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JP5023613B2 - 車両用シートの収納構造 - Google Patents

車両用シートの収納構造 Download PDF

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JP5023613B2 JP2006226074A JP2006226074A JP5023613B2 JP 5023613 B2 JP5023613 B2 JP 5023613B2 JP 2006226074 A JP2006226074 A JP 2006226074A JP 2006226074 A JP2006226074 A JP 2006226074A JP 5023613 B2 JP5023613 B2 JP 5023613B2
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Description

この発明は、後部荷室の前方のフロアパネル上に配設され乗員の座面を形成する後列シートのシートクッションと、該シートクッションの後端部から上方に延びて乗員の背もたれを形成するシートバックとを備えたような車両用シートの収納構造に関する。
従来の車両用シート構造としては、特許文献1および特許文献2に開示されたものがある。
特許文献1に開示された車両用シート構造は、フロアパネルの上方に、運転席シートと、この運転席シートに対して車幅方向に並設された助手席シートとから成る前列シートを設け、この前列シートの後方に左右一対のリヤシート(後列シート)を設ける一方、上述のフロアパネルの中央部には、車両の前後方向に延びる一対のセンタシートスライド用のレールを取付け、さらに、中央席用のシートクッションと、下部シートバックと、上部シートバックとを備えたセンタシートを設けて、このセンタシートを上述のレールに沿って前列シートの左右一対のシート間に配設したり、または該センタシートを上述のレールに沿って後列シートの左右一対のシート間に配設すべく構成したものである。
この従来構造においては、センタシートをシート間に配設した時、上部シートバックをアームレスト兼テーブル(いわゆるコンソール)として有効利用することができる反面、センタシートそれ自体がレールに沿って前後方向に移動するので、コンソールの面積は必然的に上部シートバックの面積と等しくなり、広く、かつ大型のコンソールの形成が不可能であり、また一対のレールをフロアパネルに取付けて、センタシート全体を車両の前後方向に移動させるものであるから、その構造が複雑化する問題点があった。さらに、この従来構造においては、中央席用のシートクッションに収納部を形成するという技術思想は開示されていない。
また、特許文献2に開示された車両用シート構造は、フロアコンソールボックスに対してコンソールリッドを開閉可能に設け、このコンソールリッドを後方使用位置に移動させた時、該コンソールリッドを、フロアコンソールボックスとリヤシートのシートクッション中央部との間に橋渡しさせて、前後方向に連続するコンソールを形成するものである。
しかし、この従来構造においては、フロアコンソールボックスとコンソールリドとが前後方向に連続する程度のものに過ぎず、上述のコンソールの形成高さはリヤシートクッションの上面高さ位置に制限されて、適当な任意高さ位置にコンソールを形成することが不可能であるうえ、リヤシートのシートクッション中央部を有効利用することができない問題点があった。
加えて、この従来構造においては、上記コンソールリッドにカップホルダを形成する構造については開示されているが、後席に着座した後席乗員が使用可能な収納部を設けるという技術思想については開示されていない。
特開平10−100747号公報 特開平7−112648号公報
そこで、この発明は、後列シートの一対のシートクッション間にサブシートクッションを配設し、該サブシートクッションに収納部を設けることで、多人数乗車と少人数乗車との両立を図ることができ、少人数乗車時には独立したパーソナルな一対の後席を確保することができ、しかも、サブシートクッションに収納部を設けることにより、収納性が向上し、使い勝手のよい車両用シートの収納構造の提供を目的とする。
この発明による車両用シートの収納構造は、後部荷室の前方のフロアパネル上に配設され、乗員の座面を形成する後列シートのシートクッションと、該シートクッションの後端部から上方に延びて乗員の背もたれを形成するシートバックとを備えた車両用シートの収納構造であって、上記シートクッションは車幅方向に離間して独立して一対配設され、一対のシートクッションの間にはサブシートクッションが配設され、該サブシートクッションに収納部を設け、上記サブシートクッションは、上方かつ前方に移動可能に構成されたものである。
上記構成によれば、前列シートと、一対のシートクッション間にサブシートクッションを配設した後列シートとで多人数乗車レイアウトを確保することができ、また、上記シートクッションは車幅方向に離間して独立して一対配設されているので、少人数乗車時には独立したパーソナルな一対の後席を確保することができる。
また、上述のサブシートクッションに収納部を設けたので、収納性および使い勝手の向上を図ることができる。
しかも、上記サブシートクッションは、上方かつ前方に移動可能に構成されたものであるから、多人数乗車レイアウトを確保しつつ、少人数乗車時には使用しない上記サブシートクッションを適切な任意高さ位置となる上方かつ前方に位置させることで、使い勝手のよいコンソールとして利用することができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートクッションとシートバックとを備えた左右のシートの少なくとも何れか一方のシートが前後方向に移動するように構成されたものである。
