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JP5092997B2 - Dc−dcコンバータ及びシステム電源 - Google Patents

Dc−dcコンバータ及びシステム電源 Download PDF

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Description

DC−DCコンバータ及びシステム電源に関するものである。
従来、半導体デバイスや電子機器などのシステムは、複数の回路又は半導体デバイスから構成されている。この複数の回路又は半導体デバイスを1つの半導体デバイスに搭載したシステムオンチップ(System On a Chip;SOC)が知られている。SOCに搭載された各回路は、それぞれの機能により電源電圧が異なる場合がある。
このため、図13に示すように、半導体デバイスや電子機器などの電源供給システム140には、SOC141に対して、電源電圧が異なる複数の回路に電源電圧を供給するシステム電源142と電源供給システム140を制御するためのシステムコントローラ143が備えられている。
システム電源142は、SOC141に供給する電源電圧に対応する複数の各DC−DCコンバータ144a〜144c及びコントロール部145を備えている。各DC−DCコンバータ144a〜144c及びコントロール部145は、システムコントローラ143の制御に基づいてSOC141の各回路に供給する電源電圧を生成するとともに、電源電圧を一定に制御する。システムコントローラ143は、システム電源142のコントロール部145に制御信号を出力して各DC−DCコンバータ144a〜144cをオンオフ制御して電源電圧値の制御を行っている。
つまり、各DC−DCコンバータ144a〜144cは、SOC141中の対応する回路に電源電圧をそれぞれ供給する場合、供給する対応する回路が動作しているとき(動作状態)、各DC−DCコンバータ144a〜144cは供給する電源電圧を高くして供給していた。反対に、供給する対応する回路において、該回路中の一部回路部のみが動作しているとき(待機状態)、各DC−DCコンバータ144a〜144cは供給する電源電圧を動作状態より低くして供給していた。
詳述すると、図14(a),(b)に示すように、各DC−DCコンバータ141a〜141cは、待機状態において電源電圧を低い電圧値V1を供給し、動作状態において電源電圧を高い電圧値V2を供給していた。
これにより、SOC141中の各回路は、待機状態において動作時に比べて低い電源電圧がそれぞれ供給されて低消費電力化を実現していた。例えば、待機状態において回路に流れる電流(リーク電流)を検出して電圧を調整する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−197411号公報
ところで、各DC−DCコンバータ144a〜144cは、待機状態において電源電圧の低い電圧値V1を供給し、動作状態において電源電圧の高い電圧値V2を供給している。しかしながら、回路の動作状態には、図14(a),(b)に示すように、回路の消費電流iが大きい重負荷状態と、回路の消費電流iが小さい軽負荷状態があり、この両状態において同じ値の高い電圧値V2の電源電圧を供給していた。
このため、軽負荷時においては、重負荷時の電源電圧の電圧値V2と同じ出力電圧、即ち軽負荷時の電源電圧としては余裕のある電源電圧の電圧値V2が供給されている。従って、軽負荷時において適切な電源電圧を供給することにより低消費電力化を行う余地があるため、電源電圧を供給する回路の消費電流の状態に応じて回路に供給する電源電圧を適切な電圧値に変更することを要求されている。
このDC−DCコンバータ及びシステム電源は、負荷状態に合わせた電源電圧を供給することを目的とする。
このDC−DCコンバータは、予め定めた電源電圧が供給される複数の負荷状態を持つ負荷回路の消費電流を電流検出部にて検出し、その電流検出部にて検出した消費電流と前記予め定めた電源電圧とに基づいて、第1トランジスタと第2トランジスタを相補的にオンオフ制御し、入力電圧を電圧変換して前記負荷回路に供給する予め定めた電源電圧を生成し出力するDC−DCコンバータであって、前記負荷回路の複数の前記負荷状態毎の前記消費電流に対する該負荷回路に供給する最適な電源電圧を記憶するデータテーブルと、前記電流検出部にて検出した消費電流に基づいて、前記データテーブルからその時の前記負荷回路の負荷状態を検出し、その時の負荷状態における前記最適な電源電圧を取得し、該取得した最適な電源電圧を前記負荷回路に供給する前記予め定めた電源電圧として出力する電圧制御部とを備えるようにした。
このDC−DCコンバータによれば、負荷回路の消費電流から、その時の負荷回路の負荷状態を検出し、負荷状態に応じて、負荷回路に供給する電源電圧を最適な電源電圧に変更する。このため、負荷回路を低消費電力化することができる。
開示されたDC−DCコンバータ及びシステム電源によれば、負荷状態に合わせた電源電圧を供給することができる。
(第1実施形態)
以下、一実施形態を図1〜6に従って説明する。
図1に示すように、電源供給システム10は、システム電源11、SOC12及びシステムコントローラ13を備えている。
SOC12は内部回路(コア回路)、メモリ、I/O部を備えている。システム電源11は、SOC12の内部回路、メモリ、I/O部に対応して第1〜第3DC−DCコンバータ14a〜14cを備えている。また、システム電源11は、コントロール部15を備え、そのコントロール部15は、システムコントローラ13から入力した制御信号S1に基づいて第1〜第3DC−DCコンバータ14a〜14cをそれぞれ制御する。
第1DC−DCコンバータ14aは、SOC12の内部回路に供給する第1電源電圧VoAを生成する。第1DC−DCコンバータ14aは、SOC12の内部回路の負荷、即ち内部回路の消費電流Ix(第1DC−DCコンバータ14aの出力電流IoA)に応じて最適な第1電源電圧VoAを出力する。
また、第2DC−DCコンバータ14bは、SOC12のメモリに供給する第2電源電圧VoBを生成する。第2DC−DCコンバータ14bは、内部回路の動作状態に関係なく略一定の第2電源電圧VoBを出力する。
さらに、第3DC−DCコンバータ14cは、第2DC−DCコンバータ14bと同様に、SOC12のI/O部に供給する第3電源電圧VoCを生成する。第3DC−DCコンバータ14cは、I/O部の動作状態に関係なく略一定の第3電源電圧VoCを出力する。
図2は、第1DC−DCコンバータ14aの電気ブロック回路を示す。第1DC−DCコンバータ14aは、SOC12の負荷回路としての内部回路18の消費電流Ix(負荷)に応じて最適な第1電源電圧VoAを生成し、該内部回路18に供給する回路である。第1DC−DCコンバータ14aは、入力電圧PVCCを降圧変換して第1電源電圧VoAを生成してSOC12の内部回路18に供給する。
この第1DC−DCコンバータ14aは電流制御型DC−DCコンバータであり、制御回路部19と平滑回路20を備えている。第1DC−DCコンバータ14aは、電流制御動作により、SOC12の内部回路18のその時々の負荷状態に応じて第1電源電圧VoAを変化させ安定化して出力するように構成されている。つまり、制御回路部19にてSOC12の内部回路18のその時々の負荷状態に応じた第1電源電圧VoAをデューティー制御にて生成する。そして、デューティー制御にて出力された第1電源電圧VoAは、チョークコイルL1と平滑用コンデンサC1からなる平滑回路20にて平滑化され、その平滑された電源電圧はSOC12の内部回路18のその時々の負荷状態に対応した第1電源電圧VoAとして内部回路18に出力される。
制御回路部19は、電流検出部21、電圧制御部22、分圧回路24、誤差増幅器ERR1、電流比較器25、フリップフロップ回路26、発振器27、ドライバ回路28及びスイッチング回路29を備えている。
電流検出部21は、平滑回路20のチョークコイルL1に流れる電流(消費電流Ix)を検出し、その消費電流Ixに相対した負荷検出電圧Vr2を出力する。電流検出部21は、検出した負荷検出電圧Vr2を電圧制御部22及び電流比較器25に出力する。
図3は、電圧制御部22の電気ブロック回路を示す。電圧制御部22は、レジスタ部30、比較回路31、タイマTI、選択部33及び電圧設定部34を備えている。
レジスタ部30は、データテーブル40を備えている。データテーブル40は、内部回路18の消費電流Ixに対する該内部回路18が正常動作するために最適な第1電源電圧VoAの電圧値(最適電源電圧値Vo)のデータが記憶されている。
詳述すると、データテーブル40は、図4に示すように、内部回路18の負荷状態を、複数の領域に消費電流Ixの大きさで区分し、その消費電流Ixの大きさで区分された領域毎に、最適な第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voのデータが記録されている。
尚、負荷領域毎の、最適電源電圧値Voは、2つの消費電流Ixの値の範囲(下限消費電流値から上限消費電流値の間)で区分された負荷領域における、一方の小さい消費電流Ix(下限消費電流値)での最適な電源電圧値(下限電源電圧値)と、他方の大きい消費電流Ix(上限消費電流値)での最適な電源電圧値(上限電源電圧値)との平均値としている。
因みに、図4においては、内部回路18の消費電流Ixが「I1」(下限消費電流値)〜「I2」(上限消費電流値)の第1負荷領域Z1の負荷状態のときには、最適電源電圧値Voは「V1」となる。また、内部回路18の消費電流Ixが「I2」(下限消費電流値)〜「I3」(上限消費電流値)の第2負荷領域Z2の負荷状態のときには、最適電源電圧値Voは「V2」となる。さらに、内部回路18の消費電流Ixが「I3」(下限消費電流値)〜「I4」(上限消費電流値)の第3負荷領域Z3の負荷状態のときには、最適電源電圧値Voは「V3」となる。さらにまた、内部回路18の消費電流Ixが「I4」(下限消費電流値)〜「I5」(上限消費電流値)の第4負荷領域Z4の負荷状態のときには、最適電源電圧値Voは「V4」となる。
レジスタ部30は、初期設定時に予め定めた負荷領域が初期設定され、その初期設定された負荷領域における最適電源電圧値Voを読み出し、電圧設定部34に出力する。また、レジスタ部30は、選択部33から選択信号S10に基づいて、先に電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voを、1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Vo又は1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更する。尚、選択部33から選択信号S10がない場合には、電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voを変更しない。
さらに、レジスタ部30は、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの負荷領域における下限消費電流値に対する下限電源電圧値Vminの第1データ信号Snと、上限消費電流値に対する上限電源電圧値Vmax(>Vmin)の第2データ信号Sn+1を比較回路31に出力するようになっている。
図5は、比較回路31の電気ブロック回路図を示す。比較回路31は、第1及び第2デコーダ42,43、第1及び第2コンパレータ44,45、アンド回路46、ノア回路47を備えている。
第1デコーダ42は、レジスタ部30から第2データ信号Sn+1(上限電源電圧値Vmax)を入力し、該上限電源電圧値Vmaxを第1コンパレータ44に出力する。第2デコーダ43は、レジスタ部30から第1データ信号Sn(下限電源電圧値Vmin)を入力し、該下限電源電圧値Vminを第2コンパレータ45に出力する。
