JP5002376B2 - 設計シミュレーションシステム、設計シミュレーション方法、設計シミュレーションプログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、建物の周辺の情報に対応した制振装置の種類を記憶しておき、入力された建物の周辺の情報に基づいて、制振装置の種類を選択して表示する制振装置決定装置について開示されている。
また、特許文献2に開示されている従来技術においては、制振装置の種類を選択するためには、建物の周辺の情報を正確に入力する必要があり、情報の精度により誤った制振装置を選択する虞がある。
本発明は請求項1と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、本発明の設計シミュレーション方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
請求項4は、請求項3に記載の設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
また、建造物全体の必要減衰係数Creqが求められれば、制振部材1つの減衰係数Cで除算することにより、必要な制振部材の数nが求められるので、代表建造物のシミュレーションにより求めた減衰定数hから容易に必要減衰係数Creqと制振装置の数nを求めることができる。
また、対象となる建造物を2つの要素に分解してマトリックスを構成し、このマトリックスの外郭に沿って位置する建造物を代表建造物の候補とするので、マトリックス内部の対象建造物の地震応答解析を省略することができる。
また、本発明の設計シミュレーション方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また、設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
図1は本発明の設計シミュレーションシステム100の機能ブロック図である。この設計シミュレーションシステム100は、建造物の振動を吸収する制振装置を備えた建造物の設計シミュレーション装置であって、フレーム、パネル、ユニット等の耐震要素1を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段2と、所定の地震波3を与えた時に建造物の設計目標を満足する必要減衰量hを算定する必要減衰量算定手段4と、必要減衰量算定手段4により算定された必要減衰量hに基づいて建造物に必要な制振部材数nを算定する制振部材数算定手段6と、制振部材数算定手段6により算定された数nの制振部材を建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段7と、制振部材配置位置決定手段7により決定した配置位置により建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段8と、を備えて構成されている。尚、制振部材配置位置決定手段7は、偏心率判定手段8によりフィードバックがかかり、偏心率が適正な値でない場合は、再度、制振部材の配置をし直すように構成されている。
そして、類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物に対して特性値算定手段2により特性値を夫々算定する。また、必要減衰量算定手段4により必要減衰量を夫々算定し、算定された特性値及び必要減衰量に基づいて、制振装置数算定手段6により代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、制振部材配置位置決定手段7により配置位置を夫々決定する。尚、本実施形態では各手段をハードウェアにより構成しているが、コンピュータ等の情報処理装置により、各手段をソフトウェアにより構成してプログラムの手順により各機能を実行するようにしても良い。
即ち、本実施形態では、地震応答解析の回数を省略するために、代表建造物を選択する。その一つの方法として、類似の構造特性を有する全ての建造物(対象建造物)を2つの要素に分解してマトリックス50を構成し、このマトリックス50の外郭11に沿って位置する建造物a〜fを代表建造物の候補とする。従って、マトリックス50の外郭の内部に分布する建造物は、必ず代表建造物a〜fの何れかに包含される。これにより、マトリックス50内部の対象建造物の地震応答解析を省略することができる。
図3(b)は妻方向(Y方向)の減衰定数hと固有周期の関係をプロットした図である。当然直線52の勾配が異なるが、基本的に図3(a)と考え方は同様であるので、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、図3のステップS1〜S4を省略して制振装置の数nと配置を決定することができる。
Claims (4)
- 振動を吸収する制振部材を備えた建造物の設計シミュレーションシステムであって、
耐震要素を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定する特性値算定手段と、
所定の地震波を与えた時に該建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定する必要減衰量算定手段と、
該必要減衰量算定手段により算定された必要減衰量に基づいて該建造物に必要な制振部材数を算定する制振部材数算定手段と、
該制振部材数算定手段により算定された数の制振部材を該建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段と、
該制振部材配置位置決定手段により決定した配置位置により該建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段と、を備え、
類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物についての特性値を前記特性値算定手段により夫々算定し、前記必要減衰量算定手段により必要減衰量を夫々算定し、算定された前記特性値及び前記必要減衰量に基づいて前記制振部材数算定手段により前記代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、前記制振部材配置位置決定手段により配置位置を夫々決定することを特徴とする設計シミュレーションシステム。 - 振動を吸収する制振部材を備えた建造物の設計シミュレーション方法であって、
特性値算定手段が、耐震要素を使用した建造物の剛性、重量、耐力に係る特性値を算定するステップと、
必要減衰量算定手段が、所定の地震波を与えた時に該建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定するステップと、
制振部材数算定手段が、前記必要減衰量算定手段により算定された必要減衰量に基づいて該建造物に必要な制振部材数を算定するステップと、
制振部材配置位置決定手段が、前記制振部材数算定手段により算定された数の制振部材を該建造物のどの位置に配置するかを決定するステップと、
偏心率判定手段が、前記制振部材配置位置決定手段により決定した配置位置により該建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定するステップと、を備え、
類似の構造特性を有する複数の建造物の中から予め選択された複数の代表建造物についての特性値を前記特性値算定手段により夫々算定し、前記必要減衰量算定手段により必要減衰量を夫々算定し、算定された前記特性値及び前記必要減衰量に基づいて前記制振部材数算定手段により前記代表建造物以外の建造物に使用する制振部材の数を算定し、前記制振部材配置位置決定手段により配置位置を夫々決定することを特徴とする設計シミュレーション方法。 - コンピュータに請求項2に記載の設計シミュレーション方法を実行させるための設計シミュレーションプログラム。
- 請求項3に記載の設計シミュレーションプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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