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JP5072076B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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JP5072076B2 JP2007116915A JP2007116915A JP5072076B2 JP 5072076 B2 JP5072076 B2 JP 5072076B2 JP 2007116915 A JP2007116915 A JP 2007116915A JP 2007116915 A JP2007116915 A JP 2007116915A JP 5072076 B2 JP5072076 B2 JP 5072076B2
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Description

本発明は、病院などで患者からの要求に応じて医療従事者などを呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムでは、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機及び看護師などの医療従事者の居るナースステーションなどに設置されたナースコール親機を有線や無線などにより接続している。また、ナースコール子機及びナースコール親機は、廊下灯や制御機などを介して接続されている。さらに、医療従事者が携行するPHS(Personal Handyphone System)端末とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを組み合わせることにより、補助的なナースコール親機(以下、ナースコール副親機と記載する)としてPHSを使用するナースコールシステムも提案されている。
患者がナースコールシステムを用いて呼び出しを行う場合に、患者の状況に応じて様々な種類の呼び出しの種類が存在する。例えば、患者の生命に関わるような場合や、患者が水を飲みたい場合、患者が回診時間を確認したい場合、患者がトイレに行きたい場合などの患者からの呼び出しに対しては、看護師などの資格を持つ医療従事者が対応する必要がある。一方、患者が単なる日常会話や相談などの話し相手を欲する場合や、患者が売店で販売している商品を購入したい場合などの呼び出しに対しては、必ずしも看護師などの資格を持つ医療従事者が対応する必要は無い。
しかしながら、従来のナースコールシステムによる呼び出しが行われた場合には、医療従事者が居るナースステーションに設置されたナースコール親機が呼び出しに対して音を鳴らすなどして報知を行うため、全ての呼び出しに対して看護師などの資格を有する医療従事者が対応している。
ここで、複数のナースコール副親機が存在する場合には、患者毎に呼び出しに対応するナースコール副親機を設定することができるナースコールシステムが知られている。このようなナースコールシステムでは、患者からの呼び出しに対して鳴動するナースコール副親機が設定されているため、その他のナースコール副親機が鳴動することはない。しかしながら、そのような場合でも、患者からの呼び出しに対して鳴動したナースコール副親機を携行している医療従事者が応答できるとは限らないため、ナースステーションに設置されたナースコール親機による報知を行うようにしている。
このように、全ての呼び出しに対して看護師などの資格を有する医療従事者が対応してしまう現状では、医療従事者に対して負担がかかってしまうという問題があった。また、患者は、医療従事者に気兼ねしてナースコールシステムによる呼び出しを行うことができなくなってしまうという問題があった。
ところで、緊急性を要する呼び出しである緊急(通常)の呼び出しと、緊急性を要さない呼び出しである不急(ついで)の呼び出しとを区別して医療従事者を呼び出す技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2など)。これらの技術では、緊急呼び出し時には、ナースコール親機のスピーカから呼び出し音を鳴らすとともに、緊急呼び出しが行われたナースコール子機に対応する患者の表示を変化(例えば、ランプを点滅させるなど)させるようにしている。一方、不急呼び出し時には、ナースコール親機のスピーカから呼び出し音を鳴らさずに、不急呼び出しが行われたナースコール子機に対応する患者の表示を変化(例えば、ランプを点灯させるなど)させるようにしている。
特開2000−48267号公報 特開2005−72870号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、不急の呼び出しについては、呼び出し音を鳴らさないものの、呼び出しが行われたナースコール子機に対応する患者の表示をナースコール親機にて変化させるようにしているので、医療従事者は、その表示を気にかけることとなり、ナースコール子機による呼び出しを緊急呼び出しと不急呼び出しとに分けても医療従事者の負担が軽減されないという問題があった。
