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JP5083543B2 - 移動ロボットの走行領域判別装置及び走行領域判別方法 - Google Patents

移動ロボットの走行領域判別装置及び走行領域判別方法 Download PDF

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JP5083543B2 JP2008012551A JP2008012551A JP5083543B2 JP 5083543 B2 JP5083543 B2 JP 5083543B2 JP 2008012551 A JP2008012551 A JP 2008012551A JP 2008012551 A JP2008012551 A JP 2008012551A JP 5083543 B2 JP5083543 B2 JP 5083543B2
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Description

本発明は、自律して走行する移動ロボットの走行経路を決める段階において、移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けするのに用いられる走行領域判別装置及び走行領域判別方法に関するものである。
従来、上記したような走行領域判別方法としては、例えば、1軸スキャンタイプのレーザレンジファインダを用いて外界データを取得し、このレーザレンジファインダで得たデータを統計処理することで平滑な領域を検出して走行可能領域とすると共に、平滑な領域に対して高さのある領域を検出して障害による走行不能領域とするようにした手法がある(特許文献1参照)。
また、レーザレンジファインダやCCDカメラや接触センサや超音波センサなどのセンサを複数用いて外界データを取得し、これらのデータに基づいて平坦で走行に差し支えない領域及び凹凸のある走行不能領域を判別するようにした手法がある(特許文献2参照)ほか、屋内において各種センサで3次元データを取得し、これらの3次元データの形状の特徴量(特に形状の高さ方向の特徴量)と、あらかじめ設定された障害物モデルとを比較して障害物を検出する、いわゆる特徴量のパターンマッチングを用いて障害物を検出するようにした手法がある(特許文献3参照)。
特開2000-075032号公報 特許第02769972号公報 特開2004-326264号公報
ところが、上記した従来の走行領域判別方法において、レーザレンジファインダなどのセンサで取得した形状情報から得られるさまざまな特徴について、閾値を用いて高さや勾配などの判別を行う場合には、その閾値の決定が煩雑であるのに加えて、それぞれの特徴量同士の相関関係を判別に反映させることが非常に困難である。
とくに、屋外の不整地環境では、既知障害物モデルとのパターンマッチングによる障害物検出は困難であるという問題を有しており、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上述した従来の課題に着目してなされたもので、屋外で移動ロボットを自律走行させる場合において、簡単な条件設定のみで走行可能領域であるか否かの判別が可能であり、例えば、河原などの道路地図がない未整備の環境で自律走行させる場合においても、轍などの微かな車両通過跡に沿った道なり走行を行わせることが可能であり、加えて、判別を行う際のデータ処理において、収束演算を行わない分だけ計算コストを低減することができると共に、リアルタイムな処理を行うことが可能である走行領域判別装置及び走行領域判別方法を提供することを目的としている。
本発明者らは、水平ラインスキャンタイプの1軸レーザレンジファインダにより取得される計測対象の断面プロファイル形状データから複数の幾何的な特徴量を抽出し、これらの特徴量に対して、機械学習(教師付き学習を用いた分類器)を適用することによって、複雑な地形においても、容易に走行可能な領域、例えば、轍などの微かな車両通過跡と、それ以外の領域とに分類して、移動ロボットに車両通過跡に沿った道なり走行を行わせ得ることを見出した。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、自律して走行する移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けする走行領域判別装置であって、レーザ光を走査して前記移動ロボットの前方側の形状データを取得するレーザレンジファインダと、このレーザレンジファインダで得たセンサ座標系データを直交座標系データへ変換する座標変換手段を具備した外界計測部と、事前データメモリを具備して、この事前データメモリに格納した事前データと前記外界計測部で得た形状データの幾何的な特徴量とから、前記移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理する処理部を備え、前記処理部の事前データメモリに格納した事前データは、前記外界計測部を具備した