第1コンパレータ44は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第1コンパレータ44は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した上限電源電圧値Vmaxとを比較し、その比較結果を第1比較信号SC1としてアンド回路46とノア回路47に出力する。つまり、第1コンパレータ44は、負荷検出電圧Vr2が上限電源電圧値Vmaxより大きいとき、Hレベル(高電位)の第1比較信号SC1を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が上限電源電圧値Vmax以下の時、Lレベル(低電位)の第1比較信号SC1を出力する。
第2コンパレータ45は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第2コンパレータ45は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した下限電源電圧値Vminとを比較し、その比較結果を第2比較信号SC2としてアンド回路46とノア回路47に出力する。つまり、第2コンパレータ45は、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vminより大きいとき、Hレベルの第2比較信号SC2を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vmin以下のとき、Lレベルの第2比較信号SC2を出力する。
アンド回路46は、第1コンパレータ44から第1比較信号SC1と第2コンパレータ45から第2比較信号SC2を入力する。アンド回路46は、入力した第1及び第2比較信号SC1,SC2が共にHレベルのとき、Hレベルの第1出力信号A1を出力する。
ノア回路47は、第1コンパレータ44から第1比較信号SC1と第2コンパレータ45から第2比較信号SC2を入力する。ノア回路47は、入力した第1及び第2比較信号SC1,SC2が共にLレベルのとき、Hレベルの第2出力信号A2を出力する。
すなわち、比較回路31は、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vmin以下の場合、内部回路18の負荷状態がデータテーブル40で示す1つ下の負荷領域に移ったと判断して、ノア回路47からHレベルの第2出力信号A2を出力する。反対に、比較回路31は、負荷検出電圧Vr2が上限電源電圧値Vmaxより大きい場合、内部回路18の負荷状態がデータテーブル40で示す1つ上の負荷領域に移ったと判断して、アンド回路46からHレベルの第1出力信号A1を出力する。尚、比較回路31は、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vminより大きく上限電源電圧値Vmax以下の場合、内部回路18の負荷状態の大きな変動がないと判断して、Lレベルの第1及び第2出力信号A1,A2をそれぞれアンド回路46及びノア回路47から出力する。
そして、比較回路31のアンド回路46は選択部33に接続されている。そして、負荷検出電圧Vr2が上限電源電圧値Vmaxより大きい場合に出力される。Hレベルの第1出力信号A1は、選択部33に出力される。選択部33は、Hレベルの第1出力信号A1を入力すると、内部回路18の負荷状態が1つ上の負荷領域に移ったと判断して、レジスタ部30に対して、今、電圧設定部34に設定している第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voを、1つ上の領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10を出力する。
一方、比較回路31のノア回路47はタイマTIに接続されている。そして、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vmin以下の場合に出力される。Hレベルの第2出力信号A2は、タイマTIに出力される。タイマTIは、比較回路31からHレベルの第2出力信号A2を入力すると、予め設定された時間経過後に該Hレベルの第2出力信号A2を遅延させて選択部33に出力する。例えば、タイマTIはカウンタで構成され、このカウンタのカウント値に基づいて予め定めた時間tk遅延させたHレベルの第2出力信号A2が選択部33に出力される。選択部33はHレベルの第2出力信号A2を入力すると、内部回路18の負荷状態が1つ上の負荷状態に移ったと判断して、レジスタ部30に対して、1つ上の領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10を出力する。
つまり、負荷検出電圧Vr2が上限電源電圧値Vmaxより大きくなったときには、即ち、内部回路18が重負荷状態に変化したときには、直ちに、1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10が選択部33からレジスタ部30に出力される。反対に、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vminより小さくなったときには、即ち、内部回路18が軽負荷状態に変化したときには、予め定めた時間tk経過後に、1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10が選択部33からレジスタ部30に出力される。
なお、タイマTIは、予め定めた時間tk経過前に、Hレベルの第2出力信号A2が消失したとき(Lレベルの第2出力信号A2になったとき)、軽負荷状態が解消されたとして、リセットされ、該Hレベルの第2出力信号A2を選択部33に出力しないようになっている。
そして、レジスタ部30は、選択部33から選択信号S10に基づいて、先に電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voを、軽負荷状態になったとして1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Vo、又は、重負荷状態になったとして1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更する。さらに、レジスタ部30は、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの領域における下限消費電流値に対する下限電源電圧値Vminの第1データ信号Snと、上限消費電流値に対する上限電源電圧値Vmax(>Vmin)の第2データ信号Sn+1を比較回路31に出力する。
電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voは、図2に示す分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換されて同分圧回路24に出力される。
分圧回路24は、固定抵抗R1と可変抵抗R2の直列回路よりなり、その直列回路に内部回路18にその時出力している第1電源電圧VoA(最適電源電圧値Vo)が帰還信号FBとして印加されている。そして、分圧回路24は、固定抵抗R1と可変抵抗R2の接続点の電圧を分圧電圧Ve1として誤差増幅回路としての誤差増幅器ERR1の反転入力端子に出力する。
可変抵抗R2は、内部回路18の負荷状態に応じて電圧設定部34に変更設定される所定の負荷領域における最適電源電圧値Voに相対したデジタル値に基づいて抵抗値が変更される。つまり、可変抵抗R2は、内部回路18の負荷状態の変化に応じて、その抵抗値が変化するようになっている。
詳述すると、分圧電圧Ve1が出力される次段の誤差増幅器ERR1は、該分圧電圧Ve1と非反転端子に接続した固定の基準電圧Vr1と比較が行われその差電圧SG3を求めている。言い換えると、誤差増幅器ERR1は、帰還信号FBと基準電圧Vr1とで、第1DC−DCコンバータ14aが内部回路18のその時の負荷状態での設定された負荷領域における出力すべき最適電源電圧値Voと、どれだけ偏差があるかを差電圧SG3で求める回路である。
そして、誤差増幅器ERR1は、内部回路18の全ての負荷状態、即ち全ての負荷領域についてその負荷領域での出力すべき第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voについて、どのくらい偏差があるかを差電圧SG3で求める必要がある。このとき、基準電圧Vr1を負荷領域毎に変更すればよいが、本実施形態では、基準電圧Vr1は、固定であるため、負荷状態、即ち負荷領域ごと分圧回路24の可変抵抗R2を変更して、分圧電圧Ve1を補正するようにしている。
可変抵抗R2は、最適電源電圧値Voが大きくなればそれに相対して抵抗値が小さくなるように制御されるようになっている。
そして、内部回路18の負荷が重負荷状態になればなるほど、可変抵抗R2の抵抗値が小さくなるようにして、誤差増幅器ERR1の反転入力端子に出力される分圧電圧Ve1も小さくするようにしている。反対に、内部回路18の負荷が軽負荷状態になればなるほど、可変抵抗R2の抵抗値が大きくなるようにして、誤差増幅器ERR1の反転入力端子に出力される分圧電圧Ve1も大きくなるようにしている。
これによって、第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voが各領域で変更されても、誤差増幅器ERR1は、実際に出力されている電圧とそのときの負荷領域における出力すべき最適電源電圧値Voとの偏差を求めることができる。
そして、誤差増幅器ERR1は、反転入力端子に分圧電圧Ve1が入力されるとともに、非反転入力端子には予め設定された基準電圧Vr1が入力される。誤差増幅器ERR1は、分圧電圧Ve1、即ち、そのときの最適電源電圧値Voに比例した電圧と基準電圧Vr1との差電圧を増幅した誤差信号SG3を、電流比較器25に出力する。
電流比較器25は、反転入力端子に誤差増幅器ERR1からの誤差信号SG3が入力されるともに、非反転入力端子に電流検出部21からの負荷検出電圧Vr2が入力される。そして、電流比較器25は、負荷検出電圧Vr2が誤差信号SG3以上になったとき、Hレベルの第1判定信号J1を、反対に、負荷検出電圧Vr2が誤差信号SG3より小さくなったとき、Lレベルの第1判定信号J1をフリップフロップ回路26に出力する。
つまり、電流比較器25は、実際に内部回路18に出力している実電源電圧が、電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Voで制御されているか比較する。そして、電流比較器25は、実際に内部回路18に出力している実電源電圧が、電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Vo以下のとき、Lレベルの第1判定信号J1を出力する。反対に、電流比較器25は、実際に内部回路18に出力している電源電圧が、電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Voより大きいとき、Hレベルの第1判定信号J1を出力する。
電流比較器25は、Hレベル及びLレベルの第1判定信号J1をフリップフロップ回路26に出力する。フリップフロップ回路(FF回路)26は、RS−フリップフロップ回路であり、そのセット入力端子Sに電流比較器25からの第1判定信号J1が入力される。FF回路26は、そのリセット入力端子Rに発振器(OSC)27により生成されたクロック信号SCKが入力される。パルス信号発生回路を構成する発振器27は、所定周波数の予め定められたパルス幅のクロック信号SCKをFF回路26のリセット入力端子Rに出力する。このクロック信号SCKがHレベルとなる期間は、例えばFF回路26の出力信号をリセットするのに必要な時間に設定されている。
