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JP5088957B2 - 電力線通信装置、電力線通信システム、および登録処理方法 - Google Patents

電力線通信装置、電力線通信システム、および登録処理方法 Download PDF

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JP5088957B2 JP2008035930A JP2008035930A JP5088957B2 JP 5088957 B2 JP5088957 B2 JP 5088957B2 JP 2008035930 A JP2008035930 A JP 2008035930A JP 2008035930 A JP2008035930 A JP 2008035930A JP 5088957 B2 JP5088957 B2 JP 5088957B2
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Description

本発明は、電力線通信装置、電力線通信システム、および登録処理方法に関する。
電力線を用いた電力線通信(PLC:Power Line Communication)を行う電力線通信装置は、他の電力線通信装置との間で電力線通信を行うことが可能になっている。
図15は、電力線通信装置の通信環境の一例を示す図である。図15の通信環境では、家庭電気機器(家電)や電力線通信装置にL1相、L2相の電力を供給するために、複数のL1相のブレーカとL2相のブレーカとが備えられている。各L1相およびL2相のブレーカには、各電力線が接続されている。各電力線には、例えば壁に設けられたコンセントを介して家電や電力線通信機器に接続される。例えば、電力線通信装置1500Aは、コンセント1510Aを介して、電力線700Aに接続されている。電力線通信装置1500Bは、コンセント1510Bを介して、電力線700Bに接続されている。電力線通信装置1500Cは、コンセント1510Cを介して、電力線700Cに接続されている。また、コンセントにテーブルタップを介して電力線通信装置や家電などの電気機器を接続されることもある。
このように、電力線通信の通信環境では、様々な電力線に、電力線通信を実施しない電気機器、電力線通信を実施する電気機器、ノイズを多く発生する電気機器、低インピーダンスを有する電気機器、電力線通信に関して他の機器に影響を与えない電気機器など、様々な電気機器が接続される。
また、従来の電力線通信では、下記のような様々な事情により、通信特性が劣化することがある。
通信特性の劣化の一例として、電力線通信を行う電力線通信間(例えば、電力線通信装置1500Aと電力線通信装置1500C)の距離が長いために信号減衰が起きてしまうことがある。
また、L1相の電力線に接続される電力線通信装置とL2相の電力線に接続される電力線通信装置(例えば、電力線通信装置1500Aと電力線通信装置1500C、電力線通信装置1500Bと電力線通信装置1500C)との間で電力線通信を行う場合に、位相が異なるために信号減衰が起きてしまうことがある。
また、電力線に接続される家電(例えば、家電1520A)の発するノイズの影響により電力線通信装置間(例えば、電力線通信装置1500Aと電力線通信装置1500B、電力線通信装置1500Aと電力線通信装置1500C)の通信特性が劣化してしまうことがある。
また、低インピーダンスを有する家電機器(例えば、家電1520B)に電力線通信信号を吸収されてしまうために、電力線通信装置間(例えば、電力線通信装置1500Aと電力線通信装置1500B、電力線通信装置1500Bと電力線通信装置1500C)の電力線通信において信号減衰が起きてしまうことがある。
このような通信特性の劣化が発生する結果、電力線通信装置が電力線通信を実施することが可能な通信可能距離が短くなってしまうことがある。
通信特性の劣化を防止するための技術の一例として、送信したパケットデータが受信側において正しく受信できなかった場合に、再送信処理を実行可能な送信装置において、伝搬路状態に応じてパケットデータの送信の際の送信パラメータを切り替え可能なパラメータ制御手段と、新規の送信の際のデータ量の送信が再送信を行う際に確保されない場合に、格納している再送信データを複数のパケットに分割して適応変調制御手段に与える送信データ制御手段と、送信データ制御手段により与えられた分割された複数のパケットのそれぞれについて、パラメータ制御手段により切り替えられた送信パラメータに従って、変調方式、復号化率を制御して、複数のパケットを順に再送信として送信する適応変調制御手段とを備えた送信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電力線通信装置においては、2台以上の電力線通信装置同士が安全で確実な通信を行うために、電力線通信装置を通信可能状態とするための処理(以下、登録処理という)を実施している。登録処理では、認証およびセキュリティ設定が行われ、登録処理を関する親機として機能する電力線通信装置に登録処理を管理される子機として機能する電力線通信装置の情報が登録される。
従来の登録処理を図16を用いて簡単に説明する。ここでは、親機として機能する電力線通信装置1600Aと、子機として機能する電力線通信装置1600Bとの間で登録処理を行う場合を想定している。電力線通信装置1600Bが登録要求メッセージを送信すると(ステップS801)、電力線通信装置1600Aが登録要求メッセージに対する受信ACK(受信応答)を送信する(ステップS802)。この登録要求メッセージに対する受信ACKメッセージが許可を示す場合、電力線通信装置1600Aは電力線通信装置1600Bに対して登録開始メッセージを送信し(ステップS803)、電力線通信装置1600Bは電力線通信装置1600Aに対して登録開始メッセージに対する受信ACKを送信する(ステップS804)。登録開始メッセージの送信および登録開始メッセージに対する受信ACKの送信を行う際には、これらの電力線通信装置間でお互いにしか知りえない各種情報(例えば、電力線通信装置固有のMACアドレス、Timeスタンプなどから得られる乱数など)を互いに送信する。電力線通信装置1600Aおよび1600Bは、互いに送信された各種情報に基づいて固有鍵を生成する。そして、電力線通信装置1600Aは電力線通信装置1600Bに対して登録成功通知メッセージを送信し(ステップS805)、登録処理を完了する。以降、このような従来の登録処理を基本登録処理とも称する。
特開2007−336583号公報
従来の電力線通信装置は、先に説明した通信特性の劣化により電力線通信装置の通信可能距離が短くなってしまうことで、登録処理を正しく実施できないことがあった。一方、この通信特性の劣化を考慮して、信号を送信する際の通信可能距離が長くなるように送信パラメータを変更すると、例えば隣家の電力線通信装置と登録処理が成功してしまい、所望の登録処理を正しく実施できないことがあった。
本発明は、上記の事情を解決するためになされたものであって、複数の電力線通信装置が電力線に接続されている場合であっても、確実に希望する電力線通信装置同士で登録処理を行うことができる電力線通信装置、電力線通信システム、および登録処理方法を提供することを目的とする。
本発明の電力線通信装置は、複数のパラメータにより送信制御可能な電力線通信装置であって、第1所定値である第1パラメータおよび第2所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、電力線を介して、他の電力線通信装置との間で通信可能状態とするための所定の登録処理を実行する登録処理部と、前記所定の登録処理に失敗した場合、第1パラメータを通信可能距離が長くなるように第3所定値へ変更し、かつ、第2パラメータを通信可能距離が短くなるように第4所定値へ変更するパラメータ制御部とを有し、前記登録処理部が、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記第3所定値である第1パラメータおよび第4所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、前記所定の登録処理を再実行する。
この構成により、複数の電力線通信装置が電力線に接続されている場合であっても、確実に希望する電力線通信装置同士で登録処理を行うことができる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を増大し、かつ、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を増大する。
この構成により、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他の電力線通信装置との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を低減し、かつ、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を低減する。
この構成により、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他の電力線通信装置との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を増大し、かつ、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を増大する。
この構成により、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他の電力線通信装置との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を低減し、かつ、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を低減する。
この構成により、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他の電力線通信装置との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を増大し、かつ、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を低減する。
この構成により、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他の電力線通信装置との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を低減し、かつ、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を増大する。
この構成により、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他の電力線通信装置との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記送信データが、当該電力線通信装置を識別するための識別データを含む。
この構成により、特定の電力線通信装置との間で登録処理を確実に行うことが可能である。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記所定の登録処理を開始時から所定時間が経過するまでに前記所定の登録処理が成功しなかった場合、前記パラメータを変更する。
