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JP5029769B2 - 送信方法および送信装置 - Google Patents

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JP5029769B2 JP2011139452A JP2011139452A JP5029769B2 JP 5029769 B2 JP5029769 B2 JP 5029769B2 JP 2011139452 A JP2011139452 A JP 2011139452A JP 2011139452 A JP2011139452 A JP 2011139452A JP 5029769 B2 JP5029769 B2 JP 5029769B2
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Description

本発明は、送信方法および送信装置に関する。本発明は、例えば、送信データの再送制御を行なう無線通信システムに用いると好適である。
無線通信技術の変調方式の一つとして、QPSKや16QAM等の多値変調方式が知られている。多値変調方式では、ターボ符号化等の誤り訂正符号化により符号化された送信ビット列を多値変調信号(シンボル)にマッピングする。16QAMの場合であれば、1シンボルは4ビットから構成されるから、送信ビット列は当該4ビットのいずれかに対応付けられる(マッピングされる)。
また、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)等の無線通信技術の要素技
術の一つとして、HARQが知られている(例えば、後記非特許文献1参照)。HARQは、受信側において、受信エラーとなったデータを廃棄せずに保持しておき、その後に送信側から再送されたデータと組み合わせて復号(誤り訂正復号)を行なう技術である。このように、HARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得を高め、再送回数を抑えることができる。
さらに、無線通信技術の一つとして、MIMOが知られている。MIMOは、送受信双方に複数アンテナを用いて、送信機の複数アンテナから独立したデータストリームを送信し、受信機の各受信アンテナで受信される信号から、伝播路上で混ざり合った複数の送信信号(データストリーム)を、伝播路(チャネル)推定値を用いて個々に分離することで、周波数帯域の拡大を必要とすることなく伝送レートを向上させる技術である。
なお、後記の特許文献1には、多値変調信号の信号点配置に起因した符号分割ブロック間の誤り耐性に差が発生し、ブロック間での品質の公平性が失われてしまうことがあるため、各ブロックに属する組織ビット(又は冗長ビット)の占有率が近くなるように送信ビット列の操作(制御)を行なうことで、ブロック間の誤り耐性の均一化を図ることが記載されている。
特開2005−229319号公報
3GPP TS 25.212 V7.4.0(2007-03)
本発明の目的の一つは、送信ビット列のビット毎の受信品質を均等に近づけることができるようにすることにある。
また、本発明の他の目的の一つは、無線通信特性(例えば、通信容量)を改善することにある。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
1)第1の案として、送信装置から受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信方法であって、前記送信装置は、前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の送信回数に関する情報を取得し、前回の送信までの累積的な前記送信回数に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御を行なう、送信方法を用いることができる。
)さらに、第の案として、受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信装置であって、前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する制御手段と、前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段とをそなえ、前記取得手段は、前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、前記制御手段は、前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部をそなえた、送信装置を用いることができる。
前記開示した技術によれば、送信ビット列のビット毎の受信品質を均等に近づけることができる。
また、無線通信特性(例えば、通信容量)を改善することができる。
再送バッファにおいて送信回数の異なるビットの多値変調信号へのマッピングにルールがないことを説明する模式図である。 信号品質と通信容量との関係の一例を示すグラフである。 送信回数が多いビットを品質の低いビット(LSB)にマッピングした方が通信容量を改善できることを説明する模式図である。 多値変調の一つである16QAMの信号点配置例を示す図である。 受信品質に対する通信容量の関係の一例を、送信回数が多いビットを品質の低いビット(LSB)にマッピングした場合と、品質の高いビット(MSB)にマッピングした場合との比較で示すグラフである。 第1実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図6に示す無線通信システムにおける送信方法(マッピング方法)を説明する模式図である。 第2実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図8に示す無線通信システムにおける送信方法(マッピング方法)を説明する模式図である。 図8に示す無線通信システムにおける他の送信方法(マッピング方法)を説明する模式図である。 ビット毎の尤度を説明する図である。 第3実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図12に示す無線通信システムにおける送信方法(マッピング方法)を説明する模式図である。 第4実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図14に示す無線通信システムにおける送信方法(マッピング方法)を説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。例えば、以下に明示しない実施例の組み合わせ等を行なうことも可能である。
〔1〕概要説明
この実施例では、送信ビット列をQPSKや16QAM等の多値変調のシンボル(信号点)にマッピング(対応付け)する場合や、送信ビット列をMIMOの送信アンテナへ割り振る場合、マッピング先(信号点位置、割り当て先アンテナ)に依存した各ビットの信号品質(受信品質)を考慮することとした。なお、以下において、送信ビット列をいずれかの送信アンテナに割り振ることも、「マッピング」と称する。
