと抜け止め固定されるようになっている。これにより、制御基板カバー、コネクタカバー、固定具の何れかを壊さない限りは、基板側コネクタからハーネス側コネクタを抜出することはできなくなるので、前扉の裏面側の制御基板に接続されるハーネス側コネクタをより外しにくくすることが可能となる。
また、仮にハーネス側コネクタが制御基板側コネクタから抜出された場合は、制御基板カバー、コネクタカバー、固定具の何れかに壊されたり、白くくもるような痕跡が残るので、不正行為を簡単に発見することができ、迅速に対処処置を行うことができる。
筐体2は、図2に示されるように、いずれも木製の上板部2a、左右側板部2b,2c、底板部2d、背板部2eを備えて構成されている。
筐体2内の背板部2eの上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えた主制御基板20が、硬質プラスチック製のカバー21内に収容された状態で取り付けられている。カバー21は、主制御基板側に設けられた基板側カバーに蓋側カバーが重ね合わされた状態で、両カバー上部間に跨った2つのかしめ具としてのかしめキャップ22により内部封止がなされている。かしめキャップ22は、ほぼ円筒状の本体部の左右側部に一体形成された前後2つの固定係止爪が、それぞれ基板側カバー或いは蓋側カバーの所定位置に係止することにより、基板側カバーと蓋側カバーとを抜け止め固定し、カバー21を封止するようになっている。
前扉4の前面側は、図1に示されるように、遊技者に面する「前面パネル部」として視覚効果を高めるようにデザインされた所謂化粧板として硬質プラスチックにより一体形成されているものであって、上部パネル部5、下部パネル部6、操作卓7にほぼ区分されるようになっている。
ベットボタン72,73は、スロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。すなわち、ゲームを開始する際に、ベットボタン72を1回押圧操作すると、貯留されているメダルのなかから1枚のメダルがゲームに対して賭けられ、また、ベットボタン73を1回押圧操作すると、3枚のメダルが当該ゲームに賭けられる。このため、ベットボタン72は、「1ベットボタン」、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを賭けることができるので、「マックスベットボタン」と呼ばれている。
ストップボタン75a,75b,75cは、スタートレバー74によって回転動しているリール101a,101b,101cの回転停止をそれぞれ指示するためのボタンスイッチであって、各リールの配列に対応して並設されている。
精算ボタン76は、ゲームに賭けたメダルの払い出しを指示すると共に、メダルクレジット手段(図示せず)が内部保留したメダルの払い出しを指示するためのボタンスイッチである。
鍵穴78は、前扉4を開錠するための鍵が挿入されるものであって、この鍵穴78にスロットマシン1の管理者などが所定の鍵を挿入して開錠操作すると、スライドヒンジ3,3を介して筐体2に取り付けられた前扉4を前方へ開くことができるようになっている。また、前扉4を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
図2に示されるように、前扉4の裏面側上部、つまり、液晶表示装置55の裏面側にあたる位置には、電気回路基板によって形成されたサブ制御基板40が、カバー21と同様の態様により、硬質プラスチック製のカバー41に収納された状態で配設されている。このサブ制御基板40は、液晶表示演出装置55による演出映像の表示制御、照明演出装置52及び演出用照明部53a〜53h、66a,66bを用いた演出効果照明制御、演出用放音部54a,54b,64a,64bを用いた演出効果音制御等、ゲームの演出に係る制御を主に行う。また、このサブ制御基板40の左右側、つまり演出用放音部54a,54bの裏面側にあたる位置には、左右一対のスピーカ42a,42bが配設されている。
また、前扉4の裏面側下部、つまり、演出用放音部62の裏目側にあたる位置には、左右一対のスピーカ49a,49bが配設されている。
なお、図4中の符号501は、フラットハーネスを示している。
また、張出部451bと451cとの奥側において、フランジ部602が中央制御基板カバー45の下方側からカバー内に挿入されるようになっている。
さらには、このコネクタカバー600は、固定係止爪610b,610cを備えた固定キャップ610によって、制御基板カバーにしっかりと抜け止め固定されるようになっている。これにより、中央制御基板カバー45、コネクタカバー600、固定キャップ610の何れかを壊さない限りは、基板側コネクタ468からハーネス側コネクタ500を抜出することはできなくなるので、前扉4の裏面側の中央制御基板46に接続されるハーネス側コネクタ500をより外しにくくすることが可能となる。
また、仮にハーネス側コネクタ500が中央制御基板側コネクタ468から抜出された場合は、中央制御基板カバー45、コネクタカバー600、固定キャップ610の何れかに壊されたり、白くくもるような痕跡が残るので、不正行為を簡単に発見することができ、迅速に対処処置を行うことができる。
4…前扉
45…中央制御基板カバー
452…挿入孔
46…中央制御基板
468…基板側コネクタ
500…ハーネス側コネクタ
501…ハーネス(内部配線)
600…コネクタカバー
601…本体部
601e,601f…係止爪
602…フランジ部
602a…係止孔
610…固定キャップ(固定具)
610a…挿入部
610b,610c…固定係止爪
Claims (1)
- 前扉の裏面側に前記裏面と平行に設けられた制御基板と、前記制御基板に設けられた制御基板側コネクタと、前記制御基板側コネクタに前記裏面と平行な方向から挿入されて接続される内部配線のハーネス側コネクタと、係合状態にある前記制御基板側コネクタと前記ハーネス側コネクタを除いて前記制御基板を覆う制御基板カバーと、を備えた遊技機の配線抜け止め防止構造であって、
前記制御基板側コネクタは、係合した前記ハーネス側コネクタの前記内部配線側を係止保持するように開閉動作する一対の可動係止爪を備え、
係合状態にある前記制御基板側コネクタと前記ハーネス側コネクタとのほぼ全面を、前記ハーネス側コネクタの前記内部配線側を係止保持した前記一対の可動係止爪を含めてその形状に合わせて弾性力によってほぼ密着した状態で覆うコネクタカバーを設けると共に、
前記コネクタカバーには、前記コネクタカバーが前記制御基板カバー内に側方から挿入されて装着された状態、かつ、前記コネクタカバーが係合状態にある前記制御基板側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを覆う状態において、前記制御基板を覆った前記制御基板カバーの制御基板表面と直交する方向に設けられた挿入孔と整合する係止孔が前記制御基板表面と直交する方向に設けられているとともに、前記制御基板表面と直交する方向に張り出された凹凸部が一体的に形成され、
前記制御基板カバーには、前記コネクタカバーの凹凸部の形状に応じて前記制御基板表面と直交する方向に張り出された張出部が一体的に設けられ、
前記コネクタカバーは、前記挿入孔と前記係止孔とが整合した状態で、前記制御基板カバーから離脱することがないように、固定係止爪を備えた固定具によって前記制御基板カバーに抜け止め固定されることを特徴とする遊技機の配線抜け止め防止構造。
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