FF回路26は、セット入力端子Sに入力されるHレベルの第1判定信号J1に応答して出力端子Qの出力第2判定信号J2をセット、つまりHレベルの第2判定信号J2を出力端子Qから出力する。そして、FF回路26は、リセット入力端子Rに入力されるHレベルのクロック信号SCKに応答して出力端子Qの出力第2判定信号J2をリセット、つまりLレベルの第2判定信号J2を出力する。
つまり、FF回路26は、クロック信号SCKの1周期中において第1判定信号J1のLレベルとHレベルのへの切替えを検出し、第1判定信号J1に相対したデューティー比のパルス信号(第2判定信号J2)を生成し、その生成した第2判定信号J2をドライバ回路28に出力する。
ドライバ回路28は、入力端子に入力された第2判定信号J2に応答して、出力端子から駆動信号Dを出力する。ドライバ回路28は、Lレベルの第2判定信号J2が入力されたとき、Lレベルの駆動信号Dを出力し、Hレベルの第2判定信号J2に入力したとき、Hレベルの駆動信号Dを出力する。
ドライバ回路28は、駆動信号Dをスイッチング回路29に出力する。スイッチング回路29はメインスイッチングトランジスタとしての第1トランジスタT1と同期用トランジスタとしての第2トランジスタT2を有している。
第1トランジスタT1は、PチャネルMOSトランジスタであり、ゲートに駆動信号Dが入力され、ソースに入力電圧PVCCが供給されている。第1トランジスタT1のドレインは、第2トランジスタT2のドレインに接続されている。
第2トランジスタT2は、NチャネルMOSトランジスタであり、ゲートに駆動信号Dが入力されている。第2トランジスタT2のソースは、グランドに接続されている。また、第2トランジスタT2のドレインと第1トランジスタT1のドレインの接続点(ノードLx)は、平滑回路20のチョークコイルL1を介して内部回路18に接続されている。
スイッチング回路29は、ドライバ回路28がLレベルの駆動信号Dを出力すると、第1トランジスタT1がオン、第2トランジスタT2がオフして、入力電圧PVCCをチョークコイルL1を介して内部回路18に供給するようになっている。
また、反対に、スイッチング回路29は、ドライバ回路28がHレベルの駆動信号Dを出力すると、第1トランジスタT1がオフ、第2トランジスタT2がオンして、内部回路18への入力電圧PVCCの供給を遮断させるようになっている。
即ち、実際に内部回路18に出力している実電源電圧(第1電源電圧VoA)が、電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Vo以下のとき、ドライバ回路28は、Lレベルの駆動信号Dを出力し、第1トランジスタT1をオン、第2トランジスタT2をオフさせて、入力電圧PVCCをチョークコイルL1を介して内部回路18に供給するようになっている。
反対に、実際に内部回路18に出力している実電源電圧が、電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Voより大きいとき、ドライバ回路28は、Hレベルの駆動信号Dを出力し、第1トランジスタT1をオフ、第2トランジスタをオンさせ、内部回路18への入力電圧PVCCの供給を遮断させるようになっている。
つまり、電流比較器25は、実際に内部回路18に出力している実電源電圧が電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Voに近づくようデューティー比を制御する第1判定信号J1を出力する。FF回路26は、第1判定信号J1に相対したパルス信号(第2判定信号J2)を生成する。そして、ドライブ部28は、第2判定信号J2に応答して、実際に内部回路18に出力している実電源電圧が電圧設定部34に設定された最適電源電圧値Voに近づけるべくスイッチングトランジスタT1,T2を駆動する。
次に、上記の電圧制御部22を備える第1DC−DCコンバータ14aの動作を説明する。
今、図6に示すように、まず第1電源電圧VoAがデータテーブル40に記憶された電圧値V1(第1負荷領域Z1)に維持されている。
そして、時間t1において、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)がデータテーブル40に記憶された第1負荷領域Z1の電流値I2より増大すると、電流検出部21は、このときの消費電流Ixの電流値に相対して負荷検出電圧Vr2の値も増大する。負荷検出電圧Vr2が電流値I2に相対した電圧値まで大きくなると、電圧制御部22は、第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voをデータテーブル40に記憶された1つ上の負荷領域(第2負荷領域Z2)の電圧値V2に設定し、この最適電源電圧値Voを分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換して分圧回路24に出力する。
そして、分圧回路24が第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記憶された1つ上の負荷領域の電圧値V2にするための予め設定された分圧比に設定されると、分圧回路24は、第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記憶された1つ上の負荷領域の電圧値V2に基づいた可変抵抗R2を変更して分圧電圧Ve1を小さくする。分圧電圧Ve1を小さくすることによって、誤差増幅器ERR1から出力される誤差信号SG3が相対的に大きな値となる。
そして、誤差信号SG3がこの分圧電圧Ve1に相対した電圧値まで大きくなると、電流比較器25は、この誤差信号SG3と負荷検出電圧Vr2を比較する。この誤差信号SG3と比較することによって、電流比較器25から出力される第1判定信号J1が、第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1のときと比較して、デューティー比においてLレベルの割合が大きくなる。
そして、この誤差信号SG3に相対した第1判定信号J1を入力すると、FF回路26は、第1判定信号J1がHレベルになるまで、Lレベルの第2判定信号J2を維持する。FF回路26は、Hレベルの第1判定信号J1を入力すると、発振器27からHレベルのクロック信号SCKを入力するまで、Hレベルの第2判定信号J2を維持する。よって、FF回路26から出力される第2判定信号J2が、第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1のときと比較して、デューティー比においてLレベルの割合が大きくなる。
そして、この誤差信号SG3に相対したデューティー比の第2判定信号J2を入力すると、ドライバ回路28は、この第2判定信号J2のデューティー比に相対して駆動信号Dを出力し、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2をオンオフする。第1トランジスタT1と第2トランジスタT2を第2判定信号J2のデューティー比に相対してオンオフすることによって、第1電源電圧VoAが第2負荷領域Z2の電圧値V2になる。
そして、第1電源電圧VoAが第2負荷領域Z2の電圧値V2になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に維持する。
そして、時間t2において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I3より増大すると、電流検出部21は、このときの消費電流Ixの電流値に相対して負荷検出電圧Vr2の値も増大する。負荷検出電圧Vr2が電流値I3に相対した電圧値まで大きくなると、電圧制御部22は、第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voをデータテーブル40に記憶された1つ上の負荷領域(第3負荷領域Z3)の電圧値V3に設定し、この最適電源電圧値Voを分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換して分圧回路24に出力する。
そして、分圧回路24が第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記憶された1つ上の第3負荷領域Z3の電圧値V3にするための予め設定された分圧比に設定されると、分圧回路24は、第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記憶された1つ上の第3負荷領域Z3の電圧値V3に基づいた可変抵抗R2を変更して分圧電圧Ve1を小さくする。分圧電圧Ve1を小さくすることによって、誤差増幅器ERR1から出力される誤差信号SG3が相対的に大きな値となる。
そして、誤差信号SG3がこの分圧電圧Ve1に相対した電圧値まで大きくなると、電流比較器25は、この誤差信号SG3と負荷検出電圧Vr2を比較する。この誤差信号SG3と比較することによって、電流比較器25から出力される第1判定信号J1が、第1電源電圧VoAがデータテーブル40に記憶された第2負荷領域Z2の電圧値V2のときと比較して、デューティー比においてLレベルの割合が大きくなる。
そして、この誤差信号SG3に相対した第1判定信号J1を入力すると、FF回路26は、第1判定信号J1がHレベルになるまで、Lレベルの第2判定信号J2を維持する。FF回路26は、Hレベルの第1判定信号J1を入力すると、発振器27からHレベルのクロック信号SCKを入力するまで、Lレベルの第2判定信号J2を維持する。よって、FF回路26から出力される第2判定信号J2が、第1電源電圧VoAが第2負荷領域Z2の電圧値V2のときと比較して、デューティー比においてLレベルの割合が大きくなる。
そして、この誤差信号SG3に相対したデューティー比の第2判定信号J2を入力すると、ドライバ回路28は、この第2判定信号J2のデューティー比に相対して駆動信号Dを出力し、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2をオンオフする。第1トランジスタT1と第2トランジスタT2を第2判定信号J2のデューディー比に相対してオンオフすることによって、第1電源電圧VoAが第3負荷領域Z3の電圧値V3になる。
そして、第1電源電圧VoAが第3負荷領域Z3の電圧値V3になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第3負荷領域Z3の電圧値V3に維持する。
続いて、時間t3において、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第3負荷領域Z3の電流値I4より増大すると、上記の時間t1,t2のときと同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第4負荷領域Z4の電圧値V4に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第4負荷領域Z4の電圧値V4になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第4負荷領域Z4の電圧値V4に維持する。
そして、時間t4において、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第4負荷領域Z4の電流値I4より減少すると、電流検出部21は、このときの消費電流Ixの電流値に相対して負荷検出電圧Vr2の値も低下する。負荷検出電圧Vr2が電流値I3に相対した電圧値まで小さくなると、電圧制御部22は、この電圧値を検出してから予め設定された時間tk経過後に、第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voをデータテーブル40に記憶された1つ下の負荷領域(第3負荷領域Z3)の電圧値V3に設定する。そして、電圧制御部22は、この最適電源電圧値Voを分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換して分圧回路24に出力する。
