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JP5015889B2 - 太陽電池パネル及び太陽光発電装置 - Google Patents

太陽電池パネル及び太陽光発電装置 Download PDF

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JP5015889B2 JP2008245848A JP2008245848A JP5015889B2 JP 5015889 B2 JP5015889 B2 JP 5015889B2 JP 2008245848 A JP2008245848 A JP 2008245848A JP 2008245848 A JP2008245848 A JP 2008245848A JP 5015889 B2 JP5015889 B2 JP 5015889B2
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Description

本発明は、太陽電池パネル及び太陽光発電装置に関する。
図19は、太陽電池セルに入射する入射光の光束密度と太陽電池セルの起電力との関係の概略をあらわすグラフである。図19の「光束密度」は、太陽電池セルが受光する単位面積あたりの光量を意味する。図20は、日周運動する太陽を光源として発電を行うことができる時間を説明する模式図である。
図19に示すように、光束密度が閾値THを下回っている場合、太陽電池セルの起電力は極めて小さいが、光束密度が閾値THを上回っている場合、太陽電池セルの起電力は光束密度の上昇に概ね比例して上昇する。ただし、光束密度が飽和水準STに達すると、太陽電池セルの起電力は飽和してその上昇は緩慢になる。
したがって、図20に示すように、太陽電池セルを南中時の太陽932の方向に向けて設置する場合、日の出後及び日の入り前の時間帯の低い位置にある太陽934,936から太陽電池セルへの太陽光の入射角度は大きくなる。入射角度が大きくなると、太陽電池セルが受光する太陽光の光束密度が閾値THを下回る。また、入射する太陽光に強い表面反射が生じるので、太陽電池セルに届く光が少なくなる。このため、日の出後及び日の入り前の時間帯で太陽が低い位置にあるときには、実質的に発電をすることができなくなる。
特許文献1は、本願発明と関連する文献公知発明が記載された先行技術文献である。特許文献1は、太陽電池セルの受光面と面する側にプリズムを密に配列し太陽電池セルの受光面と面しない側にレンズを密に配列した透明体で太陽電池セルの受光面を覆った太陽電池パネルを開示している。
特開2005−285948号公報
しかし、特許文献1の太陽電池パネルは、太陽が入射角度60度程度の低い位置にあるときの発電の効率は上昇するものの、さらに入射角度が大きい場合にはレンズ及びプリズムが入射光と干渉するので、太陽が朝・夕などとても低い位置にあるときの発電の効率は著しく低下する。したがって、特許文献1の太陽電池パネルは、日周運動する太陽により効率的に発電をする範囲が限られる。
本発明は、この問題を解決するためになされたもので、日周運動する太陽により朝・夕の入射角度の大きいときも含め、効率的に発電をすることができる太陽電池パネル及び太陽光発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の太陽電池パネルは、太陽電池セルと、前記太陽電池セルの受光面を覆う第1の透明体と、を備え、前記第1の透明体の前記受光面と面しない第1の面に、前記太陽電池セルの受光面と相対的に大きな角度をなし相対的に小さな範囲を占める離散的な第1の入射領域の群と、前記太陽電池セルの受光面と相対的に小さな角度をなし相対的に大きな範囲を占める平坦な第2の入射領域とがあり、前記第1の透明体に、前記第1の入射領域に入射した斜め入射光を光束密度を大きくしてから前記太陽電池セルの受光面へ導く微小光学素子の群が前記第2の入射領域から外れて離散的に形成されている。
請求項2の太陽電池パネルは、請求項1の太陽電池パネルにおいて、前記微小光学素子が、入射した斜め入射光を集光するレンズ面となる入射面と前記入射面に入射した斜め入射光の進行方向を前記太陽電池セルの受光面に入る法線方向へ向けて屈曲する反射面とを有する。
請求項3の太陽電池パネルは、請求項1の太陽電池パネルにおいて、前記微小光学素子が、入射面と前記入射面に入射した斜め入射光の進行方向を前記太陽電池セルの受光面に入る法線方向へ向けて屈曲する反射面を有するマイクロプリズムである。
請求項4の太陽電池パネルは、請求項1の太陽電池パネルにおいて、前記微小光学素子が、入射した斜め入射光を集光するレンズ面となる入射面を有するマイクロレンズである。
請求項5の太陽電池パネルは、請求項1ないし請求項4のいずれかの太陽電池パネルにおいて、前記微小光学素子の群が、前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に垂直な第1の方向から前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に傾けた方向を前記入射面が向く第1の群と、前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に垂直で前記第1の方向とは反対の第2の方向から前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に傾けた方向を前記入射面が向く第2の群と、を備える。
請求項6の太陽電池パネルは、請求項1ないし請求項5のいずれかの太陽電池パネルにおいて、前記微小光学素子の群が少なくとも一方向に離散的に配列され、前記微小光学素子の高さが前記微小光学素子の群の離散的に配列する方向の配列間隔の0.1−1.0倍である。
請求項7の太陽電池パネルは、請求項6の太陽電池パネルにおいて、前記微小光学素子の高さが5−5000μm、前記微小光学素子の群の離散的に配列する方向の配列間隔が25−25000μmである。
請求項8の太陽電池パネルは、請求項1ないし請求項7のいずれかの太陽電池パネルにおいて、前記太陽電池セルは、光電変換を行う光電変換体と、前記光電変換体の受光面に設けられた表面電極と、前記光電変換体の非受光面に設けられた裏面電極と、を備え、前記表面電極は、前記第1の入射領域に入射した斜め入射光が到達する前記太陽電池セルの受光面の上の第1の受光領域に隣接する第1のフィンガー電極の群、を備える。
請求項9の太陽電池パネルは、請求項8の太陽電池パネルにおいて、前記表面電極は、前記第1のフィンガー電極の群と電気的に分離され前記第2の入射領域に入射した垂直入射光が到達する前記太陽電池セルの受光面の上の第2の受光領域に設けられた第2のフィンガー電極の群、をさらに備える。
請求項10の太陽電池パネルは、請求項8又は請求項9の太陽電池パネルにおいて、前記表面電極が前記光電変換体に形成された溝に埋設され、前記表面電極の前記太陽電池セルの受光面に露出する部分と前記光電変換体の受光面の前記溝が形成された部分以外の部分とが同一平面を形成する。
請求項11の太陽電池パネルは、請求項8ないし請求項10のいずれかの太陽電池パネルにおいて、前記表面電極が透明導電材料の膜である。
請求項12の太陽電池パネルは、請求項1ないし請求項11のいずれかの太陽電池パネルにおいて、前記第1の透明体の第1の面を覆い前記前記第1の透明体の第1の面とは面しない第3の面が平坦であって前記第1の透明体よりも屈折率が小さい第2の透明体、をさらに備える。