上記構成によれば、独立したパーソナルな一対の後列シートでありながら、前後方向への移動も確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートバックの中央部には、該シートバックと独立して前方に可動することにより物品を載置可能となるアームレスト部が設けられ、該アームレスト部と上記サブシートクッションは高さ方向で連続して一体的なコンソール部を形成可能に構成されたものである。
上記構成によれば、アームレスト部をシートバックと独立して前方に倒伏させた時、アームレスト部とサブシートクッションとが連続したフラット状態となり、大型のコンソール(物置スペース)が形成できると共に、コンソールの形成高さは、前方に可動させたアームレスト部の高さ位置となり、乗員の手元の高さと略一致するので、その使い勝手の向上を図ることができる。
また、上記アームレスト部により少人数乗車時には、独立したパーソナルな一対の後席を形成することができ、後席乗員の快適性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記後列シートの前方には運転席シートと助手席シートとから成る前列シートが配設され、該運転席シートと助手席シートとの間には前席用アームレスト部が配設され、上記サブシートクッションは移動時に上記前席用アームレスト部と連続した高さに近接配置されるものである。
上記構成によれば、前席用アームレスト部と、サブシートクッションとの二者、または前席用アームレスト部と、サブシートクッションと、後席用の上記アームレスト部との三者が連係してフラットになるので、より一層大きいコンソール部が形成でき、その使い勝手のさらなる向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記後列シートのシートバックは前方に倒伏可能に移動してフラットな荷室を形成可能に構成されたものである。
上記構成によれば、後列シートのシートバックを前方に倒伏させた時、フラットな広い荷室を形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記収納部を開閉可能に覆う蓋部材を設け、該蓋部材は大きさが異なる2つの蓋部により構成されたものである。
上記構成によれば、大きさが異なる2つの蓋部の何れをも開閉することができるので、使い勝手がよく、特に、サブシートクッションの上方に後席用のアームレスト部を前方に可動させた状態下においても蓋部の開閉ができるので、充分な使い勝手を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記蓋部材は前後の蓋部に2分割され、前側の蓋部の前後長が後側の蓋部の前後長より短く形成されたものである。
上記構成によれば、サブシートクッションの上方に後席用のアームレスト部が位置していても、特に、前後長の短い前側の蓋部は、円滑かつ大きい開度に充分開閉できるので、収納部の使い勝手のさらなる向上を図ることができる。
この発明によれば、後列シートの一対のシートクッション間にサブシートクッションを配設し、該サブシートクッションに収納部を設けたので、多人数乗車と少人数乗車との両立を図ることができ、少人数乗車時には独立したパーソナルな一対の後席を確保することができ、しかも、サブシートクッションに収納部を設けることで、収納性が向上し、使い勝手がよくなる効果がある。
しかも、上記サブシートクッションは、上方かつ前方に移動可能に構成されたものであるから、多人数乗車レイアウトを確保しつつ、少人数乗車時には使用しない上記サブシートクッションを適切な任意高さ位置となる上方かつ前方に位置させることで、使い勝手のよいコンソールとして利用することができる。
多人数乗車と、少人数乗車との両立を図り、少人数乗車時に独立したパーソナルな一対の後席を確保すると共に、使い勝手のよい収納部を備えた大型のコンソールを形成するという目的を、後部荷室の前方のフロアパネル上に配設され、乗員の座面を形成する後列シートのシートクッションと、該シートクッションの後端部から上方に延びて乗員の背もたれを形成するシートバックとを備えた車両用シートの収納構造において、上記シートクッションは車幅方向に離間して独立して一対配設され、一対のシートクッションの間には可動サブシートクッションが配設され、該サブシートクッションに収納部を設け、上記サブシートクッションは、上方かつ前方に移動可能に構成されるという構にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用シートの収納構造を示すが、まず、図1を参照して車体構造について説明する。
車室1の床面を形成するフロアパネル2を設け、このフロアパネル2の後部には、該フロアパネル2から上方に立ち上がるキックアップ部の縦壁部3と、この縦壁部3から後方に延びるキックアップフロア部4とを形成している。
上述のキックアップフロア部4のさらに後方には、後方に向けて水平に延びる荷室フロア5を形成し、この荷室フロア5の上方に後部荷室6を形成すると共に、上述の荷室フロア5の車幅方向の中央部、または中間部には、スペアタイヤを格納する凹状のスペアタイヤパン7を段下げ形成し、このスペアタイヤパン7の後端開放側には車幅方向に延びるリヤエンドパネル8を取付けている。
