JP5029769B2 - 送信方法および送信装置 - Google Patents
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Description
術の一つとして、HARQが知られている(例えば、後記非特許文献1参照)。HARQは、受信側において、受信エラーとなったデータを廃棄せずに保持しておき、その後に送信側から再送されたデータと組み合わせて復号(誤り訂正復号)を行なう技術である。このように、HARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得を高め、再送回数を抑えることができる。
また、本発明の他の目的の一つは、無線通信特性(例えば、通信容量)を改善することにある。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
また、無線通信特性(例えば、通信容量)を改善することができる。
〔1〕概要説明
この実施例では、送信ビット列をQPSKや16QAM等の多値変調のシンボル(信号点)にマッピング(対応付け)する場合や、送信ビット列をMIMOの送信アンテナへ割り振る場合、マッピング先(信号点位置、割り当て先アンテナ)に依存した各ビットの信号品質(受信品質)を考慮することとした。なお、以下において、送信ビット列をいずれかの送信アンテナに割り振ることも、「マッピング」と称する。
そのため、受信側において、HARQ合成した結果、ビット毎の受信品質(尤度)にバラツキ(偏り)が生じるおそれがあり、無線通信特性(例えば、通信容量)が必ずしも最適化されているとはいえない。
信号品質(例えば、信号対雑音電力比(SNR)、尤度等)に対する通信容量の関係は、図2に示すように、信号品質(受信品質)の低い方が傾き(通信容量の改善量)が大きく、小さな信号品質の変化でも通信容量が改善されやすい。一方、信号品質が或る程度大きくなると、傾きが小さくなるため、信号品質が良くなっても通信容量が改善される比率は小さくなる。なお、図2に示す特性は、シャノンの通信容量に対応しており、下記の参考文献においても誤り率を近似するために使われている。
したがって、信号品質が小さなビットを例えば初回送信と再送1回目とで2回送信した方が、通信容量を改善(増加)することができる。
例えば図3の(1)に模式的に示すように、送信バッファに所定ビット数の送信ビット系列が保持されており、当該送信ビット系列に、初回送信と再送1回目とで重複して送信するビット(以下、重複ビットともいう)が存在する場合を想定する。
この場合、図3の(3)に模式的に示すように、初回送信と再送1回目とで重複ビットをいずれも送信シンボルにおいて他よりも信号品質の高い(誤りにくい)ビット(MSB)にマッピングし、重複ビット以外の送信ビット列を当該送信シンボルにおいて他よりも信号品質の低い(誤り易い)ビット(LSB)にマッピングして送信した場合と、これとは逆に、図3の(2)に模式的に示すように、初回送信と再送1回目とで重複ビットを誤り易いビット(LSB)にマッピングし、重複ビット以外の送信ビット列を誤りにくいビット(MSB)にマッピングして送信した場合とを比較すると、受信品質の観点からは、両者同等である。即ち、図3の(2),(3)において、送信ビット毎の受信品質(誤り耐性)を、品質が良いほど(LSBよりもMSBを)大きな面積として表現すると、両者同等の面積となる。
これにより、多値変調信号において、信号品質の低いビットが優先的に再送されることになるから、受信側でHARQ合成した結果、ビット毎の信号品質(尤度)が等レベルに近づく(図3の(2)参照)。その結果、通信容量を増やすことができる。
なお、前記のI軸及びQ軸の値(MSB,LSB)の定義が図4に示す例と異なれば、送信シンボルにマッピングされるビット列のうち、誤り易いビット、誤りにくいビットも異なることになる。その場合でも、送信回数の多いビットほど、送信シンボルの誤りやすいビットに優先的にマッピングすることで、通信容量の改善を図ることができる。
以上から、送信側は、受信側への送信毎に、送信ビット列のビット毎の送信回数や尤度といった伝送品質に関する情報を取得し、前回の送信までの累積的な前記伝送品質に関する情報に基づいて、送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件(多値変調信号あるいは送信アンテナへのマッピング方法)を制御することで、通信容量の改善を図ることが可能となることが理解される。
図6は第1実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図6に示す無線通信システムは、無線送信装置1と、無線受信装置2とをそなえる。無線送信装置1は、例えば、無線基地局(BS)の送信系あるいは無線端末(UE)の送信系に適用することができ、無線受信装置2は、BSの受信系あるいはUEの受信系に適用することができる(以降の実施形態においても同様)。
第1レートマッチング処理部12は、前記誤り訂正符号化された送信データに対して、再送バッファ13の所定領域に収まるように第1のレートマッチング処理(ビットを間引くパンクチャ処理や、ビットを繰り返すことによるレペテション処理)を行なうものである。この第1レートマッチング処理部12にてレートマッチング処理を施された送信データは、再送バッファ13に入力される。
第2レートマッチング処理部14は、再送バッファ13から入力された送信データについて、無線フレームの所定領域に収納可能なデータ長(ビット数)に調整するための第2のレートマッチング処理(ビットを間引くパンクチャ処理や、ビットを繰り返すことによるレペテション処理)を行なうものである。このような2段階のレートマッチング処理により、送信データの符号化率の柔軟な設定が可能となる。当該第2レートマッチング処理部14にてレートマッチング処理を施された送信データは、多値変調部15に入力される。
換言すれば、これまでの送信回数が少ないビットは、伝送品質が改善されるようにマッピングされやすくなり、これまでの送信回数が多いビットは、伝送品質が低下するようにマッピングされやすくなる。
したがって、ビット毎送信回数制御部17は、受信装置2への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段としての機能と、この取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信方法を制御する制御手段としての機能とを果たしているといえる。
図7に示す例では、(1)初回送信時にはそれまでの送信回数は再送バッファ13に保持されたどの送信ビットも0回なので、ビット毎送信回数制御部17は、前記ルールは適用せずに通常通りのマッピングを行なう(例えば、MSB,LSBに均等にマッピングする)。
