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JP5021546B2 - マルチ画像ファイル作成装置、マルチ画像ファイル作成プログラム、マルチ画像ファイル作成方法 - Google Patents

マルチ画像ファイル作成装置、マルチ画像ファイル作成プログラム、マルチ画像ファイル作成方法 Download PDF

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JP5021546B2 JP2008096322A JP2008096322A JP5021546B2 JP 5021546 B2 JP5021546 B2 JP 5021546B2 JP 2008096322 A JP2008096322 A JP 2008096322A JP 2008096322 A JP2008096322 A JP 2008096322A JP 5021546 B2 JP5021546 B2 JP 5021546B2
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Description

本発明は、主画像データと1つ以上の副画像データとを含むマルチ画像ファイルを作成するためのマルチ画像ファイル作成装置、マルチ画像ファイル作成プログラム、マルチ画像ファイル作成方法に関する。
画像を撮影するときに、各シーン毎に1枚ずつ撮影を行うことがある一方で、連写撮影、パノラマ撮影、オートブラケット撮影、複数視点撮影(いわゆる立体視画像撮影)といったような所定の撮影シーケンスにより複数枚の撮影を行うこともある。特に、近年のデジタルカメラは連写性能が向上しているために、連写枚数が飛躍的に増加する傾向にあるが、連写して得られた各画像をそれぞれ個別のファイルとして記録すると、ファイル管理が非常に煩雑になる可能性が高い。
そこで、こうした所定の撮影シーケンス等により得られた互いの関連性が高い画像群を、それぞれ個別のファイルとして扱う代わりに、単一のファイルとして扱うことにより、ファイル運用やファイル管理の面で高い利便性を得るようにする技術が提案されている。
ところで、撮像して得られたデジタルの静止画像は、現状ではJPEG規格のJPGファイルとして保存されていることが多く、ファイルの拡張子としては「JPG」が使用されている。このJPGファイルを扱うように設計されている現行の画像処理装置やJPGアプリケーションとのファイル互換性を保つためには、ファイルの拡張子を上述した「JPG」にすることが必要である。さらに、ファイルの内部構造も、デジタルカメラなどにおいてデファクトスタンダードとなっているExif規格に準拠していることが必要である。
これらの要求を同時に実現する技術として、例えば特開2005−252754号公報に記載された技術が挙げられる。該公報に記載された技術は、複数のJPEG画像を1つのファイルにまとめてファイル数の増加を防ぎ、さらに、ファイルの先頭に主画像(ファイルにまとめられた複数の画像の中で主となる(代表する)1つの画像)をExif規格に準拠したフォーマットで格納し、かつファイル自体の拡張子を「JPG」とする技術となっている。
該公報に記載された技術により作成されるファイルは、具体的には、拡張子を除いて、図9に示すような構成になっている。ここに、図9は、従来より提案されている、複数のJPEG画像データを格納し得る画像ファイルの構成例を示す図である。画像ファイルには、例えば主画像である1つのJPEG画像データと、それ以外の副画像であるn(nは1以上の整数)個のJPEG画像データと、を格納することができるようになっている。そして、各JPEG画像データには、それぞれにJPEGヘッダが付加されていて、JPEGヘッダとJPEG画像データとでなる1組は、画像開始マーカSOIと画像終了マーカEOIとに挟み込まれる構成となっている(すなわち、JPEGヘッダを伴う個々のJPEG画像データは、Exif規格に準じたJPGファイルと同様の構造となっており、もしこれらのJPEG画像データをJPEGヘッダと共に個々の画像ファイルに分割したとすると、それぞれが既存のアプリケーションと高い互換性を備えている)。このような構成において、画像ファイル内の先頭に格納される画像が主画像となっており、この主画像に係るJPEGヘッダには、同一画像ファイル内に格納されている各副画像の情報(例えば、副画像の総数や、副画像の識別番号(画像ファイル内における何番目の副画像であるか等)、各副画像へのポインタ、各副画像の画像種別情報(この画像種別情報は、主画像データと1つ以上の副画像データとの画像データ作成時(例えば撮影時など)における関わりを示す情報である。具体的には、各副画像がパノラマ撮影によって得られたものである、あるいはブラケット撮影によって得られたものである、等)など)が格納されている。また、主画像以外の副画像は、この主画像に引き続いて順に格納される。加えて、該公報に記載された技術においては、ファイル名の拡張子を「JPG」としている(ただし、この図9に示す例では、複数の画像を格納し得るファイルの近年の標準化動向に応じて、拡張子を「MPF」としており、ファイル名は「hogehoge.MPF」である)。
複数のJPEG画像データを格納するためのファイルに、上述したような、拡張子が「JPG」でかつファイル先頭から主画像の終端までは既存のJPEGフォーマットと同一構造をなす構成を採用することにより、JPGファイルを扱う既存の画像処理装置やアプリケーションと互換性を保持している。そして、複数の画像データを1つのファイル内に格納しているために、ファイル数を少なくすることができ、ファイル管理が容易になる利点がある。この図9に一例を示したようなファイル、つまり複数の画像データを1つのファイル内に格納する画像ファイルを、以下では適宜「マルチ画像ファイル」と呼ぶことにする。