この構成により、セットアップボタンの押下から登録処理を行うための基準時間が経過(タイムアウト)した場合には、パラメータを変更し、登録処理が成功する可能性を向上させることが可能である。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータを変更させるためのモード変更通知を送信するモード変更通知部を有する。
この構成により、当該電力線通信装置のセットアップボタンの押下時から登録処理を行うための基準時間が経過(タイムアウト)する前に、登録処理の相手である他の電力線通信装置のパラメータを変更させたり、当該電力線通信装置がタイムアウトしてパラメータを変更するまで、上記他の電力線通信装置の登録処理を待機させたりすることが可能となる。これにより、無駄な登録処理を行うためのデータ送受信を行う必要がないため、電力線通信装置の負荷が軽減される。
また、本発明の電力線通信装置は、前記モード変更通知部が、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記パラメータの変更を所定時間待機させるための時間情報を含む前記モード変更通知を送信し、前記パラメータ制御部が、前記モード変更通知時から所定時間が経過した後に、前記パラメータを変更する。
この構成により、当該電力線通信装置がタイムアウトしてパラメータを変更するまで、上記他の登録処理を待機させることが可能となる。したがって、無駄な登録処理を行うためのデータ送受信を行う必要がないため、電力線通信装置の負荷が軽減される。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記第1パラメータを第3所定値よりも通信可能距離が長くなる第5所定値に設定すること、前記第2パラメータを第2所定値よりも通信可能距離が長くなる第6所定値に設定すること、の少なくとも一方を実行し、前記モード変更通知部が、前記第5所定値である第1パラメータおよび第6所定値である第2パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記モード変更通知を送信する。
この構成により、モード変更通知を確実に登録処理の相手である他の電力線通信装置へ通知することが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータを変更するためのモード変更通知を受信するモード変更通知受信部を有し、前記パラメータ制御部が、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記モード変更通知に基づいて、前記パラメータを変更する。
この構成により、登録処理の相手である他の電力線通信装置のセットアップボタンの押下時から登録処理を行うための基準時間が経過(タイムアウト)する前に当該電力線通信装置のパラメータを変更したり、上記他の電力線通信装置がタイムアウトしてパラメータを変更するまで、当該電力線通信装置の登録処理を待機することが可能となる。これにより、無駄な登録処理を行うためのデータ送受信を行う必要がないため、電力線通信装置の負荷が軽減される。
また、本発明の電力線通信装置は、前記モード変更通知受信部が、前記パラメータの変更を所定時間待機するための時間情報を含む前記モード変更通知を受信し、前記パラメータ制御部は、前記モード変更通知時から前記所定時間が経過した後、前記パラメータを変更する。
この構成により、登録処理の相手である他の電力線通信装置がタイムアウトしてパラメータを変更するまで、当該電力線通信装置の登録処理を待機することが可能となる。これにより、無駄な登録処理を行うためのデータ送受信を行う必要がないため、電力線通信装置の負荷が軽減される。
また、本発明の電力線通信装置は、前記パラメータ制御部が、前記モード変更通知受信部によって前記モード変更通知を受信した際、前記パラメータを変更する。
この構成により、登録処理の相手である他の電力線通信装置のセットアップボタンの押下時から登録処理を行うための基準時間が経過(タイムアウト)する前に当該電力線通信装置のパラメータを変更することが可能となる。これにより、無駄な登録処理を行うためのデータ送受信を行う必要がないため、電力線通信装置の負荷が軽減される。また、短時間で登録処理を確実に完了することが可能となる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記所定の登録処理に成功した場合に、その旨を示す情報を表示する表示部を有する。
この構成により、登録処理の実行や再実行が成功したことを電力線通信装置のユーザが簡単に知ることができる。
また、本発明の電力線通信装置は、前記所定の登録処理に失敗した場合、その旨を示す情報を表示する表示部を有する。
この構成により、登録処理の実行や再実行が成功したこと、および通信状態が悪い事による登録処理の失敗や複数台の登録要求(攻撃の場合を含む)による登録処理の失敗を電力線通信装置のユーザが簡単に知ることができる。
また、本発明の電力線通信システムでは、上記いずれか1つの電力線通信装置が、複数、電力線に接続されている。
この構成により、複数の電力線通信装置がネットワーク上に存在する場合に、確実に希望する電力線通信装置同士で登録処理を行うことができる。
また、本発明の登録処理方法は、複数のパラメータにより送信制御可能な電力線通信装置において、第1所定値である第1パラメータおよび第2所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、電力線を介して、他の電力線通信装置との間で通信可能状態とするための所定の登録処理を実行するステップと、前記所定の登録処理に失敗した場合、第1パラメータを通信可能距離が長くなるように第3所定値へ変更し、かつ、第2パラメータを通信可能距離が短くなるように第4所定値へ変更するステップと、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記第3所定値である第1パラメータおよび第4所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、前記所定の登録処理を再実行するステップとを有する。
この方法により、複数の電力線通信装置がネットワーク上に存在する場合に、確実に希望する電力線通信装置同士で登録処理を行うことができる。
本発明は、複数の電力線通信装置がネットワーク上に存在する場合に、確実に希望する電力線通信装置同士で登録処理を行うことができる。
以下、本発明の実施形態の電力線通信装置、電力線通信システム、および登録処理方法について、図面を用いて説明する。
図1は、電力線通信装置の一例であるPLC(Power Line Communication)モデム100の前面を示す外観斜視図、図2は、PLCモデム100の背面を示す外観斜視図である。図1、図2に示すPLCモデム100は、筐体101を有しており、筐体101の前面には、図1に示すようにLED(Light Emitting Diode)等の表示部105が設けられている。
また、筐体101の背面には、図2に示すように電源コネクタ102、及びRJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及び動作モードを切換える切換えスイッチ104が設けられている。
また、筐体の上面には、ボタン106が設けられている。ボタン106は、PLCモデム100を通信可能状態とするための処理(登録処理)を開始するためのセットアップボタンとしての機能を有する。尚、例示として筐体101の上面に設けるとしたが、この位置に限られることはない。
電源コネクタ102には、図示しない電源ケーブルが接続され、モジュラージャック103には、図示しないLANケーブルが接続される。なお、PLCモデム100には、さらにDsub(D−subminiature)コネクタを設け、Dsubケーブルを接続するようにしてもよい。
なお、電力線通信装置の一例としてPLCモデム100を示したが、電力線通信装置としては、PLCモデムを内蔵した電気機器でもよい。電気機器としては、例えば、テレビ、電話、ビデオデッキ、セットトップボックスなどの家電機器や、パーソナルコンピュータ、ファクス、プリンターなどの事務機器がある。
また、PLCモデム100は、電力線700に接続され、他のPLCモデム100と共に電力線通信システムを構成する。
次に、図3に、主にPLCモデム100のハードウェア構成の一例を示す。PLC100は、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、各種(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)の電圧を回路モジュール200に供給するものであり、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成される。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)210、AFE・IC(Analog Front END・Integrated Circuit)220、イーサネットPHY・IC(Physical layer・Integrated Circuit)230、メモリ240、ローパスフィルタ(LPF)251、ドライバIC252、バンドパスフィルタ(BPF)260、カプラ270、AMP(増幅器)IC281、およびADC(AD変換)IC282が設けられている。スイッチング電源300及びカプラ270は、電源コネクタ102に接続され、さらに電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線700に接続される。なお、メインIC210は電力線通信を行う制御回路として機能する。
メインIC210は、CPU(Central Processing Unit)211、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control layer)ブロック212、及びPLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック213で構成されている。
CPU211は、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装している。PLC・MACブロック212は、送受信信号のMAC層(Media Access Control layer)を管理し、PLC・PHYブロック213は、送受信信号のPHY層(Physical layer)を管理する。
AFE・IC220は、DA変換器(DAC;D/A Converter)221、AD変換器(ADC;A/D Converter)222、及び可変増幅器(VGA;Variable Gain Amplifier)223で構成されている。カプラ270は、コイルトランス271、及びカップリング用コンデンサ272a、272bで構成されている。
なお、CPU211は、メモリ240に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック212、及びPLC・PHYブロック213の動作を制御するとともに、PLCモデム100全体の制御も行う。
PLCモデム100による通信は、概略次のように行われる。モジュラージャック103から入力されたデータは、イーサネットPHY・IC230を介してメインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによってデジタル送信信号が生成される。生成されたデジタル送信信号は、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221によってアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ251、ドライバIC252、カプラ270、電源コネクタ102、電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線700に出力される。