請求項13の太陽電池パネルは、請求項12の太陽電池パネルにおいて、前記太陽電池セルの受光面と面する前記第1の透明体の第2の面が前記前記太陽電池セルの受光面と密着している。
請求項14の太陽光発電装置は、入射光の入射角度に対する電力の出力の依存性が異なる複数の集電経路を有する太陽電池パネルと、前記複数の集電経路のうちの優位の集電経路から選択的に集電する集電回路と、を備える。
請求項1の発明によれば、斜め入射光が光束密度を大きくされてから太陽電池セルの受光面に導かれ、垂直入射光及び略垂直入射光がほぼそのまま太陽電池セルの受光面に導かれるので、斜め入射光並びに垂直入射光及び略垂直入射光のいずれが入射しても太陽電池セルの受光面に十分な光束密度の光が到達する。これにより、日周運動する太陽により効率的に発電をすることができる。
請求項2の発明によれば、斜め入射光が集光されるとともに太陽電池セルの受光面への斜め入射光の入射角度が小さくなるので、太陽電池セルの受光面が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
請求項3の発明によれば、太陽電池セルの受光面への斜め入射光の入射角度が小さくなるので、太陽電池セルの受光面が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
請求項4の発明によれば、斜め入射光が集光されるので、太陽電池セルの受光面が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
請求項5の発明によれば、第1の方向に近い方向及び第2の方向に近い方向のいずれから斜め入射光が入射しても太陽電池セルの受光面に十分な光束密度の光が到達するので、日の出後及び日の入り前の時間帯の両方に効率的に発電をすることができる。
請求項6ないし請求項7の発明によれば、一の微小光学素子への斜め入射光の入射が隣接する他の微小光学素子によって遮られることが抑制されるので、日周運動する太陽により効率的に発電をすることができる。
請求項8の発明によれば、斜め入射光により発生した電力を効率的に集電することができるので、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
請求項9の発明によれば、斜め入射光により発生した電力並びに垂直入射光及び略垂直入射光により発生した電力を分離して集電することができるので、斜め入射光が入射したとき並びに垂直入射光及び略垂直入射光が入射したときの両方において発電の効率を向上することができる。
請求項10の発明によれば、太陽電池セルの受光面が平坦になるので、太陽電池セルと透明体との間に間隙ができにくくなる。これにより、太陽電池パネルの発電の効率を向上することができる。
請求項11の発明によれば、表面電極が入射光を遮蔽しなくなるので、光電変換体が受光する入射光が増加し、太陽電池セルの発電の効率を向上することができる。
請求項12の発明によれば、太陽電池パネルの受光面が平坦になるので、太陽電池パネルの受光面への異物の付着が減少するとともに、太陽電池パネルの受光面からの異物の除去が容易になる。これにより、異物による発電の効率の劣化を抑制することができる。
請求項13の発明によれば、太陽電池セルと第1の透明体との間の間隙がなくなるので、間隙による入射光の損失を抑制し、発電の効率を向上することができる。
請求項14の発明によれば、太陽電池パネルが発電した電力を効率的に集電することができる。
<1 第1実施形態>
<1.1 太陽電池パネル102の概略>
第1実施形態は、太陽電池パネル102に関する。図1は、第1実施形態の太陽電池パネル102の模式図である。図1は、太陽電池パネル102の斜視図となっている。
図1に示すように、太陽電池パネル102は、受光面で受光した光に応じた電力を発生する太陽電池セル104と、斜め入射光を光束密度を大きくしてから太陽電池セル104の受光面へ導くとともに垂直入射光及び略垂直入射光をほぼそのまま太陽電池セル104の受光面へ導く板状又は膜状の透明体118とを備える。「斜め入射光」とは、相対的に入射角度θが大きい入射光、「略垂直入射光」とは、相対的に入射角度θが小さく太陽電池セル104の受光面へ入る法線方向に略平行に入射する入射光、「垂直入射光」とは、入射角度θが0°で太陽電池セル104の受光面へ入る法線方向に平行に入射する入射光のことである。
透明体118は、太陽電池セル104の受光面の全部を覆っている。透明体118により、斜め入射光並びに垂直入射光及び略垂直入射光のいずれが入射しても太陽電池セル104の受光面に十分な光束密度の光が到達する。これにより、日周運動する太陽により効率的に発電をすることができる。なお、太陽電池セル104の受光面の一部が透明体118で覆われずに露出していてもよい。
<1.2 透明体118>
(ア)透明体118の概略;
図2〜図4は、太陽電池パネル102の模式図である。図2は、太陽電池パネル102の平面図、図3は、図2のA−Aで示される切断線の位置における太陽電池パネル102の断面図、図4は、図2のB−Bで示される切断線の位置における太陽電池パネル102の断面図である。図2〜図4には、説明の便宜上、XY平面が太陽電池セル104の受光面1041と平行となり、+Z方向が太陽電池セル104の受光面1041から出る法線方向となるXYZ直交座標系が定義されている。
図2〜図4に示すように、太陽電池セル104の受光面1041と面しない透明体118の上面1181には、入射した斜め入射光を光束密度を大きくしてから太陽電池セル104の受光面へ導く微小光学素子であるマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群が下面1182に平行な平坦部1183から突出して形成されている。太陽電池セル104の受光面1041と面する透明体118の下面1182は全面が平坦になっている。透明体118の下面1182は、太陽電池セル104の受光面1041と密着している。これにより、太陽電池セル104と透明体118との間の間隙がなくなるので、間隙による入射光の損失を抑制し、太陽電池パネル102の発電の効率を向上することができる。
(イ)透明体118の材質;
透明体118は、アクリル樹脂・ポリカーボネート樹脂・シクロオレフィン樹脂等の樹脂の硬化物、石英ガラス等のガラスの硬化物、酸化イットリウムセラミックス等のセラミックスの焼結体等の固体材料であって、太陽電池セル104の発電の効率がよくなる光の波長において透光性が良好な材料で構成することが望ましい。透明体118の屈折率は空気の屈折率より大きい。
(ウ)マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の構造;
図3及び図4に示すように、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120は、斜め入射光が入射する入射面1201と入射面1201に入射した斜め入射光を全反射する反射面1202とを有する。
入射面1201は、中央が外側に向かって突出した凸曲面になっている。入射面1201は、入射した斜め入射光を集光する凸レンズ面となっている。入射面1201により、斜め入射光が集光されるので、太陽電池セル104の受光面1041が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