これに対して、現行のExif規格は、1つのJPGファイルに対して、サムネイル画像を除いたJPEG画像を1枚のみ格納するように規定されたものとなっている。
特開2005−252754号公報
上記特開2005−252754号公報に記載されたような複数の画像を格納するファイルは、先頭の主画像が既存のJPGファイルと互換性を保っているために、上述したように既存の画像処理装置やアプリケーションで表示したり、編集したり、保存したりすることが可能である。しかし、上述したような現行のExif規格に基づく既存の画像処理装置やアプリケーションによって、該公報に記載されたようなJPGファイルを編集して保存したときには、主画像は保存されるものの、主画像以外の副画像が消去されたり損なわれてしまったりする可能性がある。
従って、既存の画像処理装置やアプリケーションによって画像を再生したり編集したり配布したりするために、マルチ画像ファイル内の各画像を個々のJPGファイルに分割するという利用法が考えられる。上記特開2005−252754号公報に記載されたようなマルチ画像ファイルは、複数のJPGファイルを連結して1つのファイルとした構成になっているために、このような分割を容易に行うことが可能である。
しかし、マルチ画像ファイルを分割してしまうと、1つのファイルとして管理されていた画像群の関連性が失われてしまうために、その後に再び1つのファイルに結合しようとしても非常に困難となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、分割後の再結合を比較的容易に行い得るようなマルチ画像ファイルを作成することができるマルチ画像ファイル作成装置、マルチ画像ファイル作成プログラム、マルチ画像ファイル作成方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるマルチ画像ファイル作成装置は、複数の画像の代表となる1つの主画像を表す主画像データと上記主画像以外の1つ以上の副画像を表す1つ以上の副画像データとを含むマルチ画像ファイルを作成するためのマルチ画像ファイル作成装置であって、上記主画像データと上記1つ以上の副画像データの各々とにヘッダ領域をそれぞれ作成するヘッダ作成部と、上記主画像データのヘッダ領域と上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに該主画像データと該1つ以上の副画像データとの関連性を示す関連情報であって該主画像データと該1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報を含む関連情報を記録する関連情報記録部と、を具備し、上記関連情報記録部は、上記主画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行うものである。
また、本発明の第2の態様によるマルチ画像ファイル作成プログラムは、複数の画像の代表となる1つの主画像を表す主画像データと上記主画像以外の1つ以上の副画像を表す1つ以上の副画像データとを含むマルチ画像ファイルを作成する処理をコンピュータに実行させるためのマルチ画像ファイル作成プログラムであって、コンピュータに、上記主画像データと上記1つ以上の副画像データの各々とにヘッダ領域をそれぞれ作成させ、上記主画像データのヘッダ領域と上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに該主画像データと該1つ以上の副画像データとの関連性を示す関連情報であって該主画像データと該1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報を含む関連情報を記録させ、ここに、上記主画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行わせるためのプログラムである。
さらに、本発明の第3の態様によるマルチ画像ファイル作成方法は、複数の画像の代表となる1つの主画像を表す主画像データと上記主画像以外の1つ以上の副画像を表す1つ以上の副画像データとを含むマルチ画像ファイルを作成するためのマルチ画像ファイル作成方法であって、上記主画像データと上記1つ以上の副画像データの各々とにヘッダ領域をそれぞれ作成し、上記主画像データのヘッダ領域と上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに該主画像データと該1つ以上の副画像データとの関連性を示す関連情報であって該主画像データと該1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報を含む関連情報を記録し、ここに、上記主画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行う方法である。
本発明のマルチ画像ファイル作成装置、マルチ画像ファイル作成プログラム、マルチ画像ファイル作成方法によれば、分割後の再結合を比較的容易に行い得るようなマルチ画像ファイルを作成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図8は本発明の実施形態1を示したものであり、図1はマルチ画像ファイル作成装置の構成例を示すブロック図である。
このマルチ画像ファイル作成装置1は、画像を撮像する機能を備えており、例えばデジタルカメラとして構成されたものとなっている。