このように、送信装置1が受信装置2からNACKを受信することにより再送処理を行なう場合、多値変調信号において、これまでの送信回数が少ないビットをMSBに優先的にマッピングすることで、HARQ合成後のビット毎の信号品質(尤度)を均等に近づけることができるので、通信容量の改善を図ることができる。
〔3〕第2実施形態
図8は第2実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図8に示す無線通信システムも、無線送信装置1と無線受信装置2とをそなえる。
即ち、ビット毎尤度制御部17aは、例えば図9に模式的に示すように、再送処理(送信契機)毎に、それまでの合成尤度の小さいビットを優先的に尤度の高いビット(MSB)にマッピングすることで、合成尤度の大きいビットが尤度の低いビット(LSB)にマッピングされやすくする。
これは、受信装置2が受信した前記送信ビット列を用いてHARQ合成した結果のビット毎の推定尤度(受信品質)が等レベルに近づくように多値変調のシンボルマッピングを制御していることに相当する。
(2)その後の再送1回目では、ビット毎尤度制御部17aは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が0のビットから優先的に所定ビット数分のMSBのいずれかにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ合成尤度のビットがある場合は、LSBにマッピングする。それまでの合成尤度が1のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。それまでの合成尤度が5のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、合成尤度が高いビット(1又は5)はすべてLSBにマッピングする。
このように、送信装置1が受信装置2からNACKを受信することにより再送処理を行なう場合、多値変調信号において、これまでの合成尤度が小さいビットをMSBに優先的にマッピングすることで、HARQ合成後のビット毎の信号品質(尤度)を均等に近づけることができるので、通信容量の改善を図ることができる。
また、ビット毎の尤度に関する情報は、受信装置2で誤り訂正復号を行なった際に得られる尤度情報を送信装置1のビット毎尤度制御部17aにフィードバックすることとしてもよい。
〔4〕第3実施形態
図12は第3実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図12に示す無線通信システムは、無線送信装置1としてのMIMO送信機と無線受信装置2としてのMIMO受信機とをそなえる。
ビット毎送信回数制御部(ビット毎送信回数計数部、アンテナマッピング制御部)17bは、再送バッファ13に一旦保持された所定サイズの送信ビット列に関して、送信契機毎に、ビット毎の送信回数を計数、記憶し、今回の送信においてそれまでの送信回数が多いビットほど優先的に伝送品質の低い送信アンテナ16(チャネル)にマッピングされるように第2レートマッチング処理部14及びマッパ18を制御するものである。
また、ビット毎送信回数制御部17bは、例えば図13に模式的に示すように、再送処理(送信契機)毎に、それまでの送信回数の少ないビットを優先的に伝送品質の高い送信アンテナ16(チャネル)にマッピングする。相対的に、送信回数の多いビットは、伝送品質の低い送信アンテナ16にマッピングされやすくなる。
これは、MIMO受信機2が受信した前記送信ビット列を用いてHARQ合成した結果のビット毎の推定尤度(受信品質)が等レベルに近づくように送信アンテナ16(チャネル)へのマッピングを制御していることに相当する。
なお、送信アンテナ制御情報生成部19は、ビット毎尤度制御部17cによって、どの送信アンテナ16の伝送品質が良いとしてビットをマッピングしたか(マッピング方法)を示す情報(送信アンテナ制御情報)を生成するものである。
〔5〕第4実施形態
図14は第4実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図14に示す無線通信システムは、無線送信装置1としてのMIMO送信機と無線受信装置2としてのMIMO受信機とをそなえる。
換言すれば、これまでの合成尤度が小さいビットは、伝送品質が改善されるようにマッピングされやすくなり、これまでの合成尤度が大きいビットは、伝送品質が低下するようにマッピングされやすくなる。
したがって、本例では、ビット毎尤度制御部17cが、MIMO受信機2への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段としての機能と、この取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信方法を制御する制御手段としての機能とを果たしているといえる。
図15に示す例は、送信アンテナ16が2本(Tx1,Tx2)で、Tx1の方がTx2よりも伝送品質が良い(送信アンテナTx1の尤度が2、送信アンテナTx2の尤度が1の)場合であり、(1)初回送信時にはそれまでの送信回数は再送バッファ13に保持されたどの送信ビットも0回なので、ビット毎尤度制御部17cは、前記ルールは適用せずに通常通りのマッピングを行なう。例えば、送信アンテナTx1,Tx2に均等にマッピングする。
なお、前記第3実施形態と同様に、送信アンテナ制御情報生成部19は、ビット毎尤度制御部17cによって、どの送信アンテナ16の伝送品質が良いとしてビットをマッピングしたか(マッピング方法)を示す情報(送信アンテナ制御情報)を生成し、受信装置2に送信する。これにより、第3実施形態で述べた作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
上述した第3又は第4実施形態に、第1又は第2実施形態で説明したシンボルマッピング制御を適用してもよい。即ち、送信アンテナ16へのマッピング制御とともに、多値変調信号(送信シンボル)へのシンボルマッピング制御を実施してもよい。このようにすれば、さらなる通信容量の改善効果が得られる。
即ち、送信電力を増加するほど信号の伝送品質が改善される傾向にあるから、送信回数あるいは合成尤度が大きいビットほど送信電力を減少させる制御(送信回数あるいは合成尤度が小さいビットほど送信電力を増加する制御)としても、ビット毎の伝送品質を均等に近づけることができ、通信容量の改善を図ることができる。
〔7〕付記
(付記1)
送信装置から受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信方法であって、
前記送信装置は、
前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得し、
前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する、