ところで、患者が売店で販売している商品を購入したい場合に、タッチパネル付き表示部に表示された選択肢の中から所望の商品を選択することで、売店等で販売している商品を選択する患者用情報端末を備えたナースコール装置が知られている(例えば、特許文献3など)。
特開2002−199115号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、医療従事者を呼び出すためのナースコール呼び出し動作と売店で所望の商品を購入する際の商品購入動作とで患者用情報端末の操作方法が大きく異なるため、患者が商品購入動作を行うことが困難になってしまうという問題があった。ここで、ナースコール呼び出し動作とは、患者が手元にあるナースコール子機のボタンなどを操作して医療従事者を呼び出し、通話路が形成された後に口頭で用件を伝達する動作のことである。また、商品購入動作とは、患者用情報端末のタッチパネル付き表示部に表示された選択肢の中から所望の商品を選択することで商品を購入する動作のことである。このように、ナースコール呼び出し動作と商品購入動作とは大きく異なり、商品購入動作は、ボタンなどを操作して医療従事者に口頭で用件を伝達するナースコール呼び出し動作と比べると、患者にとって非常に面倒であった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者が医療従事者を呼び出すためのナースコール呼び出し動作と、患者が医療従事者以外の要員(例えば、売店の店員や相談相手など)を呼び出すためのその他の呼び出し動作とを類似した操作方法で実現しつつ、医療従事者に対してその他の呼び出し動作による呼び出しが行われないようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、医療従事者を呼び出すためのナースコール呼び出し操作部と医療従事者以外の要員を呼び出すためのその他呼び出し操作部とをナースコール子機に設け、ナースコール呼び出し操作部が操作された場合には、ナースコール親機および医療従事者が携行するナースコール副親機により呼び出しの報知を行い、その他呼び出し操作部が操作された場合には、医療従事者以外が携行するナースコール副親機のみにより呼び出しの報知を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ナースコール呼び出し操作部とその他呼び出し操作部とが同じナースコール子機に設けられているので、ナースコール呼び出し動作とその他の呼び出し動作とを類似した操作方法で実現することができる。また、その他の呼び出し動作については、タッチパネル付き表示部などを参照して操作する必要が無い。従って、患者は、ナースコール呼び出し動作を行うための操作と異なる複雑な操作方法を覚えることなく、その他の呼び出し動作を行うことができる。
また、その他呼び出し操作部が操作された場合には、医療従事者以外の要員が携行するナースコール副親機のみが呼び出されるので、医療従事者に対してはナースコール呼び出し動作による呼び出しのみが行われる。従って、医療従事者への負担を軽減することができる。また、看護師などの資格を持たない者に患者への対応の一部を任せることができるので、病院などは、人材不足を補うことができる。また、患者は、ナースコール呼び出し操作部とその他操作部とを使い分けることにより、医療従事者に気兼ねすることなくナースコールシステムによる呼び出しを行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10、ナースコール副親機用無線装置20、医療従事者用ナースコール副親機21、売店用ナースコール副親機22、相談員用ナースコール副親機23(売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23は、特許請求の範囲のその他要員用ナースコール副親機に該当する)を備えて構成されている。
また、ナースコール子機1は、子機用制御部2、ナースコール呼び出し操作部3、その他呼び出し操作部4、子機用インターフェース5を備えて構成されている。また、ナースコール親機10は、親機用制御部11、親機用インターフェース12、呼び出し信号判定部13、呼び出し報知部14、呼び出し先対応テーブル15、呼び出し履歴記憶部16を備えて構成されている。
図1において、ナースコール子機1は、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されており、伝送線を介してナースコール親機10に接続されている。また、ナースコール親機10は、医療従事者が在室するナースステーションなどに設置されている。ここで、ナースコール親機10には、複数のナースコール子機1が識別可能に接続されている。
また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間に廊下灯や制御機などを設けるようにしても良い。ここで、廊下灯は、病室毎に設けられており、各部屋の出入口近傍の外側の壁面などに取り付けられており、患者からの呼び出し時に点灯するなどの状態変化により呼び出しを報知する。また、制御機は、各ナースコール子機から入力した各種の信号を識別すると共に、それらの信号がどの患者からのものであるか(どのベッドからのものであるか)を特定してナースコール親機10に送信する。