車両を実際に走行させてそのレーザレンジファインダにより取得した形状データの複数の幾何的な特徴量と、このレーザレンジファインダにより取得した形状データをマッピングした2次元地図上において分類された走行可能領域及び走行不能領域の分類結果とから成り、前記処理部では、自律して走行する前記移動ロボット上において前記外界計測部で得た形状データの複数の幾何的な特徴量に対して、前記事前データメモリに格納した前記事前データを教師データとする収束演算を用いない分類器を適用して、前記移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理すると共に、特に走行領域が屋外不整地である場合に、轍などの微かな車両通過跡に沿った経路を走行可能領域として処理する構成としたことを特徴としており、この移動ロボットの走行領域判別装置の構成を前述の従来の課題を解決するための手段としている。
また、本発明の請求項2に係る移動ロボットの走行領域判別装置において、前記処理部は、前記外界計測部で得た形状データの複数の幾何的な特徴量の値に対して、対数をとった値を用いて前記区分け処理を行う構成としている。
一方、本発明の請求項に係る発明は、自律して走行する移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けする走行領域判別方法であって、車両を実際に走行させてこの車両に搭載したレーザレンジファインダにより取得した形状データから抽出した複数の幾何的な特徴量と、前記レーザレンジファインダにより取得した形状データをマッピングした2次元地図上において分類された走行可能領域及び走行不能領域の分類結果とから成る事前データをあらかじめ作成し、前記移動ロボットを走行させる時点において、この移動ロボットに搭載したレーザレンジファインダからレーザ光を走査して該移動ロボットの前方側の形状データを取得すると共に、このレーザレンジファインダで得たセンサ座標系データを直交座標系データへ変換した後、前記移動ロボットのレーザレンジファインダで得た形状データから抽出した複数の幾何的な特徴量に対して、あらかじめ作成した前記事前データを教師データとする収束演算を用いない分類器を適用して前記移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けし、特に走行領域が屋外不整地である場合において、轍などの微かな車両通過跡に沿った経路を走行可能領域として処理する構成としたことを特徴としており、この移動ロボットの走行領域判別方法の構成を前述の従来の課題を解決するための手段としている。
また、本発明の請求項に係る移動ロボットの走行領域判別方法は、前記外界計測部で得た形状データの複数の幾何的な特徴量の値に対して、対数をとった値を用いて前記区分け処理を行う構成としている。
この場合、外界計測部としては、移動ロボットの前方側の形状データを取得する水平ラインスキャンタイプの1軸レーザレンジファインダに加えて、3Dスキャンタイプの2軸レーザレンジファインダを用いることができるほか、例えば、ステレオカメラを用いることができる。
また、移動ロボットの自己位置を求めて上記外界計測部による計測地点を明確化する自己位置計測手段として、例えば、デッドレコニングやGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を用いることができる。
本発明に係る移動ロボットの走行領域判別装置及び移動ロボットの走行領域判別方法では、それぞれ上記した構成としたから、屋外で移動ロボットを自律走行させる場合において、簡単な条件設定のみで移動ロボットの前方側の領域が走行可能領域であるか否かを判別することができ、例えば、河原などの道路地図のない未整備の環境で自律走行させる場合においても、轍などの微かな車両通過跡に沿った道なり走行を行わせることが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
また、判別を行う際のデータ処理において、収束演算を行わない分だけ計算コストを低減することができると共に、リアルタイムな処理を行うことが可能であり、加えて、外界計測部で得た形状データの複数の幾何的な特徴量の値に対して、対数をとった値を用いて区分け処理を行うようになせば、走行可能領域及び走行不能領域における特徴量の値の分布について、分散が同じ規模の正規分布として現わすことができるという非常に優れた効果がもたらされる。
以下、本発明に係る移動ロボットの走行領域判別装置及び走行領域判別方法を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明に係る移動ロボットの走行領域判別装置の一実施形態を示しており、この実施形態では、移動ロボットが車両タイプである場合を例に挙げて説明する。