ことを特徴とする、送信方法。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の送信回数であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど多値変調の送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の尤度であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度の大きいビットほど前記送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の送信回数であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の尤度であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度が大きいビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
前記伝送品質の低い送信アンテナの特定は、前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される品質情報に基づいて行なわれる、
ことを特徴とする、付記4又は5に記載の送信方法。
(付記7)
前記送信装置は、
前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する、
ことを特徴とする、付記4〜6のいずれか1項に記載の送信方法。
受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する制御手段と、
をそなえたことを特徴とする、送信装置。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する多値変調手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど前記送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングされるよう前記多値変調手段を制御するシンボルマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する多値変調手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の尤度を求めるビット毎尤度取得部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎尤度取得部で取得された尤度を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度の大きいビットほど前記送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングされるよう前記多値変調手段を制御するシンボルマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の尤度を求めるビット毎尤度取得部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎尤度取得部で取得された尤度を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度が大きいビットほど伝送品質の低い前記送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
前記アンテナマッピング制御部は、
前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される、前記送信アンテナ毎の品質情報に基づいて前記伝送品質の低い送信アンテナを特定し、特定した情報に基づいて前記マッピングを制御する、
ことを特徴とする、付記11又は12に記載の送信装置。
前記送信装置は、
前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する送信アンテナ情報送信手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記11〜13のいずれか1項に記載の送信装置。
11 誤り訂正符号化部
12 第1レートマッチング処理部
13 再送バッファ
14 第2レートマッチング処理部
15 多値変調部
16 送信アンテナ
17 ビット毎送信回数制御部
17a ビット毎尤度制御部
17b ビット毎送信回数制御部
17c ビット毎尤度制御部
18 マッパ
19 送信アンテナ制御情報生成部
2 無線受信装置(MIMO受信機)
Claims (6)
- 送信装置から受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信方法であって、
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の送信回数に関する情報を取得し、
前回の送信までの累積的な前記送信回数に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御を行なう、
ことを特徴とする、送信方法。 - 前記伝送品質の低い送信アンテナの特定は、前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される品質情報に基づいて行なわれる、
ことを特徴とする、請求項1記載の送信方法。 - 前記送信装置は、
前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の送信方法。 - 受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する制御手段と、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段とをそなえ、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、送信装置。 - 前記アンテナマッピング制御部は、
前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される、前記送信アンテナ毎の品質情報に基づいて前記伝送品質の低い送信アンテナを特定し、特定した情報に基づいて前記マッピングを制御する、
ことを特徴とする、請求項4記載の送信装置。 - 前記送信装置は、
前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する送信アンテナ情報送信手段をさらにそなえたことを特徴とする、請求項4または5に記載の送信装置。
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