例えば、誤り訂正符号化した送信ビット列を所定の送信フレームに収まるようレートマッチング(パンクチャ処理やレペテション処理)した上で、16QAM等の多値変調信号(シンボル)にマッピングして送信する場合に、再送制御(例えばHARQに基づく再送制御)が行なわれるものとすると、送信ビット列のビット毎に送信回数が異なるという現象が発生し得る。
即ち、適応変調符号化(AMC)方式を採用するHSDPAシステムのようなシステムにおいては、前記送信ビット列のビット数が送信契機毎に一定になるとは限らないため、初回の送信と再送1回目とに着目すると、例えば図1に模式的に示すように、送信ビット列を多値変調のシンボルにマッピングする際、初回と再送1回目とで重複して送信されるビットと、それ以外のビット(初回だけ送信されるビット及び/又は再送1回目だけ送信されるビット)とが生じ得る。
このような送信回数の異なるビットを含む送信ビット列を、多値変調のシンボルにどのようにマッピングするかについて、あるいは、MIMO通信に関しても、同様に、送信回数の異なるビットをどの送信アンテナに割り振るかについては、これまで工夫されていなかった。
そのため、受信側において、HARQ合成した結果、ビット毎の受信品質(尤度)にバラツキ(偏り)が生じるおそれがあり、無線通信特性(例えば、通信容量)が必ずしも最適化されているとはいえない。
この実施例では、次の性質を用いてマッピングにルールを設けることで受信特性を改善する。
信号品質(例えば、信号対雑音電力比(SNR)、尤度等)に対する通信容量の関係は、図2に示すように、信号品質(受信品質)の低い方が傾き(通信容量の改善量)が大きく、小さな信号品質の変化でも通信容量が改善されやすい。一方、信号品質が或る程度大きくなると、傾きが小さくなるため、信号品質が良くなっても通信容量が改善される比率は小さくなる。なお、図2に示す特性は、シャノンの通信容量に対応しており、下記の参考文献においても誤り率を近似するために使われている。
(参考文献)K.Brueninghaus et al., “Link performance models for system level simulations of broadband radio access systems”, in Proc. PIMRC 2005
したがって、信号品質が小さなビットを例えば初回送信と再送1回目とで2回送信した方が、通信容量を改善(増加)することができる。
例えば図3の(1)に模式的に示すように、送信バッファに所定ビット数の送信ビット系列が保持されており、当該送信ビット系列に、初回送信と再送1回目とで重複して送信するビット(以下、重複ビットともいう)が存在する場合を想定する。
また、送信ビット系列を多値変調(例えば、16QAM)の送信シンボル(信号点)に対応付けて(マッピングして)送信する場合を想定する。送信シンボル(信号点)は、図4に示すように、Iチャネル、Qチャネルの複素平面(IQ平面)において、I軸上の値(MSB,LSBの2ビット)と、Q軸上の値(MSB,LSBの2ビット)とで表すことができる。
ここで、当該複素平面において外側(I軸、Q軸から遠い位置)の信号点にマッピングされたビットに着目すれば、当該信号点が隣接する信号点に誤ってもMSBは誤りとはならない(0又は1のままである)。これに対して、LSBはどの信号点にマッピングされても隣接する信号点に誤ると誤りになる(0又は1が1又は0になる)。即ち、マッピング先の特徴から、この場合はMSBの方がLSBに対して相対的に誤りにくいといえる。
したがって、MSBにマッピングされたビットの方が、LSBにマッピングされたビットよりも誤りにくく信号品質が良いといえる。
この場合、図3の(3)に模式的に示すように、初回送信と再送1回目とで重複ビットをいずれも送信シンボルにおいて他よりも信号品質の高い(誤りにくい)ビット(MSB)にマッピングし、重複ビット以外の送信ビット列を当該送信シンボルにおいて他よりも信号品質の低い(誤り易い)ビット(LSB)にマッピングして送信した場合と、これとは逆に、図3の(2)に模式的に示すように、初回送信と再送1回目とで重複ビットを誤り易いビット(LSB)にマッピングし、重複ビット以外の送信ビット列を誤りにくいビット(MSB)にマッピングして送信した場合とを比較すると、受信品質の観点からは、両者同等である。即ち、図3の(2),(3)において、送信ビット毎の受信品質(誤り耐性)を、品質が良いほど(LSBよりもMSBを)大きな面積として表現すると、両者同等の面積となる。
しかしながら、通信容量の観点からは、図3の(4)に模式的に示すように、重複ビットをいずれもLSBにマッピングして送信した場合と、図3の(5)に模式的に示すように、重複ビットをいずれもMSBにマッピングして送信した場合とを比較すると、図2により上述した、信号品質が低いほど小さな受信品質の変化で通信容量が大きく改善されるという性質により、重複ビットをLSBにマッピングした方(図3の(4)の場合)が、通信容量を改善(増加)することができる。即ち、図3の(4),(5)において、送信ビット毎の通信容量を面積表現すると、図3の(4)に示す方が大きな面積となる。
このようにして、16QAMのLSB(相対的に誤り易いビット)にマッピングされるビットを初回送信と再送の1回目とで共通にする制限(ルール)を設ける、換言すれば、送信回数の多いビットほどLSBに優先的にマッピングする。
これにより、多値変調信号において、信号品質の低いビットが優先的に再送されることになるから、受信側でHARQ合成した結果、ビット毎の信号品質(尤度)が等レベルに近づく(図3の(2)参照)。その結果、通信容量を増やすことができる。
例えば図5に示すように、初回送信と再送の1回目とでLSBにマッピングするビットを共通にした場合(符号100参照)と、MSBにマッピングするビットを共通にした場合(符号200参照)とで、再送1回目の通信容量を比較すると、前者の場合の方が後者の場合よりも通信容量を大きくすることができる。
なお、前記のI軸及びQ軸の値(MSB,LSB)の定義が図4に示す例と異なれば、送信シンボルにマッピングされるビット列のうち、誤り易いビット、誤りにくいビットも異なることになる。その場合でも、送信回数の多いビットほど、送信シンボルの誤りやすいビットに優先的にマッピングすることで、通信容量の改善を図ることができる。
さらに、MIMO通信システムのように複数の送信アンテナを用いるシステムにおいて、送信回数が多い(あるいは推定尤度が低い)ビットほど、伝送品質の低い送信アンテナに優先的にマッピングして送信することとしても、通信容量の改善を図ることができる。
以上から、送信側は、受信側への送信毎に、送信ビット列のビット毎の送信回数や尤度といった伝送品質に関する情報を取得し、前回の送信までの累積的な前記伝送品質に関する情報に基づいて、送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件(多値変調信号あるいは送信アンテナへのマッピング方法)を制御することで、通信容量の改善を図ることが可能となることが理解される。