電力線700から受信された信号は、カプラ270を経由してバンドパスフィルタ260に送られ、AFE・IC220の可変増幅器(VGA)223でゲイン調整がされた後、AD変換器(ADC)222でデジタル信号に変換される。そして、変換されたデジタル信号は、メインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。変換されたデジタルデータは、イーサネットPHY・IC230を介してモジュラージャック103から出力される。
また、PLCモデム100の機能について説明すると、図3の点線で示すように、CPU211、PLC・MACブロック212は制御部10として機能する。また、PLC・PHYブロック213、AFE・IC220、LPF251、ドライバIC252、BPF260、カプラ270は通信部20として機能する。また、メモリ240は記憶部30として機能する。
制御部10は、PLCモデム100全体の各種制御を行うと共に、通信部20が他のPLCモデム100との通信において送受信を行った信号の監視、解析等を行う。
通信部20は、ネットワーク上の他のPLCモデム100との間で各種通信を行う。
例えば、制御部10および通信部20は、複数の送信パラメータに基づく送信データを用いて、電力線700を介して、他のPLCモデム100との間で通信可能状態するための所定の登録処理を実行する登録処理部としての機能を有する。また、制御部10は、送信パラメータを変更するパラメータ制御部としての機能を有する。また、通信部20は、送信パラメータを変更させるためのモード変更通知を送信するモード変更通知部としての機能を有する。また、通信部20は、送信パラメータを変更するためのモード変更通知を受信するモード変更通知受信部としての機能を有する。
記憶部30は、各種パラメータ情報や各種データなどを記憶する。パラメータ情報には、PLCモデム100がデータの送信時に用いる送信パラメータ情報が含まれる。
次に、送信パラメータ情報の一例について説明する。PLCモデム100は、この送信パラメータ情報により送信制御可能である。
送信パラメータ情報としては、例えば以下のようなものがある。
A)登録処理で用いる送信データを構成する送信信号の信号強度(以下、送信パワーとも称する)を示すパラメータ
B)送信データを送信するためのキャリア(搬送波)に重畳する情報量(例えばPAM(Pulse Amplitude Modulation)値)を示すパラメータ
C)送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量(以下、誤り訂正情報量とも称する)を示すパラメータ
これらの各送信パラメータ情報は、更に、以下の設定値の情報を含む。
D)他のPLCモデム100と電力線通信を行う際の通信可能距離が比較的短い設定値の情報
E)上記通信可能距離が比較的長い設定値の情報
F)上記通信可能距離を変更するため、つまり送信パラメータの設定値を変更するための通知(以下、モード変更通知とも称する)に用いられる設定値の情報
上記F)の設定値は、PLCモデム100が通信可能距離を最も長くすることが可能な設定値であり、通常は制御通信用として利用されるものであり、PLCモデム100が共通に持つ設定値である。なお、上記F)の設定値は、所定の場合には、PLC100が登録処理の際に利用されることが可能である。また、上記D)およびE)の設定値は、登録処理を行うための接続通信用として利用される設定値であり、D)の設定値の方がE)の設定値よりも通信可能距離が短いものである。
このような各送信パラメータの設定値の情報は、記憶部30に記憶される。そして、PLCモデム100が登録処理を行う際に、送信パラメータ毎にいずれかの設定値がCPU211の保持する設定レジスタに設定される。また、設定レジスタに設定される設定値は、必要に応じて変更することが可能である。なお、設定レジスタは、通常複数であり、上記制御通信用(上記F)用)の設定レジスタと、上記接続通信用(上記E)およびF))の設定レジスタとが分けられていてもよい。これにより、後述する応用登録処理の最中にモード変更通知を行うことが可能となる。
以下、A)の送信パラメータを送信パワー、B)の送信パラメータをPAM値、C)の送信パラメータを誤り訂正情報量として説明する。なお、PAM値としては、16値(16PAM)、8値(8PAM)、4値(4PAM)、2値(2PAM)などがある。例えば、16PAMや8PAMは登録処理における送信データに利用され、2PAMはモード変更通知に利用される。
次に、各送信パラメータの設定値と通信可能距離との関係の一例について説明する。
図4は各送信パラメータの設定値と通信可能距離との関係の一例を示す図である。図4(a)は送信パラメータが送信パワーの場合、図4(b)は送信パラメータがPAM値の場合、図4(c)は送信パラメータが誤り訂正情報量の場合を示している。
図4(a)に示すように、送信パワーが大きい場合、通信可能距離が長くなり、送信パワーが小さい場合、通信可能距離が短くなる。また、図4(b)に示すように、PAM値が大きい場合、通信可能距離が短くなり、PAM値が小さい場合、通信可能距離が長くなる。また、図4(c)に示すように、誤り訂正情報量が大きい場合、通信可能距離が長くなり、誤り訂正情報量が小さい場合、通信可能距離が短くなる。
次に、送信パラメータの設定値の変更の一例について説明する。
PLCモデム100では、制御部10が、送信パラメータを変更する際には複数の送信パラメータを変更する。これにより、希望する他のPLCモデム100との間で登録処理を成功させることを可能にしている。具体的には、送信パラメータの1つを通信可能距離が長くなるように変更した場合には、他の送信パラメータの1つを通信可能距離が短くなるように変更する。また、送信パラメータの1つを通信可能距離が短くなるように変更した場合には、他の送信パラメータの1つを通信可能距離が長くするように変更する。
したがって、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が長くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、想定外の他のPLCモデム100(例えば隣家のPLCモデム)との間で登録処理が成功せず、他のタイミングで希望する他のPLCモデム100との登録処理を実行することが可能となる。また、送信パラメータの1つの変更のみでは通信可能距離が短くなる場合であっても、送信パラメータを複数変更することで、ノイズの影響等により近距離に存在する他のPLCモデム100との登録処理に失敗することなく、登録を完了させることが可能となる。
図5は複数の送信パラメータの変更の具体例を示す図である。図5(a)は、送信パワーとPAM値を変更する場合に、送信パワーを大きく(増大)し、かつ、PAM値を大きくすることを示している。図5(b)は、送信パワーとPAM値を変更する場合に、送信パワーを小さく(低減)し、かつ、PAM値を小さくすることを示している。図5(c)は、PAM値と誤り訂正情報量を変更する場合に、PAM値を大きくし、かつ、誤り訂正情報量を大きくすることを示している。図5(d)は、PAM値と誤り訂正情報量を変更する場合に、PAM値を小さくし、かつ、誤り訂正情報量を小さくすることを示している。図5(e)は、誤り訂正情報量と送信パワーを変更する場合に、誤り訂正情報量を大きくし、かつ、送信パワーを小さくすることを示している。図5(f)は、誤り訂正情報量と送信パワーを変更する場合に、誤り訂正情報量を大きくし、かつ、送信パワーを小さくすることを示している。
次に、PLCモデム100が実行する改良された登録処理(以下、応用登録処理とも称する)の一例について説明する。応用登録処理では、従来の登録処理である基本登録処理に失敗した場合であっても、送信パラメータの変更を行い、基本登録処理の全部もしくは一部を再実行する。
ここでは、応用登録処理を管理する親機として機能するPLCモデム100Aと応用登録処理を管理される子機として機能するPLCモデム100Bとの間の応用登録処理について説明する。なお、応用登録処理に含まれる基本登録処理は、集中型システムのように、親機として機能するPLCモデム100Aが必ず管理しなければならないわけではなく、例えば分散型システムの場合には、電力線通信システムのいずれか一台が親機と同様の機能を有し、管理するようにすればよい。応用登録処理を行うためのデータの送受信は、各PLCモデム100の通信部20によって行われる。
なお、上記応用登録処理として、後述する第1の応用登録処理と第2の応用登録処理とがある。以下、第1の応用登録処理と第2の応用登録処理について説明する。
(第1の応用登録処理)
第1の応用登録処理では、PLCモデム100が、基本登録処理に失敗したと判断した場合、送信パラメータを変更する。なお、送信パラメータの変更は、第1の応用登録処理の相手である他のPLCモデム100が基本登録処理に失敗したことを認識するまで待機する。当該他のPLCモデム100は失敗したことを認識すると、送信パラメータを変更する。その後、それぞれ変更された送信パラメータを用いて基本登録処理の全部もしくは一部を再実行するものである。
図6は、PLCモデム100が実行する第1の応用登録処理の一例を示す図である。図6では、特に、第1の応用登録処理において送受信されるデータの流れを示している。なお、図6では、PLCモデム100AがPLCモデム100Bからの登録要求メッセージを受信しなかった場合を想定している。また、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、基本登録処理を開始する。つまり、まず、PLCモデム100Bが、登録要求メッセージを送信する(ステップS101)。しかし、例えば当該第1の応用登録処理を実行する通信環境が劣悪であり、通信可能距離が短いために、PLCモデム100Aが登録要求メッセージを受信しなかったとする。この場合には、PLCモデム100Aが登録要求メッセージに対する受信ACKを送信できない。
PLCモデム100Bは、基本登録処理の開始から(つまり、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から)所定時間(例えば10秒)が経過(タイムアウト)した場合に、PLCモデム100Bの送信パラメータを変更する。一方、PLCモデム100Aは、基本登録処理の開始から(つまり、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下から)所定時間(例えば10秒)が経過(タイムアウト)した場合に、PLCモデム100Aの送信パラメータを変更する(ステップS102)。
送信パラメータが変更されると、PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bは、基本登録処理を再実行する。つまり、PLCモデム100Bが、登録要求メッセージを再送する(ステップS103)。そして、PLCモデム100Aが再送された登録要求メッセージに対する受信ACKを送信する(ステップS104)。受信ACKメッセージが許可を示す場合、PLCモデム100AがPLCモデム100Bへ登録開始メッセージを送信し(ステップS105)、PLCモデム100BがPLCモデム100Aへ登録開始メッセージに対する受信ACKを送信する(ステップS106)。登録開始メッセージの送信および登録開始メッセージの受信ACKの送信を行う際には、これらのPLCモデム100間でお互いにしか知りえない各種情報(例えば、PLCモデム固有のMACアドレス、Timeスタンプなどから得られる乱数など)を互いに送信する。PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bは、互いに送信された各種情報に基づいて固有鍵を生成する。そして、PLCモデム100AがPLCモデム100Bへ登録成功通知メッセージを送信する(ステップS107)。
