JP5093900B2 - 積層型偏光板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
℃以上である樹脂フィルムとの積層体を形成する工程と、前記積層体の樹脂フィルム側にレーザーを照射することによって、前記積層体を切断して積層型偏光板とする工程とを含む、積層型偏光板の製造方法である。
10mm×11mmの積層型偏光板について、中央部と切断面付近の厚みをマイクロメーターで測定した。
レーザー顕微鏡または光学顕微鏡を使用して、積層型偏光板の吸収軸に沿った切断面(図2においてb)に発生した突起物の長さを測定した。
レーザー顕微鏡を用いて、積層型偏光板における吸収軸に沿った切断面(図2においてb)付近の厚みを測定し、以下の式を用いて前記切断面のうねりを算出した。
(切断面のうねり)=(切断面の厚みの最大値)−(切断面の厚みの最小値)
(偏光板作製)
まず、ポリビニルアルコールフィルム(厚み80μm)をヨウ素水溶液中で5倍に延伸し、乾燥させて偏光子を作製した。ついで、トリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム)の片面に、反射率が1%以下のUVウレタンハードコート層と、物理光学薄膜(AR層)とをこの順序で形成した。そして、この処理済のTACフィルムを前記偏光子の片面に、未処理のTACフィルムを前記偏光子の他方の面に、それぞれ接着剤を介して積層し、偏光板を調製した(厚み195μm、光透過率45%)。
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート100重量部に、硬化剤としてメチルテトラヒドロ無水フタル酸120重量部、硬化促進剤としてテトラ−n−ブチルホスホニウムO,O−ジエチルホスホロジチオエート2重量部をそれそれ添加して攪拌混合し、流延法を用いてプレフィルム(厚み600μm)を形成した。さらに、前記プレフィルムを180℃で30分間熱硬化させて、エポキシフィルムを作製した(厚み700μm、380mm×280mm)。ついで、前記エポキシフィルムの片面にアクリルウレタンUV樹脂を塗工し、保護層(厚み3μm)を形成することによって、樹脂フィルムを得た。この樹脂フィルムの光透過率は、91.7%であり、ガラス転移温度は、180℃であった。
ブチルアクリレート100重量部と、アクリル酸5.0重量部と、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.075重量部と、アゾビスイソニトリル0.3重量部と、酢酸エチル250重量部とを混合し、攪拌しながら約60℃で6時間反応させて、重量平均分子量163万のアクリル系ポリマー溶液を得た。前記アクリル系ポリマー溶液に、そのポリマー固形分100重量部に対して、イソシアネート系多官能性化合物(商品名コロネートL;日本ポリウレタン工業製)0.6重量部と、シランカップリング剤(商品名KBM403;信越化学製)0.08重量部とを添加して、粘着剤溶液を調製した。なお、得られた粘着剤溶液の90°ピール剥離強さは、10N/25mmであった。
PETフィルム(厚み50μm)上に前記粘着剤を厚み10μmになるように塗工して乾燥させ、表面保護シートを得た。
前記偏光板の未処理TACフィルム側を、前記粘着剤(厚み23μm)を介して前記樹脂フィルムのエポキシフィルム側と貼り合せた。この積層体の両面に前記表面保護シートを前記粘着剤により貼り合せた。
精密加工CO2レーザー(商品名SILAS−SAM(SPL2305型);澁谷工業製)を使用して、出力190W、搬送速度250mm/s、空気アシストガス圧0.1MPaの条件で、前記積層体の樹脂フィルム側からレーザーを照射し、吸収軸方向にそって切断した。まずは、吸収軸側を切断した。さらに、前記積層体の両面に貼り付けた表面保護シートを剥離し、新たな表面保護シートを前記積層体の両面に再度貼り付けた。そして、前記積層体の樹脂フィルム側から、垂直軸方向を同様の条件で切断した。これによって、前記表面保護シートに碁盤目状に貼り付けられた、10×11mmの積層型偏光板が複数(300個)得られた。なお、積層型偏光板間のピッチは、吸収軸方向を0.1mmであり、垂直軸方向を約0.1mmとした。