また、上述のリヤエンドパネル8のリヤ側の面には、車幅方向に延びるリヤエンドメンバ9を接合固定し、このリヤエンドメンバ9とリヤエンドパネル8との間には、車幅方向に延びるリヤエンド閉断面10を形成して、後部車体剛性を確保すると共に、上述のリヤエンドメンバ9のさらに後方には、リヤバンパ11を配設している。
一方、後部荷室6の後方に形成された後部荷室開口12を、リヤゲート13によって開閉可能に覆うように構成し、ハッチバック型の車両を構成している。
このリヤゲート13は、リヤゲートインナパネル14と、リヤゲートアウタパネル15と、リヤウインド16とを備え、後部荷室6と対向する車室側の所定部が内装材としてのリヤゲートトリム17で覆われている。
また、ルーフパネル18の後端部には車幅方向に延びるリヤヘッダ19(車体剛性部材)を接合固定し、ルーフパネル18の後端部とリヤヘッダ19との間には、車幅方向に延びるヘッダ閉断面20を形成して、後部車体剛性を確保すべく構成すると共に、このヘッダ閉断面20の直後に設けられた図示しないヒンジ部材を介して、上述のリヤゲート13を開閉可能に支持している。
同様に、ルーフパネル18の前端部には車幅方向に延びるフロントヘッダ21(車体剛性部材)を接合固定し、ルーフパネル18の前端部とフロントヘッダ21との間には、車幅方向に延びるヘッダ閉断面22を形成して、前部車体剛性を確保すべく構成している。
そして、上述のフロントヘッダ21、ルーフパネル18およびリヤヘッダ19の車室1側を内装材としてのトップシーリング23で一体的に覆っている。
さらに、上述のフロアパネル2には、ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)とキックアップ部の縦壁部3との間において車両の前後方向に延び、かつ車室1側へ突出したトンネル部24を設けている。
このトンネル部24は、車体剛性の中心となるもので、該トンネル部24の左右の縦壁部と、サイドシル閉断面を有する車体剛性部材としての図示しない左右のサイドシル(詳しくは、サイドシルインナ)との間には車幅方向に延び、かつ車両の前後方向に離間した複数のクロスメンバ25,26(車体剛性部材)を接合固定し、これらの各クロスメンバ25,26と上述のフロアパネル2との間には、車幅方向に延びる閉断面27,28を形成して、下部車体剛性を確保すべく構成している。
また、キックアップフロア部4の後部下面と荷室フロア5の前端部下面とに跨ってリヤクロスメンバ29(車体剛性部材)を接合固定し、これら両者4,29間には車幅方向に延びる閉断面30を形成して、下部車体剛性を確保すべく構成している。
なお、図中、31はフロントウインド、32はフロントドア、33はリヤドア、34はキックアップ部の車外側下部に設けられた大型車両補機としての燃料タンク、35はリヤゲート13をロックするロック機構としてのストライカ、36は剛性部材としてのバンパレインフォースメント、37は車体剛性部材としてのセンタピラーである。
次に、車両用シートの収納構造について詳述する。
図1〜図3に示すように、上述のフロアパネル2の上方において前述のクロスメンバ25,26と対応する位置には、運転席シート41と、この運転席シート41に対して車幅方向に並設された助手席シート42とから成る前列シート43を設けている。
上述の運転席シート41は、乗員の座面を形成するシートクッション41Cと、このシートクッション41Cの後端部から上方に延びて乗員の背もたれ面を形成するシートバック41Bと、このシートバック41Bの上部に設けられて乗員の頭部をサポートするヘッドレスト41Hとを備えている。
同様に、上述の助手席シート42は、乗員の座面を形成するシートクッション42Cと、このシートクッション42Cの後端部から上方に延びて乗員の背もたれ面を形成するシートバック42Bと、このシートバック42Bの上部に設けられて乗員の頭部をサポートするヘッドレスト42Hとを備えている。
ここで、上述の運転席シート41および助手席シート42は図示しない周知構造の前列シート用シートスライドレールに沿って前後方向にスライド可能に構成されている。
また、上述の前列シート43を構成するセパレート構造の運転席シート41と助手席シート42との間には、物品を載置可能な前席用アームレスト部44が水平状に配設されている。
この前席用アームレスト部44は、図1〜図3に示すように、運転席シート41と助手席シート42との間のフロアパネル2のトンネル部24に設けられた固定構造のフロアコンソール部45(いわゆるセンタコンソール部)に対して、上述の運転席シート41および助手席シート42と独立して支持されており、該前席用アームレスト部44の支持剛性を確保すると共に、運転席シート41または/および助手席シート42が前後方向にスライドされても、該前席用アームレスト部44の定位置が確保できるように構成している。
さらに、上述の前列シート43の後方には後列シート46が設けられている。この後列シート46は、セパレート構造の左右一対のリヤシート47,48から成り、これらのリヤシート47,48は後部荷室6の前方のフロアパネルとしてのキックアップフロア部4上方に配設されている。換言すれば、後列シート46の前方に上述の運転席シート41と助手席シート42とから成る前列シート43が配設されたものである。
後列シート46の右側のリヤシート47は、乗員の座面を形成するシートクッション47Cと、該シートクッション47Cの後端部から上方に延びて乗員の背もたれ面を形成するシートバック47Bと、このシートバック47Bの上部に設けられて乗員の頭部をサポートするヘッドレスト47Hとを備えている。
同様に、左側のリヤシート48は、乗員の座面を形成するシートクッション48Cと、該シートクッション48Cの後端部から上方に延びて乗員の背もたれ面を形成するシートバック48Bと、このシートバック48Bの上部に設けられて乗員の頭部をサポートするヘッドレスト48Hとを備えている。