以下、ビット毎の送信回数を取得(計数)して多値変調信号へのマッピング方法を制御する例を第1実施形態、ビット毎の尤度を取得して多値変調信号へのマッピング方法を制御する例を第2実施形態、ビット毎の送信回数を取得してMIMOの送信アンテナへのマッピング方法を制御する例を第3実施形態、ビット毎の尤度を取得してMIMOの送信アンテナへのマッピング方法を制御する例を第4実施形態として、それぞれについて詳述する。
〔2〕第1実施形態
図6は第1実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図6に示す無線通信システムは、無線送信装置1と、無線受信装置2とをそなえる。無線送信装置1は、例えば、無線基地局(BS)の送信系あるいは無線端末(UE)の送信系に適用することができ、無線受信装置2は、BSの受信系あるいはUEの受信系に適用することができる(以降の実施形態においても同様)。
そして、無線送信装置(以下、単に「送信装置」ともいう)1は、誤り訂正符号化部11と、第1レートマッチング処理部12と、再送バッファ(メモリ)13と、第2レートマッチング処理部14と、多値変調部15と、送信アンテナ16と、ビット毎の伝送に関する情報の一例としてのビット毎の送信回数をカウントするビット毎送信回数制御部17と、をそなえる。
ここで、誤り訂正符号化部11は、無線受信装置2宛の送信データを誤り訂正符号化するものである。この誤り訂正符号化の例としては、ターボ符号化が挙げられる。この誤り訂正符号化部11で符号化された送信データは、第1レートマッチング処理部12に入力される。
第1レートマッチング処理部12は、前記誤り訂正符号化された送信データに対して、再送バッファ13の所定領域に収まるように第1のレートマッチング処理(ビットを間引くパンクチャ処理や、ビットを繰り返すことによるレペテション処理)を行なうものである。この第1レートマッチング処理部12にてレートマッチング処理を施された送信データは、再送バッファ13に入力される。
再送バッファ13は、前記レートマッチング処理を施された送信データ(送信ビット列)を、再送に備えて記憶しておくものである。記憶した送信データは、受信装置2から受信エラーを示すNACK信号を受信した場合に、図示しない再送制御部からの制御に従って読み出されて、第2レートマッチング処理部14に入力される。
第2レートマッチング処理部14は、再送バッファ13から入力された送信データについて、無線フレームの所定領域に収納可能なデータ長(ビット数)に調整するための第2のレートマッチング処理(ビットを間引くパンクチャ処理や、ビットを繰り返すことによるレペテション処理)を行なうものである。このような2段階のレートマッチング処理により、送信データの符号化率の柔軟な設定が可能となる。当該第2レートマッチング処理部14にてレートマッチング処理を施された送信データは、多値変調部15に入力される。
多値変調部15は、前記第2のレートマッチング処理を施された送信データ(送信ビット列)を16QAM等の多値変調信号(シンボル)にマッピングして振幅位相変調するものである。16QAMの場合であれば、1シンボルは4ビットで構成され、図4に例示した信号点配置、ビット配置となる。この多値変調部15により得られた多値変調信号は、送信アンテナ16に出力される。
送信アンテナ16は、多値変調部15で前記変調を施された信号(多値変調信号)を無線信号(無線フレーム)として無線受信装置(以下、単に「受信装置」ともいう)2に向けて送信するものである。なお、図6において、送信ビット列をDA変換するDA変換器や、多値変調信号を無線信号に周波数変換(アップコンバート)する周波数変換器、多値変調信号を所定の送信電力値に増幅する電力増幅器などの図示は省略している。この点は、第2実施形態以降の説明においても同様である。
ビット毎送信回数制御部(ビット毎送信回数計数部、シンボルマッピング制御部)17は、再送バッファ13に一旦保持された所定サイズの送信ビット列に関して、送信契機毎に、ビット毎の伝送に関する情報(送信回数)を計数、記憶し、今回の送信においてそれまでの送信回数が多いビットほど優先的に送信シンボルの誤り易いビット(LSB)にマッピングされるように第2レートマッチング処理部14及び多値変調部15の処理を制御するものである。
即ち、ビット毎送信回数制御部17は、例えば図7に模式的に示すように、再送処理毎に、それまでの送信回数の少ないビットを優先的に送信シンボルの誤りにくいビット(MSB)にマッピングして、送信回数の多いビットが送信シンボルの誤り易いビット(LSB)にマッピングされやすくする。
換言すれば、これまでの送信回数が少ないビットは、伝送品質が改善されるようにマッピングされやすくなり、これまでの送信回数が多いビットは、伝送品質が低下するようにマッピングされやすくなる。
これは、受信装置2が受信した前記送信ビット列を用いてHARQ合成した結果のビット毎の信号品質(尤度)が均等に近づくように多値変調のシンボルマッピングを制御していることに相当する。
したがって、ビット毎送信回数制御部17は、受信装置2への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段としての機能と、この取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信方法を制御する制御手段としての機能とを果たしているといえる。
なお、ビット毎の送信回数の計数(つまりはビット毎の伝送品質の取得)は、例えば、送信バッファ13におけるビット記憶位置(メモリアドレス)毎に送信回数をカウントすることで実現することができる。
図7に示す例では、(1)初回送信時にはそれまでの送信回数は再送バッファ13に保持されたどの送信ビットも0回なので、ビット毎送信回数制御部17は、前記ルールは適用せずに通常通りのマッピングを行なう(例えば、MSB,LSBに均等にマッピングする)。
(2)その後の再送1回目では、ビット毎送信回数制御部17は、送信ビット列の中で、それまでの送信回数が0回のビットから優先的に所定ビット数分のMSBのいずれかにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ送信回数のビットがある場合は、LSBにマッピングする。送信回数が1回のビット(再送ビット)は、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、送信回数が1回のビットはすべてLSBにマッピングする。
(3)再送2回目では、ビット毎送信回数制御部17は、送信ビット列の中で、それまでの送信回数が少ない(1回の)ビットを優先的にMSBにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ送信回数のビットがある場合は、LSBにマッピングする。送信回数がそれよりも多い2回のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、送信回数が2回のビットはすべてLSBにマッピングする。
