JP5003149B2 - かしめ装置 - Google Patents
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Description
このかしめ装置1では、かしめ装置本体2に2本のかしめピン3,3を移動可能に支持し、そのかしめピン3,3を、連通する密閉流体(非圧縮性流体)Fで、保持部4上の被加工物Wの被加工箇所P,Pを押圧する構成であった。
連通する密閉流体Fでかしめピン3,3を押圧していることから、かしめピン3,3にかかるかしめ荷重は常に同じになるようにかしめピン3,3が移動することにより、同時かしめする被加工箇所P,Pの高さ寸法の違いを吸収して、同じかしめ荷重でかしめ加工していた(図8参照)。
本発明はこのような課題を改善するために提案されたものであって、構造が簡単で、比較的低コストであり、流体漏れの虞がある、流体押圧手段を用いることなく、工具寿命も長く使用可能なかしめ装置を提供することを目的とする。
このことにより、被加工物(W)におけるそれぞれの被加工箇所に向けて、同時に第1、第2かしめピン(15,16)を下降当接させる際、それぞれの被加工箇所に高さの違いがあっても、段差吸収当接手段(17)によって、第1、第2かしめピン(15,16)が上下動して、高さの違いに起因する加工圧の変動を吸収することができる。
このため、同時加工時、それぞれの被加工箇所に高さの違いがあっても、第1、第2かしめピン(15,16)は、ばね部材(23,23)のばね力に抗して上下動し、揺動体(22)がそれに応じて揺動するので、双方の被加工箇所に均等な加工圧がかかり、好適なかしめ加工を遂行することができる。
いずれの構成においても、揺動体(22)が傾斜して、第1、第2かしめピン(15,16)との接触角が変わっても、第1、第2かしめピン(15,16)の上下方向の動きに対して、伝達力は変わることなく、第1、第2かしめピン(15,16)の上下方向の動きを互いに円滑に伝達することができる。
このかしめ装置10は、駆動手段12の駆動軸13により昇降する工具部14に、互いに平行に、上下動可能に第1、第2のかしめピン15,16を装着している。
これら第1、第2かしめピン15,16の基端側には、被加工物Wにおけるそれぞれの被加工箇所に対して、同時にかしめ加工を施すための段差吸収当接手段17を備えている。
これら第1、第2かしめピン15,16は、直棒状部材であり、基端側を中間の径寸法より大きな径のフランジ部15a,16aとしている。一方、第1、第2かしめピン15,16の先端側は、被加工物Wの被加工箇所(後述)に当接して、かしめ加工を施す工具先端部15b,16bとしている。
また、これら第1、第2かしめピン15,16は、基端側のフランジ部15a,16aを、工具基体18と工具本体19とで囲まれた空間部21に位置する一方、第1、第2かしめピン15,16の先端側の工具先端部15b,16bを、被加工物Wの被加工箇所に向けて工具本体19から突出させている。
そして、第1、第2かしめピン15,16には、基端側のフランジ部15a,16aと工具本体19間に、後述する段差吸収当接手段17を構成するばね部材(後述)を介装している。
段差吸収当接手段17は、工具部14の工具基体18側に揺動可能に設けて、第1、第2かしめピン15,16の基端側のフランジ部15a,16aと当接する揺動体22を備えている。
また段差吸収当接手段17は、第1、第2かしめピン15,16の基端側に、それぞれ介装したばね部材23,23とを具備している。
また揺動体22の第1、第2かしめピン15,16との接触箇所の形状は、所定の曲率を有する円筒外周状に形成され、第1、第2かしめピン15,16側の基端側であるフランジ部15a,16aの端面は平面状に形成している。
被加工物Wとしては、一例として例えば図2に示すようなブラシホルダを挙げることができる。
このブラシホルダは、保持部11に載置する基部プレート25と、この基部プレート25上にかしめ固定する支持プレート26と、支持プレート26上にかしめ固定したホルダ部27とを有している。
すなわちこのブラシホルダは、基部プレート25側に一体的に突設した一対のかしめパイプ25p,25pを、対応する支持プレート26側の通孔26h,26hに予め挿通した状態で、保持部11の所定の位置に載置するようにしている。
ブラシホルダを、保持部11の所定の位置に載置した際、一対のかしめパイプ25p,25pの中心軸の位置が、かしめ装置10の第1、第2かしめピン15,16先端側の工具先端部15b,16bの昇降軸に一致するようにしている。
さらに、工具先端部15b,16bは、かしめパイプ25p,25p内に嵌入することで、拡開変形するかしめパイプ25p,25pを押圧する押圧段部15d,16dを有している。