つまり、後列シート46のシートバック47B,48Bと、シートクッション47C,48Cとは、それぞれ車幅方向に離間して独立して一対設けられており、これら一対のシートバック47B,48Bの間には、図4に示すように後席用アームレスト部49が設けられている。
この後席用アームレスト部49は、図1に示す支点50(アームレスト支点)を中心に起伏可能に構成されており、この後席用アームレスト部49は、通常時において図3に示すように中央席シートバックXとなるように構成されると共に、支点50を中心として後席用アームレスト部49を左右一対のシートバック47B,48Bと独立して前方に移動(伏動)させると、図4に示すように、物品の載置が可能なアームレストとなり、後席に対する少人数乗車時(2人乗りの際)に、独立したパーソナルな左右一対の後席が形成できるように構成している。
要するに、上述の後席用アームレスト部49はその起立時に中央席シートバックX(図3参照)となり、水平状態に倒伏させた伏動時には物品を載置可能なアームレスト(図4参照)となるものであって、該後席用アームレスト部49には、中央席乗員の頭部をサポートするヘッドレスト51が設けられている。
ところで、上述の後列シート46の左右一対のシートバック47B,48Bは、図1に示す上述の支点50よりも下方に位置する別の支点52(シートバック支点)を介して、図5、図6に示すように前方に倒伏可能に移動すべく構成されており、図5、図6に示すようにシートバック47B,48Bを対応する左右一対のシートクッション47C,48C上部に前倒しすると、図5、図6に示すように大容量積載可能なフラットな荷室を形成し得るように構成している。
ここで、上述の荷室フロア5の上方には、後部荷室6を上下に仕切る荷室仕切りボード53が水平に設けられていて、この荷室仕切りボード53の配置高さは、図5に示すように、前方に倒伏させたシートバック47B,48Bの後端部と略同一高さに設定されているので、後列シート46の一対のシートバック47B,48Bを前方に倒伏させると、倒伏状態下におけるシートバック47B,48Bの上面(つまり通常時の背面)と荷室仕切りボード53の上面とが略フラットに連続して、車室1のリヤ側空間と後部荷室6とが前後に連続した広い荷室が形成される。さらに、図5に仮想線αで、また図7に実線でそれぞれ示すように、助手席シート42のシートバック42Bを前方に倒伏させると、助手席シート42の上方空間をも荷室スペースと成すことができるので、荷室のさらなる拡大を図ることができる。
後列シート46のシートバックの前方への倒伏は、図6、図7に示すように左右一対のシートバック47B,48Bをそれぞれ倒伏移動させることもでき、図8に示すように、何れか一方のシートバック(図8では右側のシートバック47B)のみを倒伏移動させて、後席乗員の着座と、荷室スペースの拡大との両立を図ることもできる。
なお、上述の荷室仕切りボード53の配設構造は、図5に示す水平構造に代えて、図9に示すスラント構造を採用してもよい。
すなわち、図9に示す荷室仕切りボード53は、前方に倒伏させたシートバック47B(または/および48B)の前高後低状の上面と前後方向に連続するように、該荷室仕切りボード53を前高後低状にスラント配置したものであって、倒伏状態下のシートバック47Bまたは/および48Bの上面と荷室仕切りボード53の上面とが段差がない状態でフラットに連続して、広い荷室を形成するように構成したものである。
また、上述の後列シート46の一対のリヤシート47,48の双方は、図1に示すシートスライドレール54(アッパレールとロアレールとからなるシートスライド手段)に沿って前後方向にシートスライド可能(移動可能)に形成されると共に、上述の後席用アームレスト部49は左右何れか一方のリヤシートのシートバックに取付けられている。この実施例では、図10に示すように、該後席用アームレスト部49は左側のリヤシート48のシートバック48Bに取付けられている。なお、図10では、左側のリヤシート48は前後スライドさせないノーマル状態で示しており、右側のリヤシート47はシートスライドレール54に沿って前方にスライドさせた状態で示しており、この後列シート46の前後スライド構成により、荷室の大きさ、乗員スペースの大きさを前後方向に調整するように構成している。
一方、図3、図4に示すように、後列シート46の左右一対のシートクッション47C,48Cの車幅方向中央部には、これらの各シートクッション47C,48Cとは独立して上方かつ前方に移動可能なサブシートクッションとしてのセンタシートクッション60を設けている。
このセンタシートクッション60は、図3に示す通常時においては中央席シートクッションとなり、中央席シートバックXとなる後席用アームレスト部49と共同して、後列シート46に対して3人乗車を許容するものである。つまり、各要素を図3に示すように設定すると、後席に対して3人乗車が許容され、各要素を図4に示すように設定すると、後席に対して2人乗車が許容されると共に、独立したパーソナルな一対の後席を形成することができ、2人乗りと3人乗りとをニーズに応じて選択することができる。
また、上述のセンタシートクッション60は、その下側に位置する本体部61と、この本体部61の上部に設けられた開閉可能なリッド部材62とを備えると共に、本体部61には上記リッド部材62で開閉可能に覆われた物品の収納部84が形成されている。