反射面1202は、平坦になっている。反射面1202は、入射面1201に入射した斜め入射光の進行方向を太陽電池セル104の受光面1041へ入る法線方向である−Z方向へ向けて屈曲する。もちろん、反射面1202で全反射された後の斜め入射光の進行方向は斜め入射光の入射角度によって変化するので、「太陽電池セル104の受光面1041へ入る法線方向である−Z方向へ向けて屈曲する」とは、斜め入射光の入射角度にかかわらず反射面1202で全反射された後の斜め入射光の進行方向を太陽電池セル104の受光面1041へ入る法線方向へ屈曲することまでは意味しない。すなわち、凸レンズ面によって形成されるマイクロレンズの光軸に平行又は略平行に入射する斜め入射光の反射面1202で全反射された後の進行方向を太陽電池セル104の受光面1041へ入る法線方向へ屈曲すれば足りる。反射面1202により、太陽電池セル104の受光面1041への斜め入射光の入射角度が小さくなるので、太陽電池セル104の受光面1041が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
なお、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120は斜め入射光を反射する反射面を1面だけ有するが、斜め入射光の進行方向を太陽電池セル104の受光面1041へ入る法線方向へ向けて屈曲することができるならば、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120が2面以上の反射面を有していてもよい。ただし、反射面を1面だけ有することには、斜め入射光の損失が減少するという利点や、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120が小型になるという利点がある。
また、反射面1201に銀やアルミニウムの膜を蒸着して、反射面をミラーとしてもよい。
(エ)斜め入射領域及び垂直入射領域;
マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201の群は、太陽電池セル104の受光面1041と相対的に大きな角度をなし相対的に小さな範囲を占める離散的な斜め入射領域の群となる。斜め入射領域には、斜め入射光が主に入射する。
平坦部1183は、太陽電池セル104の受光面1181と相対的に小さな角度をなし相対的に大きな範囲を占める垂直入射領域となる。垂直入射領域には、垂直入射光が主に入射する。
マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120は、相対的に大きな範囲を占める垂直入射領域の外側に形成されている。このことは、垂直入射領域への垂直入射光及び略垂直入射光の入射がマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉することを減らすことに寄与する。
透明体118の上面1181において垂直入射領域が占める面積は、10−50%であることが望ましい。この範囲を下回ると、垂直入射光及び略垂直入射光が入射したときの発電の効率が十分でない場合が多くなるからであり、この範囲を上回ると、斜め入射領域が占める面積が小さくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率が十分でない場合が多くなるからである。
(オ)マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群の配列;
図2に示すように、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群は、±X方向に疎に等間隔で配列され、±Y方向に密に等間隔で配列されている。これにより、±X方向に近い方向から入射する斜め入射光の一のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120への入射が隣接する他のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって遮られることが抑制され、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
太陽電池パネル102を日周運動する太陽による発電に使用する場合、斜め入射光が入射するのは、日の出後又は日の入り前の時間帯だけであるので、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群を±X方向だけに離散的に配列し±Y方向に連続的に配列しても問題とはならない。ただし、光束密度を大きくすることができる斜め入射光は減少するもののマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群を±Y方向にも離散的に配列してもよい。すなわち、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群は、少なくとも一方向に離散的に配列するのが望ましいが、二方向に離散的に配列してもよい。
マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の高さhは、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群の離散的に配列する方向の配列間隔pの0.1−1.0倍であることが望ましい(図3参照)。典型的には、高さhは5−5000μm、配列間隔pは25−25000μmである。これにより、一のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120への斜め入射光の入射が隣接する他のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって遮られることが抑制されるので、日周運動する太陽により効率的に発電をすることができる。
(カ)日の出後の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体122及び日の入前の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体124;
図2〜図4に示すように、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の群には、入射面1201が−X方向から+Z方向に傾けた方向を向く日の出後の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体122の群と、入射面1201が+X方向から+Z方向へ傾けた方向を向く日の入り前の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体124の群とを含む。これにより、+X方向に近い方向及び−X方向に近い方向のいずれから斜め入射光が入射しても太陽電池セル104の受光面に十分な光束密度の光が到達するので、日の出後及び日の入り前の時間帯の両方に効率的に発電をすることができる。
日の出後の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体122と日の入前の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体124とは±Y方向にひとつずつ交互に配列され、±X方向に配列されたマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の各列は、それぞれ、日の出後の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体122又は日の入り前の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体124のいずれかのみからなる。ただし、このような配列を採用することは必須ではなく、他の配列を採用してもよい。