なお、当該第1の応用登録処理を実行する通信環境は、例えば電力線700に他の電気機器等が接続されることで通信特性について影響を受けやすいため、基本登録処理のいずれのタイミングにおいても通信特性が劣化する可能性がある。したがって、登録要求メッセージの受信以外のタイミングでデータの受信が不可能となる場合がある。このデータの受信には、PLCモデム100Aにおける受信だけでなく、PLCモデム100Bにおける受信も含む。このような場合であっても、タイムアウト後に、それぞれの送信パラメータを変更し、基本登録処理を最初もしくは途中から再実行してもよい。基本登録処理の途中から再実行する場合とは、例えば、PLCモデム100Aからの登録要求メッセージに対する受信ACKをPLCモデム100Bが受信しなかった場合に、PLCモデム100AがPLCモデム100Bへ登録開始メッセージを送信することから基本登録処理を再実行する場合である。
また、図6では、登録要求メッセージをPLCモデム100BからPLCモデム100Aに送信し、登録要求メッセージの受信ACKをPLCモデム100AからPLCモデム100Bに送信することを示したが、登録要求メッセージをPLCモデム100AからPLCモデム100Bに送信し、登録要求メッセージの受信ACKをPLCモデム100BからPLCモデム100Aに送信するようにしてもよい。
次に、PLCモデム100が第1の応用登録処理を行う際の動作の一例について説明する。
図7は、PLCモデム100が第1の応用登録処理を行う際の動作の一例を示すフローチャートである。図7では、A)の送信パラメータ(送信パワー)、B)のパラメータ(PAM値)を図5のように変更することを想定している。これらの送信パラメータ以外を図5のように変更することを想定してもよい。最も好ましいのは、送信パワーとPAM値を変更することである。なお、(A−1、B−1)は変更前の基本登録処理の送信パラメータ、(A−2、B−2)は変更後の基本登録処理の送信パラメータを示している。
図7に示すフローチャートは、親機として機能するPLCモデム100Aおよび子機として機能するPLCモデム100B共通のフローチャートである。ただし、PLCモデム100Aは、第1の応用登録処理の対象であるPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B1)以外のPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B2)とも第1の応用登録処理を行っていることがある。図7に示す第1の応用登録処理および基本登録処理は、PLCモデム100Aと所定のPLCモデム100Bとの第1の応用登録処理および基本登録処理を示すものとする。
図7では、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−1)および設定値(B−1)を設定レジスタに設定する(ステップS201)。
続いて、制御部10および通信部20は、第1の応用登録処理の対象である他のPLCモデム100と電力線700を介して基本登録処理を実行する(ステップS202)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−1)および設定値(B−1))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−1)および設定値(B−1)を用いた基本登録処理に成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS203)。ここでは、タイムアウトした場合、制御部10が、基本登録処理を失敗したものと判断する。
この基本登録処理に失敗した場合には、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−2)および(B−2)を設定レジスタに設定する(ステップS204)。
続いて、制御部10および通信部20は、基本登録処理の最初もしくは途中から再実行する(ステップS205)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−2)および設定値(B−2))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理が成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS206)。
基本登録処理(再実行含む)に成功した場合には、制御部10が、基本登録処理に成功したことを示す情報を表示部105に表示させ、登録処理の結果を記憶部30に記憶する(ステップS207)。
送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合は、制御部10が、基本登録処理に失敗したことを示す情報を表示部105に表示させる(ステップS208)。
なお、図示はしないが、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合には、基本登録処理を更に再実行してもよい。
次に、第1の応用登録処理のタイムチャートの一例について説明する。
図8は、第1の応用登録処理のタイムチャートの一例を示す図である。なお、図8では、少なくともPAM値が変更されることを示しており、初期設定ではPLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに16PAMとなっている。また、ここでは、当該第1の応用登録処理を実行する通信環境が比較的悪い状態であり、通信可能距離が比較的短い場合を想定している。
図8(a)はPLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下され、その後、所定の時間(例えば5秒)内にPLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下される場合を想定している。上記所定の時間内にPLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されない場合には、第1の応用登録処理が終了する。
まず、t=0において、PLCモデム100Bは、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。
続いて、t=4.5において、PLCモデム100Aは、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。ここでは、t=4.5としているが、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識はPLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識後の所定の時間(例えば5秒)内であればよく、したがって、例えばt<5であればよい。PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bでセットアップ106の押下が認識されると、PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに基本登録処理を開始する。なお、通常は、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から所定の時間(例えば5秒)が経過するまではPLCモデム100Bは基本登録処理を開始しない。
続いて、t=5.1において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が失敗する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は16PAMである。なお、t=5.1は例示である。
続いて、t=11において、PLCモデム100Bは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば10秒:t=10の時点)が経過(タイムアウト)した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=11は例示である。
続いて、t=11.5において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が失敗する。この時点では、PLCモデム100AのPAM値は16PAM、PLCモデム100BのPAM値は8PAMである。ここでは、PLCモデム100BからPLCモデム100Aへのデータ通信は成功するが、PLCモデム100AからPLCモデム100Bへのデータ通信は失敗するため、結果的に基本登録処理に失敗している。なお、t=11.5は例示である。
続いて、t=15.5において、PLCモデム100Aは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば10秒:t=14.5の時点)が経過(タイムアウト)した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=15.5は例示である。
続いて、t=16において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が成功する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は8PAMである。なお、t=16は例示である。
次に、図8(b)はPLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下され、その後、所定の時間(例えば5秒)内にPLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下される場合を想定している。上記所定の時間内にPLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されない場合には、第1の応用登録処理が終了する。
まず、t=0において、PLCモデム100Aは、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。
続いて、t=4.5において、PLCモデム100Bは、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。ここでは、t=4.5としているが、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識はPLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識後の所定の時間(例えば5秒)内であればよく、したがって、例えばt<5であればよい。PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bでセットアップ106の押下が認識されると、PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに基本登録処理を開始する。なお、通常は、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から所定の時間(例えば5秒)が経過するまではPLCモデム100Bは基本登録処理を開始しない。