また、ナースコール副親機用無線装置20は、ナースコール親機10に接続されており、医療従事者が携行する医療従事者用ナースコール副親機21、売店の店員が携行する倍転用ナースコール副親機22、相談員が携行する相談員用ナースコール副親機23を無線により接続している。
子機用制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御する。ナースコール呼び出し操作部3は、患者により医療従事者を呼び出すための操作を行うものである。ここで、ナースコール呼び出し操作部3は、ボタンなどにより構成されている。子機用制御部2は、ナースコール呼び出し操作部3が操作されると、ナースコール呼び出し信号を生成する。また、ナースコール呼び出し信号には、ナースコール子機1を識別するための子機識別情報が含まれており、この子機識別情報をナースコール親機10にて解析することで、呼び出しを行った患者を特定することができる。
その他呼び出し操作部4は、患者により医療従事者以外の要員を呼び出すための操作を行うものである。ここで、医療従事者以外の要員とは、病院内の売店の店員や患者の相談を受ける相談員などである。また、その他呼び出し操作部4は、ボタンなどにより構成されている。なお、本実施形態では、その他呼び出し操作部4の操作により売店の店員および相談員の両方を呼び出すようにしているが、これに限定されない。例えば、売店の店員を呼び出すためのその他呼び出し操作部と相談員を呼び出すためのその他呼び出し操作部とを別々に設けるようにしても良い。
子機用制御部2は、その他呼び出し操作部4が操作されると、その他呼び出し信号を生成する。また、その他呼び出し信号には、ナースコール子機1を識別するための子機識別情報が含まれており、この子機識別情報をナースコール親機10にて解析することで、呼び出しを行った患者を特定することができる。
子機用インターフェース5は、ナースコール呼び出し信号およびその他呼び出し信号をナースコール親機10に出力する。また、子機用インターフェース5は、ナースコール親機10との間で通話時の音声信号の入出力を行う。具体的には、子機用インターフェース5は、子機用制御部2により生成されたナースコール呼び出し信号およびその他呼び出し信号の出力後にナースコール親機10により通話路が形成されると、患者からの音声信号をナースコール親機10に出力するとともに、医療従事者または医療従事者以外の要員からの音声信号をナースコール親機10から入力する。
親機用制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御する。親機用インターフェース12は、ナースコール子機1からナースコール呼び出し信号およびその他呼び出し信号を入力するとともに、患者と医療従事者または医療従事者以外の要員との通話時の音声信号を入出力する。また、親機用インターフェース12は、医療従事者が携行する医療従事者用ナースコール副親機21、売店の店員が携行する倍転用ナースコール副親機22、相談員が携行する相談員用ナースコール副親機23を無線により接続するために、ナースコール副親機用無線装置20を接続している。
呼び出し信号判定部13は、親機用インターフェース12に入力した呼び出し信号がナースコール呼び出し信号であるかその他呼び出し信号であるかを識別する。呼び出し報知部14は、呼び出しがあることを報知するためのものである。ここで、呼び出し報知部14は、呼び出しがあることを報知する呼び出し音を出力するスピーカや呼び出しがあることを表示する表示ディスプレイ、呼び出しがあることをLED(Light Emitting Diode)の点灯や点滅などにより報知する表示灯などにより構成されている。具体的には、親機用インターフェース12に入力した呼び出し信号がナースコール呼び出し信号であると呼び出し信号判定部13が判定した場合に、親機用制御部11は、呼び出し報知部14を制御して報知を行わせる。
呼び出し先対応テーブル15は、子機識別情報に対応するナースコール副親機を関連付けて記憶している。換言すると、患者と患者を担当する医療従事者を関連付けて記憶している。また、呼び出し先対応テーブル15は、各ナースコール子機1の子機用制御部2にて生成されるその他呼び出し信号に対応するナースコール副親機を関連付けて記憶している。ここで、その他呼び出し信号に対応するナースコール副親機は、売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23である。
このような場合において、親機用インターフェース12に入力した呼び出し信号がナースコール呼び出し信号であると呼び出し信号判定部13が判定した場合に、親機用制御部11は、呼び出し先対応テーブル15を参照して子機識別情報により医療従事者用ナースコール副親機21を特定する。
また、親機用インターフェース12に入力した呼び出し信号がその他呼び出し信号であると呼び出し信号判定部13が判定した場合に、親機用制御部11は、呼び出し先対応テーブル15を参照して売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23を特定する。