すなわち、マルチ画像ファイル作成装置1は、レンズ2と、絞り3と、撮像素子4と、アナログ増幅部5と、A/D変換部6と、バス7と、メモリ8と、画像処理部9と、ビデオエンコーダ10と、操作部11と、CPU12と、内部記録媒体13と、を備えている。また、マルチ画像ファイル作成装置1は、外部記録媒体14と表示部15とに接続されている。
レンズ2は、被写体の光学像を撮像素子4に結像するためのものである。
絞り3は、レンズ2から撮像素子4に到達する光束の通過範囲を規定することにより、結像される光学像の明るさを調節するためのものである。これらレンズ2および絞り3は、撮像光学系を構成している。
撮像素子4は、結像された光学像を光電変換してアナログの電気的な画像信号を生成し出力するものである。
アナログ増幅部5は、撮像素子4から出力されたアナログの画像信号を増幅するものである。
A/D変換部6は、アナログ増幅部5により増幅されたアナログの画像信号をデジタル画像に変換するものである。
このA/D変換部6により変換されたデジタル画像は、バス7を介してメモリ8に格納されるようになっている。ここに、バス7は、各部がデータを送受する際に用いるものであり、A/D変換部6、メモリ8、画像処理部9、ビデオエンコーダ10、CPU12、内部記録媒体13が接続され、さらに外部記録媒体14が接続され得るようになっている。
メモリ8は、例えばDRAM等の比較的高速にアクセス可能な記憶部として構成されたものであり、A/D変換部6からの画像、画像処理部9により処理された画像、内部記録媒体13または外部記録媒体14から読み出された画像などを記憶するためのバッファとして用いられるだけでなく、CPU12による作業領域としても用いられるようになっている。
画像処理部9は、メモリ8に記憶されたデジタル画像に画像処理を施して、記録用の画像データ(本実施形態においてはJPEGデータを想定している)を生成し、再びメモリ8に書き戻すものである。また、画像処理部9は、表示用の画像データも必要に応じて生成して、メモリ8に記憶させるようになっている。
この画像処理部9により生成された記録用の画像データには、CPU12によりヘッダ等が付加されて、さらにヘッダが付加された画像データを複数まとめることにより、後述するようなマルチ画像ファイルが生成されるようになっている。
内部記録媒体13は、CPU12の制御に基づいて、生成された画像ファイル(マルチ画像ファイルを含む)を不揮発に記録するものであり、例えばフラッシュメモリ等により構成されている。ここに、この内部記録媒体13は、マルチ画像ファイル作成装置1に内蔵されたものである。
これに対して、外部記録媒体14は、例えばCFカードやSDカードなどの外付け記録媒体として構成されていて、このマルチ画像ファイル作成装置1に着脱可能に接続され得るものである。この外部記録媒体14も、CPU12の制御に基づいて、生成された画像ファイル(マルチ画像ファイルを含む)を不揮発に記録する例えばフラッシュメモリ等となっている。
ビデオエンコーダ10は、メモリ8に記憶されている表示用の画像データを読み出して、ビデオ信号等に変換し、外部へ出力するものである。このビデオエンコーダ10には、例えば液晶表示装置(LCD)やテレビジョン装置(TV)等の外部機器としての表示部15が接続されており、この表示部15に画像を表示するようになっている。
操作部11は、このマルチ画像ファイル作成装置1に対してユーザが各種の操作入力を行うためのものである。この操作部11により可能な操作としては、例えば電源のオン/オフ操作、画像の撮影開始を指示するためのレリーズ操作、連写撮影モード、パノラマ撮影モード、複数視点撮影モード、オートブラケット撮影モードなどの撮影モードを選択するためのモード選択操作、撮像された複数の画像から主画像を選択するための主画像選択操作、などが例として挙げられる。
CPU12は、このマルチ画像ファイル作成装置1内の各部を統合的に制御する制御部である。また、CPU12は、上述したように、ヘッダを作成して記録用の画像データに付加し、さらにヘッダが付加された画像データを複数まとめることによりマルチ画像ファイルを生成する処理や、生成したマルチ画像ファイル等の画像ファイルを内部記録媒体13または外部記録媒体14に記録する制御なども行うようになっていて、関連情報記録部、ヘッダ作成部、マルチ画像ファイル再構築部を兼ねたものとなっている。加えてCPU12は、複数の画像の中から自動処理により、または手動操作に応じて、主画像を選択する処理も行う。
そして、本実施形態においては、連写撮影モード、パノラマ撮影モード、複数視点撮影モード、オートブラケット撮影モードなどの、互いに関連性の高い複数画像が取得される撮影モードが設定されているときに撮影された一連の画像群が、マルチ画像ファイルとして内部記録媒体13と外部記録媒体14との何れか一方もしくは両方に記録されるものとする。以下では、マルチ画像ファイルが例えば外部記録媒体14に記録されたものとして説明を行う。
図2はマルチ画像ファイルの構成の概要を示す図、図4はマルチ画像ファイルのより詳しい構成を示す図である。
上述した撮影モードにより撮影され外部記録媒体14に記録されているマルチ画像ファイルの構成は、図2に示すようになっている。この図2に示すマルチ画像ファイルの構成は、基本的には、図9を参照して説明したマルチ画像ファイルの構成と同様である。
すなわち、マルチ画像ファイルは、主画像である1つのJPEG画像データを先頭に格納し、引き続いて副画像であるn(nは1以上の整数)個のJPEG画像データを格納している。JPEG画像データのそれぞれには、JPEGヘッダが付加されている。そして、JPEGヘッダとJPEG画像データとでなる1組は、画像開始マーカSOIと画像終了マーカEOIとに挟み込まれて構成されている。