続いて、t=9.9において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が失敗する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は16PAMである。なお、t=9.9は例示であり、t<10であればよい。
続いて、t=11において、PLCモデム100Aは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば10秒:t=10の時点)が経過(タイムアウト)した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=11は例示である。
続いて、t=11.5において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が失敗する。この時点では、PLCモデム100BのPAM値は16PAM、PLCモデム100AのPAM値は8PAMである。ここでは、PLCモデム100AからPLCモデム100Bへのデータ通信は成功するが、PLCモデム100BからPLCモデム100Aへのデータ通信は失敗するため、結果的に基本登録処理に失敗している。なお、t=11.5は例示である。
続いて、t=15.5において、PLCモデム100Bは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば10秒:t=14.5の時点)が経過した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=15.5は例示である。
続いて、t=16において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が成功する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は8PAMである。なお、t=16は例示である。
このように、第1の応用登録処理によれば、複数のPLCモデム100が電力線700に接続されている場合であっても、確実に希望するPLCモデム100同士で登録処理を行うことができる。また、後述する第2の応用登録処理のような新たなデータ(モード変更通知)の送受信の必要がないため、PLCモデム100の負荷をかけることなく、希望する登録処理を行うことができる。
(第2の応用登録処理)
第2の応用登録処理では、PLCモデム100が、基本登録処理に失敗したと判断した場合、送信パラメータを変更する。また、送信モード変更通知を行う。また、第2の応用登録処理の相手である他のPLCモデム100は、モード変更通知を受信すると、このモード変更通知に基づいて送信パラメータを変更する。その後、それぞれ変更された送信パラメータを用いて基本登録処理の全部もしくは一部を再実行する。
図9は、PLCモデム100が実行する第2の応用登録処理の一例を示す図である。図9では、特に、第2の応用登録処理において送受信されるデータの流れを示している。なお、図9では、PLCモデム100AがPLCモデム100Bからの登録要求メッセージを受信しなかった場合を想定している。また、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、基本登録処理を開始する。つまり、まず、PLCモデム100Bが、登録要求メッセージを送信する(ステップS301)。しかし、例えば当該第2の応用登録処理を実行する通信環境が劣悪であり、通信可能距離が短いために、PLCモデム100Aが登録要求メッセージを受信しなかったとする。この場合には、PLCモデム100Aが登録要求メッセージに対する受信ACKを送信できない。
PLCモデム100Bは、基本登録処理の開始から(つまり、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から)所定時間(例えば5秒)が経過した場合に、モード変更通知を送信する(ステップS302)。また、PLCモデム100Bは、上記所定時間が経過した場合、送信パラメータを変更する。なお、この所定時間は、第1の応用接続処理でタイムアウトの時間として説明した所定時間よりも短時間である。
PLCモデム100Aは、モード変更通知を受信すると、モード変更通知に対する受信ACKを送信する(ステップS303)。また、PLCモデム100Aは、このモード変更通知に含まれる送信パラメータの変更情報に基づいてPLCモデム100Bの送信パラメータを変更することが可能である。
PLCモデム100Bがこのモード変更通知に対する受信ACKを受信すると、以降、変更された送信パラメータを用いて基本登録処理を再実行する。つまり、PLCモデム100Bが、モード変更通知に対する受信ACKを受信すると、登録要求メッセージを再送する(ステップS304)。そして、PLCモデム100Aが再送された登録要求メッセージに対する受信ACKを送信する(ステップS305)。受信ACKメッセージが許可を示す場合、PLCモデム100AがPLCモデム100Bへ登録開始メッセージを送信し(ステップS306)、PLCモデム100BがPLCモデム100Aへ登録開始メッセージに対する受信ACKを送信する(ステップS307)。登録開始メッセージの送信および登録開始メッセージの受信ACKの送信を行う際には、これらのPLCモデム100間でお互いにしか知りえない各種情報(例えば、PLCモデム固有のMACアドレス、Timeスタンプなどから得られる乱数など)を互いに送信する。PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bは、互いに送信された各種情報に基づいて固有鍵を生成する。そして、PLCモデム100AがPLCモデム100Bへ登録成功通知メッセージを送信する(ステップS308)。
なお、当該第2の応用登録処理を実行する通信環境は、例えば電力線700に他の電気機器等が接続されることで通信特性について影響を受けやすいため、基本登録処理のいずれのタイミングにおいても通信特性が劣化する可能性がある。したがって、登録要求メッセージの受信以外のタイミングでデータの受信が不可能となる場合がある。この受信には、PLCモデム100Aにおける受信だけでなく、PLCモデム100Bにおける受信も含む。このような場合であっても、受信されなかったデータを送信したPLCモデム100からモード変更通知を行い、データを受信しなかったPLCモデム100からモード変更通知に対する受信ACKを行い、基本登録処理を最初もしくは途中から再実行してもよい。基本登録処理の途中から再実行する場合とは、例えば、PLCモデム100からの登録要求メッセージに対する受信ACKをPLCモデム100Bが受信しなかった場合に、PLCモデム100AがPLCモデム100Bへ登録開始メッセージを送信することから基本登録処理を再実行する場合である。
また、図9では、登録要求メッセージをPLCモデム100BからPLCモデム100Aに送信し、登録要求メッセージの受信ACKをPLCモデム100AからPLCモデム100Bに送信することを示したが、登録要求メッセージをPLCモデム100AからPLCモデム100Bに送信し、登録要求メッセージの受信ACKをPLCモデム100BからPLCモデム100Aに送信するようにしてもよい。
次に、PLCモデム100Bが第2の応用登録処理を行う際の動作の一例について説明する。
第2の応用登録処理では、PLCモデム100Bのセットアップボタン106がPLCモデム100Aのセットアップボタン106よりも先に押下されるか、PLCモデム100Bのセットアップボタン106がPLCモデム100Aのセットアップボタン106よりも先に押下されるかによって、PLCモデム100の動作が異なる。前者の場合のPLCモデム100の動作を第1の動作、後者の場合のPLCモデム100の動作を第2の動作とする。さらに、第2の応用登録処理では、PLCモデム100Aの動作とPLCモデム100Bの動作が異なる。
まず、第2の応用登録処理の第1の動作について説明する。
図10は、PLCモデム100Bが第2の応用登録処理を行う際の第1の動作の一例を示すフローチャートである。図10では、A)の送信パラメータ(送信パワー)、B)のパラメータ(PAM値)を図5のように変更することを想定している。これらの送信パラメータ以外を図5のように変更することを想定してもよい。最も好ましいのは、送信パワーとPAM値を変更することである。なお、(A−1、B−1)は変更前の基本登録処理の送信パラメータ、(A−2、B−2)は変更後の基本登録処理の送信パラメータを示している。
なお、PLCモデム100Aは、応用登録処理の対象であるPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B1)以外のPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B2)とも応用登録処理を行っていることがある。図10に示す応用登録処理および基本登録処理は、PLCモデム100Aと所定のPLCモデム100Bとの応用登録処理および基本登録処理を示すものとする。なお、ステップS407のΔT待機時間中は、設定値(A−1、B−1)で受信待機を行っているために100Aおよび100B以外のPLCモデムからの登録要求を受信することができるが、一定時間中に複数の登録要求を受信検知した場合には、登録失敗とすることで、隣人や悪意を持った登録試行者の誤登録を防ぐことが可能である。
図10では、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−1)および設定値(B−1)を設定レジスタに設定する(ステップS401)。
続いて、制御部10および通信部20は、第2の応用登録処理の対象であるPLCモデム100Aと電力線700を介して基本登録処理を実行する(ステップS402)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−1)および設定値(B−1))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−1)および設定値(B−1)を用いた基本登録処理に成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS403)。ここでは、例えばPLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から5秒程度の所定時間が経過した場合、制御部10が、基本登録処理を失敗したものと判断する。なお、この所定時間は、第1の応用接続処理でタイムアウトの時間として説明した所定時間よりも短時間である。
続いて、制御部10が、送信パラメータの設定値(A−3)および(B−3)を設定レジスタに設定する(ステップS404)。送信パラメータ(A−3、B−3)用の通信チャンネルと、送信パラメータ(A−1、B−1)および(A−2、B−2)用の通信チャンネルを同時に持つことができる場合は、送信パラメータ(A−3、B−3)を処理開始の段階で設定を行っても良い。
続いて、通信部20が、モード変更通知を送信する(ステップS405)。この際、制御部10が、設定値(A−3)および(B−3)に基づいてモード変更通知を生成する。
続いて、通信部20が、モード変更通知に対する受信ACKを受信した場合(ステップS406)、制御部10が、PLCモデム100Aによるこの受信ACK時からPLCモデム100Aがタイムアウトするまでの時間(ΔT)の情報を含む変更情報を読み出す。変更情報は、受信ACKに含まれている。
続いて、制御部10が、ΔT経過するまで待機する(ステップS407)。この待機中は、PLCモデム100Bが基本接続処理の実行を中断する。
続いて、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−2)および(B−2)を設定レジスタに設定する(ステップ408)。