(4)再送3回目では、ビット毎送信回数制御部17は、送信ビット列の中で、それまでの送信回数が2回のビットを優先的にMSBにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ送信回数のビットがある場合は、LSBにマッピングする。送信回数がそれよりも多い3回のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、送信回数が3回のビットはすべてLSBにマッピングする。
以降、同様にして、ビット毎送信回数制御部17は、それまでの送信回数が少ないビットほど優先的にMSBにマッピングする(相対的に、送信回数の多いビットほどLSBにマッピングされやすくなる)。なお、上記の例とは逆に、送信回数が多いビットから優先的にLSBにマッピングすることとしてもよい。
このように、送信装置1が受信装置2からNACKを受信することにより再送処理を行なう場合、多値変調信号において、これまでの送信回数が少ないビットをMSBに優先的にマッピングすることで、HARQ合成後のビット毎の信号品質(尤度)を均等に近づけることができるので、通信容量の改善を図ることができる。
なお、連続する送信(第Nの送信、第N+1の送信)において、同じ送信ビットをLSBに配置して送信するというルールを採用することもできる。
〔3〕第2実施形態
図8は第2実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図8に示す無線通信システムも、無線送信装置1と無線受信装置2とをそなえる。
無線送信装置1は、図6に示したものとそれぞれ同様の、誤り訂正符号化部11と、第1レートマッチング処理部12と、再送バッファ13と、第2レートマッチング処理部14と、多値変調部15と、送信アンテナ部16と、をそなえるほか、既述のビット毎送信回数制御部17に代えて、ビット毎の伝送に関する情報の一例としてのビット毎の尤度を取得するビット毎尤度制御部17aをそなえる。
ここで、ビット毎尤度制御部(ビット毎尤度取得部、シンボルマッピング制御部)17aは、再送バッファ13に一旦保持された所定サイズの送信ビット列に関して、送信契機毎に、ビット毎の尤度(受信装置2での推定尤度)の情報を多値変調部15から取得して累積的に記憶し、今回の送信においてそれまでの合成尤度が大きいビットほど優先的に尤度の低いビット(LSB)にマッピングされるように第2レートマッチング処理部14及び多値変調部15の処理を制御するものである。
尤度は、各ビットが0または1のどちらかである信頼度(誤りにくさ)を示す情報であり、尤度値が大きいほど信頼度が高い(信号品質が高い)ことを示す。例えば16QAMの場合、図10に示すように、尤度は、IQ平面上の基準点(受信装置2での誤り訂正復号時の判定軸)からの距離の2乗の平均として求めることができる。図10の例では、図4の信号点配置を前提として、MSBの尤度は(32+12+12+32)/4=5、LSBの尤度は(12+12+12+12)/4=1となる。つまり、MSBの方が基準点よりも遠いから、尤度が高く誤りにくいビット(信号品質の高いビット)であるといえる。
したがって、ビット毎尤度制御部17aは、今回の送信において、それまでの合成尤度が大きく信号品質の高いビットほど尤度の低いビット(LSB)へのマッピングを行なうことになる。なお、前記尤度値は、対数尤度値として求めることとしてもよい。
即ち、ビット毎尤度制御部17aは、例えば図9に模式的に示すように、再送処理(送信契機)毎に、それまでの合成尤度の小さいビットを優先的に尤度の高いビット(MSB)にマッピングすることで、合成尤度の大きいビットが尤度の低いビット(LSB)にマッピングされやすくする。
換言すれば、これまでの合成尤度が小さいビットは、伝送品質が改善されるようにマッピングされやすくなり、これまでの合成尤度が大きいビットは、伝送品質が低下するようにマッピングされやすくなる。
これは、受信装置2が受信した前記送信ビット列を用いてHARQ合成した結果のビット毎の推定尤度(受信品質)が等レベルに近づくように多値変調のシンボルマッピングを制御していることに相当する。
したがって、本例では、ビット毎尤度制御部17aが、受信装置2への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段としての機能と、この取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信方法を制御する制御手段としての機能とを果たしているといえる。
図9に示す例では、(1)初回送信時にはそれまでの送信回数は再送バッファ13に保持されたどの送信ビットも0回なので、ビット毎尤度制御部17aは、前記ルールは適用せずに通常通りのマッピングを行なう。例えば、MSB,LSBに均等にマッピングする。
(2)その後の再送1回目では、ビット毎尤度制御部17aは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が0のビットから優先的に所定ビット数分のMSBのいずれかにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ合成尤度のビットがある場合は、LSBにマッピングする。それまでの合成尤度が1のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。それまでの合成尤度が5のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、合成尤度が高いビット(1又は5)はすべてLSBにマッピングする。
(3)再送2回目では、ビット毎尤度制御部17aは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が2のビットを優先的にMSBにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ合成尤度のビットがある場合は、LSBにマッピングする。それまでの合成尤度が2よりも大きい5又は6のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、合成尤度が5又は6のビットはすべてLSBにマッピングする。
(4)再送3回目では、ビット毎尤度制御部17aは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が6のビットを優先的にMSBにマッピングする。MSBにマッピングしきれない同じ合成尤度のビットがある場合は、LSBにマッピングする。それまでの合成尤度が6よりも大きい7又は10のビットは、MSBに残りがあればMSBにマッピングし、MSBにマッピングしきれなかったビットはLSBにマッピングする。MSBに残りがなければ、合成尤度が7又は10のビットはすべてLSBにマッピングする。