このような構成のマルチ画像ファイルにおいて、ファイル内の先頭に格納された主画像に係るJPEGヘッダには、同一ファイル内に格納されている各副画像の情報が格納されている。ここに副画像の情報としては、副画像の総数、副画像の識別番号(マルチ画像ファイル内における何番目の副画像であるか等)、各副画像へのポインタ、各副画像の種別(各副画像が上記各撮影モードの何れによって得られたものであるか等)などが幾つかの例として挙げられる。また、本実施形態においても、マルチ画像ファイルのファイル名の拡張子を「MPF」としている(図示の例では、ファイル名は「hogehoge.MPF」)。ただし、この拡張子名は単なる一例であり、その他の拡張子を用いてももちろん構わない。本実施形態においては、マルチ画像ファイルを複数のJPGファイルに分割することを想定しているために、分割後のJPGファイルは、マルチ画像ファイルに対応していない従来の装置やソフトウェア等で処理することが可能である。従って、マルチ画像ファイルの拡張子を、従来のJPGファイルと互換性を保つための「JPG」にする必要はないために、ここではマルチ画像ファイルであることを示す独自の拡張子を付している。
ただし、本実施形態の図2に示すマルチ画像ファイルは、図9に示したマルチ画像ファイルと異なり、主画像JPEGヘッダに主画像関連情報が、副画像JPEGヘッダに副画像関連情報が、それぞれ追加されたものとなっている。これらの関連情報は、マルチ画像ファイルを複数のJPGファイルに分割した後に、例えば編集処理等を行い、さらにその後に結合を行ってマルチ画像ファイルを再構築するために必要な情報となっている。
すなわち、主画像JPEGヘッダ内に主画像関連情報として記録される情報の例としては、マルチ画像ファイル形式のファイルを構成している画像であることを識別するための識別子(図4および後述する図5に示す例においては識別子「MPFD」(ただし、この識別子は単なる一例である))と、該当する画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報としての画像識別番号「0」(副画像の識別番号を1,…,nなどとしているために、ここでは、マルチ画像ファイル内における主画像の順序を示す識別番号「0」を、主画像識別情報として用いているが、主画像識別情報は主画像であることが識別できる情報であれば足りるために、その他の情報、例えばメインピクチャー(main picture)の頭文字「m」を記録するようにしても良いし、その他の情報を記録するようにしても構わない。)と、分割後の副画像が分割後の主画像を識別するための主画像ファイル情報(例えば、ユニークなID、あるいはこの主画像ファイル自体のファイル名など)(この主画像ファイル情報は、主画像データと1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報である)と、が挙げられる。
一方、副画像k(k=1,…,n)の副画像kJPEGヘッダ内の副画像関連情報は、主画像JPEGヘッダに記録されている副画像k情報が参照され、この副画像k情報が基本的にコピーして記録される(ここに、コピーによる記録が基本的に求められる理由は、分割後の画像群から後でマルチ画像ファイルを再構築する際に、仮に主画像データを記録するJPGファイルが存在しなくても、主画像JPEGヘッダだけは復元することができるようにするためである。ただし、コピーすることに意味がない情報については、コピーする必要はない。例えば、副画像へのポインタは、マルチ画像ファイルでは必要であったが、分割後のJPGファイルではJPEGヘッダの他の部分に記録されることになるために、特にコピーする必要はない、などである。)。ここに、コピーして記録される副画像k情報の例としては、副画像の総数、副画像の識別番号(マルチ画像ファイル内における何番目の副画像であるか等)、各副画像の種別(各副画像が上記各撮影モードの何れによって得られたものであるか等)などが挙げられる。
さらに、この副画像関連情報には、マルチ画像ファイルを構成している画像であることを識別するための識別子(図4および後述する図6に示す例においては識別子「MPFD」であり、図4および図5に示したような主画像に付する識別子と同じ。)と、分割後の副画像が分割後の主画像を識別するための主画像ファイル情報(この主画像ファイル情報は、上述したように同一グループ識別情報であって、上で例示したように、主画像に付されるユニークなID、あるいは主画像ファイル自体のファイル名など)と、が記録される。
次に、図3は、複数の画像からマルチ画像ファイルを作成し、その後にマルチ画像ファイルに含まれる画像を分割して、編集し、さらにその後に結合してマルチ画像ファイルを再構築する流れを示す図である。
図1に示したようなマルチ画像ファイル作成装置1において、例えば連写撮影モードが設定され、関連性の高い複数の画像が撮像されてメモリ8に記憶されると、CPU12が、これら複数の画像から図2に示したようなマルチ画像ファイル(この例では、ファイル名「hogehoge.MPF」)を作成して、例えば外部記録媒体14に記憶させる。このときに作成されるマルチ画像ファイルには、図2に示したように、主画像JPEGヘッダには主画像関連情報が、副画像kJPEGヘッダには副画像k関連情報が、それぞれ記録されている。
次に、マルチ画像に対応している任意の装置(もちろん、マルチ画像ファイル作成装置1であっても構わない)に外部記録媒体14を接続して、マルチ画像ファイルを複数のJPGファイルに分割する。この図3に示す例においては、マルチ画像ファイルは1つの主画像と4つの副画像とを含んでいるために、この分割によって、5つのJPGファイルが作成されることになる。