続いて、制御部10および通信部20は、基本登録処理の最初もしくは途中から再実行する(ステップS409)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−2)および設定値(B−2))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理が成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS410)。
基本登録処理(再実行含む)に成功した場合には、制御部10が、基本登録処理に成功したことを示す情報を表示部105に表示させ、登録処理の結果を記憶部30に記憶する(ステップS411)。
送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合は、制御部10が、基本登録処理に失敗したことを示す情報を表示部105に表示させる(ステップS412)。
なお、図示はしないが、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合には、基本登録処理を更に再実行してもよい。
図11は、PLCモデム100Aが第2の応用登録処理を行う際の第1の動作の一例を示すフローチャートである。図11では、A)の送信パラメータ(送信パワー)、B)のパラメータ(PAM値)を図5のように変更することを想定している。これらの送信パラメータ以外を図5のように変更することを想定してもよい。最も好ましいのは、送信パワーとPAM値を変更することである。なお、(A−1、B−1)は変更前の基本登録処理の送信パラメータ、(A−2、B−2)は変更後の基本登録処理の送信パラメータを示している。
なお、PLCモデム100Aは、第2の応用登録処理の対象であるPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B1)以外のPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B2)とも応用登録処理を行っていることがある。図11に示す応用登録処理および基本登録処理は、PLCモデム100Aと所定のPLCモデム100Bとの応用登録処理および基本登録処理を示すものとする。
図11では、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−1)および設定値(B−1)を設定レジスタに設定する(ステップS501)。
続いて、制御部10および通信部20は、第2の応用登録処理の対象であるPLCモデム100Bと電力線700を介して基本登録処理を実行する(ステップS502)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−1)および設定値(B−1))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−1)および設定値(B−1)を用いた基本登録処理に成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS503)。ここでは、例えばPLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識から10秒程度などの所定時間が経過(タイムアウト)した場合、制御部10が、基本登録処理を失敗したものと判断する。
続いて、制御部10が、送信パラメータの設定値(A−3)および(B−3)を設定レジスタに設定する(ステップS504)。なお、(A−3)および(B−3)は、先に説明した通信制御用の設定値である。
続いて、通信部20が、モード変更通知を受信する(ステップS505)。
なお、ステップS504およびステップS505は順不同である。
続いて、通信部20が、設定値(A−3)および(B−3)に基づいてモード変更通知に対する受信ACKを送信する(ステップS506)。この際、制御部10が、この受信ACKに、この受信ACK時からPLCモデム100Aがタイムアウトするまでの時間(ΔT)の情報を含む変更情報を含める。
続いて、制御部10が、ΔT経過するまで待機する(ステップS507)。この待機中は、PLCモデム100AがPLCモデム100Bとの基本接続処理の実行を中断する。
続いて、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−2)および(B−2)を設定レジスタに設定する(ステップS508)。
続いて、制御部10および通信部20は、基本登録処理の最初もしくは途中から再実行する(ステップS509)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−2)および設定値(B−2))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理が成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS510)。
基本登録処理(再実行含む)に成功した場合には、制御部10が、基本登録処理に成功したことを示す情報を表示部105に表示させ、登録処理の結果を記憶部30に記憶する(ステップS511)。
送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合は、制御部10が、基本登録処理に失敗したことを示す情報を表示部105に表示させる(ステップS512)。
なお、図示はしないが、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合には、基本登録処理を更に再実行してもよい。
次に、PLCモデム100が第2の応用登録処理の第1の動作を行う場合のタイムチャートの一例について説明する。
図14(a)は、第2の応用登録処理の第1の動作のタイムチャートの一例を示す図である。なお、図14では、少なくともPAM値が変更されることを示しており、初期設定ではPLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに16PAMとなっている。また、ここでは、当該第2の応用登録処理を実行する通信環境が比較的悪い状態であり、通信可能距離が比較的短い場合を想定している。
図14(a)はPLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下され、その後、所定の時間(例えば5秒)内にPLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下される場合を想定している。上記所定の時間内にPLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されない場合には、第2の応用登録処理が終了する。
まず、t=0において、PLCモデム100Bは、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。
続いて、t=4.5において、PLCモデム100Aは、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。ここでは、t=4.5としているが、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識はPLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識後の所定の時間(例えば5秒)内であればよく、したがって、例えばt<5であればよい。PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bでセットアップボタン106の押下が認識されると、PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに基本登録処理を開始する。なお、通常は、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から所定の時間(例えば5秒)が経過するまではPLCモデム100Bは基本登録処理を開始しない。
続いて、t=5.1において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が失敗する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は16PAMである。なお、t=5.1は例示である。
続いて、t=6において、PLCモデム100Bは、PLCモデム100Aへモード変更通知を送信する。ここでは、t=6としているが、PLCモデム100Bが基本登録処理に失敗したことを認識した後であれば他のタイミングでもよい。
続いて、t=6.5において、PLCモデム100Aは、PLCモデム100Bへモード変更通知に対する受信ACKを送信する。ここでは、t=6.5としているが、モード変更通知を受信した後であれば他のタイミングでもよいが、通常は、モード変更通知の受信後1秒以内である。
また、t=6.5において、PLCモデム100Bは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば5秒:t=5の時点)が経過した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=6.5は例示である。
続いて、t=15.5において、PLCモデム100Aは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば10秒:t=14.5の時点)が経過(タイムアウト)した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=15.5は例示である。
また、t=15.5において、PLCモデム100Bが、PLCモデム100Aからのモード変更通知に対する受信ACKの受信からΔT経過(タイムアウト)したことを認識する。ΔTの情報は、変更情報として上記受信ACKに含まれるものである。
続いて、t=16において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が成功する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は8PAMである。なお、t=16は例示である。
このように、第2の応用登録処理の第1の動作によれば、複数のPLCモデム100が電力線700に接続されている場合であっても、確実に希望するPLCモデム100同士で登録処理を行うことができる。また、例えば図14(a)のt=6.5〜15.5の間においては、PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bが基本登録処理を行わずに待機しているので、無駄な失敗を発生させずに済むため、PLCモデム100の負荷が軽減される。
次に、第2の応用登録処理の第2の動作について説明する。
図12は、PLCモデム100Bが第2の応用登録処理を行う際の第2の動作の一例を示すフローチャートである。図12では、A)の送信パラメータ(送信パワー)、B)のパラメータ(PAM値)を図5のように変更することを想定している。これらの送信パラメータ以外を図5のように変更することを想定してもよい。最も好ましいのは、送信パワーとPAM値を変更することである。なお、(A−1、B−1)は変更前の基本登録処理の送信パラメータ、(A−2、B−2)は変更後の基本登録処理の送信パラメータを示している。