そして、分圧回路24が第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記憶された1つ下の負荷領域の電圧値V3にするための予め設定された分圧比に設定されると、分圧回路24は、第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記憶された1つ下の領域の電圧値V3に基づいた可変抵抗R2を変更して分圧電圧Ve1を大きくする。分圧電圧Ve1を大きくすることによって、誤差増幅器ERR1から出力される誤差信号SG3が相対的に小さな値となる。
そして、誤差信号SG3がこの分圧電圧Ve1に相対した電圧値まで小さくなると、電流比較器25は、この誤差信号SG3と負荷検出電圧Vr2を比較する。この誤差信号SG3と比較することによって、電流比較器25から出力される第1判定信号J1が、第1電源電圧VoAが第4負荷領域Z4の電圧値V4のときと比較して、デューティー比においてLレベルの割合が小さくなる。
そして、この誤差信号SG3に相対した第1判定信号J1を入力すると、FF回路26は、第1判定信号J1がHレベルになるまで、Lレベルの第2判定信号J2を維持する。FF回路26は、Hレベルの第1判定信号J1を入力すると、発振器27からHレベルのクロック信号SCKを入力するまで、Lレベルの第2判定信号J2を維持する。よって、FF回路26から出力される第2判定信号J2が、第1電源電圧VoAが第4負荷領域Z4の電圧値V4のときと比較して、デューティー比においてLレベルの割合が小さくなる。
そして、この誤差信号SG3に相対したデューティー比の第2判定信号J2を入力すると、ドライバ回路28は、この第2判定信号J2のデューティー比に相対して駆動信号Dを出力して第1トランジスタT1と第2トランジスタT2をオンオフする。第1トランジスタT1と第2トランジスタT2を第1判定信号J1のデューティー比に相対してオンオフすることによって、第1電源電圧VoAがデータテーブル40に記憶された1つ下の負荷領域(第3負荷領域Z)の電圧値V3になる。
そして、第1電源電圧VoAが第3負荷領域Z3の電圧値V3になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第3負荷領域Z3の電圧値V3に維持する。
そして、時間t5において、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、上記の時間t4のときと同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk経過後に第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記録された1つ下の負荷領域(第2負荷領域)の電圧値V2に出力する。そして、第1DC−DCコンバータ14aは、再度、予め設定された時間tk経過した後に第1電源電圧がデータテーブル40に記憶された1つ下の負荷領域(第1負荷領域Z1)の電圧値V1になる。
つまり、内部回路18の負荷状態がデータテーブル40に記録された電流値を複数またいで低下する場合、第1DC−DCコンバータ14aは、データテーブル40に記録された電流値毎に予め設定された時間tkを経過してから第1電源電圧VoAを変更する。このため、第1DC−DCコンバータ14aの第1電源電圧VoAは、線形に低下せずに階段上に低下することになる。
従って、第1DC−DCコンバータ14aは、いま電圧設定部34に設定されている領域の上限消費電流値より増大するか、又は下限消費電流値より減少すると、電圧設定部34の設定を変更して第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voを切替える。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)電圧制御部22は、レジスタ部30にデータテーブル40を備えている。データテーブル40は、内部回路18の負荷状態を、複数の負荷領域に消費電流Ixの大きさで区分し、その消費電流Ixの大きさで区分された負荷領域毎に、最適な第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voのデータが記憶されている。電圧制御部22は、内部回路18の消費電流Ixに相対した負荷検出電圧Vr2を入力し、この負荷検出電圧Vr2に基づいてデータテーブル40に記憶された最適電源電圧値Voを選択する。そして、電圧制御部22は、選択したデータテーブル40に記録された最適電源電圧値Voに相対した分圧比に分圧回路24を設定する。これによって、第1DC−DCコンバータ14aは、設定された分圧回路24の分圧比に相対した第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voを出力する。
従って、第1DC−DCコンバータ14aは、このときの内部回路18の負荷状態に最適な電源電圧を供給することができる。その結果、内部回路18は低消費電力化することができる。
(2)内部回路18の負荷状態がデータテーブル40に記憶された下限電源電圧値Vminより小さくなるとき、電圧制御部22は、予め設定された時間tk経過後に、その時の内部回路18の消費電流Ixに最適なデータテーブル40に記録された最適電源電圧値Voを選択する。そして、電圧制御部22は、この最適電源電圧値Voに相対した分圧比に分圧回路24を設定する。これによって、第1DC−DCコンバータ14aは、データテーブル40に記憶された下限電源電圧値Vminより小さくなってから予め設定された時間tk経過後に、第1電源電圧VoAを切替えて出力する。
従って、瞬時の内部回路18の消費電流Ixの低下では第1電源電圧VoAを低下することはないため、内部回路18の負荷状態が復帰したとき、内部回路18の負荷状態に相対して低い第1電源電圧VoAがそのまま供給され、内部回路18が正常に動作しなくなるということはない。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、第1DC−DCコンバータ14aの第1電源電圧VoAは、データテーブル40に記憶された最適電源電圧値Voを出力していたが、システムコントローラ13から第1電源電圧VoAの電圧値の情報を持つ信号を入力し、第1電源電圧VoAの電圧値を設定して出力してもよい。
・上記実施形態において、複数の第1〜第3DC−DCコンバータ14a〜14cを備えたシステム電源を、1つの第1DC−DCコンバータ14aを備えた電源ICにしてもよい。
・上記実施形態において、内部回路18の消費電流Ixが減少する場合、予め設定された時間tk経過後に、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAの電圧値を低下していた。しかしながら、第1DC−DCコンバータ14aは、内部回路18の消費電流Ixが増大するときも予め設定された時間tk経過後に、第1電源電圧VoAの電圧値を上げてもよい。
・上記実施形態において、第1DC−DCコンバータ14aのドライバ回路28は、スイッチング回路29に駆動信号Dを出力していた。しかしながら、駆動信号Dは、第1トランジスタT1のゲートに出力される第1駆動信号と第2トランジスタT2のゲートに出力される第2駆動信号に変更してもよい。第1駆動信号、第2駆動信号は、それぞれ第1トランジスタT1、第2トランジスタT2を相補的にオンオフさせる。また、第1駆動信号、第2駆動信号は、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2が相補的にオンオフする切替わり期間には、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2を共にオフさせる期間を生成する。
従って、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2が相補的にオンオフする切替わり期間に、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2が共にオンして貫通電流が流れることを防ぐことができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図7〜図10に従って説明する。第2実施形態では、電圧制御部22が、内部回路18の負荷状態の変化に応じて第1DC−DCコンバータ14aの第1電源電圧VoAを制御する点が上記第1実施形態と異なっている。つまり、上記第1実施形態では、内部回路18の消費電流がデータテーブル40に記憶された負荷領域を2つ以上またいで負荷状態が変化する場合でも、そのときに設定している第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voを、1つ上又は下の負荷領域の最適電源電圧値Voを経て変更していた。
しかし、この実施形態では、内部回路18の負荷状態がデータテーブル40に記録された負荷領域を2つ以上またいで変化する場合、そのときに設定している第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voを、負荷状態の変化量に相対して2つ以上又は2つ以下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態の制御回路部は、図2に示す第1実施形態の制御回路部19と略同様の構成を備えている。先の図2〜図5に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は省略する。
図7は、電圧制御部22aの電気ブロック回路を示す。電圧制御部22aは、レジスタ部30a、比較回路31a、第1〜第3タイマTI1〜TI3、選択部33a、電圧設定部34を備えている。
レジスタ部30aは、第1実施形態のレジスタ部30と同様に、データテーブル40を備えている。
レジスタ部30aは、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの負荷領域における下限消費電流値に対する第1下限電源電圧値Vmin1の第1データ信号Snと、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの1つ下の負荷領域における下限消費電流値に対する第2下限電源電圧値Vmin2(<Vmin1)の第2データ信号Sn−1と、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Vo(Vn)の2つ下の負荷領域における下限消費電流値に対する第3下限電源電圧値Vmin3(<Vmin2)の第3データ信号Sn−2を比較回路31aに出力するようになっている。
さらに、レジスタ部30aは、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの負荷領域における上限消費電流値に対する第1上限電源電圧値Vmax1の第4データ信号Sn+1と、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの1つ上の負荷領域における上限消費電流値に対する第2上限電源電圧値Vmax2(>Vmax1)の第5データ信号Sn+2と、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの2つ上の負荷領域における上限消費電流値に対する第3上限電源電圧値Vmax3(>Vmax2)の第6データ信号Sn+3を比較回路31aに出力するようになっている。
比較回路31aは、レジスタ部30aから入力された第1〜第6データ信号Sn−2〜Sn+3と負荷検出電圧Vr2とを比較し、負荷検出電圧Vr2がデータテーブル40に記憶した負荷領域のどの負荷領域に該当するかを判定するようになっている。