こうして分割して得られた複数のJPGファイルの内の、例えば副画像2のJPGファイル(この図3に示す例では、ファイル名「hogehoge_2.JPG」)を、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等において実行される既存の(つまり、マルチ画像ファイルに非対応の)JPGファイルを編集する画像編集処理プログラム等により編集する(もちろん、コンピュータ以外の専用の画像編集装置により編集しても構わないし、デジタルカメラ等に備えられている画像編集機能を用いて編集しても良い。つまり、画像編集を行う機器等を限定されるものではない。)。ここに、この編集処理後においても、副画像2のJPEGヘッダには、副画像関連情報が残っているものとする(そして、編集後のファイル名が「new_hogehoge_2.JPG」であるものとする)。なお、ここではマルチ画像ファイルに非対応の装置やプログラム等により編集処理を行ったが、もちろん、マルチ画像ファイルに対応の装置やプログラム等により編集処理を行っても構わない。このような編集後の副画像2のJPGファイルと、未編集の主画像JPGファイルおよび副画像1,3〜4JPGファイルとを、外部記録媒体14に再び記録する。
次に、この外部記録媒体14を、図1に示したようなマルチ画像ファイル作成装置1に再び接続する。そして、このマルチ画像ファイル作成装置1において画像再結合の処理を行うことにより、編集前の副画像2が編集後の副画像2に置き換わったマルチ画像ファイル(この例では、ファイル名「new_hogehoge.MPF」)を作成する。
次に、図5はマルチ画像ファイルの主画像JPEGヘッダの構造を詳細に示す図、図6はマルチ画像ファイルの副画像JPEGヘッダの構造を詳細に示す図である。
主画像JPEGヘッダおよび副画像JPEGヘッダは、Exif規格に準拠したものとなっていて、APP1マーカ領域とAPP2マーカ領域とを含んでいる。そして、APP1マーカ領域には、通常のJPGファイル(つまり、単一の画像を含むJPGファイル)のヘッダに記録されるExifデータが記録され、APP2マーカ領域には、分割時関連情報(分割した複数のJPGファイルからマルチ画像フォーマットの画像ファイルを再構築するために必要な情報)が記録されるようになっている。
ここに、APP1マーカ領域は、図5および図6の右側に拡大して示すように、APP1マーカと、APP1Lengthと、Exifヘッダと、TIFFヘッダと、0thIFDと、ExifIFDと、1stIFDと、サムネイル画像データと、を含んでいる。また、画像ファイルが主画像ファイルであるである場合には、さらに、APP1マーカ領域の例えばExifIFDと1stIFDとの間の位置に、副画像情報IFDが含まれている。
ここに、APP1Lengthを参照すれば、後述するAPP2マーカ領域の先頭位置を算出することが可能となっている。
0thIFDには、ExifIFDへのポインタと、1stIFDへのポインタと、が含まれている。
ExifIFDには、ExifIFDタグデータが含まれている。また、主画像のJPEGヘッダのExifIFDには、さらに、副画像情報IFDへのポインタが含まれている。そして、この副画像情報IFDへのポインタが指し示す主画像のJPEGヘッダ内の位置には、上述したような、副画像1情報〜副画像n情報が記録されている。
次に、分割時関連情報は、APP2マーカと、APP2Lengthと、画像関連情報(主画像JPEGヘッダである場合には主画像関連情報、副画像JPEGヘッダである場合には副画像関連情報)と、を含み、Exif規格に準拠する形式で記録されている。
上述したように、APP2マーカの位置は、APP1Lengthを参照することにより算出される。
また、APP2Lengthを参照すれば、JPEG画像データ本体の先頭位置を算出することが可能となっている。
そして、画像関連情報が主画像関連情報である場合には、上述したように、識別子「MPFD」と、主画像識別情報たる画像識別番号「0」と、主画像ファイル情報と、が記録されている。
また、画像関連情報が副画像関連情報である場合には、上述したように、識別子「MPFD」と、副画像識別番号たる画像識別番号「k」(副画像k(k=1,…,n)である場合)と、画像種別情報と、副画像総数と、主画像ファイル情報と、が記録されている。
続いて、図7は、マルチ画像ファイルを作成する処理を示すフローチャートである。なお、この図7に示す処理は、マルチ画像ファイル作成装置1において行われる処理であっても構わないし、マルチ画像ファイルの作成に対応したマルチ画像ファイル作成プログラムをコンピュータ上で実行することにより行われる処理であっても良い。
なお、この処理を開始する前段において、既に一連の撮影が行われ(あるいは関連性の高い画像群がコンピュータ等において画像ソフトウェアを実行することにより作成され)、マルチ画像を構成する複数の画像が既にメモリ8に記憶されているものとする。
このような状態で、この処理を開始すると、主画像JPEGヘッダに副画像k情報(副画像総数をnとすると、k=1,…,n)を記録し(ステップS1)、さらに、上述したような主画像関連情報を記録する(ステップS2)。
次に、主画像JPEGヘッダから副画像総数nを取得して(ステップS3)、変数iを0にリセットする(ステップS4)。
そして、変数iを1だけ増加させてから(ステップS5)、主画像JPEGヘッダに記録されている副画像i情報を参照して(ステップS6)、参照した内の必要な情報を上述したような副画像関連情報として副画像iJPEGヘッダに記録する(ステップS7)。
さらに、副画像iJPEGヘッダの副画像関連情報に、主画像ファイル情報と識別子とを記録する(ステップS8)。