以降、同様にして、ビット毎尤度制御部17aは、それまでの合成尤度が小さいビットほど優先的に尤度の高いMSBにマッピングする(相対的に、合成尤度の大きいビットほど尤度の小さいLSBにマッピングされやすくなる)。なお、上記の例とは逆に、合成尤度が大きいビットから優先的にLSBにマッピングすることとしてもよい。
このように、送信装置1が受信装置2からNACKを受信することにより再送処理を行なう場合、多値変調信号において、これまでの合成尤度が小さいビットをMSBに優先的にマッピングすることで、HARQ合成後のビット毎の信号品質(尤度)を均等に近づけることができるので、通信容量の改善を図ることができる。
なお、ビット毎尤度制御部17aは、例えば図11に模式的に示すように、再送バッファ13における送信ビット列を適当な割合で複数グループに分割し、当該グループ内で、これまでの合成尤度が小さいビットを優先的にMSBにマッピングすることとしてもよい。図11の例では、LSBにマッピングするビットグループを固定し、残りのビットグループの中で、これまでの合成尤度が小さいビットを優先的にMSBにマッピングする様子を示している。ただし、MSBにマッピングするビットグループを固定としてもよい。
このようなグループ分けによるマッピング制御を行なえば、再送バッファ13における送信ビット列の単位(サイズ)が大きくなっても、合成尤度の大小を判定する対象ビット数を制限することができる。したがって、マッピング制御の簡易化を図ることができ、装置規模、消費電力等を削減することができる。図11に示す例のように、LSB又はMSBにマッピングするビットグループを固定すれば、その効果はさらに大きなものとなる。
なお、前記グループ分けは、第1実施形態に適用することもできる。また、後述する第3及び第4実施形態に適用することも可能である。
また、ビット毎の尤度に関する情報は、受信装置2で誤り訂正復号を行なった際に得られる尤度情報を送信装置1のビット毎尤度制御部17aにフィードバックすることとしてもよい。
この場合、送信装置1から受信装置2に至る実際の無線伝搬環境に応じた尤度を基に、送信装置1は、前記送信ビット列のビット毎のマッピング制御を実施できる。したがって、無線伝搬環境の変動に追従して通信容量の最適化を図ることができる。
〔4〕第3実施形態
図12は第3実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図12に示す無線通信システムは、無線送信装置1としてのMIMO送信機と無線受信装置2としてのMIMO受信機とをそなえる。
MIMO送信機1は、図6に示したものとそれぞれ同様の、誤り訂正符号化部11と、第1レートマッチング処理部12と、再送バッファ13と、第2レートマッチング処理部14とをそなえるほか、ビット毎の伝送に関する情報の一例としてのビット毎の送信回数をカウントするビット毎送信回数制御部17bと、複数の送信アンテナ16と、マッパ18と、送信アンテナ制御情報生成部19と、をそなえる。
ここで、マッパ18は、第2レートマッチング処理部14にてレートマッチング処理を施された送信データ(送信ビット列)を送信アンテナ16に対応した送信ストリームに分離し、送信ストリーム別に、QPSKや16QAM等の多値変調信号(送信シンボル)へのマッピングを行なう機能を具備する。
ビット毎送信回数制御部(ビット毎送信回数計数部、アンテナマッピング制御部)17bは、再送バッファ13に一旦保持された所定サイズの送信ビット列に関して、送信契機毎に、ビット毎の送信回数を計数、記憶し、今回の送信においてそれまでの送信回数が多いビットほど優先的に伝送品質の低い送信アンテナ16(チャネル)にマッピングされるように第2レートマッチング処理部14及びマッパ18を制御するものである。
送信アンテナ16(チャネル)毎の伝送品質は、例えば、MIMO受信機2からフィードバック(通知)される送信アンテナ品質情報(どの送信アンテナ16の伝送品質が高いかを示す情報)に基づいて決定(特定)される。この送信アンテナ品質情報は、送信アンテナ16毎の品質を示す情報そのものでもよいし、品質の順番を示す情報であってもよい。また、送信アンテナ16のすべてではなく、送信に用いた一部の送信アンテナ16に関する情報に限定してもよい。
前記送信アンテナ品質情報は、例えば、MIMO受信機2において、MIMO送信機1から異なる時間に異なる送信アンテナ16から送信される、あるいは、送信アンテナ16別に並列的に送信されるパイロット信号等の既知の信号の受信電力を基に求めることができる。
また、ビット毎送信回数制御部17bは、例えば図13に模式的に示すように、再送処理(送信契機)毎に、それまでの送信回数の少ないビットを優先的に伝送品質の高い送信アンテナ16(チャネル)にマッピングする。相対的に、送信回数の多いビットは、伝送品質の低い送信アンテナ16にマッピングされやすくなる。
換言すれば、これまでの送信回数が少ないビットは、伝送品質が改善されるようにマッピングされやすくなり、これまでの送信回数が大きいビットは、伝送品質が低下するようにマッピングされやすくなる。
これは、MIMO受信機2が受信した前記送信ビット列を用いてHARQ合成した結果のビット毎の推定尤度(受信品質)が等レベルに近づくように送信アンテナ16(チャネル)へのマッピングを制御していることに相当する。
したがって、本例では、ビット毎送信回数制御部17bが、MIMO受信機2への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段としての機能と、この取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信方法を制御する制御手段としての機能とを果たしているといえる。
図13に示す例は、送信アンテナ16が2本(Tx1,Tx2)で、Tx1の方がTx2よりも伝送品質が高いと仮定した場合であり、(1)初回送信時にはそれまでの送信回数は再送バッファ13に保持されたどのビットも0回なので、ビット毎送信回数制御部17bは、前記ルールは適用せずに通常通りのマッピングを行なう。例えば、送信アンテナTx1,Tx2に均等にマッピングする。
(2)その後の再送1回目では、ビット毎送信回数制御部17bは、送信ビット列の中で、それまでの送信回数が最小(0回)のビットから優先的に所定ビット数分を伝送品質の高い送信アンテナTx1にマッピングする。送信アンテナTx1にマッピングしきれない同じ送信回数(0回)のビットがある場合は、伝送品質の低い送信アンテナ16にマッピングする。それまでの送信回数が1回のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1にマッピングしきれなかったビットは送信アンテナTx2にマッピングする。送信アンテナTx1へのマッピングに余裕がなければ、送信回数が2回のビットはすべてLSBにマッピングする。