さらに、このセンタシートクッション60は、図3、図11に示す中央席シートクッションとなるノーマル状態から図12に示すように上方かつ前方に移動可能に構成されているので、次に、このセンタシートクッション60を上方かつ前方に移動させるシートクッション移動機構としてのセンタシートクッション移動機構63の構成について説明する。
図11、図12、図13に示すように、キックアップフロア部4(後部荷室6前方のフロアパネル)の上面前部には左右一対のブラケット64,64を互に車幅方向に離間させて固定し、これら左右のブラケット64,64間には車幅方向に延びる金属角パイプ製かつ閉断面構造のベース部材65(剛性部材)を横架している。
また、側面視でL字状の基部66aと、立上り片66bとを有する軸受ブラケット66を一対設け、これら一対の軸受ブラケット66,66を上述の左右のブラケット64,64と対応させてベース部材65に固定している。
そして、上述の立上り片66b,66bにはピン67,67(前側下部支軸)を介して前側の左右一対のリンク部材68,68を取付けている。
さらに、キックアップフロア部4の上面中間部または上面後方部には左右一対のブラケット64,64と前後方向に対応すべく、左右一対の軸受ブラケット69,69を取付け、この軸受ブラケット69,69にはピン70,70(後側下部支軸)を介して後側の左右一対のリンク部材71,71を取付け、合計4本のリンク部材68,68,71,71によりリンク機構72を構成している。つまり、上述のセンタシートクッション移動機構63は、前後に設けられた一対のリンク機構72により構成したものであり、かつ一対のリンク機構72のそれぞれの下端部は、車体すなわち、フロアパネルを構成するキックアップフロア部4に取付けられており、その支持剛性を確保するように構成している。
ここで、上述のキックアップフロア部4の後半部には、燃料タンク34(図1、図5参照)の上部形状に沿うように略V字状の凹部4aが形成されており、一対のリンク機構72の一方、すなわち後側の左右一対のリンク部材71,71は、この凹部4aの形状に沿う屈曲形状に構成されていて、図11に示すセンタシートクッション60のノーマル時において左右一対のリンク部材71,71は該凹部4aに沿って格納されるように構成している。つまり、リンク部材71,71は凹部4a上のスペースを有効利用して格納すべく構成したものである。
また、上述の左右一対のリンク部材71,71の遊端部相互間には、車幅方向に延びるロッド部材73を回動不能に横架し、このロッド部材73(後側上部支軸)の中央部にはストライカ74を取付けている。
一方、センタシートクッション60の本体部61の中間部下面には軸受ブラケット75を取付け、前側の左右一対のリンク部材68,68と、センタシートクッション60側の該軸受ブラケット75とをピン76(前側上部支軸)で連結している。
また、センタシートクッション60の本体部61の後部には本体フレーム77を取付け、上述のロッド部材73の左右両端部を、該本体フレーム77に回動可能に枢支させている。
さらに、上述の本体フレーム77には、ストライカ74をロックするラッチ78と、ケーブル79を介して該ラッチ78をロック、アンロック操作する操作部材80(例えばロック解除ボタン)と、センタシートクッション60を乗員の手動操作にて引き起こす取手部81(把持部)とを設けている。
そして、図11に示す中央席シートクッション形成状態下のセンタシートクッション60を、取手部81を介して引き起こすと、このセンタシートクッション60は合計4本のリンク部材68,68,71,71の回動変位により図12に示すように、上方かつ前方に移動し、ストライカ74がラッチ78で係合されると共に、前側の左右一対のリンク部材68,68の基端側に一体形成されたストッパ68aが図12に示すように軸受ブラケット66の基部66aの前面に当接して位置規制され、また本体部61の下部の軸受ブラケット75のリヤ側に一体形成されたストッパ75aがリンク部材68,68の遊端側背面に当接して位置規制されるので、センタシートクッション60は上方かつ前方に移動した所定高さの定位置において位置決め固定される。
上述のセンタシートクッション移動機構63は図11〜図13で示した構成に代えて、図14、図15に示す構造を採用してもよい。
この図14、図15に示す構造は、前側のリンク部材68の基端部にストッパ68aを突設形成する構造(図11〜図13参照)に代えて、軸受ブラケット66にストッパ82を一体または一体的に形成すると共に、リンク部材68の基端部には、センタシートクッション60の上方かつ前方への移動時に、該ストッパ82に当接する係合ノッチ68bと、センタシートクッション60の格納時にストッパ82との干渉を回避する逃げ部68cとを形成したものである。
このように構成すると、センタシートクッション60の格納時(図14参照)においてストッパ82が車両の前方側へ出っ張るのを防止することができる。なお、図14、図15で示した構造においても、その他の構成、作用、効果については図11〜図13のセンタシートクッション移動機構63とほぼ同様であるから、図14、図15において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、上述のラッチ78としては図14、図15で示したように汎用タイプのラッチを用いることができる。
さらに、上述のセンタシートクッション移動機構63は、図11〜図13で示した構造、並びに、図14、図15で示した構造に代えて、図16、図17に示す構造を採用してもよい。
この図16、図17に示す構造は、本体部61の下部に本体フレーム77を取付け、この本体フレーム77に対して上記ストライカ74をロックするラッチ78を取付けて、本体部61の車両前後方向の長さを可及的長尺に形成する一方、キックアップフロア部4上面に固定した軸受ブラケット69には係合段部69aを形成し、後側のリンク部材71には、センタシートクッション60を上方かつ前方へ移動させた時に上述の係合段部69aに当接するストッパ71aを一体形成または一体的に固定したものである。