(キ)斜め入射光が入射した場合の状態;
図5〜図7は、太陽電池パネル102に斜め入射光191〜193が入射した場合の状態を示す模式図である。図5〜図7は、それぞれ、図3の断面図の一部に入射角度θ1,θ2,θ3で入射した斜め入射光191〜193の平行光束を模式的に示した断面図となっている。
図5に示すように、マイクロレンズの光軸と略平行に入射角度θ1で斜め入射光191が太陽電池パネル102に入射した場合は、隣接するマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によってほとんど遮られることなく斜め入射光191の全部がマイクロレンズ/マイクロプリズム120の入射面1201だけに入射する。マイクロレンズ/マイクロプリズムの入射面1201に入射した斜め入射光191は、入射面1201で集光された後に反射面1202で進行方向が太陽電池セル104の受光面1041に入る法線方向へ向けて屈曲させられ、最終的に太陽電池セル104の受光面104に到達する。
また、図6に示すように、入射角度θ1よりも大きい上限近くの入射角度θ2で斜め入射光192が太陽電池パネル102に入射した場合は、隣接するマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって遮られる光束が増えるものの斜め入射光192の全部がマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201だけに入射する。マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201に入射した斜め入射光192は、やはり、入射面1201で集光された後に反射面1202で進行方向が太陽電池セル104の受光面1041に入る法線方向から若干傾いた方向へ屈曲させられ、最終的に太陽電池セル104の受光面1401に到達する。入射角度θの上限は、概ね、30°程度である。
さらに、図7に示すように、入射角度θ1よりも小さい下限近くの入射角度θ3で斜め入射光193が太陽電池パネル102に入射した場合は、斜め入射光193の一部がマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201に入射し、斜め入射光の一部が平坦部1183に入射する。マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201に入射した斜め入射光193は、入射面1201で集光された後に反射面1202で進行方向が受光面に入る法線方向から若干傾いた方向へ屈曲させられ、最終的に太陽電池セル104の受光面1041に到達する。平坦部1183に入射した斜め入射光は、若干屈曲された後にほぼそのまま太陽電池セル104の受光面1041に到達する。入射角度θの下限は、概ね、5°程度である。
このように、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201に入射した斜め入射光は光束密度を大きくされてから太陽電池セル104の受光面1041へ導かれる。また、図5〜図7のように、入射角度θが大きい場合であっても、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって、従来は表面反射が生じて太陽電池セルに届かなかった光も、集光に利用できるようになる。しかし、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の入射面1201に入射する斜め入射光は、斜め入射光120の入射角度θが小さくなると減少するため、斜め入射光の入射角度θが小さくなるとマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の光束密度を大きくする役割は働きにくくなる。
図8は、太陽電池パネル102に斜め入射光が入射した場合の状態を示す模式図である。図8には、図2の平面図の一部に季節や時間が異なる斜め入射光194〜199の平行光束を模式的に示した平面図となっている。
図8に示すように、太陽電池パネル102を平面視したときの斜め入射光の入射方向は季節や時間によって変化するが、その変化はマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120による斜め入射光の取得にはほとんど影響がない。
(ク)垂直入射光及び略垂直入射光が入射した場合の状態;
図9及び図10は、それぞれ、太陽電池パネル102に垂直入射光181及び略垂直入射光182が入射した場合の状態を示す模式図である。図9及び図10には、図3の断面図の一部に垂直入射光181及び入射角度θ4で入射した略垂直入射光182の平行光束を模式的に示した断面図となっている。
図9に示すように、垂直入射光181が太陽電池パネル102に入射した場合は、垂直入射光181の大部分はマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉することなく平坦部1183に入射し、垂直入射光181の小部分はマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉する。平坦部1183に入射した垂直入射光181は、ほぼそのまま太陽電池セル104の受光面1041に到達する。マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉した垂直入射光120は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって散乱させられた後にその一部が太陽電池セル104の受光面1041に到達する。
また、図10に示すように、略垂直入射光182が太陽電池パネル102に入射した場合は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉する光束が若干増えるものの略垂直入射光182の大部分がマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉することなく平坦部に入射し、略垂直入射光182の小部分がマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉する。平坦部1183に入射した略垂直入射光182は、ほぼそのまま太陽電池セル104の受光面1041に到達する。マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉した略垂直入射光182の一部は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって散乱させられた後に太陽電池セル104の受光面1041に到達する。
このように、平坦部1183に入射した垂直入射光181及び略垂直入射光182は、ほとんどそのまま太陽電池セル104の受光面1041に導かれる。また、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120と干渉した垂直入射光181及び略垂直入射光182は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120によって散乱され、最終的にその一部が太陽電池セル104の受光面1041に到達する。