呼び出し履歴記憶部16は、ナースコール子機1による呼び出しの履歴を記憶する。具体的には、親機用制御部11は、医療従事者用ナースコール副親機21、売店用ナースコール副親機22、相談員用ナースコール副親機23の何れのナースコール副親機が呼び出し先であるかを特定し、図示しない時計部から入力した現在時刻情報および子機識別情報により特定される患者を示す患者情報を付加して履歴として履歴記憶部16に記録する。
このように、親機用インターフェース12に入力した呼び出し信号がナースコール呼び出し信号であると呼び出し信号判定部13にて判定した場合には、親機用制御部11は、呼び出し報知部14を動作させて呼び出しを報知しつつ、呼び出し先対応テーブル15を参照して対応する医療従事者用ナースコール副親機21を呼び出す。
一方、親機用インターフェース12に入力した呼び出し信号がその他呼び出し信号であると呼び出し信号判定部13にて判定した場合には、親機用制御部11は、呼び出し報知部14を動作せず、呼び出し先対応テーブル15を参照して売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23を呼び出す。
次に、本実施形態によるナースコールシステムの動作および呼び出し方法を説明する。図2は、本実施形態によるナースコールシステムの動作および呼び出し方法を示すフローチャートである。ここで、本フローチャートは、ナースコール親機10の動作を示す。まず、ナースコール子機1のナースコール呼び出し操作部3が操作されたか否かを親機用制御部11にて調べる(ステップS1)。具体的には、ナースコール呼び出し操作部3が操作されると、子機用制御部2にてナースコール呼び出し信号が生成されて子機用インターフェース5から出力される。そして、親機用インターフェース12に入力したナースコール呼び出し信号は、呼び出し信号判定部13により判定される。この判定結果により、親機用制御部11は、ナースコール子機1にてナースコール呼び出し操作部3が操作されたか否かを調べることができる。
ナースコール呼び出し操作部3が操作されたと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、親機用制御部11は、呼び出し報知部14を動作させて呼び出しの報知を行う(ステップS2)。そして、親機用制御部11は、親機用インターフェース12に入力したナースコール呼び出し信号に含まれる子機識別情報により呼び出し先対応テーブル15を参照して、対応する医療従事者用ナースコール副親機21を呼び出す(ステップS3)。
一方、ナースコール呼び出し操作部3が操作されていないと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、ナースコール子機1のその他呼び出し操作部4が操作されたか否かを親機用制御部11にて調べる(ステップS4)。具体的には、その他呼び出し操作部4が操作されると、子機用制御部2にてその他呼び出し信号が生成されて子機用インターフェース5から出力される。そして、親機用インターフェース12に入力したその他呼び出し信号は、呼び出し信号判定部13により判定される。この判定結果により、親機用制御部11は、ナースコール子機1にてその他呼び出し操作部3が操作されたか否かを調べることができる。
その他呼び出し操作部4が操作されなかったと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS4にてNO)、ステップS1の処理に戻る。一方、その他呼び出し操作部4が操作されたと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS4にてYES)、親機用制御部11は、呼び出し報知部14を動作させず、親機用インターフェース12に入力したその他呼び出し信号に含まれる子機識別情報により呼び出し先対応テーブル15を参照して、売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23を呼び出す(ステップS5)。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ナースコール子機1のナースコール呼び出し操作部3の操作によって医療従事者の呼び出しが行われた場合に、ナースコール親機10の呼び出し報知部14を動作させ、呼び出しを行った患者を担当する医療従事者が携行するナースコール副親機21を呼び出す。また、ナースコール子機1のその他呼び出し操作部4の操作によって医療従事者以外の要員(売店の店員や相談員)の呼び出しが行われた場合に、ナースコール親機10の呼び出し報知部14を動作させず、売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23を呼び出すようにしている。
これにより、ナースコール呼び出し操作部3とその他呼び出し操作部4とが同じナースコール子機1に設けられているので、ナースコール呼び出し動作とその他の呼び出し動作とを類似した操作方法で実現することができる。また、その他の呼び出し動作については、タッチパネル付き表示部などを参照して操作する必要が無い。従って、患者は、ナースコール呼び出し動作を行うための操作と異なる複雑な操作方法を覚えることなく、その他の呼び出し動作を行うことができる。