この図16、図17に示すセンタシートクッション移動機構63においても、その他の構成、作用、効果については、図11〜図13で示した構造、図14、図15で示した構造とほぼ同様であるから、図16、図17において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図18、図19で示すように、上述のセンタシートクッション60を左右一対のシートクッション47C,48Cと独立して、上方かつ前方に移動させると、このセンタシートクッション60は前席用アームレスト部44の後端と近接する位置まで移動すると共に、このセンタシートクッション60はその移動時に上述の前席用アームレスト部44と連続した高さのコンソール部Yを形成するように構成している。
また、上述のセンタシートクッション60の少なくとも上方への移動時には、図18、図19、図20に示すように、後部荷室6と車室1内とが連通された荷室空間83を形成するように構成しており、この荷室空間83は、図20に示すように、フロアパネルを構成するキックアップフロア部4の上面と左右一対のシートクッション47C,48Cの内側面部47S,48Sとで画成された使い勝手のよい空間となる。
そこで、上述の画成された荷室空間83を有効利用して、図21に示すようにスキーの板などの長尺物の荷物Aを収納することができる。
図18、図19に示す状態から図22、図23に示すように、後列シート46の左右一対のリヤシート47,48におけるシートバック47B,48B間の後席用アームレスト部49を、シートバック47B,48Bと独立して前方に移動すると、この移動時の後席用アームレスト部49は、移動時のセンタシートクッション60の後端と連続した高さに近接して水平に配設され、図22、図23に示すように、前席用アームレスト部44の上面と、センタシートクッション60の上面と、後席用アームレスト部49の上面とが前後方向に連続する大型かつフラットな物置き面が形成されるように構成している。
換言すれば、センタシートクッション60を上方かつ前方に移動させた時、この移動時のセンタシートクッション60は前方に可動(倒伏)させた後席用アームレスト部49の前端と近接する位置まで移動可能に構成されており、後席用アームレスト部49とセンタシートクッション60とは高さ方向で連続して、一体的なコンソール部Zを形成可能に構成したものである。
上述の図22に示す状態下においても、荷室空間83の形成が維持されると共に、該荷室空間83の上方一部が後席用アームレスト部49で覆われるため、図24に示すように、この荷室空間83を有効利用して、長尺物の荷物Bを目立つことなく収納することができ、また、荷室仕切りボード53の上面にはバッグその他の荷物Cを上載することができる。図24に示すように上述の長尺物の荷物Bはその上方部がセンタシートクッション60、後席用アームレスト部49および荷室仕切りボード53で覆われる構成となるので、斯る荷物Bを目立たないように格納することができる。
図25は後席用アームレスト部49で中央席シートバックXを形成した通常時の状態下において、センタシートクッション60のリッド部材62を開放した状態を示し、同図に示すように、該センタシートクッション60には物品の収納部84が形成されており、この物品の収納部84は開閉可能なリッド部材62で覆われるように構成している。
図26はセンタシートクッション60を上方かつ前方に移動させると共に、後席用アームレスト部49を水平状に伏動させて、上述の各コンソール部Y,Zを形成した状態を示し、同図に示すように、センタシートクッション60のリッド部材62の上面にはトレイ85を形成する一方、後席用アームレスト部49の伏動時の上面(通常時の背面)には1つまたは複数のカップホルダ86を形成して、利便性の向上を図っている。また、図26、図27に示すように、センタシートクッション60における開閉可能なリッド部材62の開閉支点は、図26に示すように後部に設けてもよく、あるいは、図27に示すように前部に設けてもよい。なお、図中、87はステアリングホイールである。
上述のリッド部材62の構成は、図25、図26、図27の構成に代えて、図28、図29、図30に示す構成を採用してもよい。
図28、図29に示す構造は、センタシートクッション60における収納部84を開閉可能に覆う蓋部材としてのリッド部材62Aを設けるが、このリッド部材62Aは大きさが異なる2つのリッド部62F,62Rにより構成すると共に、前側に位置する前部リッド部62Fの前後方向の長さ(前後長)が、後側に位置する後部リッド部62Rの前後方向の長さ(前後長)よりも短く形成されている。
また、上述の前部リッド部62Fはその前端ヒンジ部88を支点に開閉し、後部リッド部62Rはその後端ヒンジ部89を支点に開閉すべく構成されている。
ここで、前部リッド部62Fと後部リッド部62Rとの前後長の比率は、3:7〜4:6の範囲内に設定してもよい。
図30に示す構造は、収納部84を開閉可能に覆う蓋部材としてリッド部材62Aを設けると共に、このリッド部材62Aを大きさが異なる前後のリッド部62F,62Rに2分割し、前部リッド部62Fは、センタシートクッション60の本体部61内側に設けたヒンジピン90、リンク部材91および該前部リッド部62Fの内側に設けたヒンジピン92を介して開閉可能に構成する一方、後部リッド部62Rは後端ヒンジ部93を中心に開閉可能に構成したものである。