したがって、入射光の入射角度が小さくなってマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の光束密度を大きくする役割が働きにくくなった後にも、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の影響をほとんど受けることなく垂直入射光181及び略垂直入射光182により効率的に発電が行われる。
<1.3 太陽電池セル104>
(ア)太陽電池セル104の概略;
図2〜図4に示すように、太陽電池セル104は、光電変換を行う光電変換体106と、それぞれ太陽電池セル104の受光面1041及び非受光面1042に設けられ太陽電池セル104が発生した電力の集電経路となる表面電極108及び裏面電極116とを備える。
(イ)光電変換体106;
光電変換体106は、例えば、受光面1061の近傍をホウ素(B)等のドナー不純物の拡散によりn型層とし、非受光面1062の近傍をアルミニウム等のアクセプタ不純物の拡散によりp+型層としたp型のシリコン半導体の基板である。シリコン半導体は単結晶・多結晶・微結晶及びアモルファスのいずれであってもよい。もちろん、導電型を反転してもよいし、半導体材料をゲルマニウム(Ge)・ガリウムヒ素(GaAs)・インジウムリン(InP)等の他の種類に変更してもよい。
図2〜図4に示すように、光電変換体106の受光面1061には表面電極108が埋設される溝1063が形成されている。
(ウ)表面電極108;
表面電極108は、例えば、スズドープ酸化インジウム(ITO;Indium Tin Oxide)等の透明導電材料の膜である。これにより、表面電極108が入射光を遮蔽しなくなるので、光電変換体106が受光する入射光が増加し、発電の効率を向上することができる。
図2〜図4に示すように、表面電極108は溝1063に埋設される。表面電極108の太陽電池セル104の受光面1041に露出する部分と光電変換体106の受光面1061の溝1063が形成された部分以外の部分とは同一平面を構成する。これにより、太陽電池セル104の受光面1041が平坦になるので、太陽電池セル104と透明体118との間に間隙ができにくくなる。このことは、発電の効率を向上することに寄与する。
表面電極108は、それぞれ日の出後の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体122及び日の入前の時間帯用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体124の入射面1201に入射した斜め入射光が到達する太陽電池セル104の受光面1041の上の斜め入射光受光領域1044,1045に隣接し±Y方向に延在する線状のフィンガー電極110の群及びフィンガー電極112の群を備える。フィンガー電極110の群及びフィンガー電極112の群により、日の出後の時間帯及び日の入り前の時間帯に入射した斜め入射光により発生した電力を効率的に集電することができるので、日の出後の時間帯及び日の入り前の時間帯に斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
さらに、表面電極108は、平坦部1183に入射した垂直入射光及び略垂直入射光の到達先の太陽電池セル104の受光面1041の上の垂直入射光受光領域1046の略中央に設けられ±Y方向に延在する線状のフィンガー電極114の群を備える。フィンガー電極114の群により、垂直入射光及び略垂直入射光により発生した電力を効率的に集電することができるので、垂直入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
フィンガー電極110の群とフィンガー電極112の群とフィンガー電極114の群とは電気的に分離されている。これにより、日の出後の時間帯に入射した斜め入射光により発生した電力、日の入り前の時間帯に入射した斜め入射光により発生した電力、垂直入射光により発生した電力を分離して集電することができるので、日の出の時間帯後に斜め入射光が入射したとき、日の入り前の時間帯に斜め入射光が入射したとき並びに垂直入射光及び略垂直入射光が入射したときのの全てにおいて発電の効率を向上することができる。
フィンガー電極110,112,114の群を構成する各々同士の電気的な接続は、例えば、太陽電池セル104に設けたバスバー電極において行う。
(エ)裏面電極116;
裏面電極116は、例えば、アルミニウム等の導電材料の膜である。図2〜図4に示すように、裏面電極116は、光電変換体106の非受光面1062の全面に形成されている。
<2 第2実施形態>
第2実施形態は、太陽電池パネル202に関する。第2実施形態の太陽電池パネル202と第1実施形態の太陽電池パネル102との相違点は、第2実施形態の太陽電池パネル202では、第1実施形態のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120に代えてマイクロプリズム220を透明体218に形成したことにある。
図11は、第2実施形態の太陽電池パネル202の模式図である。図11は、第1実施形態の図3に相当する太陽電池パネル202の断面図となっている。
図11に示すように、太陽電池パネル202は、太陽電池セル204と透明体218とを備える。太陽電池セル204は、第1実施形態の太陽電池セル104と同じものである。透明体218の上面2181には、入射した斜め入射光を光束密度を大きくしてから太陽電池セル204の受光面2041へ導く微小光学素子であるマイクロプリズム220の群が下面2182に平行な平坦部2183から突出して形成されている。
マイクロプリズム220は、斜め入射光が入射する入射面2201と入射面2201に入射した斜め入射光を全反射する反射面2202とを有する。
太陽電池セル204の受光面2041と相対的に大きな角度をなし相対的に小さな範囲を占める離散的な斜め入射領域となる入射面2201は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の場合と異なり、平坦になっている。
反射面2202は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の場合と同じく、平坦になっている。反射面2202は、入射面2201に入射した斜め入射光の進行方向を太陽電池セル204の受光面2041へ入る法線方向へ向けて屈曲する。反射面2202により、太陽電池セル204の受光面2041への斜め入射光の入射角度が小さくなるので、太陽電池セル204の受光面2041が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
太陽電池パネル202の場合も、太陽電池セル204の受光面2041と相対的に小さな角度をなし相対的に大きな範囲を占める平坦な垂直入射領域となる平坦部2183に入射した垂直入射光及び略垂直入射光は、ほとんどそのまま太陽電池セル204の受光面2041に導かれる。また、マイクロプリズム220と干渉した垂直入射光及び略垂直入射光は、マイクロプリズム220によって散乱され、最終的にその一部が太陽電池セル204の受光面2041に到達する。