なお、PLCモデム100Aは、応用登録処理の対象であるPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B1)以外のPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B2)とも応用登録処理を行っていることがある。図12に示す応用登録処理および基本登録処理は、PLCモデム100Aと所定のPLCモデム100Bとの応用登録処理および基本登録処理を示すものとする。
図12では、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−1)および設定値(B−1)を設定レジスタに設定する(ステップS601)。
続いて、制御部10および通信部20は、第2の応用登録処理の対象であるPLCモデム100Aと電力線700を介して基本登録処理を実行する(ステップS602)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−1)および設定値(B−1))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−1)および設定値(B−1)を用いた基本登録処理に成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS603)。ここでは、例えばPLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から例えば5秒程度の所定時間が経過した場合、制御部10が、基本登録処理を失敗したものと判断する。なお、この所定時間は、第1の応用接続処理でタイムアウトの時間として説明した所定時間よりも短時間である。
続いて、制御部10が、送信パラメータの設定値(A−3)および(B−3)を設定レジスタに設定する(ステップS604)。
続いて、通信部20が、モード変更通知を送信する(ステップS605)。この際、制御部10が、設定値(A−3)および(B−3)に基づいてモード変更通知を生成する。
続いて、通信部20が、モード変更通知に対する受信ACKを受信する(ステップS606)。
続いて、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−2)および(B−2)を設定レジスタに設定する(ステップS607)。
続いて、制御部10および通信部20は、基本登録処理の最初もしくは途中から再実行する(ステップS608)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−2)および設定値(B−2))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理が成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS609)。
基本登録処理(再実行含む)に成功した場合には、制御部10が、基本登録処理に成功したことを示す情報を表示部105に表示させ、登録処理の結果を記憶部30に記憶する(ステップS610)。
送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合は、制御部10が、基本登録処理に失敗したことを示す情報を表示部105に表示させる(ステップS611)。
なお、図示はしないが、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合には、基本登録処理を更に再実行してもよい。
図13は、PLCモデム100Aが第2の応用登録処理を行う際の第2の動作の一例を示すフローチャートである。図13では、A)の送信パラメータ(送信パワー)、B)のパラメータ(PAM値)を図5のように変更することを想定している。これらの送信パラメータ以外を図5のように変更することを想定してもよい。最も好ましいのは、送信パワーとPAM値を変更することである。なお、(A−1、B−1)は変更前の基本登録処理の送信パラメータ、(A−2、B−2)は変更後の基本登録処理の送信パラメータを示している。
なお、PLCモデム100Aは、第2の応用登録処理の対象であるPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B1)以外のPLCモデム100B(例えば、図示しないPLCモデム100B2)とも応用登録処理を行っていることがある。図13に示す応用登録処理および基本登録処理は、PLCモデム100Aと所定のPLCモデム100Bとの応用登録処理および基本登録処理を示すものとする。
図13では、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Aの処理が開始され、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを制御部10が認識すると、PLCモデム100Bの処理が開始される。
まず、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−1)および設定値(B−1)を設定レジスタに設定する(ステップS701)。
続いて、制御部10および通信部20は、第2の応用登録処理の対象であるPLCモデム100Bと電力線700を介して基本登録処理を実行する(ステップS702)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−1)および設定値(B−1))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−1)および設定値(B−1)を用いた基本登録処理に成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS703)。ここでは、例えばPLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識から10秒程度経過したことによりタイムアウトした場合、制御部10が、基本登録処理を失敗したものと判断する。
続いて、制御部10が、送信パラメータの設定値(A−3)および(B−3)を設定レジスタに設定する(ステップS704)。なお、(A−3)および(B−3)は、先に説明した制御通信用の設定値である。
続いて、通信部20が、モード変更通知を受信する(ステップS705)。
なお、ステップS704およびステップS705は順不同である。
続いて、通信部20が、設定値(A−3)および(B−3)に基づいてモード変更通知に対する受信ACKを送信する(ステップS706)。
続いて、制御部10が、記憶部30を参照し、送信パラメータの設定値(A−2)および(B−2)を設定レジスタに設定する(ステップ707)。
続いて、制御部10および通信部20は、基本登録処理の最初もしくは途中から再実行する(ステップS708)。ここでは、制御部10が、設定レジスタに設定された送信パラメータの設定値(ここでは、設定値(A−2)および設定値(B−2))に基づいて送信データを生成する。
続いて、制御部10が、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理が成功したか、つまり基本登録処理が失敗せずに完了したか否かを判定する(ステップS709)。
基本登録処理(再実行含む)に成功した場合には、制御部10が、基本登録処理に成功したことを示す情報を表示部105に表示させ、登録処理の結果を記憶部30に記憶する(ステップS710)。
送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合は、制御部10が、基本登録処理に失敗したことを示す情報を表示部105に表示させる(ステップS711)。
なお、図示はしないが、送信パラメータとして設定値(A−2)および設定値(B−2)を用いた、つまり再実行された基本登録処理に失敗した場合には、基本登録処理を更に再実行してもよい。
次に、PLCモデム100が第2の応用登録処理の第2の動作を行う場合のタイムチャートの一例について説明する。
図14(b)は、第2の応用登録処理の第2の動作を行う際のタイムチャートの一例を示す図である。なお、図14では、少なくともPAM値が変更されることを示しており、初期設定ではPLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに16PAMとなっている。また、ここでは、当該第2の応用登録処理を実行する通信環境が比較的悪い状態であり、通信可能距離が比較的短い場合を想定している。
図14(b)はPLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下され、その後、所定の時間(例えば5秒)内にPLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下される場合を想定している。上記所定の時間内にPLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されない場合には、第2の応用登録処理が終了する。
まず、t=0において、PLCモデム100Aは、PLCモデム100Aのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。
続いて、t=4.5において、PLCモデム100Bは、PLCモデム100Bのセットアップボタン106が押下されたことを認識する。ここでは、t=4.5としているが、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識はPLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識後の所定の時間(例えば5秒)内であればよく、したがって、例えばt<5であればよい。PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bでセットアップボタン106の押下が認識されると、PLCモデム100AおよびPLCモデム100Bともに基本登録処理を開始する。なお、通常は、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から所定の時間(例えば5秒)が経過するまではPLCモデム100Bは基本登録処理を開始しない。
続いて、t=9.9において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が失敗する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は16PAMである。なお、t=9.9は例示であり、t<10であればよい。
続いて、t=11において、PLCモデム100Bは、PLCモデム100Aへモード変更通知を送信する。ここでは、t=11としているが、PLCモデム100Bが基本登録処理に失敗したことを認識した後であれば他のタイミングでもよい。
続いて、t=11.5において、PLCモデム100Aは、PLCモデム100Bへモード変更通知に対する受信ACKを送信する。ここでは、t=11.5としているが、モード変更通知を受信した後であれば他のタイミングでもよいが、通常は、モード変更通知の受信後1秒以内である。
また、t=11.5において、PLCモデム100Aは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100Aのセットアップボタン106の押下認識後、所定の時間(例えば10秒:t=10の時点)が経過(タイムアウト)した場合に送信パラメータを変更するものであり、t=11.5は例示である。
続いて、t=12.0において、PLCモデム100Bは、送信パラメータを変更する。例えば、PAM値を16PAMから8PAMへと変更する。なお、PLCモデム100BがPLCモデム100Aからのモード変更通知に対する受信ACKを受信した後に送信パラメータを変更するものであり、t=12.0は例示である。