(3)再送2回目では、ビット毎送信回数制御部17bは、送信ビット列の中で、それまでの送信回数が最小(1回)のビットを優先的に送信アンテナTx1にマッピングする。送信アンテナTx1にマッピングしきれない同じ送信回数(1回)のビットがある場合は、送信アンテナTx2にマッピングする。それまでの送信回数が2のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1にマッピングしきれなかったビットは送信アンテナTx2にマッピングする。送信アンテナTx1へのマッピングに余裕がなければ、送信回数が2回のビットはすべてLSBにマッピングする。
(4)再送3回目では、ビット毎送信回数制御部17bは、送信ビット列の中で、それまでの送信回数が最小(2回)のビットを優先的に送信アンテナTx1にマッピングする。送信アンテナTx1にマッピングしきれない同じ送信回数(2回)のビットがある場合は、送信アンテナTx2にマッピングする。それまでの送信回数が3回のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1にマッピングしきれなかったビットは送信アンテナTx2にマッピングする。送信アンテナTx1へのマッピングに余裕がなければ、送信回数が3回のビットはすべて送信アンテナTx2にマッピングする。
以降、同様にして、ビット毎送信回数制御部17bは、それまでの送信回数が少ないビットほど優先的に伝送品質の高い送信アンテナTx1にマッピングする(相対的に、送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナTx2にマッピングされやすくなる)。なお、上記の例とは逆に、送信回数が多いビットから優先的に伝送品質の低い送信アンテナTx2にマッピングすることとしてもよい。
このように、MIMO送信機1がMIMO受信機2からNACKを受信することにより再送処理を行なう場合、これまでの送信回数が少ないビットほど伝送品質の高い送信アンテナ16にマッピングすることで、HARQ合成後のビット毎の信号品質(尤度)を均等に近づけることができるので、通信容量の改善を図ることができる。
なお、送信アンテナ制御情報生成部19は、ビット毎尤度制御部17cによって、どの送信アンテナ16の伝送品質が良いとしてビットをマッピングしたか(マッピング方法)を示す情報(送信アンテナ制御情報)を生成するものである。
この情報は、例えば、送信データに付随する制御情報として送信アンテナ16からMIMO受信機2に送信する。このように、マッピング方法をMIMO送信機1からMIMO受信機2に通知することで、前記フィードバック情報(送信アンテナ品質情報)が伝搬環境によってMIMO送信機1において受信エラーとなる等、正しく受信できなかったとしても、MIMO受信機2は、当該送信アンテナ制御情報を基に受信信号に対して適切なデマッピング処理、復調処理、復号処理を施すことができる。
なお、送信アンテナ制御情報は、MIMO受信機2からの前記フィードバック情報と同様に、送信アンテナ16の伝送品質の順番を示す情報としてもよい。
〔5〕第4実施形態
図14は第4実施形態の無線通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この図14に示す無線通信システムは、無線送信装置1としてのMIMO送信機と無線受信装置2としてのMIMO受信機とをそなえる。
MIMO送信機1は、図6に示したものとそれぞれ同様の、誤り訂正符号化部11と、第1レートマッチング処理部12と、再送バッファ13と、第2レートマッチング処理部14と、図12に示したものとそれぞれ同様の、複数の送信アンテナ16と、マッパ18と、送信アンテナ制御情報生成部19と、をそなえるほか、ビット毎の伝送に関する情報の一例としてのビット毎の尤度を取得するビット毎尤度制御部17cをそなえる。
ここで、ビット毎尤度制御部(ビット毎尤度取得部、シンボルマッピング制御部)17cは、再送バッファ13に一旦保持された所定サイズの送信ビット列に関して、送信契機毎に、ビット毎の尤度(MIMO受信機2での推定尤度)の情報をマッパ18から取得して累積的に記憶し、今回の送信においてそれまでの合成尤度が大きいビットほど優先的に伝送品質の低い送信アンテナ16にマッピングされるように第2レートマッチング処理部14及びマッパ18を制御するものである。
例えば、ビット毎尤度制御部17cは、図15に模式的に示すように、再送処理(送信契機)毎に、それまでの合成尤度の小さいビットを優先的に伝送品質の高い送信アンテナ16(チャネル)にマッピングする。相対的に、合成尤度の大きいビットは、伝送品質の低い送信アンテナ16にマッピングされやすくする。
換言すれば、これまでの合成尤度が小さいビットは、伝送品質が改善されるようにマッピングされやすくなり、これまでの合成尤度が大きいビットは、伝送品質が低下するようにマッピングされやすくなる。
これは、MIMO受信機2が受信した前記送信ビット列を用いてHARQ合成した結果のビット毎の推定尤度(受信品質)が等レベルに近づくように送信アンテナ16(チャネル)へのマッピングを制御していることに相当する。
したがって、本例では、ビット毎尤度制御部17cが、MIMO受信機2への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段としての機能と、この取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信方法を制御する制御手段としての機能とを果たしているといえる。
なお、本例においても、送信アンテナ16(チャネル)毎の伝送品質は、前記第3実施形態と同様に、例えば、MIMO受信機2からのフィードバックされる送信アンテナ品質情報(どの送信アンテナ16の伝送品質が高いかを示す情報)に基づいて決定される。この送信アンテナ品質情報は、送信アンテナ16毎の品質を示す情報そのものでもよいし、品質の順番を示す情報であってもよい。また、送信アンテナ16のすべてではなく、送信に用いた一部の送信アンテナ16に関する情報に限定してもよい。
本例においても、前記送信アンテナ品質情報は、MIMO受信機2において、MIMO送信機1から異なる時間に異なる送信アンテナ16から送信される、あるいは、送信アンテナ16別に並列的に送信されるパイロット信号等の既知の信号の受信電力を基に求めることができる。
図15に示す例は、送信アンテナ16が2本(Tx1,Tx2)で、Tx1の方がTx2よりも伝送品質が良い(送信アンテナTx1の尤度が2、送信アンテナTx2の尤度が1の)場合であり、(1)初回送信時にはそれまでの送信回数は再送バッファ13に保持されたどの送信ビットも0回なので、ビット毎尤度制御部17cは、前記ルールは適用せずに通常通りのマッピングを行なう。例えば、送信アンテナTx1,Tx2に均等にマッピングする。