したがって、入射光の入射角度が小さくなってマイクロプリズム220の光束密度を大きくする役割が働きにくくなった後にも、マイクロプリズム220の影響をほとんど受けることなく垂直入射光及び略垂直入射光により効率的に発電が行われる。
すなわち、太陽電池パネル202の場合も、透明体218は、斜め入射光を光束密度を大きくしてから太陽電池セル204の受光面へ導くとともに垂直入射光をほぼそのまま太陽電池セル204の受光面へ導く役割を有する。これにより、斜め入射光並びに垂直入射光及び略垂直入射光のいずれが入射しても太陽電池セル204の受光面に十分な光束密度の光が到達し、日周運動する太陽により効率的に発電をすることができる。
マイクロプリズム220の群は、少なくとも一方向に離散的に配列するのが望ましいこと、マイクロプリズム220の高さhは、マイクロプリズム220の群の離散的に配列する方向の配列間隔pの0.1−1.0倍であることが望ましく(図11参照)、典型的には、高さhは5−5000μm、配列間隔pは25−25000μmであること、日の出後の時間帯用及び日の入り前の時間帯用のマイクロプリズム220を設けることが望ましいことは、第1実施形態の場合と同じである。
<3 第3実施形態>
第3実施形態は、太陽電池パネル302に関する。第3実施形態の太陽電池パネル302と第1実施形態の太陽電池パネル102との相違点は、第3実施形態の太陽電池パネル302では、第1実施形態のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120に代えてマイクロレンズ320を透明体318に形成したこと、及び、フィンガー電極310,312,314の位置を変更したことにある。
図12は、第3実施形態の太陽電池パネル302の模式図である。図12は、第1実施形態の図3に相当する太陽電池パネル302の断面図となっている。
図12に示すように、太陽電池パネル302は、太陽電池セル304と透明体318とを備える。太陽電池セル304は、フィンガー電極310,312,314の位置を除いて第1実施形態の太陽電池セル104と同じものである。透明体318の上面3181には、入射した斜め入射光を光束密度を大きくしてから太陽電池セル304の受光面3041へ導く微小光学素子であるマイクロレンズ320の群が突出して形成されている。
マイクロレンズ320は、斜め入射光が入射する入射面3201を有する。
太陽電池セル304の受光面3041と相対的に大きな角度をなし相対的に小さな範囲を占める離散的な斜め入射領域となる入射面3201は、中央が外側に向かって突出した凸曲面になっている。入射面3201は、マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体120の場合と同じく、入射した斜め入射光を集光する凸レンズ面となっている。入射面3201により、斜め入射光が集光されるので、太陽電池セル304の受光面3041が受光する斜め入射光の光束密度が大きくなり、斜め入射光が入射したときの発電の効率を向上することができる。
太陽電池パネル302の場合も、太陽電池セル304の受光面3041と相対的に小さな角度をなし相対的に大きな範囲を占める平坦な垂直入射領域となる平坦部3043に入射した垂直入射光及び略垂直入射光は、ほとんどそのまま太陽電池セル304の受光面3043に導かれる。また、マイクロレンズ320と干渉した垂直入射光及び略垂直入射光は、マイクロレンズ320によって散乱され、最終的に太陽電池セル304の受光面に到達する。平坦部3043は、透明体318の下面3182と平行な状態から傾いている。
したがって、入射光の入射角度が小さくなってマイクロレンズ320の光束密度を大きくする役割が働きにくくなった後にも、マイクロレンズ320の影響をほとんど受けることなく垂直入射光及び略垂直入射光により効率的に発電が行われる。
すなわち、太陽電池パネル302の場合も、透明体318は、斜め入射光を光束密度を大きくしてから太陽電池セル304の受光面3041へ導くとともに垂直入射光をほぼそのまま太陽電池セル304の受光面3041へ導く役割を有し、斜め入射光並びに垂直入射光及び略垂直入射光のいずれが入射しても太陽電池セル304の受光面3041に十分な光束密度の光が到達する。これにより、日周運動する太陽により効率的に発電をすることができる。
太陽電池パネル302の場合は、斜め入射光391が太陽電池セル304の受光面3041へ入る法線方向へ向けて屈曲されないので、マイクロレンズ320の入射面3201に入射した斜め入射光が到達する太陽電池セル304の受光面3041の上の斜め入射光受光領域3044,3045の位置は、太陽電池パネル102の場合とは異なる。しかし、マイクロレンズ320の入射面3201に入射した斜め入射光が到達する太陽電池セル304の受光面3041の上の斜め入射光受光領域3044,3046に隣接し±Y方向に延在するフィンガー電極310の群及びフィンガー電極312の群と、平坦部3043に入射した垂直入射光及び略垂直入射光の到達先の太陽電池セル104の受光面3104の上の垂直入射光受光領域3046の略中央に設けられ±Y方向に延在する線状のフィンガー電極314の群とを表面電極308が備えるようにし、フィンガー電極310の群とフィンガー電極312の群とフィンガー電極314の群とは電気的に分離されるようにすることが望ましい点は、太陽電池パネル102の場合と同じである。
マイクロレンズ320の群は、少なくとも一方向に離散的に配列するのが望ましいこと、マイクロレンズ320の高さhは、マイクロレンズ320の群の離散的に配列する方向の配列間隔pの0.1−1.0倍であることが望ましく(図12参照)、典型的には、高さhは5−5000μm、配列間隔pは25−25000μmであること、日の出後の時間帯用及び日の入り前の時間帯用のマイクロレンズ320を設けることが望ましいことは、第1実施形態の場合と同じである。
<4 第4実施形態>
第4実施形態は、太陽電池パネル402に関する。図13及び図14は、第4実施形態の太陽電池パネル402の模式図である。図13は、太陽電池パネル402の斜視図、図14は、第1実施形態の図3に相当する太陽電池パネル402の断面図となっている。
図13及び図14に示すように、太陽電池パネル402は、第1実施形態の太陽電池セル104及び透明体118と同じ太陽電池セル404及び第1の透明体418と、第1の透明体418を保護する第2の透明体426とを備える。
図13に示すように、第2の透明体426は第1の透明体418の上面4181を覆っている。第1の透明体418の上面4181と面しない第2の透明体426の上面4261は平坦になっている。これにより、太陽電池パネル402の受光面が平坦になるので、太陽電池パネル402の受光面4021への異物の付着が減少するとともに、太陽電池パネル402の受光面4021からの異物の除去が容易になり、異物による発電の効率の劣化を抑制することができる。第1の透明体418の上面4181と面する第2の透明体426の下面4262は第1の透明体418の上面4181の凹凸に応じた凸凹を有する。これにより、第1の透明体418と第2の透明体418との間の間隙がなくなるので、間隙による入射光の損失を抑制し、太陽電池パネル402の発電の効率を向上することができる。