また、その他呼び出し操作部が操作された場合には、医療従事者以外の要員(売店の店員や相談員)が携行するナースコール副親機22,23のみが呼び出されるので、医療従事者に対してはナースコール呼び出し動作による呼び出しのみが行われる。従って、医療従事者への負担を軽減することができる。また、看護師などの資格を持たない者に患者への対応の一部を任せることができるので、病院などは、人材不足を補うことができる。また、患者は、ナースコール呼び出し操作部3とその他操作部4とを使い分けることにより、医療従事者に気兼ねすることなくナースコールシステムによる呼び出しを行うことができる。
なお、前述した実施形態では、売店用ナースコール副親機22および相談員用ナースコール副親機23を売店の店員および相談員により携行されるものとしているが、これに限定されない。例えば、売店や相談員が駐在する相談員室などに固定して設置されるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、ナースコール呼び出し操作部3とその他呼び出し操作部4とを別々に設けているが、これに限定されない。例えば、一つの呼び出し操作部の操作の仕方(押しボタンを押し込む量や、押しボタンを押す時間、押しボタンを所定時間内に押す回数など)で緊急呼び出しと不急呼び出しとを区別するようにしても良い。また、別途設けた切替えスイッチにより、一つの呼び出し操作部をナースコール呼び出しとその他呼び出しとに切替えるようにしても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、病院などで患者が医療従事者を呼び出すナースコールシステムに有用である。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムの動作および呼び出し方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ナースコール子機
2 子機用制御部
3 ナースコール呼び出し操作部
4 その他呼び出し操作部
5 子機用インターフェース
10 ナースコール親機
11 親機用制御部
12 親機用インターフェース
13 呼び出し信号判定部
14 呼び出し報知部
15 呼び出し先対応テーブル
16 呼び出し履歴記憶部
20 ナースコール副親機用無線装置
21 医療従事者用ナースコール副親機
22 売店用ナースコール副親機
23 相談員用ナースコール副親機

Claims (2)

  1. 患者による操作によって医療従事者を呼び出すためのナースコール呼び出し操作部と、患者による操作によって医療従事者以外の要員を呼び出すためのその他呼び出し操作部と、
    前記ナースコール呼び出し操作部の操作によってナースコール呼び出し信号を生成するとともに前記その他呼び出し操作部の操作によってその他呼び出し信号を生成する子機用制御部と、前記子機用制御部によって生成されたナースコール呼び出し信号およびその他呼び出し信号を外部に出力する子機用インターフェースとを備えたナースコール子機と、
    前記医療従事者によって携行され、前記ナースコール子機からの呼び出しを報知する医療従事者用ナースコール副親機と、
    前記医療従事者以外の要員により携行され、前記ナースコール子機からの呼び出しを報知するその他要員用ナースコール副親機と、
    前記ナースコール呼び出し信号および前記その他呼び出し信号を入力する親機用インターフェースと、前記親機用インターフェースが前記ナースコール呼び出し信号を入力したか前記その他呼び出し信号を入力したかを判定する呼び出し信号判定部と、前記患者からの呼び出しを報知する呼び出し報知部と、前記ナースコール子機と前記ナースコール子機の呼び出しに対応する前記医療従事者用ナースコール副親機とを関連付けて記憶するとともに前記子機用制御部によって生成されるその他呼び出し信号と前記その他要員用ナースコール副親機とを関連付けて記憶する呼び出し先対応テーブルと、前記親機用インターフェースが前記ナースコール呼び出し信号を入力したと前記呼び出し信号判定部にて判定した場合に前記呼び出し先対応テーブルにより特定される前記医療従事者用ナースコール副親機を呼び出すとともに前記呼び出し報知部を動作させ、前記親機用インターフェースが前記その他呼び出し信号を入力したと前記呼び出し信号判定部にて判定した場合に前記呼び出し先対応テーブルにより特定される前記その他要員用ナースコール副親機を呼び出すとともに前記呼び出し報知部を動作させない親機用制御部とを備えたナースコール親機と、
    を有するナースコールシステム。
  2. 前記ナースコール親機が、前記ナースコール呼び出し信号による呼び出しの履歴および前記ナースコール呼び出し信号による呼び出しの履歴を記憶する呼び出し履歴記憶部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
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