続いて、積層型偏光板に貼着した表面保護シートのうち、前記樹脂フィルム側の表面保護シートを剥離した後、エタノールを含有させたアンチコン布で前記樹脂フィルム表面をふき取り、前記表面に、再度、表面保護シートを貼り合わせた。ついで、積層型偏光板の偏光板側の表面保護シートを剥離し、同様にエタノールによる洗浄を行った。
以下の条件以外は、前記実施例1と同様にして積層型偏光板を作製した。CO2レーザー(商品名LC−100A;ローランド社製)を用いて、まず、吸収軸方向を、出力25W、搬送速度100mm/sの条件で、4回レーザー照射を施した(ピッチ間隔1mm)。ついで、垂直軸方向を、出力25W、搬送速度60mm/sの条件で、2回レーザー照射した(ピッチ間隔0.1mm)。
積層体の偏光板側にレーザー照射を行った以外は、実施例1と同様にして積層型偏光板を作製した。
積層体の偏光板側にレーザー照射を行った以外は、実施例2と同様にして積層型偏光板を作製した。
12 接着剤層
13 偏光板
100 レーザー照射方向
21 積層型偏光板
22 表面保護シート
31 液晶セル
32 積層型偏光板
302 樹脂フィルム
303 偏光板
300 接眼方向
A 垂直軸
B 吸収軸
Claims (6)
- 偏光フィルムを含む偏光板と、樹脂フィルムとを含む積層型偏光板に、第1保護シートを粘着剤を介して積層して、第1保護シート付積層型偏光板を得る工程Aと、
工程A後に、所定の一方向に沿って、レーザー照射により前記第1保護シート付積層型偏光板を切断する工程Bと、
工程B後に、前記第1保護シート付積層型偏光板から前記第1保護シートを剥離して切断された積層型偏光板を得る工程Cと、
工程C後に、前記切断された積層型偏光板に、粘着剤を介して第2保護シートを積層して第2保護シート付積層型偏光板を得る工程Dと、
工程D後に、前記所定の方向に対して交差する方向に沿って、レーザー照射により前記第2保護シート付積層型偏光板を切断する工程Eとを含み、
前記所定の一方向と前記交差する方向とのなす角度が、略垂直であり、
前記小型積層型偏光板が長方形状であり、
前記所定の一方向が、前記長方形状の長さ方向または幅方向のいずれか一方の方向であって、前記交差する方向が、長さ方向または幅方向のいずれか他方の方向であり、
前記小型積層型偏光板の長さ方向または幅方向のいずれか一方の方向が、前記小型積層型偏光板の吸収軸方向であり、
工程Bにおける前記レーザー照射が、前記第1保護シート付積層型偏光板の前記樹脂フィルムの側に行われ、
工程Eにおける前記レーザー照射が、前記第2保護シート付積層型偏光板の前記樹脂フィルムの側に行われる
小型積層型偏光板が複数貼着されたシートの製造方法。 - 前記レーザがCO2レーザーである請求項1に記載の小型積層型偏光板が複数貼着されたシートの製造方法。
- 前記レーザー照射が、100W〜350Wの出力で1回の照射で行われる請求項1または2に記載の小型積層型偏光板が複数貼着されたシートの製造方法。
- 前記レーザー照射が、50W〜200Wの出力で2回の照射で行われる請求項1〜3のいずれかに記載の小型積層型偏光板が複数貼着されたシートの製造方法。
- 前記樹脂フィルムのガラス転移温度が100℃以上である請求項1〜4のいずれかに記載の小型積層型偏光板が複数貼着されたシートの製造方法。
- 前記樹脂フィルムの光透過率が80%以上である請求項1〜5のいずれかに記載の小型積層型偏光板が複数貼着されたシートの製造方法。
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