先ず、被加工物Wであるブラシホルダを、保持部11の所定の位置に載置する。この際、ブラシホルダは、基部プレート25側に一体的に突設した一対のかしめパイプ25p,25pを、対応する支持プレート26側の通孔26h,26hに予め挿通した状態で、保持部11の所定の位置に載置する。
これによって、被加工箇所である一対のかしめパイプ25p,25pは、中心軸の位置が、かしめ装置10の第1、第2かしめピン15,16先端側の工具先端部15b,16bの昇降軸に一致するようになる。
従って、工具部14を下降させて、第1、第2かしめピン15,16の工具先端部15b,16bを、ブラシホルダの被加工箇所である一対のかしめパイプ25p,25pに嵌入させる際、第1、第2かしめピン15,16の工具先端部15b,16bのいずれかが先に、かしめパイプ25p,25pのいずれかに到達し、嵌入する。
すると、図3に示すように、第1、第2かしめピン15,16は、かしめパイプ25p,25pの高さの違いに応じて、基端側のフランジ部15a,16aと工具本体19間のばね部材23,23の付勢下に進退動作する。
図3の場合では、右方のかしめパイプ25pが左方より高さ位置が高い例を示している。
この場合、先にかしめパイプ25pに到達した第2かしめピン16が、かしめパイプ25pから反力を受け、矢印のように上向きの力を受ける。
すると、第2かしめピン16基端側のフランジ部16aが、揺動体22の円筒外周状部位に当たり、揺動体22を押圧する。この時点では、第1かしめピン15が左方のかしめパイプ25pに到達していないので、第1かしめピン15は、かしめパイプ25pからの反力を受けてはおらず、この結果、揺動体22は、左回りの偶力によって左回りに変位し、第1かしめピン15は、下向きの力を受ける。
そして、かしめ加工が完了した後は、工具部14を上動させ(図6参照)、被加工物Wを取り出し、次の被加工物Wであるブラシホルダを、保持部11の所定の位置に載置し、再びかしめ加工を行うことができる。
図示は省略するが、この他、第1、第2かしめピン15,16側は球面とする一方、揺動体22側を平面とすることが可能である。
さらには、第1、第2かしめピン15,16側を円筒面として、揺動体22側を平面とすることも可能である。
11 保持部
12 駆動手段
13 駆動軸
14 工具部
15 第1かしめピン
16 第2かしめピン
15a,16a フランジ部
15b,16b 工具先端部
15c,16c テーパ部
15d,16d 押圧段部
17 段差吸収当接手段
18 工具基体
19 工具本体
20 締結部材
21 空間部
22 揺動体
23 ばね部材
24 支持体
25 基部プレート
25p かしめパイプ
26 支持プレート
26h 通孔
27 ホルダ部
W 被加工物
Claims (4)
- 被加工物(W)に対し、二箇所同時にかしめ加工を施すようにしたかしめ装置(10)であって、
駆動手段(12)により駆動する工具部(14)に、互いに平行に上下動可能に第1、第2かしめピン(15,16)を設け、
これら第1、第2かしめピン(15,16)の基端側には、被加工物(W)におけるそれぞれの被加工箇所の位置の違いから来る、加工圧の違いを解消して、同時にかしめ加工を施すための段差吸収当接手段(17)を備えていて、
前記段差吸収当接手段(17)は、前記工具部(14)に揺動可能に設けて、第1、第2かしめピン(15,16)の基端側と動力的に伝達可能に当接する揺動体(22)と、
前記第1、第2かしめピン(15,16)の基端側に、それぞれ介装したばね部材(23,23)とを具備しており、かつ
前記揺動体(22)は、前記工具部(14)の工具基体(18)側に設けられた円筒部材の支持体(24)の外周部と接触する円筒状凹部を有していて、前記支持体(24)を中心に前記円筒状凹部を介して揺動可能となっており、
前記駆動手段(12)の駆動により、前記第1、第2かしめピン(15,16)を下降させると共に、前記揺動体(22)を揺動させて、それぞれの被加工箇所の高さ位置の違いからくるかしめ圧の変動を吸収し、均等なかしめ圧を付与してかしめ加工を施すようにしたことを特徴とするかしめ装置。 - 前記第1、第2かしめピン(15,16)と前記揺動体(22)との接触箇所において、前記第1、第2かしめピン(15,16)側は平面で前記揺動体(22)側は円筒面であることを特徴とする請求項1記載のかしめ装置。
- 前記第1、第2かしめピン(15,16)と前記揺動体(22)との接触箇所において、前記第1、第2かしめピン(15,16)側は球面で前記揺動体(22)側は平面であることを特徴とする請求項1記載のかしめ装置。
- 前記第1、第2かしめピン(15,16)と前記揺動体(22)との接触箇所において、前記第1、第2かしめピン(15,16)側は円筒面で前記揺動体(22)側は平面であることを特徴とする請求項1記載のかしめ装置。
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