(2)その後の再送1回目では、ビット毎尤度制御部17cは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が最小(0)のビットから優先的に所定ビット数分を伝送品質の高い送信アンテナTx1にマッピングする。送信アンテナTx1にマッピングしきれない同じ尤度(0)のビットがある場合は、伝送品質の低い送信アンテナTx2にマッピングする。それまでの合成尤度が1のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1にマッピングしきれなかったビットは送信アンテナTx2にマッピングする。送信アンテナTx1へのマッピングに余裕がなければ、合成尤度が1のビットはすべて送信アンテナTx2にマッピングする。それまでの合成尤度が2のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1に余裕がなければすべて送信アンテナTx2にマッピングする。
(3)再送2回目では、ビット毎尤度制御部17cは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が最小(2)のビットを優先的に伝送品質の高い送信アンテナTx1にマッピングする。送信アンテナTx1にマッピングしきれない同じ合成尤度(2)のビットがある場合は、送信アンテナTx2にマッピングする。それまでの合成尤度が3のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1にマッピングしきれなかったビットは送信アンテナTx2にマッピングする。送信アンテナTx1へのマッピングに余裕がなければ、合成尤度が3のビットはすべて送信アンテナTx2にマッピングする。
(4)再送3回目では、ビット毎尤度制御部17cは、送信ビット列の中で、それまでの合成尤度が最小(3)のビットを優先的に送信アンテナTx1にマッピングする。送信アンテナTx1にマッピングしきれない同じ合成尤度(3)のビットがある場合は、送信アンテナTx2にマッピングする。それまでの合成尤度が4のビットは、送信アンテナTx1へのマッピングに余裕があれば送信アンテナTx1にマッピングし、送信アンテナTx1にマッピングしきれなかったビットは送信アンテナTx2にマッピングする。送信アンテナTx1へのマッピングに余裕がなければ、合成尤度が4のビットはすべて送信アンテナTx2にマッピングする。
以降、同様にして、ビット毎尤度制御部17cは、それまでの合成尤度が小さいビットほど優先的に伝送品質の高い送信アンテナTx1にマッピングする(相対的に、合成尤度の大きいビットほど伝送品質の低い送信アンテナTx2にマッピングされやすくなる)。なお、上記の例とは逆に、合成尤度が大きいビットから優先的に伝送品質の低い送信アンテナTx2にマッピングすることとしてもよい。
このように、MIMO送信機1がMIMO受信機2からNACKを受信することにより再送処理を行なう場合、これまでの合成尤度が小さいビットほど伝送品質の高い送信アンテナ16にマッピングすることで、HARQ合成後のビット毎の信号品質(尤度)を均等に近づけることができるので、通信容量の改善を図ることができる。
なお、前記第3実施形態と同様に、送信アンテナ制御情報生成部19は、ビット毎尤度制御部17cによって、どの送信アンテナ16の伝送品質が良いとしてビットをマッピングしたか(マッピング方法)を示す情報(送信アンテナ制御情報)を生成し、受信装置2に送信する。これにより、第3実施形態で述べた作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
〔6〕その他
上述した第3又は第4実施形態に、第1又は第2実施形態で説明したシンボルマッピング制御を適用してもよい。即ち、送信アンテナ16へのマッピング制御とともに、多値変調信号(送信シンボル)へのシンボルマッピング制御を実施してもよい。このようにすれば、さらなる通信容量の改善効果が得られる。
また、上述した例では、ビット毎の送信条件の制御として、多値変調信号へのシンボルマッピング制御、あるいは、送信アンテナへのマッピング制御について説明したが、ビット毎の送信電力を制御することとしても、前記各実施形態で述べた作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
即ち、送信電力を増加するほど信号の伝送品質が改善される傾向にあるから、送信回数あるいは合成尤度が大きいビットほど送信電力を減少させる制御(送信回数あるいは合成尤度が小さいビットほど送信電力を増加する制御)としても、ビット毎の伝送品質を均等に近づけることができ、通信容量の改善を図ることができる。
以上の各実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔7〕付記
(付記1)
送信装置から受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信方法であって、
前記送信装置は、
前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得し、
前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する、
ことを特徴とする、送信方法。
(付記2)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の送信回数であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど多値変調の送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
(付記3)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の尤度であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度の大きいビットほど前記送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
(付記4)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の送信回数であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
(付記5)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記伝送に関する情報は、ビット毎の尤度であり、
前記送信条件の制御は、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度が大きいビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御である、
ことを特徴とする、付記1記載の送信方法。
(付記6)
前記伝送品質の低い送信アンテナの特定は、前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される品質情報に基づいて行なわれる、
ことを特徴とする、付記4又は5に記載の送信方法。
(付記7)
前記送信装置は、
前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する、
ことを特徴とする、付記4〜6のいずれか1項に記載の送信方法。