図8は、比較回路31aの電気ブロック回路図を示す。比較回路31aは、第1〜第6デコーダ61〜66、第1〜第6コンパレータ71〜76、第1〜第3ノア回路77a〜77c、第1〜第7アンド回路78a〜78g,第1〜第3インバータ回路79a〜79dを備えている。
第1デコーダ61は、レジスタ部30aから第3下限電源電圧値Vmin3の第3データ信号Sn−2を入力し、該第3下限電源電圧値Vmin3を第1コンパレータ71に出力する。第2デコーダ62は、レジスタ部30aから第2下限電源電圧値Vmin2の第2データ信号Sn−1を入力し、該第2下限電源電圧値Vmin2を第2コンパレータ72に出力する。第3デコーダ63は、レジスタ部30aから第1下限電源電圧値Vmin1の第1データ信号Snを入力し、該第1下限電源電圧値Vmin1を第3コンパレータ73に出力する。
第4デコーダ64は、レジスタ部30aから第1上限電源電圧値Vmax1の第4データ信号Sn+1を入力し、該第1上限電源電圧値Vmax1を第4コンパレータ74に出力する。第5デコーダ65は、レジスタ部30aから第2上限電源電圧値Vmax2の第5データ信号Sn+2を入力し、該第2上限電源電圧値Vmax2を第5コンパレータ75に出力する。第6デコーダ66は、レジスタ部30aから第3上限電源電圧値Vmax3の第6データ信号Sn+3を入力し、該第3上限電源電圧値Vmax3を第6コンパレータ76に出力する。
第1コンパレータ71は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第1コンパレータ71は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した第3下限電源電圧値Vmin3とを比較し、その結果に応じて第1比較信号CM1を第1ノア回路77aに出力する。つまり、第1コンパレータ71は、負荷検出電圧Vr2が第3下限電源電圧値Vmin3より大きいとき、Hレベル(高電位)の第1比較信号CM1を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が第3下限電源電圧値Vmin3より小さいとき、Lレベルの第1比較信号CM1を出力する。
第2コンパレータ72は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第2コンパレータ72は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した第2下限電源電圧値Vmin2とを比較し、その結果に応じて第2比較信号CM2を第1及び第2ノア回路77a,77bに出力する。つまり、第2コンパレータ72は、負荷検出電圧Vr2が第2下限電源電圧値Vmin2より大きいとき、Hレベル(高電位)の第2比較信号CM2を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が第2下限電源電圧値Vmin2より小さいとき、Lレベルの第2比較信号CM2を出力する。
第3コンパレータ73は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第3コンパレータ73は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した第1下限電源電圧値Vmin1とを比較し、その結果に応じて第3比較信号CM3を第2及び第3ノア回路77b,77c、第1アンド回路78aに出力する。つまり、第3コンパレータ73は、負荷検出電圧Vr2が第1下限電源電圧値Vmin1より大きいとき、Hレベル(高電位)の第3比較信号CM3を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が第1下限電源電圧値Vmin1より小さいとき、Lレベルの第3比較信号CM3を出力する。
第4コンパレータ74は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第4コンパレータ74は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した第1上限電源電圧値Vmax1とを比較し、その結果に応じて第4比較信号CM4を第3ノア回路77c、第1及び第2アンド回路78a,78bに出力する。つまり、第4コンパレータ74は、負荷検出電圧Vr2が第1上限電源電圧値Vmax1より大きいとき、Hレベル(高電位)の第4比較信号CM4を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が第1上限電源電圧値Vmax1より小さいとき、Lレベルの第4比較信号CM4を出力する。
第5コンパレータ75は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第5コンパレータ75は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した第2上限電源電圧値Vmax2とを比較し、その結果に応じて第5比較信号CM5を第2及び第3アンド回路78b,78cに出力する。つまり、第5コンパレータ75は、負荷検出電圧Vr2が第2上限電源電圧値Vmax2より大きいとき、Hレベル(高電位)の第5比較信号CM5を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が第2上限電源電圧値Vmax2より小さいとき、Lレベルの第5比較信号CM5を出力する。
第6コンパレータ76は、非反転入力端子に電流検出部21から負荷検出電圧Vr2を入力する。第6コンパレータ76は、この負荷検出電圧Vr2と反転入力端子に入力した第3上限電源電圧値Vmax3とを比較し、その結果に応じて第6比較信号CM6を第3アンド回路78cに出力する。つまり、第6コンパレータ76は、負荷検出電圧Vr2が第3上限電源電圧値Vmax3より大きいとき、Hレベル(高電位)の第6比較信号CM6を出力し、反対に、負荷検出電圧Vr2が第3上限電源電圧値Vmax3より小さいとき、Lレベルの第6比較信号CM6を出力する。
第1ノア回路77aは、第1コンパレータ71から第1比較信号CM1と第2コンパレータ72から第2比較信号CM2を入力する。第1ノア回路77aは、入力した第1及び第2比較信号CM1,CM2が共にLレベルのとき、Hレベルの第1出力信号B1を第1インバータ回路79aに出力する。
第2ノア回路77bは、第2コンパレータ72から第2比較信号CM2と第3コンパレータ73から第3比較信号CM3を入力する。第2ノア回路77bは、入力した第2及び第3比較信号CM2,CM3が共にLレベルのとき、Hレベルの第1論理信号SG21を第4アンド回路78dと第2インバータ回路79bに出力する。
第3ノア回路77cは、第3コンパレータ73から第3比較信号CM3と第4コンパレータ74から第4比較信号CM4を入力する。第3ノア回路77cは、入力した第3及び第4比較信号CM3,CM4が共にLレベルのとき、Hレベルの第2論理信号SG22を第5アンド回路78eに出力する。
第1アンド回路78aは、第3コンパレータ73から第3比較信号CM3と第4コンパレータ74から第4比較信号CM4を入力する。第1アンド回路78aは、入力した第3及び第4比較信号CM3,CM4が共にHレベルのとき、Hレベルの第3論理信号SG23を第6アンド回路78fに出力する。
第2アンド回路78bは、第4コンパレータ74から第4比較信号CM4と第5コンパレータ75から第5比較信号CM5を入力する。第2アンド回路78bは、入力した第4及び第5比較信号CM4,CM5が共にHレベルのとき、Hレベルの第4論理信号SG24を第3インバータ回路79c、第7アンド回路78gに出力する。
第3アンド回路78cは、第5コンパレータ75から第5比較信号CM5と第6コンパレータ76から第6比較信号CM6を入力する。第3アンド回路78cは、入力した第5及び第6比較信号CM5,CM6が共にHレベルのとき、Hレベルの第6出力信号B6を第4インバータ回路79dに出力する。
第1インバータ回路79aは、第1ノア回路77aから第1出力信号B1を入力する。第1インバータ回路79aは、第1出力信号B1を論理反転して第1反転信号BB1を第4アンド回路78dに出力する。第2インバータ回路79bは、第2ノア回路77bから第1論理信号SG21を入力する。第2インバータ回路79bは、第1論理信号SG21を論理反転して第2反転信号BB2を第5アンド回路78eに出力する。第3インバータ回路79cは、第2アンド回路78bから第4論理信号SG24を入力する。第3インバータ回路79cは、第4論理信号SG24を論理反転して第3反転信号BB3を第6アンド回路78fに出力する。第4インバータ回路79dは、第3アンド回路78cから第6出力信号B6を入力する。第4インバータ回路79dは、第6出力信号B6を論理反転して第4反転信号BB4を第7アンド回路78gに出力する。
第4アンド回路78dは、第1インバータ回路79aからの第1反転信号BB1と第2ノア回路77bから第1論理信号SG21を入力する。第4アンド回路78dは、入力した第1反転信号BB1と第1論理信号SG21が共にHレベルのとき、Hレベルの第2出力信号B2を出力する。
第5アンド回路78eは、第2インバータ回路79bから第2反転信号BB2と第3ノア回路77cから第2論理信号SG22を入力する。第5アンド回路78eは、入力した第2反転信号BB2と第2論理信号SG22が共にHレベルのとき、Hレベルの第3出力信号B3を出力する。
第6アンド回路78fは、第1アンド回路78aから第3論理信号SG23と第3インバータ回路79cから第3反転信号BB3を入力する。第6アンド回路78fは、入力した第3論理信号SG23と第3反転信号BB3とが共にHレベルのとき、Hレベルの第4出力信号B4を出力する。
第7アンド回路78gは、第2アンド回路78bから第4論理信号SG24と第4インバータ回路79dから第4反転信号BB4を入力する。第7アンド回路78gは、入力した第4論理信号SG24と第4反転信号BB4とが共にHレベルのとき、Hレベルの第5出力信号B5を出力する。
すなわち、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第3下限電源電圧値Vmin3以下の場合、第1ノア回路77aからHレベルの第1出力信号B1を出力する。そして、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第3下限電源電圧値Vmin3より大きく第2下限電源電圧値Vmin2以下の場合、第4アンド回路78dからHレベルの第2出力信号B2を出力する。また、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第2下限電源電圧値Vmin2より大きく第1下限電源電圧値Vmin1以下の場合、第5アンド回路78eからHレベルの第3出力信号B3を出力する。
一方、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第1上限電源電圧値Vmax1より大きく第2上限電源電圧値Vmax2以下の場合、第6アンド回路78fからHレベルの第4出力信号B4を出力する。そして、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第2上限電源電圧値Vmax2より大きく第3上限電源電圧値Vmax3以下の場合、第7アンド回路78gからHレベルの第5出力信号B5を出力する。また、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第3上限電源電圧値Vmax3以上の場合、第3アンド回路78cからHレベルの第6出力信号B6を出力する。
尚、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第1下限電源電圧値Vmin1より大きく第1上限電源電圧値Vmax1以下の場合、Lレベルの第1〜第6出力信号B1〜B6をそれぞれ第1ノア回路77a、第3〜第7アンド回路78c〜78gから出力する。