その後、iがn未満であるか否かを判定して(ステップS9)、n未満である場合にはステップS5へ戻って次の副画像について上述したような処理を繰り返して行い、一方、nに達している場合には、マルチ画像ファイルを内部記録媒体13または外部記録媒体14内に生成してから(ステップS10)、この処理を終了する。
図8は、マルチ画像ファイルを分割して得られたJPGファイル群を結合してマルチ画像ファイルを再構築するときの処理を示すフローチャートである。なお、この図8に示す処理は、マルチ画像ファイル作成装置1において行われる処理であっても構わないし、マルチ画像ファイルの結合に対応したマルチ画像ファイル作成プログラムをコンピュータ上で実行することにより行われる処理であっても良い。
この処理を開始すると、再結合しようとする対象の画像ファイル群(これをm枚のJPGファイルでなる画像ファイル群であるものとする)を例えば操作部11を介したユーザの操作に応じて選択する(ステップS21)。
次に、選択された画像ファイル群に含まれる全てのJPGファイルが、マルチ画像ファイルから分割して得られたJPGファイルであるか否かを、各JPGファイルのヘッダに識別子「MPFD」が記録されているか否かに基づいて判定する(ステップS22)。
ここで、選択された画像ファイル群の中に1つでもマルチ画像ファイルから分割されたものでないJPGファイルが含まれている場合には、ステップS21へ戻って画像ファイル群の選択のやり直しを行う。
また、ステップS22において、画像ファイル群に含まれる全てのJPGファイルが、マルチ画像ファイルから分割して得られたJPGファイルであると判定された場合には、変数iを0にリセットする(ステップS23)。
そして、変数iを1だけ増加させてから(ステップS24)、選択されたi番目のJPGファイルのヘッダに記録されている関連情報(主画像関連情報または副画像関連情報)を取得する(ステップS25)。
続いて、現在処理中のJPGファイルが、既に関連情報を取得済みのJPGファイルと同一のマルチ画像ファイルから分割されたJPGファイルであるか否かを、主画像ファイル情報に基づいて(既に関連情報を取得済みのJPGファイルの主画像ファイル情報と同一であるか否かに基づいて)判定する(ステップS26)。
ここで、同一のマルチ画像ファイルから分割されたJPGファイルでないと判定された場合には、ステップS21へ戻って画像ファイル群の選択のやり直しを行う。
一方、同一のマルチ画像ファイルから分割されたJPGファイルであると判定された場合には、iがm未満であるか否かを判定して(ステップS27)、m未満である場合にはステップS24へ戻って次の画像について上述したような処理を繰り返して行う。
また、iがmに達している場合には、選択した画像ファイル群の中に主画像のJPGファイルが含まれているか否かを判定する(ステップS28)。
ここで、選択した画像ファイル群の中に主画像のJPGファイルが含まれていないと判定された場合には、選択した画像ファイル群の中の少なくとも1つのJPGファイルのヘッダ領域に記録されている主画像ファイル情報に基づいて、主画像のJPGファイルを外部記録媒体14から検索する(ステップS29)。
その結果、主画像のJPGファイルが発見されたか否かを判定する(ステップS30)。ここで、主画像のJPGファイルが発見されないと判定された場合には、選択された画像ファイル群に含まれるJPGファイルは全て副画像のJPGファイルであることになるために、選択されている全ての副画像JPGファイルのJPEGヘッダに記録されている副画像関連情報を閲覧して(ステップS31)、これらの副画像関連情報をコピーして用いることにより、マルチ画像ファイルの主画像ヘッダを作成する(ステップS32)。
そして、主画像の実データ部に、主画像欠落マルチ画像であると認識可能な画像(例えば、「マルチ画像ですが主画像が欠落しています」等の文字情報が含まれる画像など)をデータとして埋め込む(ステップS33)。
ステップS28において選択した画像ファイル群の中に主画像のJPGファイルが含まれていると判定された場合、ステップS30において、主画像のJPGファイルが検索の結果、発見されたと判定された場合、またはステップS31〜S33の処理を行って主画像を作成した場合に、続いて、主画像JPEGヘッダから副画像総数nを取得し(ステップS34)、変数iを0にリセットする(ステップS35)。
続いて、変数iを1だけ増加させてから(ステップS36)、主画像JPEGヘッダに記録されている副画像i情報を参照して(ステップS37)、ステップS21において選択された画像ファイル群の中に副画像i情報の識別番号に一致するものがあるか否かを判定する(ステップS38)。
ここで、一致するものがあると判定された場合には、一致する選択画像をマルチ画像ファイルに追加し(ただし、i=1のときにはまだ「マルチ画像ファイル」ではなく「主画像ファイル」であるために、この主画像ファイルに追加することになる)(ステップS39)、一方、一致するものがないと判定された場合には、副画像i情報の中の画像種別を「画像無し」に変更する(ステップS40)。
ステップS39またはステップS40の処理を行ったら、iがn未満であるか否かを判定して(ステップS41)、n未満である場合にはステップS36へ戻って次の副画像に関して上述したような処理を繰り返して行い、一方、nに達している場合には、この処理を終了する。
なお、この図8に示す処理においては、マルチ画像ファイルを再構築する対象となる画像ファイル群をユーザが選択するようにしていたが、これに限るものではないことはもちろんである。例えば、マルチ画像ファイルを再構築しようとするJPGファイルを1つだけユーザが指定すれば、後は外部記録媒体14内の各JPGファイルのヘッダ情報を検索することにより、指定されたJPGファイルと同一のマルチ画像ファイルから分割されたJPGファイルを自動的に検索して、元のマルチ画像ファイルを再構築するようにしても構わない。あるいは、完全自動処理により、外部記録媒体14内において再構築可能なマルチ画像ファイルを一括して再構築するようにすることも可能である。