(付記8)
受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信装置であって、
前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する制御手段と、
をそなえたことを特徴とする、送信装置。
(付記9)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する多値変調手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど前記送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングされるよう前記多値変調手段を制御するシンボルマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
(付記10)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を多値変調の送信シンボルにマッピングして前記受信装置へ送信する多値変調手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の尤度を求めるビット毎尤度取得部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎尤度取得部で取得された尤度を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度の大きいビットほど前記送信シンボルにおける誤り耐性の低いビットにマッピングされるよう前記多値変調手段を制御するシンボルマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
(付記11)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
(付記12)
前記送信装置は、
前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段をそなえるとともに、
前記取得手段は、
前記伝送に関する情報としてビット毎の尤度を求めるビット毎尤度取得部をそなえ、且つ、
前記制御手段は、
前記送信条件の制御として、前記ビット毎尤度取得部で取得された尤度を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までの合成尤度が大きいビットほど伝送品質の低い前記送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部、
をそなえたことを特徴とする、付記8記載の送信装置。
(付記13)
前記アンテナマッピング制御部は、
前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される、前記送信アンテナ毎の品質情報に基づいて前記伝送品質の低い送信アンテナを特定し、特定した情報に基づいて前記マッピングを制御する、
ことを特徴とする、付記11又は12に記載の送信装置。
(付記14)
前記送信装置は、
前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する送信アンテナ情報送信手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記11〜13のいずれか1項に記載の送信装置。
1 無線送信装置(MIMO送信機)
11 誤り訂正符号化部
12 第1レートマッチング処理部
13 再送バッファ
14 第2レートマッチング処理部
15 多値変調部
16 送信アンテナ
17 ビット毎送信回数制御部
17a ビット毎尤度制御部
17b ビット毎送信回数制御部
17c ビット毎尤度制御部
18 マッパ
19 送信アンテナ制御情報生成部
2 無線受信装置(MIMO受信機)

Claims (6)

  1. 送信装置から受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信方法であって、
    前記送信装置は、
    前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信する送信装置であって、
    前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の送信回数に関する情報を取得し、
    前回の送信までの累積的な前記送信回数に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングする制御を行なう、
    ことを特徴とする、送信方法
  2. 前記伝送品質の低い送信アンテナの特定は、前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される品質情報に基づいて行なわれる、
    ことを特徴とする、請求項1記載の送信方法。
  3. 前記送信装置は、
    前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の送信方法
  4. 受信装置へ送信済みのビットを含む送信ビット列を前記受信装置へ送信する送信装置であって、
    前記受信装置への送信毎に、送信ビット列のビット毎の伝送に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により得られた、前回の送信までの累積的な前記伝送に関する情報に基づいて、前記送信ビット列のビット毎の伝送品質が均等に近づくように、今回の送信ビット列のビット毎の送信条件を制御する制御手段と、
    前記送信ビット列を複数の送信アンテナのいずれかにマッピングして前記受信装置へ送信するマッピング手段とをそなえ、
    前記取得手段は、
    前記伝送に関する情報としてビット毎の送信回数を計数するビット毎送信回数計数部をそなえ、且つ、
    前記制御手段は、
    前記送信条件の制御として、前記ビット毎送信回数計数部の計数結果を基に、今回の送信ビット列の中で、前回の送信までで前記送信回数の多いビットほど伝送品質の低い送信アンテナにマッピングされるよう前記マッピング手段を制御するアンテナマッピング制御部、
    をそなえたことを特徴とする、送信装置
  5. 前記アンテナマッピング制御部は、
    前記受信装置において測定され前記受信装置から通知される、前記送信アンテナ毎の品質情報に基づいて前記伝送品質の低い送信アンテナを特定し、特定した情報に基づいて前記マッピングを制御する、
    ことを特徴とする、請求項記載の送信装置。
  6. 前記送信装置は、
    前記マッピングを行なった送信アンテナに関する情報を前記受信装置へ通知する送信アンテナ情報送信手段をさらにそなえたことを特徴とする、請求項4または5に記載の送信装置。
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