そして、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が第1上限電源電圧値Vmax1より大きい場合、第4〜第6出力信号B4〜B6のいずれか1つがHレベルとなり、そのHレベルの出力信号を選択部33aに出力する。選択部33aは、第4〜第6出力信号B4〜B6のいずれかのHレベルの出力信号を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voを、入力した第4〜第6出力信号B4〜B6に応じた負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
つまり、選択部33aは、Hレベルの第4出力信号B4を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している最適電源電圧値Voを、1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
また、選択部33aは、Hレベルの第5出力信号B5を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している最適電源電圧値Voを、2つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
また、選択部33aは、Hレベルの第6出力信号B6を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している最適電源電圧値Voを、3つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
一方、比較回路31aは、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vmin1以下の場合、第1〜第3出力信号B1〜B3のいずれか1つがHレベルとなり、そのHレベルの出力信号をそれぞれ対応する第1〜第3タイマT1〜T3に出力する。第1〜第3タイマT1〜T3は、比較回路31aからそれぞれ対応するHレベルの第1〜第3出力信号B1〜B3を入力すると、予め設定された時間経過後に該Hレベルの第1〜第3出力信号B1〜B3を遅延させてそれぞれ選択部33aに出力する。例えば、第1〜第3タイマT1〜T3はカウンタで構成され、各カウンタのカウント値に基づいてそれぞれ予め定めた時間tk1〜tk3遅延させてHレベルの第1〜第3出力信号B1〜B3を選択部33aに出力すると、選択部33aは、レジスタ部30aに対して、第1〜第3出力信号B1〜B3に応じた負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
つまり、選択部33aは、第1タイマT1にて遅延されたHレベルの第1出力信号B1を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している最適電源電圧値Voを、3つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
また、選択部33aは、第2タイマT2にて遅延されたHレベルの第2出力信号B2を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している最適電源電圧値Voを、2つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
さらに、選択部33aは、第3タイマT3にて遅延されたHレベルの第3出力信号B3を入力すると、レジスタ部30aに対して、今、電圧設定部34に設定している最適電源電圧値Voを、1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S30を出力する。
尚、第1〜第3タイマT1〜T3は、それぞれ予め定めた時間tk1〜tk3経過前に、Hレベルの第1〜第3出力信号B1〜B3が消失したとき(Lレベルの第1〜第3出力信号B1〜B3になったとき)、リセットされ、該Hレベルの第1〜第3出力信号B1〜B3を選択部33aに出力しないようになっている。
そして、前記したように、レジスタ部30aは、選択部33aから選択信号S30(第1〜第6出力信号B1〜B6)に基づいて、先に電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voを、最適な負荷領域の最適電源電圧値Voに変更する。さらに、レジスタ部30aは、電圧設定部34に出力した最適電源電圧値Voの負荷領域における第1〜第3下限消費電流値に対する第1〜第3下限電源電圧値Vmin1〜Vmin3の第1〜第3データ信号Sn〜Sn−2と、第4〜第6上限消費電流値に対する第4〜第6上限電源電圧値Vmax1〜Vmax3(>Vmin)の第4〜第6データ信号Sn+1〜Sn+3を比較回路31aに出力する。
そして、電圧設定部34に設定した第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voは、図2に示す分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換されて同分圧回路24に出力される。
次に、上記の電圧制御部22aを備える第1DC−DCコンバータ14aの動作を説明する。
今、図9に示すように、まず第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持されている。
そして、時間t10において、内部回路18の消費電流Ixが第3負荷領域Z3の電流値I4より増大すると、電流検出部21は、このときの消費電流Ixの電流値に相対して負荷検出電圧Vr2の値も増大する。負荷検出電圧Vr2が第3負荷領域Z3の電流値I4に相対した電圧値まで大きくなると、電圧制御部22aは、第1電源電圧VoAの最適電源電圧値Voをデータテーブル40に記憶された3つ上の第4負荷領域Z4の電圧値V4に設定し、この最適電源電圧値Voを分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換して分圧回路24に出力する。
そして、第1実施形態と同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、ただちに第1電源電圧VoAを第4負荷領域Z4の電圧値V4にして出力する。
第1電源電圧VoAが第4負荷領域Z4の電圧値V4になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第4負荷領域Z4の電圧値V4に維持する。
そして、時間t11において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、電流検出部21は、このときの消費電流Ixの電流値に相対して負荷検出電圧Vr2の値も低下する。負荷検出電圧Vr2が第2負荷領域Z2の電流値I2に相対した電圧値まで小さくなると、電圧制御部22は、この電圧値を検出してから予め設定された時間tk1経過後に、最適電源電圧値Voをデータテーブル40に記憶された3つ下の第1負荷領域Z1の電圧値V1に設定し、この最適電源電圧値Voを分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換して分圧回路24に出力する。
そして、第1実施形態と同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、ただちに第1電源電圧VoAをデータテーブル40に記録された第1負荷領域Z1の電圧値V1に出力する。
第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持する。
そして、時間t12において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I3より増大すると、上記の時間t10のときと同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第3負荷領域Z3の電圧値V3に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第3負荷領域Z3の電圧値V3になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第3負荷領域Z3の電圧値V3に維持する。
そして、時間t13において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、上記の時間t11のときと同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk2経過後に第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持する。
そして、時間t14において、内部回路18の消費電流Ixが第1負荷領域Z1の電流値I2より増大すると、上記の時間t10のときと同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第2負荷領域Z2の電圧値V2になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に維持する。
そして、時間t15において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、上記の時間t15のときと同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk3経過後に第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持する。
つまり、内部回路18の消費電流Ixがデータテーブル40に記憶した負荷領域を複数またいで増大又は低下する場合、第1DC−DCコンバータ14aは、そのときの内部回路18の消費電流Ixに相対した負荷領域における最適電源電圧値Voをデータテーブル40から読み出し出力する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
内部回路18の負荷状態がデータテーブル40に記録された消費電流Ixの負荷領域を少なくとも2つ以上領域をまたいで変化するとき、該変化した内部回路18の負荷状態に対する最適なデータテーブル40に記憶した最適電源電圧値Voを直ちに選択することができる。このため、データテーブル40に記憶された各負荷領域を順番に1つずつ経て電流値を増減することに比べ、応答時間を短縮することができる。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、内部回路18の負荷状態について軽負荷方向への変化量が大きいほど、該軽負荷状態を検出してから第1電源電圧VoAの電圧値の切替えまでの時間を長くしていたが、該軽負荷状態の変化量にかかわらず一定にしてもよい。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図10〜図12に従って説明する。第1及び第2実施形態では、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化した後に、内部回路18の変化後の負荷状態に相対した第1電源電圧VoAを生成し出力していた。
第3実施形態では、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化する前に、その変化した後の内部回路18の消費電流Ixに相対した第1電源電圧VoAを生成し出力するようにしたものである。
本実施形態では、内部回路18は、負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化する前に、予め設定された負荷状態の変化を繰り返すように設計されている回路である。そこで、本実施形態では、このように設計された内部回路18において予め設定された負荷状態の変化の繰り返しを検出することで、変化した後の内部回路18の負荷状態に相対した第1電源電圧VoAを生成するようにしている。