第2の透明体426は、第1の透明体418と同様に、太陽電池セル404が効率よく電力を発生することができる光の波長において透光性が良好な材料で構成することが望ましい。ただし、第1の透明体418と第2の透明体426との界面における入射光の反射を抑制するため、第2の透明体426の屈折率は、第1の透明体418の屈折率よりも小さいことが望ましい。第2の透明体426は、例えば、二酸化ケイ素、フッ素等を含む流動体を第1の透明体418の上面4181に塗布した後に当該流動体を硬化させることにより作製する。
なお、太陽電池セル404及び第1の透明体418として、第1実施形態の太陽電池セル104及び透明体118と同じものではなく、第2実施形態の太陽電池セル204及び透明体218と同じもの又は第3実施形態の太陽電池セル304及び透明体318と同じものを採用してもよい。
<5 第5実施形態>
第5実施形態は、太陽光発電装置502に関する。
図15は、第5実施形態の太陽光発電装置502のブロック図である。
図15に示すように、太陽光発電装置502は、入射光の入射角度に対する電力の出力の依存性が異なる複数の電力の集電経路を有する第1実施形態の太陽電池パネル102と、複数の集電経路のうちの優位の集電経路から選択的に集電する集電回路532とを備える。集電回路532により、発電の効率を向上することができる。なお、第1実施形態の太陽電池パネル102に代えて、第2実施形態ないし第4実施形態の太陽電池パネル202,302,402のいずれかを採用してもよい。
集電回路532は、電圧の絶対値が高い集電経路から選択的に集電する選択回路534,536を備える。選択回路534の入力には日の出後の時間帯に斜め入射光が入射したときに多くの電力を出力する集電経路であるフィンガー電極110及び日の入前の時間帯に斜め入射光が入射したときに多くの電力を出力する集電経路であるフィンガー電極112が接続され、選択回路536の入力には選択回路534の出力及び垂直入射光又は略垂直入射光が入射しときに多くの電力を出力する集電経路であるフィンガー電極114が接続され、選択回路536の出力は集電回路の負出力端537となる。集電回路532の正出力端538は裏面電極116に接続される。
これにより、フィンガー電極110,112,114のうち電圧の絶対値が最も高いところから集電が行われる。
図16は、フィンガー電極110,112,114が負極である場合の選択回路534,536の回路図である。
図16に示すように、選択回路534,536は、ゲートGにオン信号が与えられるとドレインD・ソースS間が導通状態になるFET(電界効果トランジスタ)542,544と、正入力の入力電圧が負入力の入力電圧よりも大きい場合に正信号を出力し正入力の入力電圧が負入力の入力電圧よりも大きい場合に負信号を出力するコンパレータ546と、正信号と負信号とを反転するインバータ548とを備える。
FET542は、第1の入力554と出力558とを結ぶ給電経路550の途上に挿入され、ゲートGに正信号がオン信号として与えられたときに第1の入力554と出力558とを電気的に接続する。同様に、FET544は、第2の入力556と出力558とを結ぶ給電経路552の途上に挿入され、ゲートGに正信号がオン信号として与えられたときに第2の入力556と出力558とを電気的に接続する。コンパレータ546の正入力は第1の入力554、負入力は第2の入力556に接続され、出力はインバータ548を介してFET542のゲートGに接続されるとともに、FET544のゲートGに直接接続される。
第1の入力554の入力電圧の絶対値|V1|が第2の入力556の入力電圧の絶対値|V2|より高くなると(|V1|>|V2|すなわちV1<V2)、コンパレータ546が負信号を出力し、FET542のゲートGに正信号が、FET544のゲートGに負信号が与えられる。これにより、FET542のドレインD・ソースS間が導通状態となり、FET544のドレインD・ソースS間が非導通状態となる。一方、第2の入力556の入力電圧の絶対値|V2|が第1の入力の入力電圧554の絶対値|V1|より高くなると(|V2|>|V1|すなわちV2<V1)、コンパレータ546が正信号を出力し、FET542のゲートGに負信号が、FET544のゲートGに正信号が与えられる。これにより、FET542のドレインD・ソースS間が非導通状態となり、FET544のドレインD・ソースS間が導通状態となる。
図16に示す選択回路534,536は一例に過ぎず、入力の電圧の大小に応じて入力と出力とを結ぶ給電経路に挿入されたスイッチング素子の導通状態を制御し、電圧の絶対値が大きい入力と出力とを電気的に接続する他の選択回路に置き換えることができる。例えば、FET以外のスイッチング素子、例えば、バイポーラトランジスタ、リレー等を用いてもよい。また、無負荷状態となったフィンガー電極の電圧の絶対値が上昇することによって負荷に電力を供給するフィンガー電極が短時間で交互に切り替わる現象を防止するため、無負荷状態となったフィンガー電極を抵抗等の擬似負荷へ接続したり、コンパレータの動作がヒステリシス特性を有するようにしてもよい。
<6 第6実施形態>
第6実施形態は、第5実施形態の集電回路532に代えて採用することができる集電回路632に関する。
図17は、第6実施形態の集電回路632の回路図である。図17は、フィンガー電極110,112,114が負極である場合の集電回路632の回路図となっている。
図17に示すように、集電回路632は、順方向に電圧が与えられると導通状態になり順方向電流が流れるとともに逆方向に電圧が与えられると非導通状態となるダイオード652,654,656を備える。ダイオード652,654,656は、それぞれ、フィンガー電極110,112,114と負出力端664とを結ぶ給電経路658,660,662の途上に裏面電極116からフィンガー電極110,112,114へ流れる電流が順方向電流となるように挿入される。集電回路632の正出力端666は裏面電極116に接続される。
これにより、フィンガー電極110,112,114のうち電圧の絶対値が最も大きいところから集電が行われる。
<7 第7実施形態>
第7実施形態は、第5実施形態の集電回路532に代えて採用することができる集電回路732に関する。
図18は、第7実施形態の集電回路732のブロック図である。
図18に示すように、集電回路732は、集電経路を切り替えるタイミングでセット信号及びリセット信号を出力するタイマー772と、セット信号が入力されると導通状態になりリセット信号が入力される非導通状態になるラッチリレー774,776,778とを備える。
ラッチリレー774,776,778は、それぞれ、フィンガー電極110,112,114と負出力端764とを結ぶ給電経路758,760,762の途上に挿入される。集電回路732の正出力端766は裏面電極116に接続される。タイマー772の出力は、ラッチリレー774,776,778の巻き線に与えられる。
タイマー772は、日の出後の時間帯から日中の時間帯へ移行するタイミングでラッチリレー752,756にリセット信号を出力しラッチリレー754にセット信号を出力する。また、タイマー772は、日中の時間帯から日の入り前の時間帯へ移行するタイミングでラッチリレー752,754にリセット信号を出力しラッチリレー756にセット信号を出力する。さらに、タイマー772は、夜間にラッチリレー754,756にリセット信号を出力しラッチリレー752にセット信号を出力する。
これにより、フィンガー電極110,112,114のうち電力の供給が概ね最も多いところから集電が行われる。
<8 その他>
上記の説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
