JP5097513B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
また、区切り情報挿入手段は、偶奇情報を含めるように区切り情報の値を決定しているので、区切り情報に基づき、デジタル信号の送受信中に当該デジタル信号に発生した誤りを検出することができる。
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る通信システムは、デジタル情報をデジタル信号に変換し、当該デジタル信号を用いて通信を行なうことを目的とするものである。ここで、デジタル情報とは、二値以上の値をとりうる複数の符号からなる情報をいい、デジタル信号とは、相互に値が異なる複数の符号の各々に対応付けられた異なるレベルの信号を含む信号をいうものとする。以下の各実施の形態においては、一例として、デジタル情報は「0」又は「1」の値を有する複数のビットから構成されていることを前提として説明する。また、デジタル信号は、デジタル情報のビットの値が「1」の場合に信号レベルがHighレベル、ビットの値が「0」の場合に信号レベルがLowレベルとなるように変換を行うNRZ方式に基づいてデジタル情報から変換されていることを前提とする。
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。
まず実施の形態1について説明する。この形態は、区切り情報を挿入する基本的な形態である。
まず、通信システムの構成を説明する。図1は通信システムの電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。図1に示すように、通信システム1は、送信装置10、及び、受信装置11を備えている。
送信装置10は、デジタル信号を受信装置11に対して送信するためのものであり、ビット挿入部100、送信部101、及び、送信制御部102を備えている。
受信装置11は、送信装置10から送信されたデジタル信号を受信するためのものであり、受信部110、ビット削除部111、及び、受信制御部112を備えている。
次に、本実施の形態1に係る通信システム1の動作について説明する。図2は通信システム1の動作の流れを概略的に示したフローチャート、図3は、区切りデータ挿入前後のデジタル情報、及び、送信部101から送信されたデジタル信号を示した概要図である。
このように実施の形態1によれば、元データであるデジタル情報の所定ビット数毎に、交互に値が異なる複数ビットからなる区切りデータを挿入しているので、元データのデジタル情報に同じ値のビットが並んでいたとしても、区切りデータが挿入されている部分で必ず値が相違することになる。従って、区切りデータが挿入されたデジタル情報から変換された後のデジタル信号の信号レベルは一定の間隔毎に必ず変化されるので、送信タイミングと受信タイミングとの誤差の蓄積をリセットすることができ、同期外れの発生を防止することができる。これに伴って、周波数偏差の大きい発振素子を用いることができ、コスト低減を図ることができる。
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、偶奇情報を含めるように、区切り情報の値を決定する形態である。
本実施の形態2に係るビット挿入部100は、パリティビットが含まれるように区切りデータを決定する。ここで、パリティビットとは、所定ビット数のデジタル情報において、値が「1」(又は「0」)であるビットの個数が偶数又は奇数の何れであるかを示すものをいい、特許請求の範囲における偶奇情報に対応している。パリティビットの具体的な内容は任意であるが、例えば、8ビットのデジタル情報において、値が「1」であるビットの個数が偶数である場合に「0」、奇数である場合に「1」とすることができる。あるいは、値が「1」であるビットの個数が偶数である場合に「1」、奇数である場合に「0」としてもよい。なお、前者の場合のパリティビットを偶数パリティ、後者の場合のパリティビットを奇数パリティという。
次に、本実施の形態2に係る通信システム1の動作について説明する。図4は、通信システム1の動作の流れを概略的に示したフローチャートである。
このように実施の形態2によれば、ビット挿入部100は、パリティビットを含めるように区切りデータを決定しているので、上述の実施の形態1における基本的な効果に加えて、区切りデータに基づき、デジタル信号の送受信中に発生した誤りを検出することができる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
10 送信装置
11 受信装置
100 ビット挿入部
101 送信部
102 送信制御部
110 受信部
111 ビット削除部
112 受信制御部
Claims (3)
- 二値以上の値をとりうる複数の符号からなるデジタル情報において、相互に値が異なる前記複数の符号を、それぞれ異なるレベルの信号に変換し、当該異なるレベルの信号を含むデジタル信号を用いて通信を行なう通信システムであって、
前記デジタル情報に対して、所定個数の符号毎に、当該所定個数の符号の最後尾に、交互に値が異なる複数の符号からなる同一の区切り情報を挿入する区切り情報挿入手段と、
前記区切り情報が挿入された前記デジタル情報を、前記デジタル信号に変換して送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された前記デジタル信号を受信して前記デジタル情報に変換する受信手段と、
前記受信手段によって変換された前記デジタル情報に含まれている前記区切り情報を認識し、当該認識結果に基づいて所定処理を行う処理手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 二値以上の値をとりうる複数の符号からなるデジタル情報において、相互に値が異なる前記複数の符号を、それぞれ異なるレベルの信号に変換し、当該異なるレベルの信号を含むデジタル信号を用いて通信を行なう通信システムであって、
前記デジタル情報に対して、所定個数の符号毎に、当該所定個数の符号の最後尾に、交互に値が異なる複数の符号からなる区切り情報を挿入する区切り情報挿入手段と、
前記区切り情報が挿入された前記デジタル情報を、前記デジタル信号に変換して送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された前記デジタル信号を受信して前記デジタル情報に変換する受信手段と、
前記受信手段によって変換された前記デジタル情報に含まれている前記区切り情報を認識し、当該認識結果に基づいて所定処理を行う処理手段とを備え、
前記区切り情報挿入手段は、前記所定個数の符号からなる前記デジタル情報の内、所定の値である符号の個数が偶数又は奇数のいずれであるかを示す偶奇情報を含めるように、前記区切り情報の値を決定すること、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記区切り情報は、2ビットのデジタル情報であること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
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JP2007302239A JP5097513B2 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007302239A JP5097513B2 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 通信システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009130547A JP2009130547A (ja) | 2009-06-11 |
JP5097513B2 true JP5097513B2 (ja) | 2012-12-12 |
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Family Applications (1)
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JP2007302239A Active JP5097513B2 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 通信システム |
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- 2007-11-21 JP JP2007302239A patent/JP5097513B2/ja active Active
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