本実施形態では、予め設定された内部回路18の負荷状態の変化は、図12に示すように、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで増減する前に、内部回路18の負荷状態をデータテーブル40に記憶された電流値I1〜I2の第1負荷領域Z1から電流値I2〜I3の第2負荷領域Z2に上げ、所定時間内に電流値I2〜I3の第2負荷領域Z2から電流値I1〜I2の第1負荷領域Z1に下げ、所定時間内に電流値I1〜I2の第1負荷領域Z1から電流値I2〜I3の第2負荷領域Z2に上げ、所定時間内に電流値I2〜I3の第2負荷領域Z2から電流値I1〜I2の第1負荷領域Z1に下げるものである。
なお、予め設定された内部回路18の負荷状態の変化は、内部回路18の通常動作で行われないような内部回路18の負荷状態の変化であれば、どのような増減変化でも良い。
本実施形態では、内部回路18の負荷状態がデータテーブル40に記憶された電流値I1〜I2の第1負荷領域Z1から電流値I4〜I5の第4負荷領域Z4まで増大する場合について説明する。なお、内部回路18の負荷状態がその他の負荷領域を2つ以上またいで増減する場合でもよく、これらの説明については省略する。第3実施形態は、図2に示す第1実施形態の制御回路部19の電圧制御部22の構成が相違する。そのため、その相違点のみを説明の便宜上説明する。
図10は、本実施形態の電圧制御部22cの電気的構成を示すブロック回路図である。図10に示すように、電圧制御部22cは、検知部としての変化検出部110を備えている。変化検出部110は、比較回路31からのHレベルの第1出力信号A1を入力するとともに、タイマTIからの遅延されたHレベルの第2出力信号A2を入力するようになっている。そして、変化検出部110は、Hレベルの第1出力信号A1及びHレベルの第2出力信号A2に基づいて検出信号E1を選択部33bに出力する。
図11は、変化検出部110の電気ブロック回路図を示す。図11において、変化検出部110は、第1〜第3タイマTa〜Tc、第1〜第4アンド回路81〜84、第1〜第3フリップフリップ回路(FF回路)91〜93を備えている。
第1タイマTaは、比較回路31から第1出力信号A1を入力する。第1タイマTaは、Hレベルの第1出力信号A1を入力すると、Hレベルの第1タイマ信号ST1を第1アンド回路81に直ちに出力するとともに、Hレベルの第1タイマ信号ST1を入力した時から予め設定された時間th1経過するまでHレベルの第1タイマ信号ST1の出力状態を維持する。即ち、第1タイマTaは、Hレベルの第1出力信号A1を入力した時から予め設定された時間th1の間、Hレベルの第1タイマ信号ST1を出力した後に、該Hレベルの第1タイマ信号ST1を消失させる。
第1アンド回路81は、第1タイマTaから第1タイマ信号ST1と第2出力信号A2を入力する。第1アンド回路81は、入力した第1タイマ信号ST1、第2出力信号A2が共にHレベルのとき、Hレベルの第1クロック信号SCK1を第1FF回路91に出力する。
つまり、第1電源電圧VoAが1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに切替わり、予め設定された時間th1以内に、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第2負荷領域Z2の電流値I2より小さくなり予め設定された時間tk経過したとき、第1アンド回路81は、Hレベルの第1クロック信号SCK1を第1FF回路91に出力する。
第1FF回路91は、D−フリップフロップ回路であり、そのクロック入力端子に第1アンド回路81からの第1クロック信号SCK1を入力する。第1FF回路91は、そのデータ入力端子Dに反転出力端子XQからの第1FF反転出力信号SBQ1を入力する。そして、第1FF回路91は、クロック入力端子に入力される第1クロック信号SCK1のHレベルの立ち上がりに応答し、出力端子Qから第1FF反転出力信号SBQ1の相補信号である第1FF出力信号SQ1を出力する。
即ち、第1タイマTaが第1出力信号A1を比較回路31から入力し、第1タイマTaが第1出力信号A1を入力してから予め設定された時間th1以内に、タイマTIからの遅延した第2出力信号A2を入力すると、第1アンド回路81は、Hレベルの第1クロック信号SCK1を第1FF回路91のクロック入力端子に出力する。そして、第1FF回路91は、そのクロック入力端子に第1アンド回路81からHレベルの第1クロック信号SCK1を入力するとHレベルの第1FF出力信号SQ1を出力し、この信号を保持する。
Hレベルの第1FF出力信号SQ1は、第2タイマTbに出力される。第2タイマTbは、Hレベルの第1FF出力信号SQ1を入力すると、Hレベルの第2タイマ信号ST2を第2アンド回路82に直ちに出力するとともに、予め設定された時間th2経過するまでHレベルの第2タイマ信号ST2の出力状態を維持する。即ち、第2タイマTbは、Hレベルの第1FF出力信号SQ1を入力した時から予め設定された時間th2の間、Hレベルの第2タイマ信号ST2を出力した後に、該Hレベルの第2タイマ信号ST2を消失される。
第2アンド回路82は、第2タイマTbから第2タイマ信号ST2と、比較回路31から第1出力信号A1を入力する。第2アンド回路82は、入力した第2タイマ信号ST2及び第1出力信号A1が共にHレベルのときに、Hレベルの第2クロック信号SCK2を第2FF回路92に出力する。即ち、第2の変化をしたとき、つまり、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より小さくなり予め設定された時間tk経過して、予め設定された時間th2以内に、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第1負荷領域Z1の電流値I2より大きくなったとき、第2アンド回路82は、Hレベルの第2クロック信号SCK2を第2FF回路92に出力する。
第2FF回路92は、D−フリップフロップ回路であり、クロック入力端子に第2アンド回路82から第2クロック信号SCK2を入力する。第2FF回路92は、データ入力端子Dに反転出力端子XQからの第2FF反転出力信号SBQ2を入力する。そして、第2FF回路92は、クロック入力端子に入力される第2クロック信号SCK2のHレベルの立ち上がりに応答し、出力端子Qから第2FF反転出力信号SBQ2の相補信号である第2FF出力信号SQ2を出力する。
即ち、第2タイマTbが第1FF回路91から第1FF出力信号SQ1を入力し、第1FF回路91が第1FF出力信号SQ1を出力してから予め設定された時間th2以内に、第2アンド回路82が比較回路31から第1出力信号A1を入力すると、第2アンド回路82は、Hレベルの第2クロック信号SCK2を第2FF回路92のクロック入力端子に出力する。そして、第2FF回路92は、そのクロック入力端子に第2アンド回路82からHレベルの第2クロック信号SCK2を入力するとHレベルの第2FF出力信号SQ2を出力し、この信号を保持する。
Hレベルの第2FF出力信号SQ2は、第3タイマTcに出力される。第3タイマTcは、Hレベルの第2FF出力信号SQ2を入力すると、Hレベルの第3タイマ信号ST3を第3アンド回路83に直ちに出力するとともに、予め設定された時間th3経過するまでHレベルの第3タイマ信号ST3の出力状態を維持する。即ち、第3タイマTcは、Hレベルの第2FF出力信号SQ2を入力した時から予め設定された時間th3の間、Hレベルの第3タイマ信号ST3を出力した後に、該Hレベルの第3タイマ信号ST3を消失させる。
第3アンド回路83は、第3タイマTcから第3タイマ信号ST3と、タイマT1からの第2出力信号A2を入力する。第3アンド回路83は、入力した第3タイマ信号ST3及び第2出力信号A2が共にHレベルのときに、Hレベルの第3クロック信号SCK3を第3FF回路93に出力する。即ち、第3の変化をしたとき、つまり、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第1負荷領域Z1の電流値I2より大きくなって、予め設定された時間th3以内に、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より小さくなり予め設定された時間tk経過したとき、第3アンド回路83は、Hレベルの第3クロック信号SCK3を第3FF回路93に出力する。
第3FF回路93は、D−フリップフロップ回路であり、そのクロック入力端子に第3アンド回路83から第3クロック信号SCK3を入力する。第3FF回路93は、そのデータ入力端子Dに反転出力端子XQからの第3FF反転出力信号SBQ3を入力する。そして、第3FF回路93は、クロック入力端子に入力された第3クロック信号SCK3のHレベルの立ち上がりに応答し、出力端子Qから第3FF反転出力信号SBQ3の相補信号である第3FF出力信号SQ3を出力する。
即ち、第3タイマTcが第2FF回路92から第2FF出力信号SQ2を入力し、第2FF回路92が第2FF出力信号SQ2を出力してから予め設定された時間th3以内に、第3アンド回路83がタイマTIから第2出力信号A2を入力すると、第3アンド回路83は、第3FF回路93のクロック入力端子にHレベルの第3クロック信号SCK3を出力する。そして、第3FF回路93は、クロック入力端子に第3アンド回路83からHレベルの第3クロック信号SCK3を入力するとHレベルの第3FF出力信号SQ3を出力し、この信号を保持する。
Hレベルの第3FF出力信号SQ3はHレベルの第1FF出力信号SQ1及びHレベルの第2FF出力信号SQ2とともに第4アンド回路84に出力される。第4アンド回路84は、入力した第1〜第3FF出力信号SQ1〜SQ3が共にHレベルのとき、Hレベルの検出信号E1を選択部33bに出力する。
即ち、第1〜第3の変化をしたとき、第4アンド回路84は、Hレベルの検出信号E1を選択部33bに出力する。
選択部33bは、変化検出部110から検出信号E1を入力すると、予め設定された時間th4経過後(時間t24)に、3つ上の領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10をレジスタ部30に出力する。
次に、変化検出部110を備える第1DC−DCコンバータ14aの、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化する場合の動作について説明する。
今、図12に示すように、まず第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持されている。
時間t20において、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第1負荷領域Z1の電流値I2より増大すると、第1実施形態と同様に、負荷検出電圧Vr2が第1負荷領域Z1の電流値I2に相対した電圧値まで大きくなり、比較回路31は、負荷検出電圧Vr2が上限電源電圧値Vmaxより大きくなるため、第1出力信号A1を選択部33bと変化検出部110に出力する。
第1出力信号A1を入力すると、選択部33bは、レジスタ部30に対して、1つ上の領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10を出力する。選択信号S10を入力すると、レジスタ部30は、同選択信号S10に基づいて、先に電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voを、1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更する。1つ上の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更されると、電圧設定部34は、分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換されて同分圧回路24に出力される。そして、第1DC−DCコンバータ14aは、直ちに第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第2負荷領域Z2の電圧値V2になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に維持する。