このような実施形態1によれば、複数の画像データを含むマルチ画像ファイルを作成する際に、作成したマルチ画像ファイルに含まれる各画像データのヘッダに、マルチ画像ファイルを分割した後に再構築するために必要な関連情報を記録するようにしたために、画像の分割が行われても、元の構成のマルチ画像ファイルを比較的容易に結合して再構築することが可能となる。
そして、分割された画像ファイルは、マルチ画像に非対応のソフトウェアで表示もしくは編集したり、あるいは配布したりすることが可能となる。このとき、マルチ画像ファイルに含まれる各画像データのJPEGヘッダをExif規格に準拠したデファクトスタンダードなフォーマットのものとしているために、画像の分割を行って得られるJPGファイルが従来のJPEG対応機器と互換性を持つことになり、汎用性が高まって利便性が向上する。
そして、分割して得られたJPGファイルを編集等した後に、編集後のJPGファイルに基づいてマルチ画像ファイルを再構築すれば、ファイルの管理を再度容易にすることができる。
また、関連情報として副画像総数を記録し、かつ、副画像関連情報として主画像のヘッダ領域に記録されている副画像情報を参照して得られる情報を記録するようにしているために、マルチ画像ファイルを再構築しようとしている画像ファイル群に主画像が欠落していたとしても、主画像のヘッダを作成することができ、マルチ画像ファイルとしての形式を整えることができる。そして、この主画像のヘッダを作成する際に、副画像総数×(1つの副画像情報領域)分のデータ領域を一括して確保することができるために、ヘッダ構築をより高速に行うことが可能となる。
加えて、関連情報として画像識別番号を記録するようにしているために、マルチ画像ファイル内における画像の順序についても復元することができる。そして、再構築したマルチ画像ファイルに欠落している画像がある場合にも、その画像番号の部分を空白にしておいて、後の所望の時点で欠落している画像を追加することも可能となる。
そして、関連情報として、画像種別情報を記録するようにしているために、マルチ画像ファイルを再構築したときにも、元のマルチ画像ファイルが保持していた機能が損なわれることがないという利点がある。
さらに、関連情報として主画像ファイル情報を記録するようにしているために、分割後のJPGファイルが同一のマルチ画像ファイルから分割されたものであるか否かを識別することができるとともに、再構築しようとする画像ファイル群の自動選択に利用したり、あるいは再構築しようとする画像ファイル群に主画像が含まれていないときの自動検索に利用したりすることができる。
また、関連情報として識別子を記録するようにしたために、該識別子の判定を行うだけで、そのファイルがマルチ画像ファイルから分割された画像ファイルであるか否かを簡単に識別することが可能となる。
なお、上述では主としてマルチ画像ファイル作成装置についてを述べ、図7および図8においてはマルチ画像ファイル作成プログラムをコンピュータ上で実行することにより処理を行っても良い旨を述べたが、これらに限らず、同様の処理を実行するためのマルチ画像ファイル作成方法であっても構わない。
そして、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態1におけるマルチ画像ファイル作成装置の構成例を示すブロック図。 上記実施形態1におけるマルチ画像ファイルの構成の概要を示す図。 上記実施形態1において、複数の画像からマルチ画像ファイルを作成し、その後にマルチ画像ファイルに含まれる画像を分割して、編集し、さらにその後に結合してマルチ画像ファイルを再構築する流れを示す図。 上記実施形態1におけるマルチ画像ファイルのより詳しい構成を示す図。 上記実施形態1におけるマルチ画像ファイルの主画像JPEGヘッダの構造を詳細に示す図。 上記実施形態1におけるマルチ画像ファイルの副画像JPEGヘッダの構造を詳細に示す図。 上記実施形態1において、マルチ画像ファイルを作成する処理を示すフローチャート。 上記実施形態1において、マルチ画像ファイルを分割して得られたJPGファイル群を結合してマルチ画像ファイルを再構築するときの処理を示すフローチャート。 従来より提案されている、複数のJPEG画像データを格納し得る画像ファイルの構成例を示す図。
符号の説明
1…マルチ画像ファイル作成装置
2…レンズ
3…絞り
4…撮像素子
5…アナログ増幅部
6…A/D変換部
7…バス
8…メモリ
9…画像処理部
10…ビデオエンコーダ
11…操作部
12…CPU(関連情報記録部、ヘッダ作成部、マルチ画像ファイル再構築部)
13…内部記録媒体
14…外部記録媒体
15…表示部

Claims (9)

  1. 複数の画像の代表となる1つの主画像を表す主画像データと、上記主画像以外の1つ以上の副画像を表す1つ以上の副画像データと、を含むマルチ画像ファイル、を作成するためのマルチ画像ファイル作成装置であって、
    上記主画像データと上記1つ以上の副画像データの各々とにヘッダ領域をそれぞれ作成するヘッダ作成部と、
    上記主画像データのヘッダ領域と、上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに、該主画像データと該1つ以上の副画像データとの関連性を示す関連情報であって、該主画像データと該1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報を含む関連情報を記録する関連情報記録部と、