ここで、上述のヒンジピン90、リンク部材91、ヒンジピン92は左右一対設けられている。
この図30に示す構造においても、前部リッド部62Fの前後長が後部リッド部62Rの前後長に対して短くなるように形成しており、その比率は3:7〜4:6の範囲内に設定してもよい。
図30に示すように、前部リッド部62Fを、左右一対のリンク部材91,91を用いて開閉すべく構成すると、該前部リッド部62Fの開閉に要する上下スペースが小さくなるので、後席用アームレスト部49をアームレストとして用いる場合の高さ設定の自由度、並びに各コンソール部Y,Zの高さ設定の自由度が向上する。
なお、図29、図30において矢印Fは車両の前方を示す。
このように、上記実施例の車両用シートの収納構造は、後部荷室6の前方のフロアパネル(キックアップフロア部4参照)上に配設され、乗員の座面を形成する後列シート46のシートクッション47C,48Cと、該シートクッション47C,48Cの後端部から上方に延びて乗員の背もたれを形成するシートバック47B,48Bとを備えた車両用シートの収納構造であって、上記シートクッション47C,48Cは車幅方向に離間して独立して一対配設され、一対のシートクッション47C,48Cの間にはサブシートクッション(センタシートクッション60参照)が配設され、該サブシートクッション(センタシートクッション60)に収納部84を設けたものである。
この構成によれば、前列シート43と、一対のシートクッション47C,48C間にサブシートクッション(センタシートクッション60参照)を配設した後列シート46とで多人数乗車レイアウトを確保することができ、また、上記シートクッション47C,48Cは車幅方向に離間して独立して一対配設されているので、少人数乗車時には独立したパーソナルな一対の後席を確保することができる。
しかも、上述のサブシートクッション(センタシートクッション60)に収納部84を設けたので、収納性および使い勝手の向上を図ることができる。
また、上記シートクッション47C,48Cとシートバック47B,48Bとを備えた左右のシート47,48の少なくとも何れか一方のシートが前後方向に移動するように構成されたものである(図10参照)。
この構成によれば、独立したパーソナルな一対の後列シート46でありながら、後席乗員の体格その他に対応して、前後方向への移動も確保することができ、この結果、後席乗員の快適性向上を図ることができる。
さらに、上記サブシートクッション(センタシートクッション60)は、上方かつ前方に移動可能に構成されたものである。
この構成によれば、多人数乗車レイアウトを確保しつつ、少人数乗車時には使用しない上記サブシートクッション(センタシートクッション60)を適切な任意高さ位置となる上方かつ前方に位置させることで、使い勝手のよいコンソールとして利用することができる(図19参照)。
加えて、上記シートバック47B,48Bの中央部には、該シートバック47B,48Bと独立して前方に可動することにより物品を載置可能となる後席用アームレスト部49が設けられ、該アームレスト部49と上記サブシートクッション(センタシートクッション60)は高さ方向で連続して一体的なコンソール部Z(図23参照)を形成可能に構成されたものである。
この構成によれば、後席用のアームレスト部49とサブシートクッション(センタシートクッション60参照)とが連続したフラット状態となり、大型のコンソール部Z(物置スペース)が形成できると共に、コンソール部Zの形成高さは、前方に可動させたアームレスト部49の高さ位置となり、乗員の手元の高さと略一致するので、その使い勝手の向上を図ることができる。
また、上記後席用のアームレスト部49により少人数乗車時には、独立したパーソナルな一対の後席を形成することができ、後席乗員の快適性向上を図ることができる。
さらに、上記後列シート46の前方には運転席シート41と助手席シート42とから成る前列シート43が配設され、該運転席シート41と助手席シート42との間には前席用アームレスト部44が配設され、上記サブシートクッション(センタシートクッション60参照)はその移動時に上記前席用アームレスト部44と連続した高さに近接配置されるものである。
この構成によれば、前席用アームレスト部43と、サブシートクッション(センタシートクッション60)との二者、または前席用アームレスト部43と、サブシートクッション(センタシートクッション60)と、後席用の上記アームレスト部49との三者が連係してフラットになるので、より一層大きいコンソール部が形成でき、その使い勝手のさらなる向上を図ることができる。
また、上記後列シート46のシートバック47B,48Bは前方に倒伏可能に移動してフラットな荷室を形成可能に構成されたものである(図6参照)。
この構成によれば、後列シート46のシートバック47B,48Bを前方に倒伏させた時、フラットな広い荷室を形成することができる。この結果、大きい荷物の積載が許容される。
しかも、上記収納部84を開閉可能に覆う蓋部材(リッド部材62A参照)を設け、該蓋部材(リッド部材62A)は大きさが異なる2つの蓋部(リッド部62F,62R参照)により構成されたものである(図28〜図30参照)。
この構成によれば、大きさが異なる2つの蓋部(リッド部62F,62R)の何れをも開閉することができるので、使い勝手がよく、特に、サブシートクッション(センタシートクッション60)の上方に後席用のアームレスト部49を前方に可動させた状態下(図4参照)においても蓋部(リッド部62F,62R)の開閉ができるので、充分な使い勝手を確保することができる。