時間t21において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、第1実施形態と同様に、第1実施形態と同様に、負荷検出電圧Vr2が第2負荷領域Z2の電流値I2に相対した電圧値まで小さくなり、比較回路31は、負荷検出電圧Vr2が下限電源電圧値Vminより小さくなるため、第2出力信号A2をタイマTIに出力する。第2出力信号A2を出力すると、タイマTIは、予め設定された時間tk経過後に第2出力信号A2を選択部33bと変化検出部110に出力する。
第2出力信号A2を入力すると、選択部33bは、レジスタ部30に対して、1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10を出力する。選択信号S10を入力すると、レジスタ部30は、同選択信号S10に基づいて、先に電圧設定部34に設定した最適電源電圧値Voを、1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更する。1つ下の負荷領域の最適電源電圧値Voに変更されると、電圧設定部34は、分圧回路24の分圧比を設定するためのデジタル値に変換されて同分圧回路24に出力される。そして、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk経過後に第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持する。
また、このとき、比較回路31からタイマTIを介して第2出力信号A2を入力すると、変化検出部110は、第1の変化を検出したとして、第1FF回路91がHレベルの第1FF出力信号SQ1を出力する。
時間t22において、内部回路18の消費電流Ixが第1負荷領域Z1の電流値I2より増大すると、時間t20と同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、直ちに第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第2負荷領域Z2の電圧値V2になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第2負荷領域Z2の電圧値V2に維持する。
また、このとき、比較回路31から第1出力信号A1を入力すると、変化検出部110は、第2の変化を検出したとして、第2FF回路92がHレベルの第2FF出力信号SQ2を出力する。
時間t23において、内部回路18の消費電流Ixが第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、時間t21と同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk経過後に第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に出力する。
そして、第1電源電圧VoAが第1負荷領域Z1の電圧値V1になると、第1DC−DCコンバータ14aは、第1電源電圧VoAを第1負荷領域Z1の電圧値V1に維持する。
また、このとき、比較回路31から第2出力信号A2を入力すると、変化検出部110は、第3の変化を検出したとして、第3FF回路93がHレベルの第3FF出力信号SQ3を出力する。これにより、変化検出部110は、第1〜第3の変化を検出したとして、Hレベルの検出信号E1を選択部33bに出力する。
変化検出部110からHレベルの検出信号E1を入力すると、選択部33bは、予め設定された時間th4経過後(時間t24)に、3つ上の第4負荷領域Z4の最適電源電圧値Voに変更させるための選択信号S10をレジスタ部30に出力する。そして、第1DC−DCコンバータ14aは、t20,t22と同様に、直ちに第1電源電圧VoAを第4負荷領域Z4の電圧値V4に出力する。
時間t25において、内部回路18の負荷状態(消費電流Ix)が第2負荷領域Z2の電流値I2より減少すると、第1実施形態と同様に、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk経過後に第1電源電圧VoAを1つ下の第3負荷領域Z3の電圧値V3に出力する。そして、第1DC−DCコンバータ14aは、予め設定された時間tk経過した後に第1電源電圧が1つ下の第2負荷領域Z2の電圧値V2に出力し、そして、予め設定された時間tk経過した後に第1電源電圧が1つ下の第1負荷領域Z1の電圧値V1に出力する。
つまり、第1DC−DCコンバータ14aは、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化することを知らせるための予め設定された内部回路18の負荷状態の変化を検出すると、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化する前に、その変化した後の負荷状態に相対したデータテーブル40に記録された最適電源電圧値Voを出力する。
また、このとき、内部回路18は、負荷状態を予め設定された時間to1以内に増減する(高速応答)ことができる。つまり、負荷状態を短時間で第1負荷領域Z1領域から第4負荷領域Z4に増大することができる。詳しくは、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで増大した場合、第1電源電圧VoAがその増大した電流値に相対した最適電源電圧値Voまで上がっていないと、内部回路18は、回路動作に必要な第1電源電圧VoAが供給されないため、動作しない、又は不安定動作になってしまう。このため、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで増大する前に、第1電源電圧VoAをその増大する負荷状態に相対した最適電源電圧値Voまで上げることによって、内部回路18の負荷状態を短時間で負荷領域を2つ以上またいで増大させることができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
電圧制御部22cは、内部回路18からの内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化することを知らせる負荷状態の変化を検出するとき、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで増減する前に、この負荷状態の増減に相対したデータテーブルに記録された電源電圧を選択する。
従って、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで変化する前に、この内部回路18の負荷状態の増減に相対した第1電源電圧VoAに上げているため、内部回路18の負荷状態の立ち上げ、立ち下げ時間を短縮することができる。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、内部回路18の負荷状態が負荷領域を2つ以上またいで増減することを知らせる信号として予め設定された内部回路18の負荷状態の増減を検出していたが、システムコントローラ又は内部回路18から内部回路18の負荷状態の負荷領域を2つ以上またいで増減することを知らせる信号を入力してもよい。
電源供給システムの概略構成図である。 第一実施形態のDC−DCコンバータの電気ブロック回路図である。 第一実施形態の電圧制御部の電気ブロック回路図である。 電圧制御部の動作説明図である。 第一実施形態の比較回路の電気ブロック回路図である。 第一実施形態のDC−DCコンバータの動作波形図である。 第二実施形態の電圧制御部の電気ブロック回路図である。 第二実施形態の比較回路の電気ブロック回路図である。 第二実施形態のDC−DCコンバータの動作波形図である。 第三実施形態の電圧制御部の電気ブロック回路図である。 変化検出部の電気ブロック回路図である。 第三実施形態のDC−DCコンバータの動作波形図である。 従来の電源供給システムの概略構成図である。 (a)(b)は従来のDC−DCコンバータの動作波形図である。
符号の説明
11 システム電源
14a DC−DCコンバータ
18 内部回路
21 電流検出部
22 電圧制御部
40 データテーブル
T1 第1トランジスタ
T2 第2トランジスタ
Ix 消費電流
VoA 電源電圧

Claims (5)

  1. 予め定めた電源電圧が供給される複数の負荷状態を持つ負荷回路の消費電流を電流検出部にて検出し、その電流検出部にて検出した消費電流と前記予め定めた電源電圧とに基づいて、第1トランジスタと第2トランジスタを相補的にオンオフ制御し、入力電圧を電圧変換して前記負荷回路に供給する予め定めた電源電圧を生成し出力するDC−DCコンバータであって、
    前記負荷回路の複数の前記負荷状態毎の前記消費電流に対する該負荷回路に供給する最適な電源電圧を記憶するデータテーブルと、
    前記電流検出部にて検出した消費電流に基づいて、前記データテーブルからその時の前記負荷回路の負荷状態を検出し、その時の負荷状態における前記最適な電源電圧を取得し、該取得した最適な電源電圧を前記負荷回路に供給する前記予め定めた電源電圧として出力する電圧制御部と
    を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 請求項1に記載のDC−DCコンバータにおいて、
    前記電圧制御部は、
    前記負荷回路の負荷状態が軽負荷状態に変化するとき、予め設定された時間経過後に、前記データテーブルから前記軽負荷状態における最適な電源電圧を取得し、該取得した最適な電源電圧を前記負荷回路に供給する前記予め定めた電源電圧として出力することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  3. 請求項1に記載のDC−DCコンバータにおいて、
    前記電圧制御部は、
    前記負荷回路の負荷状態が、前記データテーブルに記録された消費電流の領域を少なくとも2つ以上領域をまたいで変化するとき、前記データテーブルから該変化した負荷回路の負荷状態における最適な電源電圧を取得し、該取得した最適な電源電圧を前記負荷回路に供給する前記予め定めた電源電圧として出力することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のDC−DCコンバータにおいて、
    前記電圧制御部は、
    前記負荷回路の負荷状態が前記データテーブルに記憶された負荷状態を少なくとも2つ以上の負荷状態をまたいで変化することを検知する検知部を備え、
    前記検知部の検知に基づいて、前記データテーブルから該検知した負荷回路の負荷状態における最適な電源電圧を取得し、前記検知した負荷状態に変化する前に、該取得した最適な電源電圧を前記負荷回路に供給する前記予め定めた電源電圧として出力することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  5. 複数のDC−DCコンバータを備え、システムオンチップ中の各内部回路に対してそれぞれ予め定めた電源電圧を供給するシステム電源であって、
    前記複数のDC−DCコンバータのうち、少なくとも1つに請求項1乃至4の何れか一項に記載のDC−DCコンバータを備えたことを特徴とするシステム電源。
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