    を具備し
    上記関連情報記録部は、上記主画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行うものであることを特徴とするマルチ画像ファイル作成装置。
  2. 上記関連情報記録部は、上記副画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが何番目の副画像データであるかを示す副画像識別番号をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行うものであることを特徴とする請求項に記載のマルチ画像ファイル作成装置。
  3. 上記関連情報記録部は、上記副画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、上記マルチ画像ファイルに含まれている上記副画像の総数の情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行うものであることを特徴とする請求項に記載のマルチ画像ファイル作成装置。
  4. 上記関連情報記録部は、上記副画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、上記主画像データと上記1つ以上の副画像データとの画像データ作成時における関わりを示す画像種別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行うものであることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像ファイル作成装置。
  5. 上記ヘッダ作成部は、上記マルチ画像ファイルに含まれる上記1つ以上の副画像データの各々に関する副画像情報を、上記関連情報とは別個に上記主画像データのヘッダ領域に記録するように、該主画像データのヘッダ領域を作成するものであり、
    上記関連情報記録部は、該主画像データのヘッダ領域に記録されている上記1つ以上の副画像データの各々に関する副画像情報を参照して、上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域に記録する関連情報を生成し記録するものであることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像ファイル作成装置。
  6. 上記ヘッダ作成部は、上記主画像データのヘッダ領域と、上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに、Exif規格に準拠した形式で情報を含ませるように、各々のヘッダ領域を作成するものであることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像ファイル作成装置。
  7. 複数の画像ファイルが同一のマルチ画像ファイルから分割して得られた画像ファイルであるか否かを上記同一グループ識別情報に基づいて判定し、該複数の画像ファイルが同一のマルチ画像ファイルから分割して得られた画像ファイルであると判定した場合には、該複数の画像ファイルの各ヘッダ領域に記録されている上記関連情報に基づいて該複数の画像ファイルを連結することにより、該複数の画像ファイルに各係る複数の画像データを含むマルチ画像ファイルを再構築するマルチ画像ファイル再構築部をさらに具備したことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載のマルチ画像ファイル作成装置。
  8. 複数の画像の代表となる1つの主画像を表す主画像データと、上記主画像以外の1つ以上の副画像を表す1つ以上の副画像データと、を含むマルチ画像ファイル、を作成する処理をコンピュータに実行させるためのマルチ画像ファイル作成プログラムであって、コンピュータに、
    上記主画像データと上記1つ以上の副画像データの各々とにヘッダ領域をそれぞれ作成させ、
    上記主画像データのヘッダ領域と、上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに、該主画像データと該1つ以上の副画像データとの関連性を示す関連情報であって、該主画像データと該1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報を含む関連情報を記録させ
    ここに、上記主画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行わせるためのマルチ画像ファイル作成プログラム。
  9. 複数の画像の代表となる1つの主画像を表す主画像データと、上記主画像以外の1つ以上の副画像を表す1つ以上の副画像データと、を含むマルチ画像ファイル、を作成するためのマルチ画像ファイル作成方法であって、
    上記主画像データと上記1つ以上の副画像データの各々とにヘッダ領域をそれぞれ作成し、
    上記主画像データのヘッダ領域と、上記1つ以上の副画像データの各ヘッダ領域とに、該主画像データと該1つ以上の副画像データとの関連性を示す関連情報であって、該主画像データと該1つ以上の副画像データとが同一のマルチ画像ファイルに属していることを識別するための同一グループ識別情報を含む関連情報を記録し、
    ここに、上記主画像データのヘッダ領域に記録する上記関連情報に、当該画像データが主画像データであることを示す主画像識別情報をさらに含ませるように、該関連情報の記録を行うことを特徴とするマルチ画像ファイル作成方法。
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