続いて、t=12.5において、PLCモデム100AとPLCモデム100Bとの基本登録処理が成功する。この時点では、PLCモデム100A、PLCモデム100BともにPAM値は8PAMである。
なお、ここでは、第2の応用接続処理の第2の動作として、PLCモデム100Bがモード変更通知を送信し、PLCモデム100Aがモード変更通知に対するACKを送信することを説明したが、PLCモデム100AがPLCモデム100Bからのモード変更通知を受信する前にPLCモデム100Aがタイムアウトした場合には、PLCモデム100Aがモード変更通知を送信するようにしてもよい。この場合、PLCモデム100Bは、モード変更通知に基づいて、送信パラメータを変更することが可能である。
このように、第2の応用登録処理の第2の動作によれば、複数のPLCモデム100が電力線700に接続されている場合であっても、確実に希望するPLCモデム100同士で登録処理を行うことができる。また、PLCモデム100Aからのモード変更通知により、PLCモデム100Bのセットアップボタン106の押下認識から所定時間(例えば10秒)が経過する前に、送信パラメータを変更することが可能となるため、応用登録処理に要する時間が短縮できる。
本発明は、複数の電力線通信装置が電力線に接続されている場合であっても、確実に希望する電力線通信装置同士で登録処理を行うことができる電力線通信装置、電力線通信システム、および登録処理方法等に有用である。
本発明の実施形態におけるPLCモデムの前面を示す外観斜視図 本発明の実施形態におけるPLCモデムの背面を示す外観斜視図 本発明の実施形態におけるPLCモデムのハードウェアの一例を示した図 本発明の実施形態における各送信パラメータの設定値と通信可能距離との関係の一例を示す図 本発明の実施形態における複数の送信パラメータの変更の具体例を示す図 本発明の実施形態における第1の応用登録処理の一例を示す図 本発明の実施形態におけるPLCモデムが第1の応用登録処理を行う際の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における第1の応用登録処理のタイムチャートの一例を示す図 本発明の実施形態における第2の応用登録処理の一例を示す図 本発明の実施形態における子機として機能するPLCモデムが第2の応用登録処理を行う際の第1の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における親機として機能するPLCモデムが第2の応用登録処理を行う際の第1の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における子機として機能するPLCモデムが第2の応用登録処理を行う際の第2の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における親機として機能するPLCモデムが第2の応用登録処理を行う際の第2の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における第2の応用登録処理のタイムチャートの一例を示す図 電力線通信装置の通信環境の一例を示す図 従来の登録処理の一例を示す図
符号の説明
10 制御部
20 通信部
30 記憶部
100、100A、100B 電力線通信用モデム(PLCモデム)
101 筐体
102 電源コネクタ
103 LAN用モジュラージャック
104 切換えスイッチ
105 表示部
106 ボタン
200 回路モジュール
210 メインIC
211 CPU
212 PLC・MACブロック
213 OLE_LINK2PLC・PHYブロックOLE_LINK2
220 AFE IC
221 DAC
222 ADC
223 VGA
230 イーサネットPHY・IC
240 メモリ
251 LPF
252 ドライバIC
260 BPF
270 カプラ
271 コイルトランス
272a、272b カップリング用コンデンサ
281 AMP・IC
282 ADC・IC
300 スイッチング電源
400 電源プラグ
500 コンセント
600 電源ケーブル
700、700A、700B、700C 電力線
1500A、1500B、1500C 電力線通信装置
1510A、1510B、1510C コンセント
1520A、1520B 家電

Claims (19)

  1. 複数のパラメータにより送信制御可能な電力線通信装置であって、
    第1所定値である第1パラメータおよび第2所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、電力線を介して、他の電力線通信装置との間で通信可能状態とするための所定の登録処理を実行する登録処理部と、
    前記所定の登録処理に失敗した場合、第1パラメータを通信可能距離が長くなるように第3所定値へ変更し、かつ、第2パラメータを通信可能距離が短くなるように第4所定値へ変更するパラメータ制御部と
    を有し、
    前記登録処理部は、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記第3所定値である第1パラメータおよび第4所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、前記所定の登録処理を再実行する
    電力線通信装置。
  2. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を増大し、かつ、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を増大する
    電力線通信装置。
  3. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を低減し、かつ、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を低減する
    電力線通信装置。
  4. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を増大し、かつ、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を増大する
    電力線通信装置。
  5. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記送信データを送信するためのキャリアに重畳する情報量を低減し、かつ、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を低減する
    電力線通信装置。
  6. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を増大し、かつ、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を低減する
    電力線通信装置。
  7. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記送信データに含まれる誤り訂正情報の情報量を低減し、かつ、前記送信データを構成する送信信号の信号強度を増大する
    電力線通信装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電力線通信装置であって、
    前記送信データは、当該電力線通信装置を識別するための識別データを含む
    電力線通信装置。
  9. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記所定の登録処理を開始時から所定時間が経過するまでに前記所定の登録処理が成功しなかった場合、前記パラメータを変更する
    電力線通信装置。
  10. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記パラメータを変更させるためのモード変更通知を送信するモード変更通知部を有する
    電力線通信装置。
  11. 請求項10に記載の電力線通信装置であって、
    前記モード変更通知部は、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記パラメータの変更を所定時間待機させるための時間情報を含む前記モード変更通知を送信し、
    前記パラメータ制御部は、前記モード変更通知時から所定時間が経過した後に、前記パラメータを変更する
    電力線通信装置。
  12. 請求項10に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記第1パラメータを第3所定値よりも通信可能距離が長くなる第5所定値に設定すること、前記第2パラメータを第2所定値よりも通信可能距離が長くなる第6所定値に設定すること、の少なくとも一方を実行し、
    前記モード変更通知部は、前記第5所定値である第1パラメータおよび第6所定値である第2パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記モード変更通知を送信する
    電力線通信装置。
  13. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、更に、
    前記パラメータを変更するためのモード変更通知を受信するモード変更通知受信部を有し、
    前記パラメータ制御部は、前記所定の登録処理に失敗した場合、前記モード変更通知に基づいて、前記パラメータを変更する
    電力線通信装置。
  14. 請求項13に記載の電力線通信装置であって、
    前記モード変更通知受信部は、前記パラメータの変更を所定時間待機するための時間情報を含む前記モード変更通知を受信し、
    前記パラメータ制御部は、前記モード変更通知時から前記所定時間が経過した後、前記パラメータを変更する
    電力線通信装置。
  15. 請求項13に記載の電力線通信装置であって、
    前記パラメータ制御部は、前記モード変更通知受信部によって前記モード変更通知を受信した際、前記パラメータを変更する
    電力線通信装置。
  16. 請求項1に記載の電力線通信装置であって、
    前記所定の登録処理に成功した場合に、その旨を示す情報を表示する表示部を有する
    電力線通信装置。
  17. 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の電力線通信装置であって、
    前記所定の登録処理に失敗した場合、その旨を示す情報を表示する表示部を有する
    電力線通信装置。
  18. 請求項1ないし17のいずれか1項に記載の電力線通信装置が、複数、電力線に接続された電力線通信システム。
  19. 複数のパラメータにより送信制御可能な電力線通信装置において、
    第1所定値である第1パラメータおよび第2所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、電力線を介して、他の電力線通信装置との間で通信可能状態とするための所定の登録処理を実行するステップと、
    前記所定の登録処理に失敗した場合、第1パラメータを通信可能距離が長くなるように第3所定値へ変更し、かつ、第2パラメータを通信可能距離が短くなるように第4所定値へ変更するステップと、
    前記所定の登録処理に失敗した場合、前記第3所定値である第1パラメータおよび第4所定値である第2パラメータに基づく送信データを用いて、前記所定の登録処理を再実行するステップと
    を有する登録処理方法。
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