JP5082288B2 - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents
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Description
る。
時点t2からの経過時間が第1時間T1を経過した場合には、次にチャンバ1内の圧力とRAMに記憶された異常放電危険圧P3を比較し(ST9)、チャンバ1内が異常放電危険圧P3まで減圧された時点で高周波電源23の出力を上げて対向電極間に本放電を発生させる(ST10)。本放電により対向電極間に存在するガスが電離してプラズマ状態に遷移し、対向電極間に配置された基板2にプラズマ処理が施される。一般に異常放電危険圧P3以下の低圧下においては放電が発生しにくいが、既に発生させた予備放電が安定した状態となっているので、高周波電源23の出力を上げると本放電にスムーズに移行する。また、本放電を発生させるための高周波電源23の出力は高出力であるが、チャンバ1内部の圧力は異常放電危険圧P3以下に減圧され、また予備放電が安定した状態にあるので異常放電は発生しにくくなっている。
2 基板
4 蓋
8 電極
11 真空ポンプ
13 真空バルブ
15 エアゲージ
16 ベントバルブ
17 ガスボンベ
19 マスフローコントローラ
23 高周波電源
30 制御部
P1 ガス供給開始圧
P2 予備放電開始圧
P3 異常放電危険圧
T1 第1時間
T2 第2時間
Claims (10)
- 密閉空間を形成するチャンバと、
前記密閉空間の圧力を調整する圧力調整手段と、
前記密閉空間にプラズマ発生用のガスを供給するガス供給手段と、
前記密閉空間の圧力を検出する検圧手段と、
前記密閉空間に配置され、接地電極と電圧印加電極からなる対向電極と、
前記電圧印加電極に高周波電圧を印加して前記対向電極間に予備放電および本放電を選択的に発生させる高周波電源と、
前記密閉空間の圧力に基づいて前記ガス供給手段と前記高周波電源を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段が、前記密閉空間が大気圧より低いガス供給開始圧まで減圧された時点で前記密閉空間にプラズマ発生用のガスの供給を開始させ、前記密閉空間が前記ガス供給開始圧より低い予備放電開始圧まで減圧された時点で前記対向電極間に予備放電を発生させ、前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧された時点で前記対向電極間に本放電を発生させて前記ガスをプラズマ状態に遷移させるものであり、
前記予備放電を発生させた時点からの経過時間を計測する計時手段をさらに備え、
前記制御手段が、前記予備放電を発生させた時点から所定時間を経過した時点で前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧されていない場合に、前記予備放電を停止させるプラズマ処理装置。 - 前記予備放電を発生させるための前記高周波電源の出力が、前記本放電を発生させるための前記高周波電源の出力の20パーセント以下である請求項1記載のプラズマ処理装置。
- 前記予備放電を発生させるための前記高周波電源の出力が100W以下である請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
- 密閉空間を形成するチャンバと、
前記密閉空間の圧力を調整する圧力調整手段と、
前記密閉空間にプラズマ発生用のガスを供給するガス供給手段と、
前記密閉空間の圧力を検出する検圧手段と、
前記密閉空間に配置され、接地電極と電圧印加電極からなる対向電極と、
前記電圧印加電極に高周波電圧を印加して前記対向電極間に予備放電および本放電を選択的に発生させる高周波電源と、
前記予備放電を発生させた時点からの経過時間を計測する計時手段と、
前記密閉空間の圧力と前記経過時間に基づいて前記ガス供給手段と前記高周波電源を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段が、前記密閉空間が大気圧より低いガス供給開始圧まで減圧された時点で前記密閉空間にプラズマ発生用のガスの供給を開始させ、前記密閉空間が前記ガス供給開始圧より低い予備放電開始圧まで減圧された時点で前記対向電極間に予備放電を発生させ、前記予備放電を発生させた時点からの経過時間が第1時間を超えるとともに前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧された時点で前記対向電極間に本放電を発生させて前記ガスをプラズマ状態に遷移させるプラズマ処理装置。 - 前記制御手段が、前記予備放電を発生させた時点から前記第1時間より長い第2時間を経過した時点で前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧されていない場合に、前記予備放電を停止させる請求項4記載のプラズマ処理装置。
- 前記予備放電を発生させるための前記高周波電源の出力が、前記本放電を発生させるための前記高周波電源の出力の20パーセント以下である請求項4または5記載のプラズマ処理装置。
- 前記予備放電を発生させるための前記高周波電源の出力が100W以下である請求項4乃至6の何れかに記載のプラズマ処理装置。
- 密閉空間にプラズマ処理の対象となるワークを搬入する工程と、
前記ワークが搬入された前記密閉空間を減圧する工程と、
前記密閉空間が大気圧より低いガス供給開始圧まで減圧された時点で前記密閉空間にプラズマ発生用のガスを供給する工程と、
前記密閉空間が前記ガス供給開始圧より低い予備放電開始圧まで減圧された時点で前記密閉空間に予備放電を発生させる工程と、
前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧された時点で前記密閉空間に本放電を発生させて前記ガスをプラズマ状態に遷移させることにより前記ワークにプラズマ処理を施す工程と、
を含み、
前記予備放電を発生させた時点から所定時間を経過した時点で前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧されていない場合に、前記予備放電を停止させるプラズマ処理方法。 - 密閉空間にプラズマ処理の対象となるワークを搬入する工程と、
前記ワークが搬入された前記密閉空間を減圧する工程と、
前記密閉空間が大気圧より低いガス供給開始圧まで減圧された時点で前記密閉空間にプラズマ発生用のガスを供給する工程と、
前記密閉空間が前記ガス供給開始圧より低い予備放電開始圧まで減圧された時点で前記密閉空間に予備放電を発生させる工程と、
前記予備放電を発生させた時点からの経過時間が第1時間を超えるとともに前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧された時点で前記密閉空間に本放電を発生させて前記ガスをプラズマ状態に遷移させることにより前記ワークにプラズマ処理を施す工程と、
を含むプラズマ処理方法。 - 前記予備放電を発生させた時点から前記第1時間より長い第2時間を経過した時点で前記密閉空間が予備放電開始圧より低い異常放電危険圧まで減圧されていない場合に、前記予備放電を停止させる請求項9記載のプラズマ処理方法。
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