さらに、上記蓋部材(リッド部62A)は前後の蓋部(リッド部62F,62R)に2分割され、前側の蓋部(前部リッド部62F)の前後長が後側の蓋部(後部リッド部62R)の前後長より短く形成されたものである(図28〜図30参照)。
この構成によれば、サブシートクッション(センタシートクッション60参照)の上方に図4に示す如く、後席用のアームレスト部49が位置していても、特に、前後長の短い前側の蓋部(前部リッド部62F)は、円滑かつ大きい開度に充分開閉できるので、収納部84の使い勝手のさらなる向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の後部荷室の前方のフロアパネルは、実施例のキックアップフロア部4に対応し、
以下同様に、
サブシートクッションは、センタシートクッション60に対応し、
シートバックの中央部のアームレスト部は、後席用アームレスト部49に対応し、
蓋部材は、リッド部材62Aに対応し、
大きさが異なる2つの蓋部は、前部リッド部62F,後部リッド部62Rに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両用シートの収納構造を備えた車両の側面図 車両用シートの収納構造を示すノーマル状態下の斜視図 前列シートを省略して示す車両用シートの収納構造の斜視図 後席用アームレスト部を前方に可動させた状態で示す斜視図 荷室拡大時の側面図 荷室拡大時の斜視図 助手席シートのシートバックを倒伏させた荷室拡大時の斜視図 一方のシートバックのみを前方に倒伏させた状態で示す斜視図 荷室仕切りボード配設構造の他の実施例を示す側面図 後列シートの前後スライド状態を示す斜視図 センタシートクッションを移動させるシートクッション移動機構の格納時における側面図 シートクッション移動機構によるセンタシートクッションの上方前方移動時の側面図 シートクッション移動機構の斜視図 シートクッション移動機構の他の実施例を示す格納時の側面図 シートクッション移動機構の他の実施例を示す移動時の側面図 シートクッション移動機構のさらに他の実施例を示す格納時の側面図 シートクッション移動機構のさらに他の実施例を示す移動時の側面図 前席用アームレスト部とセンタシートクッションの連続構造を示す側面図 図18の要部の斜視図 図18のD−D線に沿う後列シートの正面図 荷物搭載の一例を示す斜視図 前席用アームレスト部、センタシートクッション、後席用アームレスト部の連続構造を示す側面図 図22の要部の斜視図 荷物搭載の一例を示す側面図 センタシートクッションのリッド部材開放時の斜視図 コンソール部の他の実施例を示す斜視図 リッド部材開閉支点の他の実施例を示す斜視図 リッド部材の他の実施例を示す斜視図 図28のリッド部材の側面図 リッド部材のさらに他の実施例を示す側面図
4…キックアップフロア部(フロアパネル)
6…後部荷室
41…運転席シート
42…助手席シート
43…前列シート
44…前席用アームレスト部
46…後列シート
47,48…シート
47B,48B…シートバック
47C,48C…シートクッション
49…後席用アームレスト部
60…センタシートクッション(サブシートクッション)
62A…リッド部材(蓋部材)
62F,62R…リッド部(蓋部)
84…収納部
Z…コンソール部

Claims (7)

  1. 後部荷室の前方のフロアパネル上に配設され、乗員の座面を形成する後列シートのシートクッションと、該シートクッションの後端部から上方に延びて乗員の背もたれを形成するシートバックとを備えた車両用シートの収納構造であって、
    上記シートクッションは車幅方向に離間して独立して一対配設され、
    一対のシートクッションの間にはサブシートクッションが配設され、
    該サブシートクッションに収納部を設け
    上記サブシートクッションは、上方かつ前方に移動可能に構成された
    車両用シートの収納構造。
  2. 上記シートクッションとシートバックとを備えた左右のシートの少なくとも何れか一方のシートが前後方向に移動するように構成された
    請求項1記載の車両用シートの収納構造。
  3. 上記シートバックの中央部には、該シートバックと独立して前方に可動することにより物品を載置可能となるアームレスト部が設けられ、
    該アームレスト部と上記サブシートクッションは高さ方向で連続して一体的なコンソール部を形成可能に構成された
    請求項1または2記載の車両用シートの収納構造。
  4. 上記後列シートの前方には運転席シートと助手席シートとから成る前列シートが配設され、
    該運転席シートと助手席シートとの間には前席用アームレスト部が配設され、
    上記サブシートクッションは移動時に上記前席用アームレスト部と連続した高さに近接配置される
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両用シートの収納構造。
  5. 上記後列シートのシートバックは前方に倒伏可能に移動してフラットな荷室を形成可能に構成された
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両用シートの収納構造。
  6. 上記収納部を開閉可能に覆う蓋部材を設け、
    該蓋部材は大きさが異なる2つの蓋部により構成された
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両用シートの収納構造。
  7. 上記蓋部材は前後の蓋部に2分割され、前側の蓋部の前後長が後側の蓋部の前後長より短く形成された
    請求項6記載の車両用シートの収納構造。
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