図1及び図2に示すように、この走行領域判別装置1は、レーザ光を走査して移動ロボットRの前方側の形状データを取得する水平ラインスキャンタイプの1軸レーザレンジファインダ11,3Dスキャンタイプの2軸レーザレンジファインダ12及び1軸レーザレンジファインダ11で得たセンサ座標系データを鉛直上向きを1軸とする直交座標系データへ変換するデータを供するバーチカルジャイロ(座標変換手段)13を具備した外界計測部10と、デッドレコニング用のホイルオドメータ21,ヨーレートセンサ22及びGPS23を具備して、移動ロボットRの自己位置を求める自己位置計測部20と、外界計測部10で得た外界データ及び自己位置計測部20で得た自己位置データが入出力回路2を介して入力される処理部30と、この処理部30とLAN3を介して接続する地図作成部40を備えている。
この場合、外界計測部10は移動ロボットRの前端部(図2(a)左端部)に搭載され、一方、自己位置計測部20はデータ解析部30,地図作成部40及び後述する車体制御部60とともに移動ロボットRの後端部(図2(a)右端部)に搭載されており、この移動ロボットRの後端部にはGPS23用のアンテナ24が配置してある。
そして、移動ロボットRにおける車体駆動部50の操舵手段51は、ドライバ52及び入出力回路4を介して車体制御部60と接続していると共に、車体駆動部50の車速制御手段53は、コンバータ54及び入出力回路4を介して車体制御部60と接続しており、この車体制御部60には、地図作成部40からの制御信号がLAN3を介して入力されるようになっている。
上記処理部30は、図3にも示すように、事前データメモリ30aに格納した事前データと外界計測部10で得た形状データの幾何的な特徴量とから、移動ロボットRの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理する障害物検出モジュール30Aを有していると共に、自己位置計測部20で得た車速やヨーレート等による自己位置データに基づいて自己位置推定結果を生成する自己位置情報生成モジュール30Bを有している。
ここで、処理部30の事前データメモリ30aに格納してあるあらかじめ作成された事前データは、外界計測部10を具備した車両を実際に走行させてそのレーザレンジファインダ11,12により取得した形状データの複数の幾何的な特徴量と、このレーザレンジファインダ11,12により取得した形状データをマッピングした2次元地図上において人為的に分類された走行可能領域及び走行不能領域の分類結果とから成っており、処理部30では、移動ロボットRの外界計測部10で得た形状データの複数の幾何的な特徴量に対して、事前データを教師データとする分類器を適用して、移動ロボットRの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理するようにしている。
また、上記地図作成部40は、処理部30から得た走行可能領域及び障害による走行不能領域の判別情報に基づいてベース地図を作成する地図作成モジュール40Aを有していると共に、この地図作成モジュール40Aで作成されたベース地図に基づいて移動ロボットRの走行経路を決める走行経路決定モジュール40Bを有している。
上記した走行領域判別装置1では、外界計測部10において、1軸レーザレンジファインダ11で得たセンサ座標系データをバーチカルジャイロ13からの姿勢情報を用いて鉛直上向きを1軸とする直交座標系データへ変換しているが、1軸レーザレンジファインダ11及びバーチカルジャイロ13はいずれも雲台6に固定されているので、変換に用いる座標変換行列は、1軸レーザレンジファインダ11及びバーチカルジャイロ13の相対的な姿勢よりあらかじめ決定しておく。
これにより、移動ロボットRの揺動によるセンサ光軸の揺れが発生した場合における鉛直方向を基準とした座標系での処理が可能であり、1軸レーザレンジファインダ11の一走査データ内では、鉛直方向を基準とした相対的な高さ成分の比較が可能である。なお、移動ロボットRの上下方向の並進動作は、現実的に計測不可能であることから、異なるタイミングで取得したデータ(高さ方向の値)相互の比較は行わない。
また、処理部30の事前データメモリ30aに格納した事前データにおいて、これを構成する形状データの幾何的な特徴量には、以下に示すような四つの特徴量を用いた。
ア.近傍領域の凹凸
1軸レーザレンジファインダ11の一走査ライン内において、隣接するデータ間における高さ方向の差の絶対値
イ.曲率
1レーザレンジファインダ11の一走査ライン内において、互いに隣接する三点のデータ間における高さ方向の2階差分値の絶対値
ウ.乱雑さ(凹凸の分散値)
1軸レーザレンジファインダ11の一走査ライン内において、互いに隣接する六点程度のデータの2次関数フィッティング後における曲線からの分散
エ.移動ロボットの前方側を平面と仮定した場合の距離値と実測値との差
図4(a)に示す移動ロボットの前方側が平面であると仮定した場合の距離値L1と、図4(b)に示す路肩に高さのある障害物Sが存在する場合の実測値L2との差の絶対値。
上記四つの特徴量(ア)〜(エ)のうちの特徴量(ア)〜(ウ)は、路面の勾配に大きな影響を受けない。特徴量(エ)については、路面の勾配の変化、例えば、上り坂の入り口における勾配の変化では誤差要因となるが、それ以外においては走行可能領域を特徴付けるよい指針となる。
さらに、処理部30の事前データメモリ30aに格納した事前データは、その作成に際して、まず、走行が想定される環境において前記外界計測部10を具備した車両を実際に走行させて、そのレーザレンジファインダ11,12により形状データを取得し、図5に示すように、この形状データ(高さ情報)をGPSなどによる自己位置情報に基づいて2次元の地図データにマッピングする。図5において、黒色部分が低位置Lo、白色部分が高位置Hi、灰色部分が未計測位置Mである。
次いで、上記車両を実際に走行させた際の静止画又は動画に基づいて、図6に示すように、2次元の地図データ上で人の判断により走行可能領域及び走行不能領域にそれぞれ着色して色分けする。図6において、白色部分が走行可能領域G、黒色部分が走行不能領域NGである。
そして、区分した部分において、上記レーザレンジファインダ11,12による形状データの計測がなされた部位では、この形状データから上述した四つの幾何的な特徴量(ア)〜(エ)を抽出しており、これらの幾何的な特徴量(ア)〜(エ)と、2次元地図上における走行可能領域及び走行不能領域の分類結果とを組み合わせることで、走行可能領域及び走行不能領域に分類した事前データが作成される。
なお、人の判断により、2次元の地図データ上において走行可能領域及び走行不能領域を区分けするに際して、例えば、轍と草との境界部分などについては、走行可能領域及び走行不能領域の各データが混在しているため、敢えて区分けを見送ることで、取得されるデータの分離性の向上を図っている。
この実施形態では、上述したように、処理部30において、事前データを教師データとする分類器を用いるようにしているが、ここで、教師データ(事前データ)の構成要素として取得した特徴量(ア)について、図7に示すように、その統計をヒストグラムとして表した。この特徴量(ア)は、過去に車両が複数回通過することにより生じた轍及びその周囲の草むらにおいて取得した値である。
このヒストグラムから、走行可能領域及び走行不能領域における特徴量(ア)の値の分布について、走行可能領域では段差などが小さな値として集中しており、一方、走行不能領域では段差などが小さい値から大きな値までの広い分布をとっていることが判るが、単純な閾値による区別は困難である。
次に、図8に示すように、特徴量(ア)の値に対数をとって、改めてヒストグラムを作成した。
このヒストグラムから、走行可能領域及び走行不能領域において、それぞれ平均値が独立していて、分散が同じ規模の正規分布として現れていることが判る。この理由として、未整備の自然界に生じた走行可能領域及び走行不能領域に含まれる凹凸の高低差のオーダーが異なることが挙げられ、具体的には、轍の領域における凹凸が高低差数十mm程度のランダムな構造であるのに対して、それ以外の草むら等の領域における凹凸が高低差数百mm程度のランダムな構造をとっていることが挙げられる。
分類すべきデータの統計量をあわせることは、特に数値計算を行う際に、丸め誤差を防ぐうえで重要である。また、学習モデルとしてもっとも平易な正規分布を仮定したモデルを適用するうえで分類性能が向上する。つまり、このような分布を持つ特徴量が複数種類取得可能であれば、機械学習により正解率の高い分類が可能である。
そこで、この実施形態では、走行可能領域及び走行不能領域の各クラスが、上記のようにして前処理を行うことで各特徴量(ア)〜(エ)の混合正規分布で表されると仮定し、処理部30の分類器 (機械学習手法)として以下に示すベイズの公式(式(1))を用いた。
(式1)
このベイズの公式において、事後確率を計算することができ、ここで、Cは走行可能領域及び走行不能領域の2クラスであり、Dは4次元の特徴量ベクトルである。
各クラスにおける事前データの計測において、特徴量の確率分布密度が混合正規分布であると仮定した場合の確率は、以下の式(2)で求められる。
(式2)
この式2を計算することにより、事後確率を計算することができ、ここで、μkはクラスkにおける特徴量の平均値であり、Σkはクラスkにおける共分散行列である。
したがって、事前の学習として、教師データに基づいて、それぞれのクラス毎に各特徴量の平均値μと共分散行列Σを求める。分類の際には、走行可能領域及び走行不能領域の各クラスにおいて、計測データから取得した特徴量を上記式2の特徴量ベクトルDに代入し、確率P(D|C)が大きい方のクラスが推定されるクラスとなる。
外界計測部10で得た形状データに対して、事前の学習により構成した分類器を用いて、移動ロボットRの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理した結果を図9に示す。図9において、白色部分が走行可能領域G、黒色部分が走行不能領域NGである。
上記ベイズの公式を用いるような分類手法を行う際のデータ処理は、収束演算を行わない分だけ計算コストを低減することができると共に、リアルタイムな処理を行うことが可能である。
上記した走行領域判別装置1では、1軸レーザレンジファインダ11により計測された局所的な形状データのみから走行可能領域及び障害による走行不能領域を分類しているので、走行可能領域である走行路の中央に生えた草などのように、走行可能領域の範囲内に細かな走行不能領域が存在することがある。
このような場合には、走行可能領域が連続的に広がっていると仮定して、走行可能領域に囲まれた小さな走行不能領域を、例えば、メジアンフィルタを用いて、ノイズとして除去処理してもよく、これにより、事前の地図(経路情報)の存在しない自然発生的な轍についても、それらを検出して走行すべきルートであると判断することができ、轍に沿った道なり走行が可能になる。
また、このようなノイズ処理によって、実際の障害物まで除去してしまう可能性も残されているが、その際には、走行可能領域と判定した1軸レーザレンジファインダ11の形状データから、改めて凹凸や勾配などの走行に関係する情報を抽出することにより、詳細なパスプランや速度制御が可能となる。
そして、この走行領域判別装置1では、学習データを取得した環境(例えば、河原)と、移動ロボットが走行する環境(例えば、林道)が異なる場合であったとしても、同程度の分類性能が得られる。
次に、上記した移動ロボットRの走行経路決定用地図の作成要領を説明する。
まず、走行領域判別装置1の処理部30における障害物検出モジュール30Aは、外界計測部10から得た形状データ及び自己位置計測部20から得た車速やヨーレート等による自己位置データに基づいて、走行可能領域及び障害による走行不能領域の判別処理を行う。
具体的には、レーザレンジファインダ11により得られた形状データの複数の幾何的な特徴量に対して、事前データメモリ30aに格納した事前データを教師データとする分類器を適用して、移動ロボットRの前方側の領域において、自然発生的な轍を走行可能領域と判定し、それ以外の領域を障害による走行不能領域と判定する。
一方、処理部30における自己位置推定のための自己位置計測部20で得た車速やヨーレート等による自己位置データを受け取る自己位置情報生成モジュール30Bは、これらの自己位置データを受け取った時点で、自己位置推定結果を生成する。具体的には、車速度とヨーレートとの積分によるデッドレコ情報を生成する。
次いで、地図作成部40の地図作成モジュール40Aでは、処理部30から得た走行可能領域及び障害による走行不能領域の判別情報に基づいて、整合性のあるベース地図を連続的に作成する。
続いて、走行経路決定モジュール40Bでは、地図作成モジュール40Aで作成したベース地図に基づいて走行経路を決定して指令信号を車体制御部60に出力し、車体制御部60において操舵角度及び速度を決定して車体駆動部50の操舵手段51及び車速制御手段53に制御信号を出力すると、移動ロボットRの轍に沿った道なり走行が成されることとなる。
したがって、上記した走行領域判別装置1では、簡単な条件設定のみで移動ロボットの前方側の領域が走行可能領域であるか否かを判別することができ、未整備の環境で自律走行させる場合には、轍などの微かな車両通過跡に沿った道なり走行を行わせることが可能である。
上記した走行領域判別装置1では、外界計測部10が、1軸レーザレンジファインダ11,3軸レーザレンジファインダ12及びバーチカルジャイロ13を具備している場合を示したが、外界計測部10の1軸レーザレンジファインダ11以外の構成や配置はこれに限定されるものではない。
また、上記した走行領域判別装置及び走行領域判別方法では、処理部30の事前データメモリ30aに格納した事前データにおいて、これを構成する形状データの幾何的な特徴量として、四つの特徴量(ア)〜(エ)を用いたが、これらに限定されるものではなく、走行可能領域及び走行不能領域において互いに統計の差異が見られるものであれば、それを用いることが可能である。
さらに、上記した走行領域判別装置及び走行領域判別方法では、事前データを構成する形状データの幾何的な特徴量として、1軸レーザレンジファインダ11の測距データを用いたが、これに限定されるものではなく、測距データ以外にも、1軸レーザレンジファインダ11の反射強度データを併用することができるほか、画像やその他の外界センサによるデータを併用することが可能である。
さらにまた、上記した走行領域判別装置及び走行領域判別方法では、走行可能領域及び走行不能領域の各クラスが、各特徴量(ア)〜(エ)の混合正規分布で表されると仮定して、処理部30の分類器 (機械学習手法)にベイズの公式を用いたが、これに限定されるものではなく、多層パーセプトロンやサポートベクターマシン等の分類器を用いることが可能であり、分類器として、サポートベクターマシンなどのより一層分類性能の高いものを用いた場合には、1軸レーザレンジファインダ11の近傍数点の生データを特徴量としてそのまま用い得ると考えられる。
さらにまた、上記した走行領域判別装置及び走行領域判別方法の発展形として、自動的に教師データを取得する(オンライン学習)などが考えられる。
さらにまた、上記した一実施形態では、移動ロボットが車両タイプである場合を示したが、これに限定されるものではない。
本発明に係る移動ロボットの走行領域判別装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1における走行領域判別装置を搭載した移動ロボットの側面説明図(a)及び外界計測部のレイアウト説明図(b)である。 図1における走行領域判別装置の制御フローを示すブロック図である。 図1における走行領域判別装置において移動ロボットの前方側が平面であると仮定した場合の距離値を示す平面説明図(a)及び移動ロボットの前方側路肩に高さのある障害物が存在する場合の実測値を示す平面説明図(b)である。 事前データ作成時において実際に走行させる車両に搭載したレーザレンジファインダにより取得した形状データを自己位置情報に基づいてマッピングした状態の2次元地図のデータ説明図である。 事前データ作成時において2次元地図データ上で走行可能領域及び走行不能領域に色分けした状態の2次元地図のデータ説明図である。 走行可能領域及び走行不能領域における特徴量である近傍領域の凹凸の分布を示すヒストグラムである。 走行可能領域及び走行不能領域における特徴量である近傍領域の凹凸の値に対数をとって示すヒストグラムである。 図1における走行領域判別装置を用いて移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び走行不能領域に区分け処理した際の結果説明図である。
符号の説明
1 移動ロボットの走行領域判別装置
10 外界計測部
11 1軸レーザレンジファインダ
13 バーチカルジャイロ(座標変換手段)
30 処理部
30a 事前データメモリ
G 走行可能領域
NG 走行不能領域
R 移動ロボット

Claims (4)

  1. 自律して走行する移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けする走行領域判別装置であって、
    レーザ光を走査して前記移動ロボットの前方側の形状データを取得するレーザレンジファインダと、このレーザレンジファインダで得たセンサ座標系データを直交座標系データへ変換する座標変換手段を具備した外界計測部と、
    事前データメモリを具備して、この事前データメモリに格納した事前データと前記外界計測部で得た形状データの幾何的な特徴量とから、前記移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理する処理部を備え、
    前記処理部の事前データメモリに格納した事前データは、前記外界計測部を具備した車両を実際に走行させてそのレーザレンジファインダにより取得した形状データの複数の幾何的な特徴量と、このレーザレンジファインダにより取得した形状データをマッピングした2次元地図上において分類された走行可能領域及び走行不能領域の分類結果とから成り、
    前記処理部では、自律して走行する前記移動ロボット上において前記外界計測部で得た形状データの複数の幾何的な特徴量に対して、前記事前データメモリに格納した前記事前データを教師データとする分類器を適用して、前記移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分け処理すると共に、特に走行領域が屋外不整地である場合に、轍などの微かな車両通過跡に沿った経路を走行可能領域として処理する
    ことを特徴とする移動ロボットの走行領域判別装置。
  2. 前記処理部は、前記外界計測部で得た形状データの複数の幾何的な特徴量の値に対して、対数をとった値を用いて前記区分け処理を行う請求項1に記載の移動ロボットの走行領域判別装置。
  3. 自律して走行する移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けする走行領域判別方法であって、
    車両を実際に走行させてこの車両に搭載したレーザレンジファインダにより取得した形状データから抽出した複数の幾何的な特徴量と、前記レーザレンジファインダにより取得した形状データをマッピングした2次元地図上において分類された走行可能領域及び走行不能領域の分類結果とから成る事前データをあらかじめ作成し、
    前記移動ロボットを走行させる時点において、この移動ロボットに搭載したレーザレンジファインダからレーザ光を走査して該移動ロボットの前方側の形状データを取得すると共に、このレーザレンジファインダで得たセンサ座標系データを直交座標系データへ変換した後、
    前記移動ロボットのレーザレンジファインダで得た形状データから抽出した複数の幾何的な特徴量に対して、あらかじめ作成した前記事前データを教師データとする分類器を適用して前記移動ロボットの前方側の領域を走行可能領域及び障害による走行不能領域に区分けし、特に走行領域が屋外不整地である場合において、轍などの微かな車両通過跡に沿った経路を走行可能領域として処理する
    ことを特徴とする移動ロボットの走行領域判別方法。
  4. 前記レーザレンジファインダで得た形状データの複数の幾何的な特徴量の値に対して、対数をとった値を用いて前記区分け処理を行う請求項に記載の移動ロボットの走行領域判別方法。
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