特に、第1実施形態から第7実施形態までの実施形態で説明したことを組み合わせて用いることは当然に予定されている。なお、本発明にかかる太陽電池パネルにおいては、斜め入射光は光束密度を大きくされてから太陽電池セルに導かれるので、太陽電池パネルを建物等の壁面に設置した場合であっても、太陽の位置を問わず、効率よく発電することあできる。
第1実施形態の太陽電池パネルの斜視図である。 第1実施形態の太陽電池パネルの平面図である。 図2のA−Aで示される切断線の位置における第1実施形態の太陽電池パネル102の断面図である。 図2のB−Bで示される切断線の位置における第1実施形態の太陽電池パネル102の断面図である。 太陽電池パネルに斜め入射光が入射したときの状態を示す断面図である。 太陽電池パネルに斜め入射光が入射したときの状態を示す断面図である。 太陽電池パネルに斜め入射光が入射したときの状態を示す断面図である。 太陽電池パネルに斜め入射光が入射したときの状態を示す平面図である。 太陽電池パネルに垂直入射光が入射したときの状態を示す断面図である。 太陽電池パネルに略垂直入射光が入射したときの状態を示す断面図である。 第2実施形態の太陽電池パネルの断面図である。 第3実施形態の太陽電池パネルの断面図である。 第4実施形態の太陽電池パネルの斜視図である。 第4実施形態の太陽電池パネルの断面図である。 第5実施形態の太陽光発電装置のブロック図である。 選択回路の回路図である。 第6実施形態の集電回路の回路図である。 第7実施形態の集電回路のブロック図である。 太陽電池セルに入射する入射光の光束密度と太陽電池セルの起電力との関係の概略をあらわす図である。 日集運動する太陽光源として発電を行うことができる時間を説明する模式図である。
符号の説明
102,202,302,402 太陽電池パネル
104,204,304 太陽電池セル
106 光電変換体
108 表面電極
110,112,114,310,312,314 フィンガー電極
116 裏面電極
118,218,318,418 透明体
120 マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体
122 日の出後用のマイクロレンズ/マイクロプリズム複合体
124 日の入り前用マイクロレンズ/マイクロプリズム複合体
220 マイクロプリズム
320 マイクロレンズ
426 透明体
502 太陽光発電装置
532 集電回路
534,536 選択回路

Claims (14)

  1. 太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルの受光面を覆う第1の透明体と、
    を備え、
    前記第1の透明体の前記受光面と面しない第1の面に、前記太陽電池セルの受光面と相対的に大きな角度をなし相対的に小さな範囲を占める離散的な第1の入射領域の群と、前記太陽電池セルの受光面と相対的に小さな角度をなし相対的に大きな範囲を占める平坦な第2の入射領域とがあり、
    前記第1の透明体に、前記第1の入射領域に入射した斜め入射光を光束密度を大きくしてから前記太陽電池セルの受光面へ導く微小光学素子の群が前記第2の入射領域から外れて離散的に形成されている太陽電池パネル。
  2. 前記微小光学素子が、入射した斜め入射光を集光するレンズ面となる入射面と前記入射面に入射した斜め入射光の進行方向を前記太陽電池セルの受光面に入る法線方向へ向けて屈曲する反射面とを有するマイクロレンズ/マイクロプリズムである請求項1に記載の太陽電池パネル。
  3. 前記微小光学素子が、入射面と前記入射面に入射した斜め入射光の進行方向を前記太陽電池セルの受光面に入る法線方向へ向けて屈曲する反射面を有するマイクロプリズムである請求項1に記載の太陽電池パネル。
  4. 前記微小光学素子が、入射した斜め入射光を集光するレンズ面となる入射面を有するマイクロレンズである請求項1に記載の太陽電池パネル。
  5. 前記微小光学素子の群が、
    前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に垂直な第1の方向から前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に傾けた方向を前記入射面が向く第1の群と、
    前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に垂直で前記第1の方向とは反対の第2の方向から前記太陽電池セルの受光面から出る法線方向に傾けた方向を前記入射面が向く第2の群と、
    を備える請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の太陽電池パネル。
  6. 前記微小光学素子の群が少なくとも一方向に離散的に配列され、
    前記微小光学素子の高さが前記微小光学素子の群の離散的に配列する方向の配列間隔の0.1−1.0倍である請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の太陽電池パネル。
  7. 前記微小光学素子の高さが5−5000μm、前記微小光学素子の群の離散的に配列する方向の配列間隔が25−25000μmである請求項6に記載の太陽電池パネル。
  8. 前記太陽電池セルは、
    光電変換を行う光電変換体と、
    前記光電変換体の受光面に設けられた表面電極と、
    前記光電変換体の非受光面に設けられた裏面電極と、
    を備え、
    前記表面電極は、
    前記第1の入射領域に入射した斜め入射光が到達する前記太陽電池セルの受光面の上の第1の受光領域に隣接する第1のフィンガー電極の群、
    を備える請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の太陽電池パネル。
  9. 前記表面電極は、
    前記第1のフィンガー電極の群と電気的に分離され前記第2の入射領域に入射した垂直入射光が到達する前記太陽電池セルの受光面の上の第2の受光領域に設けられた第2のフィンガー電極の群、
    をさらに備える請求項8に記載の太陽電池パネル。
  10. 前記表面電極が前記光電変換体に形成された溝に埋設され、前記表面電極の前記太陽電池セルの受光面に露出する部分と前記光電変換体の受光面の前記溝が形成された部分以外の部分とが同一平面を形成する請求項8又は請求項9に記載の太陽電池パネル。
  11. 前記表面電極が透明導電材料の膜である請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の太陽電池パネル。
  12. 前記第1の透明体の第1の面を覆い前記前記第1の透明体の第1の面とは面しない第3の面が平坦であって前記第1の透明体よりも屈折率が小さい第2の透明体、
    をさらに備える請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の太陽電池パネル。
  13. 前記太陽電池セルの受光面と面する前記第1の透明体の第2の面が前記前記太陽電池セルの受光面と密着している請求項12に記載の太陽電池パネル。
  14. 入射光の入射角度に対する電力の出力の依存性が異なる複数の集電経路を有する太陽電池パネルと、
    前記複数の集電経路のうちの優位の集電経路から選択的に集電する集電回路と、
    を